JP4440074B2 - 農産物の取出供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リンゴ、梨、トマト、メロンなどの農産物を選別包装して出荷する選果場などで用いるのに好適な農産物の取出供給装置に係り、各生産者からコンテナに入れられて持ち込まれた農産物(コンテナ内にランダムに詰められた例えばリンゴ)をこのコンテナを反転することなく取り出して選別装置等の処理装置へ供給することのできる農産物の取出供給装置に関する。
リンゴ、梨、トマト、メロンなどの農産物を持ち上げて移動させ、他の場所に供給する手段として、吸着力を利用した供給装置が用いられており、このような吸着力を利用した供給装置の中で複数の農産物を一括して吸着する形式のものとして以下に説明するようなものが提案されている。
第1の従来例として、下部が開口した矩形形状の昇降および水平移動可能なケース内を水平に配置した金網により上下に2分し、上方に真空室を形成する一方、下方には多数の細孔を上下方向に沿って貫通形成した直方体形状のスポンジ製の吸着パッドを内装している。前記ケースの真空室内は真空ポンプにより吸引され、該ケースを複数本の胡瓜が並列されている下方に降下させると、前記吸着パッドの多数の細孔が適宜に分担してこれら複数本の胡瓜を一度に吸着保持する。
そして、前記ケースが上昇した後製品箱の上方まで水平に移動し、該製品箱に向かって該ケースを所定位置まで降下させ、そこで前記真空室内を吸引ポンプから大気へと連通状態を切換えると、吸着保持した複数本の胡瓜が前記製品箱内に供給される(特許文献1、図6、図7)。
第2の従来例として、昇降および水平移動可能な作用体に対し、コイルばねを介して板体を吊り下げ、この板体に複数の吸着パッドを取り付けており、これらの吸着パッドは個々に吸引ホースを介して吸引ポンプに接続されている。この吸着パッドは、吸引ホースが接続されている筒杆を前記板体に対して昇降可能に装着すると共にばねにより下方に付勢し、この筒杆の下端部に上下に伸縮可能な蛇腹筒を取り付けている。
前記作用体を降下させ、コンテナ内の複数の胡瓜に蛇腹筒の下端面が当接し、さらに該作用体が降下すると、前記板体に対して前記作用体の対向間隔が狭まり、該作用体に設けたスイッチが該板体によりオンされ、該作用体の降下が停止される。そして、前記作用体が上昇後水平に移動して吸着保持した胡瓜を搬送ベルト上に移載する(特許文献2)。
第3の従来例として、昇降および水平移動可能な密閉された吸引ケースに複数のバルブ機構を設け、該バルブ機構は該吸引ケースの底板に形成した通孔を貫通するプランジャの下端を上方に移動させると、該通孔を塞ぐバルブが開き、該通孔の下部に設けた蛇腹筒(この蛇腹筒の下部にはスポンジが設けられている)と該吸引ケースとが連通する。前記吸引ケースが下方のコンテナに向けて降下し、該バルブ機構のプランジャ下端が該コンテナ内の胡瓜に当接すると、前記バルブが開いて胡瓜が前記蛇腹筒のスポンジに吸着する。また、このスポンジに胡瓜が当接するのを位置検出センサが検知すると、前記吸引ケースの降下が停止する(特許文献3)。
特開平8−157057号公報 特開平8−019761号公報 特開平11−278658号公報
上記した第1の従来例にあっては、以下の問題が指摘されている。
前記ケースが降下して胡瓜に当接した際、複数の胡瓜の高さに差があってもスポンジ製吸着パッドが若干収縮することにより複数の胡瓜を吸着することができるが、この高低差が大きいと吸着できない胡瓜が生じる。
胡瓜が吸着できなかった場合、細孔から空気漏れが生じるので吸引力が弱まり、吸着保持した胡瓜が搬送途中で落下する虞があり、このようにして胡瓜が落下すると、更に空気漏れが拡大し、連鎖的に胡瓜の落下が生じることが考えられる。
上記した第2の従来例にあっては、以下の問題が指摘されている。
固定配置されている吸引ポンプと接続するように屈曲自在な吸引ホース群が各吸着パッドに接続連結されているため、吸着パッドの個数が多いと配管作業などの作業コストが増える一方、各吸着パッドをスムーズに昇降させるには、各吸着パッドに接続したホースの重量、ホースの曲がりなどによる抵抗などのバランスをとる必要があり、調整作業も多くなる。
