JP4442079B2 - 導電接続構造、電気光学装置、及び、電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は導電接続構造、電気光学装置及び電子機器に係り、特に、電気光学パネルに可撓性基板を接続してなる電気光学装置に適用する場合に好適な導電接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶表示装置やEL(エレクトロルミネッセンス)装置などの電気光学装置においては、液晶パネルやELパネル等の表示体(電気光学パネル)にフレキシブル配線基板を導電接続した構造を設け、このフレキシブル配線基板を介して外部から上記の表示体に対して表示信号や駆動電圧を供給する場合がある。
【0003】
例えば、図9に示す液晶表示装置200には、ガラスやプラスチック等で構成される基板211と基板214とがシール材219によって貼り合わされ、基板211,214及びシール材219によって液晶(図示せず)が封入された液晶パネル210が設けられている。基板211の内面(基板214側の表面)上には複数の電極212がストライプ状に形成され、また、基板214の内面(基板211側の表面)上には電極212と直交する方向に伸びる複数の電極215がストライプ状に形成されている。これらの電極212と電極215とは液晶を挟んで対向配置され、これにより複数の画素が縦横に配列されてなる表示領域Aが構成されている。
【0004】
基板211には、基板214と重なる範囲から外側に張り出した基板張出部211Tが設けられている。この基板張出部211Tの内面上には、上記電極212及び215に導電接続されてなるパネル配線217及び218が表示領域Aを越えて外側に引き出されるように形成されている。
【0005】
基板張出部211Tの内面上にはフレキシブル配線基板220が接続配置されている。このフレキシブル配線基板220は、薄いポリイミド樹脂等で構成された絶縁基材221と、この絶縁基材221に沿って形成された接続配線222とを有する。接続配線222は、少なくとも基板張出部211T上の範囲において基板張出部211Tの内面に向けて露出した状態となっており、図示しない異方性導電膜(Anisotropic Conductive Film)を介して上記パネル配線217及び218に導電接続されている。
【0006】
上記液晶パネル210とフレキシブル配線基板220との導電接続作業に際しては、予め液晶パネル210のパネル配線217,218に電圧を供給して点灯検査を行い、液晶パネル210が正常に動作することを確認する。その後、パネル配線217,218の上に異方性導電膜を載置し、上方からアライメントされたフレキシブル配線基板220を圧着する。そして、加圧加熱ヘッド等を用いてフレキシブル配線基板220を加圧しながら加熱することにより、パネル配線と接続配線とが異方性導電膜を介して導電接続するように、フレキシブル配線基板220が基板張出部211T上に固着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記液晶表示装置200においては、近年、表示の高精細化やカラー化が進んできたことから、電極211,214の本数が増大し、これに伴ってパネル配線217,218の本数も増加している。また、表示領域Aの外側にある部分(いわゆる額縁領域)の面積を増大させることは、液晶表示装置の大型化に繋がるため、配線パターンを形成する領域面積(すなわち基板張出部211Tの面積)を増大させることも難しい。したがって、限られた領域内に多数のパネル配線を形成するために、最近のパネル配線217,218の幅(配線幅)や間隔(配線ピッチ)は数十μm程度まで小さくなってきている。このため、液晶パネル210とフレキシブル配線基板220との導電接続作業時に両者の位置の整合性を確保することが困難になってきているとともに、両者間の位置ズレによる導電接続不良が増大し、歩留まりが低下している。
【0008】
特に、配線ピッチが小さくなってきたことから、フレキシブル配線基板220の接続配線222の一つが、対応するパネル配線217,218の一つだけでなく、当該パネル配線に隣接する他のパネル配線にも跨って接触してしまう可能性が高くなり、製品不良を増大させる大きな要因となっている。
【0009】
また、上記のフレキシブル配線基板220は、より大きな面積を有する大判基板から切り出す方法で形成される場合があるが、この場合、切り出し時に受ける切断応力によってフレキシブル配線基板220の端部(外縁)において接続配線222の端部が幅方向に広がるように変形されている場合が多い。このような接続配線222の端部の広がり変形は、液晶パネル210とフレキシブル配線基板220との間の位置ズレに伴う、対応するパネル配線に隣接する別のパネル配線に対する接続配線222の短絡の発生を助長することが知られている。
【0010】
さらに、上記と同様の理由により、上記の点灯検査において、配線217,218に対して検査装置の検査端子を接触させることが難しくなっている。検査端子は、予め配線217,218の配列ピッチに合わせて並列した複数のプローブを有するプローバを用いる。この場合に、前述のように配線幅及び配線ピッチが小さくなっても、機械加工の困難性やプローブ強度の要求などによりプローブ径を低減することは困難であるため、配線幅及び配線ピッチに較べてプローブ径が相対的に大きくなり、或るプローブが本来接触すべき配線と共に隣接する他の配線にも跨って接触してしまうなどの検査ミスが発生しやすくなる。
