JPH0515196A - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JPH0515196A
JPH0515196A JP3158955A JP15895591A JPH0515196A JP H0515196 A JPH0515196 A JP H0515196A JP 3158955 A JP3158955 A JP 3158955A JP 15895591 A JP15895591 A JP 15895591A JP H0515196 A JPH0515196 A JP H0515196A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間歇的に動作するモータの、コイルからの発
熱を低く抑える。 【構成】 DC−DCコンバータIC3およびトランジ
スタQ1からなるスイッチングレギュレータにおいて、
出力電圧Vmと、IC3の5番ピンに入力される比較電
圧との間のレベル差を、レベル切換回路61によって2
通りに切換える。トランジスタQ3がオンのときには出
力電圧Vmが低くなるように、オフのときには電圧Vm
が高くなるように、IC3によりトランジスタQ1が制
御される。トランジスタQ3がオフしているときの電圧
Vmと抵抗R5との間のレベル差はツェナーダイオード
ZD1によって規定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直流電流によって動作
するモータを駆動するための回路に関し、特に、モータ
の動作による回路の発熱を抑制するモータ駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機などの遊技装置におい
て、回転ドラムを用いて複数の図柄の組合わせ表示を行
ない、回転ドラムの停止時の図柄の組合わせに応じた大
当り動作を行なうようなものがあった。この場合、回転
ドラムの回転は、始動入賞口と呼ばれる入賞口に遊技玉
が入賞することによって開始される。始動入賞口への遊
技玉の入賞と同時に一定の確率に従って予め当り、外れ
を設定し、その設定結果に基づいて回転ドラムの停止時
の図柄を制御する。このような場合、回転ドラムの回転
は正確に制御されなければならず、その駆動にはパルス
モータが用いられる。
【0003】パルスモータを用いて回転ドラムの回転を
制御するパチンコ遊技機として、特開昭63−2550
81号に開示されたものがある。このパチンコ遊技機
は、3つの回転ドラムを有し、各回転ドラムはドラムを
回転させるためのパルスモータを内蔵している。各パル
スモータには、直流電源からの一定の直流電圧と、パル
スモータのステップ送りタイミングをとる、互いに位相
のずれを有する4つのパルス信号が印加される。直流電
圧は、パルスモータ内の4つのコイルの一端に供給され
ており、4つのコイルの各々の他端は、それぞれトラン
ジスタを介して接地されている。このトランジスタのベ
ースに前述のパルス信号が印加されることにより、その
トランジスタがオンして直流電流がパルスモータのコイ
ルに流れる。各トランジスタが前述の位相のずれを有す
る4つのパルス信号に応答して順次オンすることによ
り、パルスモータ内には回転子を所定方向に回転する磁
界が生じ、パルスモータの回転軸が1ステップずつ回転
していく。
【0004】遊技玉が始動入賞口に入賞していないとき
や、図柄の回転が終了した後には、パルスモータには前
述のパルスが印加されない。パルスモータには直流電源
からの直流電圧が印加されているものの、トランジスタ
がオフしているためコイルに直流電流は流れず、パルス
モータは停止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
モータ駆動回路においては、回転に必要とされる直流電
圧が常にステッピングモータの回路に加えられている。
そのため、各モータ回路にかかる負荷が大きくなり、回
路の発熱が増大するという問題点があった。
【0006】それゆえにこの発明の目的は、モータコイ
ルの発熱を防止することができるモータ駆動回路を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のモータ
駆動回路は、直流電流によって駆動されるモータと、予
め定める電圧の直流電源との間に接続可能にされ、予め
定める基準電圧と、比較端子に外部から与えられる比較
電圧とを比較し、前記比較電圧と前記基準電圧との差の
大きさに応答して、前記直流電源から与えられる電圧の
大きさを変換して前記モータに与えるための電圧変換手
段と、前記電圧変換手段の出力に接続され、外部から与
えられる制御信号に応答して、互いに異なる2つの電圧
降下を選択的に前記電圧変換手段の出力電圧に発生させ
て、前記電圧変換手段の前記比較端子に与えるための可
変電圧降下手段とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のモータ駆動回路は、直流
電流によって駆動されるモータと、予め定める電圧の直
流電源との間に接続可能にされ、内部を流れる電流の大
きさの関数として変化する電圧降下を発生するための電
圧降下手段と、前記モータと前記直流電源との間に前記
電圧降下手段と並列に接続され、外部から与えられる制
御信号に応答して、前記モータと前記直流電源との間
に、前記電圧降下手段をバイパスして直流電流が流れる
経路を選択的に提供するためのバイパス手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載のモータ駆動回路においては、
可変電圧降下手段が、電圧変換手段の出力電圧を所定量
だけ降下させて電圧変換手段の比較端子に与える。電圧
降下の量は、制御信号に応答して2通りのいずれかに選
択される。電圧変換手段は、電圧降下量が小さい場合に
は、電圧降下量が大きい場合と比較して、その出力電圧
をより低く保持するように電圧の変換を行なう。
【0010】請求項2に記載のモータ駆動回路において
は、バイパス手段が制御信号に応答して電流の流れる経
路を提供している場合には、電圧降下手段を流れる電流
の量は小さい。電圧降下手段による電圧降下の量も小さ
い。バイパス手段が電流の経路を提供しない場合には、
大きな量の電流が電圧降下手段を流れる。電圧降下手段
による電圧降下は大きくなる。したがってモータに印加
される電圧は下がる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係るモータ駆動
回路を、パチンコ遊技機に用いる場合を例として説明す
る。なお、本実施例においてはモータ駆動回路がパチン
コ遊技機に用いられる場合について説明するが、他の種
類の装置に対して用いられてもよい。また、遊技機の種
類としてもパチンコ遊技機に限らない。たとえば、他の
種類の遊技機であっても、パルスモータなどのモータを
間歇的に動作させる可能性のあるものであればこの発明
を適用することができる。
【0012】図1は、本発明に係るモータ駆動回路を用
いた遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面の正面図
である。図1を参照して、遊技盤1の遊技領域2内に
は、複数種類の図柄が可変表示可能な回転ドラムからな
る可変表示装置3が設けられている。可変表示装置3の
下方には、開閉板9が開成または閉成することにより打
玉が入賞しやすい第1の状態と打玉が入賞しにくいまた
は入賞しない第2の状態とに変化する可変入賞球装置7
が設けられている。可変表示装置3の直下には始動入賞
口12aが、可変入賞球装置7の両側には始動入賞口1
2b、12cがそれぞれ設けられている。遊技盤1の下
部には、外れとなった遊技玉を集めるためのアウト口1
7が設けられている。
【0013】遊技領域2の周囲にはレール飾りランプ1
4が設けられている。遊技領域2の左右両側にはサイド
ランプ13が設けられている。可変入賞球装置7の両側
下方にはアタッカーランプ16が設けられている。可変
入賞球装置7の上部左右には風車ランプ15が設けられ
ている。
【0014】可変表示装置3には、左図柄表示部4a、
中図柄表示部4b、右図柄表示部4cが設けられてい
る。各図柄表示部4a〜4cは、それぞれ3段の図柄を
表示可能である。左、中、右図柄表示部4a〜4cの上
部には、始動入賞口12a〜12cのいずれかに遊技玉
が入賞し、図柄表示部4a〜4cが変動しているときに
さらに始動入賞口12a〜12cのいずれかに遊技玉が
入賞した場合に、その入賞個数を記憶して表示するため
の始動記憶数表示器5が設けられている。始動記憶数表
示器5のさらに上には、可変入賞球装置7の開閉板9の
開成回数を表示するための継続回数表示器6が設けられ
ている。
【0015】可変入賞球装置7には、前述のように開閉
板9が設けられており、開閉板9が開成/閉成すること
により入賞領域8に打玉が入賞しやすい第1の状態と打
玉が入賞しにくいまたは入賞しない第2の状態とに変化
する。入賞領域8の中央下部には特定入賞口10が設け
られており、開閉板9の開成中に特定入賞口10に遊技
玉が入賞すれば、開閉板9の閉成後再度開閉板9が開成
するように構成されている。
【0016】可変入賞球装置7の下方で、アウト口17
の上方には、入賞個数表示器11が設けられている。
【0017】図2は、可変表示装置3の左、中、右図柄
表示部4a〜4cに図柄を表示するためのドラムが組込
まれているドラムユニット18の分解斜視図である。図
2を参照して、ドラムユニット18は、箱型のユニット
ケース30と、ユニットケース30の開口部に並んで組
付けられた左ドラムユニット19a、中ドラムユニット
19b、右ドラムユニット19cとを含む。図2におい
ては、左ドラムユニット19aのみが取外されて示され
ている。
【0018】左ドラムユニット19aは、金属板からな
るモータ取付板20aと、モータ取付板20aに取付け
られ、位置センサを内蔵したステッピングモータ21a
と、ステッピングモータ21aのモータ軸22aに固定
されたリール23aと、リール23aの周囲に1リール
当り15個取付けられ、各々に図柄が描かれている図柄
表示板24aとを含む。図2には示されていないが、中
ドラムユニット19b、右ドラムユニット19cにも、
同様にステッピングモータ21bなどが組込まれてい
る。
【0019】ユニットケース30の背面には、金属製の
ユニット取付板29を介して中継端子板27がねじ止さ
れている。ユニット取付板29およびモータ取付板20
aなどが金属製であることにより、ユニットの放熱効果
が高められている。つまり、モータ21aから発生する
熱モータ取付板20aを介してユニット取付板29に伝
え、ユニット取付板29の熱を外部に放出するように構
成されている。中継端子板27には接続端子28が設け
られており、接続端子28とステッピングモータ21a
などとは、配線25aおよびコネクタ26aなどによっ
て接続されている。
【0020】図1、図2に示されるパチンコ遊技機によ
る遊技方法の概略は以下のようである。遊技者によって
弾発発射されたパチンコ玉は、図1に示される遊技領域
2内に打込まれる。この間、可変表示装置3の左図柄表
示部4a、中図柄表示部4b、右図柄表示部4cは停止
している。
【0021】遊技玉が始動入賞口12a〜12cのいず
れかに入賞すると、図2に示されるステッピングモータ
21a、21bなどの動作によりリール23a〜23c
が回転を始め、図柄表示部4a〜4cの図柄の変動が開
始される。所定時間(たとえば5秒)経過後左、中、右
の順で各図柄表示部4a〜4cの回転が停止する。各図
柄表示部4a〜4cには、上、中、下の3ライン分の図
柄が表示されている。この3ラインを有効ラインと称す
る。各図柄表示部4a〜4cの停止時に、有効ラインの
いずれかに同じ図柄が揃えば、大当りとなる。大当りと
なった場合には、可変入賞球装置7の開閉板9が開成
し、遊技玉が入賞領域8に入賞しやすい状態になる。開
閉板9の開成は、開成後30秒の経過または入賞領域8
への入賞玉が10個に達した時点で終了し、開閉板9が
閉成する。
【0022】開閉板9が開成しているときに特定入賞口
10に遊技玉が入賞した場合、開閉板9が30秒経過ま
たは10個入賞により閉成した後、再度開閉板9の開成
が行なわれる。このときの開成回数は継続回数表示器6
に表示される。開閉板9の開成中に特定入賞口10に入
賞しなかった場合または開閉板9の16回目の開成が終
了した時点で大当りが終了する。
【0023】始動入賞口12a〜12cのいずれかに遊
技玉が入賞して各図柄表示部4a〜4cが変動をしてい
るときにさらに始動入賞口12a〜12cのいずれかに
遊技玉が入賞した場合、その遊技玉の個数は最大4個ま
で記憶される。この個数は始動記憶数表示器5に表示さ
れる。図柄の変動が1回終了すると、始動入賞口への入
賞が記憶されているか否かが判断され、記憶されている
場合には再度各図柄表示部4a〜4cの変動が開始さ
れ、停止時の図柄がそろえば上述のような大当り制御が
行なわれる。
【0024】この間、図2に示されるドラムユニット1
8において、各リール23aなどはステッピングモータ
21aなどにより繰返し回転/停止される。このような
ステッピングモータ21aなどの動作によりモータ回路
からは発熱があり、ユニット取付板29やモータ取付板
20からその熱が放散される。この発明はステッピング
モータの動作による発熱をさらに抑えることを目的とし
ており、その詳細については以下に説明する。
【0025】図3は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路および周辺回路のブロック図である。図3を参照し
て、パチンコ遊技機の制御回路は、各種機器を制御する
ためのプログラムに従って、遊技状態を検出することに
より遊技制御のために必要な情報を収集し、各種機器を
情報に応じて制御するためのマイクロコンピュータ(以
下「マイコン」と省略する)などを含む基本回路31
と、電源投入時に基本回路31にリセットパルスを与え
るための初期リセット回路32と、初期リセット回路3
2によってリセットされ、基本回路31から与えられる
クロック信号を分周して定期的(たとえば1msec
毎)にリセットパルスを基本回路31に与えるためのパ
ルス分周回路からなる定期リセット回路33と、各種ス
イッチに接続され、与えられるアドレス信号によって選
択されるスイッチからの信号を基本回路31に与えるた
めのスイッチ・センサ入力回路35と、基本回路31に
接続され、基本回路31から与えられるアドレス信号を
デコードして基本回路31に返すためのアドレスデコー
ド回路34と、基本回路31によって制御される表示手
段としてのセグメント・LED(Light Emit
ting Diode)回路37と、基本回路31によ
って制御され、各種ランプやソレノイドを駆動するとと
もに、大当り情報を外部に出力するためのランプ・ソレ
ノイド・大当り情報回路38と、基本回路31からの音
信号を受取り、スピーカ46を駆動して遊技の効果音を
発生させるための音回路36と、左、中、右図柄表示部
のステッピングモータ21a、21b、21cを駆動す
るためのモータ駆動回路39と、基本回路31およびA
C24Vの交流電源に接続され、直流の5V、12V、
21V、30Vの電圧と、モータ駆動回路39へのモー
タ駆動電圧Vmを発生するための電源回路40とを含
む。
【0026】スイッチ・センサ入力回路35には、各ス
テッピングモータ21a〜21cによって回転されるド
ラム(図2参照)の位置を検出するためのドラム位置セ
ンサ41a、41b、41cと、図1に示される遊技領
域2の各入賞領域に入賞した遊技玉の個数を検出するた
めの入賞個数検出器42と、特定入賞口10(図1)へ
の遊技玉の入賞を検出するための特定入賞玉検出器43
と、始動入賞口12a〜12c(図1)への遊技玉の入
賞を検出するための始動入賞玉検出器44a〜44cと
が接続されている。
【0027】ランプ・ソレノイド・大当り情報回路38
には、開閉板9(図1)を駆動するためのソレノイド4
5と、サイドランプ13と、レール飾りランプ14と、
風車ランプ15と、アタッカーランプ16とが接続され
ている。
【0028】セグメント・LED回路37には、それぞ
れセグメント表示器からなる継続回数表示器6および入
賞個数表示器11と、始動記憶数表示器5と、装飾LE
D47とが接続されている。
【0029】図3に示される基本回路31および周辺回
路は以下のように動作する。初期リセット回路32は電
源の投入と同時に基本回路31に対して初期リセットパ
ルスを与える。基本回路31は、初期リセットパルスに
応答して自分自身を初期化し、クロック信号を発生して
定期リセット回路33に与える。定期リセット回路33
は基本回路31から与えられるクロック信号を分周して
所定時間毎に定期リセットパルスを発生し、基本回路3
1に与える。基本回路31は定期リセットパルスを与え
られるたびに、所定の制御プログラムをその先頭から繰
返し開始し、実行する。
【0030】基本回路31における遊技機制御のプログ
ラムに与えられる遊技情報はスイッチ・センサ入力回路
35を介してドラム位置センサ41a〜41cと、入賞
個数検出器42と、特定入賞玉検出器43と、始動入賞
玉検出器44a〜44cとから基本回路31に与えられ
る。基本回路31はスイッチ・センサ入力回路35から
与えられる各種の制御情報に応答し、図1、図2を参照
して既に説明されたような動作をするようにセグメント
・LED回路37、音回路36、ランプ・ソレノイド大
当り情報回路38などを制御する。
【0031】本発明に係るモータ駆動回路は、基本回路
31からの情報に応答して、各パルスモータ21a〜2
1cが動作しているときにはモータ駆動に十分な電圧を
各モータ21a〜21cに供給するとともに、各モータ
21a〜21cが停止しているときには、モータ回路に
おける発熱を防止するために、駆動時よりも低い電圧の
みを各モータ21a〜21cに与えるための回路を含
む。図4は、そのような回路を含む電源回路40の回路
ブロック図である。
【0032】図4を参照して、電源回路40は、AC2
4Vの交流電源に接続され、入力される交流電源を、そ
れぞれ+21Vおよび+30Vに全波整流するためのブ
リッジダイオード(BD)2とBD1とを含む。交流電
源AC24Vと接続されるコネクタ間には、47V以上
の電圧に対してショート状態となることにより、過電圧
から回路を保護するためのバリスタ(双方向サイリス
タ)Vが設けられている。BD1の出力側には、平滑整
流用のコンデンサC1、C2が接続されている。コンデ
ンサC1、C2のマイナス側極板は接地され、プラス側
極板は+30Vの直流電源として、他の回路に接続され
ている。
【0033】コンデンサC1、C2のプラス側極板に
は、+30Vの直流電流を+12Vの直流電流に変換す
るためのスイッチングレギュレータIC1が接続されて
いる。IC1の出力には出力電源補助のためのコンデン
サC8のプラス側極板が接続されている。コンデンサC
8のマイナス極板は接地されている。
【0034】IC1の出力には、+12Vの直流を+5
Vの直流に変換するための三端子レギュレータIC2が
接続されている。IC1とIC2との接点と接地電位と
の間には、高周波カットのためのバイパスコンデンサC
9が接続されている。IC2の出力側と接地電位との間
には、出力電源補助のためのコンデンサC10と、高周
波カットのためのバイパスコンデンサC11とが並列に
接続されている。
【0035】ブリッジダイオードBD1の出力には、パ
ルスモータ21a〜21c(図3)に与えられるモータ
駆動用の電圧Vmを発生するための回路が設けられてい
る。図4を参照して、この回路は、1番〜8番の8個の
ピンを有し、5番ピンに入力される電圧がほぼ1.25
Vとなるように、スイッチング素子をコントロールする
ためのDC−DCコンバータIC3を含む。IC3とし
ては、たとえばモトローラ社製のスイッチング・レギュ
レータMC34063が用いられる。IC3の6番ピン
はBD1の出力に接続され、2番と4番ピンはそれぞれ
接地されている。IC3は、直流電流をオン/オフする
スイッチング素子のオン/オフの周波数を一定とし、出
力波形のデューティ比を変化させることにより出力を平
滑したときの直流電圧が所定の値となるようにするため
のものである。3番ピンには、このスイッチング素子の
オン/オフの周波数を設定するためのコンデンサC4が
接地電位との間に接続されている。IC3の6番ピンと
接地電位との間には、高周波カットのためのバイパスコ
ンデンサC3が接続されている。
【0036】IC3の6番ピンおよびBD1の出力の接
点と、モータの駆動電圧Vmを与える出力端子との間に
は、過電流保護用の抵抗R1と、エミッタが抵抗R1の
一端に、ベースが抵抗R3を介してIC3の1番ピンお
よび8番ピンにそれぞれ接続され、IC3の制御に従っ
てスイッチングすることにより、コレクタに所定デュー
ティ比の波形を出力するためのスイッチングトランジス
タQ1と、一端がスイッチングトランジスタQ1のコレ
クタに接続され、スイッチングトランジスタQ1の出力
する波形を平滑するためのスイッチングコイルLと、ス
イッチングコイルLの他端と基本回路31(図3)とに
接続され、基本回路31から与えられる制御信号に応答
して、コイルLの出力電圧レベルとIC3の5番ピンに
入力される電圧レベルとのレベル差を切換えるための、
可変電圧降下手段としてのレベル切換回路61とがこの
順で接続されている。レベル切換回路61と接地電位と
の間には抵抗R5、R4がこの順で直列に接続されてい
る。抵抗R5とR4との接点は、IC3の5番ピンに接
続されている。
【0037】抵抗R1とスイッチングトランジスタQ1
のエミッタとの接点はIC3の7番ピンに接続されてい
る。IC3の7番ピンとスイッチングトランジスタQ1
のベースとは、抵抗R2を介して接続されている。スイ
ッチングトランジスタQ1のコレクタとエミッタとの間
には、この方向が順方向となるように接続され、スイッ
チングトランジスタQ1を保護するためのフライホイー
ルダイオードD1が接続されている。スイッチングトラ
ンジスタQ1のコレクタと接地電位との間には、スイッ
チングのためのローロスダイオードD2が接続されてい
る。スイッチングコイルLとレベル切換回路61との接
点とIC3の5番ピンとの間には、高周波カットのため
のバイパスコンデンサC5が接続されている。さらにレ
ベル切換回路61の出力と接地電位との間には、出力電
源補助のためのコンデンサC6および高周波カットのた
めのバイパスコンデンサC7が並列に接続されている。
抵抗R2、R3は、スイッチングトランジスタQ1をオ
ンさせるときの電流を制御するための抵抗である。
【0038】レベル切換回路61は、ベースが抵抗R8
を介して基本回路31(図3)に、エミッタが接地電位
にそれぞれ接続されたNPNトランジスタQ2と、ベー
スが抵抗R7を介してトランジスタQ2のコレクタに、
エミッタがスイッチングコイルLの出力側端子に、コレ
クタが抵抗R5の一端にそれぞれ接続され、オン/オフ
することにより、コイルLと抵抗R5との間を導通/非
導通にするためのスイッチング用PNPトランジスタQ
3と、アノードがトランジスタQ3のコレクタに、カソ
ードがトランジスタQ3のエミッタにそれぞれ接続さ
れ、トランジスタQ3がオフであるときに、出力電圧V
mと抵抗R5との間に所定のレベル差をつくり出すため
のツェナーダイオードZD1とを含む。トランジスタQ
3のベースとエミッタとは、抵抗R6を介して接続され
ている。抵抗R6〜R8は、トランジスタQ2、Q3を
オフさせるときの電流制御用の抵抗である。
【0039】前述のようにIC3は、5番ピンに入力さ
れる電圧が1.25Vとなるように、スイッチングトラ
ンジスタQ1のオン/オフ時間を制御し、それによって
トランジスタQ1の出力に、平滑したときに所定の電圧
Vmを得られるようなデューティ比の波形を出力させる
ためのものである。そのためIC3は、その内部に5番
ピンに入力される電圧と基準電圧とを比較する回路を有
し、その結果に従ってトランジスタQ1のベースに加え
る電圧を制御している。
【0040】図4を参照して、この回路の動作は以下の
ようである。BD2およびBD1はそれぞれ、入力され
るAC24Vの交流電流を全波整流し、+21Vおよび
+30Vに電圧変換してそれぞれ各回路に供給する。I
C1、IC2もそれぞれ、入力電圧を電圧変換して+1
2V、+5Vの電圧として各回路にそれぞれ供給する。
【0041】前述のようにIC3は、5番ピンに入力さ
れる電圧が約1.25Vとなるように、スイッチングト
ランジスタQ1のオン/オフの時間比を切換える。トラ
ンジスタQ1の出力を平滑することにより、この回路の
出力として、モータを駆動するための所定電圧Vmが得
られる。しかし、図4に示される回路の場合、出力電圧
Vmと、5番ピンに入力される電圧との間のレベル差
は、レベル切換回路61の働きにより、2通りに切換え
られる。IC3は5番ピンに入力される電圧が一定とな
るように動作するため、結果として出力電圧Vmのレベ
ルが2通りに切換えられることになる。その詳細は以下
のようである。
【0042】図5の時間t0〜t1においては、各パル
スモータ21a〜21cが駆動されているものとする。
このとき、図5(1)に示されるように、基本回路31
(図3)からレベル切換回路61に与えられる制御信号
はローレベルである。トランジスタQ2はオフである。
トランジスタQ3のベース電圧は図5(2)の時間t0
〜t1に示されるように、ハイレベルである。トランジ
スタQ3はオフしており、電圧Vmと抵抗R5との間に
は、ツェナーダイオードZD1によって規定されるレベ
ル差が存在する。ツェナーダイオードZD1のアノード
と接地電位との間の電位差は抵抗R5、R4によって分
割され、IC3の5番ピンに入力される。IC3は5番
ピンに入力される電圧が約1.25Vとなるように、ス
イッチングトランジスタQ1のオン/オフの時間比を制
御する。その結果、図5(4)の時間t0〜t1で示さ
れるように、出力電圧Vmは約20Vのレベルに保たれ
る。出力電圧Vmが一定であることから、逆にIC3の
5番ピンに入力される電圧も図5(3)の時間t0〜t
1で示されるように1.25Vという一定の値を保つ。
【0043】時刻t1において、基本回路31がパルス
モータ21a〜21c(図3)を停止させたものとす
る。このとき、基本回路31は同時にレベル切換回路6
1に与える制御信号を、図5(1)の時間t1〜t3で
示されるように、ローレベルからハイレベルに切換え
る。トランジスタQ2はオンし、トランジスタQ3のベ
ース電圧は図5(2)の時刻t1で示されるようにハイ
レベルからローレベルに切換わる。トランジスタQ3は
オンし、その結果抵抗R5の、トランジスタQ3のコレ
クタとの接点側の端子の電圧はほぼVm(実際にはVm
からトランジスタQ3の抵抗分を引いた値)となる。し
たがって、図5(3)の時刻t1付近に示されるよう
に、IC3の5番ピンに入力される電圧は一時的に高く
なる。IC3は、トランジスタQ1がオンする時間を短
くし、トランジスタQ1から出力される電流のデューテ
ィ比を小さくする。これにより、コイルLによって平滑
された電圧Vmは図5(4)の時間t1〜t2で示され
るように、徐々に低下していく。Vmが徐々に低下する
のにつれて、図5(3)の時間t1〜t2で示されるよ
うに、IC3の5番ピンに入力される電圧も徐々に1.
25Vに近づいていく。その結果、時刻t2において、
電圧Vmはほぼ一定の9.8Vに、IC3の5番ピンへ
の入力は一定の1.25Vにそれぞれ安定する。この間
に要する時間は、各回路定数によって異なってくるが、
本実施例の場合には25ms程度である。
【0044】逆に図5を参照して、時刻t3で基本回路
31からレベル切換回路61に与えられる制御信号が、
ハイレベルからローレベルに切換えられたものとする。
すなわち、この時点でパルスモータ21a〜21c(図
3)の回転が開始されたものとする。図5(2)に示さ
れるようにトランジスタQ3のベース電圧はハイレベル
となる。トランジスタQ3がオフし、電圧Vmと抵抗R
5との間にはツェナーダイオードZD1によって規定さ
れるレベル差が生ずる。そのため、図5(3)の時刻t
3付近で示されるように、IC3の5番ピンに入力され
る電圧は一時的に低下する。IC3は、5番ピンに入力
される電圧を上昇させるために、スイッチングトランジ
スタQ1がオンしている時間を長くすることによって、
トランジスタQ1の出力のデューティ比を大きくする。
これにより、平滑後の出力電圧Vmは、図5(4)に示
されるように徐々に上昇する。IC3の5番ピンに入力
される電圧も図5(3)の時間t3〜t4で示されるよ
うに上昇し、徐々に一定の1.25Vに近づく。その結
果、時刻t4で電圧Vmは一定の20Vに、5番ピンへ
の入力電圧も一定の1.25Vにそれぞれ安定する。こ
の間に要する時間は、前述のように各回路定数によって
異なるが、本実施例の場合には約5msである。
【0045】すなわち、基本回路31(図3)からの制
御信号に従って、レベル切換回路61のトランジスタQ
3をオン/オフさせることにより、出力電圧Vmと抵抗
R5との間に、ツェナーダイオードZD1によるレベル
差を生じさせたり、消滅させたりする。これにより、抵
抗R5とR4とによって分割されてIC3の5番ピンに
入力される電圧が上昇または下降する。IC3は5番ピ
ンに入力される電圧が一定となるようにスイッチングト
ランジスタQ1のスイッチングの時間比を制御する。こ
れにより、出力電圧Vmが下降または上昇する。したが
って、基本回路からレベル切換回路61への信号をハイ
レベルとローレベルとの2通りに切換えることにより、
パルスモータ駆動のための電圧Vmを、モータが動作し
ているときには20Vに、モータが停止しているときに
は9.8Vに切換えることができる。そのため、モータ
停止時にモータ回路に印加される電圧が低下して、回路
からの発熱量が低下する。
【0046】図6は、図3に示されるモータ駆動回路3
9の回路ブロック図である。図6を参照して、モータ駆
動回路39は、それぞれ入力が基本回路31に接続さ
れ、基本回路31から与えられる、位相のずれを有する
パルス信号に従ってパルスモータ21a〜21cを駆動
するためのモータ駆動回路39a〜39cを含む。
【0047】モータ駆動回路39aは、それぞれ入力が
基本回路31に接続された4つのトランジスタ48a〜
48dと、それぞれアノードがトランジスタ48a〜4
8dの出力に、カソードが電源回路40の出力電圧Vm
に接続されたダイオード51a〜51dとを含む。トラ
ンジスタ48a〜48dとパルスモータ21aとは、4
つのコネクタ54a〜54dによって接続されている。
トランジスタ48a〜48dからは、ステップ送りタイ
ミングをとる、駆動パルス毎に位相のずれを有するパル
ス信号φ1〜φ4がそれぞれパルスモータ21aの4つ
のコイルの一端に与えられる。各コイルの他端は、コネ
クタ54e、54fを介して、電源回路40の出力電圧
Vmに接続されている。
【0048】同様にモータ駆動回路39bは4つのトラ
ンジスタ49a〜49dと、4つのダイオード52a〜
52dとを含む。トランジスタ49a〜49dは、コネ
クタ55a〜55dを介してパルスモータ21bに接続
されている。トランジスタ49a〜49dからは、4つ
のパルス信号φ1〜φ4がパルスモータ21bの各コイ
ルの一端に与えられる。各コイルの他端は、コネクタ5
5e、55fを介して電源回路40の出力電圧Vmに接
続されている。
【0049】モータ駆動回路39cも、4つのトランジ
スタ50a〜50dと、4つのダイオード53a〜53
dとを含む。各トランジスタ50a〜50dは、コネク
タ56a〜56dを介してパルスモータ21cの各コイ
ルの一端に接続されている。各トランジスタ50a〜5
0dからパルスモータ21cには、互いに位相のずれを
有するパルス信号φ1〜φ4が与えられる。各コイルの
他端はコネクタ56e、56fを介して電源回路40の
出力電圧Vmに接続されている。
【0050】図6に示されるモータ駆動回路39におい
て、パルスモータ21a〜21cが回転するときには、
電源回路40から、モータを駆動するに十分な電圧(2
0V)の電圧Vmが各パルスモータに与えられる。各パ
ルスモータは、各モータ駆動回路39a〜39cから与
えられる、互いに位相のずれを有するパルス信号φ1〜
φ4によって回転する。各パルスモータ21a〜21c
が停止しているときには、パルス信号φ1〜φ4の供給
パターンの変動が停止されるとともに、前述の操作に従
って電源回路40から与えられるモータ駆動電圧Vm
が、より低い電圧(9.8V)に切換えられる。そのた
め、モータ駆動回路39内の各回路素子に印加される電
圧がモータ停止時には低くなり、この回路から発生する
熱は低く抑えられる。
【0051】以上の実施例では、レベル切換回路61に
与えられる電圧が+20V程度であった。しかし、場合
によってはより低い電圧によってモータを駆動しても十
分な場合がある。そのような場合には、以上の実施例と
は異なる、以下のような回路によってモータに与える電
圧を切換えてもよい。図7は、そのような回路の一例を
示す回路図である。図7を参照して、このレベル切換回
路71は、電源回路から与えられる、一定の直流電圧+
10Vを、制御回路から与えられる制御信号MVCに従
って切換え、モータの動作時にはモータ駆動に十分な電
圧を、モータの停止時には各回路への負荷を低減するた
めにより低い電圧を、それぞれモータ回路に提供するた
めのものである。レベル切換回路71は、ベースが抵抗
R12を介して制御回路に、コレクタが一定電圧の直流
電源+10Vに、エミッタがモータ回路への出力電圧V
mにそれぞれ接続されたバイパス手段としてのスイッチ
ング用NPNトランジスタQ4と、スイッチングトラン
ジスタQ4のエミッタとコレクタ間に接続され、トラン
ジスタQ4がオフしているときに、直流電流の経路を提
供し、内部を流れる電流の大きさに応答してその両端で
電圧降下を起こすための電圧降下手段としての、大きな
抵抗値を有する抵抗R10と、トランジスタQ4のコレ
クタとベース間に接続された抵抗R11と、トランジス
タQ4のコレクタと接地との間に接続されたコンデンサ
C12とを含む。
【0052】図7に示されるレベル切換回路71の動作
は以下のようである。モータが動作しているときには、
制御回路から与えられる制御信号MVCは、ハイレベル
である。トランジスタQ4はオンしており、電流は抵抗
R10ではなくトランジスタQ4を介してモータ回路に
提供される。したがってモータ回路に与えられる電圧V
mはほぼ+10V程度である。
【0053】モータが停止しているときには、制御回路
から与えられる制御信号MVCはローレベルとされる。
スイッチングトランジスタQ4はオフしている。電源+
10Vからモータ回路に流れる電流は抵抗R10を経由
する。したがって、抵抗R10の両端には、流れる電流
の大きさに応じた電圧降下が生ずる。そのため、モータ
回路に与えられる電圧Vmは、+10Vから、この電圧
降下を差し引いた値となる。そのため、モータ回路にお
ける発熱は、第1の実施例におけると同様に低く抑えら
れる。抵抗R10としては、いわゆるセメント抵抗など
が用いられる。この実施例の場合、入力電圧が+10V
程度と比較的低いものに用いられる。入力電圧が高い場
合には抵抗R10による発熱があるため、第1の実施例
の形式が好ましい。しかし、入力電圧が低い時には、回
路構成も容易なことから、この第2の実施例の形式も非
常に有用である。
【0054】以上のようにこの発明によれば、モータを
動作させるときには、モータの駆動に十分な電圧を、モ
ータを停止しているときには余計な発熱を抑えるように
より低いレベルの電圧を、それぞれモータ回路に供給す
ることができる。そのため、回路の不必要な発熱を防止
することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載のモータ駆
動回路においては、可変電圧降下手段による電圧降下量
