JP4442915B1 - 省エネシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施例の省エネシステムにおいては、複数の空調装置の総電力使用量が目標値を超過しそうになった場合、一部の空調装置について所定時間にわたり省エネ制御することが可能である。当該構成とすることによって、省エネ制御される空調装置の利用者は所定時間にわたり省エネモードを体感するが、制御装置に省エネ対策を任せることができず、省エネ行動に対する意識が向上しやすくなる。また、省エネ操作を行うべき人を明示的に選出することにより、選出された人は省エネ操作を行おうとする意思が否応なく働くことになり、自然と省エネ意識も向上することになる。
【選択図】図1
Description
本実施例の省エネシステムにおいては、複数の空調装置の総電力使用量が目標値を超過しそうになった場合、一部の空調装置について所定時間にわたり省エネ制御することが可能である。当該構成とすることによって、省エネ制御される空調装置の利用者は所定時間にわたり省エネモードを体感するが、当該制御は一部の空調装置に対するものであり、またその制御も所定時間に限られているため、空調装置の利用者は制御装置に省エネ対策を任せることができず、省エネ行動に対する意識が向上しやすくなる。
図1は、本実施例の省エネシステムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「省エネシステム」0100は、室外機と室内機とからなる複数の「空調装置」0101(A〜D)と、その複数台分の電力使用量を「電力計」0102を介して監視して一部の空調装置の室外機のON/OFF動作を制御可能な「制御装置」0103とからなる。
図2は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」0200は、「総電力使用量取得部」0201と「目標デマンド値保持部」0202と「総電力使用量予測部」0203と「制御部」0204と「時間保持部」0205を有する。
図3は、上記制御装置の機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、構成の一例を表す概略図である。この図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
図4は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0401では、全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する。次にステップS0402では、取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS0403では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS0404に移行する。ここでの判断が超過していないとの判断である場合はステップS0401に戻る。ステップS0404では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、全空調装置の中の一部の空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする。
本実施例の省エネシステムにより、省エネ制御される空調装置の利用者は所定時間にわたり省エネモードを体感するが、当該制御は一部の空調装置に対するものであり、またその制御も所定時間に限られているため、空調装置の利用者は制御装置に省エネ対策を任せることができず、省エネ行動に対する意識が向上しやすくなる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、省エネモードを体感した後になお電力使用量が目標値を超過しそうな場合は、空調装置の利用者に対して空調装置に対する省エネ操作を促すための報知をすることが可能であるため、さらに省エネ意識を高めることが可能になる。
本実施例の「省エネシステム」は、実施例1の図1で示したように、室外機と室内機とからなる複数の「空調装置」と、その複数台分の電力使用量を「電力計」を介して監視して一部の空調装置の室外機のON/OFF動作を制御可能な「制御装置」とからなる。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は省エネ体感モードが終了した後になお空調装置の総電力使用量が目標値よりも多くなると予測される場合は空調装置の利用者に対して省エネ操作を促すための報知をすることが可能である。
図6は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0601では、全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する。次にステップS0602では、取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS0603では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS0604に移行する。ここでの判断が超過していないとの判断である場合はステップS0601に戻る。ステップS0604では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、全空調装置の中の一部の空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする。次にステップS0605では、所定時間のOFF制御が終了した後の一定の時間内に近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS0606では、ステップS0605で予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS0607に移行する。ここでの判断が超過しないとの判断である場合は、処理を終了する。ステップS0607では、空調装置の利用者に対して空調装置に対する省エネ操作を促すための報知をする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、省エネモードを体感した後になお空調装置の総電力使用量が目標値を超過しそうな場合は、空調装置の利用者に対して省エネ操作を促すための報知をすることが可能である。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、室外機をOFF制御している場合にその旨を表示出力することが可能であるため、空調装置の利用者は送風モードによる風や室温の変化等で省エネモードを体感するだけでなく、省エネモードに移行していることを視覚的に認識することが可能になり、より省エネ意識が高まることになる。
図7は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」0700は、「総電力使用量取得部」0701と「目標デマンド値保持部」0702と「総電力使用量予測部」0703と「制御部」0704と「時間保持部」0705と「省エネ表示出力部」0706を有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「省エネ表示出力部」について説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は室外機をOFF制御している場合にその旨を表示することが可能である。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れは基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、本実施例の省エネシステムでは、制御装置が室外機をOFF制御している際にその旨を表示する処理を行うことを特徴とする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、一部の空調装置が送風状態になっていることを空調装置の利用者が肌で感じるだけでなく、視覚的にも認識可能になるため、省エネ意識をさらに高めることが可能になる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、室外機をOFF制御している場合にその旨を音声出力することが可能であるため、一部の空調装置の利用者は送風状態になっていることを肌で感じるだけでなく、聴覚的にも認識可能になるため、省エネ意識をさらに高めることが可能になる。
図8は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」0800は、「総電力使用量取得部」0801と「目標デマンド値保持部」0802と「総電力使用量予測部」0803と「制御部」0804と「時間保持部」0805と「省エネ音声出力部」0806を有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「省エネ音声出力部」について説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は室外機をOFF制御している場合にその旨を音声出力することが可能である。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れは基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、本実施例の省エネシステムでは、制御装置が室外機をOFF制御している際にその旨を音声出力する処理を行うことを特徴とする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、一部の空調装置が送風状態になっていることを空調装置の利用者が肌で感じるだけでなく、聴覚的にも認識可能になるため、省エネ意識をさらに高めることが可能になる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、OFF制御すべき空調装置を最も過去にOFF制御された順に選択していくことが可能である。これにより、各空調装置の利用者は平等に省エネモードを体感することが可能になり、省エネ意識を共有することが可能になる。
図9は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」0900は、「総電力使用量取得部」0901と「目標デマンド値保持部」0902と「総電力使用量予測部」0903と「制御部」0904と「時間保持部」0905と「省エネ制御履歴保持部」0906を有し、制御部は「履歴順選択手段」0907を有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「省エネ制御履歴保持部」と「履歴順選択手段」について説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は空調装置ごとのOFF制御の履歴を保持し、空調装置のうち最も過去にOFF制御された順に新たにOFF制御すべき空調装置を選択することが可能である。
図12は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1201では、全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する。次にステップS1202では、取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS1203では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS1204に移行する。ここでの判断が超過していないとの判断である場合はステップS1201に戻る。ステップS1204では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、省エネ制御履歴のうち最も過去にOFF制御された空調装置の順にOFF制御する空調装置を選択する。次にステップS1205では、ステップS1204で選択された空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、空調装置の中から新たにOFF制御すべき空調装置を最も過去にOFF制御された順に選択していくため、各空調装置の利用者は平等に省エネモードを体感することになり、省エネ意識を共有することが可能になる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、全空調装置の中からOFF制御する制御装置を電力使用量の多い順に選択していくことが可能である。これにより、電力使用量の多い空調装置の利用者について重点的に省エネモードを体感させることが可能になり、省エネ意識の底上げをすることが可能になる。
図13は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」1300は、「総電力使用量取得部」1301と「目標デマンド値保持部」1302と「総電力使用量予測部」1303と「制御部」1304と「時間保持部」1305を有し、制御部は「使用量順選択手段」1306を有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「使用量順選択手段」について説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は全空調装置の中からOFF制御する空調装置を電力使用量の多い順に選択していくことが可能である。
図14は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1401では、全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する。次にステップS1402では、取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS1403では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS1404に移行する。ここでの判断が超過していないとの判断である場合はステップS01に戻る。ステップS1404では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、電力使用量の多い順にOFF制御する空調装置を選択する。次にステップS1405では、ステップS1404で選択された空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、制御装置が新たにOFF制御する空調装置を電力使用量の多い順に選択していくことが可能であり、電力使用量の多い空調装置の利用者の省エネ意識の底上げを行うことが可能になる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、全空調装置の中からOFF制御する空調装置を操作履歴のうち省エネ操作を受け付けた割合が少ない順に選択していくことが可能である。これにより、各空調装置の利用者は省エネ操作を行おうとする意識が向上することになる。
図15は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」1500は、「総電力使用量取得部」1501と「目標デマンド値保持部」1502と「総電力使用量予測部」1503と「制御部」1504と「時間保持部」1505と「操作履歴保持部」1506を有し、制御部は「逆省エネ順選択手段」1507を有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「操作履歴保持部」と「逆省エネ順選択手段」について説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は空調装置ごとの操作履歴を保持し、全空調装置の中からOFF制御する空調装置を操作履歴のうち省エネ操作を受け付けた割合が少ない順に選択していくことが可能である。
