JP4437599B2 - 差動伝送ケーブル並びにジョイント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、差動伝送ケ←ブル並びにジョイントの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
差動伝送ケーブルは、例えばコンピュータとその周辺機器との間でデジタル信号の授受の用途に於いて、実用化が進んでおり、これに伝送するデジタル信号の伝送規格にはUSB(UniversalSerialBus)やIEEE1394等があり、このような差動伝送方式の信号を伝送するための伝送ケーブルとして用いられる。
【0003】
差動伝送方式とは、互いに逆方向のデジタル信号を無バイアス下またはバイアス下で1対の線路に加入した伝送方式であって、このような対の線路は遠方から見ると高周波成分が相殺されるために放射ノイズが原理的には出ないという、ノイズ対策を考慮したデジタル伝送方式である。
【0004】
また、中空を伝搬して伝送線路に誘導された外来ノイズに対しても、このようなノイズは、1対の線路に等価に誘導されるので、この伝送方式による限り外来ノイズが信号の伝送を擾乱することは原理的にはないとされている。従って一般的に差動伝送ケーブルは、放射ノイズの授受に関して原理的には問題を発生しないものとされてきた。
【0005】
しかし、実際のケーブルは、放射ノイズを発生する場合があった。そのノイズの発生原因の1つは、差動伝送信号のバランスの崩れに起因するもので、上述1対のデジタル信号の内、相殺しきれなかった差分がノイズ電流となり延いては放射ノイズとなるものである。他の一つは、パソコンや周辺機器などから発生する伝導ノイズが伝送ケいブルに伝導し、これが放射ノイズとなるのものである。
【0006】
これらの放射ノイズの内、有害なものについては当然対策が必要である。従来ケーブルの対策方法(例えば特開平8−84124号公報に開示される方法)は、一般的な伝送方式の対策方法であり、具体的には、誘導素子、容量素子、上記開示例に於けるコモンモードチョークコイル、およびローパスフィルタ(例えは前記開示例に於けるT型フィルタ)などを伝送系に挿入する方法である。
【0007】
他に、差動伝送線路を用いたケーブルとして特開平10−208818号公報には、2組以上の差動伝送線路を有したケーブルに於いて、1組毎の差動伝送線路にフェライトビーズを挿入し、1対の伝送線路に同相の信号を伝送した場合に、その信号に起因して発生する磁束が他の組の伝送線路に有害な相互干渉として影響を与えないようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、従来技術では、差動信号を伝送線路に伝送した際に、有効なノイズ対策を用いた差動伝送ケーブルとして、十分なものは無い状態であった。
【0009】
そこで本発明は、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに、安価でしかも信頼性の高い差動伝送ケーブル並びに差動伝送ケーブルと装置を繋ぐジョイントを提供すること、又その差動伝送ケーブル、ジョイントの実用的な構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルであって、前記インターフェイスケーブル内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、基板上に実装され、該基板がコネクタの内部にモールドされていて、前記コモンモードチョークコイルを搭載するランドに、くびれを入れることを特徴とする差動伝送ケーブルである。
また、本願発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、基板上に実装され、該基板は雄コネクタの内部にモールドされていて、前記コモンモードチョークコイルを搭載するランドに、くびれを入れることを特徴とするジョイントである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本願第1の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケ←ブルであって、前記インターフェースケーブル内にコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは基板に搭載され、該基板がコネクタ内部にモールドされている構成である。
【0017】
この構成は、前記インターフェイスケーブルのコネクタの端子部とケーブルとを繋いでいるモールド部にコモンモードチョークコイルを配したことにより、1対のデジタル信号の内、差動伝送信号のバランスの崩れにより互いに相殺しきれなかったノイズ成分(スキュー)のみを選択的に減衰させる働きと、ケーブル自体がアンテナとなってノイズの発信源となることを防ぐ働きとにより放射ノイズを抑制することができる。またこの構成は、1対の伝送線路に同相の信号を伝送した場合に、その信号に起因して発生する磁束をコモンモードのインビーダンスにより除去することができ、他の組の伝送線路に有害な相互干渉を起こさないようにしたものである。
【0018】
また、前記コモンモードチョークコイルは、基板に搭載することにより、ケーブル線、リード線とコモンモードチョークコイルとの半田付けに於ける信頼性を確保し、更にコモンモードチョークコイルを搭載した基板をコネクタ内部にモールドしているために信頼性を向上させることができる。また、コネクタ内部にコモンモードチョークコイルを挿入する際、市販のハウジング等を用いることができるために特別なコネクタを作製する必要がない。従って、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに安価でしかも信頼性の高い差動伝送ケーブルを提供することができる。
本願第2の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは基板上に実装され、該基板は雄のコネクタ内部にモールドされている構成であるこの構成は、市販の差動伝送ケーブルと装置の間に前述のジョイントを配した際、前記ジョイントの雄コネクタ内部にコモンモードチョークコイルが配されていることにより、本願第1の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果がある。
またこの構成は、前記コモンモードチョークコイルを基板に搭載することにより、雄雌のコネクタを繋ぐケーブル線もしくはリード線とコモンモードチョークコイルとの半田付けに於ける信頼性を確保し、更にコモンモードチョークコイルを搭載した基板をコネクタ内部にモールドしているために信頼性を向上させることができる。また、コネクタ内部にコモンモードチョークコイルを挿入する際、市販のハウジング等を用いることができるために特別なコネクタを作製する必要がない。従って、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに安価でしかも信頼性の高い差動伝送用のジョイントを提供することができる。
本願第3の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは基板上に実装され、該基板は少なくとも雄雌のどちらか一方のコネクタ内部にモールドされており、ジョイントの長さが10cm以内の構成であるこの構成は、市販の差動伝送ケーブルと装置の間に前述のジョイントを配した際、前記ジョイントの雄雌コネクタ内部の少なくともどちらか一方にコモンモードチョークコイルが配されていることにより、本願第1の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果と本願第2の発明に於いて説明したメリットを合わせ持っている。
また、この構成は差動伝送ケーブルとジョイントを一つのノイズの発信源となるアンテナとみなした場合、放射ノイズを効率よく抑制するのためにコモンモードチョークコイルの挿入場所は、装置から10cm以内でできるだけ装置に近く配することが好ましく、ジョイントの長さは、10cm以内で作製するのが望ましい。
【0019】
本願第4の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルであって、前記インターフェースケーブル内にコモンモ←ドチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、コネクタのハウジング部に配されおり、前記ハウジング部には、コモンモードチョークコイル搭載用のランドを設けるとともに、コモンモードチョークコイルを挿入する場所に位置決め用の保持部を設ける構成である。
【0020】
この構成は、コネクタのハウジング部に配したコモンモードチョークコイルにより、本願第1の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果がある。
【0021】
またこの構成には、コネクタのハウジング部にコモンモードチョークコイル搭載用のランドを設けることにより、半田付け時に於けるケーブル線及びハウジング部のランドとコモンモードチョークコイルとの接着強度の信頼性を向上させることができ、コモンモードチョークコイルを搭載する場所に位置決め用の保持部を設けることにより、コモンモードチョ←クコイル搭載時の位置ズレによる不良を軽減させることができる。つまり、この発明は、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに安価でしかも信頼性の高い差動伝送ケーブルを提供することにある。
【0022】
