JP4430030B2 - 貯湯式給湯システム - Google Patents

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本発明は、貯湯タンク及びヒートポンプを備え、深夜電力時間帯に貯湯タンクの湯を沸き上げる貯湯式給湯システムに関するものである。
従来の貯湯式給湯システムとして、給湯用の水を加熱する加熱器(ヒートポンプ)と、前記加熱器にて加熱された水を保温貯蔵する貯湯タンクと、前記加熱器と前記貯湯タンクとを繋ぐ水配管内に水が流れるときに、この水から放熱される熱量を検出する放熱量検出手段と、少なくとも前記放熱量検出手段が検出した放熱量に基づいて、前記加熱器にて加熱されて前記貯湯タンクに流入する水の温度を制御する制御手段とを備え、配管での熱損失量をパラメータとして把握し、沸き上げ目標温度を決定して水を加熱し、給湯能力の不足、又は消費エネルギーの増大を未然に防止しながら所定温度の温水を得るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−279137号公報(第2頁、図1、図2)
一般的に、貯湯式給湯システムは、深夜電力時間帯(通常、23時〜翌朝7時)に沸き上げと貯湯を行ない、給湯利用は、深夜電力時間帯終了後(昼間など)が主となるので、貯湯タンクで貯湯中における放熱損失、温度低下を無視することができない。
しかしながら、上記従来の技術によれば、加熱器(ヒートポンプ)と貯湯タンク間の配管で発生する放熱損失については、加熱器での沸き上げ温度に反映させることができるが、貯湯タンクで貯湯中における放熱損失については反映させることができない。
それ故、上記従来の技術によれば、深夜電力時間帯に徐々に沸き上げたお湯は、実際に使用する時刻(通常、朝7時〜)になると、沸き上げを始めた時点から段階的に8時間〜0時間経過しており、貯湯温度が沸き上げ温度よりも低くなっていて使い勝手が悪いという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、貯湯中の損失熱量を加味した沸き上げを行なうことができる使い勝手のよい貯湯式給湯システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、常に満水状態となるように下部から所定圧力の水が供給される貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部の湯水を吸込んで沸き上げ、沸き上げた湯を貯湯タンク上部に戻すヒートポンプと、前記貯湯タンクの目標沸き上げ温度Tmを設定する操作部と、前記ヒートポンプの吸込み温度を検出する吸込み温度センサと、前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´を検出する沸き上げ温度センサと、前記貯湯タンク内の貯湯の温度Tsを検出する貯湯温度センサと、前記操作部、吸込み湯温センサ、沸き上げ温度センサ及び貯湯温度センサからの温度信号に基づいて前記ヒートポンプを運転制御する制御装置と、を備え、前記貯湯タンク内の湯を所定の貯湯温度に沸き上げる貯湯式給湯システムにおいて、前記制御装置は、前記ヒートポンプによる深夜電力時間帯での前記貯湯タンク内の貯湯の沸き上げ終了後に、前記貯湯温度センサにより前記貯湯タンク内の貯湯温度Tsを検出し、前記沸き上げ温度センサにより検出した前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´と前記貯湯温度Tsとの温度差ΔTを記憶し、次回深夜電力時間帯での前記貯湯タンク内の貯湯の沸き上げ時には、前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´を、Tm´=Tm+ΔTに設定することを特徴とする。
この発明によれば、貯湯中の損失熱量を加味した沸き上げを行なうことができる使い勝手のよい貯湯式給湯システムが得られる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる貯湯式給湯システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる貯湯式給湯システムの実施の形態1を示す図であり、図2〜図4は、貯湯タンク内の湯温を示す図であり、図5は、制御装置による実施の形態1の沸き上げ制御のフローチャートである。
