JP6347064B2 - レーザー計測結果解析システム - Google Patents

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Description

本願発明は、レーザー計測により得られた結果から地物を把握する技術に関するものであり、より具体的には、ウェーブフォームデータ(Wave Form Data:以下、「WFD」という。)と呼ばれる大量の計測データを解析し、計測対象となった地物の位置や形状を把握することのできるレーザー計測結果解析システムに関するものである。
広範囲に渡って地物を計測する場合、これまでは空中写真測量によるのが主流であったが、昨今では、航空レーザー計測や、衛星写真を利用した計測、あるいは合成開口レーダを利用した計測など様々な計測手法が出現し、状況に応じて好適な手法を適宜選択できるようになった。なおここでいう「地物」とは、建物や道路、鉄道、橋梁といった人工物、あるいは河川や海、山、樹木といった自然物など、地上に存在するあらゆる「物」の総称である。
このうち航空レーザー計測は、図12に示すように計測したい地形GRの上空を航空機PLで飛行し、地形GRに対して照射したレーザーパルスLPの反射波を受けて計測する手法である。航空機PLには通常、GPS(Global Positioning System)などの測位計とIMU(Inertial Measurement Unit)などの慣性計測器が搭載されているため、レーザーパルスLP照射時における照射位置(x,y,z)及び照射姿勢(ω,φ,κ)を記録することができる。さらに照射時刻と受信時刻の時間差を得ることで、計測点(レーザーパルスLPが反射した地点)の3次元座標を得ることができる。
地形GRで反射したレーザーパルスLPの反射波は、航空機PLに搭載されたセンサで受信される。このとき、反射してセンサまで戻ってきた反射波の強度(以下、「反射強度」という。)とともに受信時刻が記録される。この反射強度は、いわば受信した反射波のエネルギーの大きさであり、直接的には電圧として計測され、この電圧を換算することでエネルギーの大きさが得られる。普通、一回の計測(フライト)で多数のレーザーパルスLPが照射されるので、そのレーザーパルスLPの数に応じた数の照射強度が記録される。
ところで航空レーザー計測は、密な点群データを取得できるのが一つの特徴である。飛行高度にもよるが、1m当たり2〜3点程度でレーザーパルスLPを照射することが可能であり、一回の計測で100km程度を計測することを考えれば、数億からなる点群データを取得することとなる。また、照射した一つのレーザーパルスLPから複数の反射波を受信することもある。航空機PLと地表面の間に障害物が存在しない場合は、地面に反射した反射波のみを得るが、図13に示すように航空機PLと地表面の間に樹木や草花がある場合は、樹冠に反射した反射波(いわゆるファーストパルス)、枝や草などに反射した反射波(いわゆるアザーパルス)、そして地面に反射した反射波(いわゆるラストパルス)と複数の反射波を得ることがある。
このように一回のレーザー計測で極めて大量の反射波を受信することになるが、従来では記憶領域(メモリの容量)の問題からこれらすべてを記録していなかった。つまり、所定の条件を設定することによって、記録する反射波の数を制限していたのである。この条件とは、照射した一つのレーザーパルスLPに対して記録する反射波数の最大値(3〜4以内)を設定することであり、記録する反射波の間隔の最小値(2.5〜3m以上)を設定することであり、記録する反射パルスの反射強度の閾値を設定することである。
図13は、従来方式によるレーザー計測を示す説明図である。この図の場合、樹木の枝で4回(1stパルス〜4thパルス)、草むらで1回(5thパルス)、地表面で1回(6thパルス)の都合6回の反射波を受信している。したがって6個の反射波を記録することができるが、図に示す従来方式では、4個の反射波を記録するにとどまっている。しかも、5thパルスと6thパルスの間隔が小さい(2.5m未満)ことから、最も重要である地表面の反射波(6thパルス)が記録されていない。
このように従来方式によるレーザー計測では、記録する反射波の数を制限するため、目的とする地物(例えば、地表面)の計測結果が記録されないケースがあるという問題を抱えていた。そこで、昨今では新たにWFD方式によるレーザー計測が採用されるようになった。WFD方式によるレーザー計測では、全ての反射波を波形(ウェーブフォーム)として記録することができる。具体的には、照射した一つのレーザーパルスLPが、様々な地物で反射して戻ってくる複数の反射波を、反射強度の時間変化として一連の波形で記録するわけである。
WFD方式は比較的新しい技術であり、実用化するためこれまでにも種々の技術が提案されている。引用文献1もその一つであり、WFD方式で得られた反射波を基に真の地物反射を示す波形を抽出(推定)することのできる発明を開示している。WFD方式では全ての反射波を記録するが故に、「ノイズ」と呼ばれる反射波でないものまで記録される。そのため、WFD方式で得られた反射波からノイズを除去し、適切な波形を抽出する必要があるが、この抽出処理を容易かつ的確に実行し得る技術を提示しているのが特許文献1である。
特開2014−035232号公報
ところで、WFD方式で得られる波形データが反射強度の時間変化であることは既に述べたとおりであるが、このうち強い反射強度を示す反射波(以下、「高反射データ」という。)は解析処理に利用されるものの、比較的弱い反射強度を示す反射波(以下、「低反射データ」という。)を積極的に評価することはなかった。レーザー計測が、航空写真測量と同様、地物位置の把握を本来の目的としてきたことから、地物で反射したと考えられる高反射データを重要視する一方で、地物で反射していないと考えられる低反射データにはそれほど価値を認めていなかったわけである。
しかしながら昨今では、地物の位置に加えその形状を把握することが必要となるケースも増えてきた。例えば、ある領域の温室効果ガスの吸収量を算定するためには、森林の規模を数値化する必要があるが、この場合、平面的な広がりである面積として数値化するよりも、枝や葉の空間的な広がりを体積として数値化する方が望ましい。そして、枝葉の体積を把握するためには、樹木の形状を把握する必要がある。これは、樹木内部や、下方の枝葉枝、あるいは下方にある空間も適切に認識する必要があることを意味しており、言い換えれば高反射データに加え低反射データも適切に評価する必要があることを意味している。ところが、これまでは低反射データが積極的に評価されることが少なく、当然ながら低反射データを評価したうえで地物の形状を把握することもなかった。
本願発明の課題は従来手法が抱える問題を解決することであり、すなわちWFD方式によるレーザー計測で得られる波形データを用い、高反射データと低反射データを適切に評価することによって、地物の位置と形状を明らかにすることのできるレーザー計測結果解析システムを提供することにある。
本願発明は、WFD方式で得られる波形データから高反射データと低反射データを抽出するとともに、それぞれ地物データ、非地物データ、不明データ、無効データのいずれかに分類することによって地物の形状を明確にする、という従来にはなかった発想に基づいてなされた発明である。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、レーザー計測によって記録される波形データを解析するシステムであり、反射強度区分手段とデータ種別分類手段を備えたものである。このうち反射強度区分手段は、波形データを構成する複数の離散データ(アナログ形式の連続波形を時間方向に分割し平均値を求め離散化したもの)を読み込み、この離散データが有する反射強度と反射強度閾値とを比較することで、離散データを高反射データ又は低反射データに区分する。また、データ種別分類手段は、高反射データと低反射データを、地物で反射した「地物データ」、地物で反射していない「非地物データ」、地物での反射か否か不明な「不明データ」、解析の対象外とする「無効データ」のいずれかに分類する。なお、データを分類する基準は次のとおりである。まず、高反射データとされたものは「地物データ」に分類する。そして、同一のレーザーパルスから得られる離散データを高さ順に配列したとき、高反射データと高反射データに挟まれた低反射データは「非地物データ」に分類し、この非地物データを除く低反射データであって高反射データの下方に位置する低反射データは「不明データ」に分類する。また、非地物データと不明データを除く低反射データは「無効データ」に分類される。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、無効データ種別分類手段を備えたシステムとすることもできる。この無効データ種別分類手段では、レーザー計測の対象範囲の地盤高を有する数値標高モデルと離散データを比較し分類する。この場合における低反射データの分類基準は次のとおりである。同一のレーザーパルスから得られる離散データを高さ順に配列したとき、先ず、地盤より下方にある離散データは「無効データ」として分類する。そして、高反射データと高反射データに挟まれた低反射データは「非地物データ」に分類し、高反射データと地盤に挟まれた低反射データは「不明データ」に分類する。