JP4444556B2 - 画像形成装置およびその交流電圧調整方法 - Google Patents

画像形成装置およびその交流電圧調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4444556B2
JP4444556B2 JP2002282729A JP2002282729A JP4444556B2 JP 4444556 B2 JP4444556 B2 JP 4444556B2 JP 2002282729 A JP2002282729 A JP 2002282729A JP 2002282729 A JP2002282729 A JP 2002282729A JP 4444556 B2 JP4444556 B2 JP 4444556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
value
period
ideal
voltage value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002282729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004117956A (ja
JP2004117956A5 (ja
Inventor
敦彦 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002282729A priority Critical patent/JP4444556B2/ja
Publication of JP2004117956A publication Critical patent/JP2004117956A/ja
Publication of JP2004117956A5 publication Critical patent/JP2004117956A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4444556B2 publication Critical patent/JP4444556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成装置およびその交流電圧調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成装置は、感光体表面を所定の電位に均一帯電処理する工程を含んでおり、その帯電方法の1つとして、感光体表面にローラ帯電部材(以下、「帯電ローラ」と言う)を当接し、この帯電ローラに、直流高圧に正弦波交流高圧を重畳させた電圧を印加する方法がある。この際、安定した帯電を得るためには、放電電流量を所定値以上にすると良いことが経験的に判っている。
【0003】
図8は、帯電ローラに印加される交流高圧の電圧と電流の波形を示す図である。
【0004】
同図において、正弦波交流高圧Voを帯電ローラに印加すると、この交流高圧Voと同位相の電流、すなわち帯電ローラと感光ドラム間の抵抗性負荷に流れる抵抗負荷電流Izrと、交流高圧Voより90°位相が進んだ電流、すなわち帯電ローラと感光ドラム間の容量性負荷に流れる容量負荷電流Izcと、交流高圧Voの電圧振幅ピーク時にパルス的に流れる電流、すなわち帯電ローラと感光ドラム間の放電電流Isとが流れ、そのトータル電流は、電流Ioとなる。
【0005】
なお、電流Imは、帯電ローラから高圧電源に引き込まれる交流電流を検出した場合の検出電流波形である。
【0006】
図9は、感光ドラムに流れる電流と高圧AC電圧との関係を示す図である。
【0007】
同図において、出力電圧の振幅を徐々に上げて行くと、一定電圧振幅以下では電圧振幅と出力電流はほぼ比例して上昇して行く。これは、抵抗負荷電流Izrと容量負荷電流Izcは電圧振幅に比例し、かつ電圧振幅が小さいために放電現象が発生せず、放電電流Isが流れないからである。
【0008】
さらに、出力電圧振幅を大きくして行くと、所定電圧振幅Vasで放電が始まり、トータル出力電流Ioも比例関係から外れ、放電電流Is分だけ多く流れるようになる。
【0009】
従来は、ピーク電流を一定に制御することで、放電電流量を一定にして、安定した感光体電位が得られるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
図10は、この従来の制御回路の構成を示す電気回路図であり、同図には、感光ドラム101および帯電ローラ102も記載されている。
【0011】
高圧電源部103は、プリンタ制御部104にあるCPU105からのクロックパルスを受けると、プルアップ抵抗106およびベース抵抗107を介してトランジスタ108がスイッチング動作し、プルアップ抵抗109およびダイオード110を介して接続されているオペアンプ111の出力に応じた振幅のクロックパルスを発生する。この振幅が大きいと、高圧トランス112に入力される正弦波の駆動電圧振幅も大きくなり、結果として交流電圧振幅も大きくなる。
