JP2005240465A - 扉体開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開口部に対する扉体の閉じ位置が開口面方向でずれた場合でも、扉体の取付けに悪影響を及ぼすことなく、扉体の閉じ位置調整を確実、容易に行うことができる。
【解決手段】 収納室Sの内壁部に取付けられる第1取付け部材4と、収納室Sの開口部を閉止する扉体1の裏面に取付けられる第2取付け部材5とに亘って、扉体1を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま開口部を閉止する閉止位置と開口部の外側脇に移動した開放位置とに亘って揺動案内する一対の揺動リンク6,7を設けるとともに、両揺動リンク6,7の揺動に連れて扉体を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構Bを設け、両揺動リンク6,7の先端部に亘って枢支連結された連結リンク8と第2取付け部材5との間に、扉体1の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段Cが設けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】 収納室Sの内壁部に取付けられる第1取付け部材4と、収納室Sの開口部を閉止する扉体1の裏面に取付けられる第2取付け部材5とに亘って、扉体1を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま開口部を閉止する閉止位置と開口部の外側脇に移動した開放位置とに亘って揺動案内する一対の揺動リンク6,7を設けるとともに、両揺動リンク6,7の揺動に連れて扉体を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構Bを設け、両揺動リンク6,7の先端部に亘って枢支連結された連結リンク8と第2取付け部材5との間に、扉体1の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段Cが設けられている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、シンクキャビネットや吊り戸棚等の建具或いは食器棚、書棚、下駄箱等の家具などに装備される扉体の開閉装置で、詳しくは、収納室の内壁部に取付けられる第1取付け部材と、収納室の開口部を閉止する扉体の裏面に取付けられる第2取付け部材とに亘って、扉体を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま開口部を閉止する閉止位置と開口部の外側脇に移動した開放位置とに亘って揺動案内する一対の揺動リンクを設けるとともに、揺動リンクの揺動に連れて扉体を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構を設けてある扉体開閉装置に関する。
従来の扉体開閉装置では、第2取付け部材の二箇所に連結孔を形成して、これと揺動リンクの先端側に形成された連結孔とに亘って挿入される連結ピンにより、第2取付け部材と一対の揺動リンクとを相対揺動自在に枢支連結するとともに、第2取付け部材を扉体の裏面の所定位置にビス止め固定していた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
従来の扉体開閉装置では、扉体の裏面に第2取付け部材の取付け位置をマーキングして、その取付け位置に第2取付け部材をビス止めしたのち、第2取付け部材と一対の揺動アームの先端部とを連結ピンで枢支連結する方法が採られているが、扉体に対する第2取付け部材の取付け誤差や収納室の内壁部に対する第1取付け部材の取付け誤差等によって、収納ハウジングの開口部に対する扉体の閉じ位置が上下方向又は左右方向若しくは両方向にずれることがあった。
また、このような扉体の開口面方向での位置ずれを修正する方法として、扉体に対する第2取付け部材の取付け孔を、上下方向及び左右方向での調節代を見込んだ大径孔に形成する方法が考えられるが、これによる場合は、取付け孔の拡径化による調節範囲の拡大に制約があり、しかも、ネジの締付け操作や弛み操作等の繰り返しによる調整に連れて扉体側のネジ孔が損傷して扉体の取付けが不安定になる可能性がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、開口部に対する扉体の閉じ位置が開口面方向でずれた場合でも、扉体の取付けに悪影響を及ぼすことなく、扉体の閉じ位置調整を確実、容易に行うことができる扉体開閉装置を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、収納室の内壁部に取付けられる第1取付け部材と、収納室の開口部を閉止する扉体の裏面に取付けられる第2取付け部材とに亘って、扉体を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま開口部を閉止する閉止位置と開口部の外側脇に移動した開放位置とに亘って揺動案内する一対の揺動リンクを設けるとともに、揺動リンクの揺動に連れて扉体を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構を設けてある扉体開閉装置であって、
