JP6457159B2 - 不要物除去システム、不要物除去方法及びプログラム - Google Patents

不要物除去システム、不要物除去方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システム、不要物除去方法及びプログラムに関する。
近年、地表面の3次元データを取得する際、LIDAR(Light Detection and Ranging)を用いた点群処理の技術が利用されている。LIDARとは、光を用いたリモートセンシング技術の1つである。3次元データの取得に際して、航空機等の飛行体に搭載したLIDARとGPSとを組み合わせることにより、地表面に存在する森林や物体等を点群データとして取得する。このような点群データを取得する際、地表に観測したくない物体等の不要物が存在する場合、この不要物を除去した点群データを、後からユーザが自ら補正する必要があった。
例えば、このような点群データの補正方法として、対象エリアにレーザを照射し、このレーザの反射点を3次元座標として取得し、対象エリアの水平面上に多数のグリッドを派生させ、各グリッドの中にある点群データの鉛直座標分布から標高値の最も低い座標を抽出することにより、対象エリアの地形モデルを作成する構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2013−88188号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、対象エリアの地形モデルを作成することは可能となるものの、この対象エリアの地表面のみを抽出する際、樹木等の不要物をユーザ自らが補正する必要があった。
本発明の目的は、取得した点群データから不要物を除去することにより、ユーザが補正操作を行わずに、地表面を抽出することが可能な不要物除去システム、不要物除去方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムであって、
前記対象エリアの点群データを取得する点群データ取得手段と、
前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析する画像解析手段と、
前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得する標高情報取得手段と、
前記取得された標高情報に基づいて、地表の高度を把握する地表高度把握手段と、
前記画像解析の結果と、前記標高情報に基づく地表の高度と異なる部分とに基づいて、前記不要物を判定する不要物判定手段と、
前記判定された不要物を前記点群データから除去する不要物除去手段と、
を備えることを特徴とする不要物除去システムを提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムは、前記対象エリアの点群データを取得し、前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析し、前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得し、前記取得された標高情報に基づいて、地表の高度を把握し、前記画像解析の結果と、前記標高情報に基づく地表の高度と異なる部分とに基づいて、前記不要物を判定し、前記判定された不要物を前記点群データから除去する。
ここで、第1の特徴に係る発明は、不要物除去システムのカテゴリであるが、方法又はプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
第2の特徴に係る発明は、前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握する3次元座標把握手段と、
を備え、
前記地表高度把握手段が、前記3次元座標の高さ座標の中で、一番低い座標を地表であるとして高度を把握することを特徴とする第1の特徴に係る発明である不要物除去システムを提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である不要物除去システムは、前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握し、前記3次元座標の高さ座標の中で、一番低い座標を地表であるとして高度を把握する。
第3の特徴に係る発明は、前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握する3次元座標把握手段と、
を備え、
前記地表高度把握手段が、前記3次元座標の高さ座標を、所定の範囲毎に区切ったときに、個数が一番多い範囲の高さ座標を地表であるとして高度を把握することを特徴とする第1の特徴に係る発明である不要物除去システムを提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である不要物除去システムは、前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握し、前記3次元座標の高さ座標を、所定の範囲毎に区切ったときに、個数が一番多い範囲の高さ座標を地表であるとして高度を把握する。
第4の特徴に係る発明は、対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去方法であって、
前記対象エリアの点群データを取得するステップと、
前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析するステップと、
前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得するステップと、
前記取得された標高情報に基づいて、地表の高度を把握するステップと、
前記画像解析の結果と、前記標高情報に基づく地表の高度と異なる部分とに基づいて、前記不要物を判定するステップと、