【0012】
CPU105からのクロックパルスは、抵抗113〜123と、コンデンサ124〜129と、オペアンプ130および131とによって構成される、4次のバタワースフィルタおよび1次のハイパスフィルタからなるフィルタ回路132に入力され、該フィルタ回路132からは+12Vを中心とした正弦波が出力される。
【0013】
この出力は、抵抗133〜138と、コンデンサ139と、トランジスタ140〜142と、ツェナーダイオード143とによって構成される、プッシュプルの高圧トランスドライブ回路144を介して、高圧トランス112の一次巻線に入力され、二次巻線側に正弦波の交流高圧が発生する。
【0014】
また、高圧トランス112の二次巻線側の一方は、抵抗145を介して直流高圧発生回路146に接続され、直流高圧に交流高圧が重畳された高圧が、出力保護抵抗147を介して帯電ローラ102に給電されている。
【0015】
抵抗150および153と、コンデンサ149および152と、ダイオード151および154とによって構成される回路148は、ピーク電流検出回路であるが、その中のコンデンサ149は、直流電流を分離するための高圧コンデンサであり、この高圧コンデンサ149を介して電流モニタ用の抵抗150を接続することにより、帯電ローラ102から直流高圧発生回路146へ引き込まれる電流を検出する。この検出電圧のピーク電圧をダイオード151とコンデンサ152でホールドすることによりピーク電流値を検出する。抵抗153は、コンデンサ152の放電抵抗である。また、ダイオード154は、電流吐き出し時の保護用ダイオードである。
【0016】
そして、帯電ローラ102から引き込まれる電流値を所定の値に制御するために、ピーク電流検出回路148の出力をオペアンプ111の−端子に入力するとともに、抵抗155および156からなる基準電圧をオペアンプ111の+端子に入力し、オペアンプ111の出力端子をダイオード110を介してトランジスタ108のエミッタに接続することにより、前記フィルタ回路132に入力されるクロックパルスの振幅を制御している。
【0017】
【特許文献1】
特開2001−201922号公報(第2項、第3図)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の画像形成装置では、帯電ローラの特性のバラツキ、一定期間使用後のその特性の劣化、トナーによる帯電ローラの汚れ、感光ドラムの特性のバラツキ、およびその特性の劣化により、帯電交流バイアスの電圧波形自体に歪みが生じ、ピーク電流量と放電電流量の特性に誤差が生じてしまい、その結果、各画像形成装置の機械間や、使用初期時と一定期間の使用後における、印刷画像の差異を無くすることが非常に困難なので、印刷画像の差異が生じないように各部材の特性を厳しく管理する必要があった。また、使用状態にかかわらず画像状態を一定とするために、帯電ローラや感光ドラムの寿命を短めに設定するようにしていた。
【0019】
本発明は、この点に着目してなされたものであり、帯電ローラや感光ドラムの特性のバラツキおよび経時変化に起因する印刷画像の差異を抑制し、安定した画像品質を維持することが可能となる画像形成装置およびその交流電圧調整方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置は、被帯電部材と、前記被帯電部材を帯電する帯電部材と、前記帯電部材に印加する交流電圧を生成する交流電圧生成手段と、前記交流電圧生成手段から前記帯電部材に印加された交流電圧を検出する交流電圧検出手段と、前記交流電圧生成手段に対してPWM信号を出力することによって前記交流電圧生成手段によって生成される交流電圧を制御する電圧制御手段とを有し、前記電圧制御手段は、前記交流電圧検出手段によって検出された前記交流電圧を時分割して、時分割したそれぞれの期間において前記交流電圧を変換処理した電圧値と理想電圧値とを比較して、比較の結果、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値とが異なる交流電圧歪み発生期間において、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値との差分を求め、求めた差分に基づいて前記交流電圧歪み発生期間の次の期間における前記PWM信号のデューティを調整することを特徴とする。
【0030】