ホース群の重量や抵抗により吸着パッドがスムーズ昇降しなくなることも考えられ、この場合には吸着ミスを招くことが考えられる。
また、胡瓜に対して吸着パッドが当接すると多数の吸着パッドを備えた板体の降下が停止され、作用体がさらにばねを縮めながらスイッチがオンするまで該板体に接近するので、この間に該ばねの弾性力が胡瓜に加わるため、胡瓜を傷めることも考えられる。
上記した第3の従来例にあっては、コンテナ内に並べられた胡瓜の配列が一定でなくても吸着できると共に、コンテナ内の胡瓜が不揃いであっても胡瓜のない吸着パッドについてはそのバルブ機構が弁を閉じた状態に維持されているため、吸引ケース内の吸引圧が低下することがないため、確実に胡瓜を吸着できるが、以下の問題が指摘されている。
胡瓜のような比較的小さな形状の農産物にあっては、コンテナ内に配列されている複数の胡瓜の高低差が小さいため、蛇腹筒とその下端部に設けられているスポンジの伸縮によりこの高低差を吸収できるが、りんごや梨などの大きな果実の段差(コンテナ内に詰められた状態で生じる差)に対応して吸着することは困難な場合があると共に、大型果実から小型果実までに亘って確実に吸着して移載することは困難であり、特に隣り合う農産物の大きさに差がある場合には現実的に難しい。
本願発明の第1の目的は、このような従来の問題に鑑みなされたもので、コンテナ内に収容された農産物を一括吸着して処理装置などの他の場所へ移載することのできる農産物の取出供給装置を提供しようとするものである。
本願発明の第2の目的は、コンテナなどの容器内の農産物高さが不揃いでも吸着可能で、りんごなどの大きな果実でも確実に吸着し、取り出して別の場所に移載供給できる農産物の取出供給装置を提供しようとするものである。
本願発明の第3の目的は、コンテナなどの容器に収容されている農産物を圧迫することなく取り出すことができる農産物の取出供給装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、請求項1に記載のように、複数の農産物を負圧を利用して吸着し吊り下げ保持可能な移載手段と、農産物が収容されている容器に対し、前記移載手段を昇降可能に駆動する昇降手段と、前記昇降手段の駆動停止を制御する制御手段とを備え、吸着保持した農産物を他の場所へ移載する農産物の取出供給装置であって、前記移載手段は、吸引装置と連通する吸引筐体と、前記吸引筐体内に連通すると共に上下方向に移動可能なパイプ状の吸着ロッドが該吸引筐体から下方に延び、下端の吸着部で農産物を吸着し、且つ該吸引筺体に対して上下方向長さを弾性力に抗して所定の距離だけ短くできる複数の農産物保持機構を有し、前記制御手段は、複数の前記農産物保持機構の中で最初に農産物に当接した農産物保持機構の吸着部下端と前記吸引筐体との間の変化する所定の距離に基づいて前記移載手段の降下停止位置を決定することを特徴とする。
第2の発明は、請求項2に記載のように、上記第1の発明で、前記容器内の農産物の高さを検知する高さ検知手段を有し、前記制御手段は、前記高さ検知手段で検知した最大高さに前記所定の距離を付加した距離を前記移載手段の降下量として前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする。
第3の発明は、請求項3に記載のように、上記第1の発明で、前記移載手段が降下中に前記複数の農産物保持機構の中で前記所定の距離を最も早く移動した農産物保持機構を検知する変化位置検出手段を有し、前記制御手段は前記変化位置検出手段が最も早く移動した農産物保持機構を検知すると、前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする。
