JP4441860B2 - 情報信号の処理装置および処理方法、並びにプログラムおよびそれを記録した媒体 - Google Patents

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Description

この発明は、第1の情報信号をこの第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する情報信号の処理装置および処理方法、並びにプログラムおよびそれを記録した媒体に関する。
詳しくは、この発明は、第1の情報信号をこの第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する際に、第1の情報信号から補間処理により第2の情報信号を構成する各情報データに対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成し、この第3の情報信号に基づいてクラス分類適応処理により第2の情報信号を構成する各情報データを得ることによって、クラス分類適応処理における波形生成能力を高め、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めるようにした情報信号処理装置等に係るものである。
またこの発明は、第1の情報信号をこの第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する際に、第1の情報信号から補間処理により第2の情報信号を構成する各情報データに対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成し、この第3の情報信号に基づいてクラス分類適応処理により、この第3の情報信号と同じ個数の情報データを持つ第4の情報信号を得て、この第4の情報信号から高域成分を抽出し、この高域成分を上述した第3の情報信号に加算して第2の情報信号を得ることによって、クラス分類適応処理における波形生成能力を高め、またクラス分類適応処理により生成された低域成分を用いないようにして、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めるようにした情報信号処理装置等に係るものである。
近年において、画像信号や音声信号の解像度あるいはサンプリング周波数などを向上させる技術が種々提案されている。例えば、標準あるいは低解像度に相当する標準テレビジョン信号から、高解像度のいわゆるHDTV信号にアップコンバージョンを行う場合や、サブサンプル補間を行う場合には、従来の補間処理による手法よりも、例えば特許文献1等に記載されるクラス分類適応処理による手法の方が、性能的に良好な結果が得られることが知られている。
このクラス分類適応処理は、標準あるいは低解像度に相当する標準テレビジョン信号(SD信号)を高解像度の信号(HD信号)に変換する場合に、HD信号の注目画素位置の画素データが属するクラスを検出し、このクラスに対応した推定式の係数データを用い、当該推定式に基づいて、SD信号の複数の画素データから、HD信号の注目画素位置の画素データを生成するものである。そして、このクラス分類を伴う変換処理で使用される推定式の係数データは、予めクラス毎に最小二乗法等の学習によって決定される。
なお、特許文献1には、クラス分類適応処理を行う解像度変換回路の、例えば入力側に、データ改善手段としてのノイズ除去回路を設けることで、解像度変換回路でSD信号をHD信号に変換する際にノイズレベルが大きくなることによって生じる画質劣化を回避することが記載されている。
特開2000−125268号公報
上述した特許文献1等に記載されたSD信号からHD信号に変換するクラス分類適応処理では、HD信号を構成する画素データの個数はSD信号を構成する画素データの個数より多いことから、HD信号を構成する画素データを生成する際に、SD信号の画素位置に対して垂直、水平の方向に位相がずれた画素位置における画素データも生成する。つまり、このクラス分類適応処理では、位相シフトと波形生成の両方の機能を持たせる構成となっている。そのため、このクラス分類適応処理における波形生成能力を高めることが困難であった。
この発明の目的は、第1の情報信号をこの第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報データに変換する際に、クラス分類適応処理における波形生成能力を高め、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めることにある。
この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間手段と、この補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、クラス検出手段で検出されたクラスに対応して、第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを備えるものである。
また、この発明に係る情報信号処理方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、この補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを備えるものである。
また、この発明に係るプログラムは上述した情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、上述したプログラムを記録したものである。
この発明においては、複数の情報データからなる第1の情報信号が、複数の情報データからなる第2の情報信号に変換される。ここで、第1の情報信号と第2の情報信号とは、情報データの個数が異なっている。情報信号は、例えば画像信号、音声信号等である。情報信号が画像信号であるとき情報データは各画素に対応した画素データを意味し、また情報信号が音声信号であるとき情報データはサンプルデータを意味している。
補間処理により、第1の情報信号から、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号が生成される。補間処理としては、例えばサイン関数による補間処理、三角波フィルタによる補間処理(線形補間処理)等が用いられる。
この第3の情報信号に対してクラス分類適応処理が施されて、第2の情報信号における注目位置の情報データが生成される。すなわち、第3の情報信号に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスが検出される。そして、この検出されたクラスに対応して、第3の情報信号から第2の情報信号における注目位置の情報データが生成される。
例えば、検出されたクラスに対応した推定式で用いられる係数データが発生され、また第3の情報信号に基づいて第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択され、これら係数データおよび複数の情報データが用いられ、推定式に基づいて第2の情報信号における注目位置の情報データが算出される。
このように、この発明においては、補間処理に位相シフトを担当させ、クラス分類適応処理では波形生成のみ担当させるものであり、クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、従って第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めることができる。
