JP4438638B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電気ハンマやハンマドリル等のように打撃子の往復打撃運動を先端工具に伝達する構成を備えた打撃工具に関するものである。
従来の打撃工具は、先端工具に設けられた係合溝に係合可能でかつ該先端工具の軸方向移動量を規制する係止部材と、係止部材を先端工具の軸方向に移動可能に収納するリテーナスリーブと、リテーナスリーブを被覆しかつ打撃工具本体に固定されるフロントカバと、係止部材の前方に傾斜部を有する受容体を設けると共に、受容体の前方に衝撃を緩和するための第1緩衝部材を設け、さらにリテーナスリーブの一部とフロントカバの後方部との間に第2の緩衝部材を設けた構造となっていた。(例えば、特許文献1参照)
実用新案登録第2596443号
上記した従来の打撃工具においては、第2緩衝部材が、フロントカバによって被覆されるリテーナスリーブの外周面に係合し、フロントカバの後方部に第2緩衝部材の全端面が当接する構造となっているため、先端工具を被削材から離した瞬間、先端工具が軸方向前方へ移動して係止部材に当接した際に生じる空打ち時の打撃力を第2緩衝部材が変形することで緩衝することができるものであるが、この空討ち時の緩衝を行うために第2緩衝部材の容積を確保することによってフロントカバやシリンダケース等が大きくなってしまい、質量増となってしまうという問題があるものであった。
また、上記した従来の構造では、繰り返しかかる上記の打撃力により緩衝部材には繰り返し疲労が生じ、緩衝部材が早期に寿命に達してしまい緩衝部材としての役割を果たさなくなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を無くし、更なる寿命向上を図ると共に小形・軽量化を図ることができる打撃工具を提供することである。
上記の目的は、フロントカバによって被覆されるリテーナスリーブの外周面に溝部と、フロントカバの溝部近傍内周面に第1の段差と、溝部に係合し、かつ第1の段差と当接する緩衝部材とを設け、先端工具が軸方向前方へ移動して係止部材に当接した際に生じる空打ち時の打撃力を、リテーナスリーブの先端工具の軸方向への移動に伴って緩衝部材が圧縮されることで緩衝する構成とすることにより達成することができる。
また、フロントカバの先端工具側の内周面にリテーナスリーブの段差と当接する第2の段差を設け、第2の段差と所定の間隙を介してリテーナスリーブを配し、緩衝部材が所定寿命を維持でき得る前記緩衝部材の圧縮量と前記間隙とをほぼ同じとすることで達成される。
本発明によれば、緩衝部材の容積を工具軸中心方向側に確保できることによってフロントカバやシリンダケース等を大きくすることなく、先端工具が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力を緩衝することができ、打撃工具のさらなる寿命向上と小形・軽量化を図ることができるようになる。
また、緩衝部材の圧縮量を規制することにより緩衝部材自体の寿命の向上を図ることができ、更なる寿命向上を図ることができるようになる。
以下に本発明になる打撃工具の第一実施形態を図1、図2、図3、及び図4を用いて説明する。
打撃工具の外観は図1に示す通りであり、先端に先端工具1を有し、この先端工具1に打撃力を与えるための内部機構を有する打撃工具本体22の下方にはモータ部21が配されている。また、打撃工具を作業者が操作するために、スイッチ等を有するハンドル部20と着脱可能なサイドハンドル19が設けられており、ハンドル部20は打撃工具本体22及びモータ部21の後方に、サイドハンドル19はフロントカバ10前方に設けられている。
次に、先端工具1を保持する先端工具保持部及びフロントカバ10内の構造について詳述する。
先端工具1を被削材に突き当てて打撃工具を作動させた状態を図2に示す。図2の状態で、モータの回転運動は図示せぬピストンの往復運動に変換され、このピストンの往復運動により空気室を介してシリンダ17内で打撃子16が往復運動する。打撃子16の往復運動により中間子9を介して先端工具1が連続的に打撃され、被削材に打撃力を印可する。図2の状態では、先端工具1及び中間子9は軸両方向に移動可能に設けられているため、打撃力は打撃子16→中間子9→先端工具1へと伝達し、これらの周囲に位置するリテーナスリーブ3やハンマホルダ12等には直接の打撃力は伝達されない。
先端工具1には先端工具1の軸方向移動量を制限する係合溝が設けられており、この係合溝に係合することで先端工具1の軸方向移動量を規制する係合部材4が先端工具1軸方向及び径方向に対して移動可能にリテーナスリーブ3に形成した収容溝3aに設けられている。また、リテーナスリーブ3がフロントカバ10に対して回動しないようにスプリング6、ボールホルダ7及びスチールボール8をリテーナスリーブ3及びフロントカバ10間に配している。ここで、フロントカバ10は打撃工具本体22に固定されている。また、スプリング6に付勢されたグリップ2を操作することによりニードルホルダ5を移動させることで、先端工具1の着脱作業が容易に行えるように構成されている。
フロントカバ10の内周部には、間隙11をもって、リテーナスリーブ3が軸方向に移動可能かつ回動可能に配されている。フロントカバ10の内周部は、先端工具1側では、ほぼリテーナスリーブ3の先端工具1側外径と同じであり、中央部では、ほぼリテーナスリーブ3の反先端工具1側外径と同じ構成とし、第2の段差10bを形成している。リテーナスリーブ3の外周部には外径の違いにより形成される段差3bが設けられており、リテーナスリーブ3が前方に移動したときに、段差3bが第2の段差10bに当接する構成となっている。また、リテーナスリーブ3の外周面後方には溝部3cが設けられており、図4のように、この溝部3cに係合し、かつリテーナスリーブ3の溝部3c近傍のフロントカバ10内周面に設けた第1の段差10aに当接する第1の緩衝部材14が設けられている。さらに、フロントカバ10の第1の段差10a近傍内周面に第1の緩衝部材14外径よりも径の大きな逃げ溝10cが設けられている。
リテーナスリーブ3の後方には、間隙13をもって、ハンマホルダ12が配されている。ハンマホルダ12の内周は、その先端工具1側では、ほぼ中間子9の外径と同じとされていて中間子9を摺動可能に保持しており、その反先端工具1側では凹部12aを設けることで、中間子9の外径よりも大きく構成されている。中間子9の外周の一部には外径の大きなフランジ部9aが設けられており、このフランジ部9aの外径とハンマホルダ12の凹部12aの内径がほぼ同じに構成されていて、中間子9が前方に移動したときに、フランジ部9aが凹部12aに当接する構成となっている。また、ハンマホルダ12の後端はつば状に拡成しており、この拡成部とフロントカバ10との間に第2の緩衝部材15が狭持されている。
図2の状態から、作業者が打撃工具全体を後方に引いて、被削材と先端工具1との当接を解除すると、先端工具1が前方に移動可能になるため、打撃子16の往復運動により、先端工具1、中間子9、打撃子16が全て前方へ移動する。この状態を図3に示す。
先端工具1は、作業終了動作で先端工具1の軸方向移動を規制している係止部材4により前方へ移動距離が制限されており、最も前方へ移動したときに中間子9との間に間隙が構成される位置になるように構成されていて、先端工具1と係止部材4とが当接したときに生じる空打ち時の打撃力を、リテーナスリーブ3の先端工具1軸方向前方への移動に伴い第1の緩衝部材14を圧縮させることで緩衝している。その際、フロントカバ10の第1の段差10a近傍内周面に第1の緩衝部材14外径よりも径の大きな逃げ溝10cが設けられているため、第1の緩衝部材14が径方向外側へ変形できる。
また、中間子9はフランジ部9aがハンマホルダ12の凹部12aに当接する位置まで前方へ移動し、フランジ部9aと凹部12aとが当接したときに生じる空打ち時の打撃力を第2の緩衝部材15で緩衝している。
上記の第1の緩衝部材14及び第2の緩衝部材15の寿命を打撃工具本体22の寿命と同等とするために、下述する構成をもって衝撃を10回受けても良いように設計されている。第1の緩衝部材14及び第2の緩衝部材15が衝撃を10回受けても衝撃吸収能力が低下しないようにするためには、衝撃を受けた際に圧縮される量を制限すれば良い。なお、図3の状態で、中間子9の先端側傾斜部とリテーナスリーブ3の内径傾斜部の間には隙間があるため、中間子9とリテーナスリーブ3は軸方向においていずれの場所においても接触しない(すなわち打撃力が伝達されない)構成となっている。
上記の通り構成することにより、先端工具1が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力は第1の緩衝部材14により減衰され、中間子9が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力は第2の緩衝部材15により減衰され、結果的に打撃工具本体22各部に大きな応力はかからない。加えて、第1の緩衝部材14及び第2の緩衝部材15の圧縮量を間隙11及び間隙13により所定量に規制しているので、第1の緩衝部材14及び第2の緩衝部材15に打撃工具本体22の寿命回数である所定回数(10回)の繰返し応力を受けるまで緩衝部材自体の寿命を維持することができる。さらに、第1の緩衝部材14の容積を工具軸中心方向側に確保したことによってフロントカバ10やシリンダケース18等を大きくしなくて済むため、寿命の長い、安定した小形・軽量の製品とすることができる。
次に本発明になる打撃工具の第二実施形態を図5及び図6を用いて説明する。本実施形態に係る打撃工具において、溝部3c、第1の緩衝部材14に係る構成以外は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
リテーナスリーブ3の外周面後方に設けられた溝部3c近傍のフロントカバ10内周面に設けた第1の段差10aは傾斜面から成り、この第1の段差10aと対向するリテーナスリーブ3の溝部壁面3dは第1の段差10aとほぼ平行に傾斜し、かつ付根部及び角部がR形状となっている。図5のように、この溝部3cに係合し、かつ傾斜面から成る第1の段差10aに当接する第1の緩衝部材14が設けられている。また、この第1の緩衝部材14は、図6のように、軸方向に割り14aを有して形成しており、かつハンマホルダ12の外周までを覆い、フロントカバ10の内周面とハンマホルダ12外周面の間に狭持されている。さらに、フロントカバ10の第1の段差10a近傍内周面に第1の緩衝部材14外径よりも径の大きな逃げ溝10cが設けられている。
図5の状態において、先端工具1と係止部材4とが当接したときに生じる空打ち時の打撃力を、リテーナスリーブ3の先端工具1軸方向前方への間隙11分の移動に伴い第1の緩衝部材14を圧縮させることで緩衝している。また、中間子9はフランジ部9aがハンマホルダ12の凹部12aに当接する位置まで前方へ移動し、フランジ部9aと凹部12aとが当接したときに生じる空打ち時の打撃力を第2の緩衝部材15で緩衝している。
上記の通り構成することにより、先端工具1が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力は第1の緩衝部材14により減衰されるが、その際、第1の緩衝部材14を圧縮させる、第1の段差10aと対向するリテーナスリーブ3の溝部壁面3dが第1の段差10aとほぼ平行に傾斜し、かつ付根部及び角部がR形状となっているため、リテーナスリーブ3の溝部壁面3dの付け根の応力集中が緩和される。すなわち、第1の緩衝部材14の寿命向上を図ることができる。
また、第1の緩衝部材14は、図6のように、軸方向に割り14aを有して形成しているので、第1の緩衝部材14を変形させリテーナスリーブ3の溝部3cに容易に係合させることができ、組立性がよい。
さらに、第1の緩衝部材14が、ハンマホルダ12の外周までを覆い、フロントカバ10の内周面とハンマホルダ12外周面の間に狭持される構成としたため、第1の緩衝部材14を大型化する必要があるものの、鋼材から成り第1の緩衝部材14よりも高質量なハンマホルダ12を小型化することができるため、上述した小型化の効果に加え、更に打撃工具の軽量化を図ることができるようになる。
なお、組立方法については、リテーナスリーブ3の溝部3c内に第1の緩衝部材14を係合させ、リテーナスリーブ3と第1の緩衝部材14を一体化させた状態でフロントカバー10内に挿入し、その後、ハンマホルダ12を第1の緩衝部材14内に挿入することで組立てられ、容易に組立可能である。
次に本発明になる打撃工具の第三実施形態を図7を用いて説明する。本実施形態に係る打撃工具において、緩衝部材に係る構成以外は、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
フロントカバ10内周面に設けた第1の段差10aは傾斜面から成り、この第1の段差10aと対向するリテーナスリーブ3の溝部壁面3dは第1の段差10aとほぼ平行に傾斜し、かつ付根部及び角部がR形状となっている。図7のように、緩衝部材23の先端工具1側がこの溝部3cに係合し、かつ傾斜面から成る第1の段差10aに当接し、ハンマホルダ12の外周までを覆い、フロントカバ10の内周面とハンマホルダ12外周面との間に狭持されており、反先端工具1側がつば状に拡成し、この拡成部23aがハンマホルダ12の拡成部とフロントカバ10との間に狭持されている。また、この緩衝部材23は図6のような軸方向に延びた割りを有して形成されている。さらに、フロントカバ10の第1の段差10a近傍内周面に緩衝部材23外径よりも径の大きな逃げ溝10cが設けられている。
上記の通り構成することにより、先端工具1が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力はリテーナスリーブ3の溝部3cと係合している緩衝部材23の部分が変形することにより減衰されるが、その際、緩衝部材23を圧縮させる、第1の段差10aと対向するリテーナスリーブ3の溝部壁面3dが第1の段差10aとほぼ平行に傾斜し、かつ付根部及び角部がR形状となっているため、リテーナスリーブ3の溝部壁面3dの付け根の応力集中が緩和され、緩衝部材23の長寿命化が図られている。
中間子9が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力は緩衝部材23の拡成部23aが変形することにより減衰される。また、この緩衝部材23は、軸方向に割り14aを有して形成しているので、緩衝部材23をリテーナスリーブ3の溝部3cに容易に係合させることができ、さらに先端工具1が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力を緩衝する緩衝部材と中間子9が前方へ移動した際に生じる空打ち時の打撃力を緩衝する緩衝部材とが一体となった構成であるため、組立性を向上させることができるものである。さらに、この緩衝部材23が、ハンマホルダ12の外周までを覆い、フロントカバ10の内周面とハンマホルダ12外周面の間に狭持されている構成としたことにより、ハンマホルダ12の外径を小さくでき、ハンマホルダ12の小型・軽量化が可能となる。
本発明打撃工具の第一実施形態を示す打撃工具の外観斜視図。 本発明打撃工具の第一実施形態を示す打撃時の工具保持部断面図。 本発明打撃工具の第一実施形態を示す空打ち時の工具保持部断面図。 本発明打撃工具の第一実施形態を示す工具保持部断面の一部拡大図。 本発明打撃工具の第ニ実施形態を示す空打ち時の工具保持部断面図。 本発明打撃工具の第ニ実施形態を示す第1の緩衝部材の外観斜視図。 本発明打撃工具の第三実施形態を示す空打ち時の工具保持部断面図。
符号の説明
図において、1は先端工具、2はグリップ、3はリテーナスリーブ、3aは収容溝、3bは段差、3cは溝部、3dは溝部壁面、4は係止部材、5はニードルホルダ、6はスプリング、7はボールホルダ、8はスチールボール、9は中間子、9aはフランジ部、10はフロントカバ、10aは第1の段差、10bは第2の段差、10cは逃げ溝、11は間隙、12はハンマホルダ、12aは凹部、13は間隙、14は第1の緩衝部材、14aは割り、15は第2の緩衝部材、16は打撃子、17はシリンダ、18はシリンダケース、19はサイドハンドル、20はハンドル部、21はモータ部、22は打撃工具本体、23は緩衝部材、23aは拡成部である。

Claims (8)

  1. モータと、該モータの回転運動を受けシリンダ内で往復運動するピストンと、空気ばねを介して前記ピストンの往復運動に追従し往復運動可能な打撃子と、該打撃子の往復動により打撃される中間子と、該中間子を介して連続打撃される先端工具に設けられた係合溝に係合可能で、かつ該先端工具の軸方向の移動量を規制する係止部材と、該係止部材を該先端工具の軸方向に移動可能に収容し、該先端工具の軸方向に移動可能かつ回動可能に設けられているリテーナスリーブと、該リテーナスリーブを被覆し、かつ打撃工具本体に固定されたフロントカバとを備えた打撃工具において、
    前記フロントカバによって被覆される前記リテーナスリーブの外周面に溝部と、前記フロントカバの該溝部近傍内周面に第1の段差と、該溝部に係合し、かつ該第1の段差と当接する緩衝部材とを設け、前記先端工具が軸方向前方へ移動して前記係止部材に当接した際に生じる空打ち時の打撃力を、前記リテーナスリーブの該先端工具の軸方向への移動に伴って該緩衝部材が圧縮されることで緩衝する構成としたことを特徴とする打撃工具。
  2. 前記フロントカバの先端工具側の内周面に前記リテーナスリーブの段差と当接する第2の段差を設け、該第2の段差と所定の間隙を介して前記リテーナスリーブを配し、前記緩衝部材が所定寿命を維持でき得る前記緩衝部材の圧縮量と前記間隙とをほぼ同じとしたことを特徴とする請求項1記載の打撃工具。
  3. 前記緩衝部材は軸方向に割りを有して形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の打撃工具。
  4. 前記第1の段差は傾斜面から成り、前記第1の段差と対向する前記リテーナスリーブの溝部壁面は前記第1の段差と平行に傾斜し、かつ付根部及び角部がR形状となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の打撃工具。
  5. 前記フロントカバの前記第1の段差近傍に、前記緩衝部材が圧縮されて前記緩衝部材の径方向外側に変形した際の逃げ溝を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の打撃工具。
  6. 前記緩衝部材は、前記中間子を摺動可能に保持してかつ前記リテーナスリーブと所定の間隙を介して前記リテーナスリーブの後方に設けられて前記中間子のフランジ部と当接する凹部を有するハンマホルダの外周までを覆い、前記フロントカバの内周面と前記ハンマホルダ外周面との間に狭持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の打撃工具。
  7. 前記緩衝部材は、先端工具側が前記溝部に係合し、かつ前記第1の段差に当接し、前記ハンマホルダの外周までを覆い、かつ前記フロントカバの内周面と前記ハンマホルダ外周面との間に狭持されていて、反先端工具側がつば状に拡成しており、該拡成部が前記ハンマホルダの拡成部と前記フロントカバとの間に狭持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の打撃工具。
  8. 前記緩衝部材の所定寿命と打撃工具の寿命とがほぼ同じであることを特徴とする請求項2記載の打撃工具。
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