JP4439880B2 - コンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラム - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツの内部属性に基づく付加情報を付加したコンテンツを配信するコンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラムに関するものである。
コンテンツ受信装置がネットワークを介して、コンテンツサーバに蓄積されているコンテンツを受信しようとする場合、一般にHTTP等の通信プロトコルを使ってコンテンツサーバにリクエストを送り、コンテンツデータを受信する(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、単純にコンテンツだけを指定してリクエストを送った場合、一度のリクエストでコンテンツのすべてがコンテンツサーバからコンテンツ受信装置に送られることになる。コンテンツ受信装置で通信プロトコルを扱うための受信バッファに制限がある場合でも、コンテンツの一部分だけを受信することができない。また、コンテンツ受信装置がすでにコンテンツのある部分を保持している場合でも、コンテンツを最初から最後まで受信しなければならない。
このようなことを改善するために、いくつかの通信プロトコルでは、コンテンツのある一部分を取得することができるよう、ブロック転送をサポートしている。例えばHTTPであれば、HTTPリクエストメッセージにRangeヘッダを含ませることにより、ブロック転送を実現している(例えば、特許文献1参照)。
コンテンツがAVコンテンツである場合、コンテンツ受信装置がコンテンツサーバに蓄積されている画像や音声を含むAVコンテンツをコンテンツ受信装置においてネットワーク再生しようとする場合も、上記と同様にAVコンテンツの送受信を行うことが出来る。特にAVコンテンツの場合は、AVコンテンツ再生装置は、内部のデコーダにAVコンテンツを送る前に受信バッファの空き状態を確認しながら、リクエストを送信する。この場合、上記のブロック転送を用いてAVコンテンツデータの送受信を行う。
特開2001−101091号公報 R.Fielding他著 「Hypertext Transfer Protocol−HTTP/1.1」, RFC2616
しかしながら、コンテンツサーバからコンテンツを伝送する際、コンテンツの各部分の内部属性にもとづいて、付加情報を一定の規則に従って付加させることがある。付加情報としては例えば、その部分の重要度についての情報や、暗号化に関する情報等がある。重要度についての付加情報では、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置の間にある中継装置等がそれを見て、ネットワーク負荷が高い場合に重要度の高いものから伝送をする。暗号化に関する情報としては例えば鍵に関する情報がある。
付加情報は、コンテンツ内で対応する内部属性が変化するたびに付与される。例えば重要度に関する付加情報であれば、コンテンツ内で重要度が変化するたびに付加情報をつけ直す。通信プロトコルの各転送単位(パケットやメッセージ)毎に、その通信プロトコルのヘッダの後に付加情報を必ず付加する。これは直前のパケットやメッセージがネットワーク上で失われた場合等に対処するため等の理由による。
図2は、コンテンツに対して付加情報が付与され、更にHTTPで伝送される場合のHTTPメッセージの例を示している。この図では、コンテンツが重要度によって3つのブロックに分けられているが、2つのHTTPメッセージで送信されるとする。1番目のHTTPメッセージでは、HTTPヘッダの後に、コンテンツブロック1のための付加情報、コンテンツブロック1、コンテンツブロック2のための付加情報、コンテンツブロック2の一部(前半)と続く。2番目のHTTPメッセージでは、HTTPヘッダの後に、まずコンテンツブロック2のための付加情報が続く。これはHTTPヘッダの後に付加情報を必ず付加するというルールによる。ついでコンテンツブロック2の一部(後半)、コンテンツブロック3のための付加情報、コンテンツブロック3が続く。
図3は、図2と同じコンテンツを3つのHTTPメッセージで送信する場合の例である。3つのHTTPメッセージで、3つのコンテンツブロックをそれぞれ送信する。1番目のHTTPメッセージでは、HTTPヘッダの後ろに、コンテンツブロック1のための付加情報、コンテンツブロック1と続く。2番目のHTTPメッセージでは、HTTPヘッダの後ろに、コンテンツブロック2のための付加情報、コンテンツブロック2と続く。3番目のHTTPメッセージでは、HTTPヘッダの後ろに、コンテンツブロック3のための付加情報、コンテンツブロック3と続く。
それぞれのHTTPメッセージのメッセージボディ(データ部)として送られるデータは、付加情報とコンテンツデータとをあわせたものになる。HTTPプロトコル上は付加情報かコンテンツデータかの区別がないので、付加情報もコンテンツデータも同じデータとして扱い、HTTPヘッダに含まれるデータ長(Content−Lengthヘッダの値)も、付加情報とコンテンツデータとをあわせた値が書き込まれる。
コンテンツ受信装置が、例えばHTTPのRangeヘッダを使ってコンテンツサーバに含まれるコンテンツの一部分を取得しようとする場合、このような付加情報があると問題が生じる。HTTPで送受信されるデータは、コンテンツデータにいくつかの付加情報を含んだものとなる。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツの一部分を取得しようとする場合、コンテンツに付加情報を加えた全データを想定した上で、取得すべき範囲を指定しなければならない。
ところが図2及び図3からも分かるように、コンテンツをどのように分割するかによってトータルで送受信される付加情報の数が変わってしまう。コンテンツ受信装置は、コンテンツのどこで内部属性が変化しているかわからないので、付加情報がどこに挿入されるかわからず、従って取得すべき範囲を指定することができない。
すなわち、従来のコンテンツ受信装置は、付加情報が付加されたコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来ないという課題がある。
また、コンテンツがAVコンテンツの場合、特に著作権管理に関する情報を付加情報として付加する場合がある。すなわちAVコンテンツのある部分は、コピーしてもかまわないがある部分はコピーしてはならないといった情報である。この場合、コピーしてはならない部分は、ネットワーク上で暗号化して伝送されなければならない。また、定期的に鍵を更新するような暗号化を行った場合には、復号に関する情報が付加情報として付加される場合がある。
コンテンツがAVコンテンツの場合、コンテンツ受信装置は、受信バッファの空き状態を確認しながら、AVコンテンツの一部分を取得するようなリクエストを送信する。この場合、著作権管理に関する情報等の付加情報がコンテンツの途中に付加されると、コンテンツ受信装置はAVコンテンツに付加情報を加えた全データを想定した上で、取得すべき範囲を指定しなければならない。しかし、コンテンツ受信装置はどこで著作権管理に関する情報等が変化しているかわからないので、従って再生を要求すべき範囲がわからない。
すなわち、従来のコンテンツ受信装置は、付加情報が付加されたAVコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、要求すべき範囲がわからないという課題がある。
本発明は上記課題を考慮し、付加情報が付加されたコンテンツを受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るコンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラムを提供することを目的とする。
また、上述した課題を解決するために、第1の本発明は、分割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツを送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信システムであって、
内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
前記コンテンツサーバは、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信手段を有し、
前記コンテンツ受信装置は、前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信手段と、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定手段と、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求手段とを有し、
前記コンテンツサーバは、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定手段と、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信手段とを、さらに有し、
前記コンテンツ受信装置は、前記要求手段によって要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信手段をさらに有する、コンテンツ配信システムである。
このことにより、付加情報が付加されたコンテンツの送受信を行う際に、コンテンツ受信装置が受信したい範囲をコンテンツサーバに一意に指定することが出来るコンテンツ配信システムを構築することが出来る。
また、第2の本発明は、割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツをコンテンツ受信装置へ送信するコンテンツサーバであって、
内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲が決定され、前記コンテンツ受信装置から送信されてきた前記決定された要求範囲の前記コンテンツの要求に対して、前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定手段と、
前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信手段とを備えた、コンテンツサーバである。
このことにより、コンテンツサーバは、コンテンツ受信装置が要求しているコンテンツの範囲を一意に特定することが出来る。
