JP4438418B2 - 3次元デ−タ処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、3次元デ−タ処理方法及び装置に関し、より具体的には、レ−ザ走査等の方法でサンプリングされた3次元点デ−タから地形面以外のデ−タを削除する3次元デ−タ処理方法及び装置に関する。
地形の調査には、地形図の読図及び空中写真判読以外に、河川の流路長、流域面積及び山地の起伏量などを地形図上で定量的に計測する手法(地形計測)がある。ただし、地形図上で行う地形計測は、非常に時間がかかり、熟練した技能が必要になるだけでなく、ある程度の誤差を避けられない。
これに対し、広い範囲で地形の3次元形状を測定する手段として、ヘリコプタ−又は軽飛行機にレ−ザ測距装置を搭載して目標地域上を飛行し、地上にレ−ザビ−ムを照射することで、地表面及び地上物体の3次元標高座標を測定するシステム、所謂、LiDAR(Light Detection and Ranging)システムが知られている。この種のレ−ザ測量システムでは、レ−ザパルスにより対象物までの距離を計測し、飛行機の3次元位置、レ−ザ照射方向及び測定距離から、対象物の3次元座標を決定する。従って、対象物を空間的にサンプリングした3次元座標値を得ることができる。この場合、地上の建物及び街路樹等も一緒に計測される。図14は、LiDARシステムにより計測される、ある断面におけるサンプル例を示す。黒丸が、計測された3次元座標デ−タの計測点を示す。図14から分かるように、LiDARシステム等で得られる3次元点デ−タは、地表面以外に、建物の屋根部分及び側壁部分の点デ−タを含み、樹冠表面部分の点デ−タを含む。
このように、LiDARシステム及びこれに類似する方法で空中から計測される3次元点デ−タから建物及び樹木等の点デ−タを除去することで、地表面形状を示すDTM(Digital Terrain Model)デ−タを得ることができる。DTMデ−タを用いることにより、容易かつ同一の精度で地形の3次元形状を計測できる。
ランダムな点群に対して自動的に地形面以外のデ−タを除去する方法として、一定(例えば10m×10m)の狭いエリアに区切り、各エリア内で最低標高のデ−タのみを抽出する方法が知られている。
しかし、各エリアで最低標高の点デ−タのみを抽出する方法では、例えば、尾根等の突起した部分が消えてしまう。従って、尾根等の突起部分がある場合、別途、尾根等の部分の位置デ−タを自動又は手動で抽出しておき、地形面以外のデ−タを除去する後の標高デ−タに追加する必要があった。
また、従来の方法では、樹木、小面積の建物、及び大面積の建物の除去精度が悪く、オペレ−タがマニュアルで、時には航空写真等を参照して、不要なデ−タを削除する必要があった。
即ち、従来の方法は、膨大な手間と費用がかかる。人の判断と人手の処理が介在することから、作成されるDTMデ−タの品質が一定しないという問題点があった。
本発明は、このような不都合を解消し、3次元位置を計測された多数の点デ−タから、より効率的且つ精度良く表面以外のデ−タを削除する3次元デ−タ処理方法及び装置を提示することを目的とする。
本発明に係る3次元デ−タ処理方法は、3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向で複数のタイルに分割する第1のタイル分割ステップと、当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第1の点デ−タを抽出する第1のフィルタ処理ステップと、当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第2の点デ−タを抽出する第2のフィルタ処理ステップと、当該第1の点デ−タと当該第2の点デ−タの少なくとも一方に含まれる点デ−タを抽出する第1の抽出ステップとを具備することを特徴とする。
複数のタイルに分割し、タイル単位で地表面の点デ−タを求めるので、演算を2次元化することが可能になり、処理負担が軽減される。また、順方向と逆方向の両方で、地表面点デ−タを抽出するフィルタ処理を行うことで、下り坂の部分で地表面データが消えてしまうことを防止できる。
本発明に係る方法は更に、当該3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向に直交する第2の方向で複数のタイルに分割する第2のタイル分割ステップと、当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第3の点デ−タを抽出する第3のフィルタ処理ステップと、当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第4の点デ−タを抽出する第4のフィルタ処理ステップと、当該第1の抽出ステップに代わる、当該第1、第2、第3及び第4の点デ−タの少なくとも一つに含まれる点デ−タを抽出する第2の抽出ステップとを具備することを特徴とする。
これにより、2方向のタイルで地表面を探索することになり、山の頂上部分や尾根のように複雑な傾斜面でも、地表面を示す点デ−タを精度よく抽出できる。
好ましくは、当該第1及び当該第2のフィルタ処理ステップで使用されるフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づく。また、好ましくは、当該第1、第2、第3及び第4のフィルタ処理ステップで使用されるフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づく。これにより、例えば、順方向の探索で突起部分を見逃すとしても、逆方向の探索でこれを探知できることになり、地表面の点デ−タを誤認する可能性が低減する。
当該フィルタ処理が、互いに異なる点デ−タにその並び方向で基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)を設定するステップと、当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離を判定するステップと、当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離が所定値より大きく、且つ、基準点(i)の高さが検査点(j)の高さ以下の場合に、基準点(i)の点デ−タを当該第1の点デ−タとして採用すると共に、検査点(j)及び対象点(k)をそれぞれ次の点デ−タに更新するステップと、当該基準点(i)と当該対象点(k)の距離が所定値以下の場合に、基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)から当該検査点(j)の要否を判定する判定ステップと、当該判定ステップにより当該検査点が不要と判定された場合に、当該検査点の次の点を新たな検査点(j)とし、当該検査点の次の次の点を新たな対象点(k)とし、当該判定ステップにより当該検査点が必要と判定された場合に、当該検査点の次の次の点を新たな対象点とするステップとを具備する。