本願第5の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、雄コネクタのハウジング部に配置されており、前記ハウジング部には、前記コモンモードチョークコイル搭載用のランドを設けるとともに、前記コモンモードチョークコイル位置決め用の保持部を設けているの構成である。
この構成は、市販の差動伝送ケーブルと装置の間に前述のジョイントを配した際、前記ジョイントの雄コネクタの内部にコモンモードチョークコイルが配されていることにより、本願第1の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果がある。
またこの構成には、コネクタのハウジング部にコモンモードチョークコイル搭載用のランドを設けることにより、半田付け時に於けるケーブル線もしくはリード線及びハウジング部のランドとコモンモードチョークコイルとの接着強度の信頼性を向上させることができ、コモンモードチョークコイルを搭載する場所に位置決め用の保持部を設けることにより、コモンモードチョークコイル搭載時の位置ズレによる不良を軽減させることができる。つまり、この発明は、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに安価でしかも信頼性の高い差動伝送用のジョイントを提供することにある。
本願第6の発明は、1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、少なくとも雄雌のどちらか一方のコネクタのハウジング部に配置されており、前記ハウジング部には、前記コモンモードチョークコイル搭載用のランドを設けるとともに、前記コモンモードチョークコイル位置決め用の保持部を設けており、ジョイントの長さが10cm以内の構成である。
この構成は、市販の差動伝送ケーブルと装置の問に前述のジョイントを配した際、前記ジョイントの雄雌コネクタ内部の少なくともどちらか一方にコモンモードチョークコイルが配されていることにより、本願第1並びに3の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果と本願第5の発明にて説明したメリットを合わせ持っているジョイントである。
本願第7の発明は、第4ないし第6の発明に記載した差動伝送ケーブル並びにジョイントに於いて、ランドの一部にコネクタの端子部を用いることにより、構成部材数を減らすことができ、更に安価な差動伝送ケーブル並びにジョイントを提供することにある。
【0023】
本願第8の発明は、第1ないし7の発明に記載した差動伝送ケーブル並びにジョイントに於いて、ランドにくびれを入れることにより、コモンモードチョークコイルを搭載した後、ケーブル線もしくはリード線を半田付けする際に、コモンモードチョークコイルを搭載しいるランド部側に熱を伝えにくくし、前記ランド部とコモンモードチョークコイルを半田付けしている部分の半田が溶けて、接触不良を起こさないようにすることにより、更に信頼性の高い差動伝送ケーブル並びにジョイントを提供することにある。
【0024】
本願第9の発明は、第4ないし8の発明に記載した差動伝送ケーブル並びにジョイントに於いて、コモンモードチョークコイルを搭載する側のランド部が接触ピンクイブであることにより、コモンモードチョークコイルを搭載する際の半田付け工程を省略することができ、更に安価な差動伝送ケーブル並びにジョイントを提供することにある。
【0025】
本願第10の発明は、、第4ないし9の発明に記載した差動伝送ケーブル及びジョイントに於いて、コモンモードチョークコイルを搭載する保持部の上部形状がカギ状であることにより、トランス搭載時の位置ズレによる不良を更に激減させることができ、より安価でしかも信頼性の高い差動伝送ケーブル並びにジョイントを提供することにある。
本願第11の発明は、第1ないし10の発明に記載のケーブル並びにジョイントに於いて、コモンモードチョークコイル以外のノイズ対策部品をコネクタ内部に一緒に挿入して構成することにより、本願第1並びに3の発明において説明したとおりのノイズ抑制効果のみならず、例えば電源ラインにチップビーズを挿入した場合には電源ラインに流れるディフェンシヤルモードノイズを抑制することができる。またUSBやIEEE1394などのホットプラグ機能により電源の入った装置を繋ぐと過電流が流れるため装置が壊れるいった問題が発生するが、ポリマー系のPTCサーミスタを挿入することにより前記間より装置を守ることもできる。また、チップバリスタやチップサージアブソーバーを挿入した場合には、静電気などの過電圧から装置を守ることがでる。
【0026】
【実施例】
参考例
参考例の差動伝送ケーブルの模式図を図1に示す。図1は、視認性を確保するために模式的に描いてあるので各部の縮尺については正確でなく、1対の差動伝送線路5にコモンモードチョークコイル4を1個のみ使用した場合の一参考例である。また図1に示すようにこの参考例の構成は以下の通りである。差動伝送ケーブル1は、ケーブル3とケーブル3の両端部に配したコネクタ2a,2bからなり、コネクタ2a内部にはコモンモードチョークコイル4を配している。またケーブル3は1対の差動伝送線路5を有しており、それぞれのコネクタ2a,2bには、コネクタの端子部6a、6bが配されており、コネクタの端子部6aと6bの間で電気的に接続されている。
【0027】
この構成は、コネクタ2aの内部に配したコモンモードチョークコイル4により、1対のデジタル信号の内、差動伝送信号のバランスの崩れにより互いに相殺しきれなかったノイズ成分(スキュー)のみを選択的に減衰させる働きと、ケーブル自体がアンテナとなってノイズの発信源となることを防ぐ働きとにより放射ノイズを抑制することができる。尚、一般に市販されているのUSB等の差動伝送ケーブルは、差動伝送線路5がより線であり、また、電源線並びにシールドが設けられているが、説明を簡略化するために図1には記載していない。
【0028】
続いて差動伝送ケーブル1の作製方法について説明する。まず、差動コモンモードチョークコイル4を次の要領にて作製する。Ni−Cu−Zn系フェライト材料を用い、これを溶剤等と混練してペースト状とし、これをドクタープレードにてシート成形し、グリーンシートを作製する。そのグリーンシートにAgを主体とする導電ペーストをスクリーン印刷にて形成し、適宜積層し、一体焼成して積層型コモンモードチョークコイルを作製する。通常、複数個同時に印刷し、積層され、分割して、焼成される。尚、外部端子として、電極を印刷形成し、焼き付けした後、ニッケル、半田メッキ等が施される。
【0029】
コモンモードチョークコイル4は、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰させるために、100MHzに於ける結合係数が0.65〜0.98とするのが望ましく、0.75〜0.95とするのが更に望ましい。また、コモンモードチョークコイル4には、グリーンシートの厚み等の変更で仕較的簡単に結合係数を調整しやすい一体焼成型の積層コモンモードチョークコイルを作製して用いた。この積層型コモンモードチョークコイルが好ましいが、巻線や薄膜等にて構成したものであっても良い。また、コモンモードチョークコイル4の使用材質についても前記材質に限定するものではなく、形状は、USB等のケーブルに搭載することを考慮すると3216サイズ以下が望ましい。
【0030】
次に、具体的な構造を説明する。
図2は、参考例の構造を示す図であり、USBケーブルのシリーズAコネクタ内部にコモンモードチョークコイルを搭載した場合のである。また、図3は、この参考例に用いた基板の平面図である。基板11aのランド部21にコモンモードチョークコイル4を搭載し、接続する。USBケーブル3の信号線5、リード線12を基板11aのランド21に半田付けする。これにより、信号線5、リード線12とコモンモードチョークコイル4との半田付けに於ける信頼性を確保している。尚、前記基板11aは、半田付け並びにモールドに耐える材質であれば特に規定はしない。また、コモンモードチョークコイル4が搭載される側のランド部の形状(寸法)は、チップ部品の部品搭載用に各社が堆奨している一般的なパターン寸法を用いることが望ましい。
【0031】
続いて、ケーブル3とコモンモードチョークコイル4を搭載した基板11aを図2のように電源線14、リード線12の先端を残して一緒にモールドすることにより、更に信頼性を向上させることができる。また、モールド部13の中にコモンモードチョークコイル4を搭載した基板11aが挿入されているので、市販コネクタのハウジング部7aをそのまま用いることができるために差動伝送ケーブル1内にコモンモードチョークコイル4を搭載するための特別なコネクタを作製する必要がない。
【0032】
続いて、コネクタの端子部15,6aと電源線14、リード線12を半田付けした後、シールド板等の部品を用いてコネクタ2aを組み立てる。
【0033】
尚、前述以外の方法、例えば、基板11aのランド部21にコモンモードチョークコイル4を搭載した後、信号線5、リード線12を基板11aのランド21に半田付けし、コネクタの端子部15,6aと電源線14、リード線12を半田付けした後、ケーブル3とコモンモードチョークコイル4を搭載した基板11aとハウジング部7を一緒にモールドしても最終的に構成が同じであれば問題ない。
また、コネクタ内部に挿入する基板は、図3に示す形状だけに限定するものではなく、例えば図4のように電源線14まで半田付け可能な基板11bの様なものであっても良い。
【0034】
以上のようにして作製した差動伝送ケーブル1の性能を市販のUSBケーブルと比較した結果を表1に示す。また表2は、表1に記載の参考例に使用したコモンモードチョークコイル4の特性を表したものである。
【0035】
尚、上記ケーブルの性能を評価するにあたり、図5に示す評価回路を用いている。評価回路は、パソコン31とUSBハブ32に差動伝送ケーブル1を接続し、前記USBハブ32とバッファ33を片側がパラレルに変換可能な市販のUSBケーブル36にて接続し、前記バッファ33とプリンタ34をパラレルケーブル37にて接続しており、前記差動伝送ケーブル1には、高周波カレントトランス35を取り付け、ケーブルから放射するノイズレベルをスペクトルアナライザーにて観測できるようにし、USBハブ32内部のIC入力ピンには電圧ブローブを取り付けてサンプリングオシロにて観測した信号により、波形の品位を確認できような構成となつている。通常、波形の品位はデジタル波の立上りの時間で評価し、その立上り時間は所定の規格によって定められている。
【0036】
そこで本評価として、放射ノイズについては市販のUSBケーブルを用いて測定した時の放射ノイズレベルを基準として0dBとし、参考例の差動伝送ケーブル1を使用した場合の放射ノイズレベルとの差にて相対比較評価している。尚、相対比較評価した放射ノイズは、145MHzに観測されるパソコンからの有害な伝導ノイズによるものである。
【0037】
また波形の品位については、立上り時間の時間遅れを指標としており、前記同様市販のUSBケーブルの立上り時間を基準として、立上り時間遅れを0秒とし、参考例による差動伝送ケーブル1を使用した場合の立上り時間がMin時とMax時に遅れた時間をそれぞれに相対比較評価している。尚、立上り時間の計測ポイントは、サンプリングオシロにて観測したデジタル波の電圧波形が波高の10%の位置に達してから90%の位置に達するまでの時間としている。
【0038】
【表1】
Figure 0004437599
【0039】
【表2】
Figure 0004437599
【0040】
従って、表1から判るように参考例により構成された差動伝送ケーブルは、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰することができるのである。
【0041】
参考例
参考例の模式図を図6示す。図6は、視認性を確保するために模式的に描いてあるので各部の縮尺ついては正確でなく、2組の一対の差動伝送線路5A,5Bにコモンモードチョークコイル4を各々1個づつ搭載した場合の参考例である。また図6に示すようにこの参考例の構成は以下の通りである。差動伝送ケーブル1は、ケーブル3とケーブル3の両端部に配したコネクタ2a,2bからなり、コネクタ2aの内部にはコモンモードチョークコイル4が2個配されている。また、ケーブル3は1対の差動伝送線路5A,5Bを2組有しており、それぞれのコネクタ2a,2bには、コネクタの端子部6a,6b,6c,6dが配されており、コネクタの端子部6aと6b、6cと6dの間で電気的に接続されている。尚、一般に市販されているIEEE1394等の差動伝送ケーブルは、差動伝送線路5A,5Bがそれぞれ一対のより線であり、また、電源線並びにシールドが設けられているが、説明を簡略化するために図6には記載していない。
【0042】
この構成は、参考例1に於いて述べた特徴以外に、1対の伝送線路5Aに同相の信号を伝送した場合に、その信号に起因して発生する磁束をコモンモードのインビーダンスにより除去することができるため、他の組の伝送線路5Bに有害な相互干渉を起こさないようにしたものである。
【0043】
尚、コモンモードチョークコイル4は、1個づつ独立したものでも良いし、多連のコモンモードチョークコイルでも良い。更に望ましくは、多連のコモンモードチョークコイルであって、クロストーク対策が施されており、形状が3216サイズ以下のものである。又、接続構造は、参考例1と同様に、基板上にコモンモードチョークコイルを搭載し、接続し、コネクタ内部ヘモールドして構成される。
【0044】
実施例
参考例を図7に示す。この図7は、USBケーブルのシリーズAコネクタのハウジング部を示している。そして、このハウジング部にコモンモードチョークコイルが搭載される.この実施例のハウジング部7bには、コモンモードチョークコイルを搭載する場所24に位置決め用の保持部25a(突起状のもの)を設けることにより、コモンモードチョークコイル搭載時の位置ズレによる不良を軽減させることができる。前記位置きめ用の保持部25aは、コモンモードチョークコイルの挿入場所が決定できるようなものであればどのような構成でも良いが、図10に示すような上部がカギ状のもの25bを用いることにより、コモンモードチョークコイル4搭載時の位置ズレによる不良を更に激減させることができる。尚、保持部25a,25bは、ハウジング部作製時に一緒に作製するのが好ましい。このハウジング部にコネクタの端子15,6aを取り付けた後、コモンモードチョークコイルを搭載し、USBケーブルの信号線等を接続して、差動伝送ケーブルが構成される。
【0045】