また、第3の本発明は、前記所定の通信プロトコルは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)である、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明を標準的なプロトコルで実現出来る。
また、第4の本発明は、前記付加情報は、前記コンテンツブロックの先頭に付加され、
前記送信手段は、前記HTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるように前記コンテンツブロックを送信する、第3の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、途中のHTTPパケットが伝送路中で欠落しても、次のHTTPパケットでのコンテンツブロックの内部属性が分かる。
また、第5の本発明は、前記コンテンツブロックは、固定長である、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、要求された範囲を特定する際の処理が簡単化される。
また、第6の本発明は、前記送信手段は、前記コンテンツブロック情報を送信し、
前記コンテンツ受信装置は、その送信されてきたコンテンツブロック情報を利用する、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、コンテンツ受信装置に常に最新のコンテンツブロック情報を提供出来る。
また、第7の本発明は、前記コンテンツは、画像及び/または音声を含むAVコンテンツである、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明をAVコンテンツの送信でも実現出来る。特に付加情報を伴うAVコンテンツのネットワーク再生を効率的に提供出来る。
また、第8の本発明は、前記付加情報は、前記コンテンツの著作権保護の状態を示す情報を含む、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明を著作権保護の状態を内部属性として持つコンテンツにも応用出来る。
また、第9の本発明は、送信する前記コンテンツが暗号化されている場合、前記付加情報は、送信する前記コンテンツを復号するための情報を含む、第2の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明を送信時にコンテンツを暗号化する場合にも応用出来る。
また、第10の本発明は、前記AVコンテンツは、MPEGフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、GOP(Groupe Of Picture)である、第7の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明をMPEGフォーマットの動画像に応用出来る。
また、第11の本発明は、前記AVコンテンツは、DVD−VRフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、VOBUである、第7の本発明のコンテンツサーバである。
このことにより、これまでの本発明をDVD−VRフォーマットの動画像に応用出来る。
また、第12の本発明は、割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツをコンテンツサーバから受信するコンテンツ受信装置であって、
内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を前記コンテンツサーバから受信するコンテンツブロック情報受信手段と、
前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定手段と、
その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求手段と、
前記コンテンツサーバによって、要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックが特定され、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報が付加され、所定の通信プロトコルに従って送信されてきた前記特定されたコンテンツブロックを受信する受信手段とを備えた、コンテンツ受信装置である。
このことにより、コンテンツ受信装置は、コンテンツの内部属性がどこで変化するかを知らずとも要求するコンテンツの難易を指定することが出来る。
また、このことにより、コンテンツ受信装置は、常に最新のコンテンツブロック情報を利用出来る。
また、第13の本発明は、前記所定の通信プロトコルは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)である、第12の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、これまでの本発明を標準的な通信プロトコルで実現出来る。
また、第14の本発明は、前記付加情報は、前記コンテンツブロックの先頭に付加され、
前記コンテンツサーバは、前記HTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるように前記コンテンツブロックを送信する、第13の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、途中のHTTPパケットが伝送路中で欠落しても、次のHTTPパケットでのコンテンツブロックの内部属性が分かる。
また、第15の本発明は、前記コンテンツブロックは、固定長である、第12の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、コンテンツ受信装置は、ネットワークを介してコンテンツブロック情報を取得せずとも、自身でコンテンツブロック情報を生成、取得出来る。
また、第16の本発明は、前記コンテンツは、画像及び/または音声を含むAVコンテンツである、第12の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、これまでの本発明をAVコンテンツの送信でも実現出来る。特に付加情報を伴うAVコンテンツのネットワーク再生を効率的に提供出来る。
また、第17の本発明は、前記付加情報は、前記コンテンツの著作権保護の状態を示す情報を含む、第12の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、これまでの本発明を著作権保護の状態を内部属性として持つコンテンツにも応用出来る。
また、第18の本発明は、送信されてきた前記コンテンツが暗号化されている場合、前記付加情報は、送信されてきた前記コンテンツを復号するための情報を含む、第12の本発明のコンテンツ受信装置である。
これまでの本発明を送信時にコンテンツを暗号化する場合にも応用出来る。
また、第19の本発明は、前記AVコンテンツは、MPEGフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、GOP(Groupe Of Picture)である、第16の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、これまでの本発明をMPEGフォーマットの動画像にも応用出来る。
また、第20の本発明は、前記AVコンテンツは、DVD−VRフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、VOBUである、第16の本発明のコンテンツ受信装置である。
このことにより、これまでの本発明をDVD−VRフォーマットの動画像に応用出来る。
また、第21の本発明は、分割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツを送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信ステップと、
前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信ステップと、
前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定ステップと、
前記コンテンツ受信装置によって、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求ステップと、
前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定ステップと、
前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信ステップと、
前記コンテンツ受信装置によって、前記要求ステップにおいて要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信ステップとを備えた、コンテンツ配信方法である。
このことにより、付加情報が付加されたコンテンツの送受信を行う際に、コンテンツ受信装置が受信したい範囲をコンテンツサーバに一意に指定することが出来るコンテンツ配信方法を提供することが出来る。
このことにより、付加情報が付加されたコンテンツの送信を行う際に、コンテンツ受信装置が受信したい範囲をコンテンツサーバが一意に指定することが出来るコンテンツ配信方法を提供することが出来る。
このことにより、付加情報が付加されたコンテンツの受信を行う際に、コンテンツ受信装置が受信したい範囲をコンテンツサーバに一意に指定することが出来るコンテンツ配信方法を提供することが出来る。
また、第22の本発明は、第21の本発明のコンテンツ配信方法の、
前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信ステップ、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定ステップ、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信ステップをコンピュータに実行させるプログラムと、
前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信ステップ、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定ステップ、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求ステップ、前記要求ステップにおいて要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信ステップをコンピュータに実行させるプログラムとを有するプログラムである。
