JP4432815B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トルクリミッタの機能を有する動力伝達装置に関するものであり、特にエンジン等の外部動力源からベルト等を介して運転される車両用空調装置の常時運転型圧縮機に組み込まれて使用されるのに好適である。
圧縮機に動力を伝達する動力伝達装置では、一般に圧縮機が焼き付きを起こした際に動力伝達のためのベルト切れ等の不具合を回避するためにトルクリミッタが設置されている。例えば、特許文献1の場合では、動力伝達部位の一部分を螺子嵌合させている。
特開2003−206950号公報
この螺子嵌合を利用したトルクリミッタ方式は、圧縮機が焼き付いた際に発生する過大なトルクにより、螺子嵌合部分に発生する過大な軸力を利用して動力伝達経路の一部を破断することで、動力伝達経路を断つメカニカルトルクリミッタ方式である。
このトルクリミッタ方式は螺子嵌合であるが故、焼き付いた際に発生するトルクの大きさと、嵌合部分である螺子部と座面の摩擦係数により、リミッタの作動精度は影響を受ける。
特に、図5(a)に示す従来技術のように圧縮機の回転軸4と当接するワッシャ8に平ワッシャを使用した場合、例えば外部からの水分の付着等により、圧縮機の回転軸4と当接する平ワッシャ8の座面が腐食等の経時変化をおこした場合、摩擦係数が変化してしまい、トルクリミッタのリミッタトルクが変化してしまい、トルクリミッタ精度が悪化するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動力伝達経路の一部を螺子嵌合させたメカニカルトルクリミッタ方式において、ワッシャの座面の摩擦係数が変化するのを抑制し、安定的なトルクリミッタ精度を得ることができる動力伝達装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の動力伝達装置を提供する。
請求項1に記載の動力伝達装置は、ケーシング9に回転可能に装着されるプーリ1と、プーリ1に凹凸嵌合されるハブ2及びハブ2と回転軸4との間に介装される動力遮断部材3とより構成されていて、動力遮断部材3と回転軸4とが螺子嵌合により結合され、ハブ2のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とし、このラビリンス構造が、ハブ2と回転軸4との間にワッシャ8を備え、ハブ2のハブ側座面24に形成された嵌合部28にワッシャ8を部分的に圧入することによって形成されるようにしたものであり、これにより、座面25,44への水分の侵入を抑制し、腐食等の経時変化により摩擦係数が変化することを防止でき、安定的なトルクリミッタ精度を得ることができる。また、ワッシャ8を嵌合部28に圧入により嵌め込むことができ、水分の進入を阻止できる。
請求項2の動力伝達装置は、ハブ2と回転軸4との間に設けられるワッシャ8に軸方向にリア側へ突出する環状の鍔部81を設けることによって、ラビリンス構造を形成したものであり、これによって、鍔部81の内周面84と回転軸4の外周面44とがラビリンス効果を発揮することで、ワッシャ8の座面82への水分進入経路を断つことができる。
請求項3に記載の動力伝達装置は、ケーシング9に回転可能に装着されるプーリ1と、プーリ1に凹凸嵌合されるハブ2及びハブ2と回転軸4との間に介装される動力遮断部材3とより構成されていて、動力遮断部材3と回転軸4とが螺子嵌合により結合され、ハブ2のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造としていて、ハブ側座面25に回転軸4を部分的に覆うように軸方向にリア側へ突出する環状のハブ側鍔部(26)を設けることによって、ラビリンス構造を形成したものであり、この場合は、ワッシャ8を設置することなくハブ2と回転軸4との当接面への水分の進入を阻止できる。
請求項4に記載の動力伝達装置は、ケーシング9に回転可能に装着されるプーリ1と、プーリ1に凹凸嵌合されるハブ2及びハブ2と回転軸4との間に介装される動力遮断部材3とより構成されていて、動力遮断部材3と回転軸4とが螺子嵌合により結合され、ハブ2のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造としていて、ハブ側座面25と軸側座面43との間に介在する平ワッシャ8の上方に配置され、ケーシング9のボス部91の内周面に、先端がフロント側に突出する突出部93を有するリング部材92を設けることによってラビリンス構造を形成したものであり、従来の平ワッシャ8を用いている場合でも、このようにラビリンス構造を形成することができる。
請求項の動力伝達装置は、ハブ2が、インナーハブ21、アウターハブ23及び弾性部材よりなる円筒部22とハブ側凹凸部24とから構成されていて、ハブ側凹凸部24の軸方向中心βを円筒部22の軸方向中心αより、リア側にεだけオフセットしたものであり、これにより、ハブ側凹凸部24の前面にスペースSを確保でき、弾性部材の円筒部22の上部のアウターハブ23を絞ることができ、円筒部22の耐久性が確保できる。また、スペースSを利用して、バランサー(図示せず)を配置することもできる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態の動力伝達装置について説明する。本発明の動力伝達装置は、車両用空調装置の圧縮機に組み付けられるのに好適なものである。図1は、本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の上半分の断面図であり、図2は、その要部拡大図である。本発明の動力伝達装置は、エンジンやモータから駆動力を得る駆動側回転部材であるプーリ1と、圧縮機の回転軸4にトルクリミッタである動力遮断部材3を介して固定された被駆動側回転部材であるハブ2との間で動力(トルク)を伝達するものである。このプーリ1とハブ2とは、同軸上に設けられている。
プーリ1は、圧縮機のケーシング9の一端側に設けられた円筒状のボス部91に軸受6及びスリーブリング付き留輪7を介して回転可能に装着されている。プーリ1は、好適には熱可塑性の合成樹脂で成型されるが、鉄等の金属材で形成されていてもよい。プーリ1が樹脂製の場合は、通常はプーリ1、スリーブリング付き留輪7及び軸受6はインサート成形により一体化している。プーリ1の外周面にはベルト(図示せず)が巻き掛けられ、エンジンやモータ等の外部からの動力によって回転する。軸受6は、ボス部91に嵌合していて、ボス部91の端部と、ボス部91の外周面に形成された溝に嵌め込まれたスリーブリング付き留輪(スナップリング)7とによって軸方向の移動が阻止されている。また、ケーシング9と回転軸4とは、軸封装置によって密封されており、冷媒やオイル等が外部に漏れるのを防止している。この軸封装置もまた、ボス部91の内周面に形成された溝に嵌め込まれた留輪(スナップリンング)10によって軸方向の移動が阻止されている。
圧縮機の回転軸4の先端部はケーシング9から突出しており、その先端部は、図4に示すように先端から順に工具形状に形成された工具形状部41、外周にネジが形成されている螺子部42及び螺子部42より大径の大径軸部43とよりなり、螺子部42と大径軸部43との間に段部が形成されていて軸側座面44となっている。工具形状部41は、図4では多角形状をしている。回転軸4の軸側座面44に当接して、基本的にワッシャ8が設けられるが、これについては、本発明の特徴部分をなすものであるので、後に詳述する。
また、回転軸4の螺子部42には、動力遮断部材3が螺合によって固定されている。
トルクリミッタとしての役割をもつ動力遮断部材3は、大きな外形の大外形部31と小さな外形の小外形部32とよりなる角筒又は円筒状をしていて、大外形部31が後述するハブ2の一部であるインナーハブ21に嵌合して結合している。小外形部32の内周面には、螺子部33が形成されていて、回転軸4の螺子部42に螺子結合される。大外形部31の内径は、小外形部32の内径よりやや大きく、両者の内周面の移行部分には、切り欠きが設けられていて破断部34を形成している。したがって、動力遮断部材3が過大な軸力を受けたときに、容易に破断部34が破断するようになっている。
また、動力遮断部材3の大外形部31の内周面と回転軸4の工具形状部41の外周面との間にパッキン5が設けられていて、外部から水分や埃等が動力遮断部材3と回転軸4との螺子嵌合部33,42に侵入するのを防止している。
ハブ2は、例えば、インナーハブ21、弾性部材よりなる円筒部22、アウターハブ23及び弾性部材よりなるハブ側凹凸部24より構成されている。インナーハブ21は、概略円筒形状をしていて、その内周面は、ほぼ動力遮断部材3の外周面に適合する形状に形成されていて、両者は嵌合によって結合されている。嵌合結合としては、インナーハブ21の内周面と動力遮断部材3の外周面とを同じ多角形状に形成して、両者を嵌合して固定してもよいし、或いは、回転軸4と動力遮断部材3との結合と同じように螺子嵌合によって結合してもよい。また、インナーハブ21のリア側先端面(圧縮機側の端面)がハブ側座面25となっていて、ワッシャ8に当接することによって、インナーハブ21は、動力遮断部材3とワッシャ8とによって挟持されるようにもなっている。
アウターハブ23は、円筒状をしていて、インナーハブ21と同様に鉄等の金属材により形成されている。
円筒部22は、ゴムや樹脂等の弾性部材から形成され、インナーハブ21とアウターハブ23間に配置して、保持され、インナーハブ21の外周面及びアウターハブ23の内周面に接着等の手段によって接合されている。或いは、これら3者又は後述するハブ側凹凸部24を加えた4者は、インサート成形により一体に形成されてもよい。円筒部22の弾性部材は、トルク伝達用として機能するだけでなく、トルクダンパとしても機能する。
アウターハブ23の上面には、円筒部22と同様の弾性部材からなるハブ側凹凸部24が設けられている。ハブ側凹凸部24は、アウターハブ23の上面に接着等の手段によって接合されてもよい。このハブ側凹凸部24は、後述するプーリ1のプーリ側凹凸部と凹凸嵌合により結合される。
なお、上記説明においては、ハブ2が、インナーハブ21、円筒部22、アウターハブ23及びハブ側凹凸部24の4者により構成されているものとして説明しているが、アウターハブ23を省略して、ハブをインナーハブ21とハブ側凹凸部24の2者で構成することも可能である。
一方、プーリ1においても、フロン側の端面には、ハブ2を受け入れるポケット部11が形成されていて、ポケット部11の側面には、プーリ側凹凸部12が形成されていて、ハブ2のハブ側凹凸部24と凹凸嵌合することで、プーリ1とハブ2とが結合されている。
次に本発明の特徴であるラビリンス(迷路)構造について説明する。先に説明したように、従来においては、図5(a)に示すようにハブ2(インナーハブ21)のリア側の面であるハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に平ワッシャ8を介在させていた。この場合には、ストレートに垂下する水分進入経路Pが形成されるため、外部から水分が進入し易く、その付着等により回転軸4の軸側座面44と当接する平ワッシャ8の座面が腐食等の経時変化により摩擦係数が変化してしまい、トルクリミッタ精度が悪化するという問題があった。