また、ハウジング部7bには、コモンモードチョークコイル搭載用のランド23を設けることにより、半田付け時に於けるの信号線とコモンモードチョークコイルとの接着強度の信頼性を向上することができ、コネクタの端子部6aをコモンモードチョークコイル搭載用のランドとして用いることにより、コネクタの端子部6aとコモンモードチョークコイルとの接着強度を確保するととものに構成部材数を減らすことができ、コネクタの単価を安くすることができる。更に、前記ランド23に図8に示すようなくびれ26を入れることにより、コモンモードチョークコイルを搭載した後、信号線を半田付けする際に、コモンモードチョークコイルを搭載しいる側のランド部に熱を伝えにくくし、ランドとコモンモードチョークコイルを半田付けしている部分の半田が溶けて、接触不良を起こすといった不具合を防止することができ、信頼性の高い差動伝送ケーブルを提供することができる。尚、上記ランド23は半田付け性に優れた金属片(例えば、スズメッキ等を施したもの)をハウジング部7b作製時に一緒にモールドすることが好ましいが、ハウジング部7b作製後に固着しても問題ない。また、ランド23は、絶対に金属片で構成しなければならない訳ではなく、メッキ方法等により構成しても良い。また、コモンモードチョークコイルを搭載する側のランド部の形状(寸法)は、チップ部品の部品搭載用に各社が推奨している一般的なパターン寸法を用いることが望ましい。
【0046】
また、コモンモードチョークコイルを搭載する側のランド部の形状が図9に示すような接触ピンタイプのランド部28を用いることにより、コモンモードチョークコイル4を搭載する際の半田付け工程を省略することができるため、更に安価な差動伝送ケーブルを提供することができる。尚、上記ランド部28の形状はコモンモードチョークコイル4の外部端子27と接触できる構成となっていればどのような形状でも良い。また、ランド部28は、電気信号の授受を行なう場所であるため、計時変化が少なく接触抵抗の低いものでなくてはならない。このため、金メッキを施したものを用いることが望ましい。
【0047】
以上のようにして作製した差動伝送ケーブルの性能を市販のUSBケーブルと比較した結果は、参考例1で記載した表1と同じ結果であった。
参考例3
図11は、参考例の構造を示す図であり、USBケーブルとパソコンを繋ぐ際に用いるジョイントの場合である。先ずコモンモードチョークコイル4を基板11aに搭載する。次にシリーズAの雄コネクタの端子部6a,15と雌コネクタの端子部6b,16と基板11aをリード線17にて半田付けする。これにより、リード線17とコモンモードチョークコイル4との半田付けに於ける信頼性を確保している。
続いて、雄コネクタと雌コネクタと基板11aを一緒にモールドし、シールド板等の部品を用いてジョイントを組み立てる。モールド部13の中にコモンモードチョークコイル4を搭載した基板11aが挿入されているので、更に信頼性を向上させることができる。また、市販コネクタのハウジング部7a、7cをそのまま用いることができるためにジョイント内にコモンモードチョークコイル4を搭載するための特別なコネクタを作製する必要がない。
以上のようにして作製したジョイントの性能を市販のUSBケーブル1とパソコン31の間に挿入した場合と、市販のUSBケーブル1のみを用いた場合とで比較した。結果は、参考例1で記載した表1と同じであった。
尚、前述以外に、例えば、参考例1にて説明した差動伝送ケーブルのコケクタ2bを雌コネクタに変更してジョイントとして使用しても同様の効果を得ることができる。
また、前記ジョイントの雄コネクタ2aにはコモンモードチョークコイルを搭載した基板を挿入せず、雌コネクタ2bにコモンモードチョークコイルを搭載した基板を挿入する際、ジョイントの長さを10cm以下にすれば同様の効果を得ることができる。
参考例4
図12は、参考例を示す図であり、USBケーブルとパソコンを繋ぐ際に用いるジョイントの場合である。この参考例のハウジング部7bには、コモンモードチョークコイルを搭載する場所24に位置決め用の保持部25a(突起状のもの)を設けることにより、コモンモードチョークコイル搭載時の位置ズレによる不良を軽減させることができる。前記位置きめ用の保持部25aは、コモンモードチョークコイルの挿入場所が決定できるようなものであればどのような構成でも良い。このハウジング部7bにコモンモードチョークコイルを搭載した後、ハウジング部7b,7cをリード線17にて接続して一緒にモールドし、シールド板等の部品を用いてジョイントを組み立てる。
以上のようにして作製したジョイントの性能を市販のUSBケーブル1とパソコン31の間に挿入した場合と、市販のUSBケーブル1のみを用いた場合とで比較する。結果は、参考例1で記載した表1と同じであった。
尚、前述以外に、例えば、実施例にて説明した差動伝送ケーブルのコケクタ2bを雌コネクタに変更してジョイントとして使用しても同様の効果を得ることができる。
また、前記ジョイントの雄コネクタ2aには市販のハウジングを使用し、雌コネクタ2bのハウジングをコモンモードチョークコイルが搭載可能な形状に変更した後、コモンモードチョークコイルを搭載し、ジョイントの長さを10cm以下にすれば同様の効果を得ることができる。
参考例5
図13は参考例を示す図であり、差動伝送ケーブル並びにジョイントのコネクタ内部に挿入する基板である。
この基板11cは、差動伝送線路用のランド21にコモンモードチョークコイル4を搭載し、電源線用のランド29にチップビーズ9を搭載したものである。これを実施例1もしくは参考例3に説明した図面2,11に記載した基板11aの代わりにコネクタ内部に挿入した場合、前記参考例にて説明したノイズ抑制効果のみならず、電源ラインに流れるディフェンシヤルモードノイズを抑制することができる。
またこの参考例は、例えばチップビーズをコネクタのハウジング部に搭載しても良い。また別の例としてポリマー系のPTCサーミスタをコモンモードチョークコイルと一緒にコネクタ内部に挿入しても良い。この製品の挿入方法は、基板の表面にコモンモードチョークコイル、裏面にポリマー系のPTCサーミスタを搭載したものを参考例1もしくは参考例3の基板11aの代わりにコネクタ内部に挿入したものでも良いし、実施例参考例4の様にコモンモードチョークコイル4を搭載したハウジング部7bを使用し、ポリマー系のPTCサーミスタのみを搭載した基板と一緒にコネクタ内部に挿入しても良い。尚、この部品を挿入するメリットとしてはUSBやIEEE1394などのホットプラグ機能により電源の入った装置を繋ぐと過電流が流れるため装置が壊れるいった問題から装置を守ることもである。
また、別の例としてチップバリスタやチップサージアブソーバーを挿入した場合には、静電気などの過電圧から装置を守ることがでる。
これらのように、コモンモードチョークコイルと他のノイズ対策部品をコネクタ内部に一緒に挿入することによって、コモンモードチョークコイルを挿入した際のメリットに加え、他のノイズ対策部品のメリットも同時に有することができる。従って、上記のメリットを妨げない方法で有ればどのような方法でコネクタ内部に挿入しても問題ない。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、デジタル信号波形の品位を十分に確保し、放射ノイズを大幅に減衰するとともに安価でしかも信頼性の高い差動伝送ケーブル、ジョイントを得るとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の差動伝送ケーブルの模式図である。
【図2】 参考例のコネクタ部の図面である。
【図3】 参考例の基板の平面図である。
【図4】 参考例の基板の平面図である。
【図5】 参考例の性能評価方法を示す図である。
【図6】 参考例の差動伝送ケーブルの模式図である。
【図7】 参考例のコネクタ部の図面である。
【図8】 本発明に係わる実施例のランド部の図面である。
【図9】 参考例のランド部の図面である。
【図10】 参考例の保持部の図面である。
【図11】 参考例のジョイントの図面である
【図12】 参考例のジョイントの図面である
【図13】 参考例の基板の平面図である。
【符号の説明】
1 差動伝送ケーブル
2a,2b コネクタ
3 ケーブル
4 コモンモードチョークコイル
5,5A,5B, 差動伝送線路(信号線)
6a,6b,6c,6d,15,16 コネクタの端子部
7a,7b,7c コネクタのハウジング部
9 チップビーズ
11a,11b,11c 基板
12,17 リード線
13 モールド部
14 電源線
21,23,29 ランド
24 CMC挿入位置
25a,25b 保持部
26 くびれ
27 コモンモードチョークコイルの外部端子
28 接触ピンタイプのランド部

Claims (2)

  1. 1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルであって、前記インターフェイスケーブル内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、基板上に実装され、該基板がコネクタの内部にモールドされていて、前記コモンモードチョークコイルを搭載するランドに、くびれを入れることを特徴とする差動伝送ケーブル。
  2. 1対ないし2対以上の差動伝送信号を伝送するインターフェイスケーブルと装置を繋ぐジョイントであって、前記ジョイント内の対の信号ラインにコモンモードチョークコイルを備え、前記コモンモードチョークコイルは、基板上に実装され、該基板は雄コネクタの内部にモールドされていて、前記コモンモードチョークコイルを搭載するランドに、くびれを入れることを特徴とするジョイント。
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