JP4429239B2 - 作業棒用装着具 - Google Patents

作業棒用装着具 Download PDF

Info

Publication number
JP4429239B2
JP4429239B2 JP2005247402A JP2005247402A JP4429239B2 JP 4429239 B2 JP4429239 B2 JP 4429239B2 JP 2005247402 A JP2005247402 A JP 2005247402A JP 2005247402 A JP2005247402 A JP 2005247402A JP 4429239 B2 JP4429239 B2 JP 4429239B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
work
unit
mounting tool
functional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005247402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007068251A (ja
Inventor
弘士 山須
昇 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2005247402A priority Critical patent/JP4429239B2/ja
Publication of JP2007068251A publication Critical patent/JP2007068251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429239B2 publication Critical patent/JP4429239B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、作業棒用装着具に関し、詳しくは、作業対象に応じて機能具を着脱することにより各種操作に用いることのできる作業棒をより有効利用することを可能にするものに関する。
従来より、遠隔位置の作業対象物を把持することのできるヤットコが知られている。例えば、電圧の掛かっている電線に直接接触して感電する恐れがないように作業する、所謂、間接活線工法にもヤットコが多用されており、電柱に架設されている電線に防護管を被せたり、電線に碍子をネジ止めする作業や、その電柱の上部に営巣されたカラスの巣を除去するなどの作業等が行われている。
この種のヤットコとしては、例えば、図10に示すように、作業対象物を把持する把持部110と、作業者が操作する操作部120と、この操作部120が手元側に配置されるとともに把持部110が離隔する先端位置に連結されてそれぞれを支持するとともに操作部120からの操作力を把持部110に伝達して動作させる支持伝達部130と、を備えており、このようなヤットコ100は、支持伝達部130がプラスチックなどからなる部材で作製されることによりその把持部110と操作部120との間の絶縁性が確保されている。なお、このヤットコ100には、把持部110側からの水分を滴下させたり安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー414、142が支持伝達部130(後述する支持棒131および伝達棒132)に設けられている。
このヤットコ100の把持部110は、支持伝達部130の支持棒131に固設されている不動部材(回動部材)111と、支持伝達部130の支持棒131側に配設された回動軸113を中心に回動自在に支持されている可動部材(回動部材)112とを備えており、この把持部110の可動部材112が支持伝達部130の伝達棒132を介して操作部120のレバー121に連結されている。これにより、ヤットコ100の把持部110は、操作部120のレバー121が回動されて支持伝達部130の伝達棒132を介して牽引などされて、可動部材112が不動部材111に対して相対的に回動することにより、それぞれの先端部が接離して、作業対象物を掴んだり離したりすることができる(例えば、特許文献1〜3参照)。なお、このヤットコには、一般的な作業に用いられるニッパなどを把持部の先端に取り付けることにより機能性を高めることも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
また、間接活線工法では、多種・多様の作業に適用されており、ヤットコよりも効率よくその作業を行い得るように機能する機能具を、絶縁性の確保された操作棒(作業棒)に取り付けることも多用されている。
この種の操作棒としては、例えば、図1に示すように、作業者が把持する棒状部11と、この棒状部11の先端側で各種機能具を着脱する着脱部12と、を備えており、この操作棒10は、作業内容に応じて着脱部12に取り付ける機能具を、ノコギリやフックなどの一般的な作業に適したものに交換したり、円筒型のカットアウト内のヒューズ筒の交換などに適したものなどに交換することにより、作業対象物に所望の操作を加えて作業することができる(例えば、特許文献5、6参照)。
しかしながら、このような間接活線工法では、各種機能具を取り付けた操作棒と共にヤットコを携行して、作業内容に応じて適宜使い分けることが快適に作業を行う上で有効であるが、この間接活線工法は、電柱などの高所に登って作業することが多く、操作棒と共にヤットコを一緒に持っていくことは難しい。また、このヤットコは、高価な道具であることから、全ての作業車に装備することも難しい。
特開2000−102125号公報 特開2002−8514号公報 特開2005−22051号公報 特開2003−224910号公報 特開平9−282998号公報 特開2003−189433号公報
そこで、本発明は、操作棒(作業棒)をヤットコとしても利用可能にすることにより、高所などでの作業を快適かつ安価に行い得るようにして、作業棒の利便性を向上させる装着具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する作業棒用装着具の第1の発明は、作業者が把持する棒状部、および、該棒状部の先端側に配置されて各種の機能具を着脱する着脱部を有して、作業内容に応じて先端側の着脱部の機能具を交換することにより作業対象物に所望の操作を加える作業棒に対して装着する装着具であって、作業棒の先端側の着脱部に取り付けられて機能する機能部と、作業棒の棒状部に取り付けられて操作する操作部と、該操作部および機能部に連結されて当該操作部に加えられる操作力を機能部に伝達する伝達部と、を備えることを特徴とするものである。
この発明では、先端に機能具を取り付けて把持する状態で作業する作業棒に、その機能具に代えて機能部を取り付けるとともに、作業者の把持する部位に操作部を取り付けて、この機能部と操作部とを伝達部により連結して操作可能にする。これにより、前後左右上下への移動や回転により先端側の機能具を機能させて作業するだけの作業棒に、機能部、操作部および伝達部を装着するだけで、先端側の機能部を手元の操作部から操作可能な道具を組み立てることができる。したがって、作業棒としての機能に加えて、遠隔位置の作業対象物に対して先端側の機能部を手元の操作部から操作して所望の作業を施すことができ、その機能部を適宜交換することにより多種・多様の作業を行うことができる。
上記課題を解決する作業棒用装着具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記機能部は、回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより所望の動作を行う一対の回動部材を有し、前記操作部は、回動軸を中心に棒状部に接離する方向に回動自在に軸支されたレバーを有し、前記伝達部は、機能部の一方の回動部材および操作部のレバーを連結する連結棒を有することにより、操作部のレバーの回動により伝達部の連結棒が作業棒と略平行に移動して機能部の回動部材を回動させることにより当該一対の回動部材の先端部が接離して所望の動作を行うことを特徴とするものである。
この発明では、作業棒の手元に取り付けられた操作部のレバーを回動させることにより、伝達部の連結棒をその作業棒の棒状部と略平行に移動させて、作業棒先端の機能部の回動部材を相対的に回動させてその先端部間を接離させることができる。これにより、先端側の機能部の回動部材の先端部間に作業対象物を掴むなどすることができる。したがって、前後左右上下への移動や回転により機能させる作業棒(所謂、操作棒)として利用するのに加えて、所謂、ヤットコとしても利用することができる。
上記課題を解決する作業棒用装着具の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記機能部は、一対の回動部材の先端部が接近または離隔する方向に少なくとも一方の回動部材を付勢する付勢手段が配置されていることを特徴とするものである。