前記判定された不要物を前記点群データから除去するステップと、
を備えることを特徴とする不要物除去方法を提供する。
第5の特徴に係る発明は、対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムに、
前記対象エリアの点群データを取得するステップ、
前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析するステップ、
前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得するステップ、
前記取得された標高情報に基づいて、地表の高度を把握するステップ、
前記画像解析の結果と、前記標高情報に基づく地表の高度と異なる部分とに基づいて、前記不要物を判定するステップ、
前記判定された不要物を前記点群データから除去するステップ、
を実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、ユーザが補正操作を行わずに、地表面を抽出することが可能な不要物除去システム、不要物除去方法及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、不要物除去システム1の概要を示す図である。 図2は、不要物除去システム1の全体構成図である。 図3は、コンピュータ10、飛行体100の機能ブロック図である。 図4は、コンピュータ10、飛行体100が実行する不要物除去処理を示すフローチャートである。 図5は、コンピュータ10が、地表と物体とを認識した画像データの一例を模式的に示す図である。 図6は、コンピュータ10が、生成した不要物を除去した画像データの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[不要物除去システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である不要物除去システム1の概要を説明するための図である。不要物除去システム1は、コンピュータ10、飛行体100から構成される。
なお、図1において、飛行体100は、1つに限らず複数であってもよい。また、コンピュータ10は、実在する装置に限らず仮想的な装置であってもよい。また、後述する各処理は、コンピュータ10又は飛行体100のいずれか又は双方により実現されてもよい。
コンピュータ10は、飛行体100とデータ通信可能なコンピュータ装置である。
飛行体100は、コンピュータ10とデータ通信可能なドローンや航空機等の飛行可能な物体である。飛行体100はLIDARを搭載するとともに、カメラ等の撮像装置を有する。
はじめに、飛行体100は、対象エリアを飛行し、点群データ、画像データ、位置情報のエリアデータを取得する(ステップS01)。飛行体100は、LIDARにより、対象エリアの地表及び地表に存在する物体の点群データを取得する。また、飛行体100は、対象エリアの画像を撮影し、画像データを取得する。また、飛行体100は、対象エリアの位置情報をGPS等から取得する。
飛行体100は、エリアデータを、コンピュータ10に送信する(ステップS02)。
コンピュータ10は、エリアデータを受信する。コンピュータ10は、画像データを画像解析し、物体と地表とを認識する(ステップS03)。コンピュータ10は、画像データのRGB値により、物体と地表とを認識する。例えば、コンピュータ10は、地表のRGB値に基づいて、このRGB値とは異なるRGB値の領域を物体として認識する。コンピュータ10は、識別した物体と地表との境界に輪郭線を引くことにより、物体と地表とを区分けする。この輪郭線は、物体の輪郭を示す。
コンピュータ10は、位置情報に基づいて、対象エリアの標高情報を取得する(ステップS04)。コンピュータ10は、例えば、各種データベース等から、対象エリアの位置情報に対応する標高情報を取得する。
コンピュータ10は、取得した点群データに基づいて、対象エリアの地表の高度を把握する(ステップS05)。コンピュータ10は、例えば、点群データに基づいて、対象エリアの3次元座標を把握し、この3次元座標の高さ座標の中で一番低い座標を地表である高度として把握する。また、コンピュータ10は、例えば、把握された3次元座標の高さ座標を、所定の範囲毎に区切ったときに、個数が一番多い範囲の高さ座標を地表である高度として把握する。
コンピュータ10は、点群データから把握した地表の高度と、位置情報から取得した標高情報とに基づいて、地表に存在する物体等の不要物を判定する(ステップS06)。例えば、コンピュータ10は、地表の標高と、点群データの3次元座標の高さ座標とを比較し、高さに誤差がある部分を抽出する。そして、コンピュータ10は、画像データで識別した物体の輪郭と、この誤差が合致するか否かを判定する。
コンピュータ10は、判定された不要物を点群データから除去する(ステップS07)。コンピュータ10は、誤差が合致した場合、除去すべき対象として、この物体に該当する点群データを、取得した点群データから除去し、輪郭線の高さを平面で滑らかにつなげて、除去した点群データを生成する。
以上が、不要物除去システム1の概要である。
[不要物除去システム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態である不要物除去システム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態である不要物除去システム1のシステム構成を示す図である。不要物除去システム1は、コンピュータ10、飛行体100、公衆回線網(インターネット網や、第3、第4世代通信網等)5から構成される。なお、飛行体100は、1つに限らず、複数であってもよい。また、コンピュータ10は、実在する装置に限らず、仮想的な装置であってもよい。また、後述する各処理は、コンピュータ10又は飛行体100のいずれか又は双方により実現されてもよい。
