JP5326602B2 - サーバおよびコンテンツ配信方法 - Google Patents

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Description

本件はクライアントの要求に応じてコンテンツを配信するサーバおよびそのコンテンツ配信方法に関する。
近年、インターネットのユーザ数の増大や光回線の普及、通信網の通信速度増加に伴い、VOD(Video On Demand)配信によるストリーミングが普及している。VOD配信では、著作権保護のため、コンテンツを暗号化して配信している。暗号化は、VOD配信を行うサーバで動的に行うと負荷が大きいので、コンテンツは、予め暗号化されてサーバに記憶される。
VOD配信を行うサーバは、コンテンツをパケットで配信する。パケットには、例えば、サーバとサーバから映像や音声のデータを受信するクライアントとが同期するための時刻情報や、クライアントで映像や音声のデコード処理などに用いられる時刻情報が含まれる。
図14は、時刻情報を説明する図である。パケットに含まれる時刻情報は、図14に示すように、サイクリックな値をとる。また、時刻情報は、実時間とともに一定の割合で増加し、時刻の連続性を保っている。
なお、従来では、権利制御メッセージ抑制を使用した予め暗号化されたコンテンツのオン・デマンド配信の安全を確保するためのシステムおよびメソッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−507974号公報
しかし、コンテンツの途中に別のコンテンツを挿入して配信した場合や、早送り、巻き戻し、シークなどのトリックプレイが行われた場合には、パケットに含まれる時刻情報の連続性が確保できないという問題点があった。
図15は、時刻情報の不連続性の例を説明する図である。例えば、番組コンテンツの配信中にCM(Commercial)コンテンツを挿入するとする。図15に示す矢印A101は、番組コンテンツに含まれる時刻情報を示し、矢印A102は、CMコンテンツに含まれる時刻情報を示す。
図15に示すように、番組コンテンツの途中に、CMコンテンツが挿入されると、番組コンテンツの時刻情報の途中にCMコンテンツの時刻情報が挿入されるため、時刻情報の連続性が保てなくなる。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、パケットに含まれる時刻情報の連続性を確保することができるサーバおよびコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、コンテンツを配信するサーバが提供される。このサーバは、クライアントの視聴要求を受け付ける受信部と、前記コンテンツのパケットを暗号化する暗号化部と、暗号化して記憶する前記コンテンツのパケットのうち、ペイロードに時刻情報を含む前記パケットについては暗号化されない状態で記憶する記憶部と、前記記憶部から読み出され、前記クライアントに送信される前記パケットの前記時刻情報を変更する時刻情報変更部と、前記クライアントの要求に応じて前記コンテンツを配信する送信部とを備え、前記暗号化部は、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれていない場合は、当該パケットを暗号化して事前暗号化パケットを生成し、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれている場合は、当該パケットを暗号化せずに非事前暗号化パケットとし、前記記憶部は、前記事前暗号化パケットと前記非事前暗号化パケットとを記憶し、前記受信部は、前記クライアントから視聴要求のあったコンテンツのパケットを前記記憶部から読み出し、前記時刻情報変更部は、前記クライアントからトリックプレイの要求があった場合、または当該コンテンツに別のコンテンツが挿入される場合、読み出した前記非事前暗号化パケットに対しては、前記時刻情報が連続性を有するように変更し、前記暗号化部は、前記時刻情報が変更された非事前暗号化パケットおよび前記時刻情報が変更されない非事前暗号化パケットを暗号化して暗号化パケットを生成し、前記送信部は、前記事前暗号化パケットまたは前記暗号化パケットを含むコンテンツを前記クライアントへ配信する。
