JP4430991B2 - 変速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチ操作を行うことなしに最適な変速制御を行う変速制御装置に関する。
通常、自動二輪車等の変速機による変速操作は、クラッチの係脱操作をすることによりエンジンからのトルクを切断した状態で行われる。しかしながら、レース走行等に用いられる自動二輪車の場合においては、タイムロスを少なくするために、クラッチを操作することなく変速操作が可能なように構成された変速制御装置が開発されている。このような変速制御装置は、クラッチによりエンジンからのトルクを切断しなくてもスムーズに、また、ショックを少なくして変速操作が可能なように、ギアポジションセンサにより変速状態(変速操作が完了したこと)を検出して、この検出結果によりエンジンへの燃料噴射及び点火の停止及び再開をするように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−140668号公報(第4頁、第3図)
しかしながら、変速状態を検出するためのギアポジションセンサは、位置精度の高い高価なセンサ(例えば、変速段位に応じた電圧を出力するポテンショメータタイプのセンサ)を必要とするため、変速制御装置が高価なものになってしまうという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、変速機の変速状態を直接検出することなしに最適な変速制御を行う変速制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る変速制御装置は、回転出力を発生する駆動源(例えば、実施形態におけるエンジン12)と、この駆動源の回転出力が車輪に伝達されている状態で変速段位を切り替えることによりこの駆動源の回転出力を変速して車輪に伝達する変速機(例えば、実施形態におけるトランスミッション51)と、駆動源の回転出力を制御する出力制御手段(例えば、実施形態におけるECU60若しくは燃料噴射弁制御部62及び点火タイミング制御部64)とを有する自動二輪用のものであり、変速機の変速操作を検出する変速操作検出手段(例えば、実施形態における荷重センサ72)と、駆動源の回転速度の変化率を検出する変化率検出手段(例えば、実施形態におけるクランクパルサ50)と、変速操作検出手段により変速操作の開始が検出されたときに出力制御手段により駆動源の回転出力を低下させる出力低下手段(例えば、実施形態におけるECU60で実行される出力低下処理S102)と、出力低下手段により駆動源の回転出力が低下されているときに、駆動源の回転速度が下降して回転速度の変化率の大きさが所定の閾値を超えた第1の時点を基準にして所定の閾値を超えた状態が継続する継続時間を計測し、計測された継続時間が所定時間を超えた第2の時点において、出力低下手段により駆動源の回転出力が低下されている状態における回転速度の変化率を基に、第2の時点から駆動源の回転出力を復帰させるまでの時間間隔である出力復帰時間を算出する復帰条件算定手段(例えば、実施形態におけるECU60で実行される復帰タイミング算出処理S106)と、第2の時点から出力復帰時間が経過した後に、駆動源の回転出力を出力制御手段により復帰させる出力復帰手段(例えば、実施形態におけるECU60で実行される出力復帰処理S107)とから構成される。
また、復帰条件算定手段は、回転速度の変化率の符号が反転して回転速度が増加したとき、継続時間の計測を一旦中止し、回転速度の変化率の符号が反転した後に再度継続時間を計測するように構成されることが好ましい。
なお、上記変速制御装置において、駆動源が内燃機関で構成され、出力制御手段は、駆動源の回転出力を低下させるときには、点火を停止させ、駆動源の回転出力を復帰させるときには、遅角点火を経て段階的に正常点火に戻して出力を復帰させるように構成されることが好ましい。
または、駆動源が多気筒を有する内燃機関で構成され、出力制御手段が、稼働気筒数を制御することにより出力を低下させ、出力復帰時に気筒の一部を稼働する部分気筒運転から全気筒を運転する全気筒運転へ移行して出力を復帰させるように構成されることが好ましい。
あるいは、駆動源が電動式アクチュエータで構成され、出力制御手段がこの電動式アクチュエータに供給される駆動電流を制御するように構成されることが好ましい。
