JP2002236019A - 地表面抽出処理システム - Google Patents

地表面抽出処理システム

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JP2002236019A
JP2002236019A JP2001032811A JP2001032811A JP2002236019A JP 2002236019 A JP2002236019 A JP 2002236019A JP 2001032811 A JP2001032811 A JP 2001032811A JP 2001032811 A JP2001032811 A JP 2001032811A JP 2002236019 A JP2002236019 A JP 2002236019A
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JP2001032811A
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Masaomi Okagawa
正臣 岡川
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Pasco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地上位置情報から地物を除去した
地表面標高モデルを作成できる地表面抽出処理システム
を提供する。 【解決手段】 上空から取得した地上位置情報により地
表面標高モデルを作成する地表面抽出処理システムにお
いて、地上位置情報をデータ補間し、データ補間された
標高情報を作成し、水平面内で設定したメッシュに前記
標高情報を割り当て、更にメッシュの各々に対する傾斜
角を算出して当該メッシュに割り当て、所定値以上の傾
斜角を有するメッシュを抽出し、該メッシュで囲まれた
範囲を地物に係るポリゴン情報とする。そして、地上位
置情報をポリゴン情報でフィルタリングすることにより
地表面情報を抽出し、該地表面情報に対するデータ補間
を行って地表面標高モデルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表面標高モデル
を作成する地表面抽出処理システムに関し、特に、航空
機レーザー測量等により得られる地上位置情報に基づい
て、地物ポリゴンでフィルタリング処理することによっ
て地表面標高モデルを作成する地表面抽出処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、地表面のディジタル標高
モデル(DEM)を作成する際には、ステレオペア画像
のマッチングにより測点及びその標高を取得し、さら
に、地形を抽出するために、取得したデータから、地物
等を除去するため種々のパラメータを用いて、地形特性
に応じた平滑化を行うスムージング手法が用いられてい
た。
【0003】近年、航空機レーザー測量技術の進歩によ
り、高密度・高精度な標高モデルの取得が可能になっ
た。航空機レーザー測量より得られる高密度標高モデル
は、上空からのレーザー掃射により地上のある地点の標
高データを取得することにより作成される。この標高モ
デルを多方面に利活用するためには、それぞれの目的に
適したモデルにする必要がある。
【0004】このため、この高精度を維持しながらDE
Mを取得するためには、従来のスムージングによる処理
ではなく、地物そのものを認識し除去することによる地
表面部分の抽出手法が必要となった。そこで、航空機レ
ーザー測量より得られる高密度標高モデルの処理には、
画像処理技術を用いたエッジ抽出処理による地表面部分
の抽出手法も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、日本におい
て、エッジ抽出処理による地表面部分の抽出手法によっ
て高密度標高モデルを作成する場合、例えば、日本の地
形では、欧米のそれとは異なり、都市部では建物と建物
との間隔が狭く、山間部では急傾斜地が多いという特徴
がある。このような地形では、フィルタリング処理する
地域を分割し、その分割した地域に対してエッジ抽出の
パラメータを各々設定しなければならない。その地域を
分割するには、人間の手を介することになり、また、そ
れらに各々パラメータを手作業で設定する等、大きな手
間を必要とする。
【0006】そのため、この処理を高速化、自動化する
ためには、フィルタリングする地域を分割しなくてもよ
い手法が必要である。従来のスムージング処理による手
法では、地物等の凹凸を除去するためのスムージングに
より、真値の相違が生じる。また、地形が実際よりも平