前記両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に、扉体の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段が設けられている点にある。
前記両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に、扉体の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、収納室の内壁部に第1取付け部材を取付けるとともに、扉体の裏面に第2取付け部材を取付けたとき、開口部に対する扉体の閉じ位置が上下方向又は左右方向若しくは両方向にずれた場合でも、両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に設けられている開口面方向調節手段を操作して、連結リンクに対して第2取付け部材を上下方向又は左右方向若しくは両方向に調節することにより、開口部に対する扉体の閉じ位置を修正することができる。
従って、扉体の取付けに悪影響を及ぼすことなく、開口部に対する扉体の閉じ位置調整を確実、容易に行うことができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に、連結リンクに対する第2取付け部材の傾きを変更することによって扉体の先端位置を前後方向に調節する前後位置調節手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、両揺動リンクや付勢機構等の組付け公差や誤差などによって、閉じ位置にある扉体が微小に開き気味になっても、両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に設けられている前後位置調節手段を操作して、連結リンクに対する第2取付け部材の傾きを変更することにより、閉じ位置にある扉体の先端位置を確実、容易に調整することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記連結リンクと第2取付け部材との相対向する部位に、両者の上下方向及び左右方向での調節を摺接案内する摺接ガイド板部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に設けられている開口面方向調節手段を操作して、連結リンクに対して第2取付け部材を上下方向又は左右方向若しくは両方向に調節する際、連結リンクと第2取付け部材との開口面方向での相対移動を両摺接ガイド板部に沿ってスムーズに行わせることができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記連結リンクの摺接ガイド板部に、第2取付け部材に形成された連結板部を少なくとも上下調節範囲及び左右調節範囲内で相対移動自在に前後方向から差し入れ自在な開口部が形成され、この開口部に差し入れられた第2取付け部材の連結板部と連結リンクの摺接ガイド板部の先端側に形成された連結板部との間に開口面方向調節手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、第2取付け部材の連結板部と連結リンクの摺接ガイド板部の先端側に形成された連結板部との間に開口面方向調節手段を設けるにあたって、第2取付け部材の連結板部を、連結リンクの摺接ガイド板部に形成された開口部に対して上下調節範囲及び左右調節範囲内で相対移動自在に前後方向から差し入れてあるが故に、開口部に対する扉体の閉じ位置調整範囲を充分確保しながらも扉体開閉装置をコンパクトに構成することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記開口面方向調節手段が、連結リンクの連結板部に形成された調節用長孔を通して第2取付け部材の連結板部に形成されたネジ孔に螺合固定される第1ネジ部材と、連結リンクの連結板部と第2取付け部材の連結板部との対向面間隔を調節する第2ネジ部材とから構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、連結リンクの連結板部と第2取付け部材の連結板部との対向面間隔を第2ネジ部材で調整すると、上下で対向する場合には上下方向に、左右で対向する場合には左右方向に調整することができる。
この状態で第1ネジ部材を操作して、連結リンクの連結板部に形成された調節用長孔の範囲内で、開口面方向に沿って連結リンクと第2取付け部材とを相対移動させると、調節用長孔が左右に向いている場合には左右方向に、調節用長孔が上下に向いている場合には上下方向に調整することができるとともに、この第1ネジ部材又は第2ネジ部材の固定側への螺合操作で相互に緩み止め固定することができる。
従って、第1ネジ部材と第2ネジ部材とを螺合操作するだけで、開口部に対する扉体の閉じ位置調整を迅速、容易に行うことができるばかりでなく、開口面方向調節手段を含めた連結リンク及び第2取付け部材を嵩低くコンパクトに構成することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記連結リンクの連結板部が、第1ネジ部材の操作頭部に相当する寸法分だけ第2取付け部材の連結板部側に屈曲形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、連結リンクの連結板部に対する第1ネジ部材の操作頭部の突出を抑制して、開口面方向調節手段を含めた連結リンク及び第2取付け部材のコンパクト化を促進することができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記第1取付け部材と一方の揺動リンクの基端部との相対向する部位の少なくとも一方で、かつ、揺動リンクの揺動軸芯よりも先端側及び基端側の各々に、相手側に接触又は近接する荷重受け部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、収納ハウジングに対して扉体を左右方向に開閉自在に取付ける場合、対称形の一対の扉体開閉装置が収納室に臨む上下の内壁部に取付けられるが、このとき、第1取付け部材と揺動アームの基端部との枢支連結部に隙間が存在すると、揺動アームが傾動して扉体が垂れ下がることになるが、この垂れ下がりを、揺動リンクの揺動軸芯回りに設けた荷重受け部によって抑制することができる。
上記特徴構成によれば、収納ハウジングに対して扉体を左右方向に開閉自在に取付ける場合、対称形の一対の扉体開閉装置が収納室に臨む上下の内壁部に取付けられるが、このとき、第1取付け部材と揺動アームの基端部との枢支連結部に隙間が存在すると、揺動アームが傾動して扉体が垂れ下がることになるが、この垂れ下がりを、揺動リンクの揺動軸芯回りに設けた荷重受け部によって抑制することができる。
しかも、荷重受け部が、揺動リンクの揺動軸芯よりも先端側及び基端側の各々に形成されているため、上方の内壁部に取付けられた場合には、揺動リンクの揺動軸芯よりも基端側に位置する荷重受け部が機能し、下方の内壁部に取付けられた場合には、揺動リンクの揺動軸芯よりも先端側に位置する荷重受け部が機能するといった具合に、上下の内壁部の何れに取付けられた場合でも、扉体の垂れ下がりを良好に抑制することができる。
本発明による第8の特徴構成は、前記第1取付け部材を構成する取付け基板の長辺側に、一方の揺動リンクの基端部を揺動自在に軸支するための軸受け片が折り曲げ形成され、短辺側には、他方の揺動リンクの基端部を揺動自在に軸支するための軸受け片と、付勢機構の引張コイルバネの一端側を取付けるための取付け片が折り曲げ形成されているとともに、一方の揺動リンクの基端部側には、引張コイルバネの他端側を取付けるための取付け部を備え、かつ、一方の揺動リンクを枢着するための枢支軸の突出端部を迂回する状態で取付け基板側に屈曲形成された受け部材が揺動自在に枢着されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1取付け部材を構成する取付け基板の長辺側及び短辺側にそれぞれ折り曲げ形成された軸受け片により、一対の揺動リンクの基端部を両持ち状態で確実、強固に支持することができるばかりでなく、取付け基板の短辺側に折り曲げ形成された取付け片を利用して、引張コイルバネの一端側を取付けることができる。
しかも、引張コイルバネの他端側を一方の揺動リンクの基端部側に取付けるための受け部材が、枢支軸の突出端部を迂回する状態で取付け基板側に屈曲形成されているため、一方の揺動リンクの揺動に伴う受け部材と枢支軸の突出端部との相互干渉を阻止しながら、引張コイルバネの他端部と受け部材との連結位置を取付け基板側に極力近接配置することができ、扉体開閉装置の第1取付け部材側での嵩を低く構成することができるとともに、構造の簡素化と製造コストの低廉化を図ることができる。
しかも、引張コイルバネの他端側を一方の揺動リンクの基端部側に取付けるための受け部材が、枢支軸の突出端部を迂回する状態で取付け基板側に屈曲形成されているため、一方の揺動リンクの揺動に伴う受け部材と枢支軸の突出端部との相互干渉を阻止しながら、引張コイルバネの他端部と受け部材との連結位置を取付け基板側に極力近接配置することができ、扉体開閉装置の第1取付け部材側での嵩を低く構成することができるとともに、構造の簡素化と製造コストの低廉化を図ることができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図9は、シンクキャビネットや吊り戸棚等の建具或いは食器棚、書棚、下駄箱等の家具などに装備される扉体1の開閉装置を示し、収納室Sを形成する収納ハウジング2の構成部材のうち、収納室Sの開口高さ方向である上下方向で相対向する外側天板2A及び外側底板2Bの内壁面(内壁部)に対して複数本のビス3で固定されるほぼ矩形状の第1取付け部材4と、扉体1の裏面に複数本のビス3で固定される第2取付け部材5とが、収納室Sの開口部を閉止する閉止位置と開口部の左右一側方の外側脇に移動した開放位置とに亘って扉体1を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま揺動案内するリンク機構Aを介して連結されている。
図1〜図9は、シンクキャビネットや吊り戸棚等の建具或いは食器棚、書棚、下駄箱等の家具などに装備される扉体1の開閉装置を示し、収納室Sを形成する収納ハウジング2の構成部材のうち、収納室Sの開口高さ方向である上下方向で相対向する外側天板2A及び外側底板2Bの内壁面(内壁部)に対して複数本のビス3で固定されるほぼ矩形状の第1取付け部材4と、扉体1の裏面に複数本のビス3で固定される第2取付け部材5とが、収納室Sの開口部を閉止する閉止位置と開口部の左右一側方の外側脇に移動した開放位置とに亘って扉体1を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま揺動案内するリンク機構Aを介して連結されている。
尚、図1〜図3に示す収納ハウジング2の場合では、扉体1を左右方向に開閉操作するため、本願発明の扉体開閉装置が、収納ハウジング2の外側天板2A及び外側底板2Bの各内壁面に取付けられているが、扉体1を上下方向に開閉操作する収納ハウジング2の場合では、本願発明の扉体開閉装置が、収納ハウジング2を構成する左右の側板2C,2Dの各内壁面に取付けられることになる。
また、図1〜図3に示す収納ハウジング2では、外側天板2A及び外側底板2Bの各内壁面に取付けられた扉体開閉装置を隠すために、左右の側板2C,2Dの各内壁面には、内側天板2E及び棚板を兼用する内側底板2Fを前後方向から脱着自在に取付けるための保持溝2aが形成されている。
リンク機構Aは、図1〜図4に示すように、扉体1の先端(遊端又は縦框)1a側に取付けられる平面視略への字状の一方の揺動リンク(以下、第1揺動リンクと記載する)6と、扉体1の左右方向中間位置側に取付けられる平面視略変形S字状の他方の揺動リンク(以下、第2揺動リンクと記載する)7と、これら両揺動リンク6,7の先端部に亘って相対揺動自在に枢支連結される連結リンク8とから構成されている。
リンク機構Aの第2揺動リンク7は、開放位置にあるとき、外側天板2Aの内壁面及び外側底板2Bの内壁面に沿って前方に突出したのち隣接扉体1の前面に沿って左右方向に伸びるL字状の基端側リンク部7Aと、これに連続して隣接扉体1の前面から次第に離間する傾斜姿勢の先端側リンク部7Bとから一体的に構成されているとともに、第1揺動リンク6は、開放位置にあるとき、開口部を通して隣接扉体1の前方側に伸びる傾斜姿勢の基端側リンク部6Aと、これに連続して第2揺動リンク7の基端側リンク部7Aの外方位置に沿う先端側リンク部6Bとから一体的に構成され、更に、開放位置にあるとき、扉体1の基端1bが、収納ハウジング2の側板2C,2Dの内壁面を通る仮想延長面よりも隣接扉体1側に位置するように構成されている、換言すれば、開放位置にある扉体1の大部分が隣接扉体1の前方側に重合位置するように構成されている。
そして、上述のように、扉体1を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま閉止位置と開放位置とに亘って移動させる場合には、開閉操作時における扉体1の前方への突出移動代が少なくなり、扉体1の開閉をスペース面及び取扱い面で有利に行うことができるとともに、開き操作時には、扉体1全体が開口部の外側脇に退避移動するから、開口部の開口面積を大きく取ることができる。
第1揺動リンク6と第1取付け部材4との間には、図3〜図4に示すように、第1揺動リンク6の揺動に連れて扉体1を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構Bが設けられているとともに、連結リンク8と第2取付け部材との間には、図4、図6〜図9に示すように、扉体1の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段Cと、連結リンク8に対する第2取付け部材5の傾きを変更することによって扉体1の先端1a位置を前後方向に調節する前後位置調節手段Dと、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制する調節範囲規制手段Eが設けられている。
図1、図3、図4に示すように、第1取付け部材4を構成する平面視略矩形状の取付け基板4Aの一方の長辺には、第1揺動リンク6の基端部6aを縦軸芯周りで揺動自在に軸支する、換言すれば、第1揺動リンク6の基端部6aに貫通された枢支軸である第1枢支ピン10を取付け基板4Aとで両持ち支持するための第1軸受け片4Bと、両揺動リンク6,7の基部側を覆う横断面略コの字状のカバー9を取付けるための左右一対の受止め片4Cが折り曲げ形成されている。
また、取付け基板4Aの一対の短辺のうち、第1揺動リンク6側の第1枢支ピン10から遠い側に位置する取付け基板4Aの短辺には、第2揺動リンク7の基端部7aを縦軸芯周りで揺動自在に軸支する、換言すれば、第2揺動リンク7の基端部7aに貫通された枢支軸である第2枢支ピン11を取付け基板4Aとで両持ち支持するための第2軸受け片4Dと、付勢機構Bの引張コイルバネ12の一端側を取付けるための取付け片4Eが折り曲げ形成されているとともに、第1揺動リンク6の基端部6a側には、引張コイルバネ12の他端側を取付けるための取付け部13aを備え、かつ、第1揺動リンク6の基端部6aを枢着するための第1枢支ピン10の突出頭部(突出端部)10aを迂回する状態で取付け基板4A側にコの字状に屈曲形成された受け部材13が、両枢支ピン10,11と平行な第3枢支ピン14周りで相対揺動自在に枢着されている。