このことにより、第22の本発明のコンテンツ配信方法をコンピュータで実現するプログラムを提供することが出来る。
また、第23の本発明は、第22の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
このことにより、第22の本発明のプログラムをコンピュータで処理するための記録媒体を提供することが出来る。
本発明は、付加情報が付加されたコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るコンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラムを提供することが出来る。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態が適用されるネットワークの構成図である。コンテンツサーバ1は、蓄積手段101に記録されているコンテンツを、コンテンツ受信装置2からの要求に応じて、ネットワーク3上に送信する。コンテンツ受信装置2は、コンテンツサーバ1からコンテンツを受信し、コンテンツの内容に応じた処理を行う。コンテンツの例としては、テキスト、画像、音声、実行ファイル等である。
図1は、コンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2間の送受信を記述したシーケンス図である。本実施の形態ではこの送受信にHTTPプロトコルを用いる。ただし、本発明において送受信のプロトコルは問わない。図1はコンテンツサーバ1の蓄積手段101に記録されているhoge.exeを、コンテンツ受信装置2がコンテンツの最初から、分割送受信する場合の例である。
図5に、hoge.exeの構成を例示する。hoge.exeは、トータルサイズが50000バイトで、いくつかのコンテンツブロックから構成されている。内部属性として重要度をもつが、一つのコンテンツブロック内では重要度に変化はない。すなわち、コンテンツは、一つのコンテンツブロックではコンテンツの内部属性が変化しないように、複数のコンテンツブロックに分割されている。一番目のコンテンツブロックは3000バイト、二番目のコンテンツブロックは3500バイトで、三番目のコンテンツブロックは2900バイト、四番目のコンテンツブロックは3200バイトである。コンテンツのうち、最初の6500バイトは重要度1、次の2900バイトは重要度2、次の3200バイトは重要度3となっている。
なお、重要度は内部属性の一つの例である。他の内部属性でもよく、また内部属性がすべて同一のコンテンツでもよい。また、トータルサイズやブロックサイズは問わない。蓄積手段101は、ハードディスクなどの不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
図1でコンテンツサーバ1とコンテンツ受信装置2は、最初、取得したいコンテンツに関するコンテンツブロック情報を交換する。コンテンツブロック情報は、コンテンツの内部のどのようにコンテンツブロックが分けられているかを示す表である。図6にコンテンツブロック情報の例を示す。オフセットはコンテンツの始まりからのバイト長を示す。この表から0バイト目から2999バイト目までがコンテンツブロック1、3000バイト目から6499バイト目までがコンテンツブロック2、6500バイト目から9399バイト目までがコンテンツブロック3、9400バイト目から12659バイト目までがコンテンツブロック4であることがわかる。コンテンツブロック情報の交換にはHTTPを利用してもよいし、また別の通信プロトコルを使ってもよい。
コンテンツ受信装置2は、コンテンツブロック情報を取得すると、すべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられるということを前提に、データ要求であるメッセージ1をコンテンツサーバ1に向けて送信する。メッセージ1は要求範囲としてRangeヘッダを含み、0バイト目から6539バイト目までの送信を要求している。これはコンテンツブロック1及びコンテンツブロック2と、それぞれのコンテンツブロックに20バイトずつの付加情報が加えられていることを考慮している。なお、この付加情報は、上述した内部属性としての重要度を表す情報である。
コンテンツサーバ1はこのメッセージ1を受信すると、メッセージ2を送信する。メッセージ2は、Content−Rangeヘッダを含み、0バイト目から6539バイト目の送信を行うことを示している。ここで付加情報を除いたコンテンツデータの送信範囲は、0バイト目から6499バイト目である。これに二つの付加情報を加えて0バイト目から6539バイト目までの送信となっている。コンテンツ受信装置2は、受信したメッセージ2に所定の処理を行った後、0バイト目から6539バイト目までを取り出して、コンテンツの処理を行う。
メッセージ3及びメッセージ4についても同様である。以降、コンテンツの最後まで達するか、コンテンツ受信装置2のユーザによってコンテンツ受信が停止されるまで、上記を繰り返す。
すなわち、コンテンツは、一つのコンテンツブロックではコンテンツの内部属性が変化しないように、複数の前記コンテンツブロックに分割されており、コンテンツサーバ1は、コンテンツ受信装置2から要求されたコンテンツの部分をコンテンツ受信装置2に送信する際、コンテンツブロック毎にコンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、コンテンツを送信する。従って、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ毎に付加情報が付加されて送信するということを前提にすれば、コンテンツブロック情報に基づいて、付加情報が付加されたコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るようになる。このことは、図1のメッセージ2に示すように、コンテンツブロック1とコンテンツブロック2とが一つのHTTPメッセージで送信されてくる場合であっても、また、コンテンツブロック1とコンテンツブロック2とが複数のHTTPメッセージに分割されて送信されてくる場合であっても、付加情報は、コンテンツブロック1に対して一つだけ付加され、コンテンツブロック2に対しても一つだけ付加される。このようにHTTPメッセージをどのようにコンテンツブロックをまとめてまたは分割して作成したものであっても、必ず、付加情報がコンテンツブロック毎に付加されるので、コンテンツ受信装置2は、付加情報が付加されたコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るようになる。
また、コンテンツサーバ1が、図1のメッセージ2等のHTTPメッセージを作成する際、図1のメッセージ2のようにHTTPヘッダの直後に必ず付加情報がくるようにHTTPメッセージを作成することにより、直前のパケットやメッセージがネットワーク上で失われた場合等に容易に対処することが出来るようになる。すなわち、付加情報をコンテンツブロックの先頭に付加し、HTTPメッセージすなわちHTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるようにして、コンテンツブロックを送信することにより、直前のパケットやメッセージがネットワーク上で失われた場合等に容易に対処することが出来るようになる。
コンテンツブロックのサイズが例えば2Kバイトなどの固定長の場合には、コンテンツブロックの先頭に付加情報を付加し、一つまたは複数のコンテンツブロックをHTTPメッセージのメッセージボディ部分に格納するようにすれば、容易にHTTPのパケットのメッセージボディの先頭が付加情報から始まるようにすることが出来る。
図7は、本実施の形態のコンテンツサーバ1の構成を示すブロック図である。図7で、蓄積手段101には一つ以上のコンテンツが蓄積されている。データ要求受信手段102は、ネットワーク3を介してコンテンツ受信装置2からのデータ要求を受信する。データ要求は、コンテンツを識別する情報であるコンテンツ識別子と当該コンテンツ識別子で識別されるコンテンツの要求範囲を有する。ここで要求範囲は、内部属性によらずコンテンツブロック毎に付加情報が挿入されるということを前提に、付加情報をも含めて計算した範囲である。
コンテンツデータ取得手段103は、受信した要求範囲から付加情報を除いた部分を取り出すためにコンテンツブロック情報保持送信手段106を参照し、受信した要求範囲からコンテンツのどの部分を送信すべきかを決定する。コンテンツデータ取得手段103が、取り出したコンテンツデータを伝送コンテンツデータ構成手段104に送る際、コンテンツブロック毎に送る。すなわち、コンテンツデータ取得手段103は、伝送コンテンツデータ構成手段104にコンテンツブロックを一つ送った後、コンテンツブロックの終わりを伝送コンテンツデータ構成手段104に通知する。
伝送コンテンツデータ構成手段104は、コンテンツデータ取得手段103から送られた範囲のコンテンツデータに、当該コンテンツデータを送信する際に必要な付加情報を加えて、伝送コンテンツデータを構成する。
送信手段105は、伝送コンテンツデータ構成手段104から送られた伝送コンテンツデータ、及びコンテンツブロック情報保持送信手段106からのコンテンツブロック情報を、ネットワーク3を介してコンテンツ受信装置2宛てに、HTTPに従って送信する。
コンテンツブロック情報保持送信手段106は、各コンテンツ毎のコンテンツブロック情報を保持している。またコンテンツブロック情報保持送信手段106は、コンテンツ受信装置2からのコンテンツブロック情報要求を受信して、送信手段105を介して対応するコンテンツブロック情報を送信する。
図8は、本実施の形態のコンテンツサーバ1の動作を示すフローチャートである。以下、図8を使い、図1を用いて説明したシーケンスにおけるコンテンツサーバ1の動作を説明する。
コンテンツサーバ1がコンテンツ受信装置2から取得したいコンテンツのコンテンツ識別子を含むコンテンツブロック情報要求を受信すると(ステップ1)、コンテンツブロック情報保持送信手段106が当該コンテンツに対応するコンテンツブロック情報を、送信手段105を介してコンテンツ受信装置2宛てに送信する(ステップ2)。
ついで、データ要求受信手段102が、データ要求であるHTTPメッセージ(GETメソッドを含む;図1のメッセージ1、メッセージ3)を受信する(ステップ3)と、このHTTPメッセージがコンテンツデータ取得手段103に送られる。