【0011】
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、配線幅及び配線ピッチが小さくなっても、導電接続不良の発生を抑制することのできる導電接続構造、及び、この導電接続構造を備えた電気光学装置、並びに、電子機器を提供することにある。また、配線幅及び配線ピッチが小さくなっても、プロービングの困難性及び検査ミスを低減できる構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の導電接続構造は、第1基板に形成された並列する複数の第1配線と、第2基板に形成された並列する複数の第2配線とを有し、相互に対応する前記第1配線と前記第2配線とが導電接続されてなる導電接続構造であって、前記第1配線の幅は隣接する前記第1配線間の間隙よりも大きく、また、前記第2配線の幅は隣接する前記第2配線間の間隙より小さく、さらに、第1配線の幅が第2配線の幅より大きいことを特徴とする。
【0013】
本発明では、第1基板に形成された第1配線と第2基板に形成された第2配線とが導電接続されてなる導電接続構造において、▲1▼第1配線の幅が第1配線間の間隙よりも大きいこと、▲2▼第2配線の幅が第2配線間の間隙よりも小さいこと、▲3▼第1配線の幅が第2配線の幅より大きいことの3つの条件が成立している。これは、第1配線の並列間隔と第2配線の並列間隔とが実質的に同一であれば、上記の3つの条件のうち▲1▼及び▲2▼が成立していることと同義である。この場合には、導電接続状態を確保するための、第1配線と第2配線の間の位置ズレに対する許容幅が上記条件を満たさない場合に較べて広がるため、両配線間の導電接続不良の発生を低減することができる。
【0014】
ここで、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在していることが好ましい。これにより、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が乱れている場合でも、隣接端子間の短絡を低減することができる。このような第2配線の端部形状の乱れは、例えば、配線パターンを有する大判基板を切断して第2基板を形成した場合に、第2基板の外縁の切断端面部において配線が切断応力によって押しつぶされることによって生じ得る。この場合、第2配線の端部形状は、第2配線の幅方向に広がった形状となるため、通常であれば、その広がり形状により、対応する第1配線に隣接する別の第配線に対する短絡の可能性を増大させる。しかしながら、本発明においては、第2配線の幅が第1配線の幅よりも小さく、しかも、隣接する第2配線間の間隙よりも小さく構成されている(換言すれば、第2配線間の間隙が大きくなっている)ので、例え第2配線の端部が幅方向に広がるように変形した形状を有していても、本来接続すべき第1配線に隣接する第1配線との短絡が生ずる可能性を低減できる。
【0015】
次に、本発明の別の導電接続構造は、第1基板に形成された並列する複数の第1配線と、第2基板に形成された並列する複数の第2配線とを有し、相互に対応する前記第1配線と前記第2配線とが導電接続されてなる導電接続構造であって、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第1配線は、前記第2基板の外縁と平面的に交差する部分において、他の部分よりも細幅に形成された細幅部を有することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、第1配線の細幅部にプローブを接触させて検査を行う場合に、細幅部間の間隙は他の部分に較べて配線領域の面積を増大させなくても充分に確保することができるため、プロービングを容易に行うことができるとともに、検査ミスを低減できる。また、第2基板の外縁と平面的に交差する部分に細幅部を有することにより、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が切断応力等により広がるように変形していても、細幅部は他の部分よりも幅が小さく、また、それによって細幅部間の間隙が大きくなっているため、端部形状の変形に起因する短絡事故を低減することができる。
【0017】
