JP4434069B2 - 連結ねじドライバ - Google Patents

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Description

本発明は、ねじの締付動作に連動してねじ連結帯を1ピッずつ送りながら、該ねじ連結帯に連結されたねじを被締付材に順次ねじ込むための連結ねじドライバに関するものである。
この種の連結ねじドライバは、木材や鋼材等の下地材に石膏ボードをねじ止めによって固定する作業等に使用されるが、これにはねじの締付動作に連動してねじ連結帯を1ピッずつ送るねじ送り機構を備えている。このねじ送り機構は、ハウジングに取り付けられた筒状のスライダケースと、該スライドケース内に往復動可能に設けられたスライダと、該スライダを反ハウジングに付勢するスプリングと、前記スライダの往復動に応じて回転してねじを間欠的に送るドラムを含んで構成されている。
ねじ締め作業に際しては、連結ねじドライバの先端を被締付材に押し当ててドライバ本体を押し付けていくと、最初は離れていたビットとねじとが係合し、ビットの押圧力によりねじがねじ連結帯から外れ、その後、ねじとビットが一緒に前方へと移動し、ねじが被締付材に突き当たって締め付けられる。
ところで、ねじ連結帯から外れた直後はねじの挙動が不安定であり、被締付材に突き当たるまでの間にねじがビットに対してずれ易く、ねじ締め位置がずれたり、ねじが斜めに締め付けられる場合がある。
そこで、上記問題を解決するための種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、ばねで偏寄された一対の相互に対称に形成されたチャック部材を設け、このチャック部材にストリップ(ねじ連結帯)から離れた後のねじを保持する構成が開示されている。
又、特許文献2には、フィーダボックス(スライダ)に被締付材と当接するストッパベースをねじ締め方向の位置を変更可能に装着し、様々なねじ長さに対応することができる構成が開示されている。
特開昭57−061477号公報 特開平10−034553号公報
ところが、特許文献1に開示された構成では、チャック部材はストリップから遠く離れた位置に設けられているため、短いねじを用いた場合には、ねじがストリップから離れた勢いでビットよりも先行してビットから外れてしまう可能性がある。
又、特許文献2に開示された構成では、ねじを把持する機構が設けられていないため、ねじの締付位置がずれたり、ねじが斜めに締められる可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ねじ連結帯から外れた直後のねじを安定的に保持してこれを常に締付位置に正しく締め付けることができる連結ねじドライバを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、モータと、該モータによって回転駆動される出力軸と、これらのモータと出力軸を収容するハウジングと、前記出力軸に取り付けられたビットと、を有するドライバ部と、
前記ビットが挿通されるよう前記ハウジングに取り付けられるスライダケースと、
該スライドケース内に往復動可能に設けられ、被締付材に当接する当接部を有し、往復動に伴って連結ねじを送るスライダと、
を備えて成る連結ねじドライバにおいて、
前記スライダに、ねじ連結帯から外れた後のねじをこれが被締付材に当接するまでの間一旦保持するチャック機構を前記ビットの軸方向に移動可能に設けるとともに、該チャック機構のビット軸方向の位置を調整及び固定する調整機構を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記チャック機構を、前記スライダにビット軸方向に移動可能に保持されたベースと、ねじと当接可能でビット軸を挟んでこれの両側に回動可能に設けられる一対のチャックと、各チャックをねじと当接する方向に付勢する第1の弾性部材と、を含んで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記チャック機構のチャックに隣接する箇所に、ねじ倒れ防止用プレートを設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記調整機構を、前記スライダに往復動可能に支持され、前記チャック機構の前記ベースに形成された複数の係合凹部の1つに選択的に係合可能な係合凸部を有する操作部と、該操作部をその前記係合凸部が前記ベースの係合凹部に係合する方向に付勢する第2の弾性部材と、を含んで構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ねじ連結帯に保持されたねじの先端部付近にチャック機構が位置するようにその位置を調整機構によって調整すれば、ねじ連結帯から外れた直後の不安定な状態にあるねじをチャックで一旦保持することによって、ねじの挙動を安定させてから該ねじを締め付けることができ、ねじの締付位置がずれたり、ねじが斜めに締められるという不具合の発生が防がれる。従って、ねじを常に所定の締付位置に正しく締め付けることができ、ねじ締めの仕上がりが良好となる。
請求項2記載の発明によれば、チャック機構のチャックがねじに当接して第1の弾性部材の付勢力に抗して回動する(開く)ことによって、チャック間の距離が自動的に変わるため、種々のねじ径や様々なねじ頭径のねじを保持してその挙動を安定させることができる。
請求項3記載の発明によれば、ねじ連結帯から外れた直後のねじの倒れが防がれ、該ねじはチャック機構によって常に確実に保持されるため、その挙動の安定化が更に高められる。
請求項4記載の発明によれば、調整機構の操作部を第2の弾性部材の付勢力に抗して操作することによってチャック機構の位置をねじの長さに応じて適切に調整することができ、種々の長さのねじに対して、ねじ連結帯から外れた直後の挙動を安定させることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る連結ねじドライバの側面図、図2は同連結ねじドライバの分解斜視図、図3は同連結ねじドライバのスライダの分解斜視図、図4は同スライダ内のねじ送り機構の構成を示す分解斜視図、図5(a)〜(d)はスライダのチャック機構の作用を説明するための部分断面図、図6はドラムの断面図、図7〜図11はねじ送り機構部の動作を説明するための部分底断面図である。
図1に示す連結ねじドライバ1において、2はハウジングであって、このハウジング2内には、駆動源である不図示のモータと該モータによって回転駆動される出力軸3(図2参照)が収容されており、図2に示すように、前記出力軸3にはビット4が取り付けられている。尚、ハウジンク2とその内部に収容されたモータと出力軸3及び該出力軸3に取り付けられたビット4は、ドライバ部を構成している。
又、図1及び図2に示すように、前記ハウジング2の先端部には矩形筒状のスライダケース5が取り付けられており、このスライダケース5の一側面には略横L字状を成すガイド溝6が形成されている。そして、スライダケース5内にはスライダ7が摺動可能に嵌合保持されており、このスライダ7は、これとスライダケース5間に縮装されたコイルスプリング8によって常時一方向(図1の左方向)に付勢されている。
ここで、前記スライダ7の構成の詳細を図3及び図4に基づいて説明する。
前記スライダ7は、図3に示すように、左右に2分割された分割片7A,7Bを結合一体化して構成され、その先端部にはチャック機構18が前後方向(ビット4の軸方向)に移動可能に嵌合保持されるとともに、該チャック機構18の前後方向位置を調整及び固定するための調整機構19が設けられている。又、スライダ7にはU字状に成形された金属製の先端部材20が保持されている。この先端部材20の前端面は、図1に示す被締付材としての石膏ボードW2に当接する当接部20aを構成しており、この当接部20aの中心には前記ビット4が挿通するためのビット穴20bが形成されている。又、先端部材20の両側部には矩形状の開口部(窓)20cが形成されている。
ところで、前記チャック機構18は、ねじ締め作業時に図1に示すネジ連結帯100から外れた後のねじ101をこれが被締付材である石膏ボードW2に当接するまでの間一旦保持するためのものであって、スライダ7に前後方向に移動可能に嵌合保持されたベース21を備えている。
上記ベース21の中心部には、前後方向に貫通する開口部21aが形成されており、この開口部21aには、ビット4の軸を挟んでこれの左右両側に一対のチャック22が回動可能に設けられている。即ち、チャック22は、ねじ101と当接可能であって、軸23によって水平に回動可能(開閉可能)に軸支されており、軸23に巻装された捩りコイルバネ24によって閉じ方向に付勢されている。尚、左右のチャック22にねじ100が当接する前の図5(a)に示す状態では、両チャック22は閉じており、その中心部にはねじ101及びビット4の外径よりも僅かに大きな内径の円孔22aが形成されている。
又、ベース21の両側部には凸部21bが形成されており、この凸部21bは図1及び図2に示すように先端部材20に形成された前記開口部20cに臨んでいる。
更に、ベース21の一側部には後方に向かって水平に延びる係合片21cが形成されており、この係合片21cにはスリット溝状の3つの係合凹部21dが前後方向に適当な間隔で形成されている。
他方、スライダ7の一側部には嵌合溝7cが形成されており、この嵌合溝7cには逆U字状を成す操作部25が上下動可能に嵌合保持されている。この操作部25の一側部には、前記ベース21の係合片21cに形成された3つの係合凹部21dの1つに選択的に係合する矩形プレート状の係合凸部25aが一体に形成されている。そして、操作部25は、コイルスプリング26によって常時上方(係合凸部25aがベース21の係合凹部21dに係合する方向)に付勢されている。
而して、前記ベース21に形成された係合凹部21dと、係合凸部25aが形成された操作部25及びコイルスプリング26によって前記調整機構19が構成されている。
次に、スライダ7に内蔵された送りねじ機構の構成の詳細を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、スライダ7の内部にはアーム部9と、コイルスプリング10と、ドラム11と、板ばね部材12と、軸部材13と、コイルスプリング14及びストッパプレート15が収納されている。又、スライダ7の一方の分割片7Aには円弧状の長穴7aが形成されている。
ここで、上記アーム部9は、シャフトアーム16とクラッチアーム17とで構成されており、シャフトアーム16は、ドラム11の回転軸11aと平行な別の軸上でスライダ7に回動可能に支持される軸部16aと、該軸部16aからスライダケース5のガイド溝6まで延び、一端がガイド溝6に係合するガイドアーム部16bとを有している。
又、前記クラッチアーム17は、シャフトアーム16の軸部16aからドラム11まで延びる部材であって、その一端に形成された矩形状の孔17aが前記シャフトアーム16の軸部16aに相対回転不能に挿通嵌合されており、他端は前記ドラム11まで延び、その端部にはピン状の係合突起17bが形成されている。
更に、前記ドラム11は、前記スライダ7に回転可能に軸支される円筒状部材であって、その回転軸11aには円板状の2枚のフランジ部11b,11cが軸方向に離間して形成されており、各フランジ部11b,11cの外周には、図1に示すねじ連結帯100に係合する複数の突起11d(図7参照)が形成されている。尚、ねじ連結帯100には複数のねじ101が等間隔で挿通保持されており、該ねじ連結帯100の幅方向両端縁には、前記ドラム11の両フランジ部11b,11cの外周に形成された突起11dが係合するための複数の係合溝が長さ方向に等ピッチで形成されている。
そして、ドラム11の一方のフランジ部11bの内面(他方のフランジ部11cに対向する面)にはラチェット11eが形成されており(図7参照)、同フランジ部11bの外面(ラチェット11eが形成された反対側の面)には複数の係合溝11fが形成されている。そして、この係合溝11fには、スライダ7(分割片7A)の内壁に固定された波形の前記板ばね部材12が凹凸係合している。
ここで、ドラム11は、図6に示すように、軸方向に2分割された分割片11A,11Bをボルト30によって結合一体化して構成されており、一方の分割片11AはSUS等の金属で構成され、他方の分割片11Bは樹脂で構成されている。そして、金属製の分割片側のフランジ部11Aの内面に前記ラチェット11eが形成されている。
又、前記ストッパプレート15は、図4に示すように、前記シャフトアーム16の軸部16aから前記ドラム11のラチェット11eまで延びる部材であって、横L字状に成形され、その中間部が前記軸部材13によってスライダ7に揺動可能に軸支されている。ここで、軸部材13は、前記シャフトアーム16と前記ドラム11の前後方向中間においてスライダ7の左右の分割片7A,7B間に架設されており、前記ストッパプレート15に形成された円孔15aが該軸部材13に挿通することによって、ストッパプレート15が軸部材13によって揺動可能に支持されている。
ストッパプレート15は、その一端15bが鍵状に成形され、この鍵状の部分15bは、前記シャフトアーム16の軸部16aの両鍔部16cの間に嵌合することによって軸部16aに接続され、他端部は前記ドラム11のフランジ部11bに形成されたラチェット11eに係脱する係合部15cを構成している。そして、このストッパプレート15は、前記軸部材13に挿通された前記コイルスプリング14によって軸方向(係合部15cがドラム11のラチェット11eに係合する方向)に付勢されている。
ところで、前記クラッチアーム17は、シャフトアーム16の軸部16aに挿通された前記コイルスプリング10によってシャフトアーム16と共に軸方向に付勢されており、その端部に形成された前記係合突起17bがドラム11のラチェット11eに押圧されて係合している。ここで、コイルスプリング10は、コの字状を成す一端10aがシャフトアーム16のガイドアーム部16bに係止されており、他端10bはスライダ7の一方の分割片7Bに係止され、前述のようにシャフトアーム16とクラッチアーム17を軸方向に付勢する機能と、捩りによってシャフトアーム16をそのガイドアーム部16bがスライダケース5のガイド溝6に当接するよう押圧する方向に付勢する機能を兼備している。
尚、シャフトアーム16の軸部16aは、図7に示すように、その先端部がスライダ7の分割片7Aに形成された円孔7bから外側方に突出している。
次に、以上の構成を有する連結ねじドライバ1の作用について説明する。
例えば図1に示す下地材W1に石膏ボードW2をねじ止めによって固定する作業において、図7に示す初期状態にある連結ねじドライバ1の先端部材の当接部を石膏ボードW2に押し付ければ、スライダ7がコイルスプリング8の付勢力に抗してスライダケース5内に押し込まれ、この動作に連動して図7に示すようにシャフトアーム16が軸部16aを中心として揺動する。
即ち、スライダ7に保持されたシャフトアーム16のガイドアーム部16bがスライダケース5のガイド溝6(図1及び図2参照)に沿って摺動するため、シャフトアーム16が図8の矢印方向に所定角度だけ回動し、その軸部16aに挿通嵌合するクラッチアーム17も同方向に一体的に回動する。そして、このクラッチアーム17の回動によって、ラチェット11eがクラッチアーム17の係合突起17bに係合してドラム11が図8の矢印方向に回動し、該ドラム11の両フランジ部11b,11cに係合するねじ連結帯100が所定量だけ間欠的に送り出され、該ねじ連結帯100に保持されたねじ101が1本ずつ送り出される。尚、このとき、ストッパプレート15は、ドラム11のラチェット11eの傾斜が緩やかな側の面に押圧されることによって図8の矢印方向に揺動し、ドラム11の回転を許容する。
上記のようにしてねじ101が送り出されると、ドライバ部のビット4の軸線上に位置するねじ101がビット4によってねじ連結帯100から押し出されて外れるが、外れた直後のねじ101は、これが石膏ボードW2に当接するまで前記チャック機構18によって一旦保持される。以下、チャック機構18の作用を図5(a)〜(d)に基づいて説明する。
ねじ連結帯100から外れた直後のねじ101は、図5(a)に示すように、スライダ7の後退動に伴ってビット4によって前方へと押し出されるが、その先端がチャック機構18の左右のチャック22に当接すると、図5(b)に示すようにねじ101がチャック22によって一旦保持され、該ねじ22の先端は石膏ボードW2に押し当てられる。
そして、上記状態において、ねじ101が不図示のモータによって回転駆動されるビット4によって石膏ボードW2にねじ込まれると、図5(c)に示すように、ねじ101の頭部によってチャック22が押し開かれてねじ101の頭部が通過し、最終的にねじ101は図5(d)に示すように石膏ボードW2にねじ込まれて石膏ボードW2を下地材W1に固定する。このとき、図9に示すように、ストッパプレート15の係合部15cがドラム11のラチェット11eに係合してドラム11の逆転を阻止する。
そして、連結ねじドライバ1を石膏ボードW2から離脱させると、スライダ7はコイルスプリング8の付勢力によってスライダケース5内を摺動して初期位置に戻り、このスライダ7の動作によってシャフトアーム16とクラッチアーム17は図10に示すように逆転するが、これらの回動はドラム11に伝達されないため、ねじ連結帯100及びねじ101の送り出しはなされない。即ち、ストッパプレート15の係合部15cがドラム11のラチェット11eに係合してドラム11の逆転を阻止しており、クラッチプレート17は、その係合突起17bがドラム11のラチェット11eの傾斜が緩やかな側の面に押されることによって図10の矢印方向に揺動し、ラチェット11eとの係合が解除されるために回転をドラム11に伝達することがない。
以上の操作を繰り返すことによって、ねじ連結帯100が1ピッずつ送られ、該ねじ連結帯100に連結されたねじ101が1本ずつ送られて順次ねじ込まれ、これによって石膏ボードW2が下地材W1に複数のねじ101によって固定される。
ところで、図11に示すように、シャフトアーム16の軸部16aを押してコイルスプリング10の付勢力に抗してシャフトアーム16を軸方向(図11の矢印方向)に移動させれば、クラッチアーム17及びストッパプレート15も同方向に移動してこれらのラチェット11eとの係合が解除されるため、ドラム11をねじ連結帯100の送り方向及びその逆方向に自由に回転させることができる。このため、ねじ連結帯100を送り過ぎた場合でも、これを簡単に逆方向に戻すことができ、当該連結ねじドライバ1の操作性が高められる。
以上のように、本実施の形態に係る連結ねじドライバ1においては、ねじ連結帯100から外れた直後の不安定な状態にあるねじ101は、これが石膏ボードW2に当接するまでの間はチャック機構18によって一旦保持され、その挙動が安定してから締め付けられるため、ねじ101の締付位置がずれたり、ねじ101が斜めに締められるという不具合の発生が防がれる。従って、ねじ101を常に所定の締付位置に正しく締め付けることができ、ねじ締めの仕上がりが良好となる。
ところで、長さの異なるねじ101に対しても上記効果を得るためには、ねじ連結帯101から外れた直後のねじ101が石膏ボードW2に当接するまで該ねじ101を保持しておく必要があり、そのためにはねじ101の長さに応じてチャック機構18の前後方向位置を調整する必要がある。具体的には、ねじ101の長さが長くなる程、チャック機構18の位置を前方(図1の左方)へ移動させる必要がある。
そこで、本実施の形態では、調整機構19によってチャック機構18の前後方向位置を3段階に調整することができるよう構成した。即ち、チャック機構18の前後方向位置は、調整機構19の操作部25の係合凸部25aがベース21の係合片21cに形成された3つの係合凹部21dの1つに係合することによって固定されるが、チャック機構18の前後方向位置の調整は次のようになされる。
即ち、調整機構19の操作部25をコイルスプリング26の上方への付勢力の抗して押し下げれば、該操作部25の係合凸部25aのベース21の係合凹部21dとの係合が解除されるため、その状態で先端部材20の開口部20cに臨むベース21の凸部21bを操作してチャック機構18を前後に移動させ、操作部25の係合凸部25aをベース21の別の係合凹部21dに係合させれば、チャック機構18の前後方向位置が調整されるとともに、チャック機構18がその位置に固定される。尚、本実施の形態では、ねじ101の長さを20〜28mm、30〜38mm、40mm以上の3群に分類し、各分類に応じてチャック機構18の位置を調整するようにした。この場合、チャック機構18の前後方向位置はベース21の凸部21bに付された矢印にて識別でき、矢印が各位置に合致するようチャック機構18を前後方向に移動させてこれを固定することができる。
又、本実施の形態では、チャック機構18のチャック22がねじ101に当接して捩りコイルバネ24の付勢力に抗して回動する(開く)ことによって、チャック22間の距離が自動的に変わるため、種々のねじ径や様々なねじ頭径のねじ101を保持してその挙動を安定させることができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態を図12及び図13(a),(b)に基づいて説明する。
図12は本実施の形態に係る連結ねじドライバのチャック機構の斜視図、図13(a)は本実施の形態に係るチャック機構の作用を説明する部分断面図、同図(b)は他の形態に係るチャック機構(ねじ倒れ防止プレートが無いチャック機構)の作用を説明する部分断面図である。尚、図12及び図13においては、前記実施の形態1と同様の部材には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態は、図12及び図13(a)に示すように、左右のチャック22を軸支する軸23にねじ倒れ防止用プレート27を水平に架設したことを特徴とし、他の構成は前記実施の形態1と同様である。
ここで、上記ねじ倒れ防止用プレート27は、チャック22の上部であって、該チャック22と捩りコイルバネ24の間に配されている。
而して、上記ねじ倒れ防止用プレート27が無い場合には、図13(b)に示すように、ねじ連結帯100によって送られるねじ101がチャックを大きく外れてチャック22に保持され得ない可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、ねじ101がチャック22から大きく外れようとしても、図13(a)に示すように、該ねじ101はねじ倒れ防止用プレート27に当接してその動きが規制されるため、チャック22から大きく外れることがない。この結果、ねじ101は、チャック22によって常に確実に保持され、これによって安定したねじ込み作業が行われる。その他、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバの側面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバの分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのスライダの分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのスライダ内部の送りねじ機構の分解斜視図である。 (a)〜(d)は本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのチャック機構の作用を説明するための部分断面図、 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのドラムの断面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのねじ送り機構部の動作(初期状態)を説明するための部分底断面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのねじ送り機構部の動作(ねじ送り中)を説明するための部分底断面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのねじ送り機構部の動作(ねじ送り完了)を説明するための部分底断面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのねじ送り機構部の動作(初期状態への復帰)を説明するための部分底断面図である。 本発明の実施の形態1に係る連結ねじドライバのねじ送り機構部の動作(ドラムの逆転可能状態)を説明するための部分底断面図である。 本発明の実施の形態2に係る連結ねじドライバのチャック機構の分解斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係る連結ねじドライバのチャック機構の作用を説明する部分断面図、(b)は他の形態に係るチャック機構(ねじ倒れ防止プレートが無いチャック機構)の作用を説明する部分断面図である。
符号の説明
1 連結ねじドライバ
2 ハウジング
3 出力軸
4 ビット
5 スライダケース
6 ガイド溝
7 スライダ
7a 長穴
8 テーパ筒状コイルスプリング
9 アーム部
10 コイルスプリング
11 ドラム
11e ラチェット
12 板ばね部材
13 軸部材
14 コイルスプリング
15 ストッパプレート
16 シャフトアーム
16a 軸部
16b ガイドアーム部
17 クラッチアーム
18 チャック機構
19 調整機構
20 先端部材
20a 当接部
21 ベース
21d 係合凹部
22 チャック
23 軸
24 捩りコイルバネ(第1の弾性部材)
25 操作部
25a 係合凸部
26 コイルスプリング(第2の弾性部材)
27 ねじ倒れ防止プレート
100 ねじ連結帯
101 ねじ
W1 下地材
W2 石膏ボード(被締付材)

Claims (4)

  1. モータと、該モータによって回転駆動される出力軸と、これらのモータと出力軸を収容するハウジングと、前記出力軸に取り付けられたビットと、を有するドライバ部と、
    前記ビットが挿通されるよう前記ハウジングに取り付けられるスライダケースと、
    該スライドケース内に往復動可能に設けられ、被締付材に当接する当接部を有し、往復動に伴って連結ねじを送るスライダと、
    を備えて成る連結ねじドライバにおいて、
    前記スライダに、ねじ連結帯から外れた後のねじをこれが被締付材に当接するまでの間一旦保持するチャック機構をビット軸方向に移動可能に設けるとともに、該チャック機構のビット軸方向の位置を調整及び固定する調整機構を設けたことを特徴とする連結ねじドライバ。
  2. 前記チャック機構を、前記スライダにビット軸方向に移動可能に保持されたベースと、ねじと当接可能でビット軸を挟んでこれの両側に回動可能に設けられる一対のチャックと、各チャックをねじと当接する方向に付勢する第1の弾性部材と、を含んで構成したことを特徴とする請求項1記載の連結ねじドライバ。
  3. 前記チャック機構の前記チャックに隣接する箇所に、ねじ倒れ防止用プレートを設けたことを特徴とする請求項2記載の連結ねじドライバ。
  4. 前記調整機構を、前記スライダに往復動可能に支持され、前記チャック機構の前記ベースに形成された複数の係合凹部の1つに選択的に係合可能な係合凸部を有する操作部と、該操作部をその前記係合凸部が前記ベースの係合凹部に係合する方向に付勢する第2の弾性部材と、を含んで構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の連結ねじドライバ。
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