図18は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置の制御処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1801では、全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する。次にステップS1802では、取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する。次にステップS1803では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過するか否か判断する。ここでの判断が超過するとの判断である場合は、ステップS1804に移行する。ここでの判断が超過していないとの判断である場合はステップS1801に戻る。ステップS1804では、予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、操作履歴のうち省エネ操作を受け付けた割合が少ない順にOFF制御する空調装置を選択する。次にステップS1805では、ステップS1804で選択された空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、操作履歴のうち省エネ操作を受け付けた割合が少ない順にOFF制御する空調装置を選択することが可能であるため、当該空調装置のまわりのスタッフの省エネ意識を向上させることが可能になり、結果として総電力使用量を抑えることが可能になる。
本実施例の省エネシステムは、基本的に実施例1の省エネシステムと共通するが、制御装置の目標デマンド値をセンター装置の遠隔操作により変更することが可能である。これにより、センター装置から目標デマンド値を下げて省エネモードに移行させやすくすることができ、結果として空調装置の利用者の省エネ意識を向上させることが可能になる。
図20は、本実施例のセンター装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「センター装置」2000は、「センター装置通信部」2001と「変更情報取得部」2002と「制御命令出力部」2003とを有する。
図21は、本実施例の制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施例の「制御装置」2100は、「総電力使用量取得部」2101と「目標デマンド値保持部」2102と「総電力使用量予測部」2103と「制御部」2104と「時間保持部」2105と「制御装置通信部」2106と「目標デマンド値変更部」2107とを有する。基本的な構成は実施例1の図2で説明した制御装置と共通するため、相違点である「制御装置通信部」と「目標デマンド値変更部」について説明する。
図22は、上記センター装置の機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、構成の一例を表す概略図である。この図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
本実施例の省エネシステムを構成する制御装置のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の制御装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の制御装置は、センター装置からの制御命令に基づいて目標デマンド値を変更することが可能である。
図23は、本実施例の省エネシステムを構成する制御装置及びセンター装置の目標デマンド値の変更に関する処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。まず、ステップS2301では、制御装置の目標デマンド値保持部に保持されている目標デマンド値の変更必要性を示す変更情報をセンター装置が取得する。次にステップS2302では、取得された変更情報に応じて制御装置の目標デマンド値を変更するための制御命令をセンター装置がセンター装置通信部を介して出力する。ステップS2303では、センター装置からの制御命令に基づいて制御装置が目標デマンド値を変更するその他の処理を制御装置は行うことが可能であるが、実施例1の図で説明した処理の流れと共通するため、説明は省略する。
本実施例の省エネシステムにより、実施例1の効果に加えて、制御装置の目標デマンド値をセンター装置の遠隔操作により変更可能であるため、目標デマンド値を下げて省エネモードに移行させやすくすることができ、空調装置の利用者の省エネ意識の向上させることが可能になる。
0101 空調装置
0102 電力計
0103 制御装置
0200 制御装置
0201 総電力使用量取得部
0202 目標デマンド値保持部
0203 制御部
0204 総電力使用量予測部
0205 時間保持部
2100 センター装置
2101 センター装置通信部
2102 変更情報取得部
2103 制御命令出力部
Claims (5)
- 室外機と室内機とからなる複数の空調装置と、その複数台分の電力使用量を電力計を介して監視して一部の空調装置の室外機のON/OFF動作を制御可能な制御装置とからなる省エネシステムであって、
全空調装置の総電力使用量を電力計を介して取得する総電力使用量取得部と、
総電力使用量の目標値である目標デマンド値を保持する目標デマンド値保持部と、
取得した総電力使用量から近い将来の総電力使用量を予測する総電力使用量予測部と、
予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、全空調装置の中の一部の空調装置の室外機を所定時間OFF制御して、対応する室内機を温調なしの送風状態とする制御部と、
前記OFF制御する所定時間を示す情報である所定時間情報を保持する時間保持部と、
所定時間のOFF制御が終了した後の一定の時間内に総電力使用量予測部で予測された近い将来の総電力使用量が目標デマンド値を超過する場合に、空調装置の利用者に対して空調装置に対する省エネ操作を促すための報知をする報知部と、
各空調装置の周りにいる人の情報であるスタッフ情報を保持するスタッフ情報保持部と、
前記スタッフ情報に含まれる人の中から省エネ操作を行うべき人を選出する省エネスタッフ選出部と、からなる制御装置を有し、
前記報知部は、省エネスタッフ選出部で選出された人の情報を含めて報知を行う省エネスタッフ報知手段を有することを特徴とする省エネシステム。 - 前記省エネシステムの制御装置は、
前記省エネスタッフ報知手段による報知が行われた後に空調装置に対して行われた操作を前記省エネスタッフ選出部で選出された人の識別IDと関連付けて報知後操作履歴として保持する報知後操作履歴保持部をさらに有し、
前記省エネスタッフ選出部は、前記報知後操作履歴において報知後の省エネ操作が行われた割合が少ない識別IDの順に省エネ操作を行うべき人を選出していく逆順スタッフ選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の省エネシステム。 - 前記省エネシステムの制御装置は、
前記省エネスタッフ報知手段による報知が行われた後に空調装置に対して行われた操作を前記省エネスタッフ選出部で選出された人の識別IDと関連付けて報知後操作履歴として保持する報知後操作履歴保持部をさらに有し、
前記省エネスタッフ選出部は、前記報知後操作履歴において報知後の省エネ操作が行われた割合が多い識別IDの順に省エネ操作を行うべき人を選出していく従順スタッフ選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の省エネシステム。 - 前記報知部は、省エネスタッフ報知手段による報知を省エネ操作の受付けがあるまで続ける継続報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の省エネシステム。
- 前記報知部は、省エネ操作の具体的指示内容の情報を含めて報知を行う具体的報知手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の省エネシステム。
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