付勢機構Bの引張コイルバネ12の両端部の各々には、ネジ孔を備えたネジ部材16が、コイル軸線方向から螺合固定されているとともに、一方のネジ部材16のネジ孔には、第1取付け部材4の取付け片4Eに挿通された付勢力調節用のネジ軸17が螺合され、更に、他方のネジ部材16のネジ孔には、受け部材13の取付け部13aに挿通された固定用ネジ軸18が螺合されている。
前記受け部材13は、図3、図4に示すように、扉体1が開放位置にあるとき、第1取付け部材4の取付け片4Eのねじ軸取付け中心位置と第1揺動リンク6側の第1枢支ピン10の中心位置(揺動軸芯位置)とを結ぶ線分Xに対して室外側に位置して、引張コイルバネ12の弾性復元力で扉体1を開放位置に付勢保持し、また、図1に示すように、扉体1が閉止位置にあるときには、第1取付け部材4の取付け片4Eのねじ軸取付け中心位置と第1揺動リンク6側の第1枢支ピン10の中心位置とを結ぶ線分Xに対して室内側に位置して、引張コイルバネ12の弾性復元力で扉体1を閉止位置に付勢保持するように構成されている。
また、図4、図5に示すように、第1揺動リンク6の基端部6aで、かつ、第1枢支ピン10の中心である揺動軸芯よりも先端側及び基端側に偏位した部位の各々に、第1揺動リンク6の全揺動範囲に亘って第1取付け部材4の取付け基板4Aに接触又は近接する扉荷重用の荷重受け部19が形成されている。
荷重受け部19の各々は、第1揺動リンク6の基端部6aに揺動軸芯と平行な方向から螺合された調節ネジ19Aと、取付け基板4Aに摺接可能な状態で調節ネジ19Aの先端に嵌合装着されるジュラコン等の合成樹脂製の摺接部材19Bから構成されている。
そして、扉体開閉装置が収納ハウジング2の外側天板2Aの内壁面に取付けられている場合には、第1揺動リンク6の先端側に作用する下方への扉荷重によって、第1揺動リンク6の基端部6aと第1枢支ピン10との間、或いは、第1枢支ピン10と第1取付け部材4との間に存在するクリアランスの範囲内で、第1揺動リンク6が先端下がりの傾斜姿勢に傾動しようとするが、このとき、第1枢支ピン10の揺動軸芯よりも基端側に偏位して位置する荷重受け部19の摺接部材19Bが取付け基板4Aに接当して扉荷重を受止めることができる。
また、扉体開閉装置が収納ハウジング2の外側底板2Bの内壁面に取付けられている場合には、第1揺動リンク6の先端側に作用する下方への扉荷重によって、第1揺動リンク6の基端部6aと第1枢支ピン10との間、或いは、第1枢支ピン10と第1取付け部材4との間に存在するクリアランスの範囲内で、第1揺動リンク6が先端下がりの傾斜姿勢に傾動しようとするが、このとき、第1枢支ピン10の揺動軸芯よりも先端側に偏位して位置する荷重受け部19の摺接部材19Bが取付け基板4Aに接当して扉荷重を受止めることができる。
それ故に、扉体1の垂れ下がりを、第1揺動リンク6の揺動軸芯回りに設けた荷重受け部19によって抑制することができ、しかも、荷重受け部19が、第1揺動リンク6の揺動軸芯よりも先端側及び基端側の各々に形成されているため、扉体開閉装置が収納ハウジング2の外側天板2Aの内壁部に取付けられた場合には、上述のように第1揺動リンク6の揺動軸芯よりも基端側に位置する荷重受け部19が機能し、扉体開閉装置が収納ハウジング2の外側底板2Bの内壁部に取付けられた場合には、上述のように第1揺動リンク6の揺動軸芯よりも先端側に位置する荷重受け部19が機能するから、扉体開閉装置が上下の内壁部の何れに取付けられた場合でも、扉体1の垂れ下がりを確実、良好に抑制することができる。
リンク機構Aの連結リンク8を構成する連結板部8Aには、図6〜図9に示すように、第1揺動リンク6の先端部6bを縦軸芯周りで揺動自在に軸支する第4軸受け部、換言すれば、第1揺動リンク6の先端部6bに貫通された枢支軸である第4枢支ピン21を支承するための第4軸受け孔8aと、第2揺動リンク7の先端部7bを縦軸芯周りで揺動自在に軸支する第5軸受け部、換言すれば、第2揺動リンク7の先端部7bに貫通された枢支軸である第5枢支ピン22を支承するための第5軸受け孔8bとが形成されている。
また、連結板部8Aの前端側には、第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aとの上下方向及び左右方向での摺接移動を案内する摺接ガイド板部8Bが直角に折り曲げ形成されているとともに、摺接ガイド板部8Bの先端(側辺)側には、第5枢支ピン22を連結板部8Aとで両持ち支持するための第5軸受け片8Cと、第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aの中央部分を前方に折り曲げることによって形成された第1連結板部5Bと固定連結される第2連結板部8Dとが折り曲げ形成されている。
連結リンク8の摺接ガイド板部8Bには、第2取付け部材5の第1連結板部5Bを少なくとも上下調節範囲及び左右調節範囲内で相対移動自在に前後方向から差し入れ自在な長方形状の開口部23が形成され、この開口部23に差し入れられた第2取付け部材5の第1連結板部5Bと連結リンク8の第2連結板部8Dとの間に前記の開口面方向調節手段Cが設けられているとともに、第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aの第4枢支ピン21側の端部とこれに前後方向で相対向する連結リンク8の摺接ガイド板部8Bの端部との間に前述の前後位置調節手段Dが設けられている。
前記連結リンク8の摺接ガイド板部8Bに形成された開口部23の周縁のうち、左右方向で相対向する一対の短辺側縁部分8cが、第2取付け部材5の第1連結板部5Bとの接当によって左右方向での最大調節範囲を規制する左右調節規制部に構成され、また、上下方向で相対向する一対の長辺側縁部分8dが、第2取付け部材5の第1連結板部5Bとの接当によって上下方向での最大調節範囲を規制する上下調節規制部に構成されている。
つまり、左右調節規制部である一対の短辺側縁部分8cと上下調節規制部である一対の長辺側縁部分8dとをもって、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制する調節範囲規制手段Eが構成されている。
尚、扉体1を上下方向に開閉操作する収納ハウジング2の場合では、本願発明の扉体開閉装置が、収納ハウジング2を構成する左右の側板2C,2Dの各内壁面に取付けられるため、上述とは逆に、開口部23に臨む一対の短辺側縁部分8cが上下調節規制部となり、開口部23に臨む一対の長辺側縁部分8dが左右調節規制部となる。
尚、扉体1を上下方向に開閉操作する収納ハウジング2の場合では、本願発明の扉体開閉装置が、収納ハウジング2を構成する左右の側板2C,2Dの各内壁面に取付けられるため、上述とは逆に、開口部23に臨む一対の短辺側縁部分8cが上下調節規制部となり、開口部23に臨む一対の長辺側縁部分8dが左右調節規制部となる。
開口面方向調節手段Cは、図6〜図9に示すように、連結リンク8の第2連結板部8に、左右方向の中央に位置する左右方向に長い操作用長孔24とそれの左右両側脇に位置する左右方向に長い一対の調節用長孔25とを形成するとともに、第2取付け部材5の第1連結板部5Bには、各調節用長孔25に挿通された第1ネジ部材26が螺合固定される左右一対の第2ネジ孔27と、連結リンク8の第2連結板部8Dと第2取付け部材5の第1連結板部5Bとの対向面間隔を調節する第2ネジ部材28が螺合固定される一つの第3ネジ孔29とを形成し、更に、第2ネジ部材28には、連結リンク8の第2連結板部8に当て付け可能で、かつ、操作用長孔24を通して回転操作可能な当り部28aが一体形成されている。
そして、一対の第1ネジ部材26を緩めた状態では、連結リンク8に対して両調節用長孔25の範囲内で第2取付け部材5を左右方向に移動調節することができ、また、操作用長孔24を通して第2ネジ部材28の当り部28aを回転操作して、連結リンク8の第2連結板部8Dと第2取付け部材5の第1連結板部5Bとの対向面間隔を調節することにより、連結リンク8に対して第2取付け部材5を上下方向に移動調節することができる。
尚、扉体1を上下方向に開閉操作する収納ハウジング2の場合では、本願発明の扉体開閉装置が、収納ハウジング2を構成する左右の側板2C,2Dの各内壁面に取付けられるため、上述とは逆に、一対の第1ネジ部材26を緩めた状態では、連結リンク8に対して両調節用長孔25の範囲内で第2取付け部材5を上下方向に移動調節することができ、また、操作用長孔24を通して第2ネジ部材28の当り部28aを回転操作して、連結リンク8の第2連結板部8Dと第2取付け部材5の第1連結板部5Bとの対向面間隔を調節することにより、連結リンク8に対して第2取付け部材5を左右方向に移動調節することができる。
また、連結リンク8の第2連結板部8Dが、第1ネジ部材26の操作頭部26aに相当する寸法分だけ第2取付け部材5の第1連結板部5B側に屈曲形成されている。
前後位置調節手段Dは、図1,図6、図9に示すように、連結リンク8の摺接ガイド板部8Bの第4枢支ピン21側の端部に、前後方向で貫通するネジ孔30を形成するとともに、このネジ孔30に、第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aの端部を前後方向から押圧する調節ネジ35及びロックナット39を螺合して構成されている。
そして、前後位置調節手段Dの調節ネジ35及びロックナット39を螺合操作して、開口面方向調節手段Cに存在するクリアランスの範囲内で、連結リンク8に対する第2取付け部材5の傾きを変更することにより、扉体1の先端1a位置を前後方向で自由に調節することができる。
また、連結リンク8には、第2揺動リンク7の先端側リンク部7Bとの当接によって扉体1の開放位置を複数に変更可能な開放位置調節手段Fが設けられている。
この開放位置調節手段Fを構成するに、図6、図7に示すように、連結リンク8のうち、第2揺動リンク7の先端側リンク部7Bの揺動範囲内に位置する開放位置側の部位に、回動軸芯からの距離が異なる複数のストッパー面31aを備えた合成樹脂製の方形状のストッパー部材24が、枢支ピン32の軸芯周りで回動並びにその回動軸芯方向の一定範囲内で移動自在に枢着され、このストッパー部材31の底面に相対向する連結リンク8の連結板部8Aの摺動ガイド面には、ストッパー部材31のストッパー面31aがストッパー作用位置で選択的に係合保持されるように、ストッパー部材31の底面に形成された回動方向で複数(当該実施形態では4つ)の係合凹部31b、詳しくは、ストッパー部材31の底面に十字状に切り込み形成される溝状の係合凹部31bに対して選択的に係合する係止突起33が打ち出し形成されている。
この開放位置調節手段Fを構成するに、図6、図7に示すように、連結リンク8のうち、第2揺動リンク7の先端側リンク部7Bの揺動範囲内に位置する開放位置側の部位に、回動軸芯からの距離が異なる複数のストッパー面31aを備えた合成樹脂製の方形状のストッパー部材24が、枢支ピン32の軸芯周りで回動並びにその回動軸芯方向の一定範囲内で移動自在に枢着され、このストッパー部材31の底面に相対向する連結リンク8の連結板部8Aの摺動ガイド面には、ストッパー部材31のストッパー面31aがストッパー作用位置で選択的に係合保持されるように、ストッパー部材31の底面に形成された回動方向で複数(当該実施形態では4つ)の係合凹部31b、詳しくは、ストッパー部材31の底面に十字状に切り込み形成される溝状の係合凹部31bに対して選択的に係合する係止突起33が打ち出し形成されている。
更に、枢支ピン32の頭部32aとこれに相対向するストッパー部材31の一側端面との間には、係止突起33に対するストッパー部材31の係合凹部31bの乗り越え回動を許容する状態でストッパー部材31を連結リンク8の連結板部8A側に移動付勢する弾性付勢体の一例であるスプリング座金34が設けられている。
そして、トールキャビネット、シンクキャビネット、吊り戸棚等によって扉体1の開放位置が異なる場合でも、連結リンク8の連結板部8Aに枢着されたストッパー部材31をスプリング座金34の付勢力に抗して回動操作して、連結板部8Aに形成された係止突起33に対して合成樹脂製のストッパー部材31の係合凹部31bを乗り越え回動させ、その調整代に対応するストッパー部材31のストッパー面31aをストッパー作用位置で係止保持することにより、扉体1の開放位置を適正な位置に迅速、容易に修正することができる。
尚、図中36は、収納ハウジング2にビス3止めするために第1取付け部材4の取付け基板4Aに形成された取付け孔であり、37は、第1軸受け片4b及び両受止め片4Cを形成するために取付け基板4Aの一方の長辺に沿って折り曲げ形成された側板部4Fに形成されたネジ孔であり、カバー9の一方の側板部9Aに形成された貫通孔38を通して挿入されたビス3を螺合操作することにより、カバー9の側板部9Aを取付け基板4Aの側板部4Fに脱着自在に締め付け固定するように構成されている。
また、図40は、扉体1にビス3止めするために第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aに形成された取付け孔である。
また、図40は、扉体1にビス3止めするために第2取付け部材5の摺接ガイド板部5Aに形成された取付け孔である。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、リンク機構Bを構成する一対の揺動リンク6,7のうち、第1揺動リンク6の基端部6aと第1取付け部材4との間に付勢機構Bを設けたが、第2揺動リンク7の基端部7aと第1取付け部材4との間に付勢機構Bを設け設けてもよい。
要するに、付勢機構Cとしては、リンク機構Bの揺動に連れて扉体1を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持することのできるものであれば、いかなる構造に構成してもよい。
(1)上述の実施形態では、リンク機構Bを構成する一対の揺動リンク6,7のうち、第1揺動リンク6の基端部6aと第1取付け部材4との間に付勢機構Bを設けたが、第2揺動リンク7の基端部7aと第1取付け部材4との間に付勢機構Bを設け設けてもよい。
要するに、付勢機構Cとしては、リンク機構Bの揺動に連れて扉体1を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持することのできるものであれば、いかなる構造に構成してもよい。
(2)上述の実施形態では、本願発明の扉体開閉装置を、収納ハウジング2の外側天板2A及び外側底板2Bの各内壁面に取付けて、扉体1を左右方向に開閉操作自在に構成したが、本願発明の扉体開閉装置を、収納ハウジング2を構成する左右の側板2C,2Dの各内壁面に取付けて、扉体1を上下方向に開閉操作自在に構成してもよい。
(3)上述の実施形態では、連結リンク8の摺接ガイド板部8Bに、第2取付け部材5の第1連結板部5Bを少なくとも上下調節範囲及び左右調節範囲内で相対移動自在に前後方向から差し入れ自在な長方形状の開口部23を形成したが、この開口部23の周方向の一部が切欠き形成されていてもよい。
要するに、開口部23の形状としては、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制することのできる形状が望ましい。
また、開口部23で調節範囲を規制しない場合には、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制する他の構造の調節範囲規制手段Eを設けることになる。
要するに、開口部23の形状としては、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制することのできる形状が望ましい。
また、開口部23で調節範囲を規制しない場合には、開口面方向調節手段Cによる扉体1の上下調節範囲及び左右調節範囲を設定上下調節範囲及び設定左右調節範囲に規制する他の構造の調節範囲規制手段Eを設けることになる。
