JP2000050694A - ステッピングモータの脱調検出方法及び装置 - Google Patents
ステッピングモータの脱調検出方法及び装置Info
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- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 連鋳機の幅変更用ステッピングモータのよう
に、高温環境の狭い場所で使用されるステッピングモー
タの脱調検出を可能とする。 【解決手段】 ステッピングモータ14の回転を、絶対
位置検出型の回転検出器30を用いて検出する。
に、高温環境の狭い場所で使用されるステッピングモー
タの脱調検出を可能とする。 【解決手段】 ステッピングモータ14の回転を、絶対
位置検出型の回転検出器30を用いて検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タの脱調検出方法及び装置に係り、特に、連鋳機のモー
ルド幅変更に使用されるステッピングモータのように、
高温環境下で、且つ、非常に狭い場所で使用されるステ
ッピングモータにおいても、高い信頼性で脱調現象を検
出することが可能な、ステッピングモータの脱調検出方
法、及び、検出方法を用いた、連鋳機幅変更用ステッピ
ングモータの脱調検出装置に関する。
タの脱調検出方法及び装置に係り、特に、連鋳機のモー
ルド幅変更に使用されるステッピングモータのように、
高温環境下で、且つ、非常に狭い場所で使用されるステ
ッピングモータにおいても、高い信頼性で脱調現象を検
出することが可能な、ステッピングモータの脱調検出方
法、及び、検出方法を用いた、連鋳機幅変更用ステッピ
ングモータの脱調検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼製造プロセスで使用されている連鋳
機のモールドには、図1に示す如く、モールド10の幅
を変更するためのステッピングシリンダ13が設置され
ている。このステッピングシリンダ13は、ステッピン
グモータ14の回転を、油圧機構を介してシリンダの直
進運動に変換し、非常に精密にモールド短辺11の位置
変更を行う。該ステッピングモータ14は、複数の相を
有するモータで、各相にパルス電圧を印加することによ
って、パルス数に応じた回転をするモータであり、パル
ス数を制御することによって、任意の回転角、任意の回
転速度で運転することができる。
機のモールドには、図1に示す如く、モールド10の幅
を変更するためのステッピングシリンダ13が設置され
ている。このステッピングシリンダ13は、ステッピン
グモータ14の回転を、油圧機構を介してシリンダの直
進運動に変換し、非常に精密にモールド短辺11の位置
変更を行う。該ステッピングモータ14は、複数の相を
有するモータで、各相にパルス電圧を印加することによ
って、パルス数に応じた回転をするモータであり、パル
ス数を制御することによって、任意の回転角、任意の回
転速度で運転することができる。
【0003】図において、8はスラブ、12はモールド
長辺であり、手前のモールド長辺は図示を省略してい
る。
長辺であり、手前のモールド長辺は図示を省略してい
る。
【0004】前記ステッピングシリンダ13によって駆
動されるモールド短辺11が、幅変更中、即ち駆動中に
何等かの原因でロックしてシリンダが動かなくなった場
合、モータ14へのパルス電圧の印加は行われている
が、モータは回転しない、いわゆる脱調現象が発生す
る。この脱調現象が発生した場合は、これを検出してパ
ルス電圧の印加を停止する必要があり、そのため、幅変
更用のステッピングモータ14には、図2に示すような
脱調検出器20が配置されている。
動されるモールド短辺11が、幅変更中、即ち駆動中に
何等かの原因でロックしてシリンダが動かなくなった場
合、モータ14へのパルス電圧の印加は行われている
が、モータは回転しない、いわゆる脱調現象が発生す
る。この脱調現象が発生した場合は、これを検出してパ
ルス電圧の印加を停止する必要があり、そのため、幅変
更用のステッピングモータ14には、図2に示すような
脱調検出器20が配置されている。
【0005】この脱調検出器20には、一般的にパルス
ジェネレータが使用されている。これは、ステッピング
モータ14の回転軸16に取り付けられてモータと一緒
に回転する切り欠き円盤22と、該切り欠きによる空隙
を例えば磁気的に感知して、回転に伴ったパルスを発生
するセンサ24を有し、モータに対して電圧が印加され
ている際にパルスジェネレータからのパルスが欠落した
ときに、モータが回転していないと判断して、脱調現象
の発生を検出する。
ジェネレータが使用されている。これは、ステッピング
モータ14の回転軸16に取り付けられてモータと一緒
に回転する切り欠き円盤22と、該切り欠きによる空隙
を例えば磁気的に感知して、回転に伴ったパルスを発生
するセンサ24を有し、モータに対して電圧が印加され
ている際にパルスジェネレータからのパルスが欠落した
ときに、モータが回転していないと判断して、脱調現象
の発生を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなパルスジェネレータを用いた脱調検出では、次の
ような問題点を有していた。
ようなパルスジェネレータを用いた脱調検出では、次の
ような問題点を有していた。
【0007】パルス検出のための電子回路が、プリン
ト板26を用いて、ステッピングモータ14に取り付け
られた脱調検出器20に組み込まれているため、モール
ド幅変更に使用されるステッピングモータのように、高
温環境(約100℃)下で使用される場合には、温度の
影響による故障が発生し易い。例えば従来用いられてい
るパルスジェネレータでは、センサ24の耐熱温度は約
80℃、プリント板26の耐熱温度は60℃程度であ
る。設置環境による影響を避けるため、ステッピングモ
ータの回転軸を延長する等して、パルスジェネレータ等
の検出機構を環境の良いところに設置する方法も考えら
れるが、特にモールド幅変更用のシリンダは、チャンバ
と呼ばれる許容スペースが小さい非常に狭い場所に設置
されており、軸を延長すること自体が難しい構造となっ
ている場合が多いため、設置場所の制約のある連鋳機で
は使用することができない。
ト板26を用いて、ステッピングモータ14に取り付け
られた脱調検出器20に組み込まれているため、モール
ド幅変更に使用されるステッピングモータのように、高
温環境(約100℃)下で使用される場合には、温度の
影響による故障が発生し易い。例えば従来用いられてい
るパルスジェネレータでは、センサ24の耐熱温度は約
80℃、プリント板26の耐熱温度は60℃程度であ
る。設置環境による影響を避けるため、ステッピングモ
ータの回転軸を延長する等して、パルスジェネレータ等
の検出機構を環境の良いところに設置する方法も考えら
れるが、特にモールド幅変更用のシリンダは、チャンバ
と呼ばれる許容スペースが小さい非常に狭い場所に設置
されており、軸を延長すること自体が難しい構造となっ
ている場合が多いため、設置場所の制約のある連鋳機で
は使用することができない。
【0008】モータの回転に伴うパルスそのものが検
出器20から出力されるため、パルス検出回路の故障や
ケーブルの断線の場合もパルスが欠落してしまい、本当
の脱調現象と区別することができない。
出器20から出力されるため、パルス検出回路の故障や
ケーブルの断線の場合もパルスが欠落してしまい、本当
の脱調現象と区別することができない。
【0009】ステッピングモータの相が1つだけ不具
合になった場合(いわゆる欠相した場合)でも、モータ
は回ることがあるが、パルスジェネレータを用いた脱調
検出器では、モータが回転している状態で欠相を検出す
ることが難しい。
合になった場合(いわゆる欠相した場合)でも、モータ
は回ることがあるが、パルスジェネレータを用いた脱調
検出器では、モータが回転している状態で欠相を検出す
ることが難しい。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、連鋳機の幅変更用ステッピングモー
タのように、高温環境下で、且つ、非常に狭い場所で使
用されるステッピングモータの脱調を確実に検出するこ
とを課題とする。
くなされたもので、連鋳機の幅変更用ステッピングモー
タのように、高温環境下で、且つ、非常に狭い場所で使
用されるステッピングモータの脱調を確実に検出するこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステッピング
モータの回転を、絶対位置検出型の回転検出器を用いて
検出するようにして、前記課題を解決したものである。
モータの回転を、絶対位置検出型の回転検出器を用いて
検出するようにして、前記課題を解決したものである。
【0012】又、前記回転検出器からの出力信号及び回
転検出器への入力信号を観測することによって、脱調現
象の誤検出を判断するようにしたものである。
転検出器への入力信号を観測することによって、脱調現
象の誤検出を判断するようにしたものである。
【0013】又、前記回転検出器によって測定した回転
角変化のむらから、ステッピングモータの欠相を判定す
るようにしたものである。
角変化のむらから、ステッピングモータの欠相を判定す
るようにしたものである。
【0014】又、連鋳機幅変更用ステッピングモータの
脱調検出装置において、連鋳機の幅変更用ステッピング
モータの後端部に、モータと一緒に回転する絶対位置検
出型の回転検出器を設置し、前記いずれかの検出方法を
用いて、モータの回転状態を検出するようにして、前記
課題を解決したものである。
脱調検出装置において、連鋳機の幅変更用ステッピング
モータの後端部に、モータと一緒に回転する絶対位置検
出型の回転検出器を設置し、前記いずれかの検出方法を
用いて、モータの回転状態を検出するようにして、前記
課題を解決したものである。
【0015】又、前記回転検出器を、偏心ロータと、ス
テータ鉄心と、ステータコイルで構成された正弦波位相
差検出型の検出器として、耐熱性を高めたものである。
テータ鉄心と、ステータコイルで構成された正弦波位相
差検出型の検出器として、耐熱性を高めたものである。
【0016】本発明では、例えば防水構造のケーシング
に収納した絶対位置検出型の回転検出器を、例えば連鋳
機の幅変更用ステッピングモータの回転軸に接続し、モ
ータの回転角変化から、モータが正常に回転しているこ
とを検出する。
に収納した絶対位置検出型の回転検出器を、例えば連鋳
機の幅変更用ステッピングモータの回転軸に接続し、モ
ータの回転角変化から、モータが正常に回転しているこ
とを検出する。
【0017】前記回転検出器としては、例えば、図3に
示すような正弦波位相差検出型の検出器を使用すること
ができる。この回転検出器を構成する要素は、偏心ロー
タ34と、ステータ鉄心36と、ステータコイル38だ
けであるため、耐熱温度は、パルスジェネレータに比べ
て格段に高くなる。従って、温度の影響による検出器の
故障は、同じ環境温度であっても格段に減少するため、
連鋳機のモールド幅変更装置に使用するような場合であ
っても、その信頼性は大幅に向上する。
示すような正弦波位相差検出型の検出器を使用すること
ができる。この回転検出器を構成する要素は、偏心ロー
タ34と、ステータ鉄心36と、ステータコイル38だ
けであるため、耐熱温度は、パルスジェネレータに比べ
て格段に高くなる。従って、温度の影響による検出器の
故障は、同じ環境温度であっても格段に減少するため、
連鋳機のモールド幅変更装置に使用するような場合であ
っても、その信頼性は大幅に向上する。
【0018】又、本回転検出器は、例えばステッピング
モータの後端部に設置した場合、従来のパルスジェネレ
ータを用いた脱調検出器と同じ、もしくは、より小さい
スペースしか必要としないため、従来の脱調検出器と容
易に置き換えることが可能であり、設置スペースの狭い
連鋳機にも適用することができる。
モータの後端部に設置した場合、従来のパルスジェネレ
ータを用いた脱調検出器と同じ、もしくは、より小さい
スペースしか必要としないため、従来の脱調検出器と容
易に置き換えることが可能であり、設置スペースの狭い
連鋳機にも適用することができる。
【0019】又、本回転検出器の場合、図4に示すよう
に、回転検出器30自身(即ち、ステータコイル38)
から出力される信号及び入力される信号が正弦波であ
り、図5に示す如く、該正弦波を変換器40で信号処理
することによって、回転の絶対位置を求めている。従っ
て、回転角変化が無くなったことを検出して脱調現象が
発生したと判断する場合、検出器30からの出力信号と
入力信号を直接観測していれば、検出器の入出力は正常
で実際に機械的なロック現象を検出したのか(検出器の
入出力の正弦波は正常に観測されており、変換器からの
回転角信号は変化しなくなる)、あるいは、検出器自身
の異常や配線の断線によって脱調と判断したのか(検出
器の入出力の正弦波自体が異常になっており、回転変換
器からの回転角信号が変化しなくなる)を識別すること
が可能となる。
に、回転検出器30自身(即ち、ステータコイル38)
から出力される信号及び入力される信号が正弦波であ
り、図5に示す如く、該正弦波を変換器40で信号処理
することによって、回転の絶対位置を求めている。従っ
て、回転角変化が無くなったことを検出して脱調現象が
発生したと判断する場合、検出器30からの出力信号と
入力信号を直接観測していれば、検出器の入出力は正常
で実際に機械的なロック現象を検出したのか(検出器の
入出力の正弦波は正常に観測されており、変換器からの
回転角信号は変化しなくなる)、あるいは、検出器自身
の異常や配線の断線によって脱調と判断したのか(検出
器の入出力の正弦波自体が異常になっており、回転変換
器からの回転角信号が変化しなくなる)を識別すること
が可能となる。
【0020】更に、欠相した場合には、回転角の変化に
むらを生じるため、その変化量を捉えることによって、
欠相の検出も可能となる。
むらを生じるため、その変化量を捉えることによって、
欠相の検出も可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0022】本実施形態は、図6(ステッピングモータ
14の後端部を示す、一部断面図を含む正面図)、及
び、図7(図6を右側から見た側面図)に示す如く、ス
テッピングモータ14の反負荷側の軸に、防水構造のケ
ーシング50に納めた絶対位置検出型の回転検出器30
を接続している。これは、幅変更用シリンダが設置され
るチャンバ内の狭い許容スペースに納めるためである。
14の後端部を示す、一部断面図を含む正面図)、及
び、図7(図6を右側から見た側面図)に示す如く、ス
テッピングモータ14の反負荷側の軸に、防水構造のケ
ーシング50に納めた絶対位置検出型の回転検出器30
を接続している。これは、幅変更用シリンダが設置され
るチャンバ内の狭い許容スペースに納めるためである。
【0023】前記ケーシング50は、連鋳機チャンバの
悪環境下での耐久性を考慮して、耐食性金属で作られて
いる。但し、取り外し、取り付け時の作業性を考慮し
て、できるだけ軽量化を図っている。又、チャンバ内の
水蒸気がケーシング50中に入るのを防止するため、接
続部にはOリング51を入れて防水性を強化している。
悪環境下での耐久性を考慮して、耐食性金属で作られて
いる。但し、取り外し、取り付け時の作業性を考慮し
て、できるだけ軽量化を図っている。又、チャンバ内の
水蒸気がケーシング50中に入るのを防止するため、接
続部にはOリング51を入れて防水性を強化している。
【0024】前記ステッピングモータ14の回転軸16
と回転検出器30の回転軸32との接続は、カップリン
グアセンブリ54を介して行っている。カップリング作
業の作業性を高め、カップリングの取り付け精度を得ら
れるようにするため、カップリング調整用孔52をケー
シング50に開けている。
と回転検出器30の回転軸32との接続は、カップリン
グアセンブリ54を介して行っている。カップリング作
業の作業性を高め、カップリングの取り付け精度を得ら
れるようにするため、カップリング調整用孔52をケー
シング50に開けている。
【0025】絶対位置検出用の回転検出器30は、一般
に検出器本体からリード線39が出ており、このリード
線39に延長用のケーブル56を接続して、変換器40
まで信号を送る必要がある。本実施形態では、耐熱仕様
のリード線39と耐熱仕様の延長ケーブル56を、ケー
シング50内の接続部58で接続している。これは、リ
ード線39が外部環境に耐えられるような仕様ではな
く、ケーシング50内に納めておく必要があるためであ
る。又、接続部58は、高温仕様の接着剤で完全にシー
ルされている。これは、蒸気がケーシング50内に侵入
した場合の接続部58における絶縁不良の発生を防止す
るためである。
に検出器本体からリード線39が出ており、このリード
線39に延長用のケーブル56を接続して、変換器40
まで信号を送る必要がある。本実施形態では、耐熱仕様
のリード線39と耐熱仕様の延長ケーブル56を、ケー
シング50内の接続部58で接続している。これは、リ
ード線39が外部環境に耐えられるような仕様ではな
く、ケーシング50内に納めておく必要があるためであ
る。又、接続部58は、高温仕様の接着剤で完全にシー
ルされている。これは、蒸気がケーシング50内に侵入
した場合の接続部58における絶縁不良の発生を防止す
るためである。
【0026】回路的には、図8に示す如く、この回転検
出器30と、回転速度、回転角を出力する変換器40
が、ケーブル50で接続される。本実施形態では、回転
角の変化に伴って、変換器40が、一定の周期のパルス
を出力するようにしている。これは、従来の回転検出器
がパルス出力型であり、脱調検出回路60がパルスの有
無を判定するものであるため、従来の脱調検出回路60
を、そのまま使用するためである。
出器30と、回転速度、回転角を出力する変換器40
が、ケーブル50で接続される。本実施形態では、回転
角の変化に伴って、変換器40が、一定の周期のパルス
を出力するようにしている。これは、従来の回転検出器
がパルス出力型であり、脱調検出回路60がパルスの有
無を判定するものであるため、従来の脱調検出回路60
を、そのまま使用するためである。
【0027】前記回転検出器30と変換器40の間に
は、検出器30の入出力の正弦波を観測するための波形
診断装置であるセンサ異常検出回路62が設けられてお
り、正弦波の波高等を観測することによって、検出器あ
るいはケーブルに異常が生じていないかを判定すること
ができる。
は、検出器30の入出力の正弦波を観測するための波形
診断装置であるセンサ異常検出回路62が設けられてお
り、正弦波の波高等を観測することによって、検出器あ
るいはケーブルに異常が生じていないかを判定すること
ができる。
【0028】更に、前記変換器40の出側には、前記脱
調検出回路60と平行に欠相検出回路64が設けられて
おり、前記変換器40から出力される回転角の絶対位置
の、一定時間における変化量を演算して、変化量のむら
を検出することで、欠相を検出している。この演算は、
シーケンサ等を用いて行うことができる。
調検出回路60と平行に欠相検出回路64が設けられて
おり、前記変換器40から出力される回転角の絶対位置
の、一定時間における変化量を演算して、変化量のむら
を検出することで、欠相を検出している。この演算は、
シーケンサ等を用いて行うことができる。
【0029】本実施形態においては、回転検出器とし
て、偏心ロータと、ステータ鉄心と、ステータコイルで
構成された正弦波位相差検出型の検出器を用いているた
め、耐熱温度が特に高い。なお、回転検出器の種類は、
これに限定されない。
て、偏心ロータと、ステータ鉄心と、ステータコイルで
構成された正弦波位相差検出型の検出器を用いているた
め、耐熱温度が特に高い。なお、回転検出器の種類は、
これに限定されない。
【0030】又、前記実施形態においては、本発明が、
連鋳機の幅変更用ステッピングモータの脱調検出に適用
されていたが、本発明の適用対象は、これに限定されな
い。
連鋳機の幅変更用ステッピングモータの脱調検出に適用
されていたが、本発明の適用対象は、これに限定されな
い。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、小型で耐環境性の高い
絶対位置検出型の回転検出器を使用して、ステッピング
モータの脱調検出を行うことができる。従って、連鋳機
チャンバ内等の設置スペースの狭い高温環境において
も、高い信頼性で脱調検出が可能となる。更に、検出器
自身の異常による脱調の誤検出や、ステッピングモータ
の欠相の判定も可能となる。
絶対位置検出型の回転検出器を使用して、ステッピング
モータの脱調検出を行うことができる。従って、連鋳機
チャンバ内等の設置スペースの狭い高温環境において
も、高い信頼性で脱調検出が可能となる。更に、検出器
自身の異常による脱調の誤検出や、ステッピングモータ
の欠相の判定も可能となる。
【図1】本発明の適用対象である連鋳機の幅変更装置を
示す斜視図
示す斜視図
【図2】従来の脱調検出器の構成を示す分解斜視図
【図3】本発明の実施形態で用いられる正弦波位相差検
出型の回転検出器の例を示す正面図
出型の回転検出器の例を示す正面図
【図4】前記回転検出器の出力波形の例を示す線図
【図5】本発明に用いられる信号処理系統の基本的構成
を示す線図
を示す線図
【図6】本発明の実施形態におけるステッピングモータ
後端部への回転検出器の取り付け状態を示す、一部断面
図を含む正面図
後端部への回転検出器の取り付け状態を示す、一部断面
図を含む正面図
【図7】図6の右側から見た側面図
【図8】本発明の実施形態における信号処理系統を示す
回路図
回路図
10…モールド 13…ステッピングシリンダ 14…ステッピングモータ 30…回転検出器 40…変換器 60…脱調検出回路 62…センサ異常検出回路 64…欠相検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 修 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 石川 親史 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 難波 正弘 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 足立 貞行 愛知県豊田市篠原町切山2番地9 エヌエ スディ株式会社篠原工場内 (72)発明者 鈴木 英昭 愛知県豊田市篠原町切山2番地9 エヌエ スディ株式会社篠原工場内 (72)発明者 市川 渉 東京都国分寺市南町三丁目25番11号 株式 会社エスジー Fターム(参考) 5H580 AA03 BB04 BB09 FA04 HH01 HH39
Claims (5)
- 【請求項1】ステッピングモータの回転を、絶対位置検
出型の回転検出器を用いて検出することを特徴とする、
ステッピングモータの脱調検出方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の検出方法において、前記
回転検出器からの出力信号及び回転検出器への入力信号
を観測することによって、脱調現象の誤検出を判断する
ことを特徴とする、ステッピングモータの脱調検出方
法。 - 【請求項3】請求項1に記載の検出方法において、前記
回転検出器によって測定した回転角変化のむらから、ス
テッピングモータの欠相を判定することを特徴とする、
ステッピングモータの脱調検出方法。 - 【請求項4】連鋳機の幅変更用ステッピングモータの後
端部に、モータと一緒に回転する絶対位置検出型の回転
検出器を設置し、請求項1乃至3のいずれか一項に記載
の検出方法を用いて、モータの回転状態を検出すること
を特徴とする、連鋳機幅変更用ステッピングモータの脱
調検出装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の検出装置において、前記
回転検出器が、偏心ロータと、ステータ鉄心と、ステー
タコイルで構成された正弦波位相差検出型の検出器であ
ることを特徴とする、連鋳機幅変更用ステッピングモー
タの脱調検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128298A JP3440264B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 連鋳機幅変更用ステッピングモータの回転状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128298A JP3440264B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 連鋳機幅変更用ステッピングモータの回転状態検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050694A true JP2000050694A (ja) | 2000-02-18 |
JP3440264B2 JP3440264B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16603359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21128298A Expired - Fee Related JP3440264B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 連鋳機幅変更用ステッピングモータの回転状態検出装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3440264B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199780A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-12 | S G:Kk | 連鋳機用モータドライバ |
-
1998
- 1998-07-27 JP JP21128298A patent/JP3440264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002199780A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-12 | S G:Kk | 連鋳機用モータドライバ |
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JP3440264B2 (ja) | 2003-08-25 |
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