JP2002199780A - 連鋳機用モータドライバ - Google Patents

連鋳機用モータドライバ

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JP2002199780A
JP2002199780A JP2000401941A JP2000401941A JP2002199780A JP 2002199780 A JP2002199780 A JP 2002199780A JP 2000401941 A JP2000401941 A JP 2000401941A JP 2000401941 A JP2000401941 A JP 2000401941A JP 2002199780 A JP2002199780 A JP 2002199780A
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船引洋一
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連鋳機に設置されたサーボシリンダの駆動源
をステッピングモータからクローズループ制御される同
期型サーボモータに変更する際に、その変更作業を既存
の機器を廃棄することなく有効利用しながら行い、同時
に信頼性の向上も実現すること。 【解決手段】 モータドライバ16は、5相ステッピン
グモータ12及び4相サーボモータ14に各相励磁電流
を供給するための電流制御部18、ステッピングモータ
12及びサーボモータ14をオープンループ制御するた
めのオープン制御部21、サーボモータ14をクローズ
ループ制御するのに必要な位置検出部19、クローズ制
御部20、端子台17に接続されたモータ種別に応じて
所定の切替動作を行う切替制御部22を有する。切替制
御部22は、サーボモータ14がクローズループ制御さ
れている状態で検出器15からの信号に異常が発生した
場合には、オープンループ制御に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄などの鋳造に用
いられる連鋳機に付随した負荷を駆動するためのモータ
の制御に用いられる連鋳機用モータドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、連鋳機によりビレットやスラブ
などの鋳片を連続的に製造する設備にあっては、鋳片寸
法の変更に対処するために、連鋳機に設置されたモール
ドの幅を当該モールドの設置状態のまま変更できる構造
を採用することが行われており、この場合においてモー
ルドの短辺部分を直線移動させるために電気油圧サーボ
シリンダを使用することが一般的になっている。また、
連鋳設備内には、ターンディッシュストッパの駆動、タ
ーンディッシュ用のスライディングノズルの駆動、モー
ルドに振動を付与する機構の駆動などにも電気油圧サー
ボシリンダが利用されている。
【0003】図5には、上記のような電気油圧サーボシ
リンダの駆動系の一般的なシステム構成例が実体的に示
されている。この図5において、電気油圧サーボシリン
ダ1の駆動には、可変リラクンタンス型のステッピング
モータ2が用いられている。モータドライバ3は、ステ
ッピングモータ2を上位コントローラから与えられる位
置指令パルスの入力数に比例した量だけ回転させるとい
うオープンループ制御を行うようになっており、このよ
うな回転に応じてサーボシリンダ1内の油圧制御弁が変
位されて油圧シリンダが直線移動される。このときの油
圧シリンダの移動量は、ステッピングモータ2の回転量
に比例した状態となる。
【0004】上記システムでは、オープンループ制御が
行われているため、瞬間的な過負荷や負荷変動などの影
響でステッピングモータ2の脱調(同期外れ)を起こし
易いという状況下にある。この場合、脱調を検出しない
システムも提供されているが、図5には脱調を検出する
ために手段を設けた例が示されている。具体的には、検
出器4は、例えばステッピングモータ2の後部に連結さ
れ、当該モータ2の回転量に比例した検出パルスを出力
する。また、脱調検出回路5は、位置指令パルスと検出
パルスとの位相差を比較し、その差が所定値以上となっ
たときにステッピングモータ2が脱調しているものと判
定して上位コントローラへ脱調検出信号を送信する構成
となっており、これにより上位コントローラ側において
ステッピングモータ2の脱調という異常状態に早期に対
処可能なシステムとなっている。
【発明が解決しようとする課題】ステッピングモータ2
は、その停止状態においても励磁電流を流しておく必要
があるため自己発熱が大きいという特性がある。また、
連鋳機内は製鉄工場において最も環境が悪い場所に該当
し、使用機器の温度上昇がきわめて大きくなるという事
情がある。この結果、ステッピングモータ2は、その設
置雰囲気の温度及び自己発熱の双方の影響によって非常
に高温となるものであり、このため寿命が短くなること
が避けられなくなって、メンテナンス頻度が高くなると
いう事情がある。
【0005】また、ステッピングモータ2はオープンル
ープ制御される構成であるため、前にも述べたように、
瞬間的な過負荷や負荷変動などの影響で脱調を起こす可
能性が高いという事情がある。このようにステッピング
モータ2の脱調が発生したときには、上位コントローラ
側において電気油圧サーボシリンダ1の制御位置(シリ
ンダ位置)を把握できなくなるため、そのまま生産を続
けた場合には不良品を製造する可能性が高くなり、ま
た、最悪の場合には設備を破損してしまう恐れも出てく
る。従って、図5に示した構成例のように、脱調検出機
能を設けて異常状態の発生を検出するようにしている
が、ステッピングモータ2の脱調を検出した場合には、
連鋳機の運転を一旦停止した状態でシリンダ位置を測定
し、そのシリンダ位置を確認してから連鋳機の運転を再
開するという手順を踏む必要があり、鋳片の生産性低下
が避けられないという問題点があった。
【0006】上記のような問題点に対処するために、電
気油圧サーボシリンダ1の駆動にクローズループ制御方
式の同期型サーボモータを利用することにより、モータ
停止状態での励磁電流を小さくして当該モータの自己発
熱を抑制すると共に、脱調が発生しない信頼性の高いシ
ステムとすることが可能である。但し、このようなクロ
ーズループ制御を行う場合には、サーボモータ内にその
回転位置をフィードバックするための検出器が必要にな
るため、ステッピングモータに比べて部品点数が多くな
り、その分だけ故障発生の確率が高くなる。特に、上記
検出器に故障が発生したときには電気油圧サーボシリン
ダ1の駆動制御が不可能になるため、検出器の故障が復
旧するまで生産を停止せねばならず、生産性の大幅な低
下を招くことになる。
【0007】一方、製鉄工場において最も環境が悪い場
所の一つである連鋳機内に設置される機器類は、比較的
短い周期でメンテナンスを行うことが必要である。従っ
て、実際には、連鋳機とは離れた位置に設置されるモー
タドライバなどの電気機器一式に対して、連鋳機内に設
置する電気油圧サーボシリンダ及びこれに付随したモー
タなどの機器を複数セット用意し、これらを順次メンテ
ナンスしながら持ち回して使用することが行われてい
る。このため、電気油圧サーボシリンダ1の駆動源を、
ステッピングモータ2から同期型サーボモータに変更し
たシステムを構築しようとすると、多数台のモータ及び
これに付随した検出器を同時に交換しなければならな
い。このため、まだ使用可能な既存の機器を大量に廃棄
する必要が生ずると共に、新規に導入するサーボモータ
や検出器などの機器の購入に多大な費用が嵩むことが避
けられないものであり、結果的に、電気油圧サーボシリ
ンダ1の駆動源をステッピングモータ2からサーボモー
タに変更して生産性の向上やモータ寿命の引き延ばしな
どを実現するめには、大きな困難が伴うという現実的な
問題点があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、連鋳機に設置されたサーボシリンダ
の駆動源をステッピングモータからクローズループ制御
される同期型サーボモータに変更する際に、その変更作
業を既存の機器を廃棄することなく有効利用しながら行
い得ると共に、信頼性の向上も同時に実現可能になるな
どの効果を奏する製鉄工場用のモータドライバを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した手段を採用できる。この手段によ
れば、切替手段は、接続されたモータ種類を巻線相数ま
たは巻線インピーダンスの相違により自動判別した結果
若しくは手動操作に基づいて制御手段を第1の制御モー
ド及び第2の制御モードの何れかに選択的に切替える動
作を行う。制御手段は、第1の制御モードに切替えられ
た状態では、サーボシリンダを駆動するためのステッピ
ングモータを外部から与えられる位置指令に基づいてオ
ープンループ制御し、第2の制御モードに切替えられた
状態では、上記サーボシリンダを駆動するための同期型
サーボモータを前記位置指令及び当該サーボモータの回
転位置を検出するための回転位置検出器からの出力に基
づいてクローズループ制御するようになる。
【0010】従って、サーボシリンダの駆動源を、既存
のステッピングモータから、クローズループ制御される
同期型サーボモータに置き換えることにより、駆動源と
なるモータでの脱調発生に起因する連鋳機での生産性低
下を未然に防止可能なシステムを実現する場合におい
て、同一のモータドライバによりステッピングモータ及
びサーボモータの双方を駆動することができる。この場
合、連鋳機においては、そのメンテナンスを比較的短い
周期で行う必要上から、ステッピングモータなどの機器
が複数セット用意されているものであるが、上記モータ
ドライバを設置した場合には、それらステッピングモー
タを同時に廃棄することなく、寿命が尽きたものから順
次サーボモータに置き換えれば済むようになる。この結
果、連鋳機での生産性の向上やモータ寿命の引き延ばし
を実現するためにモータ種類の変更を行うに当たって、
まだ使用可能な既存のステッピングモータを大量に廃棄
する必要がなくなるから、既存の資源を有効に利用でき
ると共に、必要となる費用を抑制できるようになり、そ
のモータ種類の変更を容易に行い得るものである。
【0011】請求項2記載の手段によれば、前記同期型
サーボモータを前記位置指令に基づいてオープンループ
制御することも可能になるから、実際の使用態様を多様
化できる。
【0012】請求項3記載の手段によれば、同期型サー
ボモータがオープンループ制御される状態での脱調検出
を設置対象のシステムに既存の記脱調検出回路を利用し
て行うことが可能になる。
【0013】請求項4記載の手段によれば、万一、回転
位置検出器に信号線の断線などに起因した出力異常が発
生した場合には、サーボモータをオープンループ制御す
る第3の制御モードに移行できるから、故障に対する信
頼性が向上するようになり、連鋳機での生産性の低下を
未然に防ぐ上で有益となる。
【0014】請求項5記載の手段によれば、ステッピン
グモータまたはサーボモータのオープンループ制御時に
は、当該モータが回転停止された状態で、それらに供給
される励磁電流が自動的に低減される構成となっている
から、高温雰囲気に設置されるステッピングモータやサ
ーボモータの温度上昇を極力抑制できることになり、結
果的にそれらのモータの寿命長期化に寄与できるように
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を連鋳機に設置され
たモールド幅調整用の電気油圧サーボシリンダのための
モータドライバに適用した一実施例について図1ないし
図4を参照しながら説明する。図1には、全体の電気的
構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。
この図1において、ステッピングモータ12は、例えば
連鋳機におけるモールド幅可変ユニットのための電気油
圧サーボシリンダ(図2〜図4に符号11を付して示
す)を駆動するために元々設けられたものであり、例え
ば5相の可変リラクンタンス型のものが用いられてい
る。尚、ステッピングモータ12には、脱調検出用の検
出器13(本発明でいう回転検出用パルス発生器に相
当)が設けられている場合と設けられていない場合とが
あるが、その検出器13としては、例えば20パルス/
回の検出パルスを発生するロータリエンコーダを使用す
ることが一般的になっている。
【0016】モールド幅可変ユニットを駆動するために
上記ステッピングモータ2に代えて設けられる同期型サ
ーボモータ14は、例えば4相のもので、その回転位置
を検出するための検出器15(本発明でいう回転位置検
出器に相当)が内蔵されている。この検出器15は、同
期型サーボモータ14と同様に、鉄心及びコイルを組み
合わせて構成されたもの(電子部品を含まないもの)
で、例えば、アブソコーダ(登録商標名)として市販さ
れている可変磁気抵抗型のアブソリュート回転位置検出
装置が利用される。ここで、上記アブソコーダより成る
検出器15は、互いに位相が異なる第1及び第2の交流
信号(正弦波信号 sinωt及び余弦波信号cosωt)に
よって別々に励磁される第1及び第2の一次コイルと、
これら一次コイルの励磁状態において検出軸の回転位置
に応じた位相変調信号(sin(ωt−θ) )を発生する信
号検出用の二次コイルとを備え、その位相変調信号を同
期型サーボモータ14の回転位置を示すアブソリュート
位置信号として出力する構成とされたものである。この
場合、上記検出器15として、レゾルバやシンクロなど
を用いることもできる。尚、図1中においては、ステッ
ピングモータ12及びこれに関連した要素について「4
相モータ」、「4相用」と表記し、同期型サーボモータ
14及びこれに関連した要素について「5相モータ」、
「5相用」と表記している。
【0017】本発明に係わるモータドライバ16には、
制御出力用の端子台17が接続されており、この端子台
17に前記ステッピングモータ12及び同期型サーボモ
ータ14の何れか一方が接続される。尚、4相のサーボ
モータ14が接続された状態では、端子台17に空き端
子が生ずることになる。また、端子台17をコネクタに
置き換えることも可能である。
【0018】上記モータドライバ16は、電流制御部1
8、位置検出部19、クローズ制御部20、オープン制
御部21及び切替制御部22(本発明でいう切替手段に
相当)によって構成されている。この場合において、電
流制御部18、位置検出部19、クローズ制御部20、
オープン制御部21は、本発明でいう制御手段を構成す
るものである。
【0019】電流制御部18は、最大5相分の各相励磁
電流を前記端子台17を通じて出力するための定電流回
路18aと、クローズ制御部20若しくはオープン制御
部21から与えられる電流指令値Iに応じた各相電流値
Ia〜Ieを決定するための各相分配器18bとを備え
た構成となっている。この場合、各相分配器18bは、
電流指令値Iとモータ(ステッピングモータ12若しく
は同期型サーボモータ14)の回転位置を示す回転位置
データθ(電気角)との関数Pa(θ)〜Pe(θ)と
の積により得られる各相電流値Ia〜Ieを電流指令値
として定電流回路18aに与えるものであり、定電流回
路18aは与えられた電流指令値(Ia〜Ie)に応じ
たレベル及び位相の各相励磁電流を出力する構成となっ
ている。尚、上記回転位置データθは、モータをオープ
ンループ制御する場合には上位コントローラから与えら
れる位置指令パルスの関数として入力され、また、モー
タをクローズループ制御する場合には当該モータの回転
位置を示す位置検出パルス(これは位置検出部19から
後述のように出力される)の関数として入力されること
になる。
【0020】位置検出部19は、前記検出器15から出
力される位相変調信号に基づいて同期型サーボモータ1
4の回転位置を示す位置検出パルス(インクリメンタル
パルス)を発生する位置データ変換回路19aと、その
位置検出パルスをステッピングモータ12に使用される
検出器13が発生する検出パルスと同じ数のパルスに変
換して出力するスケール変換回路19bとを備えた構成
となっている。尚、上記位置データ変換回路19aから
の位置検出パルスは、同期型サーボモータ14のクロー
ズループ制御時において前記回転位置データθとして電
流制御部18に与えられると共に、常時においてクロー
ズ制御部20に与えられる。また、図示しないが、位置
検出部19には、検出器15の異常や当該検出器15の
ための信号線の断線などを検出する異常検出機能が設け
られており、異常検出状態となったときには前記切替制
御部22へ異常信号を与える構成となっている。
【0021】クローズ制御部20は以下のような各回路
要素を備えた構成となっている。即ち、減算部20a
は、上位コントローラからの位置指令パルスと位置検出
部19からの位置検出パルスとの偏差を出力する。演算
増幅器20bは、減算部20aで得られた偏差と予め設
定された位置比例ゲインとの積を速度指令として出力す
る。速度検出回路20cは、位置検出部19からの位置
検出パルスに基づいて同期型サーボモータ14の回転速
度に応じた速度フィードバック値を出力する。減算部2
0dは、上記速度指令及び速度フィードバック値の偏差
を出力する。演算増幅器20eは、減算部20dにより
得られた偏差を積分制御した値と予め設定された速度比
例ゲインとの積を前記電流指令値Iとして出力する。比
較器20fは、減算部20aで得られた位置偏差が予め
設定された基準値を越えた場合に、脱調検出信号を発生
して上位コントローラへ送信する。
【0022】オープン制御部21は、切替制御部22か
らの指令により「4相モード」及び「5相モード」の何
れかに切替えられるものであり、以下のような各回路要
素を備えた構成となっている。即ち、記憶部21aは、
ステッピングモータ12及び同期型サーボモータ14を
それぞれオープンループ制御する場合の4相用電流指令
値及び5相用電流指令値を記憶しており、「4相モー
ド」に切替えられた状態で4相用電流指令値を出力し、
「5相モード」に切替えられた状態で5相用電流指令値
を出力する。
【0023】減電流制御部21bは、制御対象のモータ
が回転している状態では、上記記憶部21aから出力さ
れる各相用電流指令値を前記電流指令値Iとして出力
し、そのモータが回転停止されたときには、上記各相用
電流指令値を予め設定されたレベルに減少させた状態の
電流指令値Iとして出力する。尚、減電流制御部21b
は、例えば、上位コントローラからの位置指令パルスが
オープン制御部21に対し所定時間以上継続して与えら
れなかったときに制御対象のモータが停止したものと判
断する構成となっている。
【0024】スケール変換部21cは、上位コントロー
ラからの位置指令パルスを、ステッピングモータ12及
び同期型サーボモータ14のオープンループ制御時にお
ける各励磁シーケンスに応じた位置指令パルスにスケー
ル変換するためのものであり、前記「4相モード」に切
替えられた状態で同期型サーボモータ14用の位置指令
パルスを回転位置データθとして出力し、前記「5相モ
ード」に切替えられた状態でステッピングモータ12用
の位置指令パルスを回転位置データθとして出力する。
尚、上記回転位置データθは、モータのオープンループ
制御時において電流制御部18に与えられるものであ
る。
【0025】切替制御部22は以下のような各回路要素
を備えた構成となっている。即ち、4相モータクローズ
制御部22aは、動作されたときにスイッチ要素SW
1、SW2、SW3を図示のようなクローズループ制御
用切替状態(各接点(c−a)間をオンした状態)に保
持する。この切替状態では、上位コントローラからの位
置指令パルスがクローズ制御部20に与えられると共
に、電流制御部18に対しクローズ制御部20からの電
流指令値I並びに位置検出部19からの回転位置データ
θ(位置検出パルス)が与えられるようになる。
【0026】4相モータオープン制御部22bは、動作
されたときにスイッチ要素SW1、SW2、SW3を図
示の状態から反転させたオープンループ制御用切替状態
(各接点(c−b)間をオンした状態)に保持すると共
に、オープン制御部21を「4相モード」に切替える。
このような切替状態では、上位コントローラからの位置
指令パルスがオープン制御部21に与えられると共に、
電流制御部18に対し、オープン制御部21内の記憶部
21aから減電流制御部21bを通じて出力される4相
用の電流指令値I、並びに当該オープン制御部21内の
スケール変換部21cを通じて出力される4相用の回転
位置データθ(同期型サーボモータ14用の位置指令パ
ルス)が与えられるようになる。
【0027】5相モータオープン制御部22cは、動作
されたときにスイッチ要素SW1、SW2、SW3を上
記オープンループ制御用切替状態(各接点(c−b)間
をオンした状態)に保持すると共に、オープン制御部2
1を「5相モード」に切替える。このような切替状態で
は、上位コントローラからの位置指令パルスがオープン
制御部21に与えられると共に、電流制御部18に対
し、オープン制御部21内の記憶部21aから減電流制
御部21bを通じて出力される5相用の電流指令値I、
並びに当該オープン制御部21内のスケール変換部21
cを通じて出力される5相用の回転位置データθ(ステ
ッピングモータ12用の位置指令パルス)が与えられる
ようになる。
【0028】モータ種別検知部22dは、端子台17に
接続されているモータの種別を前記電流制御部18を通
じて検知する。この実施例では、端子台17に接続され
たステッピングモータ12及び同期型サーボモータ14
の相数が異なるから、その相数の違いを電流制御部18
を通じて調べることによりモータの種別を検知できる。
そして、モータ種別検知部22dは、端子台17にステ
ッピングモータ12が接続されている旨を検知したとき
に、前記5相モータオープン制御部22cを動作状態に
切替え、また、端子台17に同期型サーボモータ14が
接続されている旨を検知したときに、検出器故障検知部
22eを動作状態に切替える。
【0029】この検知器故障検知部22eは、上記モー
タ種別検知部22dによって動作された状態において、
前記位置検出部19が検出器15の異常(信号線の断線
など)を検出していない場合には、前記4相モータクロ
ーズ制御部22aを動作状態に切替えるが、位置検出部
19が検出器15の異常を検出した場合には4相モータ
クローズ制御部22aを動作停止させて前記4相モータ
オープン制御部22bを動作状態に切替える。
【0030】この場合、切替制御部22は、外部からの
手動操作がない場合には、モータ種別検知部22dが端
子台17に接続されているモータの種別を検知する動作
を自動的に行い、その検知結果及び検出器故障検知部2
2eの検知結果に基づいて前記4相モータクローズ制御
部22a、4相モータオープン制御部22b、5相モー
タオープン制御部22cの何れか一つを選択的に動作さ
せるという「自動選択動作」を行うものであるが、外部
からの手動操作に応じて、モータ種別検知部22d、検
出器故障検知部22eの機能を無効化すると共に、この
無効化状態で4相モータクローズ制御部22a、4相モ
ータオープン制御部22b、5相モータオープン制御部
22cの何れか一つを選択的に動作させという「手動選
択動作」も行い得る構成となっている。
【0031】ここで、前にも述べたように、電流制御部
18、位置検出部19、クローズ制御部20、オープン
制御部21により本発明でいう制御手段が構成されるも
のであるが、この制御手段において、スイッチ要素SW
1、SW2、SW3がオープンループ制御用切替状態
(各接点(c−b)間をオンした状態)とされ且つオー
プン制御部21が「5相モード」に切替えられた状態
が、本発明でいう第1の制御モードに相当する。また、
スイッチ要素SW1、SW2、SW3がクローズループ
制御用切替状態(各接点(c−a)間をオンした状態)
とされた状態が、本発明でいう第2の制御モードに相当
し、さらに、スイッチ要素SW1、SW2、SW3がオ
ープンループ制御用切替状態とされ且つオープン制御部
21が「4相モード」に切替えられた状態が、本発明で
いう第3の制御モードに相当する。
【0032】上記のように構成された本実施例におい
て、モータドライバ16は以下に述べるように動作す
る。 図2に示すように、モータドライバ16に対し検出
器13を備えた5相のステッピングモータ12が接続さ
れた場合、つまり、連鋳機におけるモールド幅可変ユニ
ットのために設けられている既存のステッピングモータ
12が駆動対象となる場合……この場合には、ステッピ
ングモータ12の各相コイルが端子台17に接続される
と共に、検出器13が、その検出パルスを既存の脱調検
出回路23に与えるように接続されるものであり、その
脱調検出回路23からの脱調検出信号が上位コントロー
ラに与えられることになる。また、この場合には、切替
制御部22の「手動選択動作」機能により、当該切替制
御部22内の5相モータオープン制御部22cを動作さ
せるか、外部からの手動操作を行うことなく切替制御部
22に「自動選択動作」機能を実行させるものであり、
このような機能によって5相モータオープン制御部22
cが動作される。
【0033】5相モータオープン制御部22cが動作さ
れたときには、スイッチ要素SW1、SW2、SW3が
オープンループ制御用切替状態(各接点(c−b)間を
オンした状態)に保持されると共に、オープン制御部2
1が「5相モード」に切替えられる。このため、記憶部
21aから減電流制御部22bを通じて5相用の電流指
令値Iが出力されると共に、スケール変換部21cか
ら、上位コントローラによる位置指令パルスをステッピ
ングモータ12用の位置指令パルスに変換した回転位置
データθが出力されるようになり、それらの電流指令値
I及び回転位置データθが電流制御部18に与えられ
る。
【0034】従って、電流制御部18は、ステッピング
モータ12を上記電流指令値I及び回転位置データθに
基づいて駆動することにより、当該ステッピングモータ
12を上位コントローラからの位置指令パルスに応じた
制御位置へ回転させるようになる。この場合、ステッピ
ングモータ12が制御位置で停止されたときには、減電
流制御部21bにより電流指令値Iが設定レベルに減少
されるようになり、これに応じてステッピングモータ1
2に供給される励磁電流が低減される。この場合、ステ
ッピングモータ12が停止したときの自己発熱は、ほと
んど抵抗損によるものであるため、上記設定レベルが例
えば80%であったときには自己発熱量が約0.64倍
に下がることになり、設定レベルが例えば50%であっ
たときには自己発熱量が約0.25倍に下がることにな
る。
【0035】′ 図2に示した構成例では、ステッピ
ングモータ12の脱調検出のためにロータリエンコーダ
より成る検出器13を設けた状態が示されているが、図
3に示すように、この検出器13を同期型サーボモータ
14用の検出器15と同種の検出器15′(例えば、可
変磁気抵抗型のアブソリュート回転位置検出装置)に置
き換えることもできる。
【0036】この場合には、ステッピングモータ12の
各相コイルが端子台17に接続されると共に、検出器1
5′が、その出力をモータドライバ16内の位置検出部
19に与えるように接続される。さらに、上記位置検出
部19内のスケール変換回路19bから出力される検出
パルスを既存の脱調検出回路23に与えるように接続さ
れるものであり、その脱調検出回路23からの脱調検出
信号が上位コントローラに与えられることになる。
【0037】このような構成とした場合、位置検出部1
9においては、位置データ変換回路19aが、検出器1
5′から出力される位相変調信号に基づいてステッピン
グモータ12の回転位置を示す位置検出パルスを発生す
るようになり、これを受けたスケール変換回路19b
が、当該位置検出パルスを前記検出器13が発生する検
出パルスと同じ数のパルスに変換して出力するようにな
るから、既存の脱調検出回路23を使用しても支障がな
くなるものである。
【0038】 図4に示すように、モータドライバ1
6に対し4相の同期型サーボモータ14が接続された場
合、つまり、既存のステッピングモータ12に代えてク
ローズループ制御が可能な同期型サーボモータ14が駆
動対象となる場合……この場合には、同期型サーボモー
タ14の各相コイルが端子台17に接続されると共に、
検出器15が、その出力をモータドライバ16内の位置
検出部19に与えるように接続される。また、この場合
には、切替制御部22の「手動選択動作」機能により、
当該切替制御部22内の4相モータクローズ制御部22
aを動作させるか、外部からの手動操作を行うことなく
切替制御部22に「自動選択動作」機能を実行させるも
のであり、このときに位置検出部19から異常信号が出
力されていない状態では、当該「自動選択動作」機能に
よって4相モータクローズ制御部22aが動作される。
尚、「手動選択動作」機能により4相モータオープン制
御部22bを動作させることも可能であり、また、位置
検出部19から異常信号が出力されている状態では、上
記「自動選択動作」機能によって4相モータオープン制
御部22bが動作される。
【0039】4相モータクローズ制御部22aが動作さ
れたときには、スイッチ要素SW1、SW2、SW3が
クローズループ制御用切替状態(各接点(c−a)間を
オンした状態)に保持される。このため、クローズ制御
部20から、上位コントローラからの位置指令パルス
と、位置検出部19内の位置データ変換回路19aから
の位置検出パルスとの偏差に応じたレベルの電流指令値
Iが出力されて電流制御部18に与えられると共に、上
記位置データ変換回路19aからの位置検出パルスが電
流制御部18に回転位置データθとして与えられるよう
になる。
【0040】従って、電流制御部18は、同期型サーボ
モータ14を上記電流指令値I及び回転位置データθに
基づいてフィードバック制御しながら駆動することによ
り、当該サーボモータ14を上位コントローラからの位
置指令パルスに応じた制御位置へ回転させるようにな
る。この場合、同期型サーボモータ14が制御位置で停
止されたときには、電流指令値Iがゼロになるから、そ
のサーボモータ14の自己発熱が抑制される。また、ク
ローズ制御部20内の比較器20fは、減算部20aで
得られる位置指令パルス及び位置検出パルスとの偏差が
予め設定された基準値を越えた場合に、脱調検出信号を
発生して上位コントローラへ送信する動作を行う。
【0041】4相モータオープン制御部22bが動作さ
れたとき(手動操作、若しくは位置検出部19からの異
常信号に基づいて動作されたとき)には、スイッチ要素
SW1、SW2、SW3がオープンループ制御用切替状
態(各接点(c−b)間をオンした状態)に保持される
と共に、オープン制御部21が「4相モード」に切替え
られる。このため、記憶部21aから減電流制御部22
bを通じて4相用の電流指令値Iが出力されると共に、
スケール変換部21cから、上位コントローラによる位
置指令パルスを同期型サーボモータ14用の位置指令パ
ルスに変換した回転位置データθが出力されるようにな
り、それらの電流指令値I及び回転位置データθが電流
制御部18に与えられる。
【0042】従って、電流制御部18は、同期型サーボ
モータ14を上記電流指令値I及び回転位置データθに
基づいて駆動することにより、当該サーボモータ14を
上位コントローラからの位置指令パルスに応じた制御位
置へ回転させるようになる。この場合、同期型サーボモ
ータ14が制御位置で停止されたときには、電流指令値
Iが設定レベルに減少されるようになり、これに応じて
同期型サーボモータ14に供給される励磁電流が低減さ
れるようになり、当該サーボモータ14の自己発熱量が
下げられることになる。
【0043】要するに、連鋳機に設置されたモールド幅
調整用の電気油圧サーボシリンダの駆動のために上記し
た本実施例によるモータドライバ16を設置した場合に
は、以下に述べるような効果を奏するものである。
【0044】即ち、本実施例の構成によれば、電気油圧
サーボシリンダ11の駆動源を、既存のステッピングモ
ータ12から、クローズループ制御される同期型サーボ
モータ14に置き換えることにより、駆動源となるモー
タでの脱調発生に起因する連鋳機での生産性低下を未然
に防止可能なシステムを実現する場合において、同一の
モータドライバ16によりステッピングモータ12及び
同期型サーボモータ14の双方を駆動することができ
る。この場合、連鋳機においては、そのメンテナンスを
比較的短い周期で行う必要上から、ステッピングモータ
12などの機器が複数セット用意されているものである
が、上記モータドライバ16を設置した場合には、それ
らステッピングモータ12を同時に廃棄することなく、
寿命が尽きたものから順次同期型サーボモータ14に置
き換えれば済むようになる。この結果、連鋳機での生産
性の向上やモータ寿命の引き延ばしを実現するためにモ
ータ種類の変更を行うに当たって、まだ使用可能な既存
のステッピングモータ12を大量に廃棄する必要がなく
なるから、資源を有効に利用できると共に、必要となる
費用を抑制できるようになり、そのモータ種類の変更を
容易に行い得るものである。
【0045】しかも、同期型サーボモータ14をクロー
ズループ制御するために、その内部に設けられる検出器
15は、鉄心及びコイルを組み合わせて構成された耐熱
性能に優れたものであるから、そのクローズループ制御
の信頼性が向上するようになり、以て生産性の低下を未
然に防止できるようになる。また、万一、検出器15に
信号線の断線などの異常が発生した場合には、同期型サ
ーボモータ14をオープンループ制御する状態に自動的
に移行されるから、故障に対する信頼性も向上するよう
になって生産性の低下を未然に防ぐ上で有益となる。さ
らに、ステッピングモータ12や同期型サーボモータ1
4をオープンループ制御する状態において、当該モータ
が回転停止されたときには、その励磁電流が自動的に低
減される構成となっているから、高温雰囲気に設置され
るステッピングモータ12及び同期型サーボモータ14
の温度上昇を極力抑制できることになり、結果的にステ
ッピングモータ12及び同期型サーボモータ14の寿命
長期化にも寄与できるようになる。
【0046】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下に述べるような拡大・変形が可能であ
る。駆動対象のモータを相数が互いに異なるステッピン
グモータ12及び同期型サーボモータ14としたが、駆
動対象が同じ相数のモータであっても良い。この場合、
切替制御部22にあっては、端子台17に接続されたモ
ータの種別を相数の違いに基づいて判断することができ
ないが、電流制御部18内の定電流回路18bは指令さ
れた電流となるようにモータの各相巻線電圧を制御する
ので、各モータの巻線インピーダンスが分かるものであ
り、このような巻線インピーダンスの相違に基づいて接
続されたモータの種別を判断できるから、システム構成
上において支障が生ずることはない。
【0047】モータドライバ16は、モールド幅調整用
の電気油圧サーボシリンダを駆動する場合以外に、連鋳
設備内に設けられるターンディッシュストッパ、ターン
ディッシュ用スライディングノズル、モールドに振動を
付与する機構などのための電気油圧サーボシリンダを駆
