JP4437303B2 - 家具調度用ヒンジ - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に支持され、関節レバーまたはそれと類似の手段によってドア側の取り付け具たとえばヒンジポットと結合されたU形断面を有するヒンジアームを備えた家具調度用ヒンジであって、前記基板は取付け状態においてその取り付け面を以って家具調度側壁に接し、前記ヒンジアームに継目調整ねじが螺入され、前記継目調整ねじはスペーサー内において回捻可能であるがねじ軸方向には変位不能に碇着されていると共に前記継目調整ねじによりドアの側方調整のため前記ヒンジアームのポジションを前記基板の前記取り付け面に対して垂直な方向に変化させることができ且つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導するガイドと、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒンジアームを前記基板の前記取り付け面と平行にスライドさせると共に前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な方向にも傾けさせる別途のガイドとが設けられた家具調度用ヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にヒンジの取り付けにあたってはヒンジアームが止めねじによって基板またはスペーサーに固定される。ヒンジアームのポジションを家具調度の奥行き方向において調整することができるように、前記止めねじはヒンジアームに設けられた溝穴を貫いている。家具調度の奥行き方向におけるヒンジアームの調整範囲は前記溝穴の長さによって決定される。
【0003】
さらに一般に、家具調度継目方向すなわち家具調度側壁に対して垂直な方向における基板に対するヒンジアームの相対ポジションの調整もできるように構成されている。こうした調整はいわゆる継目調整ねじによって実現され、前記継目調整ねじはヒンジアームの雌ねじに螺入されヘッドを以って基板またはスペーサーの窪みに保持されている。
【0004】
最近ではヒンジアームは一般に直接に基板上に支持されていず、ヒンジアームと基板との間に配置された一枚のスペーサーを介して間接的に支持されている。
【0005】
この種のヒンジの例はWO86/02402に示されている。この種のヒンジは家具調度の組立てすなわち家具調度のドアを掛止する際にヒンジアームをそれに取り付けられたスペーサーと共に手早く且つ工具を用いることなく、家具調度側壁に固定されている基板に碇着することを可能とする。またそれに続いて、必要であれば、止めねじを弛めた後に継目調整ねじにより基板(とスペーサー)に対するヒンジアームの相対ポジショニングを行うことができる。
【0006】
ドアの側方調整すなわち継目調整に際し継目調整ねじの回捻によってヒンジアームが傾けられることが不都合であることが判明した。たとえば、ヒンジアームはドアに対して相対的に鈍角の位置を占めることとなり、これによりドアがヒンジ部材に密接して閉鎖ポジションにあるにもかかわらずドアにわずかな開きが生ずることとなる。したがって家具調度側壁を基準としたヒンジアームの側方調整はドアが家具調度側壁の正面側端縁から大きく引き離されるかまたはドアが前記端縁に引っ掛かるかすることとなる。これによりヒンジに内蔵されている握持装置の機能も損なわれることとなる。
【0007】
したがってこれらのヒンジにあっては、ドアないしヒンジアームの側方調整を行なう度に基板上のヒンジアームの家具調度奥行き方向におけるポジション訂正を行なうことが不可欠である。こうした調整は煩わしく且つ相対的に時間の浪費を結果することとなる。
【0008】
EP168731Bからヒンジアーム用のガイドを設けたヒンジが公知であり、前記ガイドはヒンジアームポジションの側方調整に際し前記ヒンジアームを基板上で家具調度奥行き方向にも変位させることができる。ヒンジアームの奥行き方向調整が行なわれた後、前記アームは止めねじによりスペーサーにしっかり締め付け固定されなければならない。基板は二体式に構成されている。ただしこのヒンジにあっては一定のヒンジアームはそれに対応する一定の基板にしか碇着させることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、冒頭に述べた類のヒンジを改良し、他のヒンジの場合にも使用される基板、たとえばWO86/02402記載のヒンジに使用される基板にもヒンジアームを工具なしで碇着できるようなヒンジを提供することである。
【0010】
前記課題は本発明により、ヒンジアームを基板に取り付ける前に二枚のスペーサーを前記ヒンジアーム内に掛止し、前記ヒンジアームが前記基板に碇着される際に第一のスペーサーは手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レバーによって前記基板に拘束されて前記基板に固定保持され、第二のスペーサーは家具調度奥行き方向にスライドし得るようにして第一のスペーサー上に支持されるように構成することによって解決される。