第4の発明は、請求項4に記載のように、上記第1の発明で、前記容器内の農産物の高さを検知する高さ検知手段と、前記移載手段が降下中に前記複数の農産物保持機構の中で前記所定の距離を最も早く移動した農産物保持機構を検知する変化位置検出手段と、を有し、前記制御手段は、前記高さ検知手段で検知した最大高さまで前記移載手段を降下させ、さらに前記変化位置検出手段が最も早く移動した農産物保持機構を検知すると、前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする。
第5の発明は、請求項5に記載のように、上記いずれかの発明で、前記容器と前記移載手段とを上下に正対するように、前記容器と前記移載手段とを水平方向において相対移動させる相対移動手段を有することを特徴とする。
第6の発明は、請求項6に記載のように、上記いずれかの発明で、前記農産物保持機構は、前記吸着ロッドを前記吸引筐体に対して下方に付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
第7の発明は、請求項7に記載のように、上記第6の発明で、前記吸着ロッドの下端部の吸着部が蛇腹構造の吸着パッドで、前記付勢手段のばね力よりも小さいばね力としたことを特徴とする。
第8の発明は、請求項8に記載のように、上記第7の発明で、複数の前記吸着パッドで1個の農産物を吸着保持することを特徴とする。
第9の発明は、請求項9に記載のように、上記いずれかの発明で、前記農産物保持機構は、空吸引時に前記吸着ロッドが前記吸引筐体と連通するのを該吸引筐体内の負圧を利用して阻止する逆止弁を設けたことを特徴とする。
第10の発明は、請求項10に記載のように、上記いずれかの発明で、前記所定の距離は、前記容器内の農産物の高さ以下としたことを特徴とする。
本発明によれば、最初に農産物に当接した農産物保持機構の弾性的に変化する所定の距離に基づいて移載手段の降下停止位置を決定するので、一括して複数の農産物を確実に吸着保持して他の場所、例えば選別装置などの処理装置へ移載することができる。
また、コンテナなどの容器内に収容されている農産物が例えばりんごであれば上段の農産物の間に大きな段差が生じることもあり、みかんでは差ほどの段差がないが、前記所定の距離を大きく設定することにより、容器内の農産物間に大きな段差があっても、複数の農産物を一括して吸着保持することができる。その際高い位置の農産物に対する農産物保持機構はまだ縮むことができるので、この農産物に無理な力が加わることがないので、移載する農産物が傷むことがない。
また、農産物保持機構の縮みが限界に達する場合には、そこで移載手段の降下が停止するので、複数の農産物を一括して吸着保持できなくても最低1個の農産物を移載することができる。
請求項2に係る発明によれば、容器内の一番高い農産物の高さを事前に検出することで、移載手段の降下位置を的確に制御でき、例えばこの高さ位置まで移載手段を急速に降下させ、その後は所定の距離を付加した距離を緩やかに降下させて停止することで、吸着部の降下動作をスピーディーに行える。
請求項3に係る発明によれば、容器内に農産物が1個だけ存在していても、実際に農産物に当接している農産物保持機構の位置変化を検出できるので、農産物に無理な押圧を与えることなく吸着することができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項3に係る発明の効果に加え、検知高さまで吸着部を急速に降下させることができる。
請求項5に係る発明によれば、移載手段を確実に容器に向かってずれなく降下させることができる。
請求項6、7に係る発明によれば、付勢手段の適度な付勢力で吸着部である吸着パッドを農産物に押し付けることができる。
請求項8に係る発明によれば、容器内に配列されている農産物の配列状態に関わりなく効率よく農産物を吸着保持できる。
請求項9に係る発明によれば、吸着部に農産物がない場合でも、吸引筐体内の負圧の低下が阻止されるので、他の農産物保持機構の吸引力が低下することはない。