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、ボクセル設定手段と空間地物度算出手段を備えたシステムとすることもできる。ボクセル設定手段は、レーザー計測の対象範囲上に所定領域の空間を設定するとともに、この空間を分割して複数のボクセルを得る手段であり、空間地物度算出手段は、ボクセル内に含まれる地物データ、非地物データ、及び不明データのうち、地物データが占める比率を求め、この比率をボクセルの地物度として得る手段である。この場合、得られたボクセルごとの地物度に基づいて、地物の位置及び形状を3次元で出力することができる。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、ボクセル設定手段と空間地物度算出手段を備えたシステムとすることもできる。ボクセル設定手段は、レーザー計測の対象範囲上に所定領域の空間を設定するとともに、この空間を分割して複数のボクセルを得る手段であり、空間地物度算出手段は、ボクセル内に含まれる地物データ、及び非地物データのうち、地物データが占める比率を求め、この比率をボクセルの地物度として得る手段である。この場合、得られたボクセルごとの地物度に基づいて、地物の位置及び形状を3次元で出力することができる。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、空間不明度算出手段を備えたシステムとすることもできる。この空間不明度算出手段は、ボクセル内に含まれる地物データ、非地物データ、及び不明データのうち、不明データが占める比率を求め、この比率をボクセルの不明度として得る手段である。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、柱状空間設定手段と平面地物度算出手段を備えたシステムとすることもできる。柱状空間設定手段は、レーザー計測の対象範囲を平面分割して複数の分割領域を得る手段であり、平面地物度算出手段は、柱状空間内に含まれる地物データ、非地物データ、及び不明データのうち、地物データが占める比率を求め、この比率を分割領域の地物度として得る手段である。この場合、得られた分割領域ごとの地物度に基づいて、地物の位置及び形状を2次元で出力することができる。さらに、レーザー計測の対象範囲を表す画像と重ね合わせて、地物の位置及び形状を2次元で出力することもできる。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、柱状空間設定手段と平面地物度算出手段を備えたシステムとすることもできる。柱状空間設定手段は、レーザー計測の対象範囲を平面分割して複数の分割領域を得る手段であり、平面地物度算出手段は、柱状空間内に含まれる地物データ、及び非地物データのうち、地物データが占める比率を求め、この比率を分割領域の地物度として得る手段である。この場合、得られた分割領域ごとの地物度に基づいて、地物の位置及び形状を2次元で出力することができる。さらに、レーザー計測の対象範囲を表す画像と重ね合わせて、地物の位置及び形状を2次元で出力することもできる。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、平面不明度算出手段を備えたシステムとすることもできる。この平面不明度算出手段は、柱状空間内に含まれる地物データ、非地物データ、及び不明データのうち、不明データが占める比率を求め、この比率を分割領域の不明度として得る手段である。
本願発明のレーザー計測結果解析システムには、次のような効果がある。
(1)WFD方式で得られた波形データのうち高反射データに加え低反射データも解析対象とすることで、地物が存在しない空間も把握することができる。したがって、枝や葉などの形状を把握することができ、その体積も推定することができる。
(2)レーザー計測の対象範囲上の空間を分割し、複数のボクセルを得るとともに、それぞれのボクセルに空間地物度を設定することで、地物及び地物が存在しない空間を3次元で表示することができる。
(3)レーザー計測の対象範囲の平面分割し、複数の分割領域を得るとともに、それぞれの分割領域に平面地物度を設定することで、地物の有無を2次元で表示することができる。さらに、写真画像などと重ねて表示することも可能で、この場合、平面地物度により得られる画像上表現されたものが、実存する地物か否か明確に判別することができる。この結果、森林の内部構造等についての情報を得ることができる。