コンピュータ10は、後述の機能を備えた上述したコンピュータ装置である。
飛行体100は、後述の機能を備えた上述した物体である。
[各機能の説明]
図3に基づいて、本発明の好適な実施形態である不要物除去システム1の機能について説明する。図3は、コンピュータ10、飛行体100の機能ブロック図を示す図である。
コンピュータ10は、制御部11として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部12として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。また、コンピュータ10は、処理部13として、各種データ解析デバイス、各種データ処理デバイス等を備える。
コンピュータ10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部12と協働して、データ受信モジュール20、高度情報取得モジュール21を実現する。また、コンピュータ10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部13と協働して、画像解析モジュール30、高度把握モジュール31、不要物判定モジュール32、不要物除去モジュール33、点群データ生成モジュール34、画像生成モジュール35を実現する。
飛行体100は、コンピュータ10と同様に、制御部110として、CPU、RAM、ROM等を備え、通信部120として、他の機器と通信可能にするためのWiFi対応デバイス等を備える。また、飛行体100は、飛行部130として、プロペラやモータ等の飛行デバイス等を備える。また、飛行体100は、取得部140として、撮像素子やレンズ等の撮影デバイスや、点群データを取得するレーザ、スキャナ、光学系、受光器、電子機器、GPS、慣性誘導装置等のLIDARデバイス等を備える。
飛行体100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部120と協働して、データ送信モジュール150を実現する。また、飛行体100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、飛行部130と協働して、飛行モジュール160を実現する。また、飛行体100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、取得部140と協働して、点群データ取得モジュール170、撮影モジュール171、位置情報取得モジュール172を実現する。
[不要物除去処理]
図4に基づいて、不要物除去システム1が実行する不要物除去処理について説明する。図4は、コンピュータ10、飛行体100が実行する不要物除去処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
はじめに、飛行モジュール160は、対象エリアを飛行する(ステップS10)。ステップS10において、飛行モジュール160は、予め設定されたプログラムに基づいた飛行経路や、図示していない操縦用端末や情報端末等からの飛行指示に基づいて飛行する。
点群データ取得モジュール170は、飛行中の対象エリアの点群データを取得する(ステップS11)。ステップS11において、点群データ取得モジュール170は、LIDARにより、点群データを取得する。この点群データは、3次元データである。点群データ取得モジュール170は、対象エリアの全域に亘って点群データを取得する。すなわち、点群データ取得モジュール170は、対象エリアの地表及び地表に存在する物体の点群データを取得する。この点群データは、データ形式として、緯度、経度、標高、GPSとして示される。なお、点群データは、上述したデータ形式以外のデータであってもよいし、上述したデータ形式のいずれか又は複数の組合わせであってもよい。
撮影モジュール171は、飛行中の対象エリアの画像を撮影する(ステップS12)。撮影モジュール171は、対象エリアの全景又は対象エリアを所定の区画に分割し、各区画の画像を撮影する。飛行体100は、画像を撮影することにより、対象エリアの画像を取得する。
位置情報取得モジュール172は、自身の位置情報をGPS等から取得する(ステップS13)。ステップS13において、位置情報取得モジュール172は、撮影モジュール171が撮影した地点における位置情報を取得する。位置情報取得モジュール172は、撮影モジュール171が全景を撮影する場合、撮影した全景の中心地の位置情報を取得する。また、位置情報取得モジュール172は、撮影モジュール171が各区画を撮影する場合、各区画の中心地の位置情報を取得する。位置情報は、例えば、緯度及び経度として取得する。なお、位置情報取得モジュール172は、上述した以外の方法により位置情報を取得してもよい。また、位置情報は、緯度及び経度以外の形式であってもよい。
また、上述したステップS11〜ステップS13の処理は、その順番が異なっていてもよい。例えば、ステップS12の処理を実行した後、ステップS11又はステップS13の処理を実行してもよいし、ステップS13の処理を実行した後、ステップS11又はステップS12の処理を実行してもよい。
データ送信モジュール150は、上述したステップS11〜ステップS13の処理で取得した点群データ、画像データ、位置情報であるエリアデータを、コンピュータ10に送信する(ステップS14)。
データ受信モジュール20は、エリアデータを受信する。画像解析モジュール30は、画像データを画像解析する(ステップS15)。ステップS15において、画像解析モジュール30は、画像データのRGB値を抽出する。なお、画像解析モジュール30は、画像データの特徴量を抽出してもよい。