この発明では、作業棒の先端で相対的に回動可能な機能部の回動部材の少なくとも一方がその他方に向かって接近または離隔する方向に付勢されている。これにより、機能部の回動部材は、操作部のレバーを操作しない限り、互いに接近または離隔する状態の自然状態に復帰することができる。したがって、その回動部材の先端部を作業対象物に近づけて操作部のレバーを一方向に回動させる操作を行うだけで、その作業対象物を掴んだり拡開させるなどの作業を行うことができ、この後には、そのレバーを放すだけで掴んだ対象物を解放するなどして、容易に次の作業を実行可能な状態に復帰することができる。
上記課題を解決する作業棒用装着具の第4の発明は、上記第2または第3の発明の特定事項に加え、前記機能部の回動部材および前記操作部のレバーと前記伝達部の連結棒との連結部は、所定以上の力で押し込むことにより離脱不能に連結される一方、所定以上の力で引っ張ることにより離脱させることのできるジョイント構造になっていることを特徴とするものである。
この発明では、作業棒に取り付けた機能部の回動部材と操作部のレバーのそれぞれに、伝達部の連結棒をある程度の力で押し付けたり引っ張ることにより着脱することができる。これにより、機能部の回動部材および操作部のレバーに伝達部の連結棒を、例えば、ネジやドライバーなどの特別な部品や道具を用いることなく連結して組み立てることができる。したがって、機能部の回動部材、操作部のレバーおよび伝達部の連結棒を作業棒と共に携行するだけで、所謂、ヤットコとしても簡単に利用することができる。
上記課題を解決する作業棒用装着具の第5の発明は、上記第2から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記作業棒の棒状部に前記伝達部の連結棒を略平行な姿勢に保持する保持部材を有することを特徴とするものである。
この発明では、作業棒先端の機能部の回動部材と操作部のレバーと連結する伝達部の連結棒を、別個の部品である保持部材によりその作業棒の棒状部に略平行な姿勢で保持させることができる。これにより、伝達部の連結棒は、例えば、機能部の回動部材に連結させた状態にしなくても、作業棒から脱落してしまうことなく保持することができる。したがって、作業棒に操作部のレバーや伝達部の連結棒を取り付けた状態のまま、作業棒の先端から機能部を外して他の機能具に交換することができ、作業棒としてそのまま利用することができる。
このように本発明によれば、先端の機能具を交換して前後左右上下への移動や回転により所望の作業を行う作業棒に、その機能具に替えて機能部を取り付けるとともに、操作部や伝達部を取り付けるだけで、先端の機能部を手元で操作して、遠隔位置の作業対象物に所望の作業操作を施すことができ、例えば、機能部として一対の回動部材を取り付けて操作部のレバーの操作によりその回動部材の先端部を接離させることにより、作業棒をヤットコにして利用することができる。
したがって、例えば、嵩張って作業棒と共にヤットコを携行することができない高所などの作業場所でも、作業棒や機能具と共に機能部や操作部などの部品を携行するだけで、ヤットコを安価かつ容易に組み立てて作業に利用することができ、作業棒の利便性を向上させて快適に作業することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9は本発明に係る作業棒用装着具の一実施形態を作業棒に取り付けてヤットコを組み立てた場合の一例を示す図である。
図1において、操作棒10は、長尺に形成されて作業者が把持する棒状部11と、この棒状部11の先端側に配置されて各種機能具を着脱する着脱部12と、を備えており、作業者が棒状部11を把持して着脱部12に装着したフックなどの機能具を、離隔位置の作業対象に接近させることにより、例えば、高所の電線などに所望の作業・操作を施す、所謂、間接活線工法を実現することができる。
この操作棒10は、例えば、図2に示すCFアタッチメント(機能具)20を着脱部12に装着して間接活線工法を行うこともでき、このCFアタッチメント20は、電柱等の高所に設置されている図3に示す円筒型カットアウト30の本体部31内に、ヒューズ筒32を着脱する作業を容易かつ安全に行うことができる。
棒状部11は、例えば、プラスチックなどの絶縁材料を中空の円筒形状に成形することにより絶縁性が確保されて、両端部間の中間部分に傘カバー13、14が取り付けられており、先端側の傘カバー13が着脱部12側からの水分を滴下させるとともに、基端側の傘カバー14が先端側からの絶縁性を考慮しての安全に作業を行い得る限界位置を示して、作業する際の安全を確保している。なお、棒状部11の作業員が把持する部分には、滑り難い材質の取り替え可能な滑り止めが施されている。