この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間手段と、この補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理手段と、この処理手段で得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出手段と、補間手段で生成された第3の情報信号に、抽出手段で抽出された高域成分を加算して、第2の情報信号を得る加算手段とを備え、処理手段は、補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、クラス検出手段で検出されたクラスに対応して、第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを有するものである。
また、この発明に係る情報信号処理方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、この補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理ステップと、この処理ステップで得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出ステップと、補間ステップで生成された第3の情報信号に、抽出ステップで抽出された高域成分を加算して、第2の情報信号を得る加算ステップとを備え、処理ステップは、補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを有するものである。
また、この発明に係るプログラムは上述した情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、上述したプログラムを記録したものである。
この発明においては、複数の情報データからなる第1の情報信号が、複数の情報データからなる第2の情報信号に変換される。ここで、第2の情報信号を構成する情報データの個数は、第1の情報信号を構成する情報データの個数より多い。情報信号は、例えば画像信号、音声信号等である。情報信号が画像信号であるとき情報データは各画素に対応した画素データを意味し、また情報信号が音声信号であるとき情報データはサンプルデータを意味している。
補間処理により、第1の情報信号から、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号が生成される。補間処理としては、例えばサイン関数による補間処理、三角波フィルタによる補間処理(線形補間処理)等が用いられる。
この第3の情報信号に対してクラス分類適応処理が施されて、第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる第4の情報信号が生成される。すなわち、第3の情報信号に基づいて、第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスが検出される。そして、この検出されたクラスに対応して、第3の情報信号から第4の情報信号における注目位置の情報データが生成される。
例えば、検出されたクラスに対応した推定式で用いられる係数データが発生され、また第3の情報信号に基づいて第4の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択され、これら係数データおよび複数の情報データが用いられ、推定式に基づいて第4の情報信号における注目位置の情報データが算出される。
この第4の情報信号から、例えば低域遮断フィルタを用いて、高域成分が抽出される。そして、このように抽出された高域成分が、上述したように補間処理で生成された第3の情報信号に加算されることで、第2の情報信号が得られる。
このように、この発明においては、補間処理に位相シフトを担当させ、クラス分類適応処理では波形生成のみ担当させるものであり、クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、またクラス分類適応処理で生成された第4の情報信号に比べて、補間処理で生成された第3の情報信号の方が、正しい低域成分を持つ傾向があることから、この第4の情報信号が持つ低域成分を用いないようにしている。したがって、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めることができる。
この発明によれば、第1の情報信号をこの第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する際に、第1の情報信号から補間処理により第2の情報信号を構成する各情報データに対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成し、この第3の情報信号に基づいてクラス分類適応処理により第2の情報信号を構成する各情報データを得るものであり、クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めることができる。
この発明によれば、第1の情報信号をこの第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する際に、第1の情報信号から補間処理により第2の情報信号を構成する各情報データに対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成し、この第3の情報信号に基づいてクラス分類適応処理により、この第3の情報信号と同じ個数の情報データを持つ第4の情報信号を得て、この第4の情報信号から高域成分を抽出し、この高域成分を上述した第3の情報信号に加算して第2の情報信号を得るものであり、クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、またクラス分類適応処理により生成された低域成分を用いないため、第1の情報信号から第2の情報信号への変換能力を高めることができる。
第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としての画像信号処理装置100の構成を示している。この画像信号処理装置100は、525i信号というSD(Standard Definition)信号である画像信号Vaを、1050i信号というHD(High Definition)信号である画像信号Vbに変換する。ここで、画像信号Vaは第1の情報信号を構成し、画像信号Vbは第2の情報信号を構成している。525i信号は、1フレームのライン数が525本である、インタレース方式の画像信号である。1050i信号は、1フレームのライン数が1050本である、インタレース方式の画像信号である。
図2は、525i信号および1050i信号のあるフレーム(F)の画素位置関係を示すものであり、奇数(o)フィールドの画素位置を実線で示し、偶数(e)フィールドの画素位置を破線で示している。大きなドットが525i信号の画素であり、小さいドットが1050i信号の画素である。図2から分かるように、1050i信号の画素データとしては、525i信号のラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、525i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L2′とが存在する。
ここで、L1,L2は奇数フィールドのラインデータ、L1′,L2′は偶数フィールドのラインデータである。また、1050i信号の各ラインの画素数は、525i信号の各ラインの画素数の2倍である。
図1に戻って、画像信号処理装置100は、入力端子101と、補間回路102とを有している。入力端子101は、SD信号である画像信号Vaを入力するための端子である。補間回路102は、画像信号Vaを構成する画素データを用い、補間処理により、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcを生成する。この画像信号Vcは第3の情報信号を構成している。この画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持つものとなる。