滑化されてしまうという問題もある。また、除去すべき
地物(ターゲット)を特定するのが困難である。
【0007】一方、従来のエッジ抽出処理による手法で
も、地形特性によってフィルタリングする地域を分割
し、それぞれにパラメータを設定しなければならないと
いう問題の他に、除去すべき地物(ターゲット)を特定
することも困難である。そこで、本発明は、取得した地
上位置情報から除去すべき地物に対応する地物ポリゴン
を作成し、この地物ポリゴンで地上位置情報をフィルタ
リング処理することにより地表面標高モデルを作成でき
る地表面抽出処理システムを提供することを目的とす
る。
【0008】この地表面抽出処理システムでは、地表面
部分抽出にあたって、航空機レーザー測量等により得ら
れる高密度標高モデルから、除去すべき地物を特定で
き、取得できた地上位置情報の高精度を維持することが
できるフィルタリング処理を行うことができ、地形特性
に応じたフィルタリングのパラメータの設定し、また、
フィルタリングする地域を分割することも必要でなくな
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明では、上空から取得した地上位置情報に基づ
いて地表面標高モデルを作成する地表面抽出処理システ
ムにおいて、前記地上位置情報に含まれる標高情報から
地表面上の地物に係るポリゴン情報を取得するポリゴン
化手段と、前記地上位置情報を前記ポリゴン情報でフィ
ルタリングして地表面情報を作成するフィルタ手段と、
前記地表面情報に対し、データ補間して地表面標高モデ
ルとする補間手段とを備えた。
【0010】そして、前記補間手段は、前記地上位置情
報をデータ補間し、データ補間された標高情報を作成す
るものとし、水平面内において設定したメッシュに前記
標高情報を割り当てるドット化手段を有し、前記ポリゴ
ン化手段は、メッシュに割り当てられた前記標高情報か
ら前記ポリゴン情報を取得するようにした。さらに、前
記メッシュに割り当てられた前記標高情報に基づいて、
メッシュの各々に対する傾斜角を算出し、当該メッシュ
に割り当てる傾斜角算出手段を有し、前記ポリゴン化手
段は、所定値以上の前記傾斜角を有するメッシュを抽出
し、該メッシュで囲まれた範囲を前記ポリゴン情報とす
るようにした。
【0011】また、前記補間手段は、TINデータ補間
を行うものであり、前記地上位置情報は、航空機レーザ
ー測量によって取得されるものとした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による地表面抽出処理シス
テムに関する実施形態について、図を参照しながら、以
下に説明する。図1には、本実施形態における地表面抽
出処理システムのブロック構成を示した。
【0013】地表面抽出処理システム2は、制御手段
3、入力手段4、記憶手段5、表示手段6、操作手段
7、出力手段8、TIN補間手段9、ドット化手段1
0、傾斜算出手段11、ポリゴン化手段12、そして、
フィルタ手段13から構成されている。地上位置情報取
得装置1には、例えば、航空機等に搭載されたレーザー
測量装置が用いられ、これは、上空からパルスレーザー
を発射し、地上からの反射波から反射物の高さを求める
レーザースキャナーであり、高密度・高精度な標高モデ
ルである地上位置情報の取得が可能なものである。
【0014】制御手段3は、各手段に関するシステム制
御を行い、地表面抽出処理を実行するものであり、入力
手段4は、地表面抽出処理システム2において地表面を
抽出すべき地上位置情報(X、Y、Z)を地上位置情報
取得装置1から取得するものである。取得された地上位
置情報は、一旦、記憶手段5に記憶される。そして、取
得した地上位置情報に基づいて、表示手段6の画面に画
像表示することもできる。また、操作手段7は、各手段
の処理動作に必要な指示、閾値などの制御データ入力等
を行う。出力手段8は、地表面抽出処理システム2で作
成された地表面標高モデルをプリントアウトし、或い
は、ネットワークを介して他の端末装置に伝送すること
ができる。
【0015】次に、TIN補間手段9、ドット化手段1
0、傾斜算出手段11、ポリゴン化手段12及びフィル
タ手段13の機能について、図2に示した処理フローを
参照しながら説明する。先ず、地上位置情報取得装置1
から地上位置情報を取得する(ステップS1)。この地
上情報は、一旦、記憶手段5に記憶される。地上位置情
報は、地上をレーザースキャンして得られた多数の測定
ポイント毎に、各々立体座標値(X、Y、Z)を有する
ものである。ここで、X及びY軸を水平位置とし、Z軸
を標高とする。
【0016】多数の測定ポイントは、間隔を置いた位置
に対するデータであるので、3次元表現をするために、