着脱部12には、棒状部11と同軸方向に突出する本体軸部15と、この本体軸部15の周面の互いの反対側で突起形状に立設されている一対のピン16と、本体軸部15の先端面から突出するように不図示の内蔵スプリングにより付勢されている突起17と、本体軸部15の棒状部11側の周面に刻設された不図示のネジ形状に螺合して上下動するグリップ18と、が配置されている。
この着脱部12に装着するCFアタッチメント20は、この着脱部12に相対回転不能かつ脱落不能に係合・係止させるように設計されたジョイント部21を備えており、このジョイント部21は、着脱部12の本体軸部15を差し込んで収装可能に基端側後端面を開口させた有底の円筒形状に形成されている本体筒部22と、この本体筒部22の周面部の互いの反対側に位置して概略T字形状に切り欠かれている一対のT字切欠部23と、により構成されている。ここで、T字切欠部23は、詳細には、本体筒部22の後端面側から先端側に向う差込溝部23aと、この差込溝部23aに連続してその直交方向の両側に延在する回転溝部23bと、この回転溝部23bの両端部から本体筒部22の後端面側に戻る係合溝部23cと、を備えるT字形状に切欠・形成されている。
これにより、CFアタッチメント20のジョイント部21は、操作棒10の着脱部12のピン16を、本体筒部22のT字切欠部23の差込溝部23a内に差し込みつつ、その着脱部12の本体軸部15を本体筒部22内の奥まで差し込んだ後に、互いに相対回転させることにより、そのT字切欠部23の回転溝部23bの端部に突き当たるまで進入させることができる。このとき、着脱部12の本体軸部15は、ジョイント部21の本体筒部22の底面に突き当たって突起17が沈んだ状態で相対回転した後に、その本体筒部22内に差し込む力が解放されると、その突起17が内蔵スプリングの弾性力により突出して本体筒部22を押し返すことになり、そのT字切欠部23の回転溝部23bから係合溝部23c内に着脱部12のピン16が進入して相対回転不能にして離脱不能に係合させることができる。また、この操作棒10は、着脱部12のグリップ18を回転させてジョイント部21側に寄せることにより、ピン16が係合溝部23c内から離脱して回転しないようにロックすることができ、CFアタッチメント20のジョイント部21が操作棒10の着脱部12から相対回転して外れてしまうことを信頼性高く防止することができる。
また、CFアタッチメント20は、円筒型カットアウト30の本体部31内に着脱するヒューズ筒32の下部32aを収装可能に開口する概略円筒形状に形成された保持部24がジョイント部21の反対側の先端に配置されており、この保持部24内にヒューズ筒32の下部32aを収装した状態で一方向に相対回転させることにより、不図示の係合機構により離脱不能に係合させるとともに、反対の他方向に相対回転させることによりそのヒューズ筒32の下部32aを離脱可能に解放するように設計されている。
これにより、CFアタッチメント20は、保持部24内に一方向に相対回転させて離脱不能に下部32aを係合させた状態のヒューズ筒32を、円筒型カットアウト30の本体部31の下部に開口する挿入口33から差し込んでセットすることができ、その円筒型カットアウト30の電源接続部36と負荷接続部37との間をヒューズ筒32内に内装する不図示のヒューズを介して電気的に接続して、商用電源側の電線から分岐させた電線D1を負荷装置側の電線D2に導通接続させることができる。また、このCFアタッチメント20は、閉止蓋34を外した状態の円筒型カットアウト30の挿入口33から本体部31内に差し込んで、ヒューズ筒32の下部32aを保持部24内に収装した状態にして一方向に相対回転させることにより離脱不能に係合させた後に、そのヒューズ筒32をその挿入口33から引き出すように降下させて離脱させることができ、その円筒型カットアウト30の電源接続部36(電線D1)と負荷接続部37(電線D2)との間の導通接続を遮断することができる。
また、円筒型カットアウト30の本体部31の挿入口33を閉止する閉止蓋34は、円筒形状部34aを外側(下側)に向けた姿勢でその挿入口33に押し付けることにより、挿入口33の外縁側の内周面の複数箇所に設置されている板バネ35を押し広げて落下しないように保持させることができる一方、反対に下方に引かれることにより挿入口33の外縁の板バネ35を押し広げて離脱させることができる。この閉止蓋34は、円筒型カットアウト30の本体部31に一端側を固設された吊り下げ紐38の他端側に連結されており、その吊り下げ紐38により落下して紛失することが防止されているとともに、その吊り下げ紐38を引っ張ることによりその挿入口33から容易に離脱させることができる。ここで、この円筒型カットアウト30の閉止蓋34は、CFアタッチメント20の保持部24の内部(円筒形状内)に円筒形状部34aを差し込んで保持させた状態にして(円筒形状部34aを下側に向けた姿勢で)その挿入口33に押し付けることにより、取り付けることができる。