請求項10に係る発明によれば、容器内に収容されている最上段の農産物が2段になっているように農産物の高低差が大きい場合、一番上の段の農産物だけを吸着するので、この農産物に無理な押圧力が加わらず、移載する農産物を傷めることがない。
(第1の実施の形態)
図1から図8は本発明の第1の実施の形態を示す。
図1は本発明による農産物の取出供給装置の第1の実施の形態を示す正面図、図2は図1の上面図、図3は図1および図2に示す移載装置の正面図で、農産物を吸引式の農産物保持手段である農産物保持機構で吸引保持した状態を示す。図4は図3に示す農産物保持機構の構成を示し、(A)は無吸引状態、(B)は農産物の吸引状態を示す。図5は移載装置の昇降動作を行なう駆動回路のブロック図、図6は図3および図4に示す農産物保持機構における吸着ロッドに対し吸引筺体が降下できる昇降量(バッファ量)を説明するための図で、(A)は農産物としてのリンゴの高さを示し、(B)はバッファ量が最大の状態を示し、(C)はバッファ量がゼロの状態を示す。図7は農産物保持機構によりコンテナに収容されている1個の農産物を吸着した状態を示す図、図8は農産物保持機構におけるチェック弁の作動状態を示し、(A)は吸引なし状態、(B)は農産物の吸引状態、(C)は空吸引状態を示す。
本実施の形態の農産物の取出供給装置は、農産物の選果場において、農産物の選別装置における上流側に配置されたベルトコンベアからなる農産物移載コンベア1に対し、この農産物移載コンベア1に並設されたローラコンベアからなるコンテナ搬送コンベア2上のコンテナ3に収容された農産物Vを移載する。
本実施の形態の農産物の取出供給装置は、移載フレーム4の水平フレーム部4aに取り付けたスライドレール4bに対して後述する複数の農産物保持機構を備えた移載手段としての移載装置5が搬送コンベア2と農産物移載コンベア1との間をその上方位置で移動可能となっている。スライドレール4bにはスライダー4cがスライド自在に装着され、スライダー4cに対して昇降部材6が上下方向に移動可能となっており、この昇降部材の下端に移載装置5が固定されている。昇降部材6は不図示の駆動装置により昇降駆動される。
また、コンテナ搬送コンベア2上のコンテナ3はストッパ2bにより農産物の取出位置に静止した状態で、コンテナ3をコンテナ搬送コンベア2の片側に設けたガイド板2aに向けて押し付ける幅寄せシリンダ7が設けられている。コンテナ3はこの幅寄せシリンダ7によりガイド板2aに押し付けられ、移載装置5の真下の正規の取出位置に静止する。なお、幅寄せシリンダ7によるコンテナ3の幅寄せに代え、移載装置5をコンテナ3の上方位置に移動させるようにしてもよい。
農産物の取出供給装置の全体をコントロールする制御装置(図5参照)が幅寄せシリンダ7の幅寄せ動作の終了を確認すると(例えば幅寄せシリンダ7のシリンダロッドが元の位置に戻ったことを検知)、昇降部材6に降下指令を出力して移載装置5を降下させる。この降下量等の降下制御については後述する。
移載装置5が所定位置まで降下後、不図示の吸引装置(ブロワ、真空発生装置等)が吸引動作を開始することにより移載装置5の前記農産物保持機構によりコンテナ3内の農産物Vを吸引力により吸着保持する。そして、移載装置5が上昇を開始し、所定位置まで上昇するとスライドレール4bに沿って農産物移載コンベア1の上方の移載位置まで移載装置5を水平に移動させ、次いで昇降部材6を降下させると共に前記吸引装置の吸引動作を停止することにより前記農産物保持機構による農産物Vの吸着保持を解除し、吸着保持している農産物Vを農産物移載コンベア1上に降ろす。
農産物Vの移載が終了すると、移載装置5は逆の軌跡を辿って再びコンテナ内の農産物Vを農産物保持機構により吸着保持する。また、農産物搬送コンベア1上の農産物は選別装置に向けて搬送される。