【0011】
二枚のスペーサーがU形断面構造を有し、互入するように構成するのが好適である。
【0012】
本発明の一実施例は、基板に固定碇着されている一方のスペーサーにヒンジ回転軸と平行に整列されたボルトが支持され、前記ボルトが第二のスペーサーの側壁板に設けられたガイドスリットならびにヒンジアームの側壁板に設けられたガイドスリットの双方に貫入するように構成されている。
【0013】
本発明の別途実施例は、ヒンジアームの天井板に内側に突出したガイド葉片が形成され、前記葉片が一方のスペーサーに設けられたスリットでガイドされるように構成されている。
【0014】
本発明のさらに別途の実施例は、少なくとも一個の旋回レバーが設けられ、前記レバーがその一端で一方のスペーサーに回転式にリンク連結されると共に他端でヒンジアームに回転式にリンク連結され、継目調整ねじの回捻に際して旋回させられるように構成されている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上を解決するために、本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符号を付して説明すると、請求項1記載の発明は、基板上に支持され、U形断面を有するヒンジアームと、ドア側の取付け具としてのヒンジポットと、前記ヒンジアームのヒンジ軸と前記ヒンジポットのヒンジ軸とに支持されて前記ヒンジアームと前記ヒンジポットとを関節式に結合する関節レバーとを備えた家具調度用ヒンジであって、前記基板は取り付け状態においてその取り付け面を以って家具調度側壁に接し、前記ヒンジアームに継目調整ねじが螺入され、前記継目調整ねじはスペーサー内において回捻可能であるがねじ軸方向には変位不能に碇着されていると共に前記継目調整ねじによりドアの側方調整のため前記ヒンジアームのポジションを前記基板の前記取り付け面に対して垂直な方向に変化させることができ且つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導するガイドと、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒンジアームを前記基板の前記取付け面と平行にスライドさせると共に前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な方向にも傾けさせる別途のガイドとが設けられた家具調度用ヒンジにおいて、ヒンジアーム(10)を基板(4)に取り付ける前に二枚のスペーサー(5,17)を前記ヒンジアーム(10)内に掛止し、前記ヒンジアーム(10)が前記基板(4)に碇着される際に第一のスペーサー(5)は手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レバー(7)によって前記基板(4)に拘束されて前記基板(4)に固定保持され、第二のスペーサー(17)は家具調度の奥行き方向にスライドし得るようにして第一のスペーサー(5)上に支持されるように構成したことを特徴とする家具調度用ヒンジとした。
【0016】
次に、請求項2記載の発明は、請求項1記載の家具調度用ヒンジにおいて、二枚のスペーサー(5,17)がU形断面を有し、互入されていることをその要旨とした。
【0017】
次に、請求項3記載の発明は、請求項2記載の家具調度用ヒンジを、基板(4)に固定碇着されたスペーサー(5)にヒンジの回転軸と平行に整列されたボルト(9)が支持され、前記ボルトが第二のスペーサー(17)の側壁板に設けられたガイドスリット(29)とヒンジアーム(10)の側壁板に設けられたガイドスリット(30)とに貫入していることをその要旨とした。
【0018】
次に、請求項4記載の発明は、請求項3記載の家具調度用ヒンジを、第2のスペーサー(17)の側壁板に設けられたガイドスリット(29)が後方に開いていることをその要旨した。
【0019】
次に、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジを、継目調整ねじ(13)がスライド式に保持されたスペーサー(17)に碇着されていることをその要旨とした。
【0020】
次に、請求項6記載の発明は、請求項5記載の家具調度用ヒンジを、継目調整ねじ(13)が基板(4)に固定碇着されたスペーサー(5)にヘッド(16)によって支えられていることをその要旨とした。
【0021】
次に、請求項7記載の発明は、請求項1記載の家具調度用ヒンジを、ヒンジアーム(10)の天井板に内側に突出したガイド葉片(42)が形成され、前記ガイド葉片がスペーサー(17)のスリット(41)でガイドされていることをその要旨とした。
【0022】
次に、請求項8記載の発明は、請求項7記載の家具調度用ヒンジを、スリット(41)がヒンジの回転軸と平行に整列されていることをその要旨とした。
