JP4435660B2 - 香味料組成物 - Google Patents
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インドネシア産パンダンの葉100部を細断し、水450部に投入して攪拌還流下に30分間抽出を行った。冷却後固液分離を行い、次いで精密濾過を行うことにより淡黄色の抽出液を595部得た。このものの固形分は0.43%であった。
インドネシア産パンダンの葉100部を細断し、水225部及び95%エタノール225部の混合液に投入して攪拌還流下に30分間抽出を行った。冷却後固液分離を行い、次いで精密濾過を行うことにより淡緑黄色の抽出液を581部得た。このものの固形分は0.51%であった。
インドネシア産パンダンの葉100部を細断し、水180部及び95%エタノール270部の混合液に投入して攪拌還流下に30分間抽出を行った。冷却後固液分離を行い、次いで精密濾過を行うことにより淡緑黄色の抽出液を574部得た。このものの固形分は0.55%であった。
60℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)10g、ビタミンC0.2gを添加し、5分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、製造例2のパンダン抽出物を0.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の緑茶飲料を調製した。
60℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)10g、ビタミンC0.2gを添加し、5分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、121℃×10分間殺菌することにより比較例1の緑茶飲料を調製した。
実施例1の緑茶飲料と、比較例1の緑茶飲料の香味について、熟練したパネル20名により官能評価を行った。評価の基準は、比較例1を基準(4点)とし、甘さ、渋味、苦味については非常に強い(7点)〜非常に弱い(1点)、嗜好性については非常に高い(7点)〜非常に低い(1点)とする7段階評価で行った。評価点の平均と香味のコメントを表1に示した。
80℃の湯500mlに対して、ウーロン茶葉(鉄観音)10g、ビタミンC0.2gを添加し、4分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、製造例2のパンダン抽出物を0.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明のウーロン茶飲料を調製した。
80℃の湯500mlに対して、ウーロン茶葉(鉄観音)10g、ビタミンC0.2gを添加し、4分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、121℃×10分間殺菌することにより本発明のウーロン茶飲料を調製した。
実施例2のウーロン茶飲料と、比較例2のウーロン茶飲料の香味について、熟練したパネル20名により官能評価を行った。評価の基準は、比較例2を基準(4点)とし、甘さ、渋味、苦味については非常に強い(7点)〜非常に弱い(1点)、嗜好性については非常に高い(7点)〜非常に低い(1点)とする7段階評価で行った。評価点の平均と香味のコメントを表2に示した。
80℃の湯400mlに対して、紅茶葉(三井農林社製)7g、L−アスコルビン酸ナトリウム0.2gを添加し、5分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、砂糖40g、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ社製)0.3g、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、製造例2のパンダン抽出物を0.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の紅茶飲料を調製した。このものは、紅茶本来の甘味が増すとともに、渋味がマスキングされた美味しいものであった。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、プーアル茶0.2g、どくだみ茶0.1g、はぶ茶0.1g、チコリー0.1gを添加し、8分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、ビタミンC0.1gと水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、製造例2のパンダン抽出物を1g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の混合茶飲料を調製した。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、プーアル茶0.2g、どくだみ茶0.1g、はぶ茶0.1g、チコリー0.1gを添加し、8分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、ビタミンC0.1gと水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、121℃×10分間殺菌することにより比較例3の混合茶飲料を調製した。
比較例3の混合茶飲料に、2−アセチル−1−ピロリンを1ppb含有させた比較例4の混合茶飲料を調製した。
比較例3の混合茶飲料に、2−アセチル−2−チアゾリンを10ppb含有させた比較例5の混合茶飲料を調製した。
実施例4の混合茶飲料と、比較例3〜5の混合茶飲料の香味について、熟練したパネル20名により官能評価を行った。評価の基準は、比較例3を基準(4点)とし、甘さ、渋味、苦味については非常に強い(7点)〜非常に弱い(1点)、嗜好性については非常に高い(7点)〜非常に低い(1点)とする7段階評価で行った。評価点の平均と香味のコメントを表3に示した。
60℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)10g、ビタミンC0.2gを添加し、5分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、緑茶香料(小川香料社製)及び製造例2のパンダン抽出物からなる香味料組成物(組成比=2:1)を1.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の緑茶飲料を調製した。
80℃の湯500mlに対して、ウーロン茶葉(鉄観音)10g、ビタミンC0.2gを添加し、4分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、ウーロン茶香料(小川香料社製)及び製造例2のパンダン抽出物からなる香味料組成物(組成比=2:1)を1.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明のウーロン茶飲料を調製した。
80℃の湯400mlに対して、紅茶葉(三井農林社製)7g、L−アスコルビン酸ナトリウム0.2gを添加し、5分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、砂糖40g、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ社製)0.3g、水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、紅茶香料(小川香料社製)及び製造例2のパンダン抽出物からなる香味料組成物(組成比=2:1)を1.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の紅茶飲料を調製した。このものは、紅茶本来の甘味が増すとともに、渋味がマスキングされた美味しいものであった。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、ウーロン茶0.2g、クマザサ0.1g、はぶ茶0.1g、柿の葉0.1gを添加し、8分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、ビタミンC0.1gと水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、製造例2のパンダン抽出物を1g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の混合茶飲料を調製した。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、ウーロン茶0.2g、クマザサ0.1g、はぶ茶0.1g、柿の葉0.1gを添加し、8分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、ビタミンC0.1gと水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、混合茶香料(小川香料社製)及び製造例2のパンダン抽出物からなる香味料組成物(組成比=1:2)を1.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の混合茶飲料を調製した。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉(静岡産)1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、プーアル茶0.2g、どくだみ茶0.1g、はぶ茶0.1g、チコリー0.1gを添加し、8分間抽出を行った。抽出後固液分離を行い、ビタミンC0.1gと水を加えて1,000mlとし、炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調製後、混合茶香料(小川香料社製)及び製造例2のパンダン抽出物からなる香味料組成物(組成比=1:2)を1.5g添加し、121℃×10分間殺菌することにより本発明の混合茶飲料を調製した。
Claims (9)
- パンダン抽出物を含有することを特徴とする茶飲料用の香味料組成物。
- パンダン抽出物を固形分として0.001〜10質量%含有することを特徴とする茶飲料用の香味料組成物。
- 茶飲料が混合茶飲料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の香味料組成物。
- 請求項1又は2に記載の香味料組成物を含有することを特徴とする茶飲料。
- 請求項3に記載の香味料組成物を含有することを特徴とする混合茶飲料。
- パンダン抽出物を固形分として0.00001〜1質量%含有することを特徴とする茶飲料。
- パンダン抽出物を固形分として0.00001〜1質量%含有することを特徴とする混合茶飲料。
- パンダン抽出物を固形分として0.00001〜1質量%添加することを特徴とする茶飲料への甘さ増強方法。
- パンダン抽出物を固形分として0.00001〜1質量%添加することを特徴とする混合茶飲料への甘さ増強方法。
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