コンテンツデータ取得手段103は、受信したHTTPメッセージからコンテンツ識別子であるURI(本実施の形態ではhoge.exe)を抽出し、Rangeヘッダから要求範囲を抽出する。コンテンツデータ取得手段103は、まずコンテンツブロック情報保持送信手段106を参照し、コンテンツ識別子が示すコンテンツのコンテンツブロック情報を確認する(ステップ4)。コンテンツデータ取得手段103は、このコンテンツのすべてのコンテンツブロックに付加情報が加えられ、一つのコンテンツブロックには一つの付加情報のみが加えられたということを前提にして、受信した要求範囲から実際のコンテンツデータの位置を特定する。次に、コンテンツデータ取得手段103は、要求範囲に相当する最初のコンテンツブロックを蓄積手段101から取り出し(ステップ5)、伝送コンテンツデータ構成手段104に送り、コンテンツブロックの末尾まで送信し終わったらその旨を伝送コンテンツデータ構成手段104に通知する。
伝送コンテンツデータ構成手段104は、コンテンツデータ取得手段103から送られたコンテンツブロックの先頭に付加情報を追加する(ステップ6)。なお本実施の形態では、コンテンツブロックにどのような付加情報(本実施の形態では重要度を示す情報)を付与すべきかの情報は、コンテンツブロックの先頭に記録されているものとする。
伝送コンテンツデータ構成手段104は、一つのコンテンツブロックに付加情報を追加するとその旨をコンテンツデータ取得手段103に通知する。コンテンツデータ取得手段103は、要求範囲に対応するまだ送っていないコンテンツブロックがあれば、次のコンテンツブロックを伝送コンテンツデータ構成手段104に送り、送り終わったらその旨を通知する。
送信すべきデータが要求されたデータ範囲の最後までに達していれば(ステップ7)、コンテンツデータ取得手段103は、コンテンツの終わりを伝送コンテンツデータ構成手段104に通知し、伝送コンテンツデータ構成手段104は、これまでに構成した一つまたは複数の付加情報を追加したコンテンツブロックを伝送コンテンツデータとして送信手段105に送る。
送信手段105は送られた伝送コンテンツデータをHTTPに則って送信する(ステップ8)。この際、HTTPメッセージのContent−Rangeヘッダには付加情報を加えた時のデータ範囲が書き込まれる。送信後、ステップ3に戻る。
ステップ3で、データ要求を受信していない間に、コンテンツ受信装置2が、新たなコンテンツブロック情報要求を受信した場合(ステップ9)、ステップ2に戻って対応するコンテンツブロック情報を送信する。不正なメッセージを受信すると(ステップ10)、エラーレスポンスを送信し(ステップ11)、ステップ1に戻る。データ要求もコンテンツブロック情報要求も受信できないうちに所定時間が経過してタイムアウトした場合は(ステップ12)、ステップ1に戻る。
図9は、本実施の形態のコンテンツ受信装置2の構成を示すブロック図である。図9でユーザ入力手段201は、ユーザから、コンテンツ受信を行うコンテンツを識別する情報であるコンテンツ識別子(名前など)を受け付ける。具体的には、ユーザ入力手段201は、コンテンツ識別子と取得したいデータの範囲(1メガバイト目以降等)を受け付ける。なお、ユーザ入力手段201はコンテンツ識別子のみを受け付けてもよい。ユーザ入力手段201が受け付ける情報の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやリモコンを使ってメニュー画面を操作するもの等、何でも良い。ユーザ入力手段201は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
要求範囲決定手段202は、ユーザ入力手段201からの通知、受信バッファ205の空き容量に関する問い合わせ結果、受信手段204からの通知等を受けて、要求範囲を決定する。要求範囲は、ユーザ入力手段201が受け付けた情報や、受信バッファ205の空き容量に関する問い合わせ結果、受信手段204からの通知等に基づいて取得すべきデータの範囲を決定し、コンテンツブロック情報取得手段207を参照して、コンテンツを構成するすべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられることを前提にして、取得すべきデータの範囲に対応する付加情報まで含めた要求範囲を決定する。
データ要求送信手段203は、受信を要求するコンテンツ識別子と、要求範囲を含む、データ要求を生成し、ネットワーク3に送信する。
受信手段204は、ネットワーク3から付加情報が加えられたコンテンツデータを受信し、コンテンツデータを受信バッファ205に送るとともに、受信したコンテンツデータの長さ、または受信したデータの終点位置を要求範囲決定手段202に通知する。受信手段204は、コンテンツデータを受信バッファ205に送る前または後に付加情報を解析して、処理が必要な場合には適当な処理を行う。例えば、付加情報からコンテンツデータが暗号化されていることが分かれば、復号処理を行う。
コンテンツ処理手段206は、受信バッファ205からコンテンツデータを順次読み込んで必要な処理を行う。例えば、画面に表示をしたり所定の計算をしたりする。コンテンツ処理手段206は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。コンテンツ処理手段206は、出力デバイスのドライバーソフトウェアと処理ソフトウェアまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスと処理ソフトウェアまたは、MPU上のアプリケーションプログラム等で実現され得る。
コンテンツブロック情報取得手段207は、コンテンツブロック情報を要求するコンテンツブロック情報要求を送信し、その応答としてコンテンツサーバ1から受信手段204を介してコンテンツブロック情報を受信し、保持する。
図10は、本実施の形態のコンテンツ受信装置2の動作を示すフローチャートである。以下、図10を使い、図1を用いて説明したシーケンスにおけるコンテンツ受信装置2の動作を説明する。
ユーザ入力手段201に、コンテンツサーバ1にあるコンテンツの受信開始要求があると(ステップ1)、ユーザ入力手段201は、要求するコンテンツ識別子(図1の例ではhoge.exe)を要求範囲決定手段202とコンテンツブロック情報取得手段207に通知する。このときユーザ入力手段201に受信したいコンテンツの範囲も入力された場合、その範囲も要求範囲決定手段202に通知する。
コンテンツブロック情報取得手段207は、通知されたコンテンツ識別子に対応するコンテンツのコンテンツブロック情報を保持しているかどうかを判定し(ステップ2)、保持していなければコンテンツブロック情報要求を送信する(ステップ3)。受信手段204がコンテンツブロック情報を受信すると(ステップ4)、受信手段204は受信したコンテンツブロック情報をコンテンツブロック情報取得手段207に送る。コンテンツブロック情報取得手段207は、コンテンツブロック情報を受信すると対応するコンテンツ識別子に関連づけてコンテンツブロック情報を保存し、要求範囲決定手段202へその旨を通知する。
要求範囲決定手段202は、ユーザがユーザ入力手段201に入力した受信したデータの範囲と、受信バッファ205の空き容量から要求すべきコンテンツの範囲を決定する。更に、要求範囲決定手段202は、コンテンツブロック情報取得手段207が保持しているコンテンツブロック情報から、すべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられ、一つのコンテンツブロックには一つだけ付加情報が加えられているとして、要求すべきコンテンツの範囲に対応する要求範囲を決定する(ステップ5)。要求範囲決定手段202は、コンテンツ識別子とともに決定した要求範囲をデータ要求送信手段203に通知する。データ要求送信手段203は、通知されたコンテンツ識別子と要求範囲を含むデータ要求(図1のメッセージ1、メッセージ3)を生成し、送信する(ステップ6)。
受信手段204が、送信したデータ要求に対応する付加情報が加えられた伝送コンテンツデータ(図1のメッセージ2、メッセージ4)を受信すると(ステップ7)、受信手段204は、付加情報を解析する(ステップ8)。付加情報が重要度に関する情報のみからなっている場合は、コンテンツ受信装置2は付加情報について特に何も処理する必要がないので、受信手段204は付加情報を取り除いてコンテンツデータを受信バッファ205に送る。このコンテンツデータはコンテンツ処理手段206に送られて処理される(ステップ9)。
受信手段204がすべての付加情報を解析し終わっていない(つまり、コンテンツ処理手段206に送られていないコンテンツデータがある)ならば(ステップ10)、ステップ8以降を繰り返す。
ユーザ入力手段201に入力されたコンテンツ識別子に対応するコンテンツのすべて(コンテンツの範囲も入力された場合はその範囲)を受信するか、ユーザがユーザ入力手段201に停止を指示した場合(ステップ11)、最初に戻る。
ステップ2で、以前の通信等により、コンテンツブロック情報取得手段207にすでに当該コンテンツに対応するコンテンツブロック情報が保持されている場合は、コンテンツブロック情報の交換は行わず、ステップ5に進む。ただし、この場合でもコンテンツブロック情報の交換を行ってもよい。
ステップ4またはステップ7で、受信できないままタイムアウトしたり、またはコンテンツサーバ1からエラーレスポンスを受信した場合(ステップ12、13)は、エラー処理を行い(ステップ14)、最初に戻る。
なお、上記の実施の形態であげたhoge.exeというコンテンツは例であり、その他のコンテンツ、例えば、画像や音声を含むAVコンテンツやその他のフォーマットでもよいことは言うまでもない。
また、上記の実施の形態では、コンテンツ受信装置2は、コンテンツブロック情報をコンテンツサーバ1からネットワーク3を介して取得していたが、例えば、コンテンツブロック長を固定長にする等で、コンテンツ受信装置2が事前にコンテンツを構成するコンテンツブロックの構成がわかる場合は、この限りではない。すなわち、コンテンツ受信装置2のコンテンツブロック情報取得手段207は、自身の、または外部にあるメモリにアクセスする等でそのメモリ等に事前に記憶されているコンテンツブロック情報を取得してもよい。
また、上記の実施の形態において、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置の間に、例えば、中継装置が存在し、コンテンツ受信装置から中継装置にデータ要求が送信され、中継装置がコンテンツサーバをアクセスし、コンテンツを取得して、コンテンツ受信装置に当該コンテンツを送信してもよい。つまり、コンテンツサーバとコンテンツ受信装置は、直接にネットワークで、データの送受信を行う必要は、必ずしもない。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