(4)連結リンク8と第2取付け部材との間に設けられる開口面方向調節手段Cとしては、扉体1の取付け位置を上下方向と左右方向に調節することのできる機能を有しておれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(5)前後位置調節手段Dとしては、連結リンク8に対する第2取付け部材5の傾きを変更することによって扉体1の先端1a位置を前後方向に調節することのできる機能を有しておれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
A リンク機構
B 付勢機構
C 開口面方向調節手段
D 前後位置調節手段
E 調節範囲規制手段
S 収納室
1 扉体
4 第1取付け部材
4A 取付け基板
4B 軸受け片(第1軸受け片)
4C 受止め片
4D 軸受け片(第2軸受け片)
4E 取付け片
5 第2取付け部材
5A 摺接ガイド板部
5B 第1連結板部
6 揺動リンク(第1揺動リンク)
7 揺動リンク(第2揺動リンク)
8 連結リンク
8B 修正ガイド板部
8D 第2連結板部
10 枢支軸(第1枢支ピン)
11 枢支軸(第2枢支ピン)
12 引張コイルバネ
13 受け部材
13a 取付け部
19 荷重受け部
23 開口部
25 調節用長孔
26 第1ネジ部材
28 第2ネジ部材
B 付勢機構
C 開口面方向調節手段
D 前後位置調節手段
E 調節範囲規制手段
S 収納室
1 扉体
4 第1取付け部材
4A 取付け基板
4B 軸受け片(第1軸受け片)
4C 受止め片
4D 軸受け片(第2軸受け片)
4E 取付け片
5 第2取付け部材
5A 摺接ガイド板部
5B 第1連結板部
6 揺動リンク(第1揺動リンク)
7 揺動リンク(第2揺動リンク)
8 連結リンク
8B 修正ガイド板部
8D 第2連結板部
10 枢支軸(第1枢支ピン)
11 枢支軸(第2枢支ピン)
12 引張コイルバネ
13 受け部材
13a 取付け部
19 荷重受け部
23 開口部
25 調節用長孔
26 第1ネジ部材
28 第2ネジ部材
Claims (8)
- 収納室の内壁部に取付けられる第1取付け部材と、収納室の開口部を閉止する扉体の裏面に取付けられる第2取付け部材とに亘って、扉体を平行又はほぼ平行姿勢に維持したまま開口部を閉止する閉止位置と開口部の外側脇に移動した開放位置とに亘って揺動案内する一対の揺動リンクを設けるとともに、揺動リンクの揺動に連れて扉体を閉止位置と開放位置とに択一的に弾性力で付勢保持する付勢機構を設けてある扉体開閉装置であって、
前記両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間に、扉体の取付け位置を上下方向と左右方向に調節する開口面方向調節手段が設けられている扉体開閉装置。 - 前記両揺動リンクの先端部に亘って枢支連結された連結リンクと第2取付け部材との間には、連結リンクに対する第2取付け部材の傾きを変更することによって扉体の先端位置を前後方向に調節する前後位置調節手段が設けられている請求項1記載の扉体開閉装置。
- 前記連結リンクと第2取付け部材との相対向する部位に、両者の上下方向及び左右方向での調節を摺接案内する摺接ガイド板部が形成されている請求項1又は2記載の扉体開閉装置。
- 前記連結リンクの摺接ガイド板部には、第2取付け部材に形成された連結板部を少なくとも上下調節範囲及び左右調節範囲内で相対移動自在に前後方向から差し入れ自在な開口部が形成され、この開口部に差し入れられた第2取付け部材の連結板部と連結リンクの摺接ガイド板部の先端側に形成された連結板部との間に開口面方向調節手段が設けられている請求項3記載の扉体開閉装置。
- 前記開口面方向調節手段が、連結リンクの連結板部に形成された調節用長孔を通して第2取付け部材の連結板部に形成されたネジ孔に螺合固定される第1ネジ部材と、連結リンクの連結板部と第2取付け部材の連結板部との対向面間隔を調節する第2ネジ部材とから構成されている請求項4項記載の扉体開閉装置。
- 前記連結リンクの連結板部が、第1ネジ部材の操作頭部に相当する寸法分だけ第2取付け部材の連結板部側に屈曲形成されている請求項5項記載の扉体開閉装置。
- 前記第1取付け部材と一方の揺動リンクの基端部との相対向する部位の少なくとも一方で、かつ、揺動リンクの揺動軸芯よりも先端側及び基端側の各々に、相手側に接触又は近接する荷重受け部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の扉体開閉装置。
- 前記第1取付け部材を構成する取付け基板の長辺側に、一方の揺動リンクの基端部を揺動自在に軸支するための軸受け片が折り曲げ形成され、短辺側には、他方の揺動リンクの基端部を揺動自在に軸支するための軸受け片と、付勢機構の引張コイルバネの一端側を取付けるための取付け片が折り曲げ形成されているとともに、一方の揺動リンクの基端部側には、引張コイルバネの他端側を取付けるための取付け部を備え、かつ、一方の揺動リンクを枢着するための枢支軸の突出端部を迂回する状態で取付け基板側に屈曲形成された受け部材が揺動自在に枢着されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の扉体開閉装置。
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