図1に示すように、実施の形態1の貯湯式給湯システム100は、円筒状の胴部10aと半球状の下部10b及び上部10cとから成る縦長の貯湯タンク10と、貯湯タンク10内の湯を循環させながら沸き上げるヒートポンプ12と、ヒートポンプ12を運転制御する制御装置14と、を備えている。貯湯タンク10及び制御装置14は、タンクユニット18内に収容されている。ヒートポンプ12の冷媒には、二酸化炭素が用いられている。
給水管20が貯湯タンク10の下部10bに接続され、所定圧力の水道水を貯湯タンク10内に供給する。貯湯タンク10の上部10cには、給湯管22が接続され、貯湯タンク10内の湯が給湯管22から住宅配管に給湯される。
貯湯タンク10の下部10bとヒートポンプ10の吸込口12aとの間は、低温管24で接続され、貯湯タンク10下部の湯がヒートポンプ12内へ吸込まれる。貯湯タンク10の上部10cとヒートポンプ12の吐出口12bとの間は、高温管26で接続され、ヒートポンプ12で沸き上げられた高温湯が貯湯タンク10の上部10cへ戻される。
低温管24には、ヒートポンプ12の吸込み温度を検出する吸込み温度センサ30が設置され、高温管26の吐出口12b近傍には、ヒートポンプ12での湯の沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度センサ32が設置され、吸込み温度センサ30及び沸き上げ温度センサ32の検出信号は、制御装置14に入力される。
また、貯湯タンク10には、貯湯タンク10内の各高さ位置の貯湯温度を検出する5つの貯湯温度センサ34a、34b、34c、34d、34eが、貯湯タンク10の高さ方向に互いに離間して設置され、貯湯温度センサ34a〜34eの検出信号は、制御装置14に入力される。
ヒートポンプ12は、制御装置14の指令により運転制御され、図示しない循環ポンプにより、貯湯タンク10内の湯を、矢印aで示すようにヒートポンプ12と貯湯タンク10との間で循環させ、ヒートポンプサイクルによって外気との熱交換による湯の沸き上げを行い、制御装置14に接続された操作部16でユーザーにより予め設定された目標沸き上げ温度になるように加熱する。
制御装置14は、判断部14a及び記憶部14bを備え、操作部16で設定された目標沸き上げ温度信号、並びに、貯湯温度センサ34a〜34e、吸込み温度センサ30及び沸き上げ温度センサ32の検出温度信号に基づいて、ヒートポンプ12などシステム全体を運転制御する。また、制御部14は時計を内蔵し、時刻に応じてシステム全体を運転制御する。
次に、実施の形態1の貯湯式給湯システム100の全体動作について説明する。まず、給水管20からの水は、図示しない減圧弁により所定圧力に減圧され、貯湯タンク10に給水される。貯湯タンク10は、常に、所定圧力の満水状態となっている。
貯湯タンク10内の水及び湯の沸き上げは、主に、深夜電力時間帯(一般に、23時から翌朝7時までの時間帯)に行われる。貯湯タンク10内の水及び湯は、制御装置14からの沸き上げ指令を受けたヒートポンプ12の循環ポンプにより、矢印aで示すように、貯湯タンク10の下部10bから低温管24を通ってヒートポンプ12内に吸込まれて熱交換され、設定された沸き上げ温度(例えば、80℃:沸き上げ温度センサ32で検出)になるように加熱され、高温管26を通って貯湯タンク10の上部10cに戻される。この沸き上げ動作(運転)により、貯湯タンク10の上部10cから高温湯が少量ずつ貯湯され、約8時間(23時〜7時)かけて貯湯タンク10に貯湯されていく。
なお、このときヒートポンプ12からタンクユニット18までの間の高温管26では、循環される高温湯は、外気との温度差による放熱により温度が低下する。高温管26の長さや断熱状態によるが、通常、高温管26の長さ5m、断熱材厚さ10mmで、外気温度7℃のとき、約2℃温度低下する。
ヒートポンプ12による沸き上げ動作は、吸込み温度センサ30の検出する温度が所定温度(例えば、70℃)以上になったら、貯湯タンク10内が全量沸き上がったと判断して終了される。沸き上げ中及び沸き上げが終了した後、貯湯タンク10内に蓄えられた高温度の湯は、給湯管22から給湯されて利用される一方、時間経過とともに徐々に放熱(一般に、1時間当たり約1℃)し、温度低下してゆく。
次に、操作部16で設定された目標沸き上げ温度Tmを基準とし、主に、深夜電力時間帯に沸き上げた湯を貯湯して所望量の給湯を賄うための実施の形態1の貯湯式給湯システム100の沸き上げ動作(運転)について、図1〜図5を参照して説明する。
図2は、深夜電力による沸き上げ動作終了後の貯湯タンク10内の貯湯を、沸き上げ動作1時間毎の貯湯層に分け、各々の貯湯層の放熱による温度低下を模式的に示す図である。
図2に示すように、沸き上げ動作中は、高温管26内で約2℃、貯湯タンク10内で1時間当たり約1℃、温度低下する。目標沸き上げ温度Tmを80℃に設定しているとき、沸き上げ温度センサ32の検出温度を80℃とするように制御装置14がヒートポンプ12を運転制御しても、貯湯タンク10への送湯に伴なう放熱で2℃温度低下するので、貯湯タンク10の上部10cには78℃の湯が供給される。
さらに、1時間当たり貯湯タンク10の全容量の1/8ずつが貯湯されつつ1時間に1℃ずつ温度低下すると、最初の1時間で78℃→77℃、以降76℃、75℃と温度低下し、8時間後には、70℃〜78℃の湯が貯湯タンク10内で混ざり合うことになる。その結果、貯湯タンク10内の平均湯温は、沸き上げ終了直後でも74℃(=78℃〜70℃の平均温度)となり、図3に示すような状態となる。
上述の従来技術の沸き上げ制御により沸き上げを行なうと、貯湯タンク上部に設置した貯湯温度センサなどにより、沸き上げ中に貯湯温度(高温管放熱により、78℃)を検出し、制御装置の制御により沸き上げ温度を高温管放熱による温度低下分だけ上昇させ、約82℃(80℃+2℃)に調整する。そのため、貯湯タンク内の湯温は、平均2度上昇し、約76℃となる。
この場合、操作部16で設定した目標沸き上げ温度が80℃であるのに対し、実際に沸き上げ終了直後の貯湯タンク内の湯温は76℃であるから、目標沸き上げ温度80℃に対して低温であり、貯湯熱量が目標値よりも低くなってしまい、湯切れになる可能性が高い。また、ユーザーは、設定した湯温になっていないというシステム不具合の疑念を持つことになる。
図4及び図5を参照して、実施の形態1の貯湯式給湯システム100の沸き上げ運転制御について説明する。この沸き上げ運転制御は、図3に示す沸き上げ終了直後の貯湯タンク10内の貯湯温度を、操作部16で設定した目標沸き上げ温度Tmに一致させるため、沸き上げ終了後の貯湯タンク10内の貯湯の温度Ts=74℃と目標沸き上げ温度Tm=80℃との温度差ΔT=6℃を、予めヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´に反映させるようにして行なう。
この沸き上げ運転制御を、図5の制御フローチャートを参照して説明する。ステップS0で沸き上げ動作が開始され、ステップS1に進む。ステップS1では、制御装置14の記憶部14bに、前回の深夜電力時間帯でのヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´(沸き上げ温度センサ32で検出)と、貯湯タンク10の貯湯温度センサ34a〜34eで検出した貯湯温度Tsと、の温度差ΔT(=Tm´−Ts)が記憶部14bに記憶されているかどうかを判断部14aで判断し、記憶されている場合はステップS2に進み、記憶されていない場合はステップS3に進む。
ステップS2では、制御装置14の記憶部14bから、前記の前回の温度差ΔT(=Tm´−Ts)を読み出し、その温度差ΔTを、操作部16で設定された貯湯タンク10の目標沸き上げ温度Tmに加え、このTm+ΔT=Tm´を、ヒートポンプ12の今回の深夜電力時間帯の沸き上げ温度に設定し、制御装置14により、沸き上げ温度センサ32の検出温度がTm´となるように沸き上げ動作を行い、ステップS4に進む。
ステップS3では、温度差ΔTの記憶がなく、放熱による温度低下が不明なので、ユーザーにより操作部16で設定された貯湯タンク10の目標沸き上げ温度Tmを、ヒートポンプ12の沸き上げ温度に設定し、制御装置14により、沸き上げ温度センサ32の検出温度がTmとなるように沸き上げ動作を行い、ステップS4に進む。
ステップS4では、沸き上げ終了条件(例えば、吸込み湯温センサ30が検出する湯温がTm+ΔT−10℃以上)となったか否かを制御装置14の判断部14aで判断し、否のときはステップS4を繰り返し、終了条件となったときは、ステップS5に進んで沸き上げ動作を停止し、ステップS6に進む。
ステップS6では、ヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´と、沸き上げ終了後の貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度に基づいて計算した貯湯温度Tsと、の温度差ΔT(=Tm´−Ts)を、制御装置14の記憶部14bに記憶する。通常、貯湯温度Tsは、貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度の平均値とするが、いずれかの貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度が目標沸き上げ温度Tmよりも一定温度以上低いときには、該当の貯湯温度センサの検出温度を平均値の集計から除外したり(沸き上げ動作が中断したり、何らかの原因により沸き上げ動作を停止した場合において、適切な判定を行うため)、貯湯タンク10の中段の貯湯温度センサ34cを代表とみなし、その検出温度をTsに設定してもよい。ステップS6の後、運転制御を終了する。
以上説明した制御装置14による運転制御により、毎回の深夜電力時間帯での沸き上げ動作毎に、ヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´と沸き上げ動作終了後の貯湯温度Tsとの温度差ΔTが補正され、温度差ΔTをパラメータとしてヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´を調整し、季節や周囲環境に応じた放熱量を加味した最適な沸き上げ動作を行なうことができる。
実施の形態1では、図4に示すように、ヒートポンプ12による沸き上げ動作で、沸き上げ温度センサ32の検出温度がTm´=Tm(80℃)+ΔT(6℃)=86℃となるようにし、高温管26での温度低下が2℃で、貯湯タンク10の上部10cへの供給湯温が84℃となり、8時間後の貯湯温度は、84℃〜76℃(8時間で84℃から最大8℃温度低下し、84℃−8℃=76℃)の平均で80℃となり、操作部16で設定した目標沸き上げ温度での貯湯を行なうことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、沸き上げ動作終了直後に貯湯温度Ts(温度差ΔT)を記憶したが、これを深夜電力時間帯終了直後に記憶したり、深夜電力時間帯と関係のない沸き上げ動作の終了後に記憶したり、また、沸き上げ動作終了直後ではなく、一定時間経過し放熱が行われた後に記憶するようにしてもよい。
このような沸き上げ制御の形態について、図6を参照して説明する。図6は、制御装置14による実施の形態2の沸き上げ制御のフローチャートである。図6において、ステップS20〜ステップS25までは、図5に示す実施の形態1のステップS0〜S5と同一であるので、その説明を省略する。
ステップS26に進み、深夜電力時間帯が終了したか否かを制御装置14の判断部14aで判断し、否のときはステップS26を繰返す。深夜電力時間帯が終了したときは、ステップS27に進む。
ステップS27では、深夜電力時間帯終了後の貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度に基づいて計算した貯湯温度Ts(温度差ΔT)を、制御装置14の記憶部14bに記憶する。通常、貯湯温度Tsは、貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度の平均値とするが、いずれかの貯湯温度センサ34a〜34eの検出温度が目標沸き上げ温度Tmよりも一定温度以上低いときは、該当の貯湯温度センサの検出温度を平均値の集計から除外したり(沸き上げ動作が中断したり、何らかの原因により沸き上げ動作を停止した場合において、適切な判定を行うため)、貯湯タンク10の中段の貯湯温度センサ34cを代表とみなし、その検出温度をTsとしてもよい。ステップS27の後、運転制御を終了する。
実施の形態2の制御によれば、実施の形態1の制御と同等の効果を奏するとともに、沸き上げ動作を停止してから深夜電力時間帯が終了するまでに、時間が空いたときにも、空いた時間での放熱ロス分を加味した制御を行うことができる。