地表面を示す点デ−タと、地表面である可能性の低いデ−タとを3点の比較で逐次的に切り分けるので、地表面を示す点デ−タを高い確度で決定できる。
好ましくは、当該判定ステップが、当該基準点(i)と当該検査点(j)を結ぶ線の傾きと、当該基準点(i)と当該対象点(k)を結ぶ線の傾きを算出し、両傾きの比較により、当該検査点(j)の要否を判定することを特徴とする。これにより、比較的簡単な演算で、地表面である可能性の低いデ−タを除去できる。
好ましくは、当該判定ステップが、当該基準点(i)と当該対象点(k)に接する所定半径の下側の円の中心から当該検査点(j)までの距離を算定し、当該距離が所定値より大きい場合に当該検査点(j)を不要と判定し、当該距離が当該所定値以下の場合に当該検査点(j)を必要と判定することを特徴とする。これにより、高い確度で地表面以外の点デ−タを予め除外できる。
好ましくは、当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、当該3次元デ−タ処理方法が更に、当該第1の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップするステップを具備することを特徴とする。好ましくは、当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、当該3次元デ−タ処理方法が更に、当該第2の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップするステップを具備することを特徴とする。これにより、処理対象地域内で確実に地表面を示す点デ−タを検出できる。
本発明に係る3次元デ−タ処理装置は、3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向で複数のタイルに分割する第1のタイル分割手段と、当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理し、地表面を示す第1の点デ−タを出力する第1のフィルタ処理手段と、当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理し、地表面を示す第2の点デ−タを出力する第2のフィルタ処理手段と、当該第1の点デ−タと当該第2の点デ−タの少なくとも一方に含まれる点デ−タを抽出する抽出器とを具備することを特徴とする。
複数のタイルに分割し、タイル単位で地表面の点デ−タを求めるので、演算を2次元化することが可能になり、処理負担が軽減される。また、順方向と逆方向の両方で、地表面点デ−タを抽出するフィルタ処理を行うことで、下り坂の部分で地表面データが消えてしまうことを防止できる。
本発明に係る3次元デ−タ処理装置は更に、当該3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向に直交する第2の方向で複数のタイルに分割する第2のタイル分割手段と、当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理し、地表面を示す第3の点デ−タを出力する第3のフィルタ処理手段と、当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理し、地表面を示す第4の点デ−タを出力する第4のフィルタ処理手段とを具備し、当該抽出器が、当該第1、第2、第3及び第4の点デ−タの少なくとも一つに含まれる点デ−タを抽出することを特徴とする。
これにより、2方向のタイルで地表面を探索することになり、山の頂上部分や尾根のように複雑な傾斜面でも、地表面を示す点デ−タを精度よく抽出できる。
好ましくは、当該第1及び当該第2のフィルタ処理手段のフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする。好ましくは、当該第1、第2、第3及び第4のフィルタ処理手段のフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする。これにより、例えば、順方向の探索で突起部分を見逃すとしても、逆方向の探索でこれを探知できることになり、地表面の点デ−タを誤認する可能性が低減する。
好ましくは、当該フィルタ処理が、互いに異なる点デ−タにその並び方向で基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)を設定する処理と、当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離を判定する処理と、当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離が所定値より大きく、且つ、基準点(i)の高さが検査点(j)の高さ以下の場合に、基準点(i)の点デ−タを当該第1の点デ−タとして採用すると共に、検査点(j)及び対象点(k)をそれぞれ次の点デ−タに更新する処理と、当該基準点(i)と当該対象点(k)の距離が所定値以下の場合に、基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)から当該検査点(j)の要否を判定する判定処理と、当該判定処理により当該検査点が不要と判定された場合に、当該検査点の次の点を新たな検査点(j)とし、当該検査点の次の次の点を新たな対象点(k)とし、当該判定処理により当該検査点が必要と判定された場合に、当該検査点の次の次の点を新たな対象点とする処理とを具備する。
地表面を示す点デ−タと、地表面である可能性の低いデ−タとを3点の比較で逐次的に切り分けるので、地表面を示す点デ−タを高い確度で決定できる。
好ましくは、当該判定処理が、当該基準点(i)と当該検査点(j)を結ぶ線の傾きと、当該基準点(i)と当該対象点(k)を結ぶ線の傾きを算出し、両傾きの比較により、当該検査点(j)の要否を判定することを特徴とする。これにより、比較的簡単な演算で、地表面である可能性の低いデ−タを除去できる。
好ましくは、当該判定処理が、当該基準点(i)と当該対象点(j)に接する所定半径の下側の円の中心から当該検査点(j)までの距離を算定し、当該距離が所定値より大きい場合に当該検査点(j)を不要と判定し、当該距離が当該所定値以下の場合に当該検査点(j)を必要と判定することを特徴とする。これにより、高い確度で地表面以外の点デ−タを予め除外できる。
好ましくは、当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、当該3次元デ−タ処理装置が更に、当該第1の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップする装置(30)を具備することを特徴とする。好ましくは、当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、当該3次元デ−タ処理装置が更に、当該第抽出器(28)で抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップする装置(30)を具備することを特徴とする。これにより、処理対象地域内で確実に地表面を示す点デ−タを検出できる。