【0023】
次に、請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の家具調度用ヒンジを、スリット(41)がドア(2)とヒンジアーム(10)の天井板とに向かって折り曲げられたスペーサー(17)の折り曲げ部(40)に位置していることをその要旨とした。
【0024】
次に、請求項10記載の発明は、請求項7と9とのいずれか一項の家具調度用ヒンジを、ガイド葉片(42)が継目調整ねじ(13)の脇に配置されていることをその要旨とした。
【0025】
次に、請求項11記載の発明は、請求項7ないし10のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、基板(4)上に固定保持されている第一のスペーサー(5)がその前後端において基板(4)に掛止され、ガイド葉片(42)と第二のスペーサー(17)の折り曲げ部(40)とが第一のスペーサー(5)の前方碇着個所とヒンジアーム(10)の関節レバー軸(24)との間に位置していることをその要旨とした。
【0026】
次に、請求項12記載の発明は、請求項7ないし11のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジを、ガイド葉片(42)がヒンジアーム(10)の天井板から打ち抜かれて形成されていることをその要旨とした。
【0027】
次に、請求項13記載の発明は、請求項7ないし12のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、ガイド葉片(42)が基板(4)の取り付け面(55)に対して40〜60°の角度、好ましくは45〜55°の角度で形成されていることをその要旨とした。
【0028】
次に、請求項14記載の発明は、請求項1ないし13のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、基板(4)上に固定碇着されているスペーサー(5)によって偏心輪(18)が支持され、前記偏心輪がスライド式に保持されたスペーサー(17)に設けられた、ヒンジ軸と平行に整列された溝穴(19)を貫いていることをその要旨とした。
【0029】
次に、請求項15記載の発明は、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、スライド式のスペーサー(17)が家具調度の奥行き方向におけるヒンジアーム(10)の奥行き方向調整に際しても継目調整に際しても共に基板(4)の取り付け面(55)と平行にスライドできることをその要旨とした。
【0030】
次に、請求項16記載の発明は、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、少なくとも一個の旋回レバー(60)が設けられ、前記旋回レバーがその一端でスペーサー(5,17)にリンク式に連結されると共に他端でヒンジアーム(10)にリンク式に連結され、継目調整ねじ(13)が回捻されると旋回させられることをその要旨とした。
【0031】
次に、請求項17記載の発明は、請求項16記載の家具調度用ヒンジを、旋回レバー(60)がスペーサー(17)に傾倒式に支持され、前記スペーサーが締め付けねじ(43)によってもう一方のスペーサー(5)に保持されていることをその要旨とした。
【0032】
次に、請求項18記載の発明は、請求項16または17記載の家具調度用ヒンジを、締付けねじ(43)が基板(4)に碇着されているスペーサー(5)の雌ねじに支持され且つ旋回レバー(60)をリンク式に連結しているスペーサー(17)の溝穴(19)を貫いていることをその要旨とした。
【0033】
次に、請求項19記載の発明は、請求項16ないし18のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジを、少なくとも一個の旋回レバー(60)がシングルアームレバーとして形成されていることをその要旨とした。
【0034】
次に、請求項20記載の発明は、請求項16ないし19のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、旋回レバー(60)がスペーサー(17)にリンク式に連結され、前記スペーサーにヒンジアーム(10)が支持されていることをその要旨とした。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる蝶番の実施の形態を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、その要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
【0036】
