JP6453280B2 - 扉体開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シンクキャビネットや吊り戸棚等の建具或いは食器棚、書棚、下駄箱等の家具などに装備される扉体の開閉装置に関する。詳しくは、本体及び扉体に各別に取付けられる両取付け部材が、前記扉体を前記本体の開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに亘って揺動支持する揺動リンク機構で枢支連結され、前記扉体を閉止位置と開放位置に弾性力で付勢保持する付勢機構が設けられている扉体開閉装置に関する。
上述の扉体開閉装置としては、例えば、特許文献1に示すように、揺動リンク機構を構成する一対の揺動リンクを、第1取付け部材及び第2取付け部材に対して水平又は略水平な軸芯周りで上下方向に揺動自在に枢支連結したものが存在する。
この扉体開閉装置に装備される付勢機構は、扉体に開放位置への揺動付勢力を付与可能な状態で張設される単一のバネ材である引張コイルバネから構成されている。引張コイルバネの一端部は、本体の内面に取付けられる第1取付け部材の第1バネ受け部に取付けられている。引張コイルバネの他端部は、第1取付け部材に枢支連結されている下方側の揺動リンクの第1枢支連結部の近傍に設けた第2バネ受け部に取付けられている。
揺動リンク側の第2バネ受け部は、閉止位置から開放位置への揺動に伴って第1取付け部材側の第1バネ受け部との対向間隔が次第に小となる部位で、且つ、閉止位置にあるとき、第1バネ受け部の取付け中心位置と揺動リンクの第1枢支連結部の枢支連結軸芯とを通る線分上(第2バネ受け部の揺動範囲の下死点)を乗り越えて少し上方に偏位した下方側停止位置に位置する状態で配置されている。
そのため、第2バネ受け部が下死点を乗り越えて下方側停止位置に移動するまでの引張コイルバネの弾性付勢力が、扉体を閉止位置に引き込み、且つ、その閉止位置に付勢保持する力として作用する。
特開2005−133330号公報
従来の扉体開閉装置では、開放位置にあるとき、第1取付け部材側の第1バネ受け部と揺動リンク側の第2バネ受け部との対向間隔が最も狭くなるため、引張コイルバネの弾性付勢力が最も小さくなる。そのため、扉体を開放位置で確実に位置保持するためには、引張コイルバネの弾性力を強くする必要がある。
しかしながら、揺動リンク側の第2バネ受け部の下方側停止位置は、第2バネ受け部が下死点にあるときよりも少し第1バネ受け部側に近づいた位置にあるものの、引張コイルバネの弾性付勢力は最大弾性付勢力に近い状態にある。
そのため、上述のように引張コイルバネの弾性力を強くすると、それに伴って扉体を閉止位置に引き込み、且つ、その閉止位置に付勢保持する力が大きくなるため、閉止位置にある扉体の開き操作に大きな操作力が必要になる。
しかも、閉止位置にある扉体を開き操作すると、扉体は開放位置にまで跳ね上がるため、扉体を揺動範囲の中間で静止させることができない。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、扉体を閉止位置及び開放位置で確実に付勢保持しながらも、閉止位置にある扉体の開き操作力の軽減化及び扉体の急速な開き揺動の抑制を図ることのできる扉体開閉装置を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、本体及び扉体に各別に取付けられる両取付け部材が、前記扉体を前記本体の開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに亘って揺動支持する揺動リンク機構で枢支連結され、前記扉体を閉止位置と開放位置に弾性力で付勢保持する付勢機構が設けられている扉体開閉装置であって、
前記付勢機構を構成するに、
前記揺動リンク機構を構成する揺動リンクの第1枢支連結部側に設けられている第1バネ受け部と前記両取付け部材の一つに設けられている第2バネ受け部とに亘って、前記扉体を開放位置側に揺動付勢する主バネ材が設けられ、