さらに、本実施の形態のコンテンツデータ取得手段103は本発明の特定手段の例であり、本実施の形態の伝送コンテンツデータ構成手段104及び送信手段105は本発明の送信手段の例であり、本実施の形態の受信手段204は本発明の受信手段の例であり、本実施の形態の要求範囲決定手段202は本発明の要求範囲決定手段の例であり、本実施の形態のデータ要求送信手段203は本発明の要求手段の例である。
(実施の形態2)
以下、本発明の第二の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお第一の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号をふり、説明は省略する。
図11は、本実施の形態が適用されるネットワークの構成図である。AVサーバ13は、蓄積手段101に記録されている画像または音声またはその両方を含むAVコンテンツを、AVコンテンツ再生装置14からの再生要求に応じて、ネットワーク3上に送信する。コンテンツ受信装置2は、AVサーバ13からAVコンテンツを受信し、再生手段1402で再生する。AVコンテンツの例としては、MPEG動画像、AC3音声、JPEG静止画等である。
図12は、AVサーバ13とAVコンテンツ再生装置14間の送受信を記述したシーケンス図である。本実施の形態ではこの送受信にHTTPを用いる。ただし、本発明において送受信のプロトコルは問わない。図12はAVサーバ13の蓄積手段101に記録されているhogehoge.mpgを、AVコンテンツ再生装置14がコンテンツの最初から、ネットワーク再生する場合の例である。ここでhogehoge.mpgは、MPEG動画像である。
図15に、hogehoge.mpgの構成を例示する。hogehoge.mpgは、トータルサイズが4000000000バイトで、内部属性として著作権保護の状態が異なる。この内部属性としての著作権保護の状態は、一つのコンテンツブロック内では変化はない。すなわち、コンテンツは、一つのコンテンツブロックではコンテンツの内部属性が変化しないように、複数のコンテンツブロックに分割されている。hogehoge.mpgを構成する一番目のコンテンツブロックは1000000バイト、二番目のコンテンツブロックは1200000バイト、三番目のコンテンツブロックは900000バイト、四番目のコンテンツブロックは1100000バイトである。なお、内部属性として著作権保護の情報は一つの例である。他の内部属性でもよい。また全AVコンテンツが一つの内部属性で構成されているAVコンテンツでもよい。また、トータルサイズやブロックサイズも問わない。蓄積手段101は、ハードディスクなどの不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
図12でAVサーバ13とAVコンテンツ再生装置14は、最初、取得したいAVコンテンツに関するコンテンツブロック情報を交換する。AVコンテンツブロック情報は、コンテンツの内部のどのようにコンテンツブロックが分けられているかを示す表である。
図16にコンテンツブロック情報の例を示す。オフセットはコンテンツの始まりからのバイト長を示す。この表から0バイト目から999999バイト目までがコンテンツブロック1、1000000バイト目から2199999バイト目までがコンテンツブロック2、2200000バイト目から3099999バイト目までがコンテンツブロック3、3100000バイト目から4199999バイト目までがコンテンツブロック4であることがわかる。コンテンツブロック情報の交換にはHTTPを利用してもよいし、また別の通信プロトコルを使ってもよい。本実施の形態では、コンテンツブロック1とコンテンツブロック2(0バイト目から2199999バイト目)は著作権保護が必要、コンテンツブロック3(2200000バイト目から3099999バイト目)は著作権フリーだが暗号化が必要、コンテンツブロック4(3100000バイト目から4199999バイト目)は著作権フリーで暗号化も不要とする。
図12で、AVコンテンツ再生装置14は、コンテンツブロック情報を取得すると、すべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられるということを前提に、再生要求であるメッセージ1をAVサーバ13に向けて送信する。メッセージ1は要求範囲としてRangeヘッダを含み、0バイト目から2200039バイト目までの送信を要求している。これはコンテンツブロック1及びコンテンツブロック2と、それぞれのコンテンツブロックに20バイトずつの付加情報が加えられていることを考慮している。なお、この付加情報は、上述した内部属性としての著作権保護の状態を表す情報である。
AVサーバ13はこのメッセージ1を受信すると、メッセージ2を送信する。メッセージ2は、Content−Rangeヘッダを含み、0バイト目から2200039バイト目の送信を行うことを示している。ここで付加情報を除いたコンテンツの送信範囲は、0バイト目から2199999バイト目である。これに二つの付加情報を加えて0バイト目から2200039バイト目までの送信となっている。AVコンテンツ再生装置14は、受信したメッセージ2に所定の処理を行った後、付加情報を除いた部分(0バイト目から2199999バイト目までに相当)を取り出して、コンテンツの処理を行う。なお、本実施の形態で用いる付加情報は20バイトとする。
メッセージ3及びメッセージ4についても同様である。以降、コンテンツの最後まで達するか、AVコンテンツ再生装置14のユーザによってネットワーク再生が停止されるまで、上記を繰り返す。
すなわち、AVコンテンツは、一つのコンテンツブロックではコンテンツの内部属性が変化しないように、複数のコンテンツブロックに分割されており、AVサーバ13は、AVコンテンツ再生装置14から要求されたコンテンツの部分をAVコンテンツ再生装置14に送信する際、コンテンツブロック毎にコンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、コンテンツを送信する。従って、AVコンテンツ再生装置14は、コンテンツ毎に付加情報が付加されて送信するということを前提にすれば、コンテンツブロック情報に基づいて、付加情報が付加されたコンテンツをAVサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るようになる。このことは、図12のメッセージ2に示すように、コンテンツブロック1とコンテンツブロック2とが一つのHTTPメッセージで送信されてくる場合であっても、また、コンテンツブロック1とコンテンツブロック2とが複数のHTTPメッセージに分割されて送信されてくる場合であっても、付加情報は、コンテンツブロック1に対して一つだけ付加され、コンテンツブロック2に対しても一つだけ付加される。このようにHTTPメッセージをどのようにコンテンツブロックをまとめてまたは分割して作成したものであっても、必ず、付加情報がコンテンツブロック毎に付加されるので、AVコンテンツ再生装置14は、付加情報が付加されたコンテンツをAVサーバ13から受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来るようになる。
また、AVサーバ13が、図12のメッセージ2等のHTTPメッセージを作成する際、図12のメッセージ2のようにHTTPヘッダの直後に必ず付加情報がくるようにHTTPメッセージを作成することにより、直前のパケットやメッセージがネットワーク上で失われた場合等に容易に対処することが出来るようになる。すなわち、付加情報をコンテンツブロックの先頭に付加し、HTTPメッセージすなわちHTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるようにして、コンテンツブロックを送信することにより、直前のパケットやメッセージがネットワーク上で失われた場合等に容易に対処することが出来るようになる。
コンテンツブロックのサイズが固定長の場合には、コンテンツブロックの先頭に付加情報を付加し、一つまたは複数のコンテンツブロックをHTTPメッセージのメッセージボディ部分に格納するようにすれば、容易にHTTPのパケットのメッセージボディの先頭が付加情報から始まるようにすることが出来る。
図13は、本実施の形態のAVサーバ13の構成を示すブロック図である。図13で、蓄積手段101には一つ以上の画像または音声またはその両方を含むAVコンテンツが蓄積されている。再生要求受信手段1301は、ネットワーク3を介してAVコンテンツ再生装置14からの再生要求を受信する。再生要求は、AVコンテンツを識別する情報であるAVコンテンツ識別子と、当該AVコンテンツ識別子で識別されるAVコンテンツの要求範囲を有する。ここで要求範囲は、内部属性によらずコンテンツブロック毎に付加情報が挿入されるということを前提に、付加情報をも含めて計算した範囲である。
AVコンテンツデータ取得手段1302は、受信した要求範囲から付加情報を除いた部分を取り出すためにコンテンツブロック情報保持送信手段106を参照し、受信した要求範囲からAVコンテンツのどの部分を送信すべきかを決定する。AVコンテンツデータ取得手段1302が、取り出したAVコンテンツデータを伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に送る際、コンテンツブロック毎に送る。すなわち、AVコンテンツデータ取得手段1302は、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305にコンテンツブロックを一つ送った後、コンテンツブロックの終わりを伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に通知する。
伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、AVコンテンツデータ取得手段1302から送られた範囲のコンテンツデータに、当該コンテンツデータを送信する際に必要な付加情報を加えて、伝送AVコンテンツデータを構成する。
暗号手段1303は、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305から入力したAVコンテンツデータを暗号化して送信手段105に送る。
暗号化のための鍵は暗号鍵生成手段1304が生成する。AVサーバ13とAVコンテンツ再生装置14間であらかじめ決められた手順で復号化のための情報を通知する方法を決めておき、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305が生成する付加情報にその方法に則った復号のための情報が含まれる。鍵そのものは暗号手段1303に渡され、AVコンテンツデータの暗号化に使用される。本実施の形態では、コンテンツブロック毎に鍵を変更するものとする。暗号のための鍵と復号のための鍵は同一の鍵(共通鍵)でもよいし、異なる鍵でもよい。
送信手段105、コンテンツブロック情報保持送信手段106は、実施の形態1で説明したものと同じ機能を有するが、本実施の形態においては取り扱うコンテンツがAVコンテンツになる。また、付加情報の内容が著作権保護の状態及び復号のための情報となる
図17は、本実施の形態のAVサーバ13の動作を示すフローチャートである。以下、図13を使い、図12を用いて説明したシーケンスにおけるAVサーバ13の動作を説明する。
AVサーバ13がAVコンテンツ再生装置14からネットワーク再生したいAVコンテンツのAVコンテンツ識別子を含むコンテンツブロック情報要求を受信すると(ステップ1)、コンテンツブロック情報保持送信手段106が当該コンテンツに対応するコンテンツブロック情報を、送信手段105を介してAVコンテンツ再生装置14宛てに送信する(ステップ2)。
ついで、再生要求受信手段1301が、再生要求であるHTTPメッセージ(GETメソッドを含む;図12のメッセージ1、メッセージ3)を受信すると(ステップ3)、このHTTPメッセージがAVコンテンツデータ取得手段1302に送られる。
AVコンテンツデータ取得手段1302は、受信したHTTPメッセージからAVコンテンツ識別子であるURI(本実施の形態ではhogehoge.mpg)を抽出し、Rangeヘッダから要求範囲を抽出する。AVコンテンツデータ取得手段1302は、まずコンテンツブロック情報保持送信手段106を参照し、AVコンテンツ識別子が示すAVコンテンツのコンテンツブロック情報を確認する(ステップ4)。AVコンテンツデータ取得手段1302は、このAVコンテンツのすべてのコンテンツブロックに付加情報が加えられたということを前提にして、受信した要求範囲から実際のコンテンツデータの位置を特定する。次に、AVコンテンツデータ取得手段1302は、要求範囲に相当する最初のコンテンツブロックを蓄積手段101から取り出し(ステップ5)、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に送り、コンテンツブロックの末尾まで送信し終わったらその旨を伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に通知する。
伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、AVコンテンツデータ取得手段1302から送られたコンテンツブロックに暗号化が必要かどうかを判断する(ステップ6)。なお本実施の形態では、コンテンツブロックの内部属性(本実施の形態では著作権情報)は、各コンテンツブロックの先頭に記録されているものとする。
暗号化が必要であれば、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、暗号鍵生成手段1304に鍵の生成と暗号手段1303への設定を指示する。暗号鍵生成手段1304は鍵を生成し、暗号手段1303へ設定するとともに(ステップ7)、復号のための情報を伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に通知する。
伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、コンテンツブロック情報保持送信手段106を参照し、コンテンツブロック情報から著作権保護の状態(コンテンツブロック1の場合、著作権保護必要)と、暗号鍵生成手段1304からの復号のための情報を含む付加情報を生成する(ステップ8)。また伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、暗号化が必要なコンテンツのデータを暗号手段1303に送り、暗号手段1303は暗号処理を実行する(ステップ9)。
その後、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、まず付加情報を送信手段105に送り、ついで暗号化を施した伝送AVコンテンツデータを送信手段105に送るよう、暗号手段1303に指示する。
送信手段105は、HTTPに則り、まずHTTPヘッダを送信し、ついで付加情報を送信する。その後、暗号化されたコンテンツのデータを送信する(ステップ10)。送信手段105は送信が完了するとその旨を伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に通知し、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、それをAVコンテンツデータ取得手段1302に通知する。AVコンテンツデータ取得手段1302は、要求範囲に対応するまだ送っていないコンテンツブロックがあれば、次のコンテンツブロックを伝送AVコンテンツデータ構成手段1305に送り、送り終わったらその旨を通知する。
ステップ6で、伝送AVコンテンツデータ構成手段1305がこれから送信するAVコンテンツのデータに暗号化をする必要がないと判断したなら、著作権保護の状態(著作権フリーで暗号化不要等)、平文であるという意味の復号に関する情報を含む付加情報を生成する(ステップ12)。そのようにして構成した伝送AVコンテンツデータを送信手段105に送り、送信手段105は、HTTPに則って付加情報を含む伝送AVコンテンツデータを送信する(ステップ10)。
伝送AVコンテンツデータ構成手段1305は、要求されている要求範囲の最後まで達したかどうかを判断し(ステップ11)、達していなければ、未送信の範囲のAVコンテンツデータについてステップ5以降の処理を行う。
ステップ11で要求範囲の最後までに達したら、ステップ3に戻り、次の再生要求を待つ。
ステップ3で、再生要求を受信していない間に、新たなコンテンツブロック情報要求を受信した場合(ステップ13)、ステップ2に戻り、対応するコンテンツブロック情報を送信する。不正なメッセージを受信すると(ステップ14)、エラーレスポンスを送信し(ステップ15)、ステップ1に戻る。再生要求もコンテンツブロック情報要求も受信できないうちに所定時間が経過してタイムアウトした場合は(ステップ16)、ステップ1に戻る。
図14は、本実施の形態のAVコンテンツ再生装置14の構成を示すブロック図である。図14でユーザ入力手段201は、ユーザから、再生を行うAVコンテンツを識別する情報であるAVコンテンツ識別子(名前など)を受け付ける。具体的には、ユーザ入力手段201は、AVコンテンツ識別子と再生したい時間情報(30分後以降等)を受け付ける。なお、ユーザ入力手段201はAVコンテンツ識別子のみを受け付けてもよい。ユーザ入力手段201が受け付ける情報の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやリモコンを使ってメニュー画面を操作するもの等、何でも良い。ユーザ入力手段201は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
要求範囲決定手段202は、ユーザ入力手段201からの通知、受信バッファ205の空き容量に関する問い合わせ結果、受信手段204からの通知等を受けて、要求範囲を決定する。要求範囲は、ユーザ入力手段201が受け付けた情報や、受信バッファ205の空き容量に関する問い合わせ結果、受信手段204からの通知等に基づいて取得すべきデータの範囲を決定し、コンテンツブロック情報取得手段207が取得したコンテンツブロック情報を参照して、AVコンテンツを構成するすべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられることを前提にして、取得すべきデータの範囲に対応する付加情報まで含めた要求範囲を決定する。
再生要求送信手段1401は、受信を要求するAVコンテンツ識別子と、要求範囲を含む、再生要求を生成し、ネットワーク3に送信する。
受信手段204は、ネットワーク3から伝送AVコンテンツデータを受信し、伝送AVコンテンツデータを受信バッファ205に送るとともに、受信した伝送AVコンテンツデータの長さ、または受信したデータの終点位置を要求範囲決定手段202に通知する。また、受信手段204は、付加情報から暗号化されているかどうかを判定し、暗号化されていれば復号に関する情報を復号鍵生成手段1404に通知する。
再生手段1402は、受信バッファ205からAVコンテンツデータを順次読み込んで再生する。再生手段1402は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。再生手段1402は、出力デバイスのドライバソフトウェアと再生処理ソフトウェアまたは、出力デバイスと、出力デバイスのドライバソフトウェアと再生処理ソフトウェア等で実現され得る。
復号手段1403は、受信手段から暗号化されているAVコンテンツのデータを受け付け、復号して再生手段1402に送る。復号のための鍵は、受信手段204からの復号のための情報をもとに復号鍵生成手段1404で生成され、復号手段1403に設定される。
復号鍵生成手段1404は、受信手段204から通知された復号のための情報から、所定の方法で鍵を生成し、復号手段1403に設定する。鍵を生成する方法として例えば、次のような方法がある。あらかじめAVサーバ13とAVコンテンツ再生装置14間で、鍵を暗号/復号するための鍵(鍵暗号鍵)が共有されていて、その鍵暗号鍵で復号のための鍵が暗号化されているものを復号のための情報として付加情報に含ませる。復号鍵生成手段1404は、共有している鍵暗号鍵で、復号のための鍵を算出する。
コンテンツブロック情報取得手段207は、コンテンツブロック情報を要求するコンテンツブロック情報要求を送信し、その応答としてAVサーバ13から受信手段204を介してコンテンツブロック情報を受信し、保持する。
図18は、本実施の形態のAVコンテンツ再生装置14の動作を示すフローチャートである。以下、図18を使い、図12を用いて説明したシーケンスにおけるAVコンテンツ再生装置14の動作を説明する。
ユーザ入力手段201に、AVサーバ13にあるAVコンテンツのネットワーク再生要求があると(ステップ1)、ユーザ入力手段201は、要求するAVコンテンツ識別子(図12の例ではhogehoge.mpg)を要求範囲決定手段202とコンテンツブロック情報取得手段207に通知する。このときユーザ入力手段201に受信したいコンテンツの範囲も入力された場合、その範囲も要求範囲決定手段202に通知する。