不規則三角形ネットワーク(TIN)手法により、測定
ポイント間のデータ補間を行う(ステップS2)。この
補間処理を行うのが、TIN補間手段である。このTI
N手法では、測定点間でその外接円(球)を求めると、
内部に他の測定点を含まないような位置にある3点でド
ロネー三角形を形成し、その三角形の頂点となっている
3点の座標値から三角形内の座標値を計算し、データ補
間するものである。
【0017】ポイントデータを補間する手法は、多く存
在するが、TIN手法によるデータ補間を採用した理由
は、地形特性の影響を受け難いということにある。都市
部、山間部、平野部であるなどのように、一定の地形特
性が予め分かっていれば、それに最適な補間を施せばよ
いが、この地表面抽出処理システム2が取得する標高ポ
イントモデルはランダムであり、地上のどこを取得して
いるのか分かっていない。そのため、この様な状態のポ
イントデータに対して補間を行うには、どのような形状
にも対応できるTIN手法を採用するのが最適である。
【0018】次に、ドット化手段10により、ステップ
S2で得られたTIN標高モデルに対し、水平面をなす
地上位置情報のXY軸平面に関して、一定幅のメッシュ
を作成する。そして、各メッシュに対して、TIN標高
モデルから各メッシュの中心点に該当するZ軸値を割り
当てる。つまり、各メッシュの標高データを抽出するこ
とができ、ここで、TIN標高モデルを一旦メッシュ単
位のドットに変換し、グリッドデータを作成する(ステ
ップS3)。
【0019】このグリッドデータからなるメッシュ標高
モデルに基づいて、傾斜角算出手段11により、メッシ
ュ毎にその傾斜角を計算する(ステップS4)。ここ
で、メッシュ毎の傾斜角を計算する理由は、傾斜が緩や
かな部分では、地表面・建物の屋根などを、傾斜が急な
部分では、法面・建物の壁などを表していることに着目
したことによる。すなわち、地物の存在する所には、必
ず、ある傾斜が発生しているということである。
【0020】この点に着目して、メッシュ毎の傾斜角を
次のようにして計算する。ここで、メッシュ標高モデル
から、傾斜角を求めようとするメッシュを中心に含む3
×3のメッシュに対応するグリッドデータを選択する。
その9個のメッシュのグリッドデータ、つまり、各Z軸
値を次のようにマトリックスで表す。 a b c d e f g h i データeが、傾斜角を求めようとするメッシュのZ軸値
に対応している。
【0021】当該メッシュでのX軸方向の傾きは、 dz/dx=(a+2d+g−c−2f−i)/8wx (1) となる。ただし、wxは、X軸方向のメッシュ幅を示
す。また、当該メッシュでのY軸方向の傾きは、 dz/dy=(a+2b+c−g−2h−i)/8wy (2) となる。ただし、wyは、Y軸方向のメッシュ幅を示
す。
【0022】次に、式(1)及び式(2)から、当該メ
ッシュでのX軸とY軸の傾きを合成して、当該メッシュ
の傾斜角θ°を求める。合成傾きSは、 合成傾きS={(dz/dx)2+(dz/dy)21/2 (3) となり、式(3)から、当該メッシュの傾斜角θ°は、 θ°=k×arctan(S) (4) で求められる。定数kは、度に変換するためであり、k
=180/πである。
【0023】この様にして、傾斜角算出手段11におい
て、各メッシュに対し、当該メッシュを中心とする9つ
のメッシュに該当するグリッドデータを抽出しながら、
順次、式(1)乃至式(4)に基づいて、当該メッシュ
の傾斜角θ°を求める。そして、求めた傾斜角θ°を当
該メッシュのグリッドデータとして割り当てる。これに
より、傾斜角メッシュが作成される。
【0024】上述したように、地物が存在すれば、そこ
には傾斜角が存在するので、地物が存在していると判定
できる傾斜角に係る閾値を設定し、作成されたメッシュ
傾斜角に基づいて、閾値以上の傾斜角を有するメッシュ
を抽出する。ここで、メッシュサイズにも影響される
が、ある大きさの地物が存在すると、抽出されたメッシ
ュによって囲まれる領域が現れる。そして、その囲まれ
た中央部にあるメッシュの傾斜角は、閾値より小さい。
これは、地物がある大きさを持っていれば、その地物自
体の周囲は、傾斜が大きく、その地物の中央部は、その
周囲より傾斜が小さいものとなっているからである。そ
の領域内に、傾斜角が閾値より小さいメッシュによる島
領域が形成される。
【0025】また、複数の地物が隣接して存在する場合
とか、或いは、同一地物でも、地物中央部で高さが異な
る状態になっている場合には、閾値に従って抽出された
メッシュによって囲まれる領域内に、傾斜角が閾値より
小さいメッシュによる島領域が複数出現することにな
る。ポリゴン化手段12により、傾斜角算出手段11で