動する場合にも同様に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図2】実際のシステム例を実体的に示す図その1
【図3】実際のシステム構成例を実体的に示す図その2
【図4】実際のシステム構成例を実体的に示す図その3
【図5】従来のシステム構成例を実体的に示す図
【符号の説明】
11は電気油圧サーボシリンダ、12はステッピングモ
ータ、13は検出器(回転検出用パルス発生器)、14
は同期型サーボモータ、15は検出器(回転位置検出
器)、16はモータドライバ、18は電流制御部、19
は位置検出部、19bはスケール変換回路、20はクロ
ーズ制御部、21はオープン制御部、22は切替制御部
(切替手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 41/20 B22D 41/20 41/38 41/38 H02P 5/00 H02P 5/00 T U 8/38 8/00 303A 8/00 303 R (72)発明者 廣橋聖司 東京都国分寺市南町3−25−11 株式会社 エスジー内 (72)発明者 岡崎彰仁 東京都国分寺市南町3−25−11 株式会社 エスジー内 Fターム(参考) 4E004 MA02 MA03 MB09 MB10 4E014 LA17 MA14 5H550 AA20 BB08 DD04 DD07 GG01 GG03 GG08 HB02 JJ03 JJ17 LL07 LL35 LL50 LL53 LL54 5H570 AA30 BB09 DD07 DD09 GG04 GG08 JJ22 LL15 LL32 5H580 BB05 CA01 CA13 FA03 FA04 HH02 HH39 JJ02 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連鋳機に設置されたサーボシリンダを駆
    動するためのモータの回転位置を外部から与えられる位
    置指令に応じた位置となるように制御する連鋳機用モー
    タドライバにおいて、 ステッピングモータ及び同期型サーボモータの双方に励
    磁電流を供給可能に構成され、ステッピングモータを前
    記位置指令に基づいてオープンループ制御する第1の制
    御モードと、同期型サーボモータを前記位置指令及び当
    該サーボモータの回転位置を検出するための回転位置検
    出器からの出力に基づいてクローズループ制御する第2
    の制御モードとに選択的に切替可能な制御手段と、 接続されたモータ種類を巻線相数または巻線インピーダ
    ンスの相違により自動判別した結果若しくは手動操作に
    基づいて前記制御手段を前記第1の制御モード及び第2
    の制御モードの何れかに選択的に切替える切替手段とを
    備えたことを特徴とする連鋳機用モータドライバ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記同期型サーボモー
    タを前記位置指令に基づいてオープンループ制御する第
    3の制御モードにも切替可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の連鋳機用モータドライバ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の連鋳機用モータドライバ
    を、前記ステッピングモータに設けられた回転検出用パ
    ルス発生器の出力に基づいて当該ステッピングモータの
    脱調を検出するための脱調検出回路を備えたシステムに
    用いる場合において、前記同期型サーボモータが前記第
    3の制御モードによりオープンループ制御される状態で
    の脱調検出を前記脱調検出回路により検出可能にするた
    めに、 前記制御手段に対し、前記回転位置検出器からの出力を
    前記回転検出用パルス発生器の出力と同等の信号に変換
    するスケール変換回路を組み込んだことを特徴とする連
    鋳機用モータドライバ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の連鋳機用モータ
    ドライバにおいて、 前記制御手段は、前記回転位置検出器の出力異常を検出
    する機能を備えた構成とされ、 前記切替手段は、前記制御手段が前記第1の制御モード
    に切替られた状態で前記回転位置検出器の出力異常を検
    出したときには、当該制御手段を前記第3の制御モード
    に切替えることを特徴とする連鋳機用モータドライバ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記ステッピングモー
    タまたは同期型サーボモータのオープンループ制御時に
    おいて当該モータが停止したときには、供給する励磁電
    流を減少させる減電流制御を行うことを特徴とする請求
    項1ないし4の何れかに記載の連鋳機用モータドライ
    バ。
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