コンテンツブロック情報取得手段207は、通知されたAVコンテンツ識別子に対応するAVコンテンツのコンテンツブロック情報を保持しているかどうかを判定し(ステップ2)、保持していなければコンテンツブロック情報要求を送信する(ステップ3)。受信手段204がコンテンツブロック情報を受信すると(ステップ4)、受信手段204は受信したコンテンツブロック情報をコンテンツブロック情報取得手段207に送る。コンテンツブロック情報取得手段207は、コンテンツブロック情報を受信すると対応するコンテンツ識別子に関連づけてコンテンツブロック情報を保存し、要求範囲決定手段202へその旨を通知する。
要求範囲決定手段202は、ユーザがユーザ入力手段201に入力した受信したデータの範囲と、受信バッファ205の空き容量から要求すべきAVコンテンツの範囲を決定する。更に、要求範囲決定手段202は、コンテンツブロック情報取得手段207が保持しているコンテンツブロック情報から、すべてのコンテンツブロックの先頭に付加情報が加えられるとして、要求すべきAVコンテンツの範囲に対応する要求範囲を決定する(ステップ5)。要求範囲決定手段202は、コンテンツ識別子とともに決定した要求範囲を再生要求送信手段1401に通知する。再生要求送信手段1401は、通知されたコンテンツ識別子と要求範囲を含む再生要求(図12のメッセージ1、メッセージ3)を生成し、送信する(ステップ6)。
受信手段204が、送信した再生要求に対応する付加情報が加えられた伝送AVコンテンツデータ(図12のメッセージ2、メッセージ4)を受信すると(ステップ7)、受信手段204はまず付加情報を解析し(ステップ8)、著作権保護の状態を確認して受信したAVコンテンツデータが暗号化されているかどうかを判定する(ステップ9)。暗号化されていれば、受信手段204は、復号鍵生成手段1404に、付加情報に含まれている復号のための情報を通知する。
復号鍵生成手段1404は、通知された復号のための情報から鍵を生成し、復号手段1403に設定する(ステップ10)。その後、復号鍵生成手段1404は鍵設定が終わった旨を受信手段204に通知する。
復号鍵生成手段1404から鍵設定終了の通知を受けると、受信手段204は、受信した伝送AVコンテンツデータに含まれているコンテンツブロックを復号手段1403に送る。この時、ステップ7で受信した伝送AVコンテンツデータに複数のコンテンツブロックが含まれる(従って複数の付加情報を含む)場合、受信手段204は、まだ復号手段1403に送っていない最初のコンテンツブロックを復号手段1403に送る。
復号手段1403は送られたコンテンツブロックのデータを、復号鍵生成手段1404が設定した鍵を用いて復号し(ステップ11)、再生手段1402に送る。再生手段1402は、出力デバイス等でAVコンテンツの当該コンテンツブロック部分を再生する(ステップ12)。
ステップ9で暗号化されていないと判定された場合、受信した伝送AVコンテンツデータを構成する各コンテンツブロックは順次、直接再生手段1402に送られ、再生される(ステップ12)。
受信手段204が、受信した伝送AVコンテンツデータを構成するすべてのコンテンツブロックの処理を行っていない(つまりすべてのコンテンツブロックのデータが再生手段1402に送られていない)ならば(ステップ13)、ステップ8以降を繰り返す。
ユーザ入力手段201に入力されたAVコンテンツ識別子に対応するAVコンテンツのすべて(範囲も入力された場合はその範囲)を受信するか、ユーザがユーザ入力手段201に停止を指示した場合(ステップ14)、最初に戻る。そうでない場合は、ステップ5以降を繰り返す。
ステップ2で、以前の通信等により、コンテンツブロック情報取得手段207にすでに当該AVコンテンツに対応するコンテンツブロック情報が保持されている場合は、コンテンツブロック情報の交換は行わず、ステップ5に進む。ただし、この場合でもコンテンツブロック情報の交換を行ってもよい。
ステップ4またはステップ7で、受信できないままタイムアウトしたり、またはAVサーバ13からエラーレスポンスを受信した場合(ステップ15、16)は、エラー処理を行い(ステップ17)、最初に戻る。
なお、上記の実施の形態であげたhogehoge.mpgというAVコンテンツは例であり、その他のAVコンテンツ、例えば、JPEG静止画やAC3音声やその他のフォーマットでもよいことは言うまでもない。
また、AVコンテンツがDVD−VRフォーマットの動画像の場合、コンテンツブロックとしてVOBU(Video OBject Unit)をとることができる。この場合、動画像記録時にVOBU内部では内部属性(本実施の形態では著作権保護に関する属性)が変化しないようにする。
また、AVコンテンツがMPEG動画像の場合、コンテンツブロックとしてGOPをとることができる。この場合も、動画像記録時にGOP内部では内部属性(本実施の形態では著作権保護に関する属性)が変化しないようにする。
また、上記の実施の形態では、AVコンテンツ再生装置14は、コンテンツブロック情報をAVサーバ13からネットワーク3を介して取得していたが、例えば、コンテンツブロック長を固定長にする等で、AVコンテンツ再生装置14が事前にコンテンツを構成するコンテンツブロックの構成がわかる場合は、この限りではない。すなわち、AVコンテンツ再生装置14のコンテンツブロック情報取得手段207は、自身の、または外部にあるメモリにアクセスする等でそのメモリ等に事前に記憶されているコンテンツブロック情報を取得してもよい。
また、上記の実施の形態において、AVサーバとAVコンテンツ再生装置の間に、例えば、中継装置が存在し、AVコンテンツ再生装置から中継装置に再生開始要求が送信され、中継装置がAVサーバをアクセスし、AVコンテンツを取得して、AVコンテンツ再生装置に当該AVコンテンツを送信してもよい。つまり、AVサーバとAVコンテンツ再生装置は、直接にネットワークで、データの送受信を行う必要は、必ずしもない。
さらに、本実施の形態のAVサーバは本発明のコンテンツサーバの例であり、本実施の形態のAVコンテンツデータ取得手段1302は本発明の特定手段の例であり、本実施の形態の伝送AVコンテンツデータ構成手段1305及び送信手段105は本発明の送信手段の例であり、本実施の形態のAVコンテンツ再生装置14は本発明のコンテンツ受信装置の例であり、本実施の形態の受信手段204は本発明の受信手段の例であり、本実施の形態の要求範囲決定手段202は本発明の要求範囲決定手段の例であり、本実施の形態の再生要求送信手段1401は本発明の要求手段の例である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、付加情報にコンテンツデータまたはAVコンテンツデータの利用者情報を含ませることによってアクセス制限の用途でも使用できる。またHTTP以外の標準または非標準のプロトコルにも使用を拡大できる。
また本実施の形態のAVコンテンツ再生装置は、AVコンテンツの内部属性がどこで変化するかを知らずとも要求するAVコンテンツの範囲を指定することができる。本実施の形態のAVサーバは、AVコンテンツ伝送の前にAVコンテンツの内部属性のすべてを確認する必要がなくなり、AVサーバの負荷が軽減される。
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明のコンテンツ配信方法の全部又は一部のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明のコンテンツ配信方法の全部又は一部のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明に係るコンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラムは、付加情報が付加されたコンテンツをコンテンツサーバから受信する際に、受信したい範囲を指定することが出来る効果を有し、コンテンツの内部属性に基づく付加情報を付加したコンテンツを配信するコンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、記録媒体、及びプログラム等で有用である。
本発明の実施の形態1におけるコンテンツサーバとコンテンツ受信装置間の送受信を記述したシーケンス図 本発明の課題を説明する図 本発明の課題を説明する別の図 本発明の実施の形態1が適用されるネットワークの構成を示した図 本発明の実施の形態1における、図1でコンテンツの例としてあげたhoge.exeの構成を示す図 本発明の実施の形態1における、図1でコンテンツの例としてあげたhoge.exeに対応する属性テーブルを示す図 本発明の実施の形態1におけるコンテンツサーバの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるコンテンツサーバの動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態1におけるコンテンツ受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるコンテンツ受信装置の動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態2が適用されるネットワークの構成を示した図 本発明の実施の形態2におけるAVサーバとAVコンテンツ再生装置間の送受信を記述したシーケンス図 本発明の実施の形態2におけるAVサーバの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における、図12でAVコンテンツの例としてあげたhogehoge.mpgの構成を示す図 本発明の実施の形態2における、図12でAVコンテンツの例としてあげたhogehoge.mpgに対応する属性テーブルを示す図 本発明の実施の形態2におけるAVサーバの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ再生装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 コンテンツサーバ
101 蓄積手段
102 データ要求受信手段
103 コンテンツデータ取得手段
104 伝送コンテンツデータ構成手段
105 送信手段
106 コンテンツブロック情報保持送信手段
2 コンテンツ受信装置
201 ユーザ入力手段
202 要求範囲決定手段
203 データ要求送信手段
204 受信手段
205 受信バッファ
206 コンテンツ処理手段
207 コンテンツブロック情報取得手段
3 ネットワーク
13 AVサーバ
1301 再生要求受信手段
1302 AVコンテンツデータ取得手段
1303 暗号手段
1304 暗号鍵生成手段