作成された傾斜角メッシュに基づき、閾値に従ってメッ
シュを抽出し、抽出されたメッシュによって囲まれる領
域をポリゴン化し、地物ポリゴンを作成する(ステップ
S5)。上述の場合のように、複数の島領域が存在して
も、閾値による抽出メッシュで囲まれた領域があるとい
うことは、何らかの地物が存在することを表し、当該領
域の地表面を得るためには、この領域を除去すればよい
ことを示しているので、少なくとも1つの島領域を含む
最外周の抽出メッシュを特定し、最外周の抽出メッシュ
で囲まれた範囲を地物ポリゴンとする。
【0026】この地物ポリゴンは、地上位置情報で形成
するXY軸平面において、地物が存在していると推測で
きる測定ポイントを含んでいることを意味する。そこ
で、フィルタ手段13により、地上位置情報(X、Y、
Z)を、作成された地物ポリゴンでフィルタリングする
(ステップS6)。なお、ステップS4において、TI
N標高モデルにより各メッシュの傾斜角を、一旦、メッ
シュ単位のドットに変換してから算出しているが、TI
N標高モデルはポイントを頂点とする三角形で形成され
ているので、その三角形をポリゴン化して地物ポリゴン
としてしまうと、ステップS6における重ね合わせによ
るフィルタリング処理の際に、TINを形成している三
角形の頂点と、地上位置情報(X、Y、Z)とがその三
角形の境界部分で重なることになる。そのため、そのポ
イントを地表面とするか、又は地物とするかの判定が困
難となる。TIN標高モデルを、一旦、メッシュ単位で
ドット化することによって、標高モデルが三角形による
ものでなくなり、この判定困難を回避でき、スムースな
フィルタリング処理が可能となる。
【0027】このフィルタリング処理によって、地上位
置情報(X、Y、Z)から地物の存在を示す位置情報が
取り除かれ、地表面のみに係る位置情報からなる地表面
情報が残される。ここでも、この地表面情報は、ポイン
トデータであることから、3次元表示するために、TI
N補間手段9により、ステップS2と同様のTIN手法
で、地表面情報に対してデータ補間を行う(ステップS
7)。
【0028】これにより、地表面に係る地上位置情報に
よって、地物が存在するとして位置情報が取り除かれた
範囲についても、位置情報がデータ補間され、地上位置
情報を取得した地域についての地表面標高モデルが作成
される(ステップS8)。この地表面標高モデルは、地
物が取り除かれ、測定された実際の地表面の標高に整合
して、全体としてスムースな地表面を表している。
【0029】以上のように、地表面抽出処理システム2
によれば、航空機レーザー測量等によって取得した高密
度・高精度の地上位置情報から、地物を取り除き、地表
面に係る地表面標高モデルを作成することができる。ま
た、傾斜角メッシュから地物ポリゴンを作成する際に、
傾斜角の閾値を適切に設定しておけば、取得した地上位
置情報から自動的に地表面標高モデルを作成することが
できる。
【0030】次に、図3乃至図11に示すように、表示
手段6に表示した画像X1乃至画像X9を参照し、地物
として建物が存在する具体例を用いて、地表面抽出処理
システムによる地表面標高モデルの作成について説明す
る。図3の画像X1には、地上位置情報取得手段1によ
って取得された地上位置情報(X、Y、Z)の一部につ
いて、地上位置情報を示すポイントデータの測量ポイン
トを×印で示した。そして、建物の形状をAとして表示
したが、実際には、地上位置情報としては、この建物A
に関する情報は含まれない。説明の便宜上、建物Aを表
示したものであり、画像X1は、ポイントデータn1
至n10が取得された様子を表している。従って、建物A
に関するポイントデータは、n6及びn7であるが、この
時点では、建物Aに関するポイントデータであるかどう
かは分からない。
【0031】ここで、ポイントデータn1乃至n10が次
のようなXYZ座標値であるとする。単位は、mとす
る。 これらの座標値から分かるように、n6及びn7のZ軸座
標値z6及びz7は、それぞれ2.5mとなっている。
【0032】次いで、画像X1に示されたポイントデー
タn1乃至n10に基づいて、TINデータ補間の処理を
行う。その処理結果を、図4の画像X2のように3次元
表示した。TIN標高モデルが、画像X2では、測量ポ
イントを頂点とする三角形による複数の三角面で表現さ
れる。相対的位置関係の参考として、建物Aを破線で示
した。
【0033】画像X2のようなTIN標高モデルについ
て、その水平面をなすXY軸平面に関して、一定幅のメ
ッシュを作成し、各メッシュに対して、TIN標高モデ
ルから各メッシュの中心点に該当するZ軸値を割り当て
る。つまり、TIN標高モデルを真上から見た状態で各
メッシュの標高データを抽出する。ここで、例えば、メ
ッシュ幅を1mとした場合、TIN標高モデルを一旦メ
ッシュ単位のドットに変換して、グリッドデータを作成
すると、図5の画像X3のようになる。画像X3では、
画像2のTIN標高モデルにおける複数の三角面を参考
に表示している。
【0034】次いで、画像X3に示された各メッシュの
標高データに基づいて、各メッシュの中心点における傾
斜角θ°を求める。傾斜角の計算には、前述の式(1)
乃至(4)が用いられる。各メッシュの傾斜角を計算し
た結果については図6の画像X4のように、傾斜角デー
タを各メッシュに割り当て、傾斜角メッシュを作成す
る。
【0035】ここで、この傾斜角メッシュに表れた傾斜
角θ°が、地物、この具体例では建物に係る標高データ
に影響されたものであるかどうかを判断する。例えば、
その閾値を、35度に設定し、画像X4の傾斜角メッシ
ュから、35度以上の傾斜角を有するメッシュを抽出す
る。この抽出結果を、図7の画像X5に示した。画像X
5において、抽出したメッシュを太線で示した。
【0036】画像X2で示されるように、TIN標高モ
デルを作成した際に、建物Aに影響して傾斜角が発生し
ているが、このことが、画像X5において、メッシュ上
の範囲として特定できる。つまり、建物なる地物が存在
していることが分かる。ただ、これらの抽出されたメッ
シュに囲まれた中に、傾斜角が35度より小さいメッシ
ュが3個存在する。画像X5からは、地物としての建物
の形状を明確には把握することができないが、周囲が急
な傾斜を持ち、中央部では周囲より傾斜が緩い地物であ
ると推定できる。
【0037】そこで、次に、画像X5で示された太線の
メッシュの外周に基づいてポリゴン化を行う。このと
き、外周を形成するメッシュの連続繋がりの内側におい
て、傾斜角の緩いメッシュの領域が、複数存在していて
も、また、その領域がどのような形状であっても、外周
を形成するメッシュが連続して繋がっていれば、それを
一つの地物として扱う。
【0038】外周を形成する太線のメッシュに基づい
て、地物ポリゴンを作成すると、図8の画像X6におい
て斜線で示した図形となる。この斜線部分の中に建物A
に係るポイントデータが含まれていることを示してい
る。そこで、地上位置情報であるポイントデータn1
至n10を含む画像X1と、地物ポリゴンを含む画像X6
とを重ね合わせ、画像X6の地物ポリゴンの範囲に入っ
ているポイントデータをフィルタリング処理する。つま
り、画像X1であれば、ポイントデータn6及びn7が取
り除かれる。フィルタリング処理後の様子を、図9の画
像X7に示した。破線で示した建物Aに関して、ポイン
トデータn6及びn7が取り除かれている。ポイントデー
タn1乃至n5、n8乃至n10によって、地表面情報を形
成している。
【0039】次いで、画像X7に示される地表面情報の
ポイントデータn1乃至n5、n8乃至n10に基づいて、
ポイントデータ間に対するTINデータ補間を行う。ポ
イントデータを頂点とする三角面が形成され、データ補
間される。この様子は、図10の画像X8に示される。
ただ、画像X8では、地表面情報としたポイントデータ
1乃至n5、n8乃至n10のみに基づいたTINデータ
補間を図示した。しかし、この具体例においては、画像
X1で示されるように、説明の都合上、ポイントデータ
1乃至n10を取得したとしたが、実際には、これらの
ポイントデータ以外にもその周辺にポイントデータが存
在する。従って、画像X8においても、図示していない
が、地表面情報としたポイントデータの周辺のポイント
データとの間にも、TINデータ補間がなされている。
【0040】このように、取得できた地上位置情報か
ら、建物に係る位置情報を取り除き、地表面に相当する
位置情報のみを残し、そして、TINデータ補間を施す
ことにより、地表面標高モデルを作成できた。この地表
面標高モデルを、図11の画像X9に示されるように、
スムースな地表面を3次元表示することができる。以上
のように、本実施形態の地表面抽出処理システムによれ
ば、地物に対応して傾斜角が発生する範囲をポリゴン化
するようにしたので、地表面部分を捕らえているポイン
トデータとそれ以外のポイントデータとの識別又は分類
が可能となり、除去すべき地物を特定する処理を簡単化
できる。
【0041】さらに、取得した地上位置情報から、除去
すべき地物を自動で識別することが可能となった。ま
た、フィルタリング処理により地表面以外の地物自体に
対応するポイントデータそのものを除去できるので、取
得できた地上位置情報のポイントデータそのものの高精
度が維持される。そして、誤差を均一化するためのスム
ージング処理の必要がなくなる。
