JP4437169B2 - 簡易基礎及び簡易基礎の集合体 - Google Patents

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Description

本発明は、公園、緑地等に柵、橋、ベンチ、遊具等の建造物や樹木等の被支持体を支持するために用いられる簡易基礎に関する。
近年、里山、河川敷、湿原等にその自然環境を保護すると共に自然環境を生かして公園や緑地等として利用するために、柵、橋、ベンチ、遊具等の建造物を構築することが行われている。前記建造物を構築する際には、地盤にこの建造物を支持するための基礎が設けられるが、前記基礎は通常地盤に掘削された穴に捨てコンクリートを打ち、この捨てコンクリート上に組まれた枠体内にコンクリートを充填し、養生することにより形成される。
ところが、前記里山、河川敷、湿原等では、地盤の掘削、生コンクリートの搬入等のために大型の車両が進入すると、植生、土壌等が損なわれ、自然環境を保護するための公園、緑地化が、自然環境の破壊を招くという本末転倒の結果になるという問題がある。また、前記のようにして形成された基礎は、不要になった場合に撤去して原状回復することが難しいとの問題がある。
そこで、施工現場で枠体にコンクリートを充填、養生させることなく、容易に組み立てて建造物の基礎とすることができる簡易基礎が提案されている(特許文献1参照)。当該特許文献1に開示された簡易基礎としては、例えば、図7,8に示すように、円筒状体41の側面に4方向からそれぞれスリーブ管42を挿通したものがある。この簡易基礎では、スリーブ管42は、円筒状体41の側面に設けられた入口孔43から出口孔44に挿通され、円筒状体41内に配設されたプレート45により固定されている。
前記簡易基礎は、円筒状体41内にコンクリートを流し込んだ後、施工現場の地盤に予め掘削された穴に埋設される。そして、簡易基礎は、図8に示すように、スリーブ管42に案内させてパイプ46を土壌中に打ち込むことにより固定される。尚、簡易基礎には、円筒状体41内のコンクリートに埋め込まれたブラケット47が備えられており、ブラケット47を介して上部構造物に接続できるようになっている。
しかしながら、前記簡易基礎は、施工現場に搬入する前に予め円筒状体41内にコンクリートを流し込んで固めているため、重量が重くなり、施工現場に搬入する際にクレーン等を使用しなければならない。このため、施工現場にはクレーン等を搭載した比較的大型の車両で簡易基礎を搬送しなければならず、自然環境への影響が大きいという不都合がある。また、前記簡易基礎は、不要になって撤去する際にもクレーン等が必要となる。また、撤去後においても鉄製の円筒状体41の内部にコンクリートが流し込まれて固まっているため、前記簡易基礎のリサイクルを行うことは困難であった。
さらに、被支持体の構造によっては、図7及び8に示す簡易基礎では強度が不足する場合がある。前記特許文献1においては、円筒状体41の形状を変更し、特許文献1の図6から図13のように円筒状体41の全長を長くし、軸方向を水平に向けて土壌中に埋設することにより強度を変更している。しかしながら、これでは、被支持体の種類に応じていちいち円筒状体41の長さを変更する必要があるため施工が面倒である。また、円筒状体41を長くすることにより内部に充填されるコンクリートの量も増えるため、撤去時に廃棄物が大量に発生し、さらにリサイクルがしにくくなるという不都合がある。
米国特許第5039256号公報
本発明は、簡易基礎の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、軽量で搬送や設置が容易な簡易基礎を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、被支持体の種類に応じて容易に耐力を調節することができる簡易基礎の集合体を提供することを目的とする。さらに、本発明の他の目的は、撤去後にリサイクルが容易な簡易基礎及びその集合体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の簡易基礎は、土壌中に埋設され上部に設けられる被支持体を支持する金属製の簡易基礎であって、土壌中に水平面に対し傾斜した状態で打ち込まれる打ち込み杭と、複数の打ち込み杭を平面視で異なる方向に案内する複数の筒状の案内部材と、前記複数の案内部材の上部を連結して固定する上部固定板と、前記複数の案内部材の下部を連結して固定する下部固定板とを備えていることを特徴とする。
本発明の簡易基礎は、打ち込み杭と筒状の案内部材と上部及び下部固定板とから形成されている。従って、被支持体から力が加わった場合であっても、簡易基礎は前記打ち込み杭及び前記下部固定板等の土壌中に埋設された部分により土壌中に保持されるため、従来の簡易基礎のようにコンクリートの本体を必要としない。このため、軽量で搬送が容易となり、クレーンや大型の車両を必要としないので、施工現場に与える影響を最小限に止めることができる。また、各部材が金属で形成されているため、撤去後のリサイクルが容易となる。
本発明の簡易基礎においては、前記上部固定板と前記下部固定板とを鉛直に貫通し、前記上部固定板の上方に突出して被支持体に連結され、前記下部固定板から前記案内部材よりも下方に突出するアンカーボルトを備えていることが好ましい。これによれば、前記アンカーボルトが前記上下固定板を鉛直に貫通しているため、簡易基礎を設置予定箇所に設置する際に垂直度が出しやすく、施工が容易となる。
また、本発明の簡易基礎において、前記案内部材は、打ち込み杭が土壌中に打ち込まれた後に前記打ち込み杭を固定する固定手段を備えていることが好ましい。これによれば、前記上下固定板、前記案内部材及び前記打ち込み杭が一体となって被支持体を支持することができるため、さらに耐力が向上する。
また、前記目的を達成するために、本発明の簡易基礎の集合体は、請求項1乃至3の簡易基礎を複数連結した簡易基礎の集合体であって、前記上部固定板及び前記下部固定板が多角形状に形成され、前記上部固定板又は前記下部固定板の側辺に外側辺と他の簡易基礎の上部固定板又は下部固定板の側辺とに跨る連結部材を固定する固定部が設けられていることを特徴とする。
本発明の簡易基礎の集合体によれば、上部に設けられる被支持体が必要とする耐力に応じて前記簡易基礎の連結数を変更すればよいので、従来のように耐力に応じて部材の形状を変更する必要がないため施工が容易となる。
また、本発明の簡易基礎の集合体は、前記下部固定板に前記固定部が設けられ、前記連結部材によって複数連結された簡易基礎の複数の上部固定板に跨って各上部固定板の上面に固定されるカバーを備え、前記連結部材と前記カバーとにより複数の簡易基礎を連結することが好ましい。これによれば、前記カバーが複数の上部固定板の上面を連結して固定するため、単に上下固定板の側辺で連結する場合に比べて連結強度を高くすることができる。
次に、本発明の簡易基礎及びその集合体の実施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態の簡易基礎1は、図1に示すように、土壌中に埋設される本体2と、本体2のスリーブ7を介して土壌中に打ち込まれるパイプ3(打ち込み杭)と、本体2の上面に固定されるカバー4とを備えている。
本体2は、外形形状が正六角形の鉄板で形成された上部固定板5及び下部固定板6と、この上部固定板5及び下部固定板6を所定の角度を持って貫通する4本のスリーブ7と、上部固定板5及び下部固定板6の中心を鉛直方向に貫通するアンカーボルト8とを備えている。スリーブ7は鉄パイプで形成され、上部固定板5及び下部固定板6に設けられた開口に挿通され、当該開口と接触する箇所が全周にわたって溶接されて上部固定板5及び下部固定板6に固定されている。また、上部固定板5には、ボルト9(図3参照)によってカバー4や被支持体と連結するための貫通孔10が4カ所に設けられている。下部固定板6には、側辺にそれぞれ2カ所、合計12カ所に他の簡易基礎1の下部固定板6と連結するための貫通孔11(固定部)が設けられている。
スリーブ7は、図2に示すように、それぞれのスリーブ7同士が90゜となるように放射状に均等に配設されている。このように4本のスリーブ7を90゜毎に均等に配置することにより、パイプ3同士の角度も90゜となる。このため、簡易基礎1に被支持体から力が加わった場合であっても、各パイプ3に均等に力が分散されるため、一部のパイプ3のみに荷重が集中するのを防ぐことができる。また、上部固定板5の上部に突出している箇所には、パイプ3を固定するための固定手段として、ボルト12と、このボルト12を止めるねじ孔13が設けられている。アンカーボルト8は、上部固定板5及び下部固定板6に設けられた貫通孔に挿通され、全周が溶接されて固定されている。そして、アンカーボルト8の下方端部はスリーブ7の下端部よりも下方に突出している。
カバー4は、図1に示すように、円形の鉄板で形成された天板14と、天板の周囲に溶接により固定された円筒状の側板15とを有しており、底面が開放された筒状に形成されている。カバー4の天板14の中央にはアンカーボルト8を挿通するための貫通孔16が設けられ、その周囲に貫通孔17が4カ所に設けられている。この貫通孔17は、ボルト9によって上部固定板5とカバー4とを連結する際、或いはカバー4の上方に設けられる被支持体と上部固定板5及びカバー4との連結する際に用いられる。
次に、本実施形態の簡易基礎1の設置方法について説明する。まず、設置現場において、簡易基礎1の設置が予定されている箇所に本体2が収納される大きさの穴を開け、本体をその穴の中に設置する。その際、アンカーボルト8は本体2の上部固定板5及び下部固定板6を貫通してスリーブ7の下方に突出しているため、本体2を垂直に設置することが容易となる。
このように設置予定箇所の穴に本体2が設置された後、スリーブ7に案内させてパイプ3を土壌中に打ち込む。その際、パイプ3の打ち込みは油圧式の杭打ち機、又は木ハンマー等で行う。そして、図1に示すように、4本のパイプ3をスリーブ7の端面近傍まで打ち込んだ後、ボルト12をねじ孔13に螺着し、パイプ3をスリーブ7にしっかりと固定する。次に、カバー4を上部固定板5の上面に載置し、ボルト9(図3参照)によってカバー4を本体2の上部固定板5に固定する。最後に、アンカーボルト8によって図示しない被支持体を支持する。
このように、本実施形態の簡易基礎1は、本体2が鉄板の上部固定板5及び下部固定板6と、4本の鉄パイプ3のスリーブ7と、アンカーボルト8により構成されており、コンクリートにより形成された本体に比べて軽量であるため、搬送及び設置作業が容易となる。また、クレーン等が必要ないので、小型の車両で搬送することができるため、施工現場の環境に与える影響を最小限に止めることができる。また、本体2、パイプ3及びカバー4は、すべて鉄でできているため、撤去後のリサイクルも容易である。尚、簡易基礎1を土壌中に埋設する際には、すべての部材を埋設してもよく、上部固定板5やスリーブ7の一部を土壌表面から露出させるようにしてもよい。
次に、図3及び図4を参照して、簡易基礎1を2個連結させた集合体21について説明する。この集合体21は、比較的耐力を必要とする被支持体を支持するために用いられるものであり、図1に示す簡易基礎1の本体2を2個連結したものである。具体的には、図3に示す2連結カバー4Aにより上部固定板5の上面を連結し、下部固定板6の貫通孔11同士を図4に示す連結部材22で連結している。尚、簡易基礎1は上記実施形態と同様の構成であるので、図中で同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
2連結カバー4Aは、図3に示すように、長円形の天板14Aの裏面に円筒状の側板15を2個溶接により固定したものである。この側板15は上記簡易基礎1に取り付けられるカバー4のものと同一である。また、天板14Aには、アンカーボルト8を挿通させるための貫通孔16が2カ所に設けられており、その周囲にボルト9によって上部固定板5と連結するための貫通孔17がそれぞれ4カ所、合計8カ所に設けられている。
連結部材22は、図4に示すように、鉄板を用いて平面視で扁平の六角形に形成され、連結ボルト23が挿通される貫通孔24が4カ所に設けられている。尚、図4においては、連結部材22の左側2個の貫通孔24に連結ボルト23が取り付けられ、右側2個の貫通孔24は連結ボルト23が取り付けられていない状態を示している。
次に、本実施形態の集合体21の設置方法について説明する。まず、本体2にパイプ3が取り付けられていない状態で2個の簡易基礎1を並べ、図4に示すように、連結部材22によって2個の簡易基礎1の下部固定板6同士を連結する。次に、施工現場において、連結された2個の簡易基礎1が収納される大きさの穴を設置予定箇所に掘り、簡易基礎1を収納する。その後、パイプ3をスリーブ7を介して土壌中に打ち込み、ボルト12をねじ孔13に螺着し、合計8本のパイプ3をスリーブ7にしっかりと固定する。次に、並設された2枚の上部固定板5の上に2連結カバー4Aをかぶせ、ボルト9によって2連結カバー4Aを上部固定板5に取り付ける。最後に、上方に突出したアンカーボルト8によって被支持体を支持する。
次に、図5及び図6を参照して、簡易基礎1’を3個連結させた集合体31について説明する。この集合体31は、前記集合体21よりもさらに耐力を必要とする被支持体を支持するものであり、簡易基礎1’の本体2’を3個連結したものである。本実施形態の簡易基礎1’は、上記実施形態の簡易基礎1とは下部固定板6’の貫通孔11の数と配置が異なっている。本実施形態の簡易基礎1’では、下部固定板6’の貫通孔11は、図6に示すように六角形の下部固定板6’の各頂点の近傍に1カ所ずつ、合計6カ所に設けられている。また、本実施形態における連結部材は、図6に示すように、貫通孔11を2個連結する連結部材32と、3個の下部固定板6’にわたって連結する連結部材33とからなる。
また、本実施形態の集合体31においては、3枚の上部固定板5を連結する3連結カバー4Bを用いて簡易基礎1’の上部固定板5を連結している。この3連結カバー4Bは、図5に示すように、3枚の上部固定板5を連結できるよう角部が円弧状となった大略三角形の天板14Bと、その裏面に溶接により固定された3個の円筒状の側板15とからなる。また、天板14Bにはアンカーボルト8を挿通させる貫通孔16が3カ所に設けられており、その周囲にボルト9によって上部固定板5と連結するための貫通孔17がそれぞれ4カ所、合計12カ所に設けられている。尚、その他の簡易基礎1’の構成は、上記実施形態の簡易基礎1と同様の構成であるので、図中で同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の集合体31の設置方法について説明する。まず、本体2’にパイプ3が取り付けられていない状態で3個の簡易基礎1’を並べ、図6に示すように、3個の連結部材32及び連結部材33によって3個の簡易基礎1’の下部固定板6’同士を連結する。次に、施工現場において、連結された3個の簡易基礎1’が収納される大きさの穴を設置予定箇所に掘り、簡易基礎1’を収納する。その後、パイプ3をスリーブ7を介して土壌中に打ち込み、ボルト12をねじ孔13に螺着し、合計12本のパイプ3をスリーブ7にしっかりと固定する。次に、並設された3枚の上部固定板5の上に3連結カバー4Bをかぶせ、ボルト9によって3連結カバー4Bを上部固定板5に取り付ける。最後に、上方に突出した3本のアンカーボルト8によって被支持体を支持する。
以上のように、本発明の簡易基礎の集合体によれば、被支持体によって要求される耐力に応じて簡易基礎1又は簡易基礎1’の連結数を変更すればよい。また、各簡易基礎1,1’の連結は連結部材22,32及び33によって容易に連結することができるため、施工現場で連結数の変更があった場合であっても容易に連結数の変更を行うことができる。
尚、上記簡易基礎の集合体の各実施形態においては、2個と3個の簡易基礎を連結する場合について説明したが、これに限らず、さらに連結数を増やすこともできる。その際、カバーは天板と側板とを組み合わせることにより形成されているため、連結数に合わせて天板の形状を変更すれば、連結数に合わせて側板を固定すればよいため、カバーの製造が容易となる。
また、上記実施形態においては、カバーによって上部固定板5を連結しているが、これに限らず、上部固定板5に貫通孔を設けて上部固定板5同士を直接連結するようにしてもよい。これによれば、簡易基礎1又は1’と連結部材22、32又は33とを準備しておけばよいため、簡易基礎の連結数を増加させることがさらに容易となる。その際、連結部材22、32又は33には、予めボルトを溶接しておくと連結作業が容易となる。
また、簡易基礎1,1’は、4本のパイプ3を備えた例について説明したが、これに限らず、2本、3本或いは5本以上のパイプ3を備えたものであってもよい。また、打ち込み杭に円筒状のパイプ3を用いているが、これに限らず、角筒、丸鋼、L型鋼、或いはH型鋼等を用いてもよい。また、パイプ3の打ち込みを容易にするために先端部に円錐状の金物を取り付けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、スリーブ7にパイプ3を固定する固定手段としてボルト12を用いているが、これに限らず、通しボルトによりスリーブ7とパイプ3とを連結してもよく、両者の先端部を溶接して固定してもよい。両者を溶接により固定した場合、両者の結合力が非常に強くなり、さらに撤去時にもその先端部のみをグラインダー等で加工すれば分離することができるため、撤去も容易となる。また、上記実施形態では、本体2及びカバー4は鉄板又は鉄パイプを加工することにより形成されているが、これに限らず、これらの部材を鋳物で製造してもよい。
本発明の簡易基礎の主要部を示す説明図。 簡易基礎の上板及びパイプの組立状態を示す平面図。 本発明の簡易基礎を2個連結した集合体を示す説明図。 図3の集合体の下板と連結部材の状態を示す説明図。 本発明の簡易基礎を3個連結した集合体を示す説明図。 図5の集合体の下板と連結部材の状態を示す説明図。 従来の簡易基礎の主要部分を示す説明図。 従来の簡易基礎の設置状態を示す説明図。
符号の説明
1…簡易基礎、3…パイプ(打ち込み杭)、5…上部固定板、6…下部固定板、7…スリーブ(案内部材)。

Claims (5)

  1. 土壌中に埋設され上部に設けられる被支持体を支持する金属製の簡易基礎であって、
    土壌中に水平面に対し傾斜した状態で打ち込まれる打ち込み杭と、複数の打ち込み杭を平面視で異なる方向に案内する複数の筒状の案内部材と、前記複数の案内部材の上部を連結して固定する上部固定板と、前記複数の案内部材の下部を連結して固定する下部固定板とを備えていることを特徴とする簡易基礎。
  2. 前記上部固定板と前記下部固定板とを鉛直に貫通し、前記上部固定板の上方に突出して被支持体に連結され、前記下部固定板から前記案内部材よりも下方に突出するアンカーボルトを備えていることを特徴とする請求項1に記載の簡易基礎。
  3. 前記案内部材は、打ち込み杭が土壌中に打ち込まれた後に前記打ち込み杭を固定する固定手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易基礎。
  4. 請求項1乃至3の簡易基礎を複数連結した簡易基礎の集合体であって、
    前記上部固定板及び前記下部固定板が多角形状に形成され、前記上部固定板又は前記下部固定板の側辺に外側辺と他の簡易基礎の上部固定板又は下部固定板の側辺とに跨る連結部材を固定する固定部が設けられていることを特徴とする簡易基礎の集合体。
  5. 前記下部固定板に前記固定部が設けられ、前記連結部材によって複数連結された簡易基礎の複数の上部固定板に跨って各上部固定板の上面に固定されるカバーを備え、前記連結部材と前記カバーとにより複数の簡易基礎を連結することを特徴とする請求項4に記載の簡易基礎の集合体。
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