図3は、奇数フィールドおよび偶数フィールドにおける、画像信号Vaの画素位置に対する画像信号Vcの画素位置、つまり画像信号Vcを得るための補間位置を示している。「○」は画像信号Vaの画素であり、「●」は画像信号Vcの画素である。
この場合、奇数フィールドで、水平方向に関しては、画像信号Vaの水平方向の画素間隔を1として、画像信号Vaの画素位置に対して、−1/4(左方向)および1/4(右方向)だけ離れた位置に、画像信号Vcの画素が存在し、垂直方向に関しては、画像信号Vaの垂直方向の画素間隔を2として、画像信号Vaの画素位置に対して、−1/4(上方向)および3/4(下方向)だけ離れた位置に、画像信号Vcの画素が存在する。
また、偶数フィールドで、水平方向に関しては、画像信号Vaの水平方向の画素間隔を1として、画像信号Vaの画素位置に対して、−1/4(左方向)および1/4(右方向)だけ離れた位置に、画像信号Vcの画素が存在し、垂直方向に関しては、画像信号Vaの垂直方向の画素間隔を2として、画像信号Vaの画素位置に対して、−3/4(上方向)および1/4(下方向)だけ離れた位置に、画像信号Vcの画素が存在する。
ここで、補間処理としては、従来周知の、サイン関数による補間処理、三角波フィルタによる補間処理(線形補間処理)等を用いることができる。本実施の形態においては、それぞれサイン関数による補間処理により、水平補間処理と、垂直補間処理とが、カスケードで行われる。
このサイン関数による水平、垂直の補間処理では、それぞれ以下のように、画像信号Vcの画素データが求められる。すなわち、画像信号Vaの画素間隔をΔt、画像信号VaのnΔtの画素位置の画素データをx(nΔt)、画像信号Vcの画素位置をtとするとき、この画素位置tの画素データx(t)は、以下の(1)式により、画素位置tの前後に位置する画像信号VaのN個(適当な有限の数)の画素の画素データを用いて求められる。
Figure 0004441860
また、画像信号処理装置100は、予測タップ選択回路103と、クラスタップ選択回路104とを有している。これら予測タップ選択回路103、クラスタップ選択回路104は、それぞれ、補間回路102で生成された画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。
図4Aは、予測タップのデータとしての複数の画素データの一例を示している。図4Bは、クラスタップのデータとしての複数の画素データ(実線部分)の一例を示している。なお、この図4A,Bでは、注目画素位置が存在する現フィールドから予測タップ、クラスタップのデータとしての複数の画素データを抽出するようになっているが、さらに時間方向の前後の所定数のフィールドからも抽出することも考えられる。
また、画像信号処理装置100は、クラス検出回路105を有している。このクラス検出回路105は、クラスタップ選択回路104で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。
すなわち、クラス検出回路105は、まず、複数の画素データにADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)等のデータ圧縮処理を施し、例えば各画素データを8ビットデータから2ビットデータあるいは1ビットデータに圧縮する。この場合、複数の画素データの最大値をMAX、その最小値をMIN、複数の画素データのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、各画素データkiに対して、(2)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(2)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。クラスタップのデータとして、Na個の画素データがあるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5)*2P/DR] ・・・(2)
クラス検出回路105は、次に、クラスタップのデータとしての複数の画素データのそれぞれに対して得られた上述の再量子化コードqiを用い、(3)式の演算により、クラスコードCLを生成する。
Figure 0004441860
また、画像信号処理装置100は、係数メモリ106を有している。この係数メモリ106は、後述する推定予測演算回路107で使用される推定式で用いられる係数データWi(i=1〜n)を、クラス毎に、格納している。この係数データWiは、画像信号Vcを(1050i信号)を、画像信号Vb(1050i信号)に変換するための情報である。この係数データWiの生成方法については後述する。
この係数メモリ106には、上述したクラス検出回路105で生成されたクラスコードCLが、読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ106からはクラスコードCLで示されるクラスに対応した係数データWiが読み出され、その係数データWiが推定予測演算回路107に供給される。
また、画像信号処理装置100は、推定予測演算回路107と、出力端子108とを有している。推定予測演算回路107は、予測タップ選択回路103で選択的に抽出された予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、係数メモリ106から読み出された係数データWiとを用い、(4)式の推定式に基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyを求める。出力端子108は、推定予測演算回路107で生成された各画素データからなる画像信号Vbを出力するための端子である。
Figure 0004441860
次に、画像信号処理装置100の動作を説明する。
SD信号である画像信号Vaが入力端子101に入力される。そして、この画像信号Vaは補間回路102に供給される。補間回路102では、画像信号Vaを構成する画素データを用いて、例えばサイン関数による補間処理が行われ、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcが生成される。この画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持っている。つまり、この補間回路102では、位相シフトと波形生成とが同時に行われる。
そして、この補間回路102で生成された画像信号Vcに基づいて、クラス分類適応処理により、画像信号Vbを構成する各画素データが生成される。
すなわち、クラスタップ選択回路104では、補間回路102で生成された画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データが、クラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データは、クラス検出回路105に供給される。クラス検出回路105では、クラスタップのデータとしての複数の画素データkiのそれぞれに対してADRC処理が施されて再量子化コードqiが得られ、さらにこの再量子化コードqiを用いてクラスコードCLが生成される((2)式、(3)式参照)。
このクラスコードCLは、係数メモリ106に読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ106からは、クラスコードCLで示されるクラスに対応した係数データWiが読み出される。この係数データWiは、推定予測演算回路107に供給される。予測タップ選択回路103では、補間回路102で生成された画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが、予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、推定予測演算回路107に供給される。