【0042】従来の地表面抽出処理のように、地形特性
に合せて、フィルタリング処理におけるパラメータ設定
する必要がなく、さらに、フィルタリング処理を行う地
域を分割する必要がなくなるので、地表面抽出処理を高
速化、自動化することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、取得し
た地上位置情報から除去すべき地物に対応する地物ポリ
ゴンを作成し、この地物ポリゴンで地上位置情報をフィ
ルタリング処理することにより地表面標高モデルを作成
できる地表面抽出処理システムとしたので、地表面部分
の抽出にあたって、航空機レーザー測量等により得られ
る高密度標高モデルから、除去すべき地物を簡単に特定
でき、取得できた地上位置情報の高精度を維持してフィ
ルタリング処理を行うことができる。
【0044】また、地形特性に応じたフィルタリングの
パラメータの設定や、フィルタリングする地域を分割す
ることも必要でなくなるので、地表面標高モデルの作成
を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地表面抽出処理システムのブロッ
ク構成を示す図である。
【図2】本発明による地表面抽出処理システムの動作処
理フローを示す図である。
【図3】取得した地上位置情報を表わした画像例を示す
図である。
【図4】TINデータ補間を施した標高モデルの3次元
表示画像例を示す図である。
【図5】ドット化したメッシュ標高モデルを表わした画
像例を示す図である。
【図6】メッシュ標高モデルから算出された傾斜角メッ
シュを表わした画像例を示す図である。
【図7】傾斜角メッシュに基づいて抽出された地物対象
メッシュを表わした画像例を示す図である。
【図8】作成された地物ポリゴンを表わした画像例を示
す図である。
【図9】地物ポリゴンで地上位置情報をフィルタリング
処理した地表面位置情報を表わした画像例を示す図であ
る。
【図10】TINデータ補間を施した状態の地表面標高
モデルを表わした画像例を示す図である。
【図11】作成された地表面標高モデルの3次元表示画
像例を示す図である。
【符号の説明】
1…地上位置情報取得装置 2…地表面抽出処理システム 3…制御手段 4…入力手段 5…記憶手段 6…表示手段 7…操作手段 8…出力手段 9…TIN補間手段 10…ドット化手段 11…傾斜算出手段 12…ポリゴン化手段 13…フィルタ手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上空から取得した地上位置情報に基づい
    て地表面標高モデルを作成する地表面抽出処理システム
    であって、 前記地上位置情報に含まれる標高情報から地表面上の地
    物に係るポリゴン情報を取得するポリゴン化手段と、 前記地上位置情報を前記ポリゴン情報でフィルタリング
    して地表面情報を作成するフィルタ手段と、 前記地表面情報に対し、データ補間して地表面標高モデ
    ルとする補間手段と、を有する地表面抽出処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記補間手段は、前記地上位置情報をデ
    ータ補間し、データ補間された標高情報を作成し、 水平面内において設定したメッシュに前記標高情報を割
    り当てるドット化手段を有し、 前記ポリゴン化手段は、メッシュに割り当てられた前記
    標高情報から前記ポリゴン情報を取得する請求項1に記
    載の地表面抽出処理システム。
  3. 【請求項3】 前記メッシュに割り当てられた前記標高
    情報に基づいて、メッシュの各々に対する傾斜角を算出
    し、当該メッシュに割り当てる傾斜角算出手段を有し、 前記ポリゴン化手段は、所定値以上の前記傾斜角を有す
    るメッシュを抽出し、該メッシュで囲まれた範囲を前記
    ポリゴン情報とする請求項2に記載の地表面抽出処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記補間手段は、TINデータ補間を行
    う請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地表面抽出処
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記地上位置情報は、航空機レーザー測
    量によって取得される請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の地表面抽出処理システム。
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