移載装置5は、図3に示すように、密閉された直方体状の吸引筺体10の上板10aの上面に昇降部材6の下端部を固定している。この吸引筺体10には可撓性を有する吸引ホース11の一端側が接続されている。この吸引ホース11の他端側は不図示の遠隔制御可能な切換弁を介し、あるいは直接に不図示の前記吸引装置に接続されている。前記切換弁を介して吸引筺体10が前記吸引装置に接続されている場合には、この切換弁を大気側に切換えると、吸引筺体10内が大気圧となり、前記農産物保持機構による農産物Vの吸引保持ができない状態となる。またこの切換弁を吸引装置側に切換えると、吸引筺体10内が負圧となり、前記農産物保持機構による農産物Vの吸引保持が可能な状態となる。
本実施の形態において、図3および図4に示すように、吸引筺体10の底板10bには、複数(例えば19×8或いは、19×9といった態様)の孔部10cが形成され、これらの孔部10cにはスライド受部材10dを介して農産物保持機構12を構成するパイプ部材からなる吸着ロッド13が上下方向に移動自在に貫通している。吸引筺体10内に挿通される吸着ロッド13の上端部には、上記孔部10cの内径よりも大径の外形を有するクッションゴム13aが係止部材13bを介して装着され、このクッションゴム13aが吸引筺体10の底板10bに当接することで吸着ロッド13の抜け落ちを防止すると共に、衝突時の衝撃を緩衝できるようにしている。
吸着ロッド13の下端部には、チェック弁14が取り付けられ、さらにこのチェック弁の下端部には蛇腹式の吸着パッド15が取り付けられている。
このチェック弁14は、筒形状に形成された弁箱14a内に弁体をなす小球14bを移動自在に収納し、吸引筺体10内が大気圧状態の場合、図4(A)に示すように、小球14bは自重で下部の弁座をなす小孔14cを塞ぐが、吸引筺体10内が負圧状態になると、この小球14bが上方に引き上げられて上部の弁座をなす小孔14dを塞ぎ、吸引筺体10内を密閉して負圧状態を維持する。また、吸引筺体10内が負圧状態になる時に、吸着パッド15の下端開口が農産物Vに当接していると、吸着パッド15に農産物Vが吸着され、吸着パッド15内と弁箱14a内とを同じ負圧状態に維持するように小球14bは浮動状態で下部の弁座をなす小孔14cに接する。図8の(A)(B)(C)に示すチェック弁はこれらの状態を夫々示している。
また、吸着ロッド13の周囲には、スライド受部材10dとチェック弁14の弁箱14aとの間に圧縮コイルばね16が外装され、図4(A)に示すように、クッションゴム13aが吸引筺体10の底板10bに当接するまで吸着ロッド13を下方に向けて付勢している。
さらに、圧縮コイルばね16の収縮量と、吸着パッド15の収縮量は移載する農産物によって設定され、例えば図6に示すように、農産物Vがりんごの場合における高さをAとすると以下に示すようになる。なお、吸着パッド15のばね係数は圧縮コイルばね16のばね係数よりも小さく、まず吸着パッド15が縮み、続いて圧縮コイルばね16が縮む。
吸着ロッド13が圧縮コイルばね16によって下方に向けて延びた状態におけるこの圧縮コイルばね16の長さをL1、この圧縮コイルばね16が縮んだ状態での長さをS1とし、また吸着パッド15が延びた状態での長さをL2、吸着パッド15が縮んだ状態での長さをS2とすると、
A>(L1−S1)+(L2−S2)
を満足する関係、すなわち、圧縮コイルばね16の縮み量+吸着パッド15の縮み量をバッファ量とすると、このバッファ量が農産物の高さ以下となるように設定している。なお、このように、バッファ量を農産物Vの高さAよりも小さく設定することの作用効果については後述する。
本実施の形態において、圧縮コイルばね16の縮み量を約30mm、吸着パッド15の縮み量を約20mmとし、バッファ量を約50mm、りんご1個あたりの基準高さを約80mmとしている。
また、図3に示すように、並列する2つの農産物保持機構12の吸着パッド15により1つの農産物Vを吸着保持する小型の吸着パッド15を用いているが、1つの吸着パッドで1つの農産物Vを吸着保持できる大型の吸着パッド15を用いてもよい。