上記サーバおよびコンテンツ配信方法によれば、パケットに含まれる時刻情報の連続性を確保することができるようになる。
サーバを示した図である。 VOD配信を行うネットワーク構成例を示した図である。 サーバのハードウェア構成例を示した図である。 サーバの機能ブロック図である。 TSパケットを説明する図である。 時刻情報変更部の動作を説明する図である。 暗号化部の動作を説明する図である。 コンテンツに別のコンテンツが挿入された場合の時刻情報を説明する図である。 図8の時刻情報を変更した場合を説明する図である。 コンテンツをシークした場合の時刻情報を説明する図である。 図10の時刻情報を変更した場合を説明する図である。 コンテンツDBに記憶されるコンテンツの暗号化処理を示したフローチャートである。 サーバのコンテンツ配信処理を示したフローチャートである。 時刻情報を説明する図である。 時刻情報の不連続性の例を説明する図である。
図1は、サーバを示した図である。図1に示すサーバ1は、クライアントの要求に応じてコンテンツをVOD配信する。サーバ1は、記憶部2および時刻情報変更部3を有している。
記憶部2には、クライアントに配信するコンテンツが記憶される。記憶部2は、暗号化して記憶するコンテンツのパケットのうち、ペイロードに時刻情報を含むパケットを暗号化せずに記憶する。
例えば、図1に示すパケット4は、記憶部2に記憶されるコンテンツのパケットを示している。パケット4の‘有’は、ペイロードに時刻情報を含むパケットを示し、‘無’は、ペイロードに時刻情報を含まないパケットを示す。図1のパケット4に示すように、ペイロードに時刻情報を含むパケットは、暗号化されず(非暗号化)に記憶部2に記憶され、ペイロードに時刻情報を含まないパケットは、ペイロードが暗号化されて記憶部2に記憶される。
時刻情報変更部3は、記憶部2から読み出され、クライアントに送信されるパケット4の時刻情報を変更する。例えば、時刻情報変更部3は、クライアントからトリックプレイの要求があった場合や、コンテンツの途中に別のコンテンツが挿入されて配信される場合、連続性を保つようにパケット4の時刻情報を変更する。
このように、サーバ1は、時刻情報が変更できるようペイロードに時刻情報を含むパケット4を非暗号化で記憶部2に記憶する。そして、時刻情報変更部3によって、クライアントに送信されるパケット4の時刻情報を変更するようにした。これにより、サーバ1は、パケット4に含まれる時刻情報の連続性を確保することができるようになる。
また、クライアントにパケットを送信するときは、著作権保護等のため、非暗号化のパケット4を暗号化して送信する。時刻情報を含まないパケット4は、暗号化して記憶部2に記憶することにより、クライアントにパケット4を送信する際の暗号化処理の負荷を軽減することができる。例えば、サーバ1は、暗号化されて記憶されたパケット4は送信の際暗号化しなくてよく、非暗号化のパケット4を暗号化してクライアントに送信すればよい。
次に、実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、VOD配信を行うネットワーク構成例を示した図である。図2に示すように、サーバ11は、ネットワーク13を介してクライアント12と接続されている。ネットワーク13は、例えば、インターネットである。図2では、クライアントは、1つしか示していないが複数存在してもよい。クライアント12は、例えば、デジタルテレビやパーソナルコンピュータなどである。
サーバ11は、クライアント12にVOD配信するコンテンツ(パケット)を記憶している。パケットには、サーバ11とサーバ11から映像や音声のデータを受信するクライアント12とが同期するための時刻情報や、クライアント12で映像や音声のデコード処理などに用いられる時刻情報が含まれている。サーバ11は、ペイロードに時刻情報を含むパケットについては暗号化せず、ペイロードに時刻情報を含まないパケットについてはペイロードを暗号化して、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に記憶している。
サーバ11は、クライアント12からコンテンツの視聴要求があると、記憶装置に記憶したパケットをクライアント12に送信する。このとき、サーバ11は、暗号化されていないパケットについては暗号化してからクライアント12に送信する。また、サーバ11は、例えば、クライアント12から視聴要求のあった番組コンテンツにCMコンテンツを挿入する場合には、パケットの時刻情報の連続性が保たれるようパケットの時刻情報を変更してからパケットを暗号化し、クライアント12に配信する。また、サーバ11は、クライアント12から早送り、巻き戻し、シークなどのトリックプレイが行われた場合には、パケットの時刻情報の連続性が保たれるようパケットの時刻情報を変更してからパケットを暗号化し、クライアント12に配信する。
図3は、サーバのハードウェア構成例を示した図である。図3に示すサーバ11は、CPU(Central Processing Unit)11aによって装置全体が制御されている。CPU11aには、バス11gを介してRAM(Random Access Memory)11b、HDD11c、グラフィック処理装置11d、入力インタフェース11e、および通信インタフェース11fが接続されている。
RAM11bには、CPU11aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM11bには、CPU11aの処理に使用される各種データが保存される。HDD11cには、クライアント12からの視聴要求に応じてコンテンツをVOD配信するためのプログラムなどが記憶される。
グラフィック処理装置11dには、モニタ11hが接続されている。グラフィック処理装置11dは、CPU11aからの命令に従って、画像をモニタ11hの表示画面に表示させる。入力インタフェース11eには、キーボード11iおよびマウス11jが接続されている。入力インタフェース11eは、キーボード11iやマウス11jから送られてくる信号を、バス11gを介してCPU11aに送信する。
記録媒体11lは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの記録媒体である。読み取り装置11kは、記録媒体11lに記録されたデータを読み取り、バス11gを介してCPU11aに送信する。記録媒体11lには、VOD配信を行うためのプログラムなどを記憶することができ、読み取り装置11kを介して、HDD11cに記憶することもできる。
通信インタフェース11fは、ネットワーク13に接続され、クライアント12と通信することができる。
図4は、サーバの機能ブロック図である。図4に示すように、サーバ11は、受信部21、時刻情報変更部22、コンテンツDB(DB:Data Base)23、暗号化部24、および送信部25を有している。
コンテンツDB23には、クライアント12にVOD配信するコンテンツが記憶されている。コンテンツは、例えば、MPEG−2System(MPEG:Moving Picture Experts Group)のTS(Transport Stream)パケットで記憶される。以下では、TSパケットを例にして説明する。
図5は、TSパケットを説明する図である。TSパケットは、188バイトの大きさを有している。TSパケットは、図5に示すように、ヘッダ(図中H)とペイロード(図中P)を有している。また、TSパケットは、必要に応じてヘッダにアダプテーションフィールド(図中ADF)が付加される。
ヘッダには、パケットの種類を示すパケット識別子(PID:Packet ID)などが含まれる。
アダプテーションフィールドには、サーバ11とクライアント12とが同期するためのPCR(Program Clock Reference)などの時刻情報が含まれる。
ペイロードには、映像や音声などのデータが含まれる。また、ペイロードには、クライアント12で映像や音声のデコード処理などに用いられるPTS(Presentation Time Stamp),DTS(Decoding Time Stamp)などの時刻情報が含まれる。PTS,DTSは、図5に示すように、全てのTSパケットのペイロードに含まれるわけではなく、例えば、複数のペイロードで表示される一枚の映像データの、先頭のペイロードなどに含まれる。
クライアント12に配信するコンテンツをコンテンツDB23に記憶する場合、図5に示すように、TSパケットのヘッダとアダプテーションフィールドは、暗号化しないでコンテンツDB23に記憶する。ペイロードは、PTS,DTSを含まない場合、暗号化し、PTS,DTSを含む場合、暗号化しないでコンテンツDB23に記憶する。すなわち、TSパケットのうち、暗号化される部分は、ペイロードの部分であるが、ペイロードが時刻情報を含む場合、そのペイロードは、暗号化されずにコンテンツDB23に記憶される。
図4の説明に戻る。受信部21は、クライアント12から視聴要求を受信する。受信部21は、クライアント12から視聴要求を受信すると、視聴要求のあったコンテンツをクライアント12に配信するため、コンテンツDB23からコンテンツを読み出す。コンテンツDB23から読み出されたコンテンツは、暗号化部24へ出力される。
時刻情報変更部22は、クライアント12に配信するコンテンツに別のコンテンツが挿入される場合や、クライアント12から、例えば、早送り、巻き戻し、シークなどのトリックプレイが行われた場合、コンテンツDB23から読み出されるTSパケットのPCR,PTS,DTSの時刻情報を変更する。時刻情報変更部22は、連続性を保つようにPCR,PTS,DTSの時刻情報を変更する。
図6は、時刻情報変更部の動作を説明する図である。図6には、時刻情報変更部22によって、時刻情報が変更される前の時刻情報と、変更された後の時刻情報とが示してある。
矢印A1に示すように、クライアント12からコンテンツの再生要求があると、再生要求のあったTSパケットはクライアントに送信され、時刻情報は、例えば、‘1’,‘2’,‘3’と増加する。
矢印A2に示すように、クライアント12からシークがあったとする。この場合、時刻情報は、シーク先の時刻情報となる。例えば、矢印A2に示すように、時刻情報は、‘10’となる。そして、シーク先のTSパケットに続く、TSパケットに含まれる時刻情報‘11’,‘12’が続く。
矢印A3に示すように、クライアント12から巻き戻し要求があったとする。この場合、現在から過去に向かうTSパケットが配信されるため、時刻情報は、減少していく。例えば、矢印A3に示すように、時刻情報は、‘11’,‘10,‘9’,‘8’と減少する。
矢印A4に示すように、クライアント12から再生の要求があったとする。この場合、時刻情報は、例えば、‘9’,‘10’,‘11’,…と増加していく。
このように、トリックプレイが行われると、時刻情報の連続性が保てなくなる。そこで、時刻情報変更部22は、コンテンツDB23から読み出された、クライアント12に送信されるTSパケットに含まれる時刻情報を変更する。例えば、時刻情報変更部22は、図6に示す変更後の時刻情報のように、時刻情報が‘1’‘2’‘3’,‘4’…,‘11’,‘12’,‘13’,…と連続するよう時刻情報を変更する。
なお、時刻情報変更部22は、クライアント12に送信するコンテンツに別のコンテンツが挿入される場合も同様に時刻情報を変更する。
また、時刻情報変更部22は、トリックプレイや別のコンテンツの挿入が1度行われると、以後、時刻情報の連続性を保つために、全ての時刻情報を変更するようにする。例えば、図6の矢印A5に示すように、時刻情報‘3’以降のTSパケットの時刻情報を、‘4’,‘5’,‘6’,…と連続性を保つように変更する。
図4の説明に戻る。暗号化部24は、コンテンツDB23から読み出されるコンテンツの非暗号化部分を暗号化する。また、暗号化部24は、コンテンツDB23から読み出され、時刻情報変更部22によって時刻情報の変更されたコンテンツの非暗号化部分を暗号化する。暗号化は、様々な種別があり、例えば、Marlin-DRMなどがある。
図7は、暗号化部の動作を説明する図である。図7に示す暗号化前コンテンツは、コンテンツDB23に記憶される前の、暗号化前のコンテンツを示している。配信準備コンテンツは、コンテンツDB23に記憶される、一部のTSパケットが暗号化されたコンテンツを示している。時刻情報変更コンテンツは、時刻情報変更部22によって時刻情報が変更されたコンテンツを示している。配信コンテンツは、クライアント12に配信されるコンテンツを示している。なお、図7に示す‘非’は、ペイロード部分が暗号化されていないTSパケットを示し、‘暗’は、ペイロード部分が暗号化されたTSパケットを示す。
コンテンツDB23に記憶される前のコンテンツは、図7の暗号化前コンテンツに示すようにTSパケットは暗号化されていない。暗号化前コンテンツをコンテンツDB23に記憶するときは、図7の配信準備コンテンツに示すように、PTS,DTSの時刻情報を含まないTSパケットにおいては、ペイロードを暗号化して記憶する。
すなわち、ペイロードに時刻情報を含むTSパケットは、時刻情報変更部22によって時刻情報を変更できるよう暗号化されないでコンテンツDB23に記憶される。なお、TSパケットのヘッダおよびPCRの時刻情報を含むアダプテーションフィールドは、図5で説明したように暗号化されない。従って、時刻情報変更部22は、PCRを変更することができる。
コンテンツDB23に記憶されたコンテンツは、クライアント12からの視聴要求に応じてコンテンツDB23から読み出される。読み出されたコンテンツに別のコンテンツが挿入される場合や、クライアント12によってトリックプレイが行われた場合には、コンテンツは、時刻情報変更部22によって時刻情報が変更される。
時刻情報を含むTSパケットは、上述したように、暗号化されていない。従って、時刻情報は、図7の矢印A11〜A13に示すように、暗号化されていないTSパケットにおいて変更される。なお、読み出されたコンテンツに別のコンテンツが挿入されない場合や、クライアント12によってトリックプレイが行われない場合には、矢印A11〜A13に示すTSパケットの時刻情報は変更されない。
暗号化部24は、コンテンツDB23から読み出されるコンテンツの非暗号化部分を暗号化する。例えば、図7の配信コンテンツに示すように、非暗号化のTSパケットを暗号化する。これにより、クライアント12に送信されるパケットは、全て暗号化され、第三者による不正視聴などを防止することができる。
図4の説明に戻る。送信部25は、ネットワーク13を介して、暗号化部24によって暗号化されたパケットをクライアント12に送信する。また、送信部25は、コンテンツDB23から出力される、すでに暗号化されたパケットをクライアント12に送信する。
このように、時刻情報を含まないTSパケットのペイロードを暗号化し、時刻情報を含むTSパケットのペイロードを非暗号化することにより、時刻情報を時刻情報変更部22によって変更することができる。また、時刻情報を含まないTSパケットのペイロードを暗号化してコンテンツDB23に記憶することにより、コンテンツ配信時の暗号化範囲が小さくなり、サーバ11の負荷を低減することができる。
次に、時刻情報の変更例について説明する。
図8は、コンテンツに別のコンテンツが挿入された場合の時刻情報を説明する図である。図8には、番組コンテンツ(図中番組)と、CMコンテンツ(図中CM)が挿入された番組コンテンツとが示してある。また、図8には、CMコンテンツが挿入された番組コンテンツの時刻情報が示してある。
CMコンテンツが挿入された番組コンテンツでは、時刻情報は、番組コンテンツの配信に従って増加し、CMコンテンツが挿入された所で、CMコンテンツの時刻情報が増加している。CMコンテンツが終わると、番組コンテンツの時刻情報が続いている。
このように、クライアント12に配信するコンテンツに別のコンテンツが挿入されると、時刻情報の連続性は保てなくなる。
図9は、図8の時刻情報を変更した場合を説明する図である。時刻情報変更部22は、番組コンテンツに別コンテンツであるCMコンテンツが挿入されると、CMコンテンツの時刻情報と、CMコンテンツに続く番組コンテンツの時刻情報を変更する。時刻情報変更部22は、図9に示すように、番組コンテンツの時刻情報と、CMコンテンツの時刻情報とが連続性を有するように、CMコンテンツの時刻情報を変更する。また、CMコンテンツに続く番組コンテンツの時刻情報と、CMコンテンツの時刻情報とが連続性を有するように、番組コンテンツの時刻情報を変更する。
このように、時刻情報変更部22によって時刻情報を変更することにより、時刻情報の連続性を確保することができる。
図10は、コンテンツをシークした場合の時刻情報を説明する図である。図10には、実時間で10sのコンテンツを50sのコンテンツにシークした場合の時刻情報を示している。
図10に示すように、10sから50sにコンテンツがシークされると、10sに続く時刻情報は、50sに続くコンテンツの時刻情報となる。そのため、コンテンツがシークされると、時刻情報は連続性を保てなくなる。
図11は、図10の時刻情報を変更した場合を説明する図である。時刻情報変更部22は、コンテンツがシークされると、コンテンツの時刻情報を変更する。時刻情報変更部22は、図11に示すように、実時間の10sに続く、シークされたコンテンツの時刻情報を、連続性を有するように変更する。
このように、時刻情報変更部22によって時刻情報を変更することにより、時刻情報の連続性を確保することができる。
図12は、コンテンツDBに記憶されるコンテンツの暗号化処理を示したフローチャートである。クライアントに配信されるコンテンツは、図12に示す処理によって暗号化され、サーバ11のコンテンツDB23に記憶される。
コンテンツをコンテンツDB23に記憶する処理は、サーバ11が行ってもよい。例えば、サーバ11は、事前暗号化部を有し、サーバ11に入力される非暗号化のコンテンツを暗号化して、コンテンツDB23に記憶する。以下では、サーバ11の事前暗号化部がコンテンツを暗号化し、コンテンツDB23に記憶するとする。
ステップS1において、サーバ11の事前暗号化部は、入力されたコンテンツの全TSパケットにおいて、以下のステップS2〜S5の暗号化処理が行われたか否か判断する。事前暗号化部は、全TSパケットにおいて暗号化処理が行われた場合、処理を終了する。事前暗号化部は、全TSパケットにおいて暗号化処理が行われていない場合、ステップS2へ進む。
ステップS2において、サーバ11の事前暗号化部は、読み込んだTSパケットのペイロードにPTS,DTSの時刻情報が含まれているか否か判断する。事前暗号化部は、TSパケットのペイロードにPTS,DTSの時刻情報が含まれていない場合、ステップS3へ進む。事前暗号化部は、TSパケットのペイロードにPTS,DTSの時刻情報が含まれている場合、ステップS4へ進む。
ステップS3において、サーバ11の事前暗号化部は、TSパケットのペイロードを暗号化する。
ステップS4において、サーバ11の事前暗号化部は、TSパケットのペイロードを暗号化しない。
ステップS5において、サーバ11の事前暗号化部は、ステップS3で暗号化したTSパケット、または、ステップS4で暗号化しなかったTSパケットをコンテンツDB23に記憶する。
以上の処理により、PTS,DTSの時刻情報を含まないTSパケットのペイロードは暗号化されて、コンテンツDB23に記憶される。また、PTS,DTSの時刻情報を含むTSパケットのペイロードは暗号化されずに、コンテンツDB23に記憶される。なお、TSパケットのヘッダおよびアダプテーションフィールドは、暗号化されずにコンテンツDB23に記憶される。
図13は、サーバのコンテンツ配信処理を示したフローチャートである。
ステップS11において、サーバ11の受信部21は、クライアント12からコンテンツの視聴要求を受信する。
ステップS12において、サーバ11の受信部21は、クライアント12から視聴要求のあったコンテンツをコンテンツDB23から読み出す。
ステップS13において、サーバ11の時刻情報変更部22は、クライアント12からトリックプレイの要求があったか否かまたはクライアントに配信するコンテンツに別コンテンツの挿入があったか否か判断する。時刻情報変更部22は、クライアント12からトリックプレイの要求があった場合または別コンテンツの挿入があった場合、ステップS14へ進む。時刻情報変更部22は、クライアント12からトリックプレイの要求がなく、かつ、別コンテンツの挿入がなかった場合、ステップS15へ進む。
ステップS14において、サーバ11の時刻情報変更部22は、TSパケットに含まれるPCR,PTS,DTSの時刻情報を、連続性を有するように変更する。
ステップS15において、サーバ11の暗号化部24は、コンテンツDB23から読み出されたコンテンツまたは時刻情報変更部22によって時刻情報の変更されたコンテンツの非暗号化のTSパケットを暗号化する。
ステップS16において、サーバ11の送信部25は、暗号化部24によって暗号化されたコンテンツのTSパケットをクライアントに配信する。
このように、サーバ11は、時刻情報が変更できるようペイロードに時刻情報を含むパケットを非暗号化でコンテンツDB23に記憶する。そして、時刻情報変更部22によって、クライアント12に送信されるパケットの時刻情報を変更するようにした。これにより、サーバ11は、パケットに含まれる時刻情報の連続性を確保することができる。
また、クライアント12にパケットを送信するときは、著作権保護や不正視聴を防止するため、非暗号化のパケットを暗号化して送信する。時刻情報を含まないパケットは、暗号化してコンテンツDB23に記憶することにより、クライアント12にパケットを送信する際の暗号化処理の負荷を軽減することができる。
1 サーバ
2 記憶部
3 時刻情報変更部
4 パケット

Claims (3)

  1. ンテンツを配信するサーバにおいて、
    クライアントの視聴要求を受け付ける受信部と、
    前記コンテンツのパケットを暗号化する暗号化部と、
    暗号化して記憶する前記コンテンツのパケットのうち、ペイロードに時刻情報を含む前記パケットについては暗号化されない状態で記憶する記憶部と、
    前記記憶部から読み出され、前記クライアントに送信される前記パケットの前記時刻情報を変更する時刻情報変更部と、
    前記クライアントの要求に応じて前記コンテンツを配信する送信部と、
    を備え、
    前記暗号化部は、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれていない場合は、当該パケットを暗号化して事前暗号化パケットを生成し、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれている場合は、当該パケットを暗号化せずに非事前暗号化パケットとし、
    前記記憶部は、前記事前暗号化パケットと前記非事前暗号化パケットとを記憶し、
    前記受信部は、前記クライアントから視聴要求のあったコンテンツのパケットを前記記憶部から読み出し、
    前記時刻情報変更部は、前記クライアントからトリックプレイの要求があった場合、または当該コンテンツに別のコンテンツが挿入される場合、読み出した前記非事前暗号化パケットに対しては、前記時刻情報が連続性を有するように変更し、
    前記暗号化部は、前記時刻情報が変更された非事前暗号化パケットおよび前記時刻情報が変更されない非事前暗号化パケットを暗号化して暗号化パケットを生成し、
    前記送信部は、前記事前暗号化パケットまたは前記暗号化パケットを含むコンテンツを前記クライアントへ配信する、
    ことを特徴とするサーバ。
  2. 前記時刻情報変更部は、前記パケットのアダプテーションフィールドに含まれる前記時刻情報も変更することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
  3. コンテンツを配信するサーバのコンテンツ配信方法において、
    前記サーバ内の受信部は、クライアントの視聴要求を受け付け、
    前記サーバ内の暗号化部は、前記コンテンツのパケットを暗号化し、
    前記サーバ内の記憶部は、暗号化して記憶する前記コンテンツのパケットのうち、ペイロードに時刻情報を含む前記パケットについては暗号化されない状態で記憶し、
    前記サーバ内の時刻情報変更部は、前記記憶部から読み出され、前記クライアントに送信される前記パケットの前記時刻情報を変更し、
    前記サーバ内の送信部は、前記クライアントの要求に応じて前記コンテンツを配信する場合に、
    前記暗号化部は、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれていない場合は、当該パケットを暗号化して事前暗号化パケットを生成し、前記ペイロードに前記時刻情報が含まれている場合は、当該パケットを暗号化せずに非事前暗号化パケットとし、
    前記記憶部は、前記事前暗号化パケットと前記非事前暗号化パケットとを記憶し、
    前記受信部は、前記クライアントから視聴要求のあったコンテンツのパケットを前記記憶部から読み出し、
    前記時刻情報変更部は、前記クライアントからトリックプレイの要求があった場合、または当該コンテンツに別のコンテンツが挿入される場合、読み出した前記非事前暗号化パケットに対しては、前記時刻情報が連続性を有するように変更し、
    前記暗号化部は、前記時刻情報が変更された非事前暗号化パケットおよび前記時刻情報が変更されない非事前暗号化パケットを暗号化して暗号化パケットを生成し、
    前記送信部は、前記事前暗号化パケットまたは前記暗号化パケットを含むコンテンツを前記クライアントへ配信する、
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
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