推定予測演算回路107では、予測タップのデータとしての複数の画素データxiおよび係数データWiが用いられ、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyが、(4)式の推定式に基づいて求められる。この推定予測演算回路107では、画像信号Vbにおける注目画素位置が順次変化していくことで、画像信号Vbの全画素位置の画素データyが得られる。そして、この推定予測演算回路107から出力される画像信号Vbは、出力端子108に出力される。この画像信号Vbは、低域成分の他に、画像信号Vcにはない高域成分を持つものとなる。
上述したように、画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持っている。そのため、画像信号Vcから画像信号Vbを生成する上述したクラス分類適応処理では、位相シフトは行われず、波形生成のみが行われる。
このように、図1に示す画像信号処理装置100においては、SD信号である画像信号Vaを画素データの個数が異なるHD信号である画像信号Vbに変換する際に、画像信号Vaから補間処理により画像信号Vbを構成する各画素データに対応した複数の画素データからなる画像信号Vcが生成され、この画像信号Vcに基づいてクラス分類適応処理により画像信号Vbを構成する各画素データが生成される。
これにより、図1に示す画像信号処理装置100によれば、補間回路102における補間処理に位相シフトを担当させ、予測タップ選択回路103、クラスタップ選択回路104、クラス検出回路105、係数メモリ106および推定予測演算回路107におけるクラス分類適応処理に波形生成のみ担当させるものであり、当該クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、画像信号Vaから画像信号Vbへの変換能力を高めることができる。
なお、図1に示す画像信号処理装置100は、画像信号Vaを当該画像信号Vaより画素データの個数が多い画像信号Vbに変換するものであるが、画像信号Vaを当該画像信号Vaより画素データの個数が少ない画像信号Vbに変換する画像信号処理装置も同様に構成できる。
ここで、上述した画像信号処理装置100の係数メモリ106(図1参照)に格納される、係数データWi(i=1〜n)の生成方法について説明する。この係数データWiは、学習によって生成される。
まず、学習方法について説明する。上述の(4)式において、学習前は係数データW1,W2,‥‥,Wnは未定係数である。学習は、クラス毎に、複数の学習データを用いることで行われる。学習データ数がmの場合、(4)式に従って、以下に示す(5)式が設定される。nは予測タップの数を示している。
k=W1×xk1+W2×xk2+‥‥+Wn×xkn ・・・(5)
(k=1,2,‥‥,m)
m>nの場合、係数データW1,W2,‥‥,Wnは、一意に決まらないので、誤差ベクトルeの要素ekを、以下の(6)式で定義し、(7)式のe2を最小にする係数データを求める。いわゆる最小二乗法によって係数データを一意に定める。
k=yk−{W1×xk1+W2×xk2+‥‥+Wn×xkn} ・・・(6)
(k=1,2,‥‥m)
Figure 0004441860
(7)式のe2を最小とする係数データを求めるための実際的な計算方法としては、まず、(8)式に示すように、e2を係数データWi(i=1〜n)で偏微分し、iの各値について偏微分値が0となるように係数データWiを求めればよい。
Figure 0004441860
(9)式、(10)式のようにXji,Yiを定義すると、(8)式は、(11)式の行列式の形に書くことができる。この(11)式が、係数データを算出するための正規方程式である。この正規方程式を掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等の一般解法で解くことにより、係数データWi(i=1〜n)を求めることができる。
Figure 0004441860
Figure 0004441860
次に、図5を参照して、係数データWiを生成する係数データ生成装置150を説明する。
この係数データ生成装置150は、入力端子151と、垂直フィルタ152と、水平フィルタ153とを有している。入力端子151は、上述した画像信号Vbに対応した、教師信号としての画像信号Vb′を入力するための端子である。垂直フィルタ152は入力端子151に入力された画像信号Vb′の垂直方向の帯域を制限する。水平フィルタ153は、垂直フィルタから出力された画像信号の水平方向の帯域を制限し、上述した画像信号Vcに対応した垂直、水平の帯域および画素数を持つ、生徒信号としての画像信号Vc′を得る。
また、係数データ生成装置150は、予測タップ選択回路154と、クラスタップ選択回路155とを有している。これら予測タップ選択回路154、クラスタップ選択回路155は、それぞれ、水平フィルタ153で得られた画像信号Vc′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。これら予測タップ選択回路154、クラスタップ選択回路155は、それぞれ、上述した画像信号処理装置100の予測タップ選択回路103、クラスタップ選択回路104に対応するものである。
また、係数データ生成装置150は、クラス検出回路156を有している。このクラス検出回路156は、クラスタップ選択回路155で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。このクラス検出回路156は、上述した画像信号処理装置100のクラス検出回路105に対応するものである。
また、係数データ生成装置150は、教師タップ選択回路157を有している。この教師タップ選択回路157は、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データを選択的に抽出する。
また、係数データ生成装置150は、正規方程式生成回路158を有している。この正規方程式生成回路158は、教師タップ選択回路157で選択的に抽出された、画像信号Vb′における各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応して予測タップ選択回路154で選択的に抽出された、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応してクラス検出回路156で生成されたクラスコードCLとから、クラス毎に、係数データWiを得るための正規方程式((11)式参照)を生成する。
この場合、1個の画素データyとそれに対応する複数個の画素データxiとの組み合わせで1個の学習データが生成される。教師信号としての画像信号Vb′と、それに対応した生徒信号としての画像信号Vc′との間で、クラス毎に、多くの学習データが生成されていく。これにより、正規方程式生成回路158では、クラス毎に、係数データWiを得るための正規方程式が生成される。
また、係数データ生成装置150は、係数データ決定回路159と、係数メモリ160とを有している。係数データ決定回路159は、正規方程式生成回路158から正規方程式のデータの供給を受け、当該正規方程式を掃き出し法等によって解き、各クラスの係数データWiを求める。係数メモリ160は、この各クラスの係数データWiを格納する。
図5に示す係数データ生成装置150の動作を説明する。
入力端子151には、教師信号としての画像信号Vb′が入力される。この画像信号Vb′に対して、垂直フィルタ152で垂直方向の帯域が制限され、水平フィルタ153で水平方向の帯域が制限され、生徒信号としての画像信号Vc′が得られる。