本実施の形態では、取出位置において、移載装置5を下方のコンテナ3に向けて降下させる前に、コンテナ3内に収容されている農産物の中で最も高い位置の農産物の高さを高さ検出手段17により検出している。高さ検出手段17としては、超音波センサ、レーザー、カメラ(2方向から撮影)、タッチセンサなどを利用した接触式センサ、モアレ縞などを用いた測距装置が使用できる。なお、例えば超音波方式の測距装置を用いる場合、この測距装置を移載装置5に取り付け、移載装置5を農産物移載コンベア1からコンテナ搬送コンベア2の上方位置まで水平に移動する際にコンテナ3内をスキャンすることで、コンテナ3内の農産物Vの中で最も高い高さを検出することができる。
また、超音波センサ(不図示)を移載装置5とは別の移載装置(不図示)に取付けて、移載装置5が農産物搬送コンベア1上に移動している間に不図示の移動装置に取り付けた超音波センサにより農産物の高さを検出することもできる。
ここで、農産物の高さ(H1)とは、例えば図5に示すように、コンテナ3内の農産物Vの頂点から高さ検出手段17の基準位置までの高さとした場合、所定の待機位置に待機している移載装置5の吸着パッド15の下端位置と該基準位置との上下方向の距離をH2とすると、移載装置5は最低でもH1+H2の最低降下距離(H)を降下させる必要がある。
一方、最低降下距離Hよりもさらに移載装置5を降下させる際、この追加降下距離が長すぎると、農産物保持機構12によりトップ位置の農産物Vを強く押し付け、この農産物Vを傷める虞がある。そこで、この追加降下距離が農産物Vに影響を与えない程度の距離とすれば、コンテナ3内で多少の段差を有して並置される複数の農産物Vに対しても一括して農産物保持機構12により吸着保持することができる。
本実施の形態において、この追加降下距離を上記したバッファ量としている。そして、制御装置18によりこの移載装置5の降下量を決定し、昇降部材6の駆動手段19の駆動制御を行なっている。
制御装置18には高さ検出手段17で検出した測距情報が入力され、制御装置18はこの測距情報に基づいて最低降下距離Hを演算し、駆動手段19を動作させて農産物保持機構12を急速度で最低降下距離まで降下させ、その後予め設定したバッファ量だけゆっくりと農産物保持機構12を降下させる。
なお、制御装置18は、バッファ量の設定が入力できるようになている。
図3は、コンテナ3内に収容され、最上段に並んでいる農産物V1〜V5の高低差はあまりなく、V1で示す農産物の高さが最も高いと検出される。この場合、複数の農産物保持機構12の中で、農産物V1の上方の農産物保持機構12の吸着パッド15の下端が最も早く農産物V1に接触し、次いで上記したバッファ量だけ移載装置5が降下して停止する。上述のように、最上段に並んでいる農産物にはあまり高低差がなく、この高低差がバッファ量の範囲内であるため、最上段の他の農産物V2〜V5にも対応する農産物保持機構12の吸着パッド15が接触し、全ての農産物V1〜V5の吸着保持が可能となる。
その際、最も高い位置の農産物V1には吸引筺体10の降下により吸着パッド15の下端と吸引筺体10の上限間の距離が狭まることで、圧縮コイルばね16と吸着パッド15が縮み、これら圧縮コイルばね16と吸着パッド15の縮み応じた弾性力が加わるが、圧縮コイルばね16および吸着パッド15のばね力を弱く設定することで、この農産物V1への影響はない。
一方、図7に示すように、コンテナ3の底に並んでいる農産物V6〜V9の上に1個の農産物V10が載った状態に収容されている場合、この農産物V10が最も高い位置として高さ検出手段17が検出する。したがって、移載装置5は農産物V10の頂点位置に吸着パッド15が到達するまで降下し、さらに上述したバッファ量だけ降下して停止する。しかし、底に並んだ農産物V6〜V9と、農産物10との高低差は略1個分の農産物の高さAであるため、上述のようにバッファ量がこの高さAよりも小さく、底に並んでいる農産物V6〜V9まで対応する農産物保持機構12の吸着パッド15は到達できず、結果として1個の農産物V10だけしか吸着保持できない。
しかし、バッファ量を越えて移載装置5を降下させると、最上位置の農産物V10には大きな力が加わり、この農産物V10を傷めてしまうことになるが、本実施の形態のように、追加降下量を適正なバッファ量としたことにより、一括して吸着保持できる農産物の個数がたとえ1個であっても、この農産物を傷めることなく移載させることができる。
(第2の実施の形態)
図9は本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態は、上記した第1の実施の形態と同様の構成で、吸引筺体10内で上下する吸着ロッド13の上端面の位置を位置センサ21で検出することで、移載装置5の降下を停止させるようにしたものである。
本実施の形態は、上記した第1の実施の形態と同様に、バッファ量を加味して移載装置の降下停止位置を決定するものであるが、移載装置5が最低降下距離を降下後、スピードを緩めてさらに降下すると、最高位置の農産物Vに対応した吸着ロッド13が最も早く農産物Vに当接して降下動作が停止され、当該吸着ロッドの上端が吸引筺体10内において離れる。この離れる距離は前記バッファ量に対応しているので、バッファ量に対応した位置に、フォトインタラプタ式の位置センサ21を構成する投光器21aと受光器21bを配置し、この投光器21aと受光器21bとの間の光路が吸着ロッド13の上端が遮ると、第1の実施の形態と同様に制御装置18が駆動手段19の動作を停止させる。
この場合、第1の実施の形態のように高さ検出手段17と併用することも、高さ検出手段17を用いなくてもバッファ量を加味して移載装置5の降下動作を停止させることができる。
高さ検出手段17との併用の場合には、制御装置18にバッファ量を予め設定する必要がなく、高さ検出手段17で検出して得られた最低降下距離に基づいて設定したある位置までは急速度で移載装置5を降下させ、その後はゆっくりと降下し、位置センサ21からの位置検知情報が入力さると昇降部材6の降下動作を停止させるようにすることができる。
また、高さ検出手段17を用いない場合には、移載装置5をゆっくりと降下させ、位置センサ21からの位置検知情報が入力さると昇降部材6の降下動作を停止させるようにすることができる。
(第3の実施の形態)
図10および図11は第3の実施の形態を示す。
本実施の形態は、1つの昇降部材6に対し、コンテナ搬送コンベア2の搬送方向に沿って2つの移載装置5を並列に取り付けたもので、一度に2つの移載装置5により、コンテナ搬送コンベア2上に静止している2つのコンテナ3に収容されている農産物Vを吸着保持して農産物移載コンベア1に移載できるようにしたものである。
コンテナ搬送コンベア2には、2つの取出位置を設ける必要から、各移載装置5に対応して設定された取出位置にそれぞれ幅寄せシリンダ7およびガイド2aを設け、またコンテナ3を静止させるストッパ2bをそれぞれ設けている。
本発明による農産物の取出供給装置の第1の実施の形態を示す正面図。 図1の平面図。 図1および図2に示す移載装置の正面図。 図3に示す農産物保持機構の構成を示し、(A)は無吸引状態、(B)は農産物の吸引状態を示す。 移載装置の昇降動作を行なう駆動回路のブロック図。 図3および図4に示す農産物保持機構における吸着ロッドに対し吸引筺体が降下できる昇降量(バッファ量)を説明するための図で、(A)は農産物としてのリンゴの高さを示し、(B)はバッファ量が最大の状態を示し、(C)はバッファ量がゼロの状態を示す。 農産物保持機構によりコンテナに収容されている1個の農産物を吸着した状態を示す図。 農産物保持機構におけるチェック弁の作動状態を示し、(A)は吸引なし状態、(B)は農産物の吸引状態、(C)は空吸引状態を示す。 第2の実施の形態を示す移載装置の正面図。 第3の実施の形態を示す農産物の取出供給装置の正面図。 図10の上面図。
符号の説明
V(V1〜V10) 農産物
1 農産物移載コンベア
2 コンテナ搬送コンベア
2a ガイド板 2b ストッパ
3 コンテナ
4 移載フレーム
4a 水平フレーム部 4b スライドレール 4c スライダー
5 移載装置
6 昇降部材
7 幅寄せシリンダ
10 吸引筺体
10a 上板 10b 底板 10c 孔部 10d スライド受部材
11 吸引ホース
12 農産物保持機構