本願発明の主な処理の流れを示すフロー図。 アナログ形式の連続波形を時間方向に分割した「離散データ」が、多数集合することで構成される波形データを示すモデル図。 高反射データ又は低反射データに区分された離散データからなる波形データを示すモデル図。 反射強度の区分とデータ種別の分類の詳細を示すフロー図。 地盤高が既知である場合のデータ種別の分類の詳細を示すフロー図。 解析結果を出力する流れを示すフロー図。 地盤高が得られていない場合の手法で分類した結果を示すモデル図。 地盤高が得られている場合の手法で分類した結果を示すモデル図。 ボクセル内に含まれる離散データを示すモデル図。 (a)は実際の樹木を示すモデル図、(b)は本願発明によって3次元で表現された樹木を示すモデル図。 柱状空間内に含まれる離散データを示すモデル図。 航空レーザー計測の実施状況を示す説明図。 従来方式によるレーザー計測を示す説明図。
本願発明のレーザー計測結果解析システムの実施形態の一例を、図に基づいて説明する。
1.全体概要
はじめに、図1を参照しながら本願発明の概要について説明する。図1は、本願発明の主な処理の流れを示すフロー図であり、中央の列に実施する処理(手段)を示し、左列にはその処理に必要な入力情報を、右列にはその処理から生まれる出力情報を示している。なお、本願発明のレーザー計測結果解析システムは、所定のプログラムをコンピュータで実行するシステムとすることができるため、ここでもコンピュータを利用した場合で説明する。
図1に示すように、まずは計測対象地で実施したレーザー計測結果を用意し、その中から一つの波形データを読み込む(Step10)。このレーザー計測結果はWFD方式によって記録されたもので、反射波の反射強度を連続波形として取得され、離散データの集合である波形データとして記録される。具体的には、レーザー計測を実施する中で照射された一つのレーザーパルスは、地物で反射して反射波として戻ってくるが、このとき反射波の反射強度(つまり電圧)の時間変化を示す連続したデータ、つまりアナログ形式の連続波形として取得される。そして、この連続波形を時間方向に区分したデジタルデータ(以下、「離散データDd」という。)に変換し、複数の離散データDdで構成される「波形データ」として記録される。
図2は、アナログ形式の連続波形を時間方向に分割した「離散データDd」が、多数(ここではM個)集合することで構成される波形データを示すモデル図である。なお、ここでいう時間は、反射波を受信した時刻、あるいはその時刻差のことであり、レーザーの速度値を用いればこの時間を距離、すなわち所定水準面からの「高さ」に変換することができる。そこで、図2では縦軸を時間に代えて高さとしている。換言すれば、図2に示す波形データは、高さ方向に変化する反射強度を示すグラフである。
ところで、記述のとおり1回のレーザー計測で多数のレーザーパルスが照射され、それぞれのレーザーパルスに対して波形データが記録され、その結果、多数(図1ではN個)の波形データが記録されることになる。Step10では多数の波形データの中から順に一つずつ波形データを読み込み、後続の処理も1波形ごとに実行される(図1に示すループB)。
波形データを読み込むと、次にこの波形データから複数(図1ではM個)の離散データDdを取得する(Step20)。なお、波形データから取得される離散データDdの数は、センサの種類や観測設定によって異なるため図1の離散データDdの数(M)にはレーザーパルスを示す添え字iを記している。
離散データDdが得られると、これを高反射データ又は低反射データに区分し(Step20)、さらに地物で反射したもの、あるいは地物で反射しなかったものなどの種別に分類する(Step30)。一つの波形データを構成する全ての離散データDd(図1ではK=1〜M)につき一連の処理(Step20〜Step30)が終わり、さらに全ての波形データ(図1ではI=1〜N)に対して一連の処理(Step10〜Step30)が完了すると、その結果を3次元形式、あるいは2次元形式で出力する(Step40)。
以下、本願発明を構成する主要な要素について詳述する。
2.離散データの区分
図3は、高反射データDs又は低反射データDwに区分された離散データDdからなる波形データを示すモデル図であり、図4は、「反射強度の区分(図1のStep20)」と「データ種別の分類(図1のStep30)」の詳細を示すフロー図である。図2に示すように、離散データDdはその反射強度に応じて、高反射データDs(図では網掛けしたもの)と低反射データDw(図では白抜きのもの)のいずれかに区分される。その区分手法は図4に示すとおりであり、あらかじめ設定した反射強度閾値Vaと離散データDdの反射強度とを比較し、反射強度閾値Va以上の反射強度を有する離散データDdは「高反射データDs」とされ、反射強度閾値Va未満の反射強度を有する離散データDdは「低反射データDw」とされる。図3で確認すると、反射強度閾値Vaを超える(図では閾値Vaの左側まで伸びる)離散データDdは高反射データDsに区分され、反射強度閾値Vaを超えない(図では閾値Vaの右側にある)離散データDdは低反射データDwに区分されていることが分かる。