クラスタップ選択回路155では、画像信号Vc′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データがクラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データはクラス検出回路156に供給される。そして、クラス検出回路156では、各画素データに対してADRC等のデータ圧縮処理が施されて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが生成される((3)式参照)。このクラスコードCLは、正規方程式生成回路158に供給される。
予測タップ選択回路154では、画像信号Vc′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、正規方程式生成回路158に供給される。また、教師タップ選択回路157では、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyが選択的に抽出される。この画素データyは、正規方程式生成回路158に供給される。
そして、正規方程式生成回路158では、画像信号Vb′における各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応した、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyが属するクラスを示すクラスコードCLとから、クラス毎に、係数データWiを得るための正規方程式((11)式参照)が生成される。
このように生成された正規方程式のデータは、係数データ決定回路159に供給される。この係数データ決定回路159では、それぞれの正規方程式が解かれ、各クラスの係数データWiが求められる。そして、この各クラスの係数データWiは、係数メモリ160に格納される。
このように、図5の係数データ生成装置150においては、上述した画像信号処理装置100の係数メモリ106に格納すべき、クラスコードCLで示される各クラスの係数データWiを生成できる。
なお、図1の画像信号処理装置100における処理を、例えば図6に示すような画像信号処理装置500により、ソフトウェアで実現することも可能である。
まず、図6に示す画像信号処理装置500について説明する。この画像信号処理装置500は、装置全体の動作を制御するCPU501と、このCPU501の制御プログラムや係数データ等が格納されたROM(Read Only Memory)502と、CPU501の作業領域を構成するRAM(Random Access Memory)503とを有している。これらCPU501、ROM502およびRAM503は、それぞれバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)505と、光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等のリムーバブルな記憶媒体を取り扱うドライブ506とを有している。これらドライブ505,506は、それぞれバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、インターネット等の通信網507に有線または無線で接続する通信部508を有している。この通信部508は、インタフェース509を介してバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機510からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路511と、LCD(liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等からなるディスプレイ513とを有している。受信回路511はインタフェース512を介してバス504に接続され、同様にディスプレイ513はインタフェース514を介してバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、SD信号である画像信号Vaを入力するための入力端子515と、HD信号である画像信号Vbを出力するための出力端子517とを有している。入力端子515はインタフェース516を介してバス504に接続され、同様に出力端子517はインタフェース518を介してバス504に接続される。
ここで、上述したようにROM502に制御プログラムや係数データ等を予め格納しておく代わりに、これら制御プログラムや係数データを例えばインターネットなどの通信網507より通信部508を介してダウンロードし、ハードディスクドライブ505やRAM503に格納して使用することもできる。また、これら制御プログラムや係数データ等をリムーバブルな記憶媒体で提供するようにしてもよい。
また、処理すべき画像信号Vaを入力端子515より入力する代わりに、予めハードディスクドライブ505に記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網507より通信部508を介してダウンロードしてもよい。また、処理後の画像信号Vbを出力端子517に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ513に供給して画像表示をしたり、さらにはハードディスクドライブ505に格納したり、通信部508を介してインターネットなどの通信網507に送出するようにしてもよい。
図7のフローチャートを参照して、図6に示す画像信号処理装置500における、画像信号Vaから画像信号Vbを得るための処理手順を説明する。
まず、ステップST10で、処理を開始し、ステップST11で、例えば入力端子515より装置内に1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaを入力する。このように入力される画像信号VaはRAM503に一時的に記憶される。なお、この画像信号Vaが装置内のハードディスクドライブ505に予め記録されている場合には、このドライブ505から画像信号Vaを読み出し、読み出された画像信号VaをRAM503に一時的に記憶する。
そして、ステップST12で、画像信号Vaの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST13で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST14に進む。
このステップST14では、例えばサイン関数による補間処理により、画像信号Vaを構成する画素データを用い、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcを生成する。
次に、ステップST15で、画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST16で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST17で、画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。そして、ステップST18で、ステップST16で生成されたクラスコードCLに対応した係数データWiとステップST17で取得された複数の画素データxiを使用して、(4)式の推定式に基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyを生成する。
次に、ステップST19で、ステップST14で生成された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vcの画素データの全領域において画像信号Vbの画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST11に戻り、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST15に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
このように、図7に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力された画像信号Vaの画素データを処理して、画像信号Vbの画素データを得ることができる。このように処理して得られた画像信号Vbは出力端子517に出力されたり、ディスプレイ513に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ505に供給されて記録されたりする。
また、処理装置の図示は省略するが、図5の係数データ生成装置150における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
図8のフローチャートを参照して、係数データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST20で、処理を開始し、ステップST21で、教師信号としての画像信号Vb′を1フレーム分または1フィールド分だけ入力する。そして、ステップST22で、画像信号Vb′の全フレームまたは全フィールドの処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST23で、ステップST21で入力された画像信号Vb′の垂直、水平の各方向の帯域を制限して、生徒信号としての画像信号Vc′を生成する。
次に、ステップST24で、画像信号Vc′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST25で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST26で、画像信号Vc′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。そして、ステップST27で、ステップST25で生成されたクラスコードCL、ステップST26で取得された複数の画素データxi、および画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyを用いて、クラス毎に、(11)式に示す正規方程式を得るための加算をする((9)式、(10)式参照)。
次に、ステップST28で、ステップST21で入力された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の画素データの全領域において学習処理が終了したか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST21に戻って、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、学習処理を終了していないときは、ステップST24に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
上述したステップST22で、処理が終了したときは、ステップST29で、上述のステップST27の加算処理によって生成された、各クラスの正規方程式を解いて、各クラスの係数データWiを求める。そして、ステップST30で、その各クラスの係数データWiを係数メモリにストアし、ステップST31で処理を終了する。
このように、図8に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図5に示す係数データ生成装置150と同様の手法によって、各クラスの係数データWiを生成できる。
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。図9は、第2の実施の形態としての画像信号処理装置100Aの構成を示している。この画像信号処理装置100Aも、525i信号というSD信号である画像信号Vaを、1050i信号というHD信号である画像信号Vbに変換する。ここで、画像信号Vaは第1の情報信号を構成し、画像信号Vbは第2の情報信号を構成している。この図9において、図1と対応する部分には同一符号を付して示し、適宜説明を省略する。
画像信号処理装置100Aは、入力端子101と、補間回路102とを有している。入力端子101は、SD信号である画像信号Vaを入力するための端子である。補間回路102は、画像信号Vaを構成する画素データを用い、補間処理により、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcを生成する。この画像信号Vcは第3の情報信号を構成している。この画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持つものとなる。
また、画像信号処理装置100Aは、処理回路109を有している。この処理回路109は、クラス分類適応処理により、補間回路102で生成された画像信号Vcに基づいて、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vdを生成する。この画像信号Vdは第4の情報信号を構成している。この画像信号Vdは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持つものとなる。
ここで、処理回路109は、予測タップ選択回路103、クラスタップ選択回路104、クラス検出回路105、係数メモリ106および推定予測演算回路107で構成される。これら予測タップ選択回路103、クラスタップ選択回路104、クラス検出回路105、係数メモリ106および推定予測演算回路107は、図1に示す画像信号処理装置100におけるものと同様のものである。したがって、処理回路109で生成される画像信号Vdは、図1に示す画像信号処理装置100における画像信号Vbと同じものとなる。
また、画像信号処理装置100Aは、抽出手段としての低域遮断フィルタ110を有している。この低域遮断回フィルタ110は、処理回路109で生成された画像信号Vdの低域を遮断して、この画像信号Vdが持つ高域成分HEを抽出する。
また、画像信号処理装置100Aは、加算回路111および出力端子108を有している。加算回路111は、補間回路102で生成された画像信号Vcに、低域遮断フィルタ110で抽出された高域成分HEを加算し、画像信号Vbを取得する。出力端子108は、加算回路111で得られた画像信号Vbを出力するための端子である。
次に、画像信号処理装置100Aの動作を説明する。
SD信号である画像信号Vaが入力端子101に入力される。そして、この画像信号Vaは補間回路102に供給される。補間回路102では、画像信号Vaを構成する画素データを用いて、例えばサイン関数による補間処理が行われ、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcが生成される。この画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持っている。つまり、この補間回路102では、位相シフトと波形生成とが同時に行われる。
この補間回路102で生成された画像信号Vcは処理回路109に供給される。この処理回路109では、この画像信号Vcに基づいて、クラス分類適応処理により、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vdが生成される。この画像信号Vdは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持っている。また、この画像信号Vdは、低域成分の他に、画像信号Vcにはない高域成分を持つものとなる。ただし、低域成分に関しては、画像信号Vcの方が画像信号Vdより正しい低域成分を持つ傾向がある。
この処理回路109で生成された画像信号Vdは低域遮断フィルタ110に供給される。この低域遮断フィルタ110では、画像信号Vdの低域が遮断されて、この画像信号Vdが持つ高域成分HEが抽出される。この高域成分HEは加算回路111に供給される。そして、加算回路111では、補間回路102で生成された画像信号Vcに、画像信号Vdから抽出された高域成分HEが加算され、画像信号Vbが得られる。この画像信号Vbは出力端子108に出力される。
上述したように、画像信号Vcは、画像信号Vbの各画素と同じ画素位置の画素データを持っている。そのため、画像信号Vcから画像信号Vdを生成する上述した処理回路109におけるクラス分類適応処理では、位相シフトは行われず、波形生成のみが行われる。
このように、図9に示す画像信号処理装置100Aにおいては、SD信号である画像信号VaをHD信号である画像信号Vbに変換する際に、画像信号Vaから補間処理により画像信号Vbを構成する各画素データに対応した複数の画素データからなる画像信号Vcが生成され、この画像信号Vcに基づいてクラス分類適応処理により、画像信号Vcと同じ個数の画素データを持つ画像信号Vdが生成され、この画像信号Vdから抽出された高域成分HEが画像信号Vcに加算されて画像信号Vbが得られる。
これにより、この画像信号処理装置100Aによれば、補間回路102における補間処理に位相シフトを担当させ、処理回路109におけるクラス分類適応処理に波形生成のみ担当させるものであり、当該クラス分類適応処理における波形生成能力を高めることができ、しかもこの処理回路109で生成される画像信号Vdをそのまま画像信号Vbとするものではなく、高域成分に関しては当該画像信号Vdから抽出された高域成分HEを用いるが、低域成分に関しては当該画像信号Vdが持つ低域成分より正しい傾向にある画像信号Vcを用いて画像信号Vbを得るものであり、画像信号Vaから画像信号Vbへの変換能力を、図1に示す画像信号処理装置100よりもさらに高めることができる。
なお、図9の画像信号処理装置100Aにおける処理も、例えば図6に示すような画像信号処理装置500により、ソフトウェアで実現可能である。図10のフローチャートを参照して、その処理手順を説明する。
まず、ステップST40で、処理を開始し、ステップST41で、例えば入力端子515より装置内に1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaを入力する。このように入力される画像信号VaはRAM503に一時的に記憶される。なお、この画像信号Vaが装置内のハードディスクドライブ505に予め記録されている場合には、このドライブ505から画像信号Vaを読み出し、読み出された画像信号VaをRAM503に一時的に記憶する。
そして、ステップST42で、画像信号Vaの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST43で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST44に進む。
このステップST44では、例えばサイン関数による補間処理により、画像信号Vaを構成する画素データを用い、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vcを生成する。
次に、ステップST44で生成された画像信号Vcに基づいて、以下のクラス分類適応処理により、画像信号Vbを構成する各画素データにそれぞれ対応した複数の画素データからなる画像信号Vdを生成する。
すなわち、ステップST45で、画像信号Vcに基づいて、画像信号Vdにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST46で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vdにおける注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
そして、ステップST47で、画像信号Vcに基づいて、画像信号Vdにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。そして、ステップST48で、ステップST46で生成されたクラスコードCLに対応した係数データWiとステップST47で取得された複数の画素データxiを使用して、(4)式の推定式に基づいて、画像信号Vdにおける注目画素位置の画素データyを生成する。
そして、ステップST49で、ステップST44で生成された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vcの全領域において画像信号Vdの画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。処理が終了していないときは、ステップST45に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
処理が終了しているときは、ステップST50に進む。このステップST50では、ステップST45〜ステップST49のクラス分類適応処理で生成された画像信号Vdから、高域成分HEを抽出する。そして、ステップST51で、ステップST44で生成された画像信号Vcに、ステップST50で抽出された画像信号Vdの高域成分HEを加算して、画像信号Vbを生成する。その後、ステップST41に戻り、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの入力処理に移る。
このように、図10に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力された画像信号Vaの画素データを処理して、画像信号Vbの画素データを得ることができる。このように処理して得られた画像信号Vbは出力端子517に出力されたり、ディスプレイ513に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ505に供給されて記録されたりする。
なお、上述実施の形態においては、情報信号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合にも、この発明を同様に適用することができる。
この発明は、第1の情報信号をこの第1の情報信号とは情報データの個数が異なる第2の情報データに変換する際に、その変換能力を高めることができるものであり、例えばSD信号をHD信号に変換する用途に適用できる。
第1の実施の形態としての画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 SD信号(525i信号)とHD信号(1050i信号)の画素位置関係を示す図である。 補間処理における補間位置を示す図である。 予測タップ、クラスタップのパターン例を示す図である。 係数データ生成装置の構成を示すブロック図である。 ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 画像信号処理の処理手順を示すフローチャートである。 係数データ生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態としての画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 画像信号処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100,100A・・・画像信号処理装置、101・・・入力端子、102・・・補間回路、103・・・予測タップ選択回路、104・・・クラスタップ選択回路、105・・・クラス検出回路、106・・・係数メモリ、107・・・推定予測演算回路、108・・・出力端子、109・・・処理回路、110・・・低域遮断フィルタ、111・・・加算回路、150・・・係数データ生成装置、500・・・画像信号処理装置