そして、操作棒10には、図4〜図8に示す各部よりなる装着具が取付可能に準備されており、この装着具は、操作棒10の着脱部12に取り付けられて所望の動作を行うように機能する機能装着具(機能部)40と、操作棒10の棒状部11の傘カバー14よりも基端側(作業者の把持する箇所)で操作可能に取り付けられる操作装着具(操作部)50と、この機能装着具40および操作装着具50に連結されてその操作装着具50での作業者による操作を機能装着具40に伝達して機能させる伝達装着具(伝達部)60と、伝達装着具60が不安定にならないように操作棒10の棒状部11に略平行な姿勢に保持させる保持部材70と、により構成されている。
機能装着具40は、図4に示すように、CFアタッチメント20と同様に、ジョイント部21を備えることにより操作棒10の着脱部12に着脱可能に設計されており、このジョイント部21の本体筒部22の先端面に立設されている2枚一組の不動部材(回動部材)41と、この不動部材41に挟まれて中間部を回動軸42により回動可能に支持されている可動部材(回動部材)43と、この可動部材43の回動軸42よりも先端側と本体筒部22の先端面との間に両端部を連結されてその可動部材43の先端部43aを不動部材41の先端部41aから離隔させる方向に牽引(付勢)するスプリング(付勢手段)44と、を備えている。この機能装着具40の不動部材41と可動部材43は、互いの先端部41a、43aが接近する方向に屈曲しており、スプリング44により十分に牽引されている自然状態では互いの先端部41a、43aが離隔して作業対象物などを間に挿入することができ、また、その先端部41a、43aが接近したときにはその間に存在する作業対象物などを掴むことができる。
操作装着具50は、図5に示すように、操作棒10の棒状部11の外周面に沿うように形成されてその棒状部11を挟み込むようにして挟持する円弧部51aが互いに対面する平板形状の中央に形成された一対の挟持部材51と、「く」の字に形成されてその屈曲部を挟持部材51の一端側に回動可能に軸支されるレバー52と、を備えている。挟持部材51の一端側は、不図示のねじ穴にボルト53aを貫通させてナット53bを螺合させることにより対面間隔を調整するように設計されており、そのボルト53aをレバー52の屈曲部に開口する不図示の貫通穴内に貫通させて、そのレバー52の回動を制限しない程度の対面間隔に調整することにより回動自在に軸支する。また、挟持部材51の他端側は、一端側と同様にボルト54aを貫通可能に不図示のねじ穴が一方に開口するが、その他方には、そのボルト54aを端辺側から挿入・離脱可能に拡開する切欠部51bが形成されており、ボルト54aに蝶ナット54bを螺合させて切欠部51bの両側を押し付けることにより、挟持部材51の他端側を締め付けて、操作棒10の棒状部11の外周面を円弧部51aで挟持して移動不能に取り付けることができる。なお、レバー52は、作業者の手の保護などのために、一端側にラバー55が巻かれている。
伝達装着具60は、図6に示すように、棒状部11と略同様に、例えば、プラスチックなどの絶縁材料を中空の円筒形状に成形した本体部(連結棒)61により絶縁性が確保されており、この本体部61が操作棒10に取り付けた機能装着具40と操作装着具50とを連結可能な長さに作製されている。この本体部61には、棒状部11の傘カバー13に対応する位置に傘カバー63が取り付けられており、この傘カバー63は、同様に、先端側(操作棒10の着脱部12側)からの水分を滴下させて、作業する際の安全を確保している。
また、この伝達装着具60の本体部61の両端部には、概略円筒形状に形成された受け部62が固設されており、機能装着具40の可動部材43の後端部43bや操作装着具50のレバー52の他端部52a(ラバー55の反対側)には、その伝達装着具60の受け部62内に差込可能に概略円柱形状に形成された差込部46、56が連結部材47、57の回動軸47a、57bにより回動自在に連結されている。この差込部46、56の周面には、内蔵する板バネなどの付勢部材により付勢されて突出する突起46a、56aが配設されており、受け部62にはその突起46a、56aが突出することを許容する空間を画成するように窪み形状62aが対応する位置に形成されている。なお、この差込部46、56には、受け部62内に必要以上差し込まれるのを制限するためにフランジ形状46b、56bが形成されている。