本発明によれば、3次元点デ−タから地表面を示す点デ−タを精度よく抽出することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。なお、本実施例では、図2に示すように、LiDARシステム等で離散的に計測された地域を、所定サイズ(例えば、100m×100m)の矩形又は長方形の領域R(n,m)に分割した上で、その個々の領域R(n,m)を単位に地表面以外のデ−タを除去する。
メモリ10(又は入力ファイル)には、LiDARシステム等で離散的に計測された地上面の3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)}が収容されている。本実施例では、先ず、処理対象抽出装置12は、図3に示すように、処理対象領域R(n,m)よりも一定距離DだけX方向及びY方向に広い範囲内の3次元位置デ−タをメモリ10から読み出し、メモリ14に一時的に格納する。Dはいわばマ−ジンであり、後述するRref以上であるのが好ましい。
本実施例では、処理対象抽出装置12がメモリ10から読み出した領域を更に、X方向及びY方向の短冊状のタイルに分割し、各タイル内で地表面以外のデ−タを削除する。
即ち、x方向タイル分割装置16は、図4に示すように、メモリ14に一時的に格納される3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)}(即ち、処理対象抽出装置12がメモリ10から読み出してメモリ14に格納した3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)})の内の、左右のマ−ジンDを除いた部分を、x方向に所定幅Wxの、y方向に延びる複数のタイルに分割する。
x方向タイル分割装置16により分割された各タイルについて、順方向フィルタ18F及び逆方向フィルタ18Bにより地表面以外のデ−タを除去する。即ち、順方向フィルタ18Fは、注目するタイルに含まれる3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)}を順方向(y方向)にサ−チして、後述するアルゴリズムにより地表面以外の点デ−タを除去し、他方、逆方向フィルタ18Bは、逆方向(−y方向)にサ−チして、後述するアルゴリズムにより地表面以外の点デ−タを除去する。
図5は、x方向タイル分割装置16,順方向フィルタ18F及び逆方向フィルタ18Bにおける処理のフロ−チャ−トを示す。
先ず、x方向タイル分割装置16は、処理対象領域R(m,n)よりx,y方向にDだけ広い範囲に含まれる全点デ−タ(メモリ14に格納される点デ−タ){Pi(x,y,z)}をxの昇順でソ−トする(S1)。分割装置16は、ソ−ト結果を、図4に示すように、x方向に幅Wxの複数のタイルに短冊状に分割する(S2)。
分割されたタイルの内の最初のタイルを指定する(S3)。指定されたタイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をyの昇順でソ−トする(S4)。順方向フィルタ18Fは、指定タイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をyの昇順で逐次的にサ−チし、y−z面内での距離を勘案して、地表面以外の点デ−タを削除する又は地表面を示す点デ−タを抽出する(S5)。順方向フィルタ18Fは、残った点デ−タをメモリ20Fに格納する(S6)。また、逆方向フィルタ18Bは、指定タイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をyの降順で逐次的にサ−チし、y−z面内での距離を勘案して、地表面以外の点デ−タを削除する又は地表面を示す点デ−タを抽出する(S7)。逆方向フィルタ18Bは、残った点デ−タをメモリ20Bに格納する(S6)。
未処理のタイルがあれば(S9)、次のタイルを指定して(S10)、S4乃至S8を繰り返す。全タイルについてフィルタ処理を終了したら、終了する。即ち、x方向タイル分割装置16で分割された全タイルについて、ステップS4乃至S8の処理を実行する。
順方向フィルタ18F及び逆方向フィルタ18Bのフィルタ処理のアルゴリズムは、後で詳細に説明する。但し、本実施例のフィルタ処理アルゴリズムは、上り坂の部分で地表面を効率良く探索するように設計されているので、下り坂の部分では地表面データを除去してしまう可能性がある。このように順方向のフィルタ処理と逆方向のフィルタ処理を併用し、その結果を合算することで、下り坂の地表面を誤って除去してしまうことを防止できる。この点で、順方向のフィルタ処理と逆方向のフィルタ処理は同じアルゴリズムに基づくのが好ましい。
y方向タイル分割装置22は、図6に示すように、メモリ14に一時的に格納される3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)}の内の、y方向の両側の距離Dのマ−ジン部分を除いた部分を、y方向に所定幅Wyの、x方向に延びる複数のタイルに分割する。
y方向タイル分割装置22により分割された各タイルについて、順方向フィルタ24F及び逆方向フィルタ24Bにより地表面以外のデ−タを除去する。即ち、順方向フィルタ24Fは、注目するタイルに含まれる3次元点デ−タ{Pi(x,y,z)}を順方向(x方向)にサ−チして、後述するアルゴリズムにより地表面以外の点デ−タを除去し、他方、逆方向フィルタ24Bは、逆方向(−x方向)にサ−チして、後述するアルゴリズムにより地表面以外の点デ−タを除去する。
図7は、x方向タイル分割装置22、順方向フィルタ24F及び逆方向フィルタ24Bにおける処理のフロ−チャ−トを示す。
y方向タイル分割装置22は、処理対象領域R(m,n)よりx,y方向にDだけ広い範囲に含まれる全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をyの昇順でソ−トする(S21)。分割装置22は、ソ−ト結果を、図6に示すように、y方向に幅Wyの複数のタイルに短冊状に分割する(S22)。
分割されたタイルの内の最初のタイルを指定する(S23)。指定されたタイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をxの昇順でソ−トする(S24)。順方向フィルタ24Fは、指定タイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をxの昇順で逐次的にサ−チし、x−z面内での距離を勘案して、地表面以外の点デ−タを削除する(S25)。順方向フィルタ24Fは、残った点デ−タをメモリ26Fに格納する(S26)。また、逆方向フィルタ24Bは、指定タイル内の全点デ−タ{Pi(x,y,z)}をxの降順で逐次的にサ−チし、x−z面内での距離を勘案して、地表面以外の点デ−タを削除する(S27)。逆方向フィルタ24Bは、残った点デ−タをメモリ26Bに格納する(S28)。
未処理のタイルがあれば(S29)、次のタイルを指定して(S30)、S24乃至S28を繰り返す。全タイルについてフィルタ処理を終了したら、終了する。即ち、y方向タイル分割装置22で分割された全タイルについて、ステップS24乃至S28の処理を実行する。
順方向フィルタ24F及び逆方向フィルタ24Bのフィルタ処理のアルゴリズムは、それぞれ、順方向フィルタ18F及び逆方向フィルタ18Bのフィルタ処理のアルゴリズムと同じでよい。各フィルタ処理を同じにすることで、同じフィルタ処理ソフトウエア又は機能を共用できる。
以上の処理の結果、メモリ20F,20B,26F,26Bには、フィルタ処理方向の異なる4種類の処理結果が格納される。各フィルタ処理でも同じ点デ−タが残ることがありうる。重複削除装置28が、同じx,y,z座標の点デ−タを削除する。クリップ装置30は、重複削除装置28で重複を削除された点デ−タ群から、処理対象領域R(n,m)内の点デ−タのみを抽出して、処理結果メモリ32に格納する。クリップ装置30はまた、制御装置34に1つの処理対象領域R(n,m)の処理が終了したことを通知する。制御装置34は、これに応じて、次の処理対象領域、例えば、領域R(n,m+1)とこれよりx,y方向に距離Dだけ広い範囲に含まれる点デ−タPi(x,y,z)をメモリ10から読み出して、メモリ14に格納するように、処理対象抽出装置12に指令する。
このようにして、計測範囲の全処理対象領域R(n,m)について、順次、地表面以外の点デ−タが削除され得る。並列実行可能な処理は、複数のCPU又はコンピュータを並列動作させることで、短時間に結果を得ることができる。
次に、順方向フィルタ18F,24F及び逆方向フィルタ18B,24Bのフィルタ処理例を具体的に説明する。本実施例では、順方向フィルタ18F,24F及び逆方向フィルタ18B,24Bの各フィルタ処理は、同じアルゴリズムに基づき、異なるのは、サ−チ方向と距離計算に使用する座標値(x又はy)である。
図8は、順方向フィルタ18Fのフィルタ処理のフロ−チャ−トを示す。図9は、タイル分割装置16で分割されたy方向に延びるタイルに含まれる点デ−タのy−z面で見た配置例を示す。1タイル中にN個の点デ−タ、即ちN個の座標値があり、これらの点デ−タをP(i)と表記する。P(i)は、構造体の要素としてx座標値、y座標値及びz座標値を含む。点デ−タP(i)は、図8に示すフロ−の前処理として、y座標値の小さい順にソ−トされているものとする。フィルタ出力を、P(i)と同様の構造体からなる配列Q(n)とする。
本実施例では、基準点、検査点及び対象点の3つの点を設定し、注目する基準点が地表面を代表するか否かを、基準点とこれに先行する検査点と対象点との位置関係により判定する。図8に示すフロ−では、変数iが基準点を示し、変数jが検査点を示し、変数kが対象点を示す。常にi<j<kである。
先ず、入力点デ−タP(i)の変数iと、出力点デ−タQ(n)の変数nを0で初期化する(S31)。変数jにi+1を設定し、変数kにj+1を設定する(S32)。即ち、基準点の次の点を検査点に設定し、検査点の次の点を対象点に設定する。
kがN以上(S33)、又は、i+2がN以上の場合(S34)、処理を終了する。これらの場合、N個の点デ−タP(i)内で対象点を設定できなくなくなり、以下に説明する方法では、基準点が地表面を示すか否かを判定できなくなるからである。
k+1がNより大きいかどうかを調べる(S35)。対象点(k)が最終の点デ−タを越える場合、距離基準Rrefに基づく判定が不確かなものになる可能性がある。即ち、k+1がNを越える場合、基準点、検査点及び対象点の3点の比較では地表面か否かを判定できなくなる。そこで、k+1がNを越える場合には、検査点の削除判定(S46)をせずに、地表面かどうかを最終判定する処理(S37)に移行する。
k+1がN以下の場合には(S35)、対象点のy座標値P(k).yと基準点のy座標値P(i).yの差が基準値Rrefより大きいかどうか、即ち、P(k).y−P(i).y>Rrefかどうかを調べ(S36)、P(k).y−P(i).y>Rrefの場合には、対象点P(k)が基準点P(i)から十分に離れているので、基準点P(i)又は検査点P(j)が地表面かどうかを最終判定する処理(S37)に移行する。P(k).y−P(i).yがRref以下の場合には(S36)、ステップS40以降で、地表面以外を示す検査点を除去する処理を実行する。
ステップS37では、基準点のz座標値P(i).zが検査点z座標値P(j).z以下かどうかを調べる(S36)。この際、当然であるが、一定の誤差を考慮して、基準点のz座標値P(i).zと検査点z座標値P(j).zを比較する。
基準点のz座標値P(i).zが検査点z座標値P(j).z以下の場合(S37)、その基準点の点デ−タP(i)を出力点Q(n)に代入し、変数nをインクリメントし(S38)、変数iに変数jをセットする(S39)。即ち、基準点の点デ−タP(i)を、地表面を代表する点デ−タとして採用し、検査点を次の基準点とする。
ステップS37の条件が満たされない場合、変数iに変数jをセットする(S39)。即ち、注目する基準点を破棄して、検査点を次の基準点とする。ステップS39の後、S32に戻り、S32以降を繰り返す。
対象点のy座標値P(k).yと基準点のy座標値P(i).yの差が、所定基準値Rref以下の場合(S36)、基準点のz座標値P(i).zと検査点のz座標値P(j).zとの距離の絶対値が誤差ε以下かどうかを調べる(S40)。基準点のz座標値と検査点のz座標値が誤差ε以下ということは、基準点と検査点が誤差ε以内で実質的に同じ高さになっていることを意味する。この場合、基準点を地表面を代表する点と認定しても支障ない。そこで、基準点のz座標値P(i).zと検査点のz座標値P(j).zとの距離が誤差ε以下の場合(S40)、基準点の点デ−タP(i)を出力点Q(n)に代入し、変数nをインクリメントし(S38)、変数iに変数jをセットする(S39)。先に説明したように、ステップS39の後、S32に戻り、S32以降を繰り返す。
基準点のz座標値P(i).zと検査点のz座標値P(j).zとの距離が誤差εより大きい場合(S40)、所定の誤差の下で、基準点のy座標値P(i).yと検査点のy座標値P(j).yが実質的に等しいかどうかを調べる(S41)。両者が実質的に等しい場合(S41)、基準点のz座標値P(i).zと検査点のz座標値P(j).zのどちらが小さいかを調べる(S42)。基準点(i)の高さ(z)が検査点(j)の高さ(z)より高い場合(S42)、検査点を新たな基準点とし(S43)、対象点を新たな検査点とし、対象点の次の点を新たな対象点とする(S44)。基準点(i)の高さが検査点(j)の高さ以下の場合(S42)、対象点を新たな検査点とし、対象点の次の点を新たな対象点とする(S44)。