前記両取付け部材の一つに設けられている第3バネ受け部と前記揺動リンク機構を構成する揺動リンクの第2枢支連結部側に設けられている第4バネ受け部とに亘って、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として前記主バネ材の弾性力よりも小なる弾性力で前記扉体を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する補助バネ材が設けられ、
前記第1バネ受け部と前記第2バネ受け部とを通る前記主バネ材の付勢軸芯は、閉止位置において前記第1枢支連結部の枢支連結軸芯を越えない位置に設定されている点にある。
上記構成によれば、付勢機構の主バネ材の付勢軸芯が、閉止位置において揺動リンクの第1枢支連結部の枢支連結軸芯を越えない位置に設定されているため、扉体を閉止位置に引き込む力は発生せず、主バネ材の弾性力の全てを扉体の開放位置への揺動付勢力として作用させることができる。
付勢機構の補助バネ材は、主バネ材の弾性力よりも小なる弾性力に設定され、かつ、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として扉体を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する。そして、閉止位置の直前では、主バネ材の弾性力による揺動方向での開き付勢分力は極めて小さいため、補助バネ材の小さな弾性付勢力でも扉体を閉止位置にスムーズに引き込み、且つ、その閉止位置に付勢保持することができる。
主バネ材の弾性付勢力は、閉止位置から開放位置への揺動に伴って次第に小となり、主バネ材の開放位置での弾性付勢力は最小となるが、揺動範囲の付勢中立位置から開放位置までは補助バネ材の弾性付勢力が加わるため、主バネ材の弾性力を従来装置の単一のバネ材よりも小さく設定しても、扉体を開放位置で確実に付勢保持することができる。
また、主バネ材の閉止位置での弾性付勢力は最大となるため、閉止位置ある扉体を開き操作する際、主バネ材の大きな弾性付勢力で扉体が急速に開き揺動しようとする。しかし、揺動範囲の付勢中立位置から閉止位置までは補助バネ材の弾性付勢力が逆方向から加わるため、扉体の急速な開き揺動を抑制することができる。
したがって、扉体を閉止位置及び開放位置で確実に付勢保持しながらも、閉止位置にある扉体の開き操作力の軽減化及び扉体の急速な開き揺動の抑制を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記主バネ材は引張コイルバネから構成され、前記第1バネ受け部及び前記第2バネ受け部は、閉止位置から開放位置への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位に設けられ、
さらに、前記補助バネ材は引張コイルバネから構成され、前記第3バネ受け部及び前記第4バネ受け部は、前記付勢中立位置から閉止位置及び開放位置への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位間に設けられている点にある。
上記構成によれば、主バネ材を配設する部位の対向間隔は、閉止位置から開放位置への揺動に伴って次第に小となり、主バネ材の開放位置での弾性付勢力は最小となる。しかし、揺動範囲の中間位置である付勢中立位置から開放位置までは補助バネ材の弾性付勢力が加わるため、扉体を開放位置で確実に付勢保持することができる。
また、主バネ材を配設する部位の対向間隔は、開放位置から閉止位置への揺動に伴って次第に大となり、主バネ材の閉止位置での弾性付勢力は最大となる。そのため。閉止位置ある扉体を開き操作する際、主バネ材の大きな弾性付勢力で扉体が急速に開き揺動しようとする。しかし、揺動範囲の付勢中立位置から閉止位置までは補助バネ材の弾性付勢力が逆方向から加わるため、扉体の急速な開き揺動を抑制することができる。
付勢機構の補助バネ材は、主バネ材の弾性力よりも小なる弾性力に設定され、かつ、揺動範囲の付勢中立位置から閉止位置及び開放位置への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位間に配設されているため、閉止位置及び開放位置での補助バネ材の弾性付勢力は、揺動範囲の中間位置である付勢中立位置での補助バネ材の弾性付勢力よりも小さくなる。そのため、補助バネ材の小さな弾性付勢力で扉体を閉止位置に引き込み、且つ、その閉止位置に付勢保持することができる。
したがって、主バネ材及び補助バネ材として共に引張コイルバネを使用し、且つ、この主バネ材及び補助バネ材の配設位置を上述の如く工夫するだけの簡単且つ経済的な改造をもって、扉体を閉止位置及び開放位置で確実に付勢保持しながらも、閉止位置にある扉体の開き操作力の軽減化及び扉体の急速な開き揺動の抑制を図ることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記主バネ材の付勢軸芯は、閉止位置において前記第1枢支連結部の枢支連結軸芯と前記第2バネ受け部とを通る線分上に設定されている点にある。
上記構成によれば、閉止位置では、主バネ材の付勢軸芯が第1枢支連結部の枢支連結軸芯と第2バネ受け部とを通る線分上に位置して、扉体を開き側に揺動させるモーメントは発生していないので、扉体を閉止位置で安定良く保持することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記揺動リンク機構を構成する複数の揺動リンクは、前記両取付け部材に対して水平又は略水平な軸芯周りで上下方向に揺動自在に枢支連結され、前記主バネ材の弾性付勢力を調節する第1付勢力調整手段と、前記補助バネ材の弾性付勢力を調節する第2付勢力調整手段とが設けられている点にある。
上記構成によれば、第1付勢力調整手段による主バネ材の弾性付勢力の調節操作と第2付勢力調整手段による補助バネ材の弾性付勢力の調節操作とにより、扉体を開放位置側に揺動付勢する主バネ材と、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として主バネ材の弾性力よりも小なる弾性力で扉体を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する補助バネ材との協働関係を調整して、扉体を自重に抗して揺動範囲の中間領域で容易に静止保持させることができる。
吊り戸棚に装備した第1実施形態の扉体開閉装置の斜視図 吊り戸棚の縦断側面図 図2のIII−III線断面図 扉体開閉装置の開放位置での斜視図 扉体開閉装置の開放位置での拡大斜視図 扉体開閉装置の開放位置での側面視図 扉体開閉装置の付勢中立位置での斜視図 扉体開閉装置の付勢中立位置での側面図 図5のIX−IX線断面図 図5のX−X線断面図 第2実施形態の扉体開閉装置の側面図
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、本発明の扉体開閉装置を装備した吊り戸棚を示す。この吊り戸棚は、前方に向かって開口する収納室Sを有する扉取付け枠体(本体の一例)1と、扉取付け枠体1の収納室Sの開口部1aを開閉する扉体2とからなる。
扉取付け枠体1の開口幅方向である左右方向で相対向する側板1Aの内面の各々には、金属板製の第1取付け部材3が複数本のビス5で固定され、扉体2の裏面の左右両側部には、金属板製の第2取付け部材4が上下方向に沿って複数本のビス5で固定されている。
左側及び右側でそれぞれ組をなす第1取付け部材3と第2取付け部材4とは、収納室Sの開口部1aを閉止する閉止位置と開口部1aの上方外側脇に移動した開放位置とに亘って扉体2を揺動支持する金属製の揺動リンク機構Aで枢支連結されている。
図1、図3に示すように、左右の揺動リンク機構Aを連動する連動連結手段Bが設けられ、左右の各々で組をなす揺動リンク機構Aと第1取付け部材3と第2取付け部材4との間には、扉体2を閉止位置と開放位置に弾性力で付勢保持する付勢機構Cが設けられている。
各揺動リンク機構Aは、図1〜図5に示すように、下方側の揺動リンク6と上方側の揺動リンク7とからなる。そのうち、下方側の揺動リンク6の一端部(先端部)6aは、第2取付け部材4の左右の側板部4A,4Bのうち、左右方向の外方側に位置する側板部4Aの下側部位に水平方向に沿う第1枢支連結ピン10で揺動自在に枢支連結され、この第1枢支連結ピン10をもって下方側の揺動リンク6の一端の第1枢支連結部6Aが構成されている。
下方側の揺動リンク6の他端部(基端部)6bは、第1取付け部材3の下側部に水平方向に沿う第2枢支連結ピン11で揺動自在に枢支連結され、この第2枢支連結ピン11をもって下方側の揺動リンク6の他端の第2枢支連結部6Bが構成されている。
上方側の揺動リンク7の一端部(先端部)7aは、第2取付け部材4の側板部4Aの上側部に水平方向に沿う第3枢支連結ピン12で揺動自在に枢支連結され、この第3枢支連結ピン12をもって上方側の揺動リンク7の一端の第3枢支連結部7Aが構成されている。
上方側の揺動リンク7の他端部(基端部)7bは、第1取付け部材3の上側部に水平方向に沿う第4枢支連結ピン13で揺動自在に枢支連結され、この第4枢支連結ピン13をもって上方側の揺動リンク7の他端の第4枢支連結部7Bが構成されている。
第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1と第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2との間隔は、第3枢支連結部7Aの枢支連結軸芯X3と第4枢支連結部7Bの枢支連結軸芯X4との間隔と同一に構成されている。そのため、扉体2は鉛直姿勢を維持したまま閉止位置(図1、図2参照)と開放位置(図4、図6参照)とに亘って平行に揺動される。
連動連結手段Bは、図1、図3に示すように、各揺動リンク機構Aの下方側の揺動リンク6の一端部6aに、左右方向の内方側に突出する略L字状の連結板部6Cを折り曲げ形成し、左右の両連結板部6Cに亘って、横断面形状が長円形の金属製の筒状の連結部材15をビス等で固定連結することにより構成されている。
そのため、開口幅方向で相対向する両揺動リンク機構Aの揺動が一体化されるから、揺動リンク機構Aの揺動運動のずれが少なくなり、扉体2を滑らかに開閉作動させることができる。
尚、第2取付け部材4の側板部4Aには、図5〜図7に示すように、上方側の揺動リンク7との当接によって扉体2の最大上方揺動位置を開放位置に規制する樹脂製のストッパー部材8が設けられている。
次に、付勢機構Cについて詳述する。
図2、図6、図8に示すように、下方側の揺動リンク6の一端部6aと連結板部6Cとに亘って、第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1から揺動半径方向に偏位した位置で左右方向に沿うピン状部材25を架設し、このピン状部材25をもって第1バネ受け部21が構成されている。また、第2取付け部材4の上端部には、側板部4A,4Bと同じ側に取付け板部4Cを折り曲げ形成し、この取付け板部4Cには、後述の第1付勢力調整手段Dを取付けるための取付けスリット26を形成し、取付け板部4Cの取付けスリット26をもって第2バネ受け部22が構成されている。
第1バネ受け部21と第2バネ受け部22は、揺動リンク機構Aの閉止位置(図2参照)から開放位置(図6参照)への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位に配設されている。第1バネ受け部21には、図8、図9に示すように、扉体2を閉止位置(図2参照)から開放位置(図6参照)側に揺動付勢する主バネ材(主コイルバネ)27の一端部に螺合固定されたフック部材28が掛止されている。主バネ材27は引張コイルバネから構成され、主バネ材27の他端部と第2バネ受け部22との間には、主バネ材27の弾性付勢力を調節する第1付勢力調整手段Dが設けられている。
この第1付勢力調整手段Dは、図5、図9に示すように、主バネ材27の他端部に螺合固定される第1螺合装着部材29と、第2バネ受け部22を構成する取付けスリット26を通して第1螺合装着部材29に螺合される第1調節ネジ部材30とから構成されている。第1調節ネジ部材30は、扉取付け枠体1の開口部1aから扉体2が外方側に開き揺動したとき、扉取付け枠体1の開口部1aと扉体2との間の開き空間を通して上方から容易に調節操作することができる。
そして、図2に示すように、揺動リンク機構Aが閉止位置にある状態では、第1バネ受け部21のバネ取付け中心と第2バネ受け部22のバネ取付け中心とを通る主バネ中心線、つまり、主バネ材27の付勢軸芯(コイル軸芯)Y1は、第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1を越えない位置に設定されている。換言すれば、主バネ材27の付勢軸芯(コイル軸芯)Y1は、第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1と第2バネ受け部22のバネ取付け中心とを通る線分Y2を越えない位置に設定されている。
本実施形態においては、主バネ材27の付勢軸芯(コイル軸芯)Y1は、閉止位置において第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1と第2バネ受け部22とを通る線分Y2上に設定されている。
付勢機構Cの主バネ材27の付勢軸芯(コイル軸芯)Y1が、閉止位置において第1バネ受け部21のバネ取付け中心と第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1とを通る線分Y2を越えない位置に設定されているため、扉体2を閉止位置に引き込む力は発生せず、主バネ材27の弾性力の全てを扉体2の閉止位置から開放位置への揺動付勢力として作用させることができる。
また、図4〜図6に示すように、揺動リンク機構Aが開放位置にある状態では、主バネ材27の付勢軸芯(コイル軸芯)Y1は、第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1に対して揺動半径方向の外方上方側に偏位した位置に設定されている。
図4〜図7に示すように、下方側の揺動リンク6の他端部6bで、且つ、第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2から揺動半径方向に偏位した部位には、第2枢支連結部6Bと干渉しない迂回状態で第1取付け部材3の後側板部3Aと上側板部3Bとで形成される角部側に向かって延設される取付けアーム31が、枢支連結軸芯X2と平行な左右方向に沿う第5枢支連結ピン32周りで揺動自在に枢支連結されている。第1取付け部材3の上側板部3Bの後端片3bは、取付けアーム31の第5枢支連結ピン32と対角線方向で相対向する傾斜姿勢に折り曲げ形成され、この後端片3bには、後述の第2付勢力調整手段Eを取付けるための取付け孔33が形成されている。
そして、上述の取付け孔33が形成されている第1取付け部材3の後端片3bをもって第3バネ受け部23が構成され、下方側の揺動リンク6の第2枢支連結部6B側に枢着されている揺動自在な取付けアーム31をもって第4バネ受け部24が構成されている。
第3バネ受け部23と第4バネ受け部24とは、揺動リンク機構Aの揺動範囲の中間位置(中央位置側)を付勢中立位置(第5枢支連結ピン32の揺動範囲の下死点(図8参照))として閉止位置(図2参照)及び開放位置(図6参照)への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位に設けられている。
第4バネ受け部24には、図8、図10に示すように、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として主バネ材27の弾性力よりも小なる弾性力で扉体2を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する補助バネ材(補助コイルバネ)35のうち、それの下端部に螺合固定された第3螺合装着部材36と、当該第3螺合装着部材36に螺合される取付けネジ部材34が一体形成されている。補助バネ材35は、引張コイルバネから構成され、この補助バネ材35の上端部と第3バネ受け部23との間には、補助バネ材35の弾性付勢力を調節する第2付勢力調整手段Eが設けられている。
この第2付勢力調整手段Eは、図8、図10に示すように、補助バネ材35の上端部に螺合固定される第2螺合装着部材37と、第3バネ受け部23を構成する取付け孔33を通して第2螺合装着部材37に螺合される第2調節ネジ部材38とから構成されている。第2調節ネジ部材38と扉取付け枠体1の天井面との間には、ドライバー等の回転操作工具を配置可能な操作空間が形成されているので、この操作空間において第2調節ネジ部材38を後方上方から容易に調節操作することができる。
補助バネ材35の付勢中立位置は、本実施形態においては、図8に示すように、下方側の揺動リンク6の第1枢支連結部6Aの枢支連結軸芯X1、及び、上方側の揺動リンク7の第3枢支連結部7Aの枢支連結軸芯X3が、下方側の揺動リンク6の第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2、及び、上方側の揺動リンク7の第4枢支連結部7Bの枢支連結軸芯X4と同一高さ又は略同一高さにある揺動中間位置に設定されている。
そして、図2に示すように、揺動リンク機構Aが閉止位置にある状態では、第3バネ受け部23のバネ取付け中心と第4バネ受け部24のバネ取付け中心とを通る補助バネ中心線、つまり、補助バネ材35の付勢軸芯(コイル軸芯)Y3は、下方側の揺動リンク6における第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2から揺動半径方向の内方側のやや下方に偏位した部位に設定されている。
また、図7、図8に示すように、揺動リンク機構Aが付勢中立位置(第5枢支連結ピン32の揺動範囲の下死点)にある状態では、補助バネ材35の付勢軸芯(コイル軸芯)Y3は、下方側の揺動リンク6の第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2上に設定されている。
さらに、図4〜図6に示すように、揺動リンク機構Aが開放位置にある状態では、補助バネ材35の付勢軸芯(コイル軸芯)Y3は、下方側の揺動リンク6における第2枢支連結部6Bの枢支連結軸芯X2から揺動半径方向の外方側のやや下方に偏位した部位に設定されている。
そして、上述の如く構成された扉体開閉装置においては、主バネ材27を張設する第1バネ受け部21と第2バネ受け部22との対向間隔は、閉止位置(図2参照)から開放位置(図6参照)への揺動に伴って次第に小となり、主バネ材27の開放位置での弾性付勢力は最小となる。しかし、揺動範囲の付勢中立位置(図8参照)から開放位置(図6参照)までは補助バネ材35の弾性付勢力が加わるため、扉体2を開放位置(図6参照)で確実に付勢保持することができる。
また、主バネ材27を張設する第1バネ受け部21と第2バネ受け部22との対向間隔は開放位置(図6参照)から閉止位置(図2参照)への揺動に伴って次第に大となり、主バネ材27の閉止位置(図2参照)での弾性付勢力は最大となる。そのため。閉止位置(図2参照)ある扉体2を開き操作する際、主バネ材27の大きな弾性付勢力で扉体2が急速に開き揺動しようとする。しかし、揺動範囲の付勢中立位置(図8参照)から閉止位置(図2参照)までは補助バネ材35の弾性付勢力が逆方向から加わるため、扉体2の急速な開き揺動を抑制することができる。
しかも、補助バネ材35は、主バネ材27の弾性力よりも小なる弾性力に設定され、かつ、揺動範囲の付勢中立位置(図8参照)から閉止位置(図2参照)及び開放位置(図6参照)への揺動に伴って第3バネ受け部23と第4バネ受け部24との対向間隔が次第に小となる部位間に張設されている。そのため、閉止位置(図2参照)及び開放位置(図6参照)での補助バネ材35の弾性付勢力は、揺動範囲の付勢中立位置(図8参照)での補助バネ材35の弾性付勢力よりも小さくなる。しかし、閉止位置(図2参照)の直前位置では、主バネ材27の弾性力による揺動方向での開き付勢分力は極めて小さいため、補助バネ材35の小さな弾性付勢力で扉体2を閉止位置にスムーズに引き込み、且つ、その閉止位置に付勢保持することができる。
したがって、主バネ材27及び補助バネ材35として共に引張コイルバネを使用し、且つ、この主バネ材27及び補助バネ材35の張設位置を上述の如く工夫するだけの簡単且つ経済的な改造をもって、扉体2を閉止位置及び開放位置で確実に付勢保持しながらも、閉止位置にある扉体2の開き操作力の軽減化及び扉体2の急速な開き揺動の抑制を図ることができる。
さらに、第1付勢力調整手段Dによる主バネ材27の弾性付勢力の調節操作と第2付勢力調整手段Eによる補助バネ材35の弾性付勢力の調節操作とにより、扉体2を開放位置側に揺動付勢する主バネ材27と、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として主バネ材27の弾性力よりも小なる弾性力で扉体2を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する補助バネ材35との協働関係を調整して、扉体2を自重に抗して揺動範囲の中間領域で容易に静止保持させることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、付勢機構Cを構成するにあたって、下方側の揺動リンク6と第2取付け部材4との第1・第2バネ受け部21,22間に主バネ材27を張設し、第1取付け部材3と下方側の揺動リンク6との第3・第4バネ受け部23,24間に補助バネ材35を張設したが、この構成に限定されるものではない。例えば、図11の第2実施形態に示すように、扉開き操作時に扉体2を開口部1aの下方外方脇に下降移動させる下開き形式の扉体開閉装置(図11は開放位置を示す)において、上方側の揺動リンク7と第1取付け部材3との第1・第2バネ受け部21,22間に主バネ材27を張設し、第1取付け部材3と下方側の揺動リンク6との第3・第4バネ受け部23,24間に補助バネ材35を張設してもよい。
この第2実施形態では、上方側の揺動リンク7の基端部7bと扉取付け枠体1側に取付けられる第1取付け部材3との枢支連結部が第1枢支連結部7Cとなり、上方側の揺動リンク7の先端部7aと扉体2側に取付けられる第2取付け部材4との枢支連結部が第3枢支連結部7Dとなる。そして、第1枢支連結部7Cの枢支連結軸芯はX1となり、第3枢支連結部7Dの枢支連結軸芯はX3となる。
上方側の揺動リンク7のうち、第1枢支連結部7Cの枢支連結軸芯X1から揺動半径方向に偏位した位置には、左右方向に沿う第6枢支連結ピン40を介して第1連結部材41が回動自在に枢着され、この第1連結部材41をもって第1バネ受け部21が構成されている。
この第1バネ受け部21と主バネ材27の一端部との間には、主バネ材27の弾性付勢力を調節する第1付勢力調整手段Dが設けられている。第1付勢力調整手段Dは、主バネ材27の一端部に螺合固定される第1螺合装着部材29と、第1バネ受け部21を構成する第1連結部材41を貫通して第1螺合装着部材29に螺合される第1調節ネジ部材30とから構成されている。
第1取付け部材3には、主バネ材27の他端部に螺合固定されたフック部材28が掛止される左右方向に沿う係止ピン42が設けられ、この係止ピン42をもって第2バネ受け部22が構成されている。
下方側の揺動リンク6の基端部6bと扉取付け枠体1側に取付けられる第1取付け部材3との枢支連結部が第2枢支連結部6Dとなり、下方側の揺動リンク6の先端部6aと扉体2側に取付けられる第2取付け部材4との枢支連結部が第4枢支連結部6Eとなる。そして、第2枢支連結部6Dの枢支連結軸芯はX2となり、第4枢支連結部6Eの枢支連結軸芯はX4となる。
第1取付け部材3には、左右方向に沿う第7枢支連結ピン45を介して第2連結部材46が回動自在に枢着され、この第2連結部材46をもって第3バネ受け部23が構成されている。
この第3バネ受け部23と補助バネ材35の一端部との間には、補助バネ材35の弾性付勢力を調節する第2付勢力調整手段Eが設けられている。第2付勢力調整手段Eは、補助バネ材35の一端部に螺合固定される第2螺合装着部材37と、第3バネ受け部23を構成する第2連結部材46を貫通して第2螺合装着部材37に螺合される第2調節ネジ部材38とから構成されている。
下方側の揺動リンク6のうち、第2枢支連結部6Dの枢支連結軸芯X2から揺動半径方向に偏位した位置には、左右方向に沿う第8枢支連結ピン47を介して第3連結部材48が回動自在に枢着され、この第3連結部材48をもって第4バネ受け部24が構成されている。この第4バネ受け部24を構成する第3連結部材48には第3調節ネジ部材49が貫通状態で装着され、この第3調節ネジ部材49は、補助バネ材35の他端部に螺合固定されている第4螺合装着部材50を螺合連結されている。
(2)上述の第1実施形態では、扉開き操作時に扉体2を扉取付け枠体1の開口部1aの上方外方脇に上昇移動させる上開き形式の扉体開閉装置に構成し、第2実施形態では、扉開き操作時に扉体2を開口部1aの下方外方脇に下降移動させる下開き形式の扉体開閉装置に構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、扉開き操作時に扉体2を開口部1aの右側又は左側の外方脇に横移動させる横開き形式に構成して実施してもよい。
(3)上述の実施形態では、本発明の扉体開閉装置を装備した吊り戸棚に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明の扉体開閉装置は、トールキャビネット、シンクキャビネット等の他の建具或いは食器棚、書棚、下駄箱等の家具などに装備することができる。
(4)上述の実施形態では、主バネ材27及び補助バネ材35を引張コイルバネから構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、主バネ材27及び補助バネ材35を圧縮コイルバネ等から構成してもよい。
1 本体(扉取付け枠体)
1a 開口部
2 扉体
3 取付け部材(第1取付け部材)
4 取付け部材(第2取付け部材)
6 揺動リンク
6A 第1枢支連結部
6B 第2枢支連結部
6D 第2枢支連結部
7 揺動リンク
7C 第1枢支連結部
21 第1バネ受け部
22 第2バネ受け部
23 第3バネ受け部
24 第4バネ受け部
27 主バネ材(引張コイルバネ)
35 補助バネ材(引張コイルバネ)
A 揺動リンク機構
C 付勢機構
D 第1付勢力調整手段
E 第2付勢力調整手段
X1 枢支連結軸芯

Claims (4)

  1. 本体及び扉体に各別に取付けられる両取付け部材が、前記扉体を前記本体の開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに亘って揺動支持する揺動リンク機構で枢支連結され、前記扉体を閉止位置と開放位置に弾性力で付勢保持する付勢機構が設けられている扉体開閉装置であって、
    前記付勢機構を構成するに、前記揺動リンク機構を構成する揺動リンクの第1枢支連結部側に設けられている第1バネ受け部と前記両取付け部材の一つに設けられている第2バネ受け部とに亘って、前記扉体を開放位置側に揺動付勢する主バネ材が設けられ、前記両取付け部材の一つに設けられている第3バネ受け部と前記揺動リンク機構を構成する揺動リンクの第2枢支連結部側に設けられている第4バネ受け部とに亘って、揺動範囲の中間位置を付勢中立位置として前記主バネ材の弾性力よりも小なる弾性力で前記扉体を閉止位置及び開放位置に揺動付勢する補助バネ材が設けられ、前記第1バネ受け部と前記第2バネ受け部とを通る前記主バネ材の付勢軸芯は、閉止位置において前記第1枢支連結部の枢支連結軸芯を越えない位置に設定されている扉体開閉装置。
  2. 前記主バネ材は引張コイルバネから構成され、前記第1バネ受け部及び前記第2バネ受け部は、閉止位置から開放位置への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位に設けられ、さらに、前記補助バネ材は引張コイルバネから構成され、前記第3バネ受け部及び前記第4バネ受け部は、前記付勢中立位置から閉止位置及び開放位置への揺動に伴って対向間隔が次第に小となる部位間に設けられている請求項1記載の扉体開閉装置。
  3. 前記主バネ材の付勢軸芯は、閉止位置において前記第1枢支連結部の枢支連結軸芯と前記第2バネ受け部とを通る線分上に設定されている請求項1又は2記載の扉体開閉装置。
  4. 前記揺動リンク機構を構成する複数の揺動リンクは、前記両取付け部材に対して水平又は略水平な軸芯周りで上下方向に揺動自在に枢支連結され、前記主バネ材の弾性付勢力を調節する第1付勢力調整手段と、前記補助バネ材の弾性付勢力を調節する第2付勢力調整手段とが設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の扉体開閉装置。
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