これにより、機能装着具40の可動部材43の後端部43bと操作装着具50のレバー52の他端部52aとは、差込部46、56を伝達装着具60の受け部62内に差し込んで所定以上の力で押し込むことによりその突起46a、56aを突出力(付勢力)に抗して沈めさせつつ進入させることができ、その突起46a、56aが受け部62の窪み形状62aで突出することにより所定以上の力で引き抜かない限り離脱不能に連結させて容易に組み立てることができる。すなわち、この差込部46、56と受け部62がジョイント構造に設計されている。ここで、差込部46、56は、連結部材47、57により姿勢を自由に変化可能に機能装着具40の可動部材43や操作装着具50のレバー52に連結されているので、伝達装着具60の受け部62内に差し込む際に連設されている可動部材43やレバー52の姿勢などに関係なくその作業を容易に行うことができる。
したがって、図7に示すように、棒状部11に操作装着具50を取り付けた状態にしておくことにより、ネジやドライバーなどの特別な部品や道具を用いることなく、操作棒10の着脱部12に機能装着具40を容易に着脱することができるとともに、この機能装着具40と操作装着具50とに伝達装着具60を容易に連結することができ、図11に図示するヤットコ100と同等のヤットコ80を安価に組み立てて使用することができる。
保持部材70は、図7および図8に示すように、操作棒10の棒状部11と略同径の開口71aを有する第1保持部71と、伝達装着具60の本体部61と略同径の開口72aを有する第2保持部72と、が両端部に形成されており、ある程度の弾性変形可能な樹脂材料を成形することにより作製されている。この保持部材70の第1、第2保持部71、72は、その操作棒10の棒状部11と伝達装着具60の本体部61とを平行にしたときの離隔距離に略一致する間隔に設定されているとともに、その伝達装着具60の本体部61を機能装着具40と操作装着具50に連結したときにはその本体部61が間に位置して自由に平行移動できるように設計されている。また、この保持部材70の第1、第2保持部71、72には、棒状部11と本体部61の直径よりも幅狭に設定されている切欠部71b、72bがそれぞれの同じ側に形成されており、その切欠部71b、72bから操作棒10の棒状部11や伝達装着具60の本体部61を押し込むことにより第1、第2保持部71、72の開口71a、72a内に内装させて保持することができる。ここで、第1保持部71の内面には、ゴム材料73が貼付されており、内装する操作棒10の棒状部11に密着することにより自由に回転してしまうことが制限されている。
したがって、操作棒10の棒状部11に操作装着具50と伝達装着具60を取り付けて、その伝達装着具60の本体部61を保持部材70に保持させたり外すことにより、操作棒10の着脱部12に不図示の機能具や機能装着具40を着脱して作業を行うことができる。
例えば、図9に示すように、操作棒10の棒状部11と伝達装着具60の本体部61を保持部材70により平行の姿勢に保持させた状態で、その操作棒10の着脱部12にCFアタッチメント20を装着することにより、円筒型カットアウト30内にヒューズ筒32を着脱する作業を行うことができ、この後には、図7に示すように、その伝達装着具60の本体部61を保持部材70の第2保持部72から外して機能装着具40の可動部材43に連結することにより、操作棒10をヤットコ80に容易に組み立てて作業を行うことができる。
そして、このヤットコ80は、機能装着具40のスプリング44により離隔する不動部材41と可動部材43の先端部41a、42aの間に、円筒型カットアウト30の閉止蓋34の円筒形状部34aを差し込んだ後に、操作装着具50のレバー52のラバー55を握ることにより、伝達装着具60の本体部61を略平行に牽引・移動させて機能装着具40の可動部材43を不動部材41に対して相対回動させ互いの先端部41a、43aを接近させることができ、図10に示すように、その閉止蓋34の円筒形状部34aを先端部41a、43a間で把持した状態で安定した姿勢のまま円筒型カットアウト30の挿入口33に直接(力を入れられる状態で)押し付けて取り付けることができる。
なお、このとき、ヤットコ80は、操作装着具50のレバー52を握る力を緩めると、機能装着具40のスプリング44により不動部材41と可動部材43の先端部41a、42aの間が離隔されて次の作業を開始可能な待機(自然)状態に復帰することができ、円筒型カットアウト30の閉止蓋34の円筒形状部34aを離して、他の作業を続けて行うことができる。
このように本実施形態においては、重量のある図11に示すヤットコ100を高所に持ち上げることなく、また、専用でないCFアタッチメント20の保持部24内に差し込んで不安定な姿勢のまま閉止蓋34の円筒形状部34aを円筒型カットアウト30の挿入口33に作業性悪く押し付けるのではなく、前後左右上下や回転させるだけの単なる棒状の操作棒10とともに機能装着具40、操作装着具50、伝達装着具60を携行するだけでヤットコ80を容易かつ安価に組み立てて、あるいは、保持部材70を用いることにより半組立状態のまま携行して、操作棒10やヤットコ80として利用することができ、円筒型カットアウト30内にヒューズ筒32をセットする作業に連続してその挿入口33に閉止蓋34を安定させた姿勢で容易に取り付けることができる。
したがって、嵩張って操作棒10と共に従来のヤットコ100を携行することができない高所の電柱の上などでも、操作棒10と共に、その操作棒10からヤットコ80を簡易かつ安価に組み立てて利用することができ、操作棒10の利便性を向上させる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る作業棒用装着具の一実施形態を取り付ける作業棒の一例である操作棒を示す図であり、その概略全体構成を示す平面図である。 その作業棒の先端に取り付ける機能具の一例であるCFアタッチメントを示す平面図である。 その作業棒で作業する対象物の一例である円筒型カットアウトを示す一部縦断面図である。 その作業棒に取り付ける機能部を示す斜視図である。 その作業棒に取り付ける操作部を示す斜視図である。 その作業棒に取り付ける伝達部を示す斜視図である。 その作業棒に機能部、操作部、伝達部を取り付けて組み立てたヤットコの概略全体構成を示す平面図である。 その作業棒に取り付ける保持部材を示す平面図である。 その作業棒に操作部、伝達部、保持部材を取り付けて他の機能具を装着した状態で使用例を示す平面図である。 その作業棒に機能部、操作部、伝達部を取り付けて組み立てたヤットコによる使用を説明する斜視図である。 従来のヤットコの全体構成を示す平面図である。
符号の説明
10……操作棒 11……棒状部 12……着脱部 13、14、63……傘カバー 15……本体軸部 16……ピン 17……突起 18……グリップ 20……CFアタッチメント 21……ジョイント部 22……本体筒部 23……T字切欠部 24……保持部 30……円筒型カットアウト 31……本体部 32……ヒューズ筒 32a……下部 33……挿入口 34……閉止蓋 34a……円筒形状部 35……板バネ 36……電源接続部 37……負荷接続部 38……吊り下げ紐 40……機能装着具 41……不動部材 41a……先端部 42……回動軸 43……可動部材 43a……先端部 44……スプリング 46、56……差込部 46a、56a……突起 47、57……連結部材 50……操作装着具 51……挟持部材 52……レバー 55……ラバー 60……伝達装着具 61……本体部 62a……窪み形状 62……受け部 70……保持部材 71a、72a……開口 71b、72b……切欠部 71、72……保持部 73……ゴム材料 80……ヤットコ

Claims (4)

  1. 作業者が把持する棒状部、および、該棒状部の先端側に配置されて各種の機能具を着脱する着脱部を有して、作業内容に応じて先端側の着脱部の機能具を交換することにより作業対象物に所望の操作を加える作業棒に対して装着する装着具であって、
    作業棒の先端側の着脱部に取り付けられて機能する機能部と、作業棒の棒状部に取り付けられて操作する操作部と、該操作部および機能部に連結されて当該操作部に加えられる操作力を機能部に伝達する伝達部と、を備えており、
    機能部は、回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより所望の動作を行う一対の回動部材を有し、
    操作部は、回動軸を中心に棒状部に接離する方向に回動自在に軸支されたレバーを有し、
    伝達部は、機能部の一方の回動部材および操作部のレバーを連結する連結棒を有することにより、
    操作部のレバーの回動により伝達部の連結棒が作業棒と略平行に移動して機能部の回動部材を回動させることにより当該一対の回動部材の先端部が接離して所望の動作を行うことを特徴とする作業棒用装着具。
  2. 前記機能部は、一対の回動部材の先端部が接近または離隔する方向に少なくとも一方の回動部材を付勢する付勢手段が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の作業棒用装着具。
  3. 前記機能部の回動部材および前記操作部のレバーと前記伝達部の連結棒との連結部は、所定