が小さい場合には、電圧降下量が大きい場合と比較し
て、その出力電圧をより低く保持するように電圧変換手
段が電圧の変換を行なう。モータが駆動されないときに
可変電圧降下手段に制御信号を与えるようにすることに
より、モータに加えられる電圧が低く、回路の負荷が小
さくなる。回路の発熱など、負荷による回路への悪影響
は避けられる。モータを駆動するときには可変電圧降下
手段に与える制御信号によって、電圧降下量を大きくす
ることにより、電圧変換手段により出力される直流電圧
はモータ駆動に十分な程高い電圧となる。この直流電圧
をモータに加えることにより、モータを正常に動作させ
ることができる。
【0056】請求項2に記載のモータ駆動回路において
は、バイパス手段が電流の経路を提供しない場合には、
大きな量の電流が電圧降下手段を流れる。電圧降下手段
による電圧降下は大きくなる。モータが駆動されないと
きにバイパス手段によって電流経路を与えないようにす
ることにより、モータに加えられる電圧は低くなり、回
路の負荷は小さくなる。回路の発熱など、負荷による回
路への悪影響は避けられる。モータを駆動するときには
バイパス手段に制御信号を与え、電流経路を与えるよう
にすることによって、モータ駆動に十分な電圧の直流電
流が電流経路を経由してモータに加えられる。これによ
り、モータを正常に動作させることができる。
【0057】すなわち、請求項1、2に記載のいずれの
発明によっても、モータコイルの発熱を防止することが
できるモータ駆動回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るモータ駆動回路が使用され
たパチンコ遊技機の遊技盤面図である。
【図2】図2は、図1に示される遊技機の可変表示装置
の、回転ドラム部分の分解斜視図である。
【図3】図3は、図1に示される遊技機を制御するため
の回路を示す回路ブロック図である。
【図4】図4は本発明の一実施例に係るモータ駆動回路
が使用された電源回路の回路ブロック図である。
【図5】図5は図4に示される電源回路の動作を示すた
めの波形図である。
【図6】図6はモータ駆動回路の回路ブロック図であ
る。
【図7】図7は、本発明の第2の実施例に係るレベル変
換回路の回路図である。
【符号の説明】
21a〜21c ステッピングモータ 31 基本回路 39 モータ駆動回路 40 電源回路 41a〜41c ドラム位置センサ 61、71 レベル変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電流によって駆動されるモータと、
    予め定める電圧の直流電源との間に接続可能にされ、予
    め定める基準電圧と、比較端子に外部から与えられる比
    較電圧とを比較し、前記比較電圧と前記基準電圧との差
    の大きさに応答して、前記直流電源から与えられる電圧
    の大きさを変換して前記モータに与えるための電圧変換
    手段と、 前記電圧変換手段の出力に接続され、外部から与えられ
    る制御信号に応答して、互いに異なる2つの電圧降下を
    選択的に前記電圧変換手段の出力電圧に発生させて前記
    電圧変換手段の前記比較端子に与えるための可変電圧降
    下手段とを含むことを特徴とする、モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 直流電流によって駆動されるモータと、
    予め定める電圧の直流電源との間に接続可能にされ、内
    部を流れる電流の大きさの関数として変化する電圧降下
    を発生するための電圧降下手段と、 前記モータと前記直流電源との間に前記電圧降下手段と
    並列に接続され、外部から与えられる制御信号に応答し
    て、前記モータと前記直流電源との間に、前記電圧降下
    手段をバイパスして直流電流が流れる経路を選択的に提
    供するためのバイパス手段とを含むことを特徴とする、
    モータ駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199780A (ja) * 2000-12-28 2002-07-12 S G:Kk 連鋳機用モータドライバ
JP2003079191A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Namiki Precision Jewel Co Ltd モータ駆動装置及びモータ駆動方法
JP2006122201A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Aruze Corp 電源装置及び遊技機

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JP2003079191A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Namiki Precision Jewel Co Ltd モータ駆動装置及びモータ駆動方法
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