JP2001065226A - 家具調度用ヒンジ - Google Patents
家具調度用ヒンジInfo
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Abstract
のヒンジの場合にも使用される基板、たとえばWO86
/02402記載のヒンジに使用される基板にもヒンジ
アームを工具なしで碇着できるようなヒンジを提供する
こと。 【解決手段】 家具調度用ヒンジにおいて、ヒンジアー
ム(10)を基板(4)に取り付ける前に二枚のスペーサー
を前記ヒンジアーム(10)内に掛止し、前記ヒンジアー
ム(10)が前記基板(4)に碇着される際に第一のスペー
サーは手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レ
バーによって前記基板(4)に拘束されて前記基板(4)に
固定保持され、第二のスペーサーは家具調度の奥行き方
向にスライドし得るようにして第一のスペーサー(5)上
に支持されるように構成したことを特徴とする家具調度
用ヒンジとした。
Description
れ、関節レバーまたはそれと類似の手段によってドア側
の取り付け具たとえばヒンジポットと結合されたU形断
面を有するヒンジアームを備えた家具調度用ヒンジであ
って、前記基板は取付け状態においてその取り付け面を
以って家具調度側壁に接し、前記ヒンジアームに継目調
整ねじが螺入され、前記継目調整ねじはスペーサー内に
おいて回捻可能であるがねじ軸方向には変位不能に碇着
されていると共に前記継目調整ねじによりドアの側方調
整のため前記ヒンジアームのポジションを前記基板の前
記取り付け面に対して垂直な方向に変化させることがで
き且つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導するガイ
ドと、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒンジアーム
を前記基板の前記取り付け面と平行にスライドさせると
共に前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な方向に
も傾けさせる別途のガイドとが設けられた家具調度用ヒ
ンジに関する。
ンジアームが止めねじによって基板またはスペーサーに
固定される。ヒンジアームのポジションを家具調度の奥
行き方向において調整することができるように、前記止
めねじはヒンジアームに設けられた溝穴を貫いている。
家具調度の奥行き方向におけるヒンジアームの調整範囲
は前記溝穴の長さによって決定される。
家具調度側壁に対して垂直な方向における基板に対する
ヒンジアームの相対ポジションの調整もできるように構
成されている。こうした調整はいわゆる継目調整ねじに
よって実現され、前記継目調整ねじはヒンジアームの雌
ねじに螺入されヘッドを以って基板またはスペーサーの
窪みに保持されている。
上に支持されていず、ヒンジアームと基板との間に配置
された一枚のスペーサーを介して間接的に支持されてい
る。
2に示されている。この種のヒンジは家具調度の組立て
すなわち家具調度のドアを掛止する際にヒンジアームを
それに取り付けられたスペーサーと共に手早く且つ工具
を用いることなく、家具調度側壁に固定されている基板
に碇着することを可能とする。またそれに続いて、必要
であれば、止めねじを弛めた後に継目調整ねじにより基
板(とスペーサー)に対するヒンジアームの相対ポジショ
ニングを行うことができる。
目調整ねじの回捻によってヒンジアームが傾けられるこ
とが不都合であることが判明した。たとえば、ヒンジア
ームはドアに対して相対的に鈍角の位置を占めることと
なり、これによりドアがヒンジ部材に密接して閉鎖ポジ
ションにあるにもかかわらずドアにわずかな開きが生ず
ることとなる。したがって家具調度側壁を基準としたヒ
ンジアームの側方調整はドアが家具調度側壁の正面側端
縁から大きく引き離されるかまたはドアが前記端縁に引
っ掛かるかすることとなる。これによりヒンジに内蔵さ
れている握持装置の機能も損なわれることとなる。
アないしヒンジアームの側方調整を行なう度に基板上の
ヒンジアームの家具調度奥行き方向におけるポジション
訂正を行なうことが不可欠である。こうした調整は煩わ
しく且つ相対的に時間の浪費を結果することとなる。
ガイドを設けたヒンジが公知であり、前記ガイドはヒン
ジアームポジションの側方調整に際し前記ヒンジアーム
を基板上で家具調度奥行き方向にも変位させることがで
きる。ヒンジアームの奥行き方向調整が行なわれた後、
前記アームは止めねじによりスペーサーにしっかり締め
付け固定されなければならない。基板は二体式に構成さ
れている。ただしこのヒンジにあっては一定のヒンジア
ームはそれに対応する一定の基板にしか碇着させること
ができない。
は、冒頭に述べた類のヒンジを改良し、他のヒンジの場
合にも使用される基板、たとえばWO86/02402
記載のヒンジに使用される基板にもヒンジアームを工具
なしで碇着できるようなヒンジを提供することである。
基板に取り付ける前に二枚のスペーサーを前記ヒンジア
ーム内に掛止し、前記ヒンジアームが前記基板に碇着さ
れる際に第一のスペーサーは手動操作されるばね式掛け
金、好ましくは傾倒レバーによって前記基板に拘束され
て前記基板に固定保持され、第二のスペーサーは家具調
度奥行き方向にスライドし得るようにして第一のスペー
サー上に支持されるように構成することによって解決さ
れる。
互入するように構成するのが好適である。
ている一方のスペーサーにヒンジ回転軸と平行に整列さ
れたボルトが支持され、前記ボルトが第二のスペーサー
の側壁板に設けられたガイドスリットならびにヒンジア
ームの側壁板に設けられたガイドスリットの双方に貫入
するように構成されている。
井板に内側に突出したガイド葉片が形成され、前記葉片
が一方のスペーサーに設けられたスリットでガイドされ
るように構成されている。
も一個の旋回レバーが設けられ、前記レバーがその一端
で一方のスペーサーに回転式にリンク連結されると共に
他端でヒンジアームに回転式にリンク連結され、継目調
整ねじの回捻に際して旋回させられるように構成されて
いる。
本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符
号を付して説明すると、請求項1記載の発明は、基板上
に支持され、関節レバーまたはそれと類似の手段によっ
てドア側の取付け具たとえばヒンジポットと結合された
U形断面を有するヒンジアームを備えた家具調度用ヒン
ジであって、前記基板は取り付け状態においてその取り
付け面を以って家具調度側壁に接し、前記ヒンジアーム
に継目調整ねじが螺入され、前記継目調整ねじはスペー
サー内において回捻可能であるがねじ軸方向には変位不
能に碇着されていると共に前記継目調整ねじによりドア
の側方調整のため前記ヒンジアームのポジションを前記
基板の前記取り付け面に対して垂直な方向に変化させる
ことができ且つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導
するガイドと、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒン
ジアームを前記基板の前記取付け面と平行にスライドさ
せると共に前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な
方向にも傾けさせる別途のガイドとが設けられた家具調
度用ヒンジにおいて、ヒンジアーム(10)を基板(4)に
取り付ける前に二枚のスペーサー(5,17)を前記ヒン
ジアーム(10)内に掛止し、前記ヒンジアーム(10)が
前記基板(4)に碇着される際に第一のスペーサー(5)は
手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レバー
(7)によって前記基板(4)に拘束されて前記基板(4)に
固定保持され、第二のスペーサー(17)は家具調度の奥
行き方向にスライドし得るようにして第一のスペーサー
(5)上に支持されるように構成したことを特徴とする家
具調度用ヒンジとした。
載の家具調度用ヒンジにおいて、二枚のスペーサー(5,
17)がU形断面を有し、互入されていることをその要旨
とした。
載の家具調度用ヒンジを、基板(4)に固定碇着されたス
ペーサー(5)にヒンジの回転軸と平行に整列されたボル
ト(9)が支持され、前記ボルトが第二のスペーサー(1
7)の側壁板に設けられたガイドスリット(29)とヒン
ジアーム(10)の側壁板に設けられたガイドスリット
(30)とに貫入していることをその要旨とした。
載の家具調度用ヒンジを、第2のスペーサー(17)の側
壁板に設けられたガイドスリット(29)が後方に開いて
いることをその要旨した。
いし4のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジを、第
二のスペーサー(17)の側壁板に差込継ぎ手式のガイド
スリット(34)が設けられ、前記ガイドスリットに第一
のスペーサー(5)の側壁板から突き出たほぞ(35)が嵌
入していることをその要旨とした。
いし5のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジを、継目
調整ねじ(13)がスライド式に保持されたスペーサー
(17)に碇着されていることをその要旨とした。
載の家具調度用ヒンジを、継目調整ねじ(13)が基板
(4)に固定碇着されたスペーサー(5)にヘッド(16)に
よって支えられていることをその要旨とした。
載の家具調度用ヒンジを、ヒンジアーム(10)の天井板
に内側に突出したガイド葉片(42)が形成され、前記ガ
イド葉片がスペーサー(17)のスリット(41)でガイド
されていることをその要旨とした。
載の家具調度用ヒンジを、スリット(41)がヒンジの回
転軸と平行に整列されていることをその要旨とした。
または9記載の家具調度用ヒンジを、スリット(41)が
ドア(2)とヒンジアーム(10)の天井板とに向かって折
り曲げられたスペーサー(17)の折り曲げ部(40)に位
置していることをその要旨とした。
と10とのいずれか一項の家具調度用ヒンジを、ガイド
葉片(42)が継目調整ねじ(13)の脇に配置されている
ことをその要旨とした。
ないし11のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、基板(4)上に固定保持されている第一のスペーサー
(5)がその前後端において基板(4)に掛止され、ガイド
葉片(42)と第二のスペーサー(17)の折り曲げ部(4
0)とが第一のスペーサー(5)の前方碇着個所とヒンジ
アーム(10)の関節レバー軸(24)との間に位置してい
ることをその要旨とした。
ないし12のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジを、
ガイド葉片(42)がヒンジアーム(10)の天井板から打
ち抜かれて形成されていることをその要旨とした。
ないし13のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、ガイド葉片(42)が基板(4)の取り付け面(55)に
対して40〜60°の角度、好ましくは45〜55°の
角度で形成されていることをその要旨とした。
ないし14のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、基板(4)上に固定碇着されているスペーサー(5)に
よって偏心輪(18)が支持され、前記偏心輪がスライド
式に保持されたスペーサー(17)に設けられた、ヒンジ
軸と平行に整列された溝穴(19)を貫いていることをそ
の要旨とした。
ないし15のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、スライド式のスペーサー(17)が家具調度の奥行き
方向におけるヒンジアーム(10)の奥行き方向調整に際
しても継目調整に際しても共に基板(4)の取り付け面
(55)と平行にスライドできることをその要旨とした。
ないし16のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、少なくとも一個の旋回レバー(60)が設けられ、前
記旋回レバーがその一端でスペーサー(5,17)にリン
ク式に連結されると共に他端でヒンジアーム(10)にリ
ンク式に連結され、継目調整ねじ(13)が回捻されると
旋回させられることをその要旨とした。
7記載の家具調度用ヒンジを、旋回レバー(60)がスペ
ーサー(17)に傾倒式に支持され、前記スペーサーが
締め付けねじ(43)によってもう一方のスペーサー(5)
に保持されていることをその要旨とした。
7または18記載の家具調度用ヒンジを、締付けねじ
(43)が基板(4)に碇着されているスペーサー(5)の雌
ねじに支持され且つ旋回レバー(60)をリンク式に連結
しているスペーサー(17)の溝穴(19)を貫いているこ
とをその要旨とした。
7ないし19のいずれか一項記載の家具調度用ヒンジ
を、少なくとも一個の旋回レバー(60)がシングルアー
ムレバーとして形成されていることをその要旨とした。
7ないし20のいずれか一項に記載の家具調度用ヒンジ
を、旋回レバー(60)がスペーサー(17)にリンク式に
連結され、前記スペーサーにヒンジアーム(10)が支持
されていることをその要旨とした。
を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、
その要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
けまたは家具調度本体へのドア2の掛止に際しては先ず
最初に基板4がその取り付け面55を以って家具調度側
壁1に固定される。ヒンジポット3はドア2の穴27に
嵌入される。ヒンジアーム10は関節レバー23を介し
てヒンジポット3と関節式に結合されている。関節レバ
ー23はヒンジアーム側ではヒンジ軸24で支持され、
ポット側ではヒンジ軸26で支持される。
5、17が掛止されている。
向かい合った前端にはピン6が備えられており、同ピン
は取り付け状態において基板4の切り欠き14に収容さ
れている。ドア2の碇着に際し、スペーサー17と共に
ヒンジアーム10内に碇着されているスペーサー5はピ
ン6を以って切り欠き14に掛止され、その際、ヒンジ
アーム10は基板4に対して一定の角度を成している。
続いてスペーサー5、17を有したヒンジアーム10は
図2に示した位置に傾けられ、その際、後端部における
軸支持された、掛け金として機能する傾倒レバー7が拘
束用突起を以って基板4の後方切り欠き25に嵌合す
る。
ショニングピン11を備えており、同ピンは取り付け状
態において基板4の対応する窪み12に緊着収容されて
いる。スペーサー5はこれにより遊びなしに基板4に保
持されている。
のその取り付けはWO86/02402に正確に記載さ
れている。
おり、同ねじには継目調整ねじ13が螺入される。図3
〜6に示した実施例においてスペーサー5、17はヒン
ジアーム10と同様にU形断面構造を有し、スペーサー
17はスペーサー5を包み込むと共に双方のスペーサー
5、17は共にヒンジアーム10によって包み込まれ、
被覆される。スペーサー5、17はヒンジアーム10の
機能部品である。ヒンジアーム10とスペーサー5との
間に間挿配置されているスペーサー17はその前端に前
方に開いたスリット31を有し、同スリットに継目調整
ねじ13のネック15が差し込まれている。これにより
継目調整ねじ13はそのヘッド16を以ってスペーサー
17に碇着されている。
32を備えており、継目調整ねじ13のヘッド16は窪
み32の底部で支えられている。
で支持されている。
ぐり穴28で軸受けされており、スペーサー17の後方
に開いたスリット29ならびにヒンジアーム10に設け
られた溝穴30に貫入している。
するだけでなく、ヒンジアーム10内における双方のス
ペーサー5、17の碇着にも資することとなる。
一の個所には差込継ぎ手式のスリット34が設けられて
おり、同スリットにはスペーサー5の側壁板に形成され
たほぞ35が嵌まり込んでいる。
付け面55と平行にスリット29、34の長さだけスペ
ーサー5上をスライドできるような形でスペーサー5に
碇着されている。
同偏心輪はヒンジ軸と平行に整列されたスペーサー17
の溝穴19を貫いている。
0の奥行き方向調整が行われ、その際、スペーサー17
はスペーサー5上をもっぱら家具調度の奥行き方向にス
ライドさせられる。ヒンジアーム10は穴33を有して
おり、同穴を通じドライバーを用いて偏心輪18を回転
させることができる。
前端に前方に突き出た二つの葉片20を備えている。
同スリットは特に図3から看取されるようにヒンジアー
ム10が基板4に取り付けられた状態で基板4の取り付
け面55に対して斜行している。
ンはヒンジアーム10の側壁板に保持されている。継目
調整ねじ13が回されるとヒンジアーム10はわずかに
傾斜させられる。これにより関節軸24は家具調度側壁
1に対して垂直に運動させられるだけでなく、家具調度
の奥行き方向にも変位させられる。こうした運動により
ドア2と家具調度側壁1の前面端縁との間の間隔も変化
させられる。ヒンジアーム10が継目調整前に家具調度
奥行き方向に正しくポジショニングされていた場合に
は、同ポジショニングは継目調整によって損なわれるこ
ととなる。したがって公知の先行技術に基づくヒンジの
場合には再調整が行われなければならないこととなろ
う。
じ13の回転は家具調度側壁1に対するヒンジアーム1
0の相対的な並進運動も結果する。この並進運動は、一
方でピン22とスリット21とにより、他方でピン9と
溝穴30とによって形成されるヒンジアーム10のガイ
ドによって行われる。
ド式に支持されたスペーサー17は板状構造と為されて
いる。スペーサー5はこの場合にも軸6で基板4に掛止
され、スペーサー5の後端にはスペーサー5を基板4に
拘束する傾倒レバー7が軸支持されている。
例と同様にスリット31を備えており、同スリットに継
目調整ねじ13がそのネック15を以って掛止されてい
る。この場合、継目調整ねじのヘッド16はU形断面を
有したスペーサー5内に位置している。
有し、同フックでそれと相互係合するヒンジアーム10
のフック49に掛止されている(図9参照のこと)。
ねじ43はヒンジアーム10の短冊穴44とスペーサー
17の溝穴46を貫き、スペーサー5の雌ねじ48に螺
入されている。
し、同溝穴を貫いて継目調整ねじ13が螺入されている
が、スペーサー17のスライドは継目調整ねじ13によ
って妨げられることはない。
有した折り曲げ部40を備えている。同折り曲げ部40
は各図面に示した図中において上方に、すなわちヒンジ
アーム10の天井板に向かって折り曲げられている。溝
穴41はヒンジの回転軸と平行に整列されている。
42が打ち抜かれており、同葉片は特に図7から看取さ
れるように折り曲げ部40の溝穴41を貫通している。
曲げ部40とは継目調整ねじ13が回される場合にヒン
ジアーム10のガイドとして機能する。
アーム10の奥行き方向調整は締め付けねじ43を弛め
ることによって行われ、これによりヒンジアーム10は
手動でスペーサー5に対して相対的に変位させられる。
イドの一変法を示している。ヒンジアーム10は相互係
合するフック47と49とに替えて、ヒンジアーム10
の側壁板から打ち抜きされて内側に突き出た節50を備
えている。節50はヒンジアーム10の天井板と連携し
て板状スペーサー17のガイドを形成する(図10、図
11)。
ジアーム10の奥行き方向調整はまたも、スペーサー5
に支持された偏心輪18によって行われる。
8は偏心カム51を有し、同カムはスペーサー17の溝
穴52に収容されている。
ヒンジアーム10の長手方向にスライドさせられる。そ
の際にスペーサー17はスペーサー17の折り曲げ部4
0の溝穴41にガイド葉片42を以って掛止されている
ヒンジアーム10を連行する。
ー17は前記とは逆にヒンジアーム10によって連行さ
れ、同アームはそのガイド葉片42を介してスペーサー
17をスライドさせることとなる。
たもや別途のスペーサー17が設けられており、同スペ
ーサーは締付けねじ43と継目調整ねじ13とによって
スペーサー5に保持されている。この場合、締付けねじ
43はスペーサー17の溝穴19を貫いている。スペー
サー17は旋回レバー60を経てヒンジアーム10と結
合されている。その際、旋回レバー60は一方でヒンジ
アーム10の軸61に支持され、他方でスペーサー17
の軸64に支持されている。
えており、同突起はヒンジアーム10の側壁板のスリッ
ト63でガイドされている。ヒンジアーム10はヒンジ
アーム10の関節軸24で支持された関節レバー23を
介してヒンジポット3と結合されている。関節レバー2
3はヒンジポット3において関節軸26で支持されてい
る。
ム10はわずかに傾斜させられる。従来のヒンジでは関
節軸24は家具調度側壁に対して垂直に運動させられる
だけでなく、家具調度の奥行き方向にも変位させられ
る。本発明に基づくヒンジでは継目調整ねじ13の回捻
は旋回レバー60の旋回をも結果し、これによってヒン
ジアーム10は家具調度の奥行き方向に移動させられ
る。ヒンジアーム10のこの直線的移動がヒンジアーム
10の旋回によって生ずる家具調度奥行き方向における
関節軸24の不適な変位を補償する結果、ヒンジアーム
10の側方調整ないし継目調整が行われた後の事後的な
奥行き方向ポジショニングは不要となる。
に移動させようとする場合には、締付けねじ43を緩
め、ヒンジアーム10をスペーサー17と共に溝穴19
の長さだけ家具調度奥行き方向にスライドさせることが
できる。
り、同穴を通じドライバーを用いて締付けねじ43を回
すことができる。
目調整ねじ13を回す場合、すなわちドア2の側方調整
を行う場合には以下のような運動が行われることとな
る。
13を回すことによって家具調度側壁1から離反するよ
うに運動させられると、ヒンジアーム10は同時に家具
調度の内奥方向に向かってさらにスライドさせられる。
継目調整ねじ13を逆に回すとヒンジアーム10は家具
調度から引き出される方向に向かってスライドさせられ
る。
2の側方調整に際してヒンジアーム10により家具調度
奥行き方向において実施される運動はミリメートルない
しミリメートル以下のレベルであるとはいえ、関節軸2
4の正しいポジショニングを保障するのに十分である。
度用ヒンジによれば、基板にヒンジアームを工具なしで
碇着できる。
ー60の旋回をも結果し、これによってヒンジアーム1
0は家具調度の奥行き方向に移動させられる。ヒンジア
ーム10のこの直線的移動がヒンジアーム10の旋回に
よって生ずる家具調度奥行き方向における関節軸24の
不適な変位を補償する結果、ヒンジアーム10の側方調
整ないし継目調整が行われた後の事後的な奥行き方向ポ
ジショニングは不要となる。
行き方向に移動させようとする場合には、締付けねじ4
3を緩め、ヒンジアーム10をスペーサー17と共に溝
穴19の長さだけ家具調度奥行き方向にスライドさせる
ことができる。
えており、同穴を通じドライバーを用いて締付けねじ4
3を回すことができる。
けられた一枚のドアを有する家具調度の斜視図である。
結合されたヒンジの側面図である。
断したヒンジの断面図である。
る。
の後方碇着部における家具調度側ヒンジ部材の横断面図
である。
面図である。
アームと同アーム内に碇着されたスペーサーとの縦断面
図である。
ある。
くヒンジアームとスペーサーとの横断面図である。
向調整ねじ部における本発明に基づくヒンジアームとス
ペーサーとの横断面図である。
図である。
ある。
る。
ポジションにおける縦断面図である。
施例の部品解体図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 基板上に支持され、関節レバーまたはそ
れと類似の手段によってドア側の取付け具たとえばヒン
ジポットと結合されたU形断面を有するヒンジアームを
備えた家具調度用ヒンジであって、 前記基板は取り付け状態においてその取り付け面を以っ
て家具調度側壁に接し、前記ヒンジアームに継目調整ね
じが螺入され、前記継目調整ねじはスペーサー内におい
て回捻可能であるがねじ軸方向には変位不能に碇着され
ていると共に前記継目調整ねじによりドアの側方調整の
ため前記ヒンジアームのポジションを前記基板の前記取
り付け面に対して垂直な方向に変化させることができ且
つ前記ヒンジアームをその長手方向に誘導するガイド
と、前記継目調整ねじの回捻に際し前記ヒンジアームを
前記基板の前記取付け面と平行にスライドさせると共に
前記ヒンジアームを前記取り付け面と垂直な方向にも傾
けさせる別途のガイドとが設けられた家具調度用ヒンジ
において、ヒンジアームを基板に取り付ける前に二枚の
スペーサーを前記ヒンジアーム内に掛止し、前記ヒンジ
アームが前記基板に碇着される際に第一のスペーサーは
手動操作されるばね式掛け金、好ましくは傾倒レバーに
よって前記基板に拘束されて前記基板に固定保持され、
第二のスペーサーは家具調度の奥行き方向にスライドし
得るようにして第一のスペーサー上に支持されるように
構成したことを特徴とする家具調度用ヒンジ。 - 【請求項2】 二枚のスペーサーがU形断面を有し、互
入されていることを特徴とする請求項1記載の家具調度
用ヒンジ。 - 【請求項3】 基板に固定碇着されたスペーサーにヒン
ジの回転軸と平行に整列されたボルトが支持され、前記
ボルトが第二のスペーサーの側壁板に設けられたガイド
スリットとヒンジアームの側壁板に設けられたガイドス
リットとに貫入していることを特徴とする請求項2記載
の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項4】 第二のスペーサーの側壁板に設けられた
ガイドスリットが後方に開いていることを特徴とする請
求項3記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項5】 第二のスペーサーの側壁板に差込継ぎ手
式のガイドスリットが設けられ、前記ガイドスリットに
第一のスペーサーの側壁板から突き出たほぞが嵌入して
いることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項
記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項6】 継目調整ねじがスライド式に保持された
スペーサーに碇着されていることを特徴とする請求項1
ないし5のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項7】 継目調整ねじが基板に固定碇着されたス
ペーサーにヘッドによって支えられていることを特徴と
する請求項6記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項8】 ヒンジアームの天井板に内側に突出した
ガイド葉片が形成され、前記ガイド葉片がスペーサーの
スリットでガイドされていることを特徴とする請求項1
記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項9】 スリットがヒンジの回転軸と平行に整列
されていることを特徴とする請求項8記載の家具調度用
ヒンジ。 - 【請求項10】 スリットがドアとヒンジアームの天井
板とに向かって折り曲げられたスペーサーの折り曲げ部
に位置していることを特徴とする請求項8または請求項
9記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項11】 ガイド葉片が継目調整ねじの脇に配置
されていることを特徴とする請求項8と10とのいずれ
か1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項12】 基板上に固定保持されている第一のス
ペーサーがその前後端において基板に掛止され、ガイド
葉片と第二のスペーサーの折り曲げ部とが第一のスペー
サーの前方碇着個所とヒンジアームの関節レバー軸との
間に位置していることを特徴とする請求項8ないし11
のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項13】 ガイド葉片がヒンジアームの天井板か
ら打ち抜かれて形成されていることを特徴とする請求項
8ないし12のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項14】 ガイド葉片が基板の取り付け面に対し
て40〜60°の角度、好ましくは45〜55°の角度
で形成されていることを特徴とする請求項8ないし13
のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項15】 基板上に固定碇着されているスペーサ
ーによって偏心輪が支持され、前記偏心輪がスライド式
に保持されたスペーサーに設けられた、ヒンジ軸と平行
に整列された溝穴を貫いていることを特徴とする請求項
1ないし14のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項16】 スライド式のスペーサーが家具調度の
奥行き方向におけるヒンジアームの奥行き方向調整に際
しても継目調整に際しても共に基板の取り付け面と平行
にスライドできることを特徴とする請求項1ないし15
のいずれか1項記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項17】 少なくとも一個の旋回レバーが設けら
れ、前記旋回レバーがその一端でスペーサーにリンク式
に連結されると共に他端でヒンジアームにリンク式に連
結され、継目調整ねじが回捻されると旋回させられるこ
とを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項記載
の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項18】 旋回レバーがスペーサーに傾倒式に支
持され、前記スペーサーが締め付けねじによってもう一
方のスペーサーに保持されていることを特徴とする請求
項17記載の家具調度用ヒンジ。 - 【請求項19】 締付けねじが基板に碇着されているス
ペーサーの雌ねじに支持され且つ旋回レバーをリンク式
に連結しているスペーサーの溝穴を貫いていることを特
徴とする請求項17または18記載の家具調度用ヒン
ジ。 - 【請求項20】 少なくとも一個の旋回レバーがシング
ルアームレバーとして形成されていることを特徴とする
請求項17ないし19のいずれか1項記載の家具調度用
ヒンジ。 - 【請求項21】 旋回レバーがスペーサーにリンク式に
連結され、前記スペーサーにヒンジアームが支持されて
いることを特徴とする請求項17ないし20のいずれか
1項記載の家具調度用ヒンジ。
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Family
ID=17008043
Family Applications (1)
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JP23694299A Expired - Lifetime JP4437303B2 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 家具調度用ヒンジ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20200045530A (ko) * | 2017-08-29 | 2020-05-04 | 알레프 에스.알.엘. | 조절 가능한 슬라이딩 평면을 구비하는 프린터 |
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-
1999
- 1999-08-24 JP JP23694299A patent/JP4437303B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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KR102579841B1 (ko) * | 2017-08-29 | 2023-09-18 | 알레프 에스.알.엘. | 조절 가능한 슬라이딩 평면을 구비하는 프린터 |
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