上記目的を達成するため、請求項に記載の画像形成装置の交流電圧調整方法は、PWM信号を出力して交流電圧を生成し、前記交流電圧を、被帯電部材を帯電させる帯電部材に印加する電圧印加工程と、前記電圧印加工程により前記帯電部材に印加された前記交流電圧を検出する電圧検出工程と、前記電圧検出工程により検出された前記交流電圧を時分割して、時分割したそれぞれの期間において前記交流電圧を変換処理した電圧値と理想電圧値とを比較して、比較の結果、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値とが異なる交流電圧歪み発生期間において、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値との差分を求め、求めた差分に基づいて前記交流電圧歪み発生期間の次の期間における前記PWM信号のデューティを調整する信号調整工程とを有することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0035】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を適用したレーザビームプリンタ(以下、「レーザプリンタ」と言う)100の概略構成図である。
【0036】
同図に示すように、レーザプリンタ100は、記録紙Pを収納するデッキ101を有し、デッキ101内の記録紙Pの有無を検知するデッキ紙有無センサ102、デッキ101内の記録紙Pのサイズを検知する紙サイズ検知センサ103、デッキ101から記録紙Pを繰り出すピックアップローラ104、前記ピックアップローラ104によって繰り出された記録紙Pを搬送するデッキ給紙ローラ105、および該デッキ給紙ローラ105と対をなし、記録紙Pの重送を防止するためのリタードローラ106が設けられている。
【0037】
そして、デッキ給紙ローラ105の下流には、デッキ101からの給紙搬送状態を検知する給紙センサ107、さらに下流へと記録紙Pを搬送するための給紙搬送ローラ108、記録紙Pを同期搬送するレジストローラ対109、および該レジストローラ対109への記録紙Pの搬送状態を検知するレジ前センサ110が配設されている。
【0038】
また、レジストローラ対109の下流には、レーザスキャナ部111からのレーザ光に基づいて感光ドラム69上にトナー像を形成するプロセスカートリッジ112、感光ドラム69上に形成されたトナー像を記録紙P上に転写するためのローラ部材(以下、「転写ローラ」と言う)113、および記録紙P上の電荷を除去し、感光ドラム69からの分離を促進するための放電部材(以下、「除電針」と言う)114が配設されている。
【0039】
さらに、除電針114の下流には、搬送ガイド115、記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着するために、内部に加熱用のハロゲンヒータ116を備えた定着ローラ117と加圧ローラ118対、定着ローラ117からの搬送状態を検知する定着排紙センサ119、および定着ローラ117から搬送されてきた記録紙Pを排紙部に搬送するための搬送フラッパ120が配設されており、排紙部側の下流には、排紙部の紙搬送状態を検知する排紙センサ121、および記録紙Pを排紙する排紙ローラ対122が配設されている。
【0040】
また、前記スキャナ部111は、後述する外部装置から送出される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット129、レーザユニット129からのレーザ光を感光ドラム69上に走査するためのポリゴンミラー130と、スキャナモータ131、結像レンズ群132および折り返しミラー133により構成されている。
【0041】
そして、前記プロセスカートリッジ112は、電子写真プロセスに必要な感光ドラム69、帯電部材である帯電ローラ68、現像ブレード134およびトナー格納容器135等を具備しており、レーザプリンタ100に対して着脱可能に構成されている。
【0042】
また、高圧電源部3は、後述する帯電高圧回路の他に、現像ブレード134、転写ローラ113および除電針114に所望の電圧を給電する高圧回路を有している。
【0043】
さらに、レーザプリンタ100を制御するプリンタ制御部1は、RAM2a、ROM2b、タイマ2c、シリアルコミニュケーションインターフェイス2dおよびデジタル入出力ポート(以下、「I/Oポート」と言う)2e等を具備したMPU(マイクロコンピュータ)2、および各種入出力制御回路(図示せず)等で構成され、インターフェイス(図示せず)を介して、パーソナルコンピュータ等の外部装置(図示せず)に接続されている。
【0044】
図2は、高圧電源部3の回路構成を示す電気回路図であり、同図には、プリンタ制御部1、感光ドラム69および帯電ローラ68も記載されている。
【0045】
同図において、プリンタ制御部1は、RAM2a、ROM2b、タイマ2c、シリアルコミニュケーションインターフェイス(SCI)2dおよびデジタルI/Oポート2eから構成されるCPU2を有しており、レーザプリンタ100の全ての制御を行う。
【0046】
プリンタ制御部1と高圧電源部3とは、シリアルクロック(SCK)線4、デジタル入力データ(DI)線5およびデジタル出力データ(Do)線6の3本の信号線を介して接続されており、高圧電源部3に対する各種制御は、全てこの3本の信号線を介して実行される。
【0047】
高圧電源部3は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)7、DC(直流)高圧発生回路49、高圧AC(交流)トランス47、フィルタ回路15、ドライバ回路35、出力電圧検出回路、PWMフィルタおよびオペアンプなどにより構成されている。
【0048】
なお、本実施の形態では、DSPが実行する制御は、帯電交流出力に限定しているが、それは説明の便宜上そうしているに過ぎず、DSP7は、実際にはこれに限らず、その他のバイアス制御や電流検出なども行っている。
【0049】
レーザプリンタ100が印刷動作を開始し、プリンタ制御部1内のCPU2からSCI2dを介して、高圧電源部3に帯電出力発生命令が出力されると、DSP7は、設定すべき電圧値、周波数および波形情報を判断して、高圧電源部3の動作を開始する。
【0050】
まず、DSP7は、PWM2出力から、CPU2から指示された周波数の交流出力を生成するための基準となるPWM信号を発生し出力する。DSP2から出力されたPWM信号は、3.3V電圧にプルアップされた抵抗11、および抵抗12に供給される。抵抗12のもう一方の端子は、トランジスタ13のベースに接続される。トランジスタ13のエミッタはグランドに接続され、トランジスタ13のコレクタは抵抗14に接続され、さらにバターワース4次ローパスフィルタ部(以下、「フィルタ部」と略して言う)15に入力される。
【0051】
フィルタ部15は、オペアンプ21および27と、抵抗17〜19,22,23,25,26,30および31と、コンデンサ20,24,28および29とにより構成され、PWM信号を帯電AC出力波形と同様な波形に整形する。
【0052】
本実施の形態では、DSP7のPWM2の基本周波数は、16KHzに設定してあり、フィルタ部15のカットオフ周波数は、約6KHzに設定してある。PWM2出力は、一周期を16分割してそれぞれの時間軸でのパルス幅が正弦波となるように設定されているために、フィルタ部15によってフィルタリングされた出力波形は正弦波となる。このフィルタ部15によって生成される正弦波は、抵抗33および34で分圧される電位を中心に、その振幅が与えられる。この正弦波信号は、ドライブ回路部35によって電力増幅され、ACトランス47の一次側巻線を駆動することにより、ACトランス47の二次側巻線出力に正弦波高圧AC出力が現れる。ACトランス47の二次側巻線の他の一方は、DC高圧発生回路49の出力側に接続されており、DC高圧バイアスが乗畳され、帯電ローラ68により感光ドラム69を所定バイアスに帯電する。
【0053】
高圧AC出力電圧は、コンデンサ50を介して、ダイオード51および52と、コンデンサ53と、ブリーダ抵抗54とにより構成される整流回路により直流電圧とされ、抵抗55〜57により低電圧にされた後、オペアンプ66の反転入力端子(−)に供給される。一方、オペアンプの非反転入力端子(+)には、DSP7のPWM1出力を、抵抗63および64と、トランジスタ62と、コンデンサ64とにより構成されるローパスフィルタにて直流電圧とされた制御電圧が印加されている。オペアンプ66は、この非反転入力端子(+)に印加されている電圧と反転入力端子(−)に印加される電圧とが同電圧になるように、出力端子電圧を変動させる。すなわち、DSP7のPWM1出力電圧を適切に設定することにより、高圧AC出力電圧を正しく制御することが可能となる。
【0054】
高圧コンデンサ50は、コンデンサ58および59と、抵抗60および61とにより構成される分圧回路に接続されており、この分圧回路の出力は、DSP7のアナログ−デジタル変換回路入力端子ADC1に入力される。分圧回路の分圧比は、抵抗60,61およびコンデンサ58,58の抵抗および容量比で決定される。DSP7は、端子ADC1から入力された信号の周期を、高圧AC周波数生成用信号PWM2周期分の1以上の整数倍として検出する。ここで、DSP7は、水晶発振子8と、コンデンサ9および10とにより規定される、たとえば20MHzの周波数で動作している。
【0055】
図3は、高圧AC出力電圧および検出電圧、すなわち、図2のDSP7のPWM2出力波形およびADC1入力端子電圧波形を示す図である。
【0056】
高圧電源部3が動作を開始すると、DSP7のPWM2出力端子からは、正弦波信号を生成するためのパルス信号201が出力される。このパルス信号201は、図2のフィルタ回路15によって波形整形されて、正弦波信号となり、トランス47を駆動して、正弦波出力電圧が出力される。この出力電圧は、前記抵抗60,61およびコンデンサ58,59により分圧され、DSP7のADC1入力端子に入力される。DSP7のADC1入力端子に入力された電圧202は、DSP7のPWM出力周期の1/2の時間でデジタル値に変換され、DSP7内部に取り込まれる。負荷のバラツキや、耐久が進んだ場合などは、高圧AC出力波形に歪みが生ずることがある。高圧AC出力波形に歪みを生じた場合には、DSP7のADC1入力端子電圧は、図3中、検出電圧の実線部のように歪みを含んだ波形となる。ここで、図3中、破線は理想的な波形を示している。
【0057】
以下、DSP7での信号の処理動作を、図3のサンプリング回数5回目を例に取って説明する。
【0058】
