JP4492492B2 - ドラムブレーキ - Google Patents

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Description

この発明は、リーディングトレーリング型のドラムブレーキに関する。詳しくは、リーディングシューとトレーリングシューの片側を引きつけてアンカーに当接させる目的で設けられるスプリング(この発明ではこれをアンカースプリングと言う)を正確に組み付けられるようにしたドラムブレーキに関する。
首記のリーディングトレーリング型のドラムブレーキ(以下、LT型ドラムブレーキと言う)は、主に、車両の駐車ブレーキ兼用の後輪用ブレーキとして使用されている。このLT型ドラムブレーキの一つに、シューを浮動構造にしたフローティングアンカー型のブレーキがある。そのフローティングアンカー型のドラムブレーキは、リーディングシューとトレーリングシュー間にアンカースプリングを配置し、そのアンカースプリングでリーディングシューとトレーリングシューの片側を引きつけてアンカーに当接させている。
そのフローティングアンカー型のLT型ドラムブレーキの従来例を図5〜図7に示す。図中1は、バッキングプレート、2はリーディングシュー、3はトレーリングシュー、4はリーディングシュー2とトレーリングシュー3に入力を加えるホイールシリンダ、5はパーキングレバー、6は駐車ブレーキの入力をパーキングレバー5に伝達するパーキングケーブル、7はストラット、8はシューの復帰スプリング、9はアンカー、10はリーディングシュー2とトレーリングシュー3を引きつけるアンカースプリング、11,12はシューホールドダウン、13はドラム、14はドラム13と各シュー(のライニング)との間の隙間を自動調節するオートアジャスト機構である。
アンカー9は、図6、図7に示すように、リーディングシュー2とトレーリングシュー3の片側を受け支えるアンカーブロック9aと、シューの外れを防止するシューガイドプレート9bと、アンカーブロック9aとシューガイドプレート9bをバッキングプレート1に固定するアンカーリベット9cとで構成されている。
アンカースプリング10は、引っ張りばねであり、一端のフック部10aをリーディングシュー2のウエブに設けた取付け孔15に、他端のフック部10bをトレーリングシュー3のウエブに設けた取付け孔16にそれぞれ係止させてリーディングシュー2とトレーリングシュー3間に配置される。
なお、アンカー9は下記特許文献1に、また、オートアジャスト機構14は下記特許文献2にそれぞれ詳しく記載されている。
ところで、従来のフローティングアンカー型のLT型ドラムブレーキは、シューガイドプレート9bの極一部がアンカースプリング10の中央部(コイル部)と干渉するようにしており、そのために、アンカースプリング10のフック部10a,10bがシューの取付け孔に不完全に引っ掛かった所謂半掛かり状態のときにも、各部品をブレーキアセンブリとして組み立てることが許容されるものになっていた。言い換えれば、従来のドラムブレーキには、アンカースプリング10の半掛かりを検知する機能や半掛かりを防止する機能がなく、組み付け不良とそれが原因となるアンカースプリングの脱落を発生させる可能性があった。
図8に、アンカースプリング10が半掛かりの状態で組み付けられた例を示す。この図では、フック部10aが半掛かりの状態になっている。このような状態になっていても、フック部10aの屈曲が許容されるため、アンカースプリング10を含めた部品の組み付けが許容されてしまう。
特開昭61−169126号公報 特開平11−013799号公報
この発明は、ドラムブレーキのアセンブリを製造するときに、アンカースプリングを組み付け不良を起こさずに正確に組み付けられるようにし、さらに、組み付け後のアンカースプリングの脱落防止も確実に行われるようにすることを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、リーディングシューとトレーリングシューの片側をアンカースプリングで引きつけてバッキングプレートに支持されたアンカーに当接させるドラムブレーキにおいて、アンカーに含まれるシューガイドプレートに、前記アンカースプリングの両端のフック部をバッキングプレート側に向けて車軸方向に押え付けるフック押さえ部を設けた。
前記フック押さえ部は、シューガイドプレートと一体のサイズ拡張部を設けてそのサイズ拡張部で構成すると好ましいが、別部材をシューガイドプレートに取り付けて構成することもできる。
シューガイドプレートにこの発明を特徴づけるフック押さえ部を設けると、アンカースプリングがシューの取付け孔に対して半掛かりになっているときには、フック押さえ部によって部品の組み付けが阻害される。アンカースプリングは、リーディングシューとトレーリングシューの取付け孔に予め係止させ、この状態でリーディングシューとトレーリングシューをバッキングプレートに組み付けてアンカースプリングをシューガイドプレートとバッキングプレートとの間に入り込ませる。このとき、アンカースプリングが半掛かりになっているとフック部がフック押さえ部と干渉する。そのために、フック部は従来のように屈曲することができず、組み付け自体が不可能になる。このために、アンカースプリングの組み付け不良(半掛かり)が起こらなくなる。
また、組み付け後には、フック押さえ部が障害物となってフック部の外れを防止する。従って、アンカースプリングの脱落の懸念も無くなる。
以下、この発明のドラムブレーキの実施の形態を添付図面の図1〜図4に基づいて説明する。図1の1はバッキングプレート、2はリーディングシュー、3はトレーリングシュー、4はリーディングシュー2とトレーリングシュー3に入力を加えるホイールシリンダ
、5はパーキングレバー、6は駐車ブレーキの入力をパーキングレバー5に伝達するパーキングケーブル、7はストラット、8はシューの復帰スプリング、9はアンカー、10はリーディングシュー2とトレーリングシュー3を引きつけるアンカースプリング、11,12はシューホールドダウン、13はドラム、14はオートアジャスト機構である。
オートアジャスト機構14は、オートレバー14a、オートレバースプリング14b、ラチェット歯を有するナット14cなどを組み合わせて構成されるものであって、サービスブレーキがかけられたときにシューのライニングの摩耗量に応じた長さ分ストラット7を伸長させてドラム13と各シューとの間の隙間を一定に保つ。これは、前掲の特許文献2などに詳しく記載された周知の機構であり、この発明では重要な要素ではないので、ここでの詳細説明は省く。
例示のドラムブレーキは、アンカー9の構造のみが従来のドラムブレーキと異なる。その他の構成は図5に示した従来のLT型ドラムブレーキと同じであるので、同一部分については説明を省き、従来品との相違点のみを以下に述べる。
図2〜図4に詳しく示すように、この発明のドラムブレーキに設けたアンカー9は、フック押さえ部17を両側に有している。例示のフック押さえ部17は、シューガイドプレート9bに一体のサイズ拡張部を設け、そのサイズ拡張部でフック押さえ部17を構成している。フック押さえ部17は、シューガイドプレート9bに別部材を取り付けて構成することもできるが、一体のサイズ拡張部を設けてそれでフック押さえ部を構成する実施例の構造は、別部品を取り付ける手間が省かれ、製造工数の増加がなくて好ましい。
上記のフック押さえ部17を設けると、アンカースプリング10のフック部10a,10bが半掛かりになっている場合、半掛かりになったフック部がフック押さえ部17と干渉し、アンカースプリング10をフック押さえ部17の内側(バッキングプレート側)に挿入することができなくなる。そのために、半掛かりが起こっていることがわかり、組み直しを行って半掛かりを確実に防止することが可能になる。また、ブレーキアセンブリの組み立てを終えると、フック押さえ部17が障害物になってフック部10a,10bの外方向への動きを阻止するので、アンカースプリング10の組み付け後の脱落も確実に防止されるようになる。
なお、この発明は、駐車ブレーキ機能のないドラムブレーキにも適用することができる。
この発明のドラムブレーキの一例を示す断面図 図1のドラムブレーキのアンカー部の拡大図 図2のX−X線に沿った断面図 図2のY−Y線に沿った断面図 従来のドラムブレーキの一例を示す断面図 図5のドラムブレーキのアンカー部の拡大図 図6のX−X線に沿った断面図 アンカースプリングが半掛かりになった状態を示す断面図
符号の説明
1 バッキングプレート
2 リーディングシュー
3 トレーリングシュー
4 ホイールシリンダ
5 パーキングレバー
6 パーキングケーブル
7 ストラット
8 シュー復帰スプリング
9 アンカー
9a アンカーブロック
9b シューガイドプレート
9c アンカーリベット
10 アンカースプリング
10a,10b フック部
11,12 シューホールドダウン
13 ドラム
14 オートアジャスト機構
14a オートレバー
14b オートレバースプリング
14c ラチェット歯を有するナット
15,16 取付け孔
17 フック押さえ部

Claims (2)

  1. 一端のフック部(10a)をリーディングシュー(2)に設けた取付け孔(15)に、他端のフック部(10b)をトレーリングシュー(3)に設けた取付け孔(16)にそれぞれ係止させてリーディングシュー(2)とトレーリングシュー(3)間に配置するアンカースプリング(10)を有し、リーディングシュー(2)とトレーリングシュー(3)の片側を前記アンカースプリング(10)で引きつけてバッキングプレート(1)に支持されたアンカー(9)に当接させるドラムブレーキにおいて、前記アンカー(9)に含まれるシューガイドプレート(9b)に、前記アンカースプリング(10)の両端のフック部(10a,10b)をバッキングプレート(1)側に向けて車軸方向に押え付けるフック押さえ部(17)を設けたことを特徴とするドラムブレーキ。
  2. 前記シューガイドプレート(9b)に、一体のサイズ拡張部を設け、そのサイズ拡張部で前記フック押さえ部(17)を構成した請求項1に記載のドラムブレーキ。
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JPS5133685U (ja) * 1974-09-05 1976-03-12
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