さらに、本発明の異なる導電接続構造は、第1基板に形成された並列する複数の第1配線と、第2基板に形成された並列する複数の第2配線とを有し、相互に対応する前記第1配線と前記第2配線とが導電接続されてなる導電接続構造であって、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第2基板の外縁と平面的に交差する部分に第1配線細幅部と、前記第2基板に重なり、かつ、前記第1配線細幅部よりも前記第2基板の外縁から離れた側に、前記第1配線細幅部よりも幅広に形成された第1配線広幅部と、を有し、互いに隣接する前記第1配線は、隣接する前記第1配線細幅部間の間隙が、隣接する前記第1配線広幅部間の間隙より大きく形成され、前記第2配線は、前記第2基板の外縁側に位置する端部が、前記第2配線の他の部分よりも幅広に形成された第2配線広幅部を有することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、第2基板の外縁と交差する部分に第1配線が細幅部を有するため、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が切断応力等により広がるように変形していても、その第2配線の端部が本来接続されるべき第1配線ではなく、隣接する他の第1配線に接触して短絡を生ずることを抑制することができる。また、第1配線と第2配線とが導電接続された領域に広幅部を有していることにより、第1配線パターンと第2配線パターンの位置ズレに対する許容幅を増加させ、導電接続不良の発生を低減することができる。
【0019】
また、導電接続状態を確保するための、第1配線と第2配線の間の位置ズレに対する許容範囲が上記条件を満たさない場合に較べて広がるため、両配線間の導電接続不良の発生をさらに低減することができる。
【0020】
次に、本発明の電気光学装置は、電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板の前記電気光学物質が配置された領域に設けられた電極と、前記電極に導電接続され、前記領域を越えて並列して引き出された複数の第1配線と、前記第1配線に対向配置された部分を有する第2基板と、前記複数の第1配線にそれぞれ導電接続された複数の第2配線と、を有し、少なくとも前記第1配線と前記第2配線とが導電接続されている部分において、前記第1配線の幅は隣接する前記第1配線間の間隙よりも大きく、また、前記第2配線の幅は隣接する前記第2配線間の間隙より小さく、さらに、前記第1配線の幅が前記第2配線の幅より大きいことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、導電接続状態を確保するための、第1配線と第2配線の間の位置ズレに対する許容範囲が上記条件を満たさない場合に較べて広がるため、両配線間の導電接続不良の発生を低減することができる。
【0022】
さらに、電気光学物質を保持する第1基板では、電極材料と配線材料とを同一材料で構成しようとすると、第1配線の素材の選択範囲が限定されるため、金属等の低電気抵抗率素材を用いることができなくなるが、第2基板に設けられる第2配線については配線素材に対する制約がほとんどないため、例えば金属素材などの低電気抵抗率素材を用いることも可能になる。したがって、第1配線の幅を第2配線の幅よりも大きくすることによって第1配線の配線抵抗の増加を相対的に抑制することができるという利点がある。
【0023】
この場合に、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在していることが好ましい。このように構成されている場合には、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が乱れていると、対応する配線以外の配線に対する短絡が発生する可能性があるが、本発明においては、第2配線の幅は、第1配線の幅より小さく、しかも、第2配線間の間隙よりも小さく構成されているため、上記の短絡の発生を低減することができる。
【0024】
次に、本発明の別の電気光学装置は、電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板の前記電気光学物質が配置された領域に設けられた電極と、前記電極に導電接続され、前記領域を越えて並列に引き出された複数の第1配線と、前記第1配線に対向配置された部分を有する第2基板と、前記複数の第1配線にそれぞれ導電接続された複数の第2配線と、を有し、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第1配線は、前記第2基板の外縁と平面的に交差する部分において、他の部分よりも細幅に形成された細幅部を有することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、点灯検査等の電気的検査時において細幅部にプローブを接触させることにより検査を行う場合に、配線領域の面積を増大させなくても細幅部においては配線間の間隙を他の部分よりも大きく確保できるため、プロービングを容易に行うことができるとともにプロービング不良による検査ミスを低減できる。また、第2基板の外縁と平面的に交差する部分に細幅部を有することにより、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が切断応力等により広がるように変形していても、細幅部は他の部分よりも幅が小さく、また、それによって細幅部間の間隙が大きくなっているため、端部形状の変形に起因する短絡事故を低減することができる。
【0026】
次に、本発明の異なる電気光学装置は、電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板の前記電気光学物質が配置された領域に設けられた電極と、前記電極に導電接続され、前記領域を越えて並列に引き出された複数の第1配線と、前記第1配線に対向配置された部分を有する第2基板と、前記複数の第1配線にそれぞれ導電接続された複数の第2配線と、を有し、前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第2基板の外縁と交差する部分に第1配線細幅部と、前記第2基板に重なり、かつ、前記第1配線細幅部よりも前記第2基板の外縁から離れた側に、前記第1配線細幅部よりも幅広に形成された第1配線広幅部と、を有し、互いに隣接する前記第1配線は、隣接する前記第1配線細幅部間の間隙が、隣接する前記第1配線広幅部間の間隙より大きく形成され、前記第2配線は、前記第2基板の外縁に位置する端部が、前記第2配線の他の部分よりも幅広に形成された第2配線広幅部を有することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、第1配線は、第2基板の外縁と交差する部分に細幅部を有するため、この細幅部間の間隙は、配線領域の面積を増大させなくても或る程度大きく確保することが可能になる。したがって、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が切断応力等により広がるように変形していても、その第2配線の端部が本来接続されるべき第1配線ではなく隣接する他の第1配線に接触して短絡を生ずるといったことを抑制することができる。また、第1配線は、第2配線に対して導電接続された領域に広幅部を有していることにより、第1配線と第2配線の位置ズレに対する許容幅を増加させ、導電接続不良の発生を低減することができる。
【0028】
ここで、互いに隣接する前記第1配線は、隣接する前記第1配線細幅部間の間隙が、隣接する前記第1配線広幅部間の間隙より大きく形成されている。隣接する第1配線細幅部間の間隙が、隣接する第1配線広幅部間の間隙より大きいことにより、第2配線の端部形状に起因する短絡をさらに低減することができる。また、導電接続状態を確保するための、第1配線と第2配線の間の位置ズレに対する許容範囲がさらに広がるため、両配線間の導電接続不良の発生をより低減できる。
【0029】
本発明において、前記第2基板は、前記第1基板よりも可撓性の高い基板であることが好ましい。第2基板が可撓性の高い基板であることによって、電気光学物質を保持する第1基板を含んで構成されるパネル体(表示体)に対する電気的接続をより容易に構成できる。第2基板としては、ポリイミド樹脂等の絶縁基材が薄いシート状に構成されたフレキシブル配線基板であることが望ましい。このように第2基板が可撓性の高い基板である場合には、その配線パターン内の第2配線間の短絡やリークを防止するために配線間の間隙を大きく確保する必要があるため、上記各発明の構成、すなわち第2配線の幅を第2配線間の間隙よりも小さくする構成、は特に有効である。また、フレキシブル配線基板等で構成される第2基板では、電気光学物質を保持する第1基板に設けられる第1配線とは異なり、第2配線の素材として金属素材等の低電気抵抗率素材を支障なく用いることができることから、第2配線の幅を小さく構成しても問題(すなわち配線抵抗の増大)が生じにくいという利点もある。
【0030】
次に、本発明の電子機器は、上記いずれかに記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御する制御手段とを有することを特徴とする。これにより、電気光学装置を高精細化或いはカラー化した場合でも、電気光学装置に対する第2基板を介した電気的接続状態の安定性及び信頼性を確保することができる。また、配線ピッチの低減にも対応できるので、配線領域のサイズを低減することにより、電気光学装置をコンパクトに構成することが可能になる。
【0031】
なお、上記各発明においては、前記第1配線と前記第2配線とが実質的に同一の並列間隔で形成されていることが望ましい。これにより、第1配線と第2配線とが1対1の関係で導電接続されたコンパクトな導電接続構造を構成できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明に係る導電接続構造、電気光学装置及び電子機器の実施形態について詳細に説明する。
【0033】
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る第1実施形態の電気光学装置である液晶表示装置100の平面図及び一部拡大平面図である。また、図3は、液晶表示装置100の一部断面構造を模式的に示す概略部分断面図である。この液晶表示装置100は、図1に示すように、液晶パネル110と、この液晶パネル110に導電接続されたフレキシブル配線基板(上記の第2基板に相当する。)120とを有する。液晶パネル110は、ガラスやプラスチック等で構成された基板111と114がシール材119によって貼り合わされてセル構造を構成している。このセル構造の内部には、図3に示す液晶110LCが封入されている。基板111には、基板114の外縁から外側に張り出した基板張出部111Tを有している。
【0034】
基板111の内面上には複数の電極112が形成されている。これらの電極112は帯状に形成され、相互に並列してストライプ状に構成されている。電極112は、ITO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電体で構成されている。電極112は、表示領域Aから基板111の基板張出部111Tの内面上に引き出されるように形成されたパネル配線(上記の第1配線に相当する。)117と一体に、しかも同素材により形成されている。パネル配線117は、基板張出部111Tの内面上を伸びて基板111の端縁まで伸びている。
【0035】
図3に示すように、基板111には、上記電極112の上にポリイミド樹脂等で構成された配向膜113が形成される。この配向膜113は、液晶110LCに初期配向特性を付与するためのものであり、例えば、ラビング処理等の配向処理が施されている。
【0036】
一方、基板114の内面上には複数の電極115が形成されている。これらの電極115は上記電極112と直交する方向に伸びる帯状に形成され、相互に並列してストライプ状に構成されている。この電極115もまたITO等の透明導電体で構成されている。電極115は、表示領域A内において上記電極112と対向配置され、電極112と115の交差領域が画素を構成するようになっている。この画素は表示領域A内において縦横にマトリクス状に配列されている。
【0037】
電極115は、表示領域A内から引き出されたパネル配線(上記の第1配線に相当する。)118の一部、すなわち配線部分118Aと一体に、しかも同素材で構成されている。配線118は、基板114の内面上に形成された上記の配線部分118Aと、基板111の内面上に形成された配線部分118Bとを有する。配線部分118Aと118Bとは、シール材119を異方性導電材で構成し、上下導通部として用いることによって導電接続される。例えば、シール材119として樹脂基材中に導電性粒子を分散配置させたものを用いることによって導電異方性を呈するように構成できる。なお、配線部分118Aと118Bとの導電接続は、シール材119とは別の異方性導電材その他の導電材で構成された上下導通部にて行われてもよい。配線部分118Bは、上記の上下導通部から基板張出部111Tの内面上に引き出されるように伸び、上記パネル配線117に並行して基板111の端部まで伸びている。
【0038】
ここで、図1は、液晶パネル110に形成された電極及び配線の引き回しを模式的に示すものであり、図中には少数の電極及び配線のみを示してあるが、実際には多数の電極及び配線が並列した状態となっている。また、基板張出部111Tの内面上に形成された上記の配線部分118Bは、以下の説明において、単にパネル配線118と称することとする。
【0039】
フレキシブル配線基板120は、薄いシート状のポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等で構成された絶縁基材121と、この絶縁基材121に形成された複数の接続配線122とを有する。絶縁基材121の厚さは50〜500μmであることが好ましい。また、接続配線122は銅やアルミニウム等の金属、或いは、これらと同等の低電気抵抗率素材で形成されることが望ましい。液晶パネル110とフレキシブル配線基板120とが導電接続されている領域において、接続配線122の並列間隔はパネル配線117,118の並列間隔と実質的に同一である。この領域においては、図3に示す異方性導電膜(Anisotropic Conductive Film)130を介して、対応するパネル配線117,118と接続配線122とが1対1に導電接続されている。異方性導電膜130としては、例えば、絶縁樹脂中に導電性粒子(金属粒子など)を分散させたものを用いることができる。
【0040】
本実施形態では、図1の一部拡大平面図に示すように、広幅のパネル配線117,118に対して、細幅の接続配線122が導電接続されている。なお、図1及び図3は、図示の都合上、フレキシブル配線基板120の絶縁基材121が透明であるように示す透視図として構成してあるが、実際の絶縁基材121は透明である必要はない。パネル配線117,118は、上記のように電極112,115と同時に同素材で構成されることが好ましい。この場合、電極材料である透明導電体は金属導体よりも一般的に高抵抗率となるから、或る程度の幅を確保して配線抵抗を低減する必要があるのに対して、フレキシブル配線基板120の接続抵抗122は金属導体等の低電気抵抗率素材を用いることができるので、パネル配線よりも細幅に構成することが可能である。また、フレキシブル配線基板120においては、配線間の短絡やリークを防止するために配線間の間隙を大きく確保する必要があるが、上記のように接続配線122が細幅に構成されていることにより、接続配線122間の間隙を大きく採ることができるため、好都合である。
【0041】
図5は、パネル配線117,118と、接続配線122との導電接続構造を示す平面配置図である。本実施形態において、接続配線122の幅Waは接続配線間の間隙Gbよりも小さく構成されている。また、パネル配線117,118の幅Wcは、パネル配線間の間隙Gdよりも大きく構成されている。さらに、上述のように、パネル配線117,118の幅Wcは、接続配線122の幅Waよりも大きく構成されている。
【0042】
上記のように、▲1▼Wa<Gb、▲2▼Wc>Gd、▲3▼Wc>Waの条件を満たすように構成されていることによって、液晶パネル110とフレキシブル配線基板120との間に、配線幅方向(図示左右方向)に位置ズレが生じた場合でも、対応する配線間の導電接続状態が広い範囲で維持されるとともに、隣接する配線に対する短絡の危険性が低減される。すなわち、液晶パネル110とフレキシブル配線基板120との位置ズレに対する許容幅(マージン)を大きく確保することができる。
【0043】
上記パネル配線117,118及び接続配線122の寸法の具体例としては、以下に示すとおりである。パネル配線の幅Wcは40〜70μm(例えば55μm)、パネル配線間の間隙Gdは5〜15μm(例えば10μm)、接続配線の幅Waは15〜30μm(例えば22μm)、接続配線間の間隙Gbは30〜50μm(例えば42μm)である。
【0044】
また、図1、図3及び図5に示すように、本実施形態では、パネル配線117,118がフレキシブル配線基板120の外縁120Eを越えてフレキシブル配線基板120と重ならない領域(図1及び図3に示す基板張出部111T上であって、フレキシブル配線基板120よりも表示領域A側にある部分、より具体的にはフレキシブル配線基板120の外縁120Eと基板114の基板端114Eとの間の領域)にまで伸びている。この場合、フレキシブル配線基板120の外縁120Eには、接続配線122の端部122aが存在する。この接続配線122の端部122aは、多くの場合、配線幅Waよりもやや広がった形状に変形している。この端部122aの変形は、フレキシブル配線基板120を大判基板から切り出す際に、その切断応力が接続配線に加わって押しつぶされることにより生ずるものである。通常、接続配線122の端部122aがこのようにやや広がった形状に変形していると、本来導電接続されるべきパネル配線117,118ではなく、これに隣接する別のパネル配線に対して短絡を生ずる可能性が増大する。しかしながら、本実施形態では、接続配線の幅Wa<パネル配線Wcであり、また、幅Wa<間隙Gbとなっているため、接続配線122の端部122aが多少幅広に変形していても、短絡事故の発生を抑制することができる。
【0045】
[第2実施形態]
次に、図2、図4及び図6を参照して、本発明に係る第2実施形態について説明する。図2は本発明に係る第2実施形態の電気光学装置である液晶表示装置100'の平面図及び一部拡大平面図、図4は同装置の拡大部分断面図、図6は導電接続部分の拡大部分平面図である。
【0046】
本実施形態では、上記第1実施形態と同様の基板111、電極112、配向膜113、基板114、電極115、配向膜116、シール材119、液晶110LC、絶縁基材121及び接続配線122を有するフレキシブル配線基板120を備えているので、これらについては同一符号を付し、説明を省略する。
【0047】
この液晶表示装置100'の液晶パネル110'には、第1実施形態とは異なるパネル配線117',118'が形成されている。これらのパネル配線117',118'には、フレキシブル配線基板120の外縁120Eと交差する領域に細幅部117X,118Xが形成されている。また、この細幅部117X,118Xよりも外縁120Eとは反対側の領域に、上記細幅部117X,118Xよりも幅広に形成された広幅部117Y,118Yが設けられている。パネル配線117',118'は、フレキシブル配線基板120の外縁120Eを越えて表示領域Aに向けて伸び、表示領域A内の電極112,115に接続されているが、細幅部117X,118Xは少なくとも基板114の基板端114Eの近傍まで設けられている。
【0048】
また、本実施形態のパネル配線117',118'は、図4に示すように、アルミニウムや銀合金などの金属素材(低電気抵抗率素材)で構成されたベース層117m,118mと、ITO等の透明導電体(電極と同じ素材)で構成された表面層117i,118iとの積層構造(2層構造)となっている。この積層構造は、図示例では基板張出部111T上の全領域に構成されているが、少なくとも上記の細幅部117X,118Xの範囲に形成されていることが好ましい。これによって、細幅部117X,118Xの存在にも拘わらずパネル配線の配線抵抗を低減することができる。なお、ベース層117m,118mは表面層117i,118iによって側面も含め全面的に被覆され、表面層117i,118iと基板111(基板張出部111T)とによって完全に密封された状態となっていることが、ベース層117m,118mの耐食性を高めるためには好ましい。これは、ベース層が銀若しくは銀合金などの耐食性の低い素材で構成されている場合に特に有効である。
【0049】
なお、本実施形態では、図4に示すようにパネル配線の少なくとも一部が積層構造を有しているが、この代りに、パネル配線が図3に示す単層構造を有していてもよい。また、第1実施形態のパネル配線の少なくとも一部を本実施形態と同様の積層構造としてもよい。
【0050】