1305 伝送AVコンテンツデータ構成手段
14 AVコンテンツ再生手段
1401 再生要求送信手段
1402 再生手段
1403 復号手段
1404 復号鍵生成手段

Claims (23)

  1. 分割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツを送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信システムであって、
    内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
    前記コンテンツサーバは、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信手段を有し、
    前記コンテンツ受信装置は、前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信手段と、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定手段と、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求手段とを有し、
    前記コンテンツサーバは、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定手段と、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信手段とを、さらに有し、
    前記コンテンツ受信装置は、前記要求手段によって要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信手段をさらに有する、コンテンツ配信システム。
  2. 割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツをコンテンツ受信装置へ送信するコンテンツサーバであって、
    内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
    前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲が決定され、前記コンテンツ受信装置から送信されてきた前記決定された要求範囲の前記コンテンツの要求に対して、前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定手段と、
    前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信手段とを備えた、コンテンツサーバ。
  3. 前記所定の通信プロトコルは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)である、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  4. 前記付加情報は、前記コンテンツブロックの先頭に付加され、
    前記送信手段は、前記HTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるように前記コンテンツブロックを送信する、請求項3記載のコンテンツサーバ。
  5. 前記コンテンツブロックは、固定長である、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  6. 前記送信手段は、前記コンテンツブロック情報を送信し、
    前記コンテンツ受信装置は、その送信されてきたコンテンツブロック情報を利用する、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  7. 前記コンテンツは、画像及び/または音声を含むAVコンテンツである、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  8. 前記付加情報は、前記コンテンツの著作権保護の状態を示す情報を含む、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  9. 送信する前記コンテンツが暗号化されている場合、前記付加情報は、送信する前記コンテンツを復号するための情報を含む、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  10. 前記AVコンテンツは、MPEGフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、GOP(Groupe Of Picture)である、請求項7記載のコンテンツサーバ。
  11. 前記AVコンテンツは、DVD−VRフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、VOBUである、請求項7記載のコンテンツサーバ。
  12. 割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツをコンテンツサーバから受信するコンテンツ受信装置であって、
    内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
    前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を前記コンテンツサーバから受信するコンテンツブロック情報受信手段と、
    前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定手段と、
    その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求手段と、
    前記コンテンツサーバによって、要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックが特定され、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報が付加され、所定の通信プロトコルに従って送信されてきた前記特定されたコンテンツブロックを受信する受信手段とを備えた、コンテンツ受信装置。
  13. 前記所定の通信プロトコルは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)である、請求項12記載のコンテンツ受信装置。
  14. 前記付加情報は、前記コンテンツブロックの先頭に付加され、
    前記コンテンツサーバは、前記HTTPのパケットのデータ部分が、付加情報から始まるように前記コンテンツブロックを送信する、請求項13記載のコンテンツ受信装置。
  15. 前記コンテンツブロックは、固定長である、請求項12記載のコンテンツ受信装置。
  16. 前記コンテンツは、画像及び/または音声を含むAVコンテンツである、請求項12記載のコンテンツ受信装置。
  17. 前記付加情報は、前記コンテンツの著作権保護の状態を示す情報を含む、請求項12記載のコンテンツ受信装置。
  18. 送信されてきた前記コンテンツが暗号化されている場合、前記付加情報は、送信されてきた前記コンテンツを復号するための情報を含む、請求項12記載のコンテンツ受信装置。
  19. 前記AVコンテンツは、MPEGフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、GOP(Groupe Of Picture)である、請求項16記載のコンテンツ受信装置。
  20. 前記AVコンテンツは、DVD−VRフォーマットの動画像であり、前記コンテンツブロックは、VOBUである、請求項16記載のコンテンツ受信装置。
  21. 分割された複数のコンテンツブロックからなるコンテンツを送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ配信システムで用いられるコンテンツ配信方法であって、
    内部属性は、前記各コンテンツブロック内では変化せず、
    前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信ステップと、
    前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信ステップと、
    前記コンテンツ受信装置によって、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定ステップと、
    前記コンテンツ受信装置によって、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求ステップと、
    前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定ステップと、
    前記コンテンツサーバによって、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信ステップと、
    前記コンテンツ受信装置によって、前記要求ステップにおいて要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信ステップとを備えた、コンテンツ配信方法。
  22. 請求項21記載のコンテンツ配信方法の、
    前記コンテンツの基準位置から前記各コンテンツブロックの開始位置までの長さを少なくとも含むコンテンツブロック情報を送信するコンテンツブロック情報送信ステップ、前記コンテンツ受信装置から要求された前記要求範囲に対応する前記コンテンツブロックを特定する特定ステップ、前記コンテンツブロック毎に前記コンテンツの内部属性に応じた付加情報を付加して、特定された前記コンテンツブロックを所定の通信プロトコルに従って送信する送信ステップをコンピュータに実行させるプログラムと、
    前記コンテンツブロック情報を受信するコンテンツブロック情報受信ステップ、前記コンテンツブロック情報を利用して、前記コンテンツブロック毎に付加する付加情報が付加された前記コンテンツの利用したい範囲である要求範囲を決定する要求範囲決定ステップ、その決定した要求範囲の前記コンテンツを要求する要求ステップ、前記要求ステップにおいて要求した前記要求範囲の前記コンテンツを受信する受信ステップをコンピュータに実行させるプログラムとを有するプログラム。
  23. 請求項22記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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