DSP7は、n周期目のサンプリング回数5回目の理想電圧値Vstdと実検出電圧Vsnsとの電圧値の差分を算出して、図4に示すように、n+1周期目のサンプリング回数5回目に相当する箇所のPWM2出力幅を可変する。n周期目の5サンプリング目のPWM2の“H”幅デューティが88%であり、このときの検出電圧Vsnsが規定値(理想電圧値)に比較して5%大きく検出されたとすると、DSP7は、次の周期n+1回目の5サンプリングに対応するDSP7のPWM2出力の“H”幅デューティを88%から5%減じた83%として出力する。
【0059】
なお、本実施の形態では、このときに減ずるデューティを5%としているが、これに限らず、ある一定の比率Kを乗算した値でPWM2出力のデューティを可変してもよい。
【0060】
このようにして、本実施の形態では、負荷変動、負荷バラツキおよび高圧AC出力回路バラツキによる高圧AC出力の波形の歪みを修正することが可能となる。
【0061】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置を適用したレーザプリンタを説明する。
【0062】
本実施の形態のレーザプリンタは、前記第1の実施の形態のレーザプリンタと同様のハードウェアを用いて実現できるので、前記図1および図2をそのまま用いることにする。本実施の形態のレーザプリンタは、前記第1の実施の形態のレーザプリンタに対して、ADC1入力端子に入力される電圧をDSP7にて、複数回数サンプリングを行い、このサンプリング結果により次周期のPWM幅の可変量を決定する点が異なっている。
【0063】
図5は、高圧AC出力電圧および検出電圧、すなわちDSP7のPWM2出力波形およびADC1入力端子電圧波形を示す図であり、同図には、サンプリング回数が5セット目に高圧AC電圧波形に電圧値が大きい方向に歪んだ場合が図示されている。
【0064】
同図に示すように、高圧AC出力電圧波形に前記第1の実施の形態で説明したような波形歪みが生じた場合には、ADC1入力端子には、実線で示すように、高圧AC出力電圧に相当する検出電圧波形が現れる。
【0065】
DSP7は、ADC1入力端子の入力電圧を各サンプリングセットにて3回サンプリングを実行して(本実施の形態では、3回と規定したが、これに限らず、3回以外の複数回であってもよい)、サンプリング値の平均値を算出して正常時にとるべき値Vstdとの差分を算出する。その後、検出値を平均したものと正常時のとるべき検出電圧Vstdとの差分に基づいて、サンプリングセット6回目に相当する箇所のPWM2出力のPWM値を変更する。
【0066】
サンプリングセット5回目における検出電圧Vsnsの平均値が検出電圧Vsnsの93%電圧であり、正常時の検出電圧は88%であるとすると、その差分は5%となる。DSP7はこの差分を保持し、次のサンプリングセットに対応する位置でのPWM2出力を正常時の値から5%減じた値として出力する。すなわち、6サンプリングセットに対応するPWM2出力幅は93%であるために、93%から5%を減じた値である88%をPWM2出力とする。
【0067】
このように、本実施の形態では、複数回サンプリングを実行するようにしたので、突発的なノイズ混入による過度な制御をかけることがなくなる。
【0068】
さらに、差分による次のサンプリングセットに対応するPWM幅制御に一定の範囲(たとえば±8%)を設けることにより、急激な高圧AC出力電圧制御を実行し、急激な感光体電位変化を誘発し画像不良を発生させてしまう可能性も回避できる。
【0069】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を適用したレーザプリンタを説明する。本実施の形態のレーザプリンタは、前記第1および第2の実施の形態のレーザプリンタに対して、高圧電源部3′の回路構成のみが異なっているので、図2の回路に代えて、図6の回路を用い、図1のハードウェアはそのまま用いることにする。なお、図6中、図2と同様の要素には同一記号を付し、その説明は省略する。
【0070】
本実施の形態の特徴は、高圧ACトランス47で出力された高圧ACバイアスにより帯電ローラ68および感光ドラム69に電流が流れるが、この感光ドラム69に流れる交流電流波形に基づいて高圧AC出力電圧波形制御信号であるDSP7のPWM2出力を可変することにある。
【0071】
図7は、感光ドラム69に流れる電流と高圧AC電圧との関係を示す図である。
【0072】
同図に示すように、高圧AC出力電圧振幅が放電開始電圧Vasよりも小さい場合には、非放電領域に示すとおり直線的に出力電流が増加する。放電開始電圧Vasを超える高圧AC出力電圧を印加した場合には、この直線性が崩れ、指数関数的に出力電流(ドラム電流)が増加する。
【0073】
本実施の形態では、図7中の非放電領域における出力電流波形をDSP7のADC2入力端子にて検出して、高圧AC出力電圧波形を整形する方法について説明を進める。
【0074】
前記図8に示したように、非放電領域においては、高圧AC出力電圧に対して90度位相が進んだ正弦波形の電流が流れる。放電領域においては非放電領域に流れている電流に放電電流が加わるために図示するような電流波形となる。
【0075】
このために、本実施の形態では、印字動作開始時の放電開始電圧以下の電圧を感光ドラム69に印加して、そのときの感光ドラム69の電流を検知して、前記第1および第2の実施の形態と同様の処理を行い、DSP7のPWM2出力を可変して歪みの少ない電流波形を得られるようにする。
【0076】
図6において、高圧トランス47の高圧AC電圧出力がアクティブになっている場合に、この高圧ACトランス47への帰還電流を測定する回路構成となっている。トランス47への帰還電流は、コンデンサ80により抵抗81を経過してAC成分のみ流れる。トランス47への帰還電流は、抵抗81により電流−電圧変換され、抵抗84,85,87,90および92と、オペアンプ86および89とダイオード83,88および91とによって構成される全波整流回路によりDSP7のADC2端子に入力される。DSP7は、検出される電流波形を検知し、その理論値との比較計算を行って、その差分を算出し、算出された差分に基づいて、n+1周期目の同位相箇所のPWM値を変更する。このような制御を1回若しくは複数回実行して、理想的な検出波形が得られるようにPWM2出力を制御して、このPWM2の設定に基づき印字動作時に、放電開始電圧以上の電圧値を感光ドラムに印加する。これにより均一な感光ドラム表面電位を設定可能となり、画像品質が向上する。
【0077】
PWM2の設定値に関しては、各ステップの設定を算出回数にて平均して印字時のPWM値としている。
【0078】
また、DSPなどの高速処理可能な素子を使用して波形検出および計算を実行するために、検出した波形を実効値、平均値、ピーク値などに変換することを高速で処理可能となり、この情報をCPUに通知することも可能となる。このときの通信についても、特殊な信号線を必要とせずに、シリアル通信でまかなえるために余計なコストをかけずに高圧出力の制御および各種状況の把握が可能となる。
【0079】
なお、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
【0082】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、感光ドラムである被帯電部材と、該被帯電部材表面に具備された帯電ローラ等に代表される帯電部材の特性のバラツキおよび経時変化(汚れ、ドラム削れ)に起因する帯電交流電圧波形の歪みを細かく検出し、理想波形との差を算出し、算出された差分情報に基づいて、帯電交流電圧波形を生成するPWM信号を細かに可変するようにしたので、帯電交流電圧波形を理想波形に近づけることが可能となる。
【0085】
すなわち、感光ドラムを一定電位に帯電させるための帯電交流電圧の乱れがなくなり、感光ドラムが均一に帯電されることになる。
【0086】
したがって、感光ドラム、帯電ローラのバラツキおよび経時変化による画像への影響を最小限に抑えることができ、安定した画像品質を継続して維持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を適用したレーザプリンタの概略構成図である。
【図2】図1の高圧電源部の回路構成を示す電気回路図である。
【図3】図2のDSPのPWM2出力波形およびADC1入力端子電圧波形を示す図である。
【図4】PWM制御の方法を説明するための図である。
【図5】第2の実施の形態における、DSPのPWM2出力波形およびADC1入力端子電圧波形を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を適用したレーザプリンタの高圧電源部の回路構成を示す電気回路図である。
【図7】図6の感光ドラムに流れる電流と高圧AC電圧との関係を示す図である。
【図8】帯電ローラに印加される交流高圧の電圧と電流の波形を示す図である。
【図9】従来の画像形成装置の感光ドラムに流れる電流と高圧AC電圧との関係を示す図である。
【図10】従来の画像形成装置の制御回路の構成を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 プリンタ制御部
2 MPU,CPU
2a RAM
2b ROM
2c タイマ
2d シリアルコミニュケーションインターフェイス
2e デジタル入出力ポート
3 高圧電源部
4 シリアルクロック線
5 ジタル入力データ線
6 デジタル出力データ線
7 デジタルシグナルプロセッサ
15 フィルタ回路
35 ドライバ回路
49 DC高圧発生回路
47 高圧ACトランス
68 帯電ローラ
69 感光ドラム
100 レーザビームプリンタ
101 デッキ
102 デッキ紙有無センサ
103 紙サイズ検知センサ
104 ピックアップローラ
105 デッキ給紙ローラ
106 リタードローラ
107 給紙センサ
108 給紙搬送ローラ
109 レジストローラ対
110 レジ前センサ
111 レーザスキャナ部