このように、毎回の深夜電力時間帯での沸き上げ動作毎に、ヒートポンプ12の沸き上げ温度Tm´と沸き上げ動作終了後の貯湯温度Tsとの温度差ΔTが補正され、季節や周囲環境に応じた放熱量を加味した最適な沸き上げ動作を行なうことができ、ユーザーが設定した目標貯湯温度が達成され、使い勝手の良い給湯システムが得られる。
以上のように、本発明にかかる貯湯式給湯システム100は、貯湯タンクの貯湯をユーザーが設定した沸き上げ温度に沸き上げることができ、湯切れを起こし難い貯湯式給湯システムとして有用である。
本発明にかかる貯湯式給湯システムの実施の形態1を示す図である。 貯湯タンク内の湯温分布を示す図である。 貯湯タンク内の湯温を示す図である。 貯湯タンク内の湯温を示す図である。 制御装置による実施の形態1の沸き上げ制御のフローチャートである。 制御装置による実施の形態2の沸き上げ制御のフローチャートである。
符号の説明
10 貯湯タンク
10a 胴部
10b 下部
10c 上部
18 タンクユニット
12 ヒートポンプ
12a 吸込口
12b 吐出口
14 制御装置
14a 判断部
14b 記憶部
16 操作部
20 給水管
22 給湯管
24 低温管
26 高温管
30 吸込み温度センサ
32 沸き上げ温度センサ
34a,34b,34c,34d,34e 貯湯温度センサ
100 貯湯式給湯システム

Claims (5)

  1. 常に満水状態となるように下部から所定圧力の水が供給される貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク下部の湯水を吸込んで沸き上げ、沸き上げた湯を貯湯タンク上部に戻すヒートポンプと、
    前記貯湯タンクの目標沸き上げ温度Tmを設定する操作部と、
    前記ヒートポンプの吸込み温度を検出する吸込み温度センサと、
    前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´を検出する沸き上げ温度センサと、
    前記貯湯タンク内の貯湯温度Tsを検出する貯湯温度センサと、
    前記操作部、吸込み温度センサ、沸き上げ温度センサ及び貯湯温度センサからの温度信号に基づいて前記ヒートポンプを運転制御する制御装置と、
    を備え、前記貯湯タンク内の湯を所定の貯湯温度に沸き上げる貯湯式給湯システムにおいて、
    前記制御装置は、前記ヒートポンプによる深夜電力時間帯での前記貯湯タンク内の貯湯の沸き上げ終了後に、前記貯湯温度センサにより前記貯湯タンク内の貯湯温度Tsを検出し、前記沸き上げ温度センサにより検出した前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´と前記貯湯温度Tsとの温度差ΔTを記憶し、次回深夜電力時間帯での前記貯湯タンク内の貯湯の沸き上げ時には、前記ヒートポンプの湯の沸き上げ温度Tm´を、Tm´=Tm+ΔTに設定することを特徴とする貯湯式給湯システム。
  2. 前記貯湯タンク内の貯湯温度Tsの検出は、前記深夜電力時間帯終了後に行なうことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯システム。
  3. 前記貯湯温度センサを、前記貯湯タンクの高さ方向に互いに離間させて複数備え、前記貯湯温度Tsを、複数の貯湯温度センサの温度検出値の平均値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯システム。
  4. 前記貯湯温度センサを、前記貯湯タンクの高さ方向に互いに離間させて複数備え、前記貯湯温度Tsを、予め設定された所定温度以上の貯湯温度を検出した複数の貯湯温度センサの温度検出値の平均値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯システム。
  5. 前記貯湯温度センサを、前記貯湯タンクの高さ方向に互いに離間させて複数備え、前記貯湯温度Tsを、複数の貯湯温度センサのいずれか一つの貯湯温度センサの温度検出値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯システム。
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