3.データ種別の分類
高反射データDsあるいは低反射データDwに区分された離散データDdは、さらに、「地物データ」、「非地物データ」、「不明データ」、「無効データ」からなるデータ種別に細分化される。ここで、「地物データ」とは地物で反射したと考えられる離散データDdであり、「非地物データ」とは地物で反射しなかったと考えられる離散データDdである。また、「不明データ」は地物で反射したか否か判別できない離散データDdであり、「無効データ」はノイズなどの異常値であり解析には含めない離散データDdである。
データ種別の分類(図1のStep30)について、図4を参考にしながら詳しく説明する。まず、その離散データDdが高反射データDsであるか低反射データDwであるか判別し(Step41)、高反射データDsはそのまま「地物データ」に分類され、低反射データDwは次のステップ(Step42)に進む。
Step42に進んだ低反射データDwは、それが高反射データDsと高反射データDsの間に挟まれたものか否か判断される。離散データDdは、反射波の受信時刻、すなわち高さ(水準面からの距離)情報を備えているので、一つの照射レーザーパルスに由来する多数の離散データDdは高さ順に並べることができる。なお、ここでは便宜上、一つの照射レーザーパルスに由来する多数の離散データDdを高さ順に配列したものを、「上下配列した離散データDd群」ということとする。上下配列した離散データDd群を、上方から下方に(高い順に)見ていくと、高反射データDsの下方に低反射データDwが存在するケースがある。さらに下方に進むと、その低反射データDwの下に高反射データDsが存在する場合と、引き続き低反射データDwが連続する場合がある。高反射データDsは地物の存在を示すため、高反射データDsが断続的(不連続)に記録されるときは、異なる複数の地物が存在すると考えるのが自然であり、つまり、地物と地物の間には空間が存在すると考えるのが自然である。したがって、上下の高反射データDsに挟まれた低反射データDwは、地物が存在しない空間を意味する非地物データに分類することとした。
一方、上下配列した離散データDd群を見たとき、低反射データDwの下に高反射データDsが現れないこともある。つまり、低反射データDwが最下端まで連続するケースである。この場合は、地物と地盤に挟まれた空間と考えることもできるし、地盤よりも下方と考えることもできるし、ノイズ等の異常値と考えることもできる。なぜなら、地盤の下からの反射波として記録されるノイズがあることが知られているからである。したがって、上方にのみ高反射データDsが存在し、下方には高反射データDsが現れない低反射データDwは、不明データに分類することとした(Step43)。そして、低反射データDwであって、非地物データにも不明データにも分類されないものは、無効データに分類する。
ところで、あらかじめ計測対象地の地盤の高さ(以下、「地盤高」という。)が分かっていることがある。通常、広範囲の地盤高を表す場合は、「数値標高モデル」が用いられ、その代表的なものとしてDTM(Digital Terrain Model)が知られている。なおDTMは、建物や緑被物(森林など)など地面上に存在する被覆物を除いた地表面モデルであり、被覆物を含む表面モデルであるDSM(Digital Surface Model)と対比される。
図5は、地盤高が既知である場合の「データ種別の分類(図1のStep30)」の詳細を示すフロー図である。この図に示すように、例えばDTMが既に取得されているなど、計測対象地の地盤高が既知であれば、まず無効データ分類手段によって地盤下の低反射データDwを無効データに分類する(Step60)。記述のとおり、地盤の下からの反射波として記録される高反射データDsは、ノイズであると考えられるからである。以降は、地盤高よりも上方の離散データDdが対象とされ、図4と同じ流れでそれぞれのデータ種別に分類される。
図4の手法で分類した結果が図7のモデル図であり、同じく図5の手法で分類した結果が図8のモデル図である。これらの図も、一つの照射レーザーパルスに由来する「上下配列した離散データDd群」である。図7及び図8では、低反射データDwの塊である第2ブロックBL20と第3ブロックBL30が上下の高反射データDsに挟まれており、それぞれ非地物データに分類される。また、図7の第4ブロックBL40の低反射データDwは、上方にのみ高反射データDsが存在し、下方には高反射データDsが現れないことから、不明データとして分類される。図8は、DTMが用意されているなどあらかじめ地盤高Ghが分かっているケースであり、第4ブロックBL40のうち上方の第4ブロックBL40uは不明データに分類されるが、下方の第4ブロックBL40dは無効データに分類される。図7及び図8で最も上に配置される第1ブロックBL10の低反射データDwは、図4や図5に示すStep43で判定された結果、無効データに分類される。
4.結果の出力
図1に示すように、一つの照射レーザーパルスに由来するすべての離散データDd(K=1〜M)についてデータ種別の分類が終わり、これがすべての照射レーザーパルス(I=1〜N)で繰り返し行われると、すべての離散データDdとその分類に基づいて結果が出力される。図6は、解析結果を出力する流れを示すフロー図である。この図に示すように、3次元で出力する方法と、2次元で出力する方法の2種類があり、利用目的に応じて適宜選択することができる。なお、ここでいう出力は、ディスプレイに表示したり、プリンタで紙面に印刷したり、電子ファイルとして外部媒体に保存するなど、いわゆる出力とされる様々な処理が含まれる。
図6に基づいて、3次元で出力する方法について説明する。はじめに、ボクセル設定手段によって、計測対象地の上方にボクセルを設定する(Step51)。具体的には、計測対象の範囲上に所定高さの空間を設定し、この空間を平面的に分割して複数の柱状の空間を設定し、さらにそれぞれの柱状空間を鉛直方向に分割する。この結果、得られる分割空間がボクセルである。
ボクセルが得られると、そのボクセル内に含まれる離散データDdを抽出する(Step52)。図9は、ボクセル内に含まれる離散データDdを示すモデル図である。この図では、ボクセル内に15個の離散データDdが含まれ、その内訳は地物データが9個、非地物データが2個、不明データが4個である。
ボクセル内の離散データDdが抽出できると、空間地物度算出手段によって「空間地物度」を算出する(Step53)。この空間地物度は、そのボクセルに含まれる離散データDd(ただし無効データは除く)のうち、地物データが占める比率として求められる。具体的には、地物データ、非地物データ、及び不明データを有効データとし、同じボクセル内にある有効データの個数の和を求め、地物データの個数を有効データの個数で除した値が「空間地物度」である。図9の例で説明すると、有効データが15個、このうち地物データが9個であるから、このボクセルの空間地物度は9/15=0.60となる。あるいは、不明データを有効データルに含めずに「空間地物度」を算出することもできる。図9の例で説明すると、有効データが地物データ9個と非地物データ2個の11個となり、このうち地物データが9個であるから、このボクセルの空間地物度は9/11=0.82となる。
「空間地物度」のほか、不明データに着目した「空間不明度」を算出することもできる。この空間不明度は、空間不明度算出手段で求められ、ボクセルに含まれる離散データDd(ただし無効データは除く)のうち、不明データが占める比率として求められる。不明データが得られたということは、光が届かない部分があることを意味しており、例えば森林のうっぺい度として示すことができる。具体的には、地物データ、非地物データ、及び不明データを有効データとし、同じボクセル内にある有効データの個数の和を求め、不明データの個数を有効データの個数で除した値が「空間不明度」である。図9の例で説明すると、有効データが15個、このうち不明データが4個であるから、このボクセルの空間地物度は4/15=0.27となる。
すべてのボクセルに対して一連の処理(Step52〜Step53)が繰り返し行われると(LoopC)、その結果を出力する(Step54)。ボクセルは3次元で表されるため、空間地物度も3次元で表現することができる。図10は、その一例を示す図であり、(a)は実際の樹木を示すモデル図、(b)は本願発明によって3次元で表現された樹木を示すモデル図である。なお図10は、紙面の都合上、断面図として表現している。この図のうち(b)で示すモデル図は、実際の枝葉の部分が濃く網掛けされており、枝葉と地盤との間の空間は淡く網掛けされている。濃く網掛けされた部分は、高い空間地物度を示すボクセルの集合であり、何らかの(ここでは枝葉)地物が存在することが推定できる。一方、淡く網掛けされた部分は、低い空間地物度を示すボクセルの集合であり、地物がない空間であることが推定できる。
