JP4432200B2 - サーボ制御方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は制御対象の駆動をサーボ制御するために用いるサーボ制御方法及び装置に関するもので、特に、制御対象の制御状態が変動しても最適なサーボ制御を継続することができるサーボ制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレス機械のトランスファー装置等の制御対象を駆動するためのサーボ制御装置は、図5にその一例の概略を示す如く、制御目標生成器、たとえば、速度指令生成器1で生成した速度指令値v0に制御対象2が追従するように制御計算を行うサーボ制御器3と、該サーボ制御器3からのトルク指令値tを受けて該指令値tに応じた電力をサーボモータ5へ出力するサーボドライバ4と、該サーボドライバ4より電力を供給され制御対象2を駆動するサーボモータ5と、該サーボモータ5の速度vを検出してサーボ制御器3にフィードバックするフィードバック検出器としての速度検出器6とを備え、更に、上記サーボ制御器3を、速度指令生成器1で生成される速度指令値v0と、速度検出器6で検出したモータ5の速度vとを入力して両者の差を演算することにより偏差信号dを求める偏差演算器7と、該偏差演算器7より入力された偏差信号dに対して、ゲイン蓄積部9に蓄積された制御ゲインgを使用しサーボドライバ4へ出力するトルク指令値tを演算する制御演算器8とからなる構成として、速度指令生成器1で生成される速度指令値v0と速度検出器6からのモータ5の速度vとに基づいてサーボ制御器3にてトルク指令値tを演算し、このトルク指令値tをサーボドライバ4に入力して、トルク指令値tに従うようにモータ5を駆動させることにより、制御対象2の速度を速度指令値v0に追従させて制御することができるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のサーボ制御装置では、サーボ制御器3の制御演算器8で使用する制御ゲインgはゲイン蓄積部9に一組しか蓄積されておらず、且つ該制御ゲインgは、制御対象2のある特定の制御状態に対して最適になるようにチューニングしてあるため、負荷変動や電源変動等により制御対象2の制御状態が変化した場合には、上記制御ゲインgは変化後の制御状態に対しては最適なゲイン設定ではなくなってしまい、このため制御対象2の最適な制御を継続することが不可能になり、制御対象2が制御目標値にうまく追従せずにオーバーシュートを生じたり、発振を生じてサーボ制御を継続することが不可能になるという問題がある。したがって、上記サーボ制御装置を、たとえば、プレス機械のトランスファー装置を駆動するサーボ制御装置として適用した場合は、該トランスファー装置がプレス機構と常時同期させて駆動する必要があり且つ可動範囲に余裕がないものであることから、制御状態の変化によりトランスファー装置が制御目標値にうまく追従せずオーバーシュートを生じるようになると、可動範囲の端部に設けられているストッパーに衝突して破損したり、又、サーボ制御の継続が不可能になる場合には、プレス機構とトランスファー装置との間の同期が不可能になって、プレス機構とトランスファー装置とが干渉して破損する虞が生じるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、負荷変動や電源変動等により制御対象の制御状態が変化しても、制御対象の最適なサーボ制御を継続することができるサーボ制御方法及び装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために制御目標生成器で生成した制御目標に制御対象が追従するように制御計算を行うサーボ制御器と、該サーボ制御器からの指令値に基づいてモータへ出力する電力を制御するサーボドライバと、該サーボドライバより電力を供給されて制御対象を駆動するモータと、該モータの作動状態を検出してサーボ制御器にフィードバックするためのフィードバック検出器とを備えて、単独で制御目標に追従するように制御対象を駆動することができるようにしてあるサーボ制御回路を複数組設け、該各サーボ制御回路のモータを連動させて1つの制御対象を駆動できるようにし、且つ上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに、値の異なる複数の制御ゲインの組を蓄積し、更に、上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに備えられる異常検出器に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視させて、該他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器の少なくとも1つに異常が発生した場合に、異常検出器の指令により異常が発生したモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のモータへの電力供給を停止させるようにすると共に正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象の駆動を行なえるよう使用する制御ゲインの組を最適な制御ゲインの組に自動的に切り替えるようにして、正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象を制御目標に追従させるようにするサーボ制御方法、及び、制御目標生成器で生成した制御目標に制御対象が追従するように制御計算を行うサーボ制御器と、該サーボ制御器からの指令値に基づいてモータへ出力する電力を制御するサーボドライバと、該サーボドライバより電力を供給されて制御対象を駆動するモータと、該モータの作動状態を検出してサーボ制御器にフィードバックするためのフィードバック検出器とを備えて、単独で制御目標に追従するように制御対象を駆動することができるようにしてあるサーボ制御回路を複数組設け、該各サーボ制御回路のモータを連動させて1つの制御対象を駆動できるようにし、且つ上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに、値の異なる制御ゲインの組を別々に蓄積した複数のゲイン蓄積部を備え、更に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視してその内の少なくとも1つに異常が発生した場合に該異常が発生したモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のモータへの電力供給を停止させる指令をサーボドライバに出力すると共に正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象の駆動を行うのに最適な制御ゲインの組を選択するよう指令をゲイン切替器ヘ出力するための異常検出器と、該異常検出器からの指令に従って使用する制御ゲインの組を切り替えるゲイン切替器とを上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに備えてなり、上記複数組のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器の少なくとも1つに異常が発生した場合に、正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路により制御対象の駆動を継続させるようにした構成を有するサーボ制御装置とする。
【0007】
上記構成としてあるので、各サーボ制御回路のいずれにも異常が発生していない状態では、各サーボ制御回路により共同して制御対象が制御目標に追従するようにサーボ制御が行われる。
【0008】
いずれかのサーボ制御回路に異常が発生した場合には、残る正常なサーボ制御回路のみにより制御対象を駆動するようになるが、この際、使用する制御ゲインを、個数の減少した正常な制御回路のモータのみで制御対象を駆動するのに最適なゲイン設定である制御ゲインに切り替えることができることから、制御対象が制御目標に追従するようにサーボ制御が継続される。
【0009】
更に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視するようにした異常検出器の指令により異なる値の制御ゲインの組を切り替えるときに、切り替え前と切り替え後とで対応する制御ゲインの値を滑らかに補間するようにした構成とすることにより、制御に使用する制御ゲインの値を滑らかに且つ連続的に変化させることができることから、サーボ制御器又はサーボドライバからの出力の変化を滑らかな連続したものとすることができて、トルク指令値の急変を原因として発生する虞のある機械的、電気的な損害を未然に防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明のサーボ制御方法及び装置の実施の一形態を示すもので、図5に示す如く、サーボ制御器3と、サーボドライバ4と、サーボモータ5と、速度検出器6とを備えて、速度指令生成器1で生成される速度指令値v0に追従させて制御対象2の速度を制御するようにしてある構成のサーボ制御装置における上記サーボ制御器3に代えて、速度指令生成器1からの速度指令値v0とモータ5の速度vとの差により偏差信号dを演算する偏差演算器7と、PID演算器11で偏差信号dに対するPID演算を行う際に用いるPゲイン、Iゲイン、Dゲインからなる複数の、たとえば、制御対象2の想定され得る2つの制御状態のときにそれぞれ最適な制御を行うことができる2組の制御ゲインg1及びg2を個別に蓄積したゲイン蓄積部12及び13と、制御対象2の制御状態の変化を監視して、制御対象2が設定通り作動しているか否かを検出し、制御対象2の制御状態に応じて上記制御ゲインg1とg2のどちらを選択するかの指令をゲイン切替器15ヘ出力する異常検出器14と、該異常検出器14からの指令に従って、ゲイン蓄積部12からの制御ゲインg1とゲイン蓄積部13からの制御ゲインg2のいずれかを選択してPID演算器11に入力するゲイン切替器15と、上記偏差演算器7より入力される偏差信号dに対して、ゲイン切替器15を介して入力される制御ゲインg1又はg2を使用してサーボドライバ4に出力するためのトルク指令値t1又はt2を演算するPID演算器11とからなるサーボ制御器10を用いるようにし、制御すべき時点における制御対象2の制御状態を異常検出器14で検出して、該検出された制御状態に最適な方の制御ゲインg1又はg2を選択して使用することにより、PID演算器11よりサーボドライバ4へ出力するトルク指令値の値をt1又はt2として制御対象2の制御状態の変動に応じた最適なものとし、このトルク指令値t1又はt2に従うようにモータ5を駆動させて、制御対象2の制御状態が変化しても該制御対象2の速度が常に速度指令値v0に追従するようにする。
【0012】
上記異常検出器14で制御対象2の制御状態を監視する方法としては、たとえば、制御対象2の負荷変動を監視するものがある。この場合は、制御ゲインg1を、制御対象2の負荷が予め設定した値となる場合に最適な制御を行うことができるようにチューニングし、又、制御ゲインg2を、制御対象2の負荷が設定値より大きくなる場合に最適な制御を行うことができるようにチューニングして、それぞれゲイン蓄積部12及び13に蓄積しておくと共に、異常検出器14を、制御対象2の負荷が設定値通りの場合には制御ゲインg1を選択し、又、負荷が設定値より大きな場合には制御ゲインg2を選択するようにゲイン切替器15ヘ指令を出力するよう設定する。
【0013】
又、上記速度検出器6としては、パルスジェネレータ、エンコーダ、レゾルバ、タコジェネレータ等を使用する。
【0014】
上記構成とした本発明のサーボ制御装置により制御対象2のサーボ制御を行うと、制御対象2の負荷が設定値通りである場合は、速度指令生成器1で生成される速度指令値v0と、速度検出器6からのモータの速度vとに基づいてサーボ制御器10の偏差演算器7で偏差信号dが演算され、PID演算器に入力されると共に、異常検出器14からの指令によりゲイン切替器15はゲイン蓄積部12の制御ゲインg1を選択してPID演算器11に入力することから、該PID演算器11では上記偏差信号dに対して制御ゲインg1を使用してトルク指令値t1が演算され、このトルク指令値t1に従うようにモータ5が駆動されることから、制御対象2の速度は速度指令値v0に追従するように最適に制御される。
【0015】
上記において制御対象2の負荷が設定値より大きくなると、この変動が異常検出器14で検出され、図1に二点鎖線で示す如く、該異常検出器14からの指令により、ゲイン切替器15がゲイン蓄積部13からの制御ゲインg2を選択してPID演算器11に入力するよう切り替えられ、該PID演算器11にて、偏差演算器7より入力される偏差信号dに対して制御ゲインg2を使用してトルク指令値t2が演算され、該トルク指令値t2に従うようにモータ5が駆動されることから、制御対象2の負荷が設定値より大きい状態であっても、制御対象2の速度は速度指令値v0に追従するように最適にサーボ制御される。
【0016】
又、制御対象2の負荷が再び設定値通りとなった場合には、異常検出器14からの指令により、ゲイン切替器15が再び切り替えられ、ゲイン蓄積部12からの制御ゲインg1が再びPID演算器11に入力されることから、PID演算器11では偏差信号dに対して制御ゲインg1を使用してトルク指令値t1が演算されるようになり、制御対象2の速度は速度指令値v0に追従するようになる。
【0017】
このように、制御対象2の負荷の変動に応じて、サーボ制御器10のPID演算器11で使用する制御ゲインg1とg2とを自動的に切り替えることにより、常に制御対象2の速度を速度指令生成器1で生成した速度指令値v0に追従させることができるので、制御対象2に負荷変動が生じても常に最適なサーボ制御を継続して行うことができる。
【0018】
したがって、上記サーボ制御装置をプレス機械のトランスファー装置を駆動するサーボ制御装置に適用した場合は、制御対象2となる上記トランスファー装置の負荷が設定値より大きくなるという異常が発生したとしても、自動的に制御ゲインを切り替えて、異常の発生後に適した制御ゲインを用いて制御を行わせることができることから、引き続きトランスファー装置を速度指令生成器1からの速度指令v0に追従させて駆動することができ、上記トランスファー装置に通常装備されている異常発生時用のブレーキ装置が作動するまでの間に、サーボ制御を正常に継続しつつモータを停止させることができるので、トランスファー装置がオーバーシュートを生じて、ストッパーに衝突して破損したり、プレス機構とトランスファー装置との間の同期が不可能になってプレス機構とトランスファー装置とが干渉して破損したりする虞を防止することができ、プレス機械の安全性や稼動率を高めることができる。
【0019】
次に、図2は本発明の実施の他の形態を示すもので、本発明のサーボ制御方法及び装置を、2台のモータで1つの制御対象を駆動させる形式の制御装置に適用したものである。