画像解析モジュール30は、画像解析の結果に基づいて、画像データに存在する地表と物体とを認識する(ステップS16)。ステップS16において、画像解析モジュール30は、色彩の相違に基づいて、地表と物体とを認識する。画像解析モジュール30は、予め設定された地表のRGB値に基づいて、地表を認識し、この地表のRGB値とは異なるRGB値を有する領域を、物体として認識する。また、画像解析モジュール30は、一般的な地表のRGB値に基づいて、地表を認識し、この地表のRGB値とは異なるRGB値を有する領域を物体として認識する。また、画像解析モジュール30は、地表のRGB値と類似するRGB値とを認識したとき、この類似するRGB値の領域と、地表のRGB値の領域との間に境界が存在するか否かを判定し、境界が存在する場合、この類似するRGB値の領域を物体として判定し、境界が存在しない場合、この類似するRGB値の領域を地表として判定する。
なお、画像解析モジュール30は、特徴量を抽出した場合、予め設定された地表の特徴量に基づいて、地表と物体を認識してもよい。このとき、画像解析モジュール30は、予め設定された地表の特徴量に基づいて、地表を認識し、この地表の特徴量とは異なる特徴量を有する領域を、物体として認識する。また、画像解析モジュール30は、予め設定された物体の特徴量に基づいて、物体を認識し、この物体の特徴量とは異なる特徴量を有する領域を物体として認識してもよい。また、画像解析モジュール30は、特徴量が存在しない領域を地表として認識してもよい。
図5に基づいて、画像解析モジュール30が地表と物体とを認識した画像データについて説明する。図5は、画像解析モジュール30が地表と物体とを認識した画像データの一例を模式的に示す図である。図5において、画像解析モジュール30は、上述した通り、画像データの色彩に基づいて、地表300と物体310とを認識する。図5において、画像解析モジュール30は、地表300のRGB値とは異なるRGB値の領域を、物体310の領域と認識し、地表300と物体310との境界を認識する。画像解析モジュール30は、この地表300と物体310との境界に、輪郭線320を引くことにより、地表300と物体310と区分けする。この輪郭線320は、物体310の概形であり、物体310の輪郭を示す。画像解析モジュール30は、地表300と物体310との境界が明確になっていない場合、この明確になっていない地点を、境界が明確になっている地点から類推することにより、輪郭線320を引いてもよい。
高度情報取得モジュール21は、位置情報に基づいて、対象エリアの標高情報を取得する(ステップS17)。高度情報取得モジュール21は、例えば、公共機関、国家機関、民間団体等が管理する各種データベース等から、対象エリアの位置情報に対応する標高情報を取得する。これは、現在の緯度及び経度や住所等に基づいて、対応する標高情報をこの各種データベースから取得することにより実現される。なお、高度情報取得モジュール21は、直接自身の標高情報を取得してもよいし、上述した例以外の方法により標高情報を取得してもよい。
高度把握モジュール31は、取得した点群データに基づいて、対象エリアの高さ座標を把握する(ステップS18)。高度把握モジュール31は、点群データに基づいて、対象エリアの3次元座標を把握する。この3次元座標は、水平方向のX座標及びY座標、鉛直方向のZ方向からなる直行座標である。高度把握モジュール31は、この高さ座標に基づいて、地表及び物体の高度を把握する。高度把握モジュール31は、例えば、点群データの3次元座標の中で、最も低い座標を地表の高度として把握する。これは、地表に、穴等がない場合に有効である。また、高度把握モジュール31は、例えば、点群データの3次元座標を所定の範囲毎に区切ったときに、個数が最大の範囲の高さ座標を、地表の高度として把握する。所定の範囲とは、例えば、高さ10刻み等である。これは、地表と物体とを比較して、地表の面積が一番広い場合に有効である。なお、高度把握モジュール31は、これ以外の方法により、地表の高度を把握してもよい。なお、高度把握モジュール31は、上述した例以外の方法により高度を把握してもよい。
不要物判定モジュール32は、点群データから把握した高度と、位置情報から取得した標高情報とに基づいて、高さに誤差がある部分を抽出する(ステップS19)。ステップS19において、不要物判定モジュール32は、点群データから把握した地表及び物体の高度と、位置情報から取得した標高情報とを比較し、誤差が存在する部分を抽出する。
不要物判定モジュール32は、抽出した誤差が、画像データに引いた輪郭線と合致するか否かを判断する(ステップS20)。ステップS20において、不要物判定モジュール32は、抽出した誤差が存在する部分が、この輪郭線と合致するか否かを判定する。
ステップS20において、不要物判定モジュール32は、合致していないと判定した場合(ステップS20 NO)、この誤差が、物体によるものではないと判定し、本処理を終了する。例えば、地表の隆起や凹凸等がこの場合に当てはまる。
一方、ステップS20において、不要物判定モジュール32は、合致していると判定した場合(ステップS20 YES)、この誤差は、物体によるものであると判定し、不要物除去モジュール33は、この輪郭線で囲われた領域を不要物として点群データから除去する(ステップS21)。ステップS21において、不要物判定モジュール32は、画像データにおける輪郭線で囲われた領域に該当する点群データを特定する。不要物判定モジュール32は、例えば、画像を撮影した地点の位置情報や、画像データにおける位置関係等に基づいて、この領域に該当する点群データの位置を特定する。不要物判定モジュール32は、特定した点群データを除去する。
点群データ生成モジュール34は、除去した輪郭の高さを、平面で滑らかにつなげ、不要物を除去した点群データを生成する(ステップS22)。ステップS22において、点群データ生成モジュール34は、除去した点群データの領域を、残された点群データにより補完する。点群データ生成モジュール34は、残された点群データを、平滑につなげる。なお、点群データ生成モジュール34は、残された点群データの一部又は全部を、除去した点群データの領域に当てはめることにより、不要物を除去して点群データを生成してもよいし、それ以外の方法により生成してもよい。
画像生成モジュール35は、この不要物を除去した点群データに基づいて、不要物を除去した画像データを生成する(ステップS23)。ステップS23において、画像生成モジュール35は、不要物を除去した点群データにおいて、不要物を除去した領域に該当する画像データの位置に、この画像データの地表部分の一部又は全部を重畳させることにより、不要物を除去した画像データを生成する。なお、画像データ生成モジュール35は、不要物を除去した点群データにおいて、不要物を除去した領域に該当する画像データの位置に存在するデータを除去し、除去した位置に、地表に該当するデータを上書きしてもよい。また、画像生成モジュール35は、その他の方法により、不要物を除去した画像データを生成してもよい。
図6に基づいて、画像生成モジュール35が生成する不要物を除去した画像データについて説明する。図6は、画像生成モジュール35が生成した不要物を除去した画像データの一例を示す図である。図6において、画像生成モジュール35は、地表400を生成する。この地表400は、図5で存在していた物体310を除去し、この物体310の位置に地表300の一部を重畳させたものである。画像生成モジュール35は、図5で示した画像データから不要物である物体310を除去し、地表400のみの画像データを生成する。
以上が、不要物除去処理である。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 不要物除去システム、10 コンピュータ、100 飛行体

Claims (5)

  1. 対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムであって、
    前記対象エリアの点群データを取得する点群データ取得手段と、
    前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析する画像解析手段と、
    画像解析の結果に基づいて、地表と物体との境界を認識し、当該境界に輪郭線を引く境界認識手段と、
    前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得する標高情報取得手段と、
    記標高情報に基づいて、地表の高度を把握する地表高度把握手段と、
    前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握する3次元座標把握手段と、
    前記3次元座標に基づく前記対象エリアの高さ座標と、前記標高情報とに基づいて、高さに誤差がある部分を抽出する誤差部分抽出手段と、
    前記誤差がある部分と、前記輪郭線とが合致する場合、当該輪郭線に囲われた領域を、前記不要物として判定する不要物判定手段と、
    記不要物を前記点群データから除去する不要物除去手段と、
    を備えることを特徴とする不要物除去システム。
  2. 前記地表高度把握手段は、前記3次元座標の高さ座標の中で、一番低い座標を地表であるとして高度を把握することを特徴とする請求項1に記載の不要物除去システム。
  3. 前記地表高度把握手段は、前記3次元座標の高さ座標を、所定の範囲毎に区切ったときに、個数が一番多い範囲の高さ座標を地表であるとして高度を把握することを特徴とする請求項1に記載の不要物除去システム。
  4. 対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムが実行する不要物除去方法であって、
    前記対象エリアの点群データを取得するステップと、
    前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析するステップと、
    画像解析の結果に基づいて、地表と物体との境界を認識し、当該境界に輪郭線を引くステップと、
    前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得するステップと、
    記標高情報に基づいて、地表の高度を把握するステップと、
    前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握するステップと、
    前記3次元座標に基づく前記対象エリアの高さ座標と、前記標高情報とに基づいて、高さに誤差がある部分を抽出するステップと、
    前記誤差がある部分と、前記輪郭線とが合致する場合、当該輪郭線に囲われた領域を、前記不要物として判定するステップと、
    記不要物を前記点群データから除去するステップと、
    を備えることを特徴とする不要物除去方法。
  5. 対象エリアのデータから地表の不要物を除去する不要物除去システムに、
    前記対象エリアの点群データを取得するステップ、
    前記対象エリアを撮影した画像データを画像解析するステップ、
    画像解析の結果に基づいて、地表と物体との境界を認識し、当該境界に輪郭線を引くステップ、
    前記対象エリアの位置情報に基づいて、前記対象エリアの標高情報を取得するステップ、
    記標高情報に基づいて、地表の高度を把握するステップ、
    前記点群データに基づいて、前記対象エリアの3次元座標を把握するステップ、
    前記3次元座標に基づく前記対象エリアの高さ座標と、前記標高情報とに基づいて、高さに誤差がある部分を抽出するステップ、
    前記誤差がある部分と、前記輪郭線とが合致する場合、当該輪郭線に囲われた領域を、前記不要物として判定するステップ、
    記不要物を前記点群データから除去するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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