112 プロセスカートリッジ
113 転写ローラ
114 除電針
115 搬送ガイド
116 ハロゲンヒータ
117 定着ローラ
118 加圧ローラ
119 定着排紙センサ
120 搬送フラッパ
121 排紙センサ
122 排紙ローラ対
129 レーザユニット
130 ポリゴンミラー
131 スキャナモータ
132 結像レンズ群
133 折り返しミラー
134 現像ブレード
135 トナー格納容器

Claims (7)

  1. 被帯電部材と、
    前記被帯電部材を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に印加する交流電圧を生成する交流電圧生成手段と、
    前記交流電圧生成手段から前記帯電部材に印加された交流電圧を検出する交流電圧検出手段と、
    前記交流電圧生成手段に対してPWM信号を出力することによって前記交流電圧生成手段によって生成される交流電圧を制御する電圧制御手段と
    を有し、
    前記電圧制御手段は、前記交流電圧検出手段によって検出された前記交流電圧を時分割して、時分割したそれぞれの期間において前記交流電圧を変換処理した電圧値と理想電圧値とを比較して、比較の結果、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値とが異なる交流電圧歪み発生期間において、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値との差分を求め、求めた差分に基づいて前記交流電圧歪み発生期間の次の期間における前記PWM信号のデューティを調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電圧制御手段は、前記交流電圧を時分割したそれぞれの期間において交流圧を複数回サンプリングし、サンプリングした交流電圧を変換処理して得られた複数の電圧値を平均処理した電圧値と前記理想電圧値とを比較することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電圧制御手段は、DSPであって、
    前記DSPは、前記交流電圧を時分割して、時分割しそれぞれの期間において交流圧をデジタル値として変換処理して、変換処理したデジタル値で前記差分を演算することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被帯電部材は、感光ドラムであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  5. 前記帯電部材は、前記被帯電部材に当接させたローラ帯電部材であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. PWM信号を出力して交流電圧を生成し、前記交流電圧を、被帯電部材を帯電させる帯電部材に印加する電圧印加工程と、
    前記電圧印加工程により前記帯電部材に印加された前記交流電圧を検出する電圧検出工程と、
    前記電圧検出工程により検出された前記交流電圧を時分割して、時分割したそれぞれの期間において前記交流電圧を変換処理した電圧値と理想電圧値とを比較して、比較の結果、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値とが異なる交流電圧歪み発生期間において、前記変換処理した電圧値と前記理想電圧値との差分を求め、求めた差分に基づいて前記交流電圧歪み発生期間の次の期間における前記PWM信号のデューティを調整する信号調整工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の交流電圧調整方法。
  7. 前記信号調整工程は、前記交流電圧を時分割したそれぞれの期間において交流圧を複数回サンプリングし、サンプリングした交流電圧を変換処理して得られた複数の電圧値を平均処理した電圧値と前記理想電圧値とを比較することを特徴とする請求項に記載の交流電圧調整方法。
JP2002282729A 2002-09-27 2002-09-27 画像形成装置およびその交流電圧調整方法 Expired - Fee Related JP4444556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282729A JP4444556B2 (ja) 2002-09-27 2002-09-27 画像形成装置およびその交流電圧調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282729A JP4444556B2 (ja) 2002-09-27 2002-09-27 画像形成装置およびその交流電圧調整方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004117956A JP2004117956A (ja) 2004-04-15
