JP4436118B2 - ドラムブレーキ装置 - Google Patents
ドラムブレーキ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4436118B2 JP4436118B2 JP2003402068A JP2003402068A JP4436118B2 JP 4436118 B2 JP4436118 B2 JP 4436118B2 JP 2003402068 A JP2003402068 A JP 2003402068A JP 2003402068 A JP2003402068 A JP 2003402068A JP 4436118 B2 JP4436118 B2 JP 4436118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strut
- spring
- brake
- lever
- brake shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
(1) 各ブレーキシューのライニングが磨耗すると、ブレーキシューとブレーキドラムとの隙間は第一ストラット591等からなる自動調整機構によって調整されるが、この自動調整によって、ブレーキ解除状態におけるブレーキシュー521等の姿勢や相対位置がずれてくる。このような場合には、ピボットレバー571と第一ストラット591との当接部分が離れ、隙間ができることがある。この状態のままパーキングブレーキを駆動すると、本来はサービスブレーキ駆動時にのみ作動するはずのアジャストレバー581が作動し、オーバーアジャスト状態となってしまうおそれがある。
(2) アクチュエータ561の組付時において、ストラットスプリングSP502の付勢力によって操作レバー562が回動してしまい、各部材の姿勢が安定せず、組付が困難である。
バッキングプレート11は、円盤形状であり、開口11aを有している。
ブレーキシュー21は、公知の保持機構H1によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとリーディングシュウとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー21は、ウェブ22、シューリム23およびライニング24を有している。
ブレーキシュー31は、公知の保持機構H2によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとトレーリングシューとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー31は、ウェブ32、シューリム33およびライニング34を有している。
アンカブロック41は、正面視矩形の部材であり、ブレーキシュー21,31の他端T2,T4に当接している。当接面は、平行またはブレーキシュー21,31のずり落ちを防ぐために「ハ」の字状となっている。
ホイールシリンダ51は、サービスブレーキによって駆動する部材であり、ブレーキ液圧により長軸方向に進退可能なピストンを内蔵している。サービスブレーキ駆動時には、ホイールシリンダ51は、ブレーキシュー21,31の一端T1,T3を押し広げる。
アクチュエータ61は、パーキングブレーキによって駆動する部材である。図3に示されるように、このアクチュエータ61は、操作レバー62、ピン63および第二ストラット64を備えている。ここでいう「第二ストラット」が、特許請求の範囲における「ストラット」に相当する。
ここでは、操作レバー62の左側に設けられている。
ピボットレバー71は、アクチュエータ61の動作を第一ストラット91に伝えるための部材である。図2に示されるように、このピボットレバー71は、本体部72、凸部本体73、係合部74およびロッドピン75を備えている。
アジャストレバー81は、シュークリアランスを調整するための部材である。図4に示されるように、このアジャストレバー81は、底部82、係合部83、第一立設部84、爪部85および第二立設部86を有している。
第一ストラット91は、ブレーキシュー21の切欠き22bと、ブレーキシュー31の切欠き32bとに係合されている部材である(図2参照)。図5に示されるように、この第一ストラット91は、チューブ部材92、ソケット部材93およびボルト部材94から構成されている。
リンクブラケット101は、ブラケットスプリングSP3の付勢力を利用して、リンクプレート111を介してブレーキシュー21をアンカブロック41側に引っ張るための部材である。図2に示されるように、このリンクブラケット101は、開口部102、回動支点部103、取付部104および係合部105を有している。
リンクプレート111は、ブレーキシュー21の孔22jと、リンクブラケット101の係合部105とに掛け渡されている。このリンクプレート111は、ブレーキシュー21をアンカブロック41側に引き付ける役割を担っている。
続いて、ドラムブレーキ装置1に設けられた各種スプリングについて説明する。
続いて、ドラムブレーキ装置1の動作について、サービスブレーキ、パーキングブレーキとしての動作の順に説明する。まず、ドラムブレーキ装置1をサービスブレーキとして使用する場合の動作について、図1を参照して説明する。
続いて、プルオフスプリングSP5の作用について、図2および図3を参照して説明する。プルオフスプリングSP5は、第二ストラット64とブレーキシュー21とを互いに近接させる方向に付勢している。そのため、ブレーキ解除状態において、第二ストラット64の第一突起部64bは、ピボットレバー71の切欠き72の第一の面72b1と当接し、互いに押圧した状態となっている。そのため、ピボットレバー71の姿勢が安定する。また、第二の面72b2および第三の面72b3が、第一突起部64bを挟み込むかたちとなっているため、第二ストラット64の姿勢がより安定している。ここでプルオフスプリングSP5は、第二ストラット64をブレーキシュー21側に引き寄せているため、凸部73を支点としてピボットレバー71の上側端部は図1左側に動こうとするように力が作用している。そのため、ピボットレバー71は、その端部が第一ストラット91の第二段差部93bに当接した状態で安定している。そのため、パーキングブレーキ駆動時にアジャストレバー81が過大にストロークして第一ストラット91の歯車94aを過大に回転させ、オーバーアジャスト状態となるおそれがない。
続いて、操作レバー62、第二ストラット64およびストラットスプリングSP2の組付について、図3を参照して説明する。操作レバー62は、第二ストラット64の図3正面(第一の面)に、ピン63によって軸支される。そして、切欠き62bと孔64dとにストラットスプリングSP2を掛け渡す。このとき、第一係止部62dは、第一ストッパ64eに係止されるため、ストラットスプリングSP2の付勢力による操作レバー62の回動が規制され、各部材の姿勢が安定した状態で容易に組付可能である。
21 ブレーキシュー
22 ウェブ
22c 凹部
22e ロッドピン遊貫孔
61 アクチュエータ
62 操作レバー
62e 第一係止部
62f 第二係止部
64 第二ストラット(ストラット)
64e 第一ストッパ
64f 第二ストッパ
71 ピボットレバー
72 本体部
73 凸部本体
74 係合部
75 ロッドピン
81 アジャストレバー
82 底部
83 係合部
84 第一立設部
84a 孔
86 第二立設部
86a ロッドピン挿通孔
SP2 ストラットスプリング
SP5 プルオフスプリング
Claims (4)
- 凹部と、ロッドピン遊貫孔と、を有するブレーキシューと、
前記ブレーキシューの背面に設けられる本体部と、前記本体部から立設し、前記凹部に回動または揺動可能に当接する凸部と、前記本体部から立設し、前記ブレーキシューのロッドピン遊貫孔に遊貫されるロッドピンと、を有するピボットレバーと、
前記ピボットレバーの端部を、前記凸部を前記凹部に押し付ける方向に押すための突起部を有するストラットを備えたアクチュエータと、を備えたドラムブレーキ装置であって、
前記ストラットと、前記ブレーキシューとに掛け渡され、前記突起部と前記ピボットレバーが互いに近接する方向に押圧するように付勢するプルオフスプリングを設けたことを特徴とするドラムブレーキ装置。 - 前記プルオフスプリングは、前記ストラットに対して傾いて設けられており、
その傾きは、前記ピボットレバーが備わる前記ブレーキシューの前記アクチュエータ側端部を車軸中心に付勢する方向であることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。 - 互いに回動可能に取り付けられた操作レバーと、ストラットとを備えたパーキングブレーキ用のアクチュエータと、
前記操作レバーと前記ストラットとの間に掛け渡されたストラットスプリングと、を備えたドラムブレーキ装置であって、
前記ストラットは、その第一の面から突出する第一ストッパを備え、
前記操作レバーは、前記第一の面側に取り付けられた場合に、前記第一ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第一係止部を備えたことを特徴とするドラムブレーキ装置。 - 前記ストラットは、前記第一の面の背面である第二の面から突出する第二ストッパを備え、
前記操作レバーは、前記第二の面側に取り付けられた場合に、前記第二ストッパに係止され、前記ストラットスプリングの付勢力による前記操作レバーの回動を規制する第二係止部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のドラムブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003402068A JP4436118B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | ドラムブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003402068A JP4436118B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | ドラムブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005163880A JP2005163880A (ja) | 2005-06-23 |
JP4436118B2 true JP4436118B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=34725794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003402068A Expired - Fee Related JP4436118B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | ドラムブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4436118B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105188662B (zh) | 2013-03-14 | 2018-07-06 | 玫琳凯有限公司 | 化妆品组合物 |
CN105050580B (zh) | 2013-03-15 | 2017-11-28 | 玫琳凯有限公司 | 化妆品组合物及其用途 |
CN106065910A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-11-02 | 重庆市宏向汽配有限公司 | 一种三轮车制动蹄总成 |
-
2003
- 2003-12-01 JP JP2003402068A patent/JP4436118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005163880A (ja) | 2005-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4436118B2 (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
JP2002364688A (ja) | ブレーキケーブル接続装置 | |
US6435317B2 (en) | Brake cable-connecting apparatus for drum brake | |
JP4505121B2 (ja) | ドラムブレーキのシュー間隙過調整防止装置 | |
JP4436117B2 (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
EP0843109B1 (en) | Drum brake device | |
JP4458876B2 (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
US20020117367A1 (en) | Brake cable connecting apparatus for drum brake | |
JPH1151093A (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
US6742633B1 (en) | Linkage for joining a lever to a brake cable | |
JPS5926811B2 (ja) | 内部拡張式ブレ−キのためのスプリング組立体 | |
US6679354B1 (en) | Actuator mechanism for drum in hat brake | |
EP1108916A2 (en) | Brake cable mounting structure for a drum brake | |
US6234281B1 (en) | Attachment of a brake cable with an actuator of a parking brake | |
JP2010276100A (ja) | シュー間隙自動調整装置を備えたドラムブレーキ装置 | |
JP2003314594A (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
US6651789B1 (en) | Limiter means for a release spring of a brake cable | |
JP4486470B2 (ja) | ブレーキケーブル接続装置 | |
JP2006105209A (ja) | ドラムブレーキのブレーキケーブル接続装置 | |
JPH0638190Y2 (ja) | デュオサ−ボ型ドラムブレ−キ | |
JP3350796B2 (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
JP2002188665A (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
JP2520404Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構付きドラムブレーキ | |
JP3342793B2 (ja) | ドラムブレーキ装置 | |
JP4328284B2 (ja) | ブレーキケーブル接続装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091215 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4436118 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |