JP4436118B2 - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドラムブレーキ装置に関する。
自動車のドラムブレーキ装置の一形態として、サービスブレーキ時にはリーディング・トレーリング型、パーキングブレーキ時にはデュオサーボ型として機能するドラムブレーキ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
図6は、特許文献1に記載のドラムブレーキ装置を示す正面図である。ドラムブレーキ装置501は、主にブレーキシュー521、アクチュエータ561、ピボットレバー571、アジャストレバー581、第一ストラット591、ストラットスプリングSP502およびアジャスタスプリングSP504を備えている。
ブレーキシュー521は、車両進行時にサービスブレーキを駆動すると、リーディングシューとして機能する部材である。
アクチュエータ561は、パーキングブレーキ駆動時にピボットレバー571の端部を押す部材であり、操作レバー562および第二ストラット564を備えている。
ピボットレバー571は、パーキングブレーキ駆動時に第一ストラット591を押す部材であり、その本体部がブレーキシュー521の背面に設けられている。またピボットレバー571は、本体部から立設しブレーキシュー521に回動または揺動可能に接する凸部573と、本体部から立設し、ブレーキシュー521の孔に遊貫されるロッドピン575を有している。
アジャストレバー581は、ブレーキシュー521の正面に設けられており、ロッドピン575によって軸支されている。
第一ストラット591は、ブレーキシュー521と、もう一方のブレーキシューとの間に掛けられている。これら2個のブレーキシューと、ブレーキドラム内周面との間の隙間が大きくなった場合には、アジャストレバー581によってその長さを調整可能となっている。
ストラットスプリングSP502は、互いに回動可能な操作レバー562および第二ストラット564間に掛け渡されている。
アジャスタスプリングSP504は、ブレーキシュー521とアジャストレバー581とに掛け渡されている。このアジャスタスプリングSP504は、第一ストラット591の長さを調整するためにアジャストレバー581を付勢するための部材である。
特開2003−314594号公報(段落0025〜0051、図1、図6)
しかしながら、特許文献1に記載のドラムブレーキ装置501は、以下に示す問題を有している。
(1) 各ブレーキシューのライニングが磨耗すると、ブレーキシューとブレーキドラムとの隙間は第一ストラット591等からなる自動調整機構によって調整されるが、この自動調整によって、ブレーキ解除状態におけるブレーキシュー521等の姿勢や相対位置がずれてくる。このような場合には、ピボットレバー571と第一ストラット591との当接部分が離れ、隙間ができることがある。この状態のままパーキングブレーキを駆動すると、本来はサービスブレーキ駆動時にのみ作動するはずのアジャストレバー581が作動し、オーバーアジャスト状態となってしまうおそれがある。
(2) アクチュエータ561の組付時において、ストラットスプリングSP502の付勢力によって操作レバー562が回動してしまい、各部材の姿勢が安定せず、組付が困難である。
本発明は、前記した問題を解決すべく創案されたものであり、ブレーキ解除状態においてピボットレバーの姿勢を安定させることができるドラムブレーキ装置を提供することを課題とする。さらには、アクチュエータの組付が容易なドラムブレーキ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載のドラムブレーキ装置は、凹部と、ロッドピン遊貫孔と、を有するブレーキシューと、前記ブレーキシューの背面に設けられる本体部と、前記本体部から立設し、前記凹部に回動または揺動可能に当接する凸部と、前記本体部から立設し、前記ブレーキシューのロッドピン遊貫孔に遊貫されるロッドピンと、を有するピボットレバーと、前記ピボットレバーの端部を、前記凸部を前記凹部に押し付ける方向に押すための突起部を有するストラットを備えたアクチュエータと、を備えたドラムブレーキ装置であって、前記ストラットと、前記ブレーキシューとに掛け渡され、前記突起部と前記ピボットレバーが互いに近接する方向に押圧するように付勢するプルオフスプリングを設ける構成とした。
かかる構成によると、プルオフスプリングは、ブレーキシューとストラットとを近づけるように付勢するため、突起部とピボットレバーの端部との当接状態が保たれる。このように、ピボットレバーの端部が突起部に押圧された状態となるため、ブレーキ解除状態においてピボットレバーの姿勢を安定させることができる。
また、請求項2に記載のドラムブレーキ装置は、請求項1に記載のドラムブレーキ装置であって、前記プルオフスプリングは、前記ストラットに対して傾いて設けられており、その傾きは、前記ピボットレバーが備わる前記ブレーキシューの前記アクチュエータ側端部を車軸中心に付勢する方向である構成とした。
かかる構成によると、プルオフスプリングの付勢力の垂直方向の分力を、ブレーキシューのアクチュエータ側端部が縮径方向に戻るための力、すなわちブレーキドラムから離れるための力としてより有効に利用できる。したがって、ブレーキシューのアクチュエータ側端部のシュークリアランスを好適に確保できる。
また、請求項3に記載のドラムブレーキ装置は、互いに回動可能に取り付けられた操作レバーと、ストラットとを備えたパーキングブレーキ用のアクチュエータと、前記操作レバーと前記ストラットとの間に掛け渡されたストラットスプリングと、を備えたドラムブレーキ装置であって、前記ストラットは、その第一の面から突出する第一ストッパを備え、前記操作レバーは、前記第一の面側に取り付けられた場合に、前記第一ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第一係止部を備える構成とした。
ストラットと操作レバーとの間には、ストラットスプリングが掛け渡されている。このストラットスプリングの付勢力の影響により、ストラット、操作レバーおよびストラットスプリングの組付作業は困難であった。そこで、ストラットに設けられた第一ストッパと、操作レバーに設けられた第一係止部とが係止することによって、ストラットスプリングの付勢力による操作レバーの回動を規制し、組付作業時におけるストラットおよび操作レバーの姿勢の安定を図っている。したがって、ストラット、操作レバーおよびストラットスプリングの組付作業が容易である。
また、請求項4に記載のドラムブレーキ装置は、請求項3に記載のドラムブレーキ装置であって、前記ストラットは、前記第一の面の背面である第二の面から突出する第二ストッパを備え、前記操作レバーは、前記第二の面側に取り付けられた場合に、前記第二ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第二係止部を備える構成とした。
かかる構成によると、操作レバーがストラットの第一の面に取り付けられる場合には、第一係止部が第一ストッパに係止され、第二の面に取り付けられる場合には、第二係止部が第二ストッパに係止される構成となっている。かかる操作レバーおよびストラットは、左右の車輪のドラムブレーキ装置に共用可能であるため、部品点数の削減による低コスト化が可能である。
本発明によれば、ブレーキ解除状態においてピボットレバーの姿勢を安定させることができるドラムブレーキ装置を提供することができる。また、アクチュエータの組付が容易なドラムブレーキ装置を提供することができる。さらには、部品点数の削減による低コスト化が可能なドラムブレーキ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るドラムブレーキ装置を示す正面図である。図2は、図1のブレーキシュー、ピボットレバー、アジャストレバーおよびリンクブラケットを示す図である。図3は、図1のA−A線断面図であり、アクチュエータを説明する図である。図4は、図1のアジャストレバーを示す斜視図である。図5(a)は、図1のB−B線断面図であり、アジャストレバーおよび第一ストラットを説明する図、図5(b)は、ロッドピンを示す図である。
図1に示されるように、ドラムブレーキ装置1は、バッキングプレート11、一対のブレーキシュー21,31、アンカブロック41、ホイールシリンダ51、アクチュエータ61、ピボットレバー71、アジャストレバー81、第一ストラット91、リンクブラケット101およびリンクプレート111を備えている。また、アッパーリターンスプリングSP1、ストラットスプリングSP2、ブラケットスプリングSP3、アジャスタスプリングSP4およびプルオフスプリングSP5を備えている。
(バッキングプレート11)
バッキングプレート11は、円盤形状であり、開口11aを有している。
開口11aは、バッキングプレート11の中央部分に形成されており、車軸を挿通させるものである。
(ブレーキシュー21)
ブレーキシュー21は、公知の保持機構H1によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとリーディングシュウとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー21は、ウェブ22、シューリム23およびライニング24を有している。
ウェブ22は、一端T1および他端T2を有する細長平面形状の部材であり、切欠き22a、切欠き22b、凹部22c、窪み22d、ロッドピン遊貫孔22e、孔22f、孔22g、孔22h、孔22i、孔22jおよび孔22kを有している。このうち窪み22d,孔22iおよび孔22kは、ウェブ22およびウェブ32として同一形状の部材を用い、部品点数を削減した結果として設けられたものであり、本実施形態では使用されない。
切欠き22aは、一端T1側に設けられており、アッパーリターンスプリングSP1を掛けるためのものである。
切欠き22bは、一端T1側に設けられており、第一ストラット91と係合している。
凹部22cは、一端T1および他端T2の中間部分の内側面に設けられており、ピボットレバー71の凸部本体73を回動または揺動可能な状態で当接している。
ロッドピン遊貫孔22eは、ピボットレバー71のロッドピン75を挿通させている。孔22eは、ロッドピン75に対して十分に大きく、遊貫させた状態となっている。
孔22fは、保持機構H1を挿通させている。
孔22gは、アジャスタスプリングSP4を掛けるためのものである。
孔22hは、プルオフスプリングSP5を掛けるためのものである。
孔22jは、角窓であり、アクチュエータ61の第一突起部64bを挿通させている。また孔22jは、リンクプレート111を掛けるためのものである。
シューリム23は、ウェブ22の外側に沿って配設され、ブレーキドラムの内面に倣うような円弧形状を有している。
ライニング24は、シューリム23の外側面に貼設された摩擦要素である。
(ブレーキシュー31)
ブレーキシュー31は、公知の保持機構H2によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとトレーリングシューとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー31は、ウェブ32、シューリム33およびライニング34を有している。
ウェブ32は、一端T3および他端T4を有する細長平面形状の部材であり、切欠き32a、切欠き32b、凹部32c、窪み32d、孔32e、孔32f、孔32g、孔32h、孔32i、孔32jおよび孔32kを有している。このうち凹部32c、孔32e、孔32gおよび孔32hは、ウェブ22およびウェブ32として同一形状の部材を用い、部品点数を削減した結果として設けられたものであり、本実施形態では使用されない。
切欠き32aは、端部T3側に設けられており、アッパーリターンスプリングSP1を掛けるためのものである。
切欠き32bは、端部T3側に設けられており、第一ストラット91に係合している。
窪み32dは、リンクブラケット101の回動を可能にするためのものである。
孔32fは、保持機構H2を挿通させる。
孔32iは、ブラケットスプリングSP3を掛けるためのものである。
孔32jは、角窓であり、アクチュエータ71を挿通させている。
孔32kは、リンクブラケット101の回動支点部103を挿通させている。
シューリム33は、ウェブ32の外側に沿って配設され、ブレーキドラムの内面に倣うような円弧形状を有している。
ライニング34は、シューリム33の外側面に貼設された摩擦要素である。
(アンカブロック41)
アンカブロック41は、正面視矩形の部材であり、ブレーキシュー21,31の他端T2,T4に当接している。当接面は、平行またはブレーキシュー21,31のずり落ちを防ぐために「ハ」の字状となっている。
(ホイールシリンダ51)
ホイールシリンダ51は、サービスブレーキによって駆動する部材であり、ブレーキ液圧により長軸方向に進退可能なピストンを内蔵している。サービスブレーキ駆動時には、ホイールシリンダ51は、ブレーキシュー21,31の一端T1,T3を押し広げる。
(アクチュエータ61)
アクチュエータ61は、パーキングブレーキによって駆動する部材である。図3に示されるように、このアクチュエータ61は、操作レバー62、ピン63および第二ストラット64を備えている。ここでいう「第二ストラット」が、特許請求の範囲における「ストラット」に相当する。
操作レバー62は、湾曲した部材であり、孔62a、切欠き62b、突起部62c、当接部62d、第一係止部62eおよび第二係止部62fを有している。
孔62aは、操作レバー62の先端に設けられており、パーキングブレーキのケーブルを固定するためのものである。
切欠き62bは、ストラットスプリングSP2を掛けるためのものである。
突起部62cは、ブレーキシュー31の孔32jに挿通されている。
当接部62dは、バッキングプレート11のフランジ部11bに当接している。
第一係止部62eは、操作レバー62の回動軸(ピン63)まわりに設けられている。ここでは、操作レバー62の右側に設けられている。
第二係止部62fは、操作レバー62の回動軸(ピン63)まわりに設けられている。
ここでは、操作レバー62の左側に設けられている。
ピン63は、操作レバー62と第二ストラット64とを互いに回動可能に軸支している。
第二ストラット64は、ブレーキシュー31からブレーキシュー21までのびる部材であり、切欠き64a、第一突起部64b、第二突起部64c、孔64d、第一ストッパ64eおよび第二ストッパ64fを有している。
切欠き64aは、第二ストラット64の中央部分に設けられており、プルオフスプリングSP5を掛けるためのものである。
第一突起部64bは、後記するピボットレバー71の切欠き72bにはめ込まれ、ブレーキシュー21の孔22jに挿通されている。この「第一突起部64b」が、特許請求の範囲における突起部に相当する。
第二突起部64cは、ピボットレバー71の背面に沿う部分である。
孔64dは、ストラットスプリングSP2を掛けるためのものである。
第一ストッパ64eは、第二ストラット64の図3正面(第一の面)から図手前側に突出した部分であり、操作レバー62の右側で第一係止部62eを係止している。
かかる第一係止部62eおよび第一ストッパ64eを設けたことにより、ストラットスプリングSP2を掛け渡した状態における操作レバー62と第二ストラット64との位置決めが容易となり、アクチュエータ61の組付作業性が向上する。
第二ストッパ64fは、第二ストラット64の図3背面(第二の面)64から図奥側に突出した部分である。
このように、第一ストッパ64eおよび第二ストッパ64fをそれぞれ第二ストラット64の異なる面に設けたのは、左右の車輪用のドラムブレーキ装置における部品点数を減らすための措置である。図示したドラムブレーキ装置1と反対側の車輪に設けられるドラムブレーキ装置においては、操作レバー62が第二ストラット64の図3背面に設けられるため、第二ストッパ64fが第二係止部62fを係止し、位置決めに役立つ。なお当然のことであるが、第二ストッパ64fおよび第二係止部62fを有しない構成であってもよい。
(ピボットレバー71)
ピボットレバー71は、アクチュエータ61の動作を第一ストラット91に伝えるための部材である。図2に示されるように、このピボットレバー71は、本体部72、凸部本体73、係合部74およびロッドピン75を備えている。
本体部72は、ブレーキシュー21のウェブ22の図中奥側に設けられるものであり、孔72a、切欠き72bおよび突起部72c,72dを備えている。
孔72aは、ブレーキシュー21の孔22fと重なる位置に設けられており、保持機構H1を挿通させる。
切欠き72bは、第二ストラット64の第一突起部64bをはめ込むためのものであり、第一の面72b1、第二の面72b2および第三の面72b3からなる。
第一の面72b1は、切欠き72bの奥の面であり、第二ストラット64の第一突起部64bと当接する面である。また、第一の面72b1の幅は、第一突起部64bの幅と同じか、やや大きくなるように形成されている。
第二の面72b2および第三の面72b3は、第一の面72b1からテーパ状に広がる面であり、第一突起部64bを挟み込むように配置されている。
突起部72c,72dは、本体部72のブレーキシュー21側面に設けられており、ウェブ22と接する部分である。
凸部本体73は、本体部72から立設した部分であり、ブレーキシュー21の凹部22cに線接触する曲面を有している。なお凸部本体73の曲率半径は、凹部22の曲率半径よりも小さくなるように形成されている。
係合部74は、凸部本体73からさらに立設しており、ウェブ22を図手前側から挟み込む。また係合部74は、窪み74aを有している。
窪み74aは、アジャスタスプリングSP4を通す部分である。
ここでいう凸部本体73および係合部74が、特許請求の範囲における「凸部」に相当する。
図5(b)に示されるように、ロッドピン75は、本体部72から立設しており、大径部75aおよび小径部75bを備えている。
大径部75aは、本体部から立設しており、アジャストレバー81の孔86aよりも大きい径を有している。その高さは、アジャストレバー81の第二立設部86の裏面までよりもやや低く形成されている。
小径部75bは、大径部75aから立設しており、孔86aよりもやや小さい径を有している。
このロッドピン75は、ロッドピン遊貫孔22eに遊貫され、アジャストレバー81を軸支する。つまり大径部75aが、ロッドピン遊貫孔22eに遊貫される。また小径部75bが、アジャストレバー81の第二立設部86の孔86aに挿通される。また、大径部75aと小径部75bとの間、すなわち大径部75aの上面の小径部75bまわりには、面75cが形成されている。この面75cはテーパ形状であり、第二立設部86の背面とロッドピン挿通孔86aとの隅部(すなわち、第二立設部の背面の孔86a側端部)に当接している。そのため、当接面積が小さくなり、アジャストレバー81がスムーズに動作可能である。
(アジャストレバー81)
アジャストレバー81は、シュークリアランスを調整するための部材である。図4に示されるように、このアジャストレバー81は、底部82、係合部83、第一立設部84、爪部85および第二立設部86を有している。
底部82は、その図4下側に係合部83、図4右側に第一立設部84、図4上側に第二立設部86が一体に設けられている。
係合部83は、底部82から分岐しており、第一ストラット91の第三段差部93cに係合している。また係合部83は、突起83aを有している。
突起83aは、アジャストレバー81と第三段差部93cとの接触面積を減少させることにより、アジャスタスプリングSP4の荷重の分力により爪部85が歯車94aを押える力を適正値に安定させる。
第一立設部84は、底部82から立設しており、孔84aを有している。
孔84aは、アジャスタスプリングSP4を掛けるためのものである。
爪部85は、第一立設部84の先端部分であり、歯車94aに係合している。
第二立設部86は、底部82から立設しており、ロッドピン挿通孔86aを有している。
ロッドピン挿通孔86aは、ロッドピン75に嵌合している。
このように、アジャストレバー81が第二立設部86を備え、ロッドピン75が第二立設部86を軸支する構成としたため、アジャスタスプリングSP4の取付位置と、ロッドピン75による軸支位置との、底部82からの高さの差を小さくすることができる。そのため、アジャスタスプリングSP4の付勢力による、ロッドピン75を支点としたアジャストレバーを浮き上がらせようとするモーメントを小さくすることができ、アジャストレバー81によるロッドピン75に対する反力による押し付け力を軽減することが図られている。
(第一ストラット91)
第一ストラット91は、ブレーキシュー21の切欠き22bと、ブレーキシュー31の切欠き32bとに係合されている部材である(図2参照)。図5に示されるように、この第一ストラット91は、チューブ部材92、ソケット部材93およびボルト部材94から構成されている。
チューブ部材92は、ブレーキシュー31側の部材であり、その内径部に雌ネジがきられている。またチューブ部材92は、係合溝92aを有している。
係合溝92aは、チューブ部材92の端部に設けられており、ブレーキシュー31の切欠き32bに係合している。また、係合溝92aの底部は、略V字型の傾斜面となっている。このことにより、第一ストラット91とブレーキシュー31の位置決めが確実に行われ、第一ストラット91の揺動を防止している。
ソケット部材93は、ブレーキシュー21側の部材であり、第一段差部93a、第二段差部93bおよび第三段差部93cを有している。
第一段差部93aは、当接面93a1および傾斜面93a2を有している。当接面93a1は、第一段差部93aの最深部であり、ブレーキシュー21の切欠き22bと当接している。傾斜面93a2は、開口幅を減ずるような勾配を有している。
この傾斜面93a2は、ブレーキシュー21の組付時に、ウェブ22を斜めに差し込むことで容易に組付可能とするためのものである。
第二段差部93bは、ブレーキシュー21の背面に設けられるピボットレバー71に係合している。
第三段差部93cは、ブレーキシュー21の表面に設けられるアジャストレバー81に係合している。
ボルト部材94は、チューブ部材92とソケット部材93とを連結させる部材である。このボルト部材94は、雄ネジ部を有し、チューブ部材92に螺合している。またボルト部材94は、歯車94aを有している。
かかる第一ストラット91は、ボルト部材94の螺入量を手動または自動で調整することで、長さを変え、ブレーキシュー21,31とブレーキドラムとの間隙量を調整することができる。ここで自動調整について説明する。ブレーキシュー21と第一ストラット91との間に隙間が生じたときに、アジャストレバー81の爪部85が図1下側に動き、歯車94aを回転させる。すると、第一ストラット91が長くなり、ブレーキシュー21と第一ストラット91とが当接すると歯車94aの回転が止まる。
(リンクブラケット101)
リンクブラケット101は、ブラケットスプリングSP3の付勢力を利用して、リンクプレート111を介してブレーキシュー21をアンカブロック41側に引っ張るための部材である。図2に示されるように、このリンクブラケット101は、開口部102、回動支点部103、取付部104および係合部105を有している。
開口部102は、リンクプレート111と係合部105で係合し、かつアクチュエータ61の操作レバー62の突起部62cを挿通させている。
回動支点部103は、ブレーキシュー31の孔32kに遊嵌している。
取付部104は、ブラケットスプリングSP3を掛けるためのものである。この取付部104は、ブレーキシュー31の窪み32d近傍から立ち上がる構成となっている。
係合部105は、開口部102に設けられており、リンクプレート111を掛けるためのものである。
(リンクプレート111)
リンクプレート111は、ブレーキシュー21の孔22jと、リンクブラケット101の係合部105とに掛け渡されている。このリンクプレート111は、ブレーキシュー21をアンカブロック41側に引き付ける役割を担っている。
かかるリンクブラケット101およびリンクプレート111によると、ブラケットスプリングSP3の付勢力を利用して、ブレーキシュー21,31の他端T2,T4を縮径方向に付勢することができる。この付勢力を、アッパーリターンスプリングSP1の付勢力よりも大きくすることで、パーキングブレーキ作動初期時には端部T1,T3側が先に開くようになる。また異音の発生を抑えることができる。また、ブラケットスプリングSP3として、付勢力の小さいスプリングを使用できるので、組付性が向上する。
(各種スプリング)
続いて、ドラムブレーキ装置1に設けられた各種スプリングについて説明する。
アッパーリターンスプリングSP1は、ブレーキシュー21の切欠き22aと、ブレーキシュー31の切欠き32aとに掛け渡されている。このアッパーリターンスプリングSP1は、ブレーキシュー21の一端T1とブレーキシュー31の一端T3とを縮径方向に付勢するための部材である。
ストラットスプリングSP2は、操作レバー62の切欠き62bと、第二ストラット64の孔64dとに掛け渡されている。このストラットスプリングSP2は、操作レバー62の当接部62dをバッキングプレート11のフランジ部11bに当接させる方向に近接させるように作用する。
ブラケットスプリングSP3は、リンクブラケット101の取付部104と、ブレーキシュー31の孔32iとに掛け渡されている。このブラケットスプリングSP3は、取付部104を直線L1よりも外側に付勢している。
アジャスタスプリングSP4は、アジャストレバー81の孔84aと、ブレーキシュー21の孔22gとに掛け渡されている。このアジャスタスプリングSP4は、アジャストレバー81の爪部85が歯車94aを押す力を付勢している。また、アジャスタスプリングSP4のコイル部分は、窪み74aに接しているため、図1中下側から上側に向かって、図の手前側に傾斜している。
プルオフスプリングSP5は、第二ストラット64の切欠き64aと、ブレーキシュー21の孔22hとに掛け渡されている。このプルオフスプリングSP5は、第二ストラット64をブレーキシュー21の他端T2側に引き寄せる方向に付勢しており、パーキングブレーキの駆動時に、ピボットレバー81が孔32jと操作レバー62の突起部62cとの間に生じる隙間dの分だけ余計に角変位することにより、第一ストラット91の長さ調整の過調整を起こすことを防ぐためのものである。
(ドラムブレーキ装置1の動作)
続いて、ドラムブレーキ装置1の動作について、サービスブレーキ、パーキングブレーキとしての動作の順に説明する。まず、ドラムブレーキ装置1をサービスブレーキとして使用する場合の動作について、図1を参照して説明する。
ブレーキドラムが図1の矢印Rの方向に回転している状態で、運転者がサービスブレーキを操作すると、ホイールシリンダ51が作動する。ホイールシリンダ51のピストンが、ブレーキシュー21,31の一端T1,T3を押圧し、拡開させる。そしてライニング24,34がブレーキドラムに押し付けられ、摩擦力が発生する。この際、ブレーキシュー21がリーディングシューとして機能し、ブレーキシュー31がトレーリングシューとして機能する。
続いて、ドラムブレーキ装置1をパーキングブレーキとして使用する場合の動作について、図1、図2、図3および図5を参照して説明する。
車両が停止し、サービスブレーキが操作されていない状態で、運転者がパーキングブレーキを操作すると、アクチュエータ61が作動する。すなわち、図3に示される操作レバー62が図中下側に引かれる。すると、ピン63を支点として、突起部62cがブレーキシュー31を押し広げる。また第一突起部64bがピボットレバー71の切欠き72bを押す。
そしてピボットレバー71は、その凸部本体73とブレーキシュー21の凹部22cとの線接触部分を移動させながら回動し、第一ストラット91を図1左側へ押す。その反力によって、凸部本体73は凹部22cを押し、ブレーキシュー21が押し広げられる。そしてブレーキシュー21,31の端部T1,T3側がそれぞれ拡開し、ライニング24,34がブレーキドラムに当接する。
この状態で制動力が大きくなった場合には、ブレーキドラムはブレーキシュー31の一端T3を押し戻す。端部T3は、第一ストラット91を図1右側へ押し戻す。
第一ストラット91は、図1右側へと移動し、当接面93a1が切欠き22bに当接する。
そしてブレーキシュー31は第一ストラット91をアンカとして拡開する。このようにして、ドラムブレーキ装置1はデュオサーボ型として機能する。
(プルオフスプリングの作用)
続いて、プルオフスプリングSP5の作用について、図2および図3を参照して説明する。プルオフスプリングSP5は、第二ストラット64とブレーキシュー21とを互いに近接させる方向に付勢している。そのため、ブレーキ解除状態において、第二ストラット64の第一突起部64bは、ピボットレバー71の切欠き72の第一の面72b1と当接し、互いに押圧した状態となっている。そのため、ピボットレバー71の姿勢が安定する。また、第二の面72b2および第三の面72b3が、第一突起部64bを挟み込むかたちとなっているため、第二ストラット64の姿勢がより安定している。ここでプルオフスプリングSP5は、第二ストラット64をブレーキシュー21側に引き寄せているため、凸部73を支点としてピボットレバー71の上側端部は図1左側に動こうとするように力が作用している。そのため、ピボットレバー71は、その端部が第一ストラット91の第二段差部93bに当接した状態で安定している。そのため、パーキングブレーキ駆動時にアジャストレバー81が過大にストロークして第一ストラット91の歯車94aを過大に回転させ、オーバーアジャスト状態となるおそれがない。
また図1に示されるように、プルオフスプリングSP5は、第二ストラット64に対してθの角度で傾くように取り付けられている。この傾きは、ブレーキシュー21の他端T2を持ち上げる方向に設定されている。ドラムブレーキ装置1は、図1から時計回りに30度程度傾けて設置されることがある。この場合には、ブレーキシュー21の端部T2が重力によって下方にずれ、ブレーキシュー21の端部T2とブレーキドラムとの間隔(シュークリアランス)が狭くなるおそれがある。またブレーキ作動時において、リーディングシューであるブレーキシュー21の端部T2側には、ブレーキドラムを押圧する力が大きく作用するため、ブレーキドラムが変形し好適なシュークリアランスを確保できないおそれがある。プルオフスプリングSP5を前記したように設定することで、ブレーキシュー21の端部T2側を縮径方向に付勢する力によってブレーキシュー21を上方向に引き上げようとする分力を好適に確保し、ブレーキシュー21の他端T2のシュークリアランスを好適に確保することができる。かかる角度θの設定は任意である。
(操作レバー、第二ストラットおよびストラットスプリングSP2の組付)
続いて、操作レバー62、第二ストラット64およびストラットスプリングSP2の組付について、図3を参照して説明する。操作レバー62は、第二ストラット64の図3正面(第一の面)に、ピン63によって軸支される。そして、切欠き62bと孔64dとにストラットスプリングSP2を掛け渡す。このとき、第一係止部62dは、第一ストッパ64eに係止されるため、ストラットスプリングSP2の付勢力による操作レバー62の回動が規制され、各部材の姿勢が安定した状態で容易に組付可能である。
図示したドラムブレーキ装置1は車両の右側用であり、車両の左側用のドラムブレーキ装置においては、操作レバー62は、第二ストラット64の図3背面(第二の面)に、ピン63によって軸支される。この場合には、第二係止部62eが、第二ストッパ64fに係止されるため、同様に容易に組付可能である。
かかる第一ストッパ64eおよび第二ストッパ64fは、第二ストラット64の所定位置をパンチングすることによって容易に形成可能である。
かかる操作レバー62および第二ストラット64は、車両の左右のドラムブレーキ装置に用いることができるため、部品点数を削減し、低コスト化が可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更可能である。例えば、ピボットレバー71は切欠き72bを有する構成としたが、かわりに孔を有し、その孔に第一突起部64bを挿通させる構成であってもよい。
また、第二係止部62eおよび第二ストッパ64fを有しない構成であってもよい。第一ストッパ64eおよび第二ストッパ64fの形状は、図示したものに限定されない。各係止部を係止可能な形状であればよい。
また、前記したプルオフスプリングSP5に係る発明と、パーキングブレーキ用のアクチュエータ61の各ストッパ部、係止部に係る発明とは、独立して成立可能である。もちろん、両者を兼ね備えた発明とすることも可能である。
本発明の実施形態に係るドラムブレーキ装置を示す正面図である。 図1のブレーキシュー、ピボットレバー、アジャストレバーおよびリンクブラケットを示す図である。 図1のA−A線断面図であり、アクチュエータを説明する図である。 図1のアジャストレバーを示す斜視図である。 (a)は、図1のB−B線断面図であり、アジャストレバーおよび第一ストラットを説明する図、(b)は、ロッドピンを示す図である。 特許文献1に記載のドラムブレーキ装置を示す正面図である。
符号の説明
1 ドラムブレーキ装置
21 ブレーキシュー
22 ウェブ
22c 凹部
22e ロッドピン遊貫孔
61 アクチュエータ
62 操作レバー
62e 第一係止部
62f 第二係止部
64 第二ストラット(ストラット)
64e 第一ストッパ
64f 第二ストッパ
71 ピボットレバー
72 本体部
73 凸部本体
74 係合部
75 ロッドピン
81 アジャストレバー
82 底部
83 係合部
84 第一立設部
84a 孔
86 第二立設部
86a ロッドピン挿通孔
SP2 ストラットスプリング
SP5 プルオフスプリング

Claims (4)

  1. 凹部と、ロッドピン遊貫孔と、を有するブレーキシューと、
    前記ブレーキシューの背面に設けられる本体部と、前記本体部から立設し、前記凹部に回動または揺動可能に当接する凸部と、前記本体部から立設し、前記ブレーキシューのロッドピン遊貫孔に遊貫されるロッドピンと、を有するピボットレバーと、
    前記ピボットレバーの端部を、前記凸部を前記凹部に押し付ける方向に押すための突起部を有するストラットを備えたアクチュエータと、を備えたドラムブレーキ装置であって、
    前記ストラットと、前記ブレーキシューとに掛け渡され、前記突起部と前記ピボットレバーが互いに近接する方向に押圧するように付勢するプルオフスプリングを設けたことを特徴とするドラムブレーキ装置。
  2. 前記プルオフスプリングは、前記ストラットに対して傾いて設けられており、
    その傾きは、前記ピボットレバーが備わる前記ブレーキシューの前記アクチュエータ側端部を車軸中心に付勢する方向であることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。
  3. 互いに回動可能に取り付けられた操作レバーと、ストラットとを備えたパーキングブレーキ用のアクチュエータと、
    前記操作レバーと前記ストラットとの間に掛け渡されたストラットスプリングと、を備えたドラムブレーキ装置であって、
    前記ストラットは、その第一の面から突出する第一ストッパを備え、
    前記操作レバーは、前記第一の面側に取り付けられた場合に、前記第一ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第一係止部を備えたことを特徴とするドラムブレーキ装置。
  4. 前記ストラットは、前記第一の面の背面である第二の面から突出する第二ストッパを備え、
    前記操作レバーは、前記第二の面側に取り付けられた場合に、前記第二ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第二係止部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のドラムブレーキ装置。
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