次に、2次元で出力する方法について説明する。はじめに、柱状空間設定手段によって、計測対象地の上方に柱状空間を設定する(Step55)。具体的には、計測対象の範囲上に所定高さの空間を設定し、この空間を平面分割して多数の柱状空間を得る。
柱状空間が得られると、その柱状空間内に含まれる離散データDdを抽出する(Step56)。図11は、柱状空間に含まれる離散データDdを示すモデル図である。この図では、ボクセル内に28個の離散データDdが含まれ、その内訳は地物データが12個、非地物データが12個、不明データが4個である。
柱状空間内の離散データDdが抽出できると、平面地物度算出手段によって「平面地物度」を算出する(Step57)。この平面地物度は、その柱状空間に含まれる離散データDd(ただし無効データは除く)のうち、地物データが占める比率として求められる。具体的には、地物データ、非地物データ、及び不明データを有効データとし、同じ柱状空間内にある有効データの個数の和を求め、地物データの個数を有効データの個数で除した値が「平面地物度」である。図11の例で説明すると、有効データが28個、このうち地物データが12個であるから、この柱状空間の平面地物度は12/28=0.43となる。あるいは、不明データを有効データルに含めずに「平面地物度」を算出することもできる。図9の例で説明すると、有効データが地物データ12個と非地物データ4個の16個となり、このうち地物データが12個であるから、この柱状空間の平面地物度は12/16=0.75となる。
「平面地物度」のほか、不明データに着目した「平面不明度」を算出することもできる。この平面不明度は、平面不明度算出手段で求められ、ボクセルに含まれる離散データDd(ただし無効データは除く)のうち、不明データが占める比率として求められる。不明データが得られたということは、光が届かない部分があることを意味しており、例えば森林のうっぺい度として示すことができる。具体的には、地物データ、非地物データ、及び不明データを有効データとし、同じボクセル内にある有効データの個数の和を求め、不明データの個数を有効データの個数で除した値が「平面不明度」である。図9の例で説明すると、有効データが28個、このうち不明データが12個であるから、このボクセルの平面地物度は12/28=0.43となる。
すべての柱状空間に対して一連の処理(Step56〜Step57)が繰り返し行われると(LoopD)、その結果を出力する(Step58)。柱状空間にある離散データDdはすべて同じ平面内にあるといえるため、平面地物度も2次元で表現することができる。なお、レーザー計測の対象範囲を撮影した航空写真などの画像があれば、この画像と位置を合わせたうえで、2次元で表現した平面地物度を重ね合わせることもできる。この場合、高い平面地物度を示す範囲(例えば、林内の空間が少ない森林が多い領域)、あるいは低い平面地物度を示す範囲(例えば、林内の空間が広い森林が多い領域)と、実際の地物状況を照らし合わせることができて好適である。
本願発明のレーザー計測結果解析システムは、航空レーザー計測のほか、車載型のいわゆるモバイルマッピングシステム(Mobile Mapping System:MMS)でのレーザー計測、固定式のレーザー計測など、様々なレーザー計測に利用できる。また、本願発明のレーザー計測結果解析システムは、森林の規模を3次元で数値化できることから、温室効果ガスの排出問題に取り組む環境分野でも大いに活用でき、産業上利用できるとともに、社会的に大きな貢献を期待し得る発明である。
Dd 離散データ
Ds 高反射データ
Dw 低反射データ
Gh 地盤高
Va 反射強度閾値
GR 地形
LP レーザーパルス
PL 航空機

Claims (9)

  1. レーザー計測によって記録される波形データを解析するレーザー計測結果解析システムにおいて、
    前記波形データを構成する複数の離散データを読み込み、該離散データが有する反射強度と反射強度閾値とを比較することで、該離散データを高反射データ又は低反射データに区分する反射強度区分手段と、
    前記高反射データと前記低反射データを、地物で反射した地物データ、地物で反射していない非地物データ、地物で反射したか否かが不明な不明データ、解析の対象外とする無効データのいずれかに分類するデータ種別分類手段と、を備え、
    前記データ種別分類手段は、
    前記高反射データを前記地物データに分類し、
    同一のレーザーパルスから得られる前記離散データを高さ順に配列したとき、前記高反射データと前記高反射データに挟まれた前記低反射データを前記非地物データに分類するとともに、該非地物データを除く前記低反射データであって前記高反射データの下方に位置する前記低反射データを前記不明データに分類し、