JP2004117956A5 JP2004117956A5 (ja) 2005-10-27
JP4444556B2 true JP4444556B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=32276800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002282729A Expired - Fee Related JP4444556B2 (ja) 2002-09-27 2002-09-27 画像形成装置およびその交流電圧調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4444556B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4274252B2 (ja) 2007-01-24 2009-06-03 株式会社デンソー Pwm出力型センサ回路
JP5338130B2 (ja) * 2008-05-12 2013-11-13 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器
JP5282580B2 (ja) * 2009-01-14 2013-09-04 株式会社リコー 高圧ac電源装置、帯電装置、画像形成装置およびカラー画像形成装置
JP7010134B2 (ja) 2018-05-08 2022-02-10 株式会社リコー 画像形成装置、及び画像形成方法
JP7107007B2 (ja) 2018-06-13 2022-07-27 株式会社リコー 駆動装置、駆動方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004117956A (ja) 2004-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5247908B2 (ja) 電源、制御回路、画像形成装置の電源
JP4720612B2 (ja) 電力供給装置及び画像形成装置
US7579749B2 (en) Power supply device and image forming apparatus using the power supply device
JP4444556B2 (ja) 画像形成装置およびその交流電圧調整方法
US20050111869A1 (en) Charge voltage control circuit and image forming apparatus
JP4763990B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置に用いられる高圧電源装置
JP2007043891A (ja) 電源装置と前記電源装置を用いる画像形成装置
JP3332407B2 (ja) 画像形成装置
US10747158B2 (en) Distinction of causes of errors in image forming apparatus
JP2006204016A (ja) 高圧電源装置および画像形成装置
JP2008224861A (ja) 画像形成装置及び圧電トランス式高圧電源装置
US20070013409A1 (en) Digitally controlled high-voltage power supply and method therefor
US9086646B2 (en) Image forming apparatus that corrects developing bias voltage
JP4343508B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP6671879B2 (ja) 高圧電源装置及び画像形成装置
JP2007011087A (ja) 電源装置、画像形成装置
JP4266787B2 (ja) 帯電電圧制御回路及び画像形成装置
JP2001296720A (ja) 画像形成装置
JP2001201922A (ja) 放電電流制御装置及び放電電流制御方法、並びに該制御装置を備えた画像形成装置
JP4981323B2 (ja) 画像形成装置の電源
JP2008099372A (ja) 画像形成装置及び圧電トランス式高圧電源装置
JP2004085902A (ja) 画像形成装置
JP2007133038A (ja) 画像形成装置とその制御方法、及びカートリッジ、カートリッジに搭載される記憶装置
JP4590250B2 (ja) 高圧電源装置
JP2001117325A (ja) 帯電装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050902

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060415

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees