JP4432815B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
このトルクリミッタ方式は螺子嵌合であるが故、焼き付いた際に発生するトルクの大きさと、嵌合部分である螺子部と座面の摩擦係数により、リミッタの作動精度は影響を受ける。
請求項1に記載の動力伝達装置は、ケーシング9に回転可能に装着されるプーリ1と、プーリ1に凹凸嵌合されるハブ2及びハブ2と回転軸4との間に介装される動力遮断部材3とより構成されていて、動力遮断部材3と回転軸4とが螺子嵌合により結合され、ハブ2のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とし、このラビリンス構造が、ハブ2と回転軸4との間にワッシャ8を備え、ハブ2のハブ側座面24に形成された嵌合部28にワッシャ8を部分的に圧入することによって形成されるようにしたものであり、これにより、座面25,44への水分の侵入を抑制し、腐食等の経時変化により摩擦係数が変化することを防止でき、安定的なトルクリミッタ精度を得ることができる。また、ワッシャ8を嵌合部28に圧入により嵌め込むことができ、水分の進入を阻止できる。
請求項4に記載の動力伝達装置は、ケーシング9に回転可能に装着されるプーリ1と、プーリ1に凹凸嵌合されるハブ2及びハブ2と回転軸4との間に介装される動力遮断部材3とより構成されていて、動力遮断部材3と回転軸4とが螺子嵌合により結合され、ハブ2のハブ側座面25と回転軸4の軸側座面44との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造としていて、ハブ側座面25と軸側座面43との間に介在する平ワッシャ8の上方に配置され、ケーシング9のボス部91の内周面に、先端がフロント側に突出する突出部93を有するリング部材92を設けることによってラビリンス構造を形成したものであり、従来の平ワッシャ8を用いている場合でも、このようにラビリンス構造を形成することができる。
また、回転軸4の螺子部42には、動力遮断部材3が螺合によって固定されている。
また、動力遮断部材3の大外形部31の内周面と回転軸4の工具形状部41の外周面との間にパッキン5が設けられていて、外部から水分や埃等が動力遮断部材3と回転軸4との螺子嵌合部33,42に侵入するのを防止している。
円筒部22は、ゴムや樹脂等の弾性部材から形成され、インナーハブ21とアウターハブ23間に配置して、保持され、インナーハブ21の外周面及びアウターハブ23の内周面に接着等の手段によって接合されている。或いは、これら3者又は後述するハブ側凹凸部24を加えた4者は、インサート成形により一体に形成されてもよい。円筒部22の弾性部材は、トルク伝達用として機能するだけでなく、トルクダンパとしても機能する。
なお、上記説明においては、ハブ2が、インナーハブ21、円筒部22、アウターハブ23及びハブ側凹凸部24の4者により構成されているものとして説明しているが、アウターハブ23を省略して、ハブをインナーハブ21とハブ側凹凸部24の2者で構成することも可能である。
そこで、本発明では、水分進入経路Pをラビリンス(迷路)構造にすることによって、水分の進入を抑制し、回転軸4の軸側座面44と当接するワッシャ8側の座面の腐食を防止している。
12 プーリ側凹凸部
2 ハブ
21 インナーハブ
22 円筒部
23 アウターハブ
24 ハブ側凹凸部
25 ハブ側座面
26 ハブ側鍔部
27 内周部
28 ハブ嵌合部
3 動力遮断部材(トルクリミッタ)
33 螺子部
34 破断部
4 回転軸
41 工具形状部
42 螺子部
43 大径軸部
44 軸側座面
5 パッキン
6 軸受
7 スリーブリング付き留輪
8 ワッシャ
81 鍔部
82 外側座面
83 内側座面
84 内周部
9 ハウジング
91 ボス部
92 リング部材
93 突出部
10 留輪
P 水分進入経路(間隙)
S スペース
α ハブの円筒部の軸方向中心
β ハブのハブ側凹凸部の軸方向中心
ε オフセット量
Claims (5)
- 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
を備えている動力伝達装置において、
前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の前記軸側座面(44)との間にワッシャ(8)を備え、前記ハブ側座面(25)に前記ワッシャ(8)を部分的に受け入れる嵌合部(28)が形成されており、前記ワッシャ(8)が前記嵌合部(28)に圧入されていることによって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 前記ワッシャ(8)に、軸方向でリア側へ突出する環状の鍔部(81)を設けることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
- 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
を備えている動力伝達装置において、
前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)に、前記回転軸(4)を部分的に覆うように軸方向にリア側へ突出する環状のハブ側鍔部(26)を設けることによって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 圧縮機のケーシング(9)に回転可能に装着されるプーリ(1)と、
前記プーリ(1)に凹凸嵌合により結合されるハブ(2)と
前記ハブ(2)と圧縮機の回転軸(4)間に介装され、前記回転軸(4)と前記プーリ(1)間の過大のトルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、
を備えている動力伝達装置において、
前記動力遮断部材(3)の内周面と前記回転軸(4)の外周面とが螺子嵌合によって締結されていると共に、前記ハブ(2)のハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の軸側座面(44)との間に形成される水分進入経路をラビリンス構造とすることによって、前記座面(25,44)への水分の侵入を抑制していて、
前記ラビリンス構造が、前記ハブ(2)の前記ハブ側座面(25)と前記回転軸(4)の前記軸側座面(44)との間に介在する平ワッシャ(8)の上方に配置されていて、前記ケーシング(9)をボス部(91)の内周面に設けられた、先端がフロント側に突出する突出部(93)を有するリング部材(92)によって形成されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 前記ハブ(2)が、前記動力遮断部材(3)の外周に嵌合し固定されるインナーハブ(21)と、前記インナーハブ(21)の外側に配置されるリング状のアウターハブ(23)と、前記インナーハブ(21)と前記アウターハブ(23)の間に介在し、両者によって保持される弾性部材よりなる円筒部(22)及び前記アウターハブ(23)の上面に固着され、前記プーリに凹凸される弾性部材よりなるハブ側凹凸部(24)とより構成されていて、前記ハブ側凹凸部(24)の軸方向中心βが、前記円筒部(22)の軸方向中心αよりもリア側εだけオフセットされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
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