本発明に基づく家具調度用ヒンジの取り付けまたは家具調度本体へのドア2の掛止に際しては先ず最初に基板4がその取り付け面55を以って家具調度側壁1に固定される。ヒンジポット3はドア2の穴27に嵌入される。ヒンジアーム10は関節レバー23を介してヒンジポット3と関節式に結合されている。関節レバー23はヒンジアーム側ではヒンジ軸24で支持され、ポット側ではヒンジ軸26で支持される。
【0037】
ヒンジアーム10内には二つのスペーサー5、17が掛止されている。
【0038】
スペーサー5の前方部、つまりヒンジ軸と向かい合った前端にはピン6が備えられており、同ピンは取り付け状態において基板4の切り欠き14に収容されている。ドア2の碇着に際し、スペーサー17と共にヒンジアーム10内に碇着されているスペーサー5はピン6を以って切り欠き14に掛止され、その際、ヒンジアーム10は基板4に対して一定の角度を成している。続いてスペーサー5、17を有したヒンジアーム10は図2に示した位置に傾けられ、その際、後端部における軸支持された、掛け金として機能する傾倒レバー7が拘束用突起を以って基板4の後方切り欠き25に嵌合する。
【0039】
スペーサー5はおおよそその中央部にポジショニングピン11を備えており、同ピンは取り付け状態において基板4の対応する窪み12に緊着収容されている。スペーサー5はこれにより遊びなしに基板4に保持されている。
【0040】
スペーサー5の正確な碇着方法と基板4へのその取り付けはWO86/02402に正確に記載されている。
【0041】
ヒンジアーム10は一個の雌ねじを備えており、同ねじには継目調整ねじ13が螺入される。図3〜6に示した実施例においてスペーサー5、17はヒンジアーム10と同様にU形断面構造を有し、スペーサー17はスペーサー5を包み込むと共に双方のスペーサー5、17は共にヒンジアーム10によって包み込まれ、被覆される。スペーサー5、17はヒンジアーム10の機能部品である。ヒンジアーム10とスペーサー5との間に間挿配置されているスペーサー17はその前端に前方に開いたスリット31を有し、同スリットに継目調整ねじ13のネック15が差し込まれている。これにより継目調整ねじ13はそのヘッド16を以ってスペーサー17に碇着されている。
【0042】
スペーサー5は継目調整ねじ13用に窪み32を備えており、継目調整ねじ13のヘッド16は窪み32の底部で支えられている。
【0043】
ばね8の作用を受ける傾倒レバー7は軸9で支持されている。
【0044】
軸9はスペーサー5の打ち抜き穴または中ぐり穴28で軸受けされており、スペーサー17の後方に開いたスリット29ならびにヒンジアーム10に設けられた溝穴30に貫入している。
【0045】
したがって軸9は傾倒レバー7の支持に資するだけでなく、ヒンジアーム10内における双方のスペーサー5、17の碇着にも資することとなる。
【0046】
スペーサー17の側壁板の前端より三分の一の個所には差込継ぎ手式のスリット34が設けられており、同スリットにはスペーサー5の側壁板に形成されたほぞ35が嵌まり込んでいる。
【0047】
この場合、スペーサー17は基板4の取り付け面55と平行にスリット29、34の長さだけスペーサー5上をスライドできるような形でスペーサー5に碇着されている。
【0048】
スペーサー5には偏心輪18が支持され、同偏心輪はヒンジ軸と平行に整列されたスペーサー17の溝穴19を貫いている。
【0049】
偏心輪18の回転によってヒンジアーム10の奥行き方向調整が行われ、その際、スペーサー17はスペーサー5上をもっぱら家具調度の奥行き方向にスライドさせられる。ヒンジアーム10は穴33を有しており、同穴を通じドライバーを用いて偏心輪18を回転させることができる。
【0050】
スペーサー17はヒンジ軸と向かい合った前端に前方に突き出た二つの葉片20を備えている。
【0051】
これらの葉片20はスリット21を有し、同スリットは特に図3から看取されるようにヒンジアーム10が基板4に取り付けられた状態で基板4の取り付け面55に対して斜行している。
【0052】
スリット21にはピン22が貫入し、同ピンはヒンジアーム10の側壁板に保持されている。継目調整ねじ13が回されるとヒンジアーム10はわずかに傾斜させられる。これにより関節軸24は家具調度側壁1に対して垂直に運動させられるだけでなく、家具調度の奥行き方向にも変位させられる。こうした運動によりドア2と家具調度側壁1の前面端縁との間の間隔も変化させられる。ヒンジアーム10が継目調整前に家具調度奥行き方向に正しくポジショニングされていた場合には、同ポジショニングは継目調整によって損なわれることとなる。したがって公知の先行技術に基づくヒンジの場合には再調整が行われなければならないこととなろう。
【0053】
本発明に基づくヒンジにおいて継目調整ねじ13の回転は家具調度側壁1に対するヒンジアーム10の相対的な並進運動も結果する。この並進運動は、一方でピン22とスリット21とにより、他方でピン9と溝穴30とによって形成されるヒンジアーム10のガイドによって行われる。
【0054】
図7〜14に示した実施例においてスライド式に支持されたスペーサー17は板状構造と為されている。スペーサー5はこの場合にも軸6で基板4に掛止され、スペーサー5の後端にはスペーサー5を基板4に拘束する傾倒レバー7が軸支持されている。
【0055】
スペーサー5はその前端に先に述べた実施例と同様にスリット31を備えており、同スリットに継目調整ねじ13がそのネック15を以って掛止されている。この場合、継目調整ねじのヘッド16はU形断面を有したスペーサー5内に位置している。
【0056】
スペーサー17はその後部にフック47を有し、同フックでそれと相互係合するヒンジアーム10のフック49に掛止されている(図9参照のこと)。
【0057】
奥行き方向調整ねじとして機能する締付けねじ43はヒンジアーム10の短冊穴44とスペーサー17の溝穴46を貫き、スペーサー5の雌ねじ48に螺入されている。
【0058】
スペーサー17はその前部に溝穴45を有し、同溝穴を貫いて継目調整ねじ13が螺入されているが、スペーサー17のスライドは継目調整ねじ13によって妨げられることはない。
【0059】
スペーサー17はその前端に、溝穴41を有した折り曲げ部40を備えている。同折り曲げ部40は各図面に示した図中において上方に、すなわちヒンジアーム10の天井板に向かって折り曲げられている。溝穴41はヒンジの回転軸と平行に整列されている。
【0060】
ヒンジアーム10の天井板からガイド葉片42が打ち抜かれており、同葉片は特に図7から看取されるように折り曲げ部40の溝穴41を貫通している。
【0061】
ガイド葉片42と、溝穴41を備えた折り曲げ部40とは継目調整ねじ13が回される場合にヒンジアーム10のガイドとして機能する。
【0062】
図8〜11に示した実施例においてヒンジアーム10の奥行き方向調整は締め付けねじ43を弛めることによって行われ、これによりヒンジアーム10は手動でスペーサー5に対して相対的に変位させられる。
【0063】
図10と11とはスペーサー17の後部ガイドの一変法を示している。ヒンジアーム10は相互係合するフック47と49とに替えて、ヒンジアーム10の側壁板から打ち抜きされて内側に突き出た節50を備えている。節50はヒンジアーム10の天井板と連携して板状スペーサー17のガイドを形成する(図10、図11)。
【0064】
図12〜14に示した実施例においてヒンジアーム10の奥行き方向調整はまたも、スペーサー5に支持された偏心輪18によって行われる。
【0065】
ヒンジアーム10の穴44を貫く偏心輪18は偏心カム51を有し、同カムはスペーサー17の溝穴52に収容されている。
【0066】
偏心輪18の回転によりスペーサー17はヒンジアーム10の長手方向にスライドさせられる。その際にスペーサー17はスペーサー17の折り曲げ部40の溝穴41にガイド葉片42を以って掛止されているヒンジアーム10を連行する。
【0067】
継目調整ねじ13を回す場合にはスペーサー17は前記とは逆にヒンジアーム10によって連行され、同アームはそのガイド葉片42を介してスペーサー17をスライドさせることとなる。
【0068】
図15、16に示した実施例においてもまたもや別途のスペーサー17が設けられており、同スペーサーは締付けねじ43と継目調整ねじ13とによってスペーサー5に保持されている。この場合、締付けねじ43はスペーサー17の溝穴19を貫いている。スペーサー17は旋回レバー60を経てヒンジアーム10と結合されている。その際、旋回レバー60は一方でヒンジアーム10の軸61に支持され、他方でスペーサー17の軸64に支持されている。
【0069】
スペーサー17は後端に側方突起62を備えており、同突起はヒンジアーム10の側壁板のスリット63でガイドされている。ヒンジアーム10はヒンジアーム10の関節軸24で支持された関節レバー23を介してヒンジポット3と結合されている。関節レバー23はヒンジポット3において関節軸26で支持されている。
【0070】
継目調整ねじ13が回されるとヒンジアーム10はわずかに傾斜させられる。従来のヒンジでは関節軸24は家具調度側壁に対して垂直に運動させられるだけでなく、家具調度の奥行き方向にも変位させられる。本発明に基づくヒンジでは継目調整ねじ13の回捻は旋回レバー60の旋回をも結果し、これによってヒンジアーム10は家具調度の奥行き方向に移動させられる。ヒンジアーム10のこの直線的移動がヒンジアーム10の旋回によって生ずる家具調度奥行き方向における関節軸24の不適な変位を補償する結果、ヒンジアーム10の側方調整ないし継目調整が行われた後の事後的な奥行き方向ポジショニングは不要となる。
【0071】
ヒンジアーム10を家具調度の奥行き方向に移動させようとする場合には、締付けねじ43を緩め、ヒンジアーム10をスペーサー17と共に溝穴19の長さだけ家具調度奥行き方向にスライドさせることができる。
【0072】
ヒンジアーム10は溝穴44を備えており、同穴を通じドライバーを用いて締付けねじ43を回すことができる。
【0073】
以上に記載したすべての実施例において継目調整ねじ13を回す場合、すなわちドア2の側方調整を行う場合には以下のような運動が行われることとなる。
【0074】
ヒンジアーム10が前方部の継目調整ねじ13を回すことによって家具調度側壁1から離反するように運動させられると、ヒンジアーム10は同時に家具調度の内奥方向に向かってさらにスライドさせられる。継目調整ねじ13を逆に回すとヒンジアーム10は家具調度から引き出される方向に向かってスライドさせられる。
【0075】
ヒンジアーム10の継目調整すなわちドア2の側方調整に際してヒンジアーム10により家具調度奥行き方向において実施される運動はミリメートルないしミリメートル以下のレベルであるとはいえ、関節軸24の正しいポジショニングを保障するのに十分である。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本各発明にかかる家具調度用ヒンジによれば、基板にヒンジアームを工具なしで碇着できる。
【0077】
また、継目調整ねじ13の回捻は旋回レバー60の旋回をも結果し、これによってヒンジアーム10は家具調度の奥行き方向に移動させられる。ヒンジアーム10のこの直線的移動がヒンジアーム10の旋回によって生ずる家具調度奥行き方向における関節軸24の不適な変位を補償する結果、ヒンジアーム10の側方調整ないし継目調整が行われた後の事後的な奥行き方向ポジショニングは不要となる。
【0078】
さらに、ヒンジアーム10を家具調度の奥行き方向に移動させようとする場合には、締付けねじ43を緩め、ヒンジアーム10をスペーサー17と共に溝穴19の長さだけ家具調度奥行き方向にスライドさせることができる。
【0079】
しかも、ヒンジアーム10は溝穴44を備えており、同穴を通じドライバーを用いて締付けねじ43を回すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二個のヒンジによって家具調度側壁に取り付けられた一枚のドアを有する家具調度の斜視図である。
【図2】 家具調度側壁に取り付けられ、一枚のドアと結合されたヒンジの側面図である。
【図3】 家具調度側壁とドアとに対して垂直な面で切断したヒンジの断面図である。
【図4】 ヒンジを個々の部品に分解した立体図である。
【図5】 基板上におけるヒンジアームとスペーサーとの後方碇着部における家具調度側ヒンジ部材の横断面図である。
【図6】 継目調整ねじ部におけるヒンジアームの横断面図である。
【図7】 本発明の別途実施例に基づくヒンジのヒンジアームと同アーム内に碇着されたスペーサーとの縦断面図である。
【図8】 前記実施例を個々の部品に分解した立体図である。
【図9】 奥行き方向調整ねじ部における本発明に基づくヒンジアームとスペーサーとの横断面図である。
【図10】 本発明の別途の実施例を示した、奥行き方向調整ねじ部における本発明に基づくヒンジアームとスペーサーとの横断面図である。
【図11】 ヒンジアーム後端の側面図である。
【図12】 本発明に基づくヒンジアームの外観を示す図である。
【図13】 ヒンジアームとスペーサーとの縦断面図である。
【図14】図12のAの横断面図である。
【図15】 ヒンジのヒンジアーム側部品の解体図である。
【図16】 本発明に基づくヒンジの別途実施例の閉鎖ポジションにおける縦断面図である。
【図17】 図15に示した本発明に基づくヒンジの実施例の部品解体図である。
【符号の説明】
4 基板
5、17 スペーサー
7 傾倒レバー
9 ボルト
10 ヒンジアーム
13 網目調整ねじ
16 ヘッド
18 偏心輪
19 溝穴
24 関節レバー軸
29 30、34 ガイドスリット
35 ほぞ
40 折り曲げ部
41 スリット
42 ガイド葉片
55 取り付け面
60 旋回レバー
Claims (20)
- 基板上に支持され、U形断面を有するヒンジアームと、ドア側の取付け具としてのヒンジポットと、前記ヒンジアームのヒンジ軸と前記ヒンジポットのヒンジ軸とに支持されて前記ヒンジアームと前記ヒンジポットとを関節式に結合する関節レバーとを備えた家具調度用ヒンジであって、
前記基板は取り付け状態においてその取り付け面を以って家具調度側壁に接し、前記ヒンジアームに継目調整ねじが螺入され、前記継目調整ねじはスペーサー内において回捻可能であるがねじ軸方向には変位不能に碇着されていると共に前記継目調整ねじによりドアの側方調整のため前記ヒンジアームのポジションを前記基板の前記取り付け面に対して垂直な方向に変化させることができ且つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導するガイドと、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒンジアームを前記基板の前記取付け面と平行にスライドさせると共に前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な方向にも傾けさせる別途のガイドとが設けられた家具調度用ヒンジにおいて、ヒンジアームを基板に取り付ける前に二枚のスペーサーを前記ヒンジアーム内に掛止し、前記ヒンジアームが前記基板に碇着される際に第一のスペーサーは手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レバーによって前記基板に拘束されて前記基板に固定保持され、第二のスペーサーは家具調度の奥行き方向にスライドし得るようにして第一のスペーサー上に支持されるように構成したことを特徴とする家具調度用ヒンジ。 - 二枚のスペーサーがU形断面を有し、互入されていることを特徴とする請求項1記載の家具調度用ヒンジ。
- 基板に固定碇着されたスペーサーにヒンジの回転軸と平行に整列されたボルトが支持され、前記ボルトが第二のスペーサーの側壁板に設けられたガイドスリットとヒンジアームの側壁板に設けられたガイドスリットとに貫入していることを特徴とする請求項2記載の家具調度用ヒンジ。
- 第二のスペーサーの側壁板に設けられたガイドスリットが後方に開いていることを特徴とする請求項3記載の家具調度用ヒンジ。
- 継目調整ねじがスライド式に保持されたスペーサーに碇着されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 継目調整ねじが基板に固定碇着されたスペーサーにヘッドによって支えられていることを特徴とする請求項5記載の家具調度用ヒンジ。
- ヒンジアームの天井板に内側に突出したガイド葉片が形成され、前記ガイド葉片がスペーサーのスリットでガイドされていることを特徴とする請求項1記載の家具調度用ヒンジ。
- スリットがヒンジの回転軸と平行に整列されていることを特徴とする請求項7記載の家具調度用ヒンジ。
- スリットがドアとヒンジアームの天井板とに向かって折り曲げられたスペーサーの折り曲げ部に位置していることを特徴とする請求項7または請求項8記載の家具調度用ヒンジ。
- ガイド葉片が継目調整ねじの脇に配置されていることを特徴とする請求項7と9とのいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 基板上に固定保持されている第一のスペーサーがその前後端において基板に掛止され、ガイド葉片と第二のスペーサーの折り曲げ部とが第一のスペーサーの前方碇着個所とヒンジアームの関節レバー軸との間に位置していることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- ガイド葉片がヒンジアームの天井板から打ち抜かれて形成されていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- ガイド葉片が基板の取り付け面に対して40〜60°の角度、好ましくは45〜55°の角度で形成されていることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 基板上に固定碇着されているスペーサーによって偏心輪が支持され、前記偏心輪がスライド式に保持されたスペーサーに設けられた、ヒンジ軸と平行に整列された溝穴を貫いていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- スライド式のスペーサーが家具調度の奥行き方向におけるヒンジアームの奥行き方向調整に際しても継目調整に際しても共に基板の取り付け面と平行にスライドできることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 少なくとも一個の旋回レバーが設けられ、前記旋回レバーがその一端でスペーサーにリンク式に連結されると共に他端でヒンジアームにリンク式に連結され、継目調整ねじが回捻されると旋回させられることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 旋回レバーがスペーサーに傾倒式に支持され、前記スペーサーが締め付けねじによってもう一方のスペーサーに保持されていることを特徴とする請求項16記載の家具調度用ヒンジ。
- 締付けねじが基板に碇着されているスペーサーの雌ねじに支持され且つ旋回レバーをリンク式に連結しているスペーサーの溝穴を貫いていることを特徴とする請求項16または17記載の家具調度用ヒンジ。
- 少なくとも一個の旋回レバーがシングルアームレバーとして形成されていることを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
- 旋回レバーがスペーサーにリンク式に連結され、前記スペーサーにヒンジアームが支持されていることを特徴とする請求項16ないし19のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。
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