    前記非地物データと前記不明データを除く前記低反射データを前記無効データに分類する、
    ことを特徴とするレーザー計測結果解析システム。
  2. レーザー計測の対象範囲の地盤高を有する数値標高モデルと、前記離散データとを比較し、地盤より下方にある前記離散データは前記無効データに分類する無効データ種別分類手段を、さらに備え、
    前記データ種別分類手段は、同一のレーザーパルスから得られる前記離散データを高さ順に配列したとき、前記高反射データと前記高反射データに挟まれた前記低反射データを前記非地物データと判定するとともに、前記高反射データと地盤に挟まれた前記低反射データを前記不明データと判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザー計測結果解析システム。
  3. レーザー計測の対象範囲上に所定領域の空間を設定するとともに、該空間を分割して複数のボクセルを得るボクセル設定手段と、
    前記ボクセル内に含まれる前記地物データ、前記非地物データ、及び前記不明データのうち、前記地物データが占める比率を求め、該比率をボクセルの地物度として得る空間地物度算出手段と、をさらに備え、
    前記ボクセルごとの前記地物度に基づいて、地物の位置及び形状を3次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザー計測結果解析システム。
  4. レーザー計測の対象範囲上に所定領域の空間を設定するとともに、該空間を分割して複数のボクセルを得るボクセル設定手段と、
    前記ボクセル内に含まれる前記地物データ、及び前記非地物データのうち、前記地物データが占める比率を求め、該比率をボクセルの地物度として得る空間地物度算出手段と、をさらに備え、
    前記ボクセルごとの前記地物度に基づいて、地物の位置及び形状を3次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザー計測結果解析システム。
  5. 前記ボクセル内に含まれる前記地物データ、前記非地物データ、及び前記不明データのうち、前記不明データが占める比率を求め、該比率をボクセルの不明度として得る空間不明度算出手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のレーザー計測結果解析システム。
  6. レーザー計測の対象範囲を平面分割して複数の分割領域を得るとともに、該分割領域上に所定高の柱状空間を設定する柱状空間設定手段と、
    前記柱状空間内に含まれる前記地物データ、前記非地物データ、及び前記不明データのうち、前記地物データが占める比率を求め、該比率を前記分割領域の地物度として得る平面地物度算出手段と、をさらに備え、
    前記分割領域ごとの前記地物度に基づいて、地物の位置及び形状を2次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザー計測結果解析システム。
  7. レーザー計測の対象範囲を平面分割して複数の分割領域を得るとともに、該分割領域上に所定高の柱状空間を設定する柱状空間設定手段と、
    前記柱状空間内に含まれる前記地物データ、及び前記非地物データのうち、前記地物データが占める比率を求め、該比率を前記分割領域の地物度として得る平面地物度算出手段と、をさらに備え、
    前記分割領域ごとの前記地物度に基づいて、地物の位置及び形状を2次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザー計測結果解析システム。
  8. 前記柱状空間内に含まれる前記地物データ、前記非地物データ、及び前記不明データのうち、前記不明データが占める比率を求め、該比率を前記分割領域の不明度として得る平面不明度算出手段と、をさらに備え、
    前記分割領域ごとの前記地物度に基づいて、地物の位置及び形状を2次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載のレーザー計測結果解析システム。
  9. 前記レーザー計測の対象範囲を表す画像と重ね合わせて、地物の位置及び形状を2次元で出力し得る、ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のレーザー計測結果解析システム。
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