そこで、本発明では、水分進入経路Pをラビリンス(迷路)構造にすることによって、水分の進入を抑制し、回転軸4の軸側座面44と当接するワッシャ8側の座面の腐食を防止している。
即ち、第1実施形態では、図2及び図3に示されるように、ハブ2(インナーハブ21)のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に、両者に当接するようにワッシャ8が設けられている。このワッシャ8には、軸方向にリア側へ突出する環状の鍔部81が設けられている。即ち、鍔部81を有するワッシャ8は、断面L字形をした環状のワッシャ8であり、ハブ側座面25と当接する外側座面82と、軸側座面44と当接する内側座面83及び大径軸部43の外周面に微少な嵌合間隙を形成する内周部84とを有している。ワッシャ8の鍔部81内周部84と回転軸4の大径軸部43外周面とのこの微少な嵌合間隙が水分進入経路Pであり、この間隙は、0.001μm以上で、その上限が回転軸4の大径軸部43の外径の30%であることが好適である。
したがって、図5(b)に示すように第1実施形態では、水分進入経路Pがワッシャ8の内周部84と回転軸4の大径軸部43の外周面との間に形成され、軸方向を向いているのでワッシャ8と回転軸4の座面83,44への水分の進入が抑制される。このように、第1実施形態においてはワッシャ8の形状を変えることにより、水分の進入を阻止するラビリンス構造を形成している。
図6は、第2実施形態に係る動力伝達装置の要部拡大図である。この第2実施形態では、ワッシャ8を設置せずに、回転軸4の軸側座面44に当接するハブ2(インナーハブ21)のハブ側座面25の形状を変えることによって、ラビリンス構造を形成している。即ち、ハブ側座面25に、このハブ側座面25から軸方向にリア側へ突出する環状のハブ側鍔部26を設けている。したがって、ハブ2(インナーハブ21)と回転軸4とは、両者の座面25と44とが当接すると共に、ハブ側鍔部26の内周部27と大径軸部43の外周面とが微少な嵌合間隙を形成するようになる。このようにして、第2実施形態でも嵌合間隙である水分進入経路Pがハブ側鍔部26の内周部27と大径軸部43の外周面との間に形成され、軸方向を向いているのでハブ2(インナーハブ21)と回転軸4の両者の座面25,44への水分の進入が抑制され、腐食等の経時変化が防止できる。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係る動力伝達装置の要部拡大図である。先の第1実施形態においては、ハブ2(インナーハブ21)とワッシャ8とは、ハブ側座面25とワッシャ8の外側座面82とは単純に平面で当接していたが、第3実施形態においては、ハブ2(インナーハブ21)のハブ側座面25に凹部を形成してハブ嵌合部28とし、このハブ嵌合部28にワッシャ8の外側座面82側を圧入等の手段によって嵌め込んでいる。なお、この第3実施形態においても、ワッシャ8には第1実施形態と同様に鍔部81が設けられていて、ラビリンス構造が形成されている。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図8は、第4実施形態に係る動力伝達装置の要部拡大図である。この第4実施形態においては、ケーシング9のボス部91の内周面にリング部材92を設けることによってラビリンス構造を形成している。即ち、ハブ2(インナーハブ21)のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間には、通常の平ワッシャ8が両座面25,44に当接するように介装されており、この平ワッシャ8の上方にリング部材92が微少な間隙を形成するように配置されている。リング部材92は、その先端がフロント側に突出する突出部93を有する、断面逆L字形をしたリング状に形成されている。この突出部93をもつリング部材92の存在によって、水分進入経路PがL字状に屈曲形成されることになり、ラビリンス構造を形成している。リング部材92は、適宜の固着手段によってボス部91の内周面に固着される。この第4実施形態においては、リング部材92は、密封装置の留輪10も兼ねることができる。その他の構成は、前記した各実施形態と同様であるので説明を省略する。
上記した説明においては、各実施形態におけるラビリンス構造は、動力伝達装置のハブ2が基本的に図1に示されるようにハブ側凹凸部24の軸方向中心βと円筒部22の軸方向中心αとが軸方向で略一致しているものに採用されたものとして説明しているが、図9の第5実施形態の動力伝達装置に示されるように、ハブ2のハブ側凹凸部24の軸方向中心βが円筒部22の軸方向中心αよりもリア側にオフセット量εだけずれているハブ2であっても、上述した各実施形態のラビリンス構造を採用することができる。図9では、ラビリンス構造として第1実施形態のものを採用しているが、第2〜第4実施形態のラビリンス構造も適宜採用可能である。オフセット量εは、円筒部22の最小肉厚tに対し1/4以上とすることが好ましい。
ハブ2のハブ側凹凸部24と円筒部22とがオフセットされることにより、アウターハブ23のフロント側上部には、スペースSが確保され、アウターハブ23の外周部(円筒部22の外周部)に絞り加工を施すことが可能となる。この絞り加工は、弾性部材の耐久性を向上させるために行われるものである。更には、このスペースSを利用して、バランサウエイト(図示せず)を配置することも可能となる。
なお、上記した各実施形態においては、ワッシャ8の外側座面82と内側座面83及び回転軸4の軸側座面44、或いはハブ2(インナーハブ21)のハブ側座面25等にポリ四フッ化エチレン(PTFE)やモリブデンを混入させた低摩擦係数材や、耐腐食性を向上させるメッキ等を施しても良い。
本発明の第1実施形態の動力伝達装置の上半分断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 第1実施形態に係る動力伝達装置のワッシャの断面図である。 回転軸の先端部の構造を説明する図である。 従来の動力伝達装置の要部(a)と本発明の動力伝達装置の要部(b)とを比較説明する図である。 本発明の第2実施形態の動力伝達装置の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態の動力伝達装置の要部拡大断面図である。 本発明の第4実施形態の動力伝達装置の要部拡大断面図である。 本発明の第5実施形態の動力伝達装置の上半分断面図である。
符号の説明
1 プーリ
12 プーリ側凹凸部
2 ハブ
21 インナーハブ
22 円筒部
23 アウターハブ
24 ハブ側凹凸部
25 ハブ側座面
26 ハブ側鍔部
27 内周部
28 ハブ嵌合部
3 動力遮断部材(トルクリミッタ)
33 螺子部
34 破断部
4 回転軸
41 工具形状部
42 螺子部
43 大径軸部
44 軸側座面
5 パッキン
6 軸受
7 スリーブリング付き留輪
8 ワッシャ
81 鍔部
82 外側座面
83 内側座面
84 内周部
9 ハウジング
91 ボス部
92 リング部材
93 突出部
10 留輪
P 水分進入経路(間隙)
S スペース
α ハブの円筒部の軸方向中心
β ハブのハブ側凹凸部の軸方向中心
ε オフセット量

Claims (5)

  1. 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
    前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
    前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
    を備えている動力伝達装置において、
    前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
    前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の前記軸側座面(44)との間にワッシャ(8)を備え、前記ハブ側座面(25)に前記ワッシャ(8)を部分的に受け入れる嵌合部(28)が形成されており、前記ワッシャ(8)が前記嵌合部(28)に圧入されていることによって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記ワッシャ(8)に、軸方向でリア側へ突出する環状の鍔部(81)を設けることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
    前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
    前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
    を備えている動力伝達装置において、
    前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
    前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)に、前記回転軸(4)を部分的に覆うように軸方向にリア側へ突出する環状のハブ側鍔部(26)を設けることによって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
    前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
    前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
    を備えている動力伝達装置において、
    前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
    前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の前記軸側座面(44)との間に介在する平ワッシャ(8)の上方に配置されていて、前記ケーシング(9)をボス部(91)の内周面に設けられた、先端がフロント側に突出する突出部(93)を有するリング部材(92)によって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 前記ハブ(2)が、前記動力遮断部材(3)の外周に嵌合し固定されるインナーハブ(21)と、前記インナーハブ(21)の外側に配置されるリング状のアウターハブ(23)と、前記インナーハブ(21)と前記アウターハブ(23)の間に介在し、両者によって保持される弾性部材よりなる円筒部(22)及び前記アウターハブ(23)の上面に固着され、前記プーリに凹凸される弾性部材よりなるハブ側凹凸部(24)とより構成されていて、前記ハブ側凹凸部(24)の軸方向中心βが、前記円筒部(22)の軸方向中心αよりもリア側εだけオフセットされていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
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