ステップS41,S42では、基準点(i)と検査点(j)のY座標値が実質的に同じ場合(S41)、基準点(i)が高ければ、その基準点(i)を捨てて、検査点(j)と対象点(k)を更新し(S43)、検査点(j)が高ければ、基準点(i)を維持して、検査点(j)と対象点(k)を更新する(S44)。これは、建物の壁面及び樹木などがある場所で、z座標値の小さい方の点を地表面を代表する点として採用し、それ以外を削除することを意味する。
基準点のy座標値P(i).yと検査点のy座標値P(j).yが実質的に等しくない場合(S41)、検査点の除去を判断する処理を実行する(S45)。この検査点削除判定処理(S45)は、樹冠表面及び建物の屋上等の、地表面から離れていることが確実な点を検査点から削除する処理である。
このフィルタ処理には、2種類の方法が考えられる。第1の方法は、基準点と検査点を結ぶ線の傾きと、基準点と対象点を結ぶ線の傾きを比較する方法であり、第2の方法は、基準点と対象点を円周上に持つ所定半径の2つの円の内、中心が低い位置にある円を設定し、その円内に検査点が実質的に入るかどうかを調べる方法である。フィルタ処理の具体例は、後述する。
検査点削除判定処理(S45)の結果に従い、検査点を削除すべき場合には(S46)、対象点P(k)を新たな検査点P(j)に設定し(S47)、現在の対象点P(k)の次の点を新たな対象点とする(S48)。検査点を削除しない場合には(S46)、現在の対象点P(k)の次の点を新たな対象点とする(S48)。ステップS48の後、ステップS35以降を繰り返す。
図10は、第1の方法による検査点削除判定処理(S45)のフロ−チャ−トを示す。基準点P(i)と検査点P(j)を結ぶ線の水平線からの傾き(傾き1)と、基準点P(i)と対象点P(k)を結ぶ線の水平線からの傾き(傾き2)を計算する(S51)。傾き1が傾き2より大きい場合(S52)、検査点は地表面ではないと判断できるので、検査点削除フラグに’1’をセットし(S53)、そうでなければ、検査点削除フラグに’0’をセットする(S54)。ここで計算される傾きは、例えば、水平方向から時計方向に対して負値であり、水平方向から反時計方向では正値である。
図11は、第2の方法によるフィルタ処理(S44)のフロ−チャ−トを示す。y−z面内で基準点P(i)と対象点P(k)を円周上に持つ半径Rrefの2つの円を設定し、その内、z値が小さい方の円を採用する(S61)。その円の中心と検査点P(j)との距離Distを算出する(S62)。誤差εを考慮して、検査点P(j)が円内に入らない場合、即ちRref+ε<Distの場合(S63)、検査点削除フラグに’1’をセットし(S64)、そうでなければ、検査点削除フラグに’0’をセットする(S65)。
図10に示す方法は、簡単な演算で済むので、処理負担が軽い。他方、図11に示す方法は、図10に示す方法に比べ、演算が複雑になるものの、測定対象の地表面で存在しうる地表面の曲率半径に応じて図11でのRrefを決定することで、図10に示す方法に比べて、より高い確度で地表面以外の点を検出できる。
図12は、図9に示す点デ−タの例に対して、図8及び図10に示すフロ−による地表面デ−タの採用と検査点の削除の遷移の模式図である。図12で、削除(n)は、以下のn回目の処理で削除される点デ−タであることを示し、採用(n)は、n回目の処理で地表面デ−タとして採用された点デ−タであることを示す。右向きの矢印は、基準点からの距離Rrefを示す。
図8の1回目の処理では、点P(1)が基準点、点P(2)が検査点、点P(3)が対象点である。y方向で対象点P(3)が基準点P(1)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(1)と検査点P(2)の高さが異なる(S40)。基準点P(1)と検査点P(2)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(2)に対する傾き1が対象点P(3)に対する傾き2より大きいので(S52)、検査点P(2)を削除する(S53)。この結果、P(3)を検査点とし(S47)、P(4)を対象点とする(S48)。即ち、点P(2)が削除される。
2回目では、対象点P(4)が基準点P(1)からy方向でRref以上に離れている(S36)。基準点P(1)と検査点P(3)の高さを比較すると(S37)、基準点P(1)が低いので、点P(1)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(3)を基準点とし、その次の点P(4)を検査点、次の次の点P(5)を対象点とする(S32)。
3回目の処理では、点P(3)が基準点、点P(4)が検査点、点P(5)が対象点である。y方向で対象点P(5)が基準点P(3)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(3)と検査点P(4)の高さが異なる(S40)。基準点P(3)と検査点P(4)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(4)に対する傾き1が対象点P(5)に対する傾き2より大きいので(S52)、検査点P(4)を削除する(S53)。この結果、対象点P(5)を新たな検査点とし(S47)、対象点P(5)の次の点P(6)を新たな対象点とする(S48)。即ち、点P(4)が削除される。
4回目の処理では、点P(3)が基準点、点P(5)が検査点、点P(6)が対象点である。y方向で対象点P(6)が基準点P(3)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(3)と検査点P(5)の高さを比較すると(S37)、基準点P(3)が低いので、点P(3)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(5)を新たな基準点とし、その次の点P(6)を新たな検査点、次の次の点P(7)を新たな対象点とする(S32)。
5回目の処理では、点P(5)が基準点、点P(6)が検査点、点P(7)が対象点である。y方向で対象点P(7)が基準点P(5)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(5)と検査点P(6)の高さが異なる(S40)。基準点P(5)と検査点P(6)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(6)に対する傾き1が対象点P(7)に対する傾き2より小さい(負方向で大きい)ので(S52)、検査点P(4)を削除せずに(S53)、対象点P(7)の次の点P(8)を新たな対象点とする(S48)。即ち、対象点のみを移動する。
6回目の処理では、点P(5)が基準点、点P(6)が検査点、点P(8)が対象点である。y方向で対象点P(8)が基準点P(5)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(5)と検査点P(6)の高さを比較すると(S37)、基準点P(5)より検査点P(6)が低いので(S37)、検査点P(6)を新たな基準点とし(S39)、その次の点P(7)を新たな検査点、次の次の点P(8)を対象点とする(S32)。即ち、点P(5)を削除する。
7回目の処理では、点P(6)が基準点、点P(7)が検査点、点P(8)が対象点である。y方向で対象点P(8)が基準点P(6)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(6)と検査点P(7)の高さが異なる(S40)。基準点P(6)と検査点P(7)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(7)に対する傾き1が対象点P(8)に対する傾き2より小さいので(S52)、検査点P(7)を削除せずに(S53)、対象点P(8)の次の点P(9)を新たな対象点とする(S48)。即ち、対象点のみを移動する。
8回目の処理では、点P(6)が基準点、点P(7)が検査点、点P(9)が対象点である。y方向で対象点P(9)が基準点P(6)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(6)と検査点P(7)の高さを比較すると(S37)、基準点P(6)が検査点P(7)より低いので(S37)、基準点P(6)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(7)を新たな基準点とし、その次の点P(8)を新たな検査点、次の次の点P(9)を新たな対象点とする(S32)。
1つのタイル内で終了条件(S33,S34)が満たされるまで、以上の処理が繰り返される。このような処理を繰り返すことで、地表面から突出している可能性の高い点デ−タを除外して、地表面を確度よく判定できる。
図13は、図9に示す点デ−タの例に対して、図8及び図11に示すフロ−による地表面デ−タの採用と検査点の削除の遷移の模式図である。図13で、削除(n)は、以下のn回目の処理で削除される点デ−タであることを示し、採用(n)は、n回目の処理で地表面デ−タとして採用された点デ−タであることを示す。右向きの矢印は、基準点からの距離Rrefを示す。
図8の1回目の処理では、点P(1)が基準点、点P(2)が検査点、点P(3)が対象点である。y方向で対象点P(3)が基準点P(1)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(1)と検査点P(2)の高さが異なる(S40)。基準点P(1)と検査点P(2)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(2)は、基準点P(1)と対象点P(3)に接する半径Rrefの下側の円の中心から所定距離Rref+ε以上離れているので(S63)、検査点P(2)を削除する(S64)。この結果、P(3)を検査点とし(S47)、P(4)を対象点とする(S48)。即ち、点P(2)が削除される。
2回目では、対象点P(4)が基準点P(1)からy方向でRref以上に離れている(S36)。基準点P(1)と検査点P(3)の高さを比較すると(S37)、基準点P(1)が低いので、点P(1)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(3)を基準点とし、その次の点P(4)を検査点、次の次の点P(5)を対象点とする(S32)。
3回目の処理では、点P(3)が基準点、点P(4)が検査点、点P(5)が対象点である。y方向で対象点P(5)が基準点P(3)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(3)と検査点P(4)の高さが異なる(S40)。基準点P(3)と検査点P(4)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(4)は、基準点P(3)と対象点P(5)に接する半径Rrefの下側の円の中心から所定距離Rref+ε以上離れているので(S63)、検査点P(4)を削除する(S64)。この結果、対象点P(5)を新たな検査点とし(S47)、対象点P(5)の次の点P(6)を新たな対象点とする(S48)。即ち、点P(4)が削除される。
4回目の処理では、点P(3)が基準点、点P(5)が検査点、点P(6)が対象点である。y方向で対象点P(6)が基準点P(3)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(3)と検査点P(5)の高さを比較すると(S37)、基準点P(3)が低いので、点P(3)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(5)を新たな基準点とし、その次の点P(6)を新たな検査点、次の次の点P(7)を新たな対象点とする(S32)。
5回目の処理では、点P(5)が基準点、点P(6)が検査点、点P(7)が対象点である。y方向で対象点P(7)が基準点P(5)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(5)と検査点P(6)の高さが異なる(S40)。基準点P(5)と検査点P(6)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(6)は、基準点P(5)と対象点P(7)に接する半径Rrefの下側の円の中心から所定距離Rref+ε以内にあるのでので(S63)、検査点P(6)を削除せずに(S65)、対象点P(7)の次の点P(8)を新たな対象点とする(S48)。即ち、対象点のみを移動する。
6回目の処理では、点P(5)が基準点、点P(6)が検査点、点P(8)が対象点である。y方向で対象点P(8)が基準点P(5)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(5)と検査点P(6)の高さを比較すると(S37)、基準点P(5)より検査点P(6)が低いので(S37)、検査点P(6)を新たな基準点とし(S39)、その次の点P(7)を新たな検査点、次の次の点P(8)を対象点とする(S32)。即ち、P(5)を削除する。
7回目の処理では、点P(6)が基準点、点P(7)が検査点、点P(8)が対象点である。y方向で対象点P(8)が基準点P(6)から距離Rref以内にあり(S36)、基準点P(6)と検査点P(7)の高さが異なる(S40)。基準点P(6)と検査点P(7)のy座標値も異なるので(S41)、検査点削除判定処理(S45)を実行する。検査点P(7)は、基準点P(6)と対象点P(8)に接する半径Rrefの下側の円の中心から所定距離Rref+ε以内にあるのでので(S63)、検査点P(7)を削除せずに(S65)、対象点P(8)の次の点P(9)を新たな対象点とする(S48)。即ち、対象点のみを移動する。
8回目の処理では、点P(6)が基準点、点P(7)が検査点、点P(9)が対象点である。y方向で対象点P(9)が基準点P(6)からRref以上に離れている(S36)。基準点P(6)と検査点P(7)の高さを比較すると(S37)、基準点P(6)が検査点P(7)より低いので(S37)、基準点P(6)を地表面デ−タと判定し(S38)、検査点であった点P(7)を新たな基準点とし、その次の点P(8)を新たな検査点、次の次の点P(9)を新たな対象点とする(S32)。
1つのタイル内で終了条件(S33,S34)が満たされるまで、以上の処理が繰り返される。このような処理を繰り返すことで、地表面から突出している可能性の高い点デ−タを除外して、地表面を確度よく判定できる。
図8と図10又は、図8と図11の何れの方法でも、下り坂の部分で地表面データを除去しすぎてしまう可能性がある。しかし、これは、順方向と逆方向の2方向で同じアルゴリズムにより地表面を探索し、その結果の加算、即ち論理和をとることで解決できる。即ち、どちらかの方向の探索で地表面と探知された点デ−タを、最終的に地表面デ−タであるとする。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 処理対象領域の説明図である。 処理対象領域R(n,m)とメモリ14に格納する領域の関係の説明図である。 x方向タイル分割装置16によるタイル分割の説明図である。 x方向タイル分割装置16、順方向フィルタ18F及び逆方向フィルタ18Bにおける処理のフロ−チャ−トである。 y方向タイル分割装置22によるタイル分割の説明図である。 y方向タイル分割装置22、順方向フィルタ24F及び逆方向フィルタ24Bにおける処理のフロ−チャ−トである。 順方向フィルタ18Fのフィルタ処理のフロ−チャ−トである。 タイル分割装置16で分割されたy方向に延びるタイルに含まれる点デ−タのy−z面で見た配置例である。 検査点削除判定処理(S45)の第1の方法のフロ−チャ−トである。 検査点削除判定処理(S45)の第2の方法のフロ−チャ−トである。 図8及び図10に示すフロ−による地表面デ−タの採用と検査点の削除の遷移の模式図である。 図8及び図11に示すフロ−による地表面デ−タの採用と検査点の削除の遷移の模式図である。 LiDARシステムにより計測された3次元点デ−タの例である。
符号の説明
10:メモリ
12:処理対象抽出装置
14:メモリ
16:x方向タイル分割装置
18F:順方向フィルタ
18B:逆方向フィルタ
20F,20B:メモリ
22:y方向タイル分割装置
24F:順方向フィルタ
24B:逆方向フィルタ
26F,26B:メモリ
28:重複削除装置
30:クリップ装置
32:処理結果メモリ
34:制御装置

Claims (18)

  1. 3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向で複数のタイルに分割する第1のタイル分割ステップと、
    当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第1の点デ−タを抽出する第1のフィルタ処理ステップと、
    当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第2の点デ−タを抽出する第2のフィルタ処理ステップと、
    当該第1の点デ−タと当該第2の点デ−タの少なくとも一方に含まれる点デ−タを抽出する第1の抽出ステップ
    とを具備することを特徴とする3次元デ−タ処理方法。
  2. 更に、
    当該3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向に直交する第2の方向で複数のタイルに分割する第2のタイル分割ステップと、
    当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第3の点デ−タを抽出する第3のフィルタ処理ステップと、
    当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理することにより地表面を示す第4の点デ−タを抽出する第4のフィルタ処理ステップと、
    当該第1の抽出ステップに代わる、当該第1、第2、第3及び第4の点デ−タの少なくとも一つに含まれる点デ−タを抽出する第2の抽出ステップ
    とを具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元処理方法。
  3. 当該第1及び当該第2のフィルタ処理ステップで使用されるフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする請求項1に記載の3次元デ−タ処理方法。
  4. 当該第1、第2、第3及び第4のフィルタ処理ステップで使用されるフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする請求項2に記載の3次元デ−タ処理方法。
  5. 当該フィルタ処理が、
    互いに異なる点デ−タにその並び方向で基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)を設定するステップ(S31,S32)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離を判定するステップ(S36)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離が所定値より大きく(S36)、且つ、基準点(i)の高さが検査点(j)の高さ以下の場合に(S37)、基準点(i)の点デ−タを当該第1の点デ−タとして採用すると(S38)共に、検査点(j)及び対象点(k)をそれぞれ次の点デ−タに更新するステップ(S32)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)の距離が所定値以下の場合に(S36)、基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)から当該検査点(j)の要否を判定する判定ステップ(S45)と、
    当該判定ステップ(S45)により当該検査点が不要と判定された場合に、当該検査点の次の点を新たな検査点(j)とし、当該検査点の次の次の点を新たな対象点(k)とし、当該判定ステップ(S45)により当該検査点が必要と判定された場合に、当該検査点の次の次の点を新たな対象点とするステップ(S46,S47,S48)
    とを具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の3次元デ−タ処理方法。
  6. 当該判定ステップ(S45)が、当該基準点(i)と当該検査点(j)を結ぶ線の傾きと、当該基準点(i)と当該対象点(k)を結ぶ線の傾きを算出し(S51)、両傾きの比較により(S52)、当該検査点(j)の要否を判定することを特徴とする請求項5に記載の3次元デ−タ処理方法。
  7. 当該判定ステップ(S45)が、当該基準点(i)と当該対象点(k)に接する所定半径の下側の円の中心から当該検査点(j)までの距離を算定し(S62)、当該距離が所定値より大きい場合に当該検査点(j)を不要と判定し、当該距離が当該所定値以下の場合に当該検査点(j)を必要と判定する(S63)ことを特徴とする請求項5に記載の3次元デ−タ処理方法。
  8. 当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、
    当該3次元デ−タ処理方法が更に、当該第1の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップするステップを具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元デ−タ処理方法。
  9. 当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、
    当該3次元デ−タ処理方法が更に、当該第2の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップするステップを具備する
    ことを特徴とする請求項2に記載の3次元デ−タ処理方法。
  10. 3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向で複数のタイルに分割する第1のタイル分割手段(16)と、
    当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理し、地表面を示す第1の点デ−タを出力する第1のフィルタ処理手段(18F)と、
    当該第1の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理し、地表面を示す第2の点デ−タを出力する第2のフィルタ処理手段(18B)と、
    当該第1の点デ−タと当該第2の点デ−タの少なくとも一方に含まれる点デ−タを抽出する抽出器(28)
    とを具備することを特徴とする3次元デ−タ処理装置。
  11. 更に、
    当該3次元点デ−タをx−y面内の第1の方向に直交する第2の方向で複数のタイルに分割する第2のタイル分割手段(22)と、
    当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを順方向にフィルタ処理し、地表面を示す第3の点デ−タを出力する第3のフィルタ処理手段(24F)と、
    当該第2の方向で分割された各タイルについて、点デ−タを逆方向にフィルタ処理し、地表面を示す第4の点デ−タを出力する第4のフィルタ処理手段(24B)
    とを具備し、
    当該抽出器(28)が、当該第1、第2、第3及び第4の点デ−タの少なくとも一つに含まれる点デ−タを抽出することを特徴とする請求項10に記載の3次元処理装置。
  12. 当該第1及び当該第2のフィルタ処理手段(18F,18B)のフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする請求項10に記載の3次元デ−タ処理装置。
  13. 当該第1、第2、第3及び第4のフィルタ処理手段(18F,18B,24F,24B)のフィルタ処理が同じアルゴリズムに基づくことを特徴とする請求項11に記載の3次元デ−タ処理装置。
  14. 当該フィルタ処理が、
    互いに異なる点デ−タにその並び方向で基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)を設定する処理(S31,S32)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離を判定する処理(S36)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)との距離が所定値より大きく(S36)、且つ、基準点(i)の高さが検査点(j)の高さ以下の場合に(S37)、基準点(i)の点デ−タを当該第1の点デ−タとして採用すると(S38)共に、検査点(j)及び対象点(k)をそれぞれ次の点デ−タに更新する処理(S32)と、
    当該基準点(i)と当該対象点(k)の距離が所定値以下の場合に(S36)、基準点(i)、検査点(j)及び対象点(k)から当該検査点(j)の要否を判定する判定処理(S45)と、
    当該判定処理(S45)により当該検査点が不要と判定された場合に、当該検査点の次の点を新たな検査点(j)とし、当該検査点の次の次の点を新たな対象点(k)とし、当該判定処理(S45)により当該検査点が必要と判定された場合に、当該検査点の次の次の点を新たな対象点とする処理(S46,S47,S48)
    とを具備することを特徴とする請求項12又は13に記載の3次元デ−タ処理装置。
  15. 当該判定処理(S45)が、当該基準点(i)と当該検査点(j)を結ぶ線の傾きと、当該基準点(i)と当該対象点(k)を結ぶ線の傾きを算出し(S51)、両傾きの比較により(S52)、当該検査点(j)の要否を判定することを特徴とする請求項12に記載の3次元デ−タ処理装置。
  16. 当該判定処理(S45)が、当該基準点(i)と当該対象点(j)に接する所定半径の下側の円の中心から当該検査点(j)までの距離を算定し(S62)、当該距離が所定値以上の場合に当該検査点(j)を不要と判定し、当該距離が当該所定値未満の場合に当該検査点(j)を必要と判定する(S63)ことを特徴とする請求項14に記載の3次元デ−タ処理装置。
  17. 当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、
    当該3次元デ−タ処理装置が更に、当該第1の抽出ステップで抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップする装置(30)を具備する
    ことを特徴とする請求項11に記載の3次元デ−タ処理装置。
  18. 当該3次元点デ−タが、処理対象地域に所定のマ−ジンを含めた地域の点デ−タからなり、
    当該3次元デ−タ処理装置が更に、当該第抽出器(28)で抽出された点デ−タから当該処理対象地域内の点デ−タをクリップする装置(30)を具備する
    ことを特徴とする請求項12に記載の3次元デ−タ処理装置。
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