本発明に係る変速制御装置を以上のように構成すると、変速の開始時間を的確に検出することができ、また、変速のための駆動源の回転出力低下時間を高価なギアポジションセンサ等を用いることなく最適な時間とすることができる。また、オフロード等において路面の摩擦係数が低くタイヤが空転(スリップ)している場合には、一般的に回転出力低下後も駆動源(エンジン)の回転速度が下降せずに変速機への荷重が抜けずに変速操作が困難となるが、駆動源の回転速度の変化率や回転速度から回転出力低下時間を適切に設定して確実に変速操作を完了することができる。また、何らかの要因により変速機が元の変速段に戻ろうとしてもこれを検出して再度条件判定することにより変速完了までの回転出力低下時間を適切に設定することができる。
さらに、駆動源が内燃機関で構成されている場合には、出力制御手段により点火制御で駆動源の出力を低下させ、遅角点火若しくは部分気筒運転を経て通常の状態に出力を復帰させるように構成することにより、変速完了直後の変速ショックを低減することができる。
なお、本発明に係る変速制御装置は駆動源が内燃機関の場合だけでなく、電気式アクチュエータで駆動される場合に適用しても、同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る変速制御装置10の構成について図1を用いて説明する。この変速制御装置10は、変速操作を行うシフトペダル(図1においては図示せず)に連動してこのシフトペダルの操作を検出する荷重センサ72からの検出信号Qをエンジン制御装置(ECU)60で受けて、このECU60で車両に搭載されたエンジン12に設けられた上流側燃料噴射弁14及び及び下流側燃料噴射弁16による燃料の噴射制御並びに点火プラグ28の点火制御を行うものである。このエンジン12が搭載される車両としては、例えば、自動二輪車を挙げることができる。
エンジン12の燃焼室18には、吸気ポート20及び排気ポート22が開口し、吸気ポート20、排気ポート22には吸気弁24及び排気弁26がそれぞれ設けられるとともに、燃焼室18の上方には点火プラグ28が設けられる。
吸気ポート20に通じる吸気通路30には、アクセル(図示せず)の操作に連動して開閉し、吸入空気量を調整するスロットル弁32、並びに、このスロットル弁32の開度THを検出するスロットルセンサ34及び吸入負圧PBを検出する負圧センサ36が設けられている。また、吸気通路30の終端にはエアフィルタを備えるエアクリーナ38が設けられており、このエアクリーナ38を通じて吸気通路30へ外気が取り込まれる。
吸気通路30には、スロットル弁32よりも下流側に上述の下流側燃料噴射弁16が設けられ、スロットル弁32よりも上流側(エアクリーナ38側)には、吸気通路30に向かって燃料が噴射されるように上流燃料噴射弁14が設けられている。また、この吸気通路30には、吸気(大気)温度TAを検出する吸気温センサ40が設けられている。一方、排気ポート22に通じる排気通路41には、排気の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ42が設けられている。
エンジン12のピストン44にコンロッド46を介して連結されたクランク軸48には、このクランク軸48の回転を磁気的に検出するクランクパルサ50が対向配置されている。そして、このクランク軸48の回転を変速して車輪52に伝達するトランスミッション51の出力軸には、車速Vを検知する車速センサ54が対向配置されている。また、エンジン12の周りに形成されたウォータジャケットには、エンジン12の冷却水温度TWを検出する水温センサ56が設けられている。さらに、シリンダヘッド内部におけるカムシャフトの端部には吸排気弁24,26を開閉駆動する工程判別の基準位置を検出するカムセンサ57が設けられている。
そして、上述の各センサからの検出信号を受けてECU60が燃料噴射及び点火制御を行う。ECU60は、上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16の燃料噴射量及び燃料噴射タイミングを制御する燃料噴射弁制御部62と、カムセンサ57の信号に基づいて点火プラグ28の点火制御を行う点火タイミング制御部64とを有する。
なお、このようなエンジン12は例えば直列4気筒型として構成されるが、この図1においては、1気筒分のみを示す。したがって、上流側燃料噴射弁14、下流側燃料噴射弁16及び点火プラグ28等は実際上気筒毎に設けられている。
図2に示すように、燃料噴射制御部62は、各種センサからの情報に基づいて燃料噴射量を求め、この燃料噴射量に基づいて、上流側及び下流側燃料噴射弁14,16により燃料を噴射する制御や、開度THに基づいてスロットル弁32の全閉時に上流燃料噴射弁14及び下流燃料噴射弁16からの燃料噴射を停止する制御、スロットル弁32の全閉後に再度スロットル弁32を開けたときに燃料噴射量を増量補正する制御等を行う。また、燃料噴射制御部62は、吸気温センサ40により検出される吸気温度TA及び水温センサ56により検出される水温TWに基づいて燃料噴射量の補正を行うように構成されている。
さらに、車速V及びクランクパルサ50から求められるエンジン回転速度(単位時間当たりの回転数)Neに基づいてその時点のトランスミッション51のギア段を求める処理やエンジン12の稼働サイクル数を検出する処理を行う。なお、エンジン回転速度Ne及び車速Vからギア段を求めるように構成することにより、シフトポジションセンサを設けることなくギア段を検出することができる。このとき、燃料噴射制御部62は、所定のクラッチ信号及びギアニュートラル信号に基づいて、エンジン12と車輪52が切り離されていることを検知したときには、ギア段の算出処理を停止し、ギア段の誤検出を防止するように構成されている。
一方、点火タイミング制御部64はクランクパルサ60の情報に基づいて最適な状態で燃料が燃焼するように点火プラグ28による点火のタイミングの制御を行うように構成されている。
次に、トランスミッション51の構成について図3を用いて説明する。平行に配設されたメインシャフト1とカウンタシャフト2と、エンジン12からのトルクが伝達されるプライマリードリブンギア3と、6組のギア列G1〜G6及び1個のクラッチCとを有して構成される。
プライマリードリブンギア3は、メインシャフト1に相対回転可能に配設されており、ダンパー4を介してメインシャフト1の端部に取り付けられたクラッチCに接続される。このプライマリードリブンギア3は、図示しないエンジン12の出力軸(パイロットシャフト)に取り付けられたプライマリードライブギアと噛合しており、クラッチCによりメインシャフト1に係脱自在に構成されている。
第1ギア列G1は、メインシャフト1に結合された第1ドライブギア5と、この第1ドライブギア5に噛合しカウンタシャフト2上に相対回転可能に配設された第1ドリブンギア6とから構成されている。第2ギア列G2は、メインシャフト1上にスプライン結合された第2ドライブギア7と、この第2ドライブギア7と噛合しカウンタシャフト2上に相対回転可能に配設された第2ドリブンギア8とから構成されている。第3ギア列G3は、メインシャフト1にスプライン結合された第3ドライブギア9と、この第3ドライブギア9と噛合しカウンタシャフト2上に相対回転可能に配設された第3ドリブンギア10とから構成される。第4ギア列G4は、メインシャフト1にスプライン結合された第4ドライブギア11と、この第4ドライブギア11と噛合しカウンタシャフト2上に相対回転可能に配設された第4ドリブンギア12とから構成される。第5ギア列G5は、メインシャフト1に相対回転可能に配設された第5ドライブギア13と、この第5ドライブギア13に噛合しカウンタシャフト2にスプライン結合された第5ドリブンギア14とから構成される。そして、第6ギア列G6は、メインシャフト1に相対回転可能に配設された第6ドライブギア15と、この第6ドライブギア15と噛合し、カウンタシャフト2にスプライン結合された第6ドリブンギア16とから構成される。
第3ドライブギア9と第4ドライブギア11は一体に形成されており、図示しないシフトフォークによりメインシャフト1上を軸方向に摺動可能に構成されている。そして、この一体に構成された第3及び第4ドライブギア9,11の軸方向外側に突出して形成された突起部(ダボ)9a,11aを、第5ドライブギア13の対向する位置に形成された凹部13a若しくは第6ドライブギア15の対向する位置に形成された凹部15aと嵌合させて第3及び第4ドライブギア9,11と第5若しくは第6ドライブギア13,15を係脱自在に構成されている。
第5ドリブンギア14は、図示しないシフトフォークによりカウンタシャフト2上を軸方向に摺動可能に構成されており、この第5ドリブンギア14の軸方向に突出して形成された突起部(ダボ)14a,14bを、第1ドリブンギア6の対向する位置に形成された凹部6a若しくは第4ドリブンギア12の対向する位置に形成された凹部12aと嵌合させて第5ドリブンギア14と第1若しくは第4ドリブンギア6,14とを係脱自在に構成されている。同様に、第6ドリブンギア16は、図示しないシフトフォークによりカウンタシャフト2上を軸方向に摺動可能に構成されており、この第6ドリブンギア16の軸方向に突出して形成された突起部(ダボ)16a,16bを、第2ドリブンギア8の対向する位置に形成された凹部8a若しくは第3ドリブンギア10の対向する位置に形成された凹部10aと嵌合させて第6ドリブンギア16と第2若しくは第3ドリブンギア8,10とを係脱自在に構成されている。
このように第1〜第6ギア列G1〜G6は常時噛合した状態にあり、第3及び第4ドライブギア9,11、第5ドリブンギア14若しくは第6ドリブンギア16(以下まとめて「係合手段」と呼ぶ)をシフトフォークで摺動させて相対回転可能に配設されたギアをメインシャフト1若しくはカウンタシャフト2に係合して所望の変速比を得るように構成されている。なお、シフトフォークは、運転者のシフトペダルの操作で回転するシフトドラムにより駆動される。
本実施例に示すトランスミッション51は、前進6速(1st,2nd,3rd,4th,5th及び6th)の変速レンジを設定することができる。1速(1st)レンジの場合は、第5ドライブギア14を第1ドライブギア6に係合される。これにより、メインシャフト1の回転が第1ギア列G1の変速比で第5ドリブンギア14を介してカウンタシャフト2に伝達される。
2速(2nd)レンジの場合は、第5ドリブンギア14の第1ドリブンギア6に対する係合を解除し、これに代えて第6ドリブンギア16を第2ドリブンギア8に係合させる。これにより、メインシャフト1の回転が第2ギア列G2の変速比で第6ドリブンギア16を介してカウンタシャフト2に伝達される。
3速(3rd)レンジの場合は、第6ドリブンギア16の第2ドリブンギア8に対する係合を解除し、この第6ドリブンギア16を第3ドリブンギア10に係合させる。これにより、メインシャフト1の回転が第3ギア列G3の変速比で第6ドリブンギア16を介してカウンタシャフト2に伝達される。
4速(4th)レンジの場合は、第6ドリブンギア16の第3ドリブンギア10に対する係合を解除し、これに代えて第5ドリブンギア14を第4ドリブンギア12に係合させる。これにより、メインシャフト1の回転が第4ギア列G4の変速比で第5ドリブンギア14を介してカウンタシャフト2に伝達される。
5速(5th)レンジの場合は、第5ドリブンギア14の第4ドリブンギア12に対する係合を解除し、これに代えて第4ドライブギア11(第3ドライブギア9)を第5ドライブギア13に係合させる。これにより、メインシャフト1の回転が第4ドライブギア11を介して第5ギア列G5に伝達され、この第5ギア列G5の変速比でカウンタシャフト2に伝達される。
6速(6th)レンジの場合は、第4ドライブギア11の第5ドライブギア13に対する係合を解除し、これに代えて第3ドライブギア9を第6ドライブギア15に係合させる。これにより、メインシャフト1の回転が第3ドライブギア11を介して第6ギア列G6に伝達され、この第6ギア列G6の変速比でカウンタシャフト2に伝達される。
以上のように、本実施例に係るトランスミッション51は、何れか一つの係合手段を係合することにより、所望の変速比を得られるように構成されている。なお、カウンタシャフト2の端部にはドライブスプロケット17が結合されており、このドライブスプロケット17と車輪52の回転軸に結合された図示しないドリブンスプロケットに巻き掛けられたチェーンによりエンジン12の回転が変速されて車輪52に伝達される。
このようなトランスミッション51において、変速操作はクラッチCによりエンジン1
2からのトルクがメインシャフト1に伝達しないようにした状態で行われるが、本実施例
においては、クラッチCを操作することなしに変速操作が可能なように構成されており、
以下、2つの実施例について詳細に説明する。なお、実施例1には本発明に係る構成を、実施例2には本発明に関係しない参考としての構成をそれぞれ説明している。

上述のように、トランスミッション51の変速操作はシフトペダルの操作により行われる。そこで、変速操作が開始されたことを検出するために図4に示すように、シフトペダル70とこのシフトペダル70の操作により上述のシフトフォークを作動させる回転ドラム71との間に荷重センサ72を配設し、この荷重センサ72を図2に示すようにECU60(燃料噴射弁制御部62及び点火タイミング制御部64)に接続して荷重信号Qを出力するように構成する。そして、この荷重センサ72から出力される信号Qに応じて、ECU60が燃料噴射と点火の制御を行うことにより、クラッチCの操作を行うことなしに変速操作を可能にする。具体的な制御方法について、図5及び図6を用いて説明する。
シフトペダル70が踏み込まれて変速操作が行われると、図6(A)に示すように荷重センサ73から信号Qが出力される。ECU60(燃料噴射制御弁制御部62及び点火タイミング制御部64)は、この荷重センサ73からの出力Qに対して所定の閾値Q0が設定されており、変速操作検出処理S101において、荷重センサ73からの信号Qがこの閾値Q0を越えると(時刻t0)、変速操作が開始されたと判断し、出力低下処理S102で、エンジン12の出力の低下処理を行う。出力低下処理S102は、図6(B),(C)に示すように、上流燃料噴射弁14及び下流燃料噴射弁16からの燃料噴射を停止するとともに、点火プラグ28による点火を停止する制御を行う。すると、図6(D)に示すようにエンジン12の回転速度Neは低下する。
図2に示すように、燃料噴射制御弁制御部62及び点火タイミング制御部64にはクランクパルサ50からの信号が入力されており、この信号からエンジン12の回転速度の変化率dNe(大きさ及び符号)を求めることができる。この回転速度の変化率dNeの絶対値が所定の大きさ(閾値)dNeTH以上になって回転速度Neが減少しているかを監視し(S103)、この変化率dNeが閾値dNeTHを越えた時点(図6(D)における時刻t1)から、その状態が継続する時間Δtを計測する。なお、燃料噴射と点火を停止して、図7に示すように一旦エンジン12の回転速度の変化率の大きさ|dNe|が閾値dNeTH以上になって回転速度Neが下降したとしても(時刻t10")、路面状態等の外部要因により再度回転速度Neが上昇する(ハンチングする)場合がある。その場合、すなわち、回転速度の変化率dNeの符号が変化した場合は、一端継続時間Δtの計測を中止し(S104)、再度、回転速度の変化率dNeの絶対値が所定の大きさdNeTH以上になって回転速度Neが下降したかを監視し(S103)、回転速度の変化率dNeの絶対値が所定の大きさdNeTH以上になった時点(時刻t1")から再度継続時間Δtを計測する。
エンジン12の回転速度Neが所定の変化率dNeTH以上で下降する時間Δtが所定の時間(Δt1)を越えたと判断(S105)された場合は(図6(D)における時刻t2若しくは図7における時刻t2")、復帰タイミング算出処理S106で、エンジン12の出力の復帰タイミング、すなわち、その時刻t2,t2"から燃料噴射と点火を再開するまでの時間Δt2を算出する。そして、時間Δt2経過した時点(図6(D)における時刻t3若しくは図7における時刻t3")で、出力復帰手段S107において、燃料噴射制御弁制御部62及び点火タイミング制御部64は上流燃料噴射弁14及び下流燃料噴射弁16からの燃料を噴射し、点火プラグ28による点火を行う。
なお、エンジン12の出力を復帰させるときに、通常状態で点火をすると大きなトルクがトランスミッション51等に伝達されて変速ショックを運転者に与えるため、図6(B)に示すように、点火タイミングは遅角状態から徐々に通常状態になるように点火タイミング制御部64により制御される。一方、このように変速操作に対して燃料噴射と点火を停止すると、通常の運転では吸気通路30内に付着している燃料が無くなるため、図6(C)に示すように、復帰時の燃料噴射量は通常の状態、若しくは、やや増量するように燃料噴射制御弁制御部62により制御される。あるいは、上述のようにエンジン12が多気筒構成の場合には、点火タイミングを遅角にする代わりに、一部の気筒だけを復帰させた部分気筒運転から全部の気筒を復帰させた全気筒運転へ移行させる制御により、徐々にエンジン12の出力を増加させるようにして変速ショックを緩和することもできる。このような制御により、エンジン12の回転速度Neは図6(D)に示すように徐々に上昇して、変速ショックを運転者に与えることはない。
ところで、路面状態(例えば、オフロード等で路面の摩擦係数が低い時)によっては車輪52がスリップして燃料噴射及び点火を停止しても図8(D)に示すようにエンジン12の回転速度Neが低下しない場合がある(図8は、比較のために図6における各状態の変化を破線で重ねて示している)。このようにエンジン12の回転速度Neが大きい場合にはトランスミッション51にかかる荷重が大きくなり変速が困難な状態になるが、上述のように回転速度Neが所定の変化率dNeTH以上での下降を開始し(図8における時刻t1′)、それが所定の時間Δt1だけ継続した時点(時刻t2′)においてエンジン12の出力の復帰時間を算出してその時刻にエンジン12の出力を復帰させることにより(t3′=t2′+Δt2)、回転速度Neがハンチングしているかを判断し、変速の開始を的確に判断できるのでエンジン12の出力低下時間を適切に設定して、変速操作を確実に行うことができる。またトランスミッション51が何らかの要因により元の変速段に戻ろうとしても、これを回転速度の変化率dNeの符号で検出し、再度条件判定することにより、変速の完了までの出力低下時間を適切に設定できる。
本第1実施例に係る変速装置を、以上に説明したように構成することにより、変速の開始時を的確に検出することができ、さらに、エンジン12の制御のために検出しているクランクパルサ60からの出力(エンジン12の回転速度の変化率dNe)からエンジン出力の復帰タイミング、すなわち、変速操作終了後の燃料噴射及び点火のタイミングを得ることができるため、高価なギアポジションセンサを用いる必要がない。
第1実施例においては、エンジン12の回転速度の変化率dNeからエンジン12の出力の復帰タイミングを算出していたが、エンジン12の回転速度Neから復帰のタイミングを算出するように構成することも可能である。以下、第2実施例として図9〜図11を用いてECU60が行う変速制御について説明する。なお、第1実施例と同様の構成については同じ符号を付すこととし、説明は省略する。
第1実施例と同様に、運転者が変速操作のためにシフトペダル70を踏み込むと、図10(A)に示すように、その操作に応じて荷重センサ72から信号Qが出力される。そして変速操作検出処理S201において、この荷重センサ72からの出力Qが所定の閾値Q0を越えたと判断されたときに(時刻t0)、ECU60(燃料噴射弁制御部62と点火タイミング制御部64)は変速操作の開始を検出する。変速操作の開始を検出すると、出力低下処理S202において、燃料噴射弁制御部62は、図10(C)に示すように燃料の噴射を停止し、また、点火タイミング制御部64は、図10(B)に示すように点火を停止することによりエンジン12の出力低下処理S202を実行する。
エンジン12の出力低下処理S202が行われると、図10(D)に示すようにエンジン12の回転速度Neは低下する。そして、所定の時間Δtだけエンジン出力の低下状態を維持し(S203)、時間Δt1が経過した時点(時刻t1)において回転速度Neが所定の閾値Neth以下になっているかを判断する(S204)。回転速度Neが所定の閾値Neth以下になっていると判断された場合は(図10(D)の状態)、出力復帰処理S206において、その時点(時刻t1)でエンジン出力の復帰を行う。一方、図11に示すように、路面状態等により例えば車輪52がスリップしてエンジン12の回転速度Ne(図11(D)におけるNe1)が所定の閾値Neth以下にならない場合は、再度、所定の時間Δt2だけエンジン出力の低下状態を維持し(S205)、その時点(時刻t2)でエンジン回転数Neが所定の閾値Neth以下になっているかを判断する(S204)。なお、この時間Δt2だけエンジン出力の低下状態を維持する処理(S205)は、回転速度Neが所定の閾値Neth以下になるまで繰り返される(図11における時刻t3)。
このように、エンジン12の回転速度Neを用いても変速操作終了後のエンジン出力の復帰タイミング(燃料噴射及び点火のタイミング)を得ることができるため、高価なギアポジションセンサを用いる必要がない。
なお、以上に説明した第1及び第2実施例に係る変速制御装置10は、内燃機関(エンジン)により駆動される車両(自動二輪車)に用いられる場合について説明したが、電動モータ等の電気式アクチュエータにより駆動される車両にも適用することが可能である。この場合、エンジン出力の低下及び復帰の制御対象は電気式アクチュエータに供給される駆動電流の制御により行われる。
本発明に係る変速制御装置の構成を示すブロック図である。 ECUの構成を示すブロック図である。 トランスミッションの構成を示す側断面図である。 荷重センサの取付け位置を示す要部の側面図である。 第1実施例における変速制御を示すフローチャートである。 第1実施例における変速制御装置の各種状態を示す図であり、(A)は荷重センサからの出力を示す図であり、(B)は点火タイミングを示す図であり、(C)は燃料噴射量を示す図であり、(D)はエンジン回転数を示す図である。 エンジン回転数がハンチングした場合を示す図である。 第1実施例において車輪がスリップした場合の変速制御装置の各種状態を示す図であり、(A)〜(D)は図6と同様である。 第2実施例における変速制御を示すフローチャートである。 第2実施例における変速制御装置の各種状態を示す図であり、(A)〜(D)は図6と同様である。 第2実施例において車輪がスリップした場合の変速制御装置の各種状態を示す図であり、(A)〜(D)は図6と同様である。