【0020】
すなわち、偏差演算器7xと、PID演算器11xと、ゲイン蓄積部12x及び13xと、異常検出器14xと、ゲイン切替器15xとを、図1に示したサーボ制御器10と同様にそれぞれ配置構成してサーボ制御器10xを構成し、該サーボ制御器10xと、サーボドライバ4xと、モータ5xと、速度検出器6xとを、図1に示したサーボ制御装置と同様にそれぞれ配置構成してなるサーボ制御回路Xを設け、又、上記サーボ制御器10xと同様に、偏差演算器7yと、PID演算器11yと、ゲイン蓄積部12y及び13yと、異常検出器14yと、ゲイン切替器15yとを配置構成してサーボ制御器10yを構成し、該サーボ制御器10yと、サーボドライバ4yと、モータ5yと、速度検出器6yとを、上記サーボ制御回路Xと同様に配置構成してなるサーボ制御回路Yを設け、且つ該各サーボ制御回路X,Yの各サーボ制御器10x,10yに速度指令生成器1で生成した速度指令値が入力されるようにすると共に、各サーボ制御回路のモータ5xと5yに一つの制御対象2を連結して、上記両モータ5x,5yにより制御対象2を速度指令生成器1で生成された速度指令値v0に追従するように制御を行わせることができるようにし、且つ上記サーボ制御回路Xのサーボ制御器10xの異常検出器14xは、サーボ制御回路Yにおけるモータ5yの温度過大や、サーボドライバ4yの温度過大、電流過大、サーボ制御器10yのウォッチドッグタイマ異常や速度偏差過大等を検出することにより上記モータ5y、サーボドライバ4y及びサーボ制御器10yの異常を判断し、これらが異常と判断された場合に、ゲイン切替器15xに指令を与えて、PID演算器11xに入力される制御ゲインが、ゲイン蓄積部12xからのゲインg1よりゲイン蓄積部13xからのゲインg2に切り替えられるようにし、同時にサーボ制御回路Yのサーボドライバ4yにモータ5yへの電力の供給を停止させる指令を出力するようにさせる。
【0021】
一方、サーボ制御回路Yのサーボ制御器10yの異常検出器14yは、上記サーボ制御回路Xの異常検出器14xとは逆に、サーボ制御回路Xにおけるモータ5x、サーボドライバ4x及びサーボ制御器10xの異常を判断し、これらが異常と判断された場合に、ゲイン切替器15yに指令を与えて、PID演算器11yに入力される制御ゲインが、ゲイン蓄積部12yからのゲインg1よりゲイン蓄積部13yからのゲインg2に切り替えられるようにし、同時にサーボ制御回路Xのサーボドライバ4xにモータ5xへの電力の供給を停止させる指令を出力させるようにする。
【0022】
更に、ゲイン蓄積部12xと12yに蓄積する制御ゲインg1は、通常時のサーボ制御時には、モータ5x,5yの2台で制御対象2を駆動することになるので、モータ5x又は5yの1台が駆動する負荷イナーシャは、制御対象2のイナーシャの半分とモータ5x又は5yの1台分のイナーシャの和となることから、上記負荷イナーシャの作用する状態で最適な制御を行うことができるように設定し、又、ゲイン蓄積部13x及び13yに蓄積する制御ゲインg2は、万一、サーボ制御回路X,Yのうちいずれか一方の回路におけるモータ5x,5y、サーボドライバ4x,4y、サーボ制御器10x,10yのうち一つもしくは複数に異常が発生し、サーボドライバ4x,4yが対応するモータ5x,5yへの電流の供給を停止すると、残る正常なサーボ制御回路X又はYのモータ5x又は5yが駆動しなければならない負荷イナーシャは、制御対象2のイナーシャと、駆動するモータ5x又は5y自体のイナーシャと、電流供給の停止されたモータ5y又は5xのイナーシャのすべての和となり、通常時の2倍となることから、この負荷イナーシャの作用する状態で最適な制御を行うことができるように設定しておくようにする。
【0023】
本実施の形態によれば、正常時には、いずれの異常検出器14x,14yも異常を検出しておらず、各PID演算器11x,11yには、各ゲイン切り替え器15x,15yよりゲイン蓄積部12x,12yの制御ゲインg1が入力されることから、モータ5xと5yの2台で制御対象2を駆動するのに最適なゲイン設定において速度指令生成器1で生成される速度指令値v0に追従するように制御対象2がモータ5xと5yにより駆動される。
【0024】
万一、サーボ制御回路Yのモータ5y又はサーボドライバ4y又はサーボ制御器10yのうちの一つもしくは複数に異常が発生すると、異常検出器14xは異常を検出し、サーボドライバ4yにモータ5yへの電力の供給を停止させ、同時に、ゲイン蓄積部13xからの制御ゲインg2がPID演算器11xへ入力されるようにゲイン切替器15xが切り替えられることから、モータ5yはトルクを発生しないようになり、モータ5xのみで制御対象2を駆動するようになるが、この際、PID演算器11xで使用する制御ゲインは、モータ1台で制御対象を駆動するのに最適なゲイン設定である制御ゲインg2に切り替わっているので、モータ5xのみでも、制御対象2を速度指令生成器1で生成される速度指令値v0に追従するように制御を継続させることができる。
【0025】
一方、サーボ制御回路Xのモータ5x又はサーボドライバ4x又はサーボ制御器10xのうちの一つもしくは複数に異常が発生すると、異常検出器14yは異常を検出し、サーボドライバ4xにモータ5xへの電力の供給を停止させ、同時に、ゲイン蓄積部13yからの制御ゲインg2がPID演算器11yへ入力されるようにゲイン切替器15yが切り替えられることから、モータ5xはトルクを発生しないようになり、モータ5yのみで制御対象2を駆動するようになるが、この際、PID演算器11yで使用する制御ゲインは、モータ1台で制御対象を駆動するのに最適なゲイン設定である制御ゲインg2に切り替えられているので、モータ5yのみでも、制御対象2を速度指令生成器1で生成される速度指令値v0に追従するように制御を継続させることができる。
【0026】
このように、一方のサーボ制御回路X又はYの構成要素に異常が発生し、異常が発生した回路のモータ5x(又は5y)の駆動を停止しても、残る正常な回路のモータ5y(又は5x)のみにより最適な制御ゲインg2を用いて制御対象2のサーボ制御を継続させることができることから、サーボドライバ4x,4yやモータ5x,5yに異常が発生した場合でも対応することができ、したがって、上記サーボ制御装置をプレス機械のトランスファー装置を駆動するサーボ制御装置に適用した場合は、サーボ制御装置の複数のサーボ制御回路のいずれかに異常が発生したとしても、異常の発生後も引き続きトランスファー装置を速度指令生成器1からの速度指令v0に追従するよう駆動させることができることから、上記実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0027】
次いで、図3は本発明の実施の更に他の形態を示すもので、図1に示したものと同様な構成としてあるサーボ制御装置におけるサーボ制御器10において、PID演算器11に入力される制御ゲインを切り替えるために、異常検出器14からの指令に基づいてゲイン蓄積部12からの制御ゲインg1と、ゲイン蓄積部13からの制御ゲインg2とで切り替えるようにしたゲイン切替器15を用いることに代えて、異常検出器14からPID演算器11に入力すべき制御ゲインの切り替えが指示されると、制御ゲインg1からg2、又は、g2からg1への切り替えを行うと共に、切り替え前のゲインの値と切り替え後のゲインの値との間を滑らかに補間し、補間した値をPID演算器11で使用する制御ゲインとして出力することができる補間器16を用いるようにしたものである。
【0028】
上記補間器16による補間方法としては、たとえば、図4に示す如く、切り替え前のゲインg1の値と切り替え後のゲインg2の値とを直線的に補間するようにするか、又は多項式やスプライン曲線で補間するようにしてもよい。
【0029】
その他は図1に示したものと同様であり、同一のものには同一符号が付してある。
【0030】
本実施の形態によれば、PID制御器11に入力される制御ゲインの値を滑らかに変化させることができることから、PID制御器11からサーボドライバ4ヘ出力されるトルク指令値t1からt2又はt2からt1への変化を滑らかに連続させることができ、トルク指令値の急変を原因として発生する虞のある機械的、電気的な損害を未然に防ぐことができる。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、上記各実施の形態はいずれも制御対象2をPID制御するものとして示したが、PID制御に代えてフィードフォワード等の他の制御方法を用いる場合に適用してもよいこと、又、制御目標値としては速度指令生成器1で生成される速度指令値v0を用いるものを示したが、位置指令生成器やトルク指令生成器等の他の制御目標生成器により生成される位置やトルク等の他の制御目標値を用いる場合に適用してもよいこと、更に、図示してないが、サーボ制御器10,10x,10yに備えたゲイン蓄積部12,12x,12y及び13,13x,13yと、異常検出器14,14x,14yと、ゲイン切替器15,15x,15yをサーボドライバ4,4x,4yに設けて、制御状態に応じて、サーボ制御器10,10x,10y、又は、サーボドライバ4,4x,4yの一方、あるいは双方で制御に使用する制御ゲインを切り替えるようにしてもよいこと、切り替えを行うために準備する制御ゲインは2組であったが、3組以上の制御ゲインを準備して、制御対象2の状態の変化に応じて切り替えることも可能であること、図1では、制御方法として、制御対象2の負荷の値により制御状態が正常か否かを検出し、検出結果に対応して制御ゲインg1,g2の切り替えを行うものを示したが、速度が低いときと高いときを別々の状態として検出し、速度が低いときにはギアのバックラッシュ等の非線形要素の影響を避けるために制御ゲインを低くし、速度が高いときには制御偏差を小さくするために制御ゲインを高くする、といった制御方法を採用してもよいこと、図2では、本発明のサーボ制御方法及び装置を、2台のモータ5x,5yにより一つの制御対象2を駆動させる形式の制御装置に適用したものを示したが、3台以上のモータを使用して一つの制御対象を駆動する形式の制御装置に適用してもよいこと、又、図2におけるゲイン切り替え器15x,15yの代わりに、図3に示した如き補間器16を採用するようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のサーボ制御方法及び装置によれば、制御目標生成器で生成した制御目標に制御対象が追従するように制御計算を行うサーボ制御器と、該サーボ制御器からの指令値に基づいてモータへ出力する電力を制御するサーボドライバと、該サーボドライバより電力を供給されて制御対象を駆動するモータと、該モータの作動状態を検出してサーボ制御器にフィードバックするためのフィードバック検出器とを備えて、単独で制御目標に追従するように制御対象を駆動することができるようにしてあるサーボ制御回路を複数組設け、該各サーボ制御回路のモータを連動させて1つの制御対象を駆動できるようにし、且つ上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに、値の異なる複数の制御ゲインの組を蓄積し、更に、上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに備えられる異常検出器に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視させて、該他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器の少なくとも1つに異常が発生した場合に、異常検出器の指令により異常が発生したモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のモータへの電力供給を停止させるようにすると共に正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象の駆動を行なえるよう使用する制御ゲインの組を最適な制御ゲインの組に自動的に切り替えるようにして、正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象を制御目標に追従させるようにする方法及び装置としてあるので、各サーボ制御回路のいずれにも異常が発生していない状態では、各サーボ制御回路により共同して制御対象が制御目標に追従するようにサーボ制御を行うことができる。又、複数のサーボ制御回路のうち、いずれかのサーボ制御回路の構成要素に異常が発生した場合には、残る正常なサーボ制御回路により制御対象を駆動するようになるが、この際、使用する制御ゲインを、正常な制御回路のモータのみで制御対象を駆動するのに最適なゲイン設定である制御ゲインに切り替えることができることから、制御対象を制御目標に追従するように制御を継続させることができる。したがって、上記サーボ制御装置をプレス機械のトランスファー装置を駆動するサーボ制御装置に適用した場合は、サーボ制御装置の複数のサーボ制御回路のいずれかに異常が発生したとしても、異常の発生後も引き続きトランスファー装置を制御目標値に追従するように駆動させることができるという優れた効果を発揮する。更に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視するようにした異常検出器の指令により異なる値の制御ゲインの組を切り替えるときに、切り替え前と切り替え後とで対応する制御ゲインの値を滑らかに補間するようにした構成とすることにより、制御に使用する制御ゲインの値を滑らかに且つ連続的に変化させることができることから、サーボ制御器又はサーボドライバからの出力の変化を滑らかな連続したものとすることができて、トルク指令値の急変を原因として発生する虞のある機械的、電気的な損害を未然に防ぐことができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボ制御方法及び装置の実施の一形態を示す概要図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概要図である。
【図3】本発明の実施の更に他の形態を示す概要図である。
【図4】図3の実施の形態の補間器における制御ゲインの補間方法の一例を示すもので、(イ)はPゲインの変化を、(ロ)はIゲインの変化を、(ハ)はDゲインの変化をそれぞれ示す図である。
【図5】従来のサーボ制御装置の一例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 速度指令生成器(制御目標生成器)
2 制御対象
4,4x,4y サーボドライバ
5,5x,5y サーボモータ(モータ)
6,6x,6y 速度検出器(フィードバック検出器)
10,10x,10y サーボ制御器
12,12x,12y ゲイン蓄積部
13,13x,13y ゲイン蓄積部
14,14x,14y 異常検出器
15,15x,15y ゲイン切替器
16 補間器
X,Y サーボ制御回路
v0 速度指令値(制御目標)
g,g1,g2 制御ゲイン
t,t1,t2 トルク指令値(指令値)
Claims (4)
- 制御目標生成器で生成した制御目標に制御対象が追従するように制御計算を行うサーボ制御器と、該サーボ制御器からの指令値に基づいてモータへ出力する電力を制御するサーボドライバと、該サーボドライバより電力を供給されて制御対象を駆動するモータと、該モータの作動状態を検出してサーボ制御器にフィードバックするためのフィードバック検出器とを備えて、単独で制御目標に追従するように制御対象を駆動することができるようにしてあるサーボ制御回路を複数組設け、該各サーボ制御回路のモータを連動させて1つの制御対象を駆動できるようにし、且つ上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに、値の異なる複数の制御ゲインの組を蓄積し、更に、上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに備えられる異常検出器に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視させて、該他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器の少なくとも1つに異常が発生した場合に、異常検出器の指令により異常が発生したモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のモータへの電力供給を停止させるようにすると共に正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象の駆動を行なえるよう使用する制御ゲインの組を最適な制御ゲインの組に自動的に切り替えるようにして、正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象を制御目標に追従させるようにすることを特徴とするサーボ制御方法。
- 他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視するようにした異常検出器の指令により異なる値の制御ゲインの組を切り替えるときに、切り替え前と切り替え後とで対応する制御ゲインの値を滑らかに補間するようにした請求項1記載のサーボ制御方法。
- 制御目標生成器で生成した制御目標に制御対象が追従するように制御計算を行うサーボ制御器と、該サーボ制御器からの指令値に基づいてモータへ出力する電力を制御するサーボドライバと、該サーボドライバより電力を供給されて制御対象を駆動するモータと、該モータの作動状態を検出してサーボ制御器にフィードバックするためのフィードバック検出器とを備えて、単独で制御目標に追従するように制御対象を駆動することができるようにしてあるサーボ制御回路を複数組設け、該各サーボ制御回路のモータを連動させて1つの制御対象を駆動できるようにし、且つ上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに、値の異なる制御ゲインの組を別々に蓄積した複数のゲイン蓄積部を備え、更に、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視してその内の少なくとも1つに異常が発生した場合に該異常が発生したモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のモータへの電力供給を停止させる指令をサーボドライバに出力すると共に正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路のみで制御対象の駆動を行うのに最適な制御ゲインの組を選択するよう指令をゲイン切替器ヘ出力するための異常検出器と、該異常検出器からの指令に従って使用する制御ゲインの組を切り替えるゲイン切替器とを上記各サーボ制御回路のサーボ制御器及び/又はサーボドライバに備えてなり、上記複数組のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ又はサーボ制御器の少なくとも1つに異常が発生した場合に、正常なモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器を備えるサーボ制御回路により制御対象の駆動を継続させるようにした構成を有することを特徴とするサーボ制御装置。
- 他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視するようにした異常検出器からの指令に従って出力する制御ゲインの組を切り替えるためのゲイン切替器に代えて、他のサーボ制御回路のモータ、サーボドライバ及びサーボ制御器の作動状態を監視するようにした異常検出器からの指令に従って制御ゲインの組を切り替えると共に切り替え前と切り替え後の間の制御ゲインの値を滑らかに補間して連続した制御ゲインを出力できる補間器を用いるようにした請求項3記載のサーボ制御装置。
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