本実施形態においては、図6に示すように、パネル配線117'、118'において、細幅部117X,118Xの幅Wc1は広幅部117Y,118Yの幅Wc2より小さくなっている。また、これに対応して、細幅部117X,118Xの形成領域では、細幅部間の間隙Gd1は広幅部間の間隙Gd2よりも大きくなっている。このため、この細幅部に対して液晶パネル110'の点灯検査時にプローブを接触させるようにすると、プロービングが容易になり、隣接する配線間を短絡させてしまう等の検査ミスが低減されるという効果がある。プロービングは細幅部のいずれの部分に対して行ってもよいが、後に行われるフレキシブル配線基板120に対する導電接続状態に影響を与えないように(すなわちフレキシブル配線基板120と平面的に重なる範囲のパネル配線の表面に損傷を与えないように)するには、フレキシブル配線基板120の外縁120Eと基板114の基板端114Eとの間の領域にある細幅部の部位に対して行われることが望ましい。
【0051】
なお、上記点灯検査はフレキシブル配線基板120の実装前に行われる。ただし、本実施形態の場合、フレキシブル配線基板120の外縁120Eと基板114の基板端114Eとの間の領域にも細幅部117X,118Xが露出した状態で延在しているので、フレキシブル配線基板120の実装後であっても、上記領域がモールドされてさえいなければ点灯検査を実施することができる。
【0052】
また、本実施形態では、細幅部117X,118Xがフレキシブル配線基板120の外縁120Eと平面的に交差する部分に設けられているので、フレキシブル配線基板120の外縁120Eにおいて接続配線122の端部122aが上述のように幅方向に広がるように変形していたとしても、当該端部122aはパネル配線の細幅部117X,118Xに対して導電接続されるため、細幅部の幅が小さく、細幅部間の間隙が大きいことから、第1実施形態の場合よりもさらに短絡不良の発生を低減することができる。
【0053】
さらに、本実施形態では、パネル配線117'、118'の広幅部117Y,118Yに対してフレキシブル配線基板120の接続配線122が導電接続されているので、第1実施形態と同様の理由により、位置ズレに対する許容幅を増大させることができ、導電接続不良を低減できるという利点を有する。例えば、位置ズレにより接続配線122が仮に細幅部117X,118Xと導電接続されていない状態となっても、広幅部117Y,118Yに対して導電接続されていればよいため、導電接続状態に対する細幅部を設けたことによる影響をほとんどなくすことができる。特に、広幅部の幅Wc2、広幅部間の間隙Gd2、接続配線の幅Wa、接続配線間の間隙Gbを用いた場合、第1実施形態と同様に、▲1▼Wa<Gb、▲2▼Wc2>Gd2、▲3▼Wc2>Waの条件を満たすように構成されていることが好ましい。
【0054】
より具体的には、パネル配線の細幅部の幅Wc1は35〜50μm(例えば44μm)、細幅部間の間隙Gd1は15〜30μm(例えば21μm)、広幅部の幅Wc2は40〜70μm(例えば55μm)、パネル配線間の間隙Gd2は5〜15μm(例えば10μm)、接続配線の幅Waは15〜30μm(例えば22μm)、接続配線間の間隙Gbは30〜50μm(例えば42μm)である。
【0055】
[電子機器]
最後に、上記各実施形態の電気光学装置(液晶表示装置)を備えた電子機器の実施形態について説明する。図7は、本実施形態の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、上記と同様の液晶表示装置100と、これを制御する制御手段1200とを備えている。ここで、液晶表示装置100には、液晶パネル110と、フレキシブル配線基板120と、フレキシブル配線基板120上に実装され、或いは、フレキシブル配線基板120に接続された、半導体IC等で構成される駆動回路150とが含まれる。また、制御手段1200は、表示情報出力源1210と、表示処理回路1220と、電源回路1230と、タイミングジェネレータ1240とを有する。
【0056】
表示情報出力源1210は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ1240によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路1220に供給するように構成されている。
【0057】
表示情報処理回路1220は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路150へ供給する。駆動回路150は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路1230は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
【0058】
図8は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話を示す。この携帯電話1000は、ケース体1010の内部に回路基板1001が配置され、この回路基板1001に対して上述の液晶表示装置100が実装されている。ケース体1010の前面には操作ボタン1020が配列され、また、一端部からアンテナ1030が出没自在に取付けられている。受話部1040の内部にはスピーカが配置され、送話部1050の内部にはマイクが内蔵されている。ケース体1010内に設置された液晶表示装置100は、表示窓1060を通して表示面(上記の表示領域A)を視認することができるように構成されている。
【0059】
尚、本発明の電気光学装置及び電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記各実施形態に示す液晶パネルは基本的に単純マトリクス型の構造を備えているが、TFT(薄膜トランジスタ)やTFD(薄膜ダイオード)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置にも適用することができる。また、上記実施形態の液晶パネルは所謂COF(Chip On Film)タイプの構造を有しているが、ICチップを直接実装する構造を有する液晶パネルであっても構わない。
【0060】
上述した実施形態では、電気光学装置として、液晶装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の配線を有するパターン間の導電接続構造において、位置ズレに対する許容幅を増大させることができるので、導電接続状態の確実に得ることができ、製品の歩留まりを向上させることができる。また、第2基板の外縁において第2配線の端部形状が切断応力等により広がるように変形していても、短絡事故の発生を低減することができる。さらに、細幅部に対して検査を行うことにより、検査時の短絡等を防止することができるので、検査を容易に行うことができるようになるとともに検査ミスを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気光学装置の第1実施形態の平面形状を示す概略平面図及び一部拡大平面図である。
【図2】 本発明に係る電気光学装置の第2実施形態の平面形状を示す概略平面図及び一部拡大平面図である。
【図3】 第1実施形態の一部拡大断面図である。
【図4】 第2実施形態の一部拡大断面図である。
【図5】 第1実施形態の導電接続構造を示す平面配置図である。
【図6】 第2実施形態の導電接続構造を示す平面配置図である。
【図7】 本発明に係る電子機器の実施形態の表示系の概略構成図である。
【図8】 電子機器の一例としての携帯電話の外観を示す概略斜視図である。
【図9】 従来の液晶表示装置の外観を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
100,100'・・・液晶表示装置
110,110'・・・液晶パネル
111,114・・・基板
112,115・・・電極
113,116・・・配向膜
117,118・・・パネル配線
119・・・シール材
120・・・フレキシブル配線基板
121・・・絶縁基材
122・・・接続配線
117X,118X・・・細幅部
117Y,118Y・・・広幅部
Claims (4)
- 第1基板に形成された並列する複数の第1配線と、第2基板に形成された並列する複数の第2配線とを有し、相互に対応する前記第1配線と前記第2配線とが導電接続されてなる導電接続構造であって、
前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第2基板の外縁と平面的に交差する部分に第1配線細幅部と、前記第2基板に重なり、かつ、前記第1配線細幅部よりも前記第2基板の外縁から離れた側に、前記第1配線細幅部よりも幅広に形成された第1配線広幅部と、を有し、
互いに隣接する前記第1配線は、隣接する前記第1配線細幅部間の間隙が、隣接する前記第1配線広幅部間の間隙より大きく形成され、
前記第2配線は、前記第2基板の外縁側に位置する端部が、前記第2配線の他の部分よりも幅広に形成された第2配線広幅部を有することを特徴とする導電接続構造。 - 電気光学物質を保持する第1基板と、
前記第1基板の前記電気光学物質が配置された領域に設けられた電極と、
前記電極に導電接続され、前記領域を越えて並列に引き出された複数の第1配線と、
前記第1配線に対向配置された部分を有する第2基板と、
前記複数の第1配線にそれぞれ導電接続された複数の第2配線と、を有し、
前記第1配線は、前記第2基板の外縁を越えて前記第2基板と重ならない領域にまで延在し、前記第2基板の外縁と交差する部分に第1配線細幅部と、前記第2基板に重なり、かつ、前記第1配線細幅部よりも前記第2基板の外縁から離れた側に、前記第1配線細幅部よりも幅広に形成された第1配線広幅部と、を有し、
互いに隣接する前記第1配線は、隣接する前記第1配線細幅部間の間隙が、隣接する前記第1配線広幅部間の間隙より大きく形成され、
前記第2配線は、前記第2基板の外縁側に位置する端部が、前記第2配線の他の部分よりも幅広に形成された第2配線広幅部を有することを特徴とする電気光学装置。 - 前記第2基板は、前記第1基板よりも可撓性の高い基板であることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
- 請求項2または請求項3に記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御する制御手段とを有することを特徴とする電子機器。
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