符号の説明
10 変速制御装置
12 エンジン(駆動源)
50 クランクパルサ(角速度検出手段、回転数検出手段)
51 トランスミッション(変速機)
52 車輪
62 燃料噴射弁制御部(出力制御手段)
64 点火タイミング制御部(出力制御手段)
72 荷重センサ(変速操作検出手段)
S102 出力低下処理(出力低下手段)
S106 復帰タイミング算出処理(復帰条件算定手段)
S107 出力復帰処理(出力復帰手段)
S202 出力低下処理(出力低下手段)
S206 出力復帰処理(出力復帰手段)

Claims (6)

  1. 回転出力を発生する駆動源と、前記駆動源の回転出力が車輪に伝達されている状態で変速段位を切り替えることにより前記駆動源の回転出力を変速して前記車輪に伝達する変速機と、前記駆動源の回転出力を制御する出力制御手段とを有する自動二輪車用の変速制御装置であって、
    前記変速機の変速操作を検出する変速操作検出手段と、
    前記駆動源の回転速度の変化率を検出する変化率検出手段と、
    前記変速操作検出手段により前記変速操作の開始が検出されたときに前記出力制御手段により前記駆動源の回転出力を低下させる出力低下手段と、
    前記出力低下手段により前記駆動源の回転出力が低下されているときに、前記駆動源の回転速度が下降して前記回転速度の変化率の大きさが所定の閾値を超えた第1の時点を基準にして前記所定の閾値を超えた状態が継続する継続時間を計測し、計測された前記継続時間が所定時間を超えた第2の時点において、前記出力低下手段により前記駆動源の回転出力が低下されている状態における前記回転速度の変化率を基に、前記第2の時点から前記駆動源の回転出力を復帰させるまでの時間間隔である出力復帰時間を算出する復帰条件算定手段と、
    前記第2の時点から前記出力復帰時間が経過した後に、前記駆動源の回転出力を前記出力制御手段により復帰させる出力復帰手段とを有することを特徴とする変速制御装置。
  2. 前記復帰条件算定手段は、
    前記回転速度の変化率の符号が反転して前記回転速度が増加したとき、前記継続時間の計測を一旦中止し、前記回転速度の変化率の符号が反転した後に再度前記継続時間を計測することを特徴とする請求項1に記載の変速制御装置。
  3. 前記駆動源が内燃機関で構成され、
    前記出力制御手段は、
    前記駆動源の回転出力を低下させるときには、点火を停止させ、
    前記駆動源の回転出力を復帰させるときには、遅角点火を経て段階的に正常点火に戻すように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の変速制御装置。
  4. 前記内燃機関に通じる吸気通路には燃料噴射弁が設けられ、
    前記出力制御手段は、
    前記駆動源の回転出力を低下させるときには、前記燃料噴射弁からの燃料噴射を停止させるとともに、点火を停止させ、
    前記駆動源の回転出力を復帰させるときには、遅角点火を経て段階的に正常点火に戻すとともに、通常の稼働時における噴射量の燃料を前記燃料噴射弁から噴射させ、若しくは通常の稼働時における噴射量よりも多い燃料を前記燃料噴射弁から噴射させるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の変速制御装置。
  5. 前記駆動源が多気筒を有する内燃機関で構成され、
    前記出力制御手段が、稼働気筒数を制御することにより出力を低下させ、出力復帰時に前記気筒の一部を稼働する部分気筒運転から全気筒を稼働する全気筒運転へ移行して出力を復帰させるように構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の変速制御装置。
  6. 前記駆動源が電動式アクチュエータで構成され、
    前記出力制御手段が、前記電動式アクチュエータに供給される駆動電流を制御するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の変速制御装置。
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