JP4436117B2 - ドラムブレーキ装置 - Google Patents
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Description
アジャスタスプリングSP504は、ピボットレバー571の凸部573上(図の手前側)を通るため、図の下から上に向かって図の手前側にくるように傾いている。そのため、ロッドピン575が挿通された部分を軸としてアジャストレバー581が浮き上がる方向にモーメントが作用する。このモーメントによってアジャストレバー581の位置が変位すると、他の部材と干渉し(ここではピボットレバー571の第一ストラット591側端部と第一ストラット591の溝とのすべり抵抗が大きくなり)、動作不良を起こすおそれがある。
バッキングプレート11は、円盤形状であり、開口11aを有している。
ブレーキシュー21は、公知の保持機構H1によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとリーディングシューとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー21は、ウェブ22、シューリム23およびライニング24を有している。
ブレーキシュー31は、公知の保持機構H2によってバッキングプレート11に揺動可能に支持されており、車両進行時(矢印R)にサービスブレーキを駆動するとトレーリングシューとして機能する。図2に示されるように、このブレーキシュー31は、ウェブ32、シューリム33およびライニング34を有している。
アンカブロック41は、正面視矩形の部材であり、ブレーキシュー21,31の他端T2,T4に当接している。当接面は、平行またはブレーキシュー21,31のずり落ちを防ぐために「ハ」の字状となっている。
ホイールシリンダ51は、サービスブレーキによって駆動する部材であり、ブレーキ液圧により長軸方向に進退可能なピストンを内蔵している。サービスブレーキ駆動時には、ホイールシリンダ51は、ブレーキシュー21,31の一端T1,T3を押し広げる。
アクチュエータ61は、パーキングブレーキによって駆動する部材である。図3に示されるように、このアクチュエータ61は、操作レバー62、ピン63および第二ストラット64を備えている。
ピボットレバー71は、アクチュエータ61の動作を第一ストラット91に伝えるための部材である。図2に示されるように、このピボットレバー71は、本体部72、凸部本体73、係合部74およびロッドピン75を備えている。
アジャストレバー81は、シュークリアランスを調整するための部材である。図4に示されるように、このアジャストレバー81は、底部82、係合部83、第一立設部84、爪部85および第二立設部86を有している。
第一ストラット91は、ブレーキシュー21の切欠き22bと、ブレーキシュー31の切欠き32bとに係合されている部材である(図2参照)。図5に示されるように、この第一ストラット91は、チューブ部材92、ソケット部材93およびボルト部材94から構成されている。
リンクブラケット101は、ブラケットスプリングSP3の付勢力を利用して、リンクプレート111を介してブレーキシュー21をアンカブロック41側に引っ張るための部材である。図2に示されるように、このリンクブラケット101は、開口部102、回動支点部103、取付部104および係合部105を有している。
リンクプレート111は、ブレーキシュー21の孔22jと、リンクブラケット101の係合部105とに掛け渡されている。このリンクプレート111は、ブレーキシュー21をアンカブロック41側に引き付ける役割を担っている。
続いて、ドラムブレーキ装置1に設けられた各種スプリングについて説明する。
続いて、ドラムブレーキ装置1の動作について、サービスブレーキ、パーキングブレーキとしての動作の順に説明する。まず、ドラムブレーキ装置1をサービスブレーキとして使用する場合の動作について、図1を参照して説明する。
図6は、本発明と従来技術とを比較する図であり、(a)は図1のC−C線断面図、(b)は図7のD−D線断面図である。
本発明のドラムブレーキ装置1において、アジャストレバー81がロッドピン75に軸支されている部分からアジャストレバー81がアジャスタスプリングSP4によって付勢されている部分までの高さは、第二立設部86から第一立設部84までの高さh1である。また、特許文献1に記載のドラムブレーキ装置501において、アジャストレバー581がロッドピン575に軸支されている部分からアジャストレバー581がアジャスタスプリングSP504によって付勢されている部分までの高さは、h2である。図6(a)、(b)からわかるように、高さh1は高さh2よりも小さくなっている。そのため、アジャスタスプリングSP4が、ロッドピン75を支点としてアジャストレバー81の係合部83を浮き上がらせようとするモーメントM1は、従来技術における同様のモーメントM2よりも小さくなる。もしもモーメントM1が大きい場合には、アジャストレバー81の係合部83が第一ストラット91の第三段差部93cに押し付けられ、アジャストレバー81や第一ストラット91の動作不良を起こすおそれがあるが、本発明ではそのおそれがない。
21 ブレーキシュー
22 ウェブ
22c 凹部
22e ロッドピン遊貫孔
71 ピボットレバー
72 本体部
73 凸部本体
74 係合部
75 ロッドピン
75a 大径部
75b 小径部
75c 面
81 アジャストレバー
82 底部
83 係合部
84 第一立設部
84a 孔
86 第二立設部
86a ロッドピン挿通孔
SP4 アジャスタスプリング
Claims (3)
- 凹部と、ロッドピン遊貫孔と、を有するブレーキシューと、
前記ブレーキシューの背面に設けられる本体部と、前記本体部から立設し、前記凹部に当接する凸部と、前記本体部から立設し、前記ブレーキシューのロッドピン遊貫孔に遊貫されるロッドピンと、を有するピボットレバーと、
前記ブレーキシューの正面に設けられ、前記ロッドピンに軸支されるアジャストレバーと、
前記ブレーキシューと前記アジャストレバーとに掛け渡され、前記凸部に接しているアジャスタスプリングと、
を備えたドラムブレーキ装置であって、
前記アジャストレバーは、
底部と、
前記底部から、前記アジャスタスプリングの傾斜に対応して前記ブレーキシューの正面から離れる方向に立設し、前記アジャスタスプリングが掛けられる第一立設部と、
前記底部から、前記第一立設部と同じ側に立設し、前記ロッドピンが挿通されるロッドピン挿通孔を有する第二立設部と、を備え、
前記第一立設部と同じ側に前記底部から離れた位置で前記ロッドピンに軸支されることを特徴とするドラムブレーキ装置。 - 前記ロッドピンは、
前記ピボットレバーの本体部から立設する大径部と、この大径部から立設する小径部と、前記大径部と前記小径部の間に設けられるテーパ面と、を有し、
前記小径部は、前記第二立設部のロッドピン挿通孔に挿通されており、
前記第二立設部の背面は、前記大径部と前記小径部との間の前記テーパ面に当接していることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。 - 前記凸部は、前記凹部に当接する凸部本体と、前記凸部本体から立設し、前記ブレーキシューの正面に係合する係合部と、からなり、
前記アジャスタスプリングのコイル部分は、前記係合部の窪みに当接していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラムブレーキ装置。
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JP2003402067A JP4436117B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | ドラムブレーキ装置 |
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JP2005163879A JP2005163879A (ja) | 2005-06-23 |
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