13 吸着ロッド
13a クッションゴム 13b 係止部材
14 チェック弁
14a 弁箱 14b 小球 14c、14d 小孔
15 吸着パッド
16 圧縮コイルばね
17 高さ検出手段
18 制御装置
19 駆動手段
21 位置センサ
21a 投光器 21b 受光器

Claims (10)

  1. 複数の農産物を負圧を利用して吸着し吊り下げ保持可能な移載手段と、農産物が収容されている容器に対し、前記移載手段を昇降可能に駆動する昇降手段と、前記昇降手段の駆動停止を制御する制御手段とを備え、吸着保持した農産物を他の場所へ移載する農産物の取出供給装置であって、
    前記移載手段は、吸引装置と連通する吸引筐体と、前記吸引筐体内に連通すると共に上下方向に移動可能なパイプ状の吸着ロッドが該吸引筐体から下方に延び、下端の吸着部で農産物を吸着し、且つ該吸引筺体に対して上下方向長さを弾性力に抗して所定の距離だけ短くできる複数の農産物保持機構を有し、
    前記制御手段は、複数の前記農産物保持機構の中で最初に農産物に当接した農産物保持機構の前記所定の距離に基づいて前記移載手段の降下停止位置を決定することを特徴とする農産物の取出供給装置。
  2. 前記容器内の農産物の高さを検知する高さ検知手段を有し、前記制御手段は、前記高さ検知手段で検知した最大高さに前記所定の距離を付加した距離を前記移載手段の降下量として前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする請求項1に記載の農産物の取出供給装置。
  3. 前記移載手段が降下中に前記複数の農産物保持機構の中で前記所定の距離を最も早く移動した農産物保持機構を検知する変化位置検出手段を有し、前記制御手段は、前記変化位置検出手段が最も早く移動した農産物保持機構を検知すると、前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする請求項1に記載の農産物の取出供給装置。
  4. 前記容器内の農産物の高さを検知する高さ検知手段と、前記移載手段が降下中に前記複数の農産物保持機構の中で前記所定の距離を最も早く移動した農産物保持機構を検知する変化位置検出手段と、を有し、前記制御手段は、前記高さ検知手段で検知した最大高さまで前記移載手段を降下させ、さらに前記変化位置検出手段が最も早く移動した農産物保持機構を検知すると、前記昇降手段の降下を停止制御することを特徴とする請求項1に記載の農産物の取出供給装置。
  5. 前記容器と前記移載手段とを上下に正対するように、前記容器と前記移載手段とを水平方向において相対移動させる相対移動手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の農産物の取出供給装置。
  6. 前記農産物保持機構は、前記吸着ロッドを前記吸引筐体に対して下方に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の農産物の取出供給装置。
  7. 前記農産物保持機構は、前記吸着ロッドの下端部の吸着部が蛇腹構造の吸着パッドで、前記付勢手段のばね力よりも小さいばね力としたことを特徴とする請求項6に記載の農産物の取出供給装置。
  8. 複数の前記吸着パッドで1個の農産物を吸着保持することを特徴とする請求項7に記載の農産物の取出供給装置。
  9. 前記農産物保持機構は、空吸引時に前記吸着ロッドが前記吸引筐体と連通するのを該吸引筐体内の負圧を利用して阻止する逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の農産物の取出供給装置。
  10. 前記所定の距離は、前記容器内の農産物の高さ以下としたことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の農産物の取出供給装置。

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