Claims (10)

  1. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号とは上記情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間手段と、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段と
    を備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  2. 上記情報データ生成手段は、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応した、推定式で用いられる係数データを発生する係数データ発生手段と、
    上記第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記係数データ発生手段で発生された係数データおよび上記データ選択手段で選択された複数の情報データを用い、上記推定式に基づいて上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理装置。
  3. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号とは上記情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備えることを特徴とする情報信号処理方法。
  4. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号とは上記情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換するために、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備える情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  5. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号とは上記情報データの個数が異なる第2の情報信号に変換するために、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備える情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間手段と、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理手段と、
    上記処理手段で得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出手段と、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に、上記抽出手段で抽出された高域成分を加算して、上記第2の情報信号を得る加算手段とを備え、
    上記処理手段は、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、上記第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記補間手段で生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応して、上記第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを有する
    ことを特徴とする情報信号処理装置。
  7. 上記情報データ生成手段は、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応した、推定式で用いられる係数データを発生する係数データ発生手段と、
    上記第3の情報信号に基づいて、上記第4の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記係数データ発生手段で発生された係数データおよび上記データ選択手段で選択された複数の情報データを用い、上記推定式に基づいて上記第4の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報信号処理装置。
  8. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理ステップと、
    上記処理ステップで得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に、上記抽出ステップで抽出された高域成分を加算して、上記第2の情報信号を得る加算ステップとを備え、
    上記処理ステップは、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを有する
    ことを特徴とする情報信号処理方法。
  9. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換するために、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理ステップと、
    上記処理ステップで得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に、上記抽出ステップで抽出された高域成分を加算して、上記第2の情報信号を得る加算ステップとを備え、
    上記処理ステップは、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを有する
    情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  10. 複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなり、上記第1の情報信号より情報データの個数が多い第2の情報信号に変換するために、
    上記第1の情報信号を構成する情報データを用い、補間処理により、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第3の情報信号を生成する補間ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号を構成する各情報データにそれぞれ対応した複数の情報データからなる第4の情報信号を得る処理ステップと、
    上記処理ステップで得られた第4の情報信号から高域成分を抽出する抽出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に、上記抽出ステップで抽出された高域成分を加算して、上記第2の情報信号を得る加算ステップとを備え、
    上記処理ステップは、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記第4の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記補間ステップで生成された第3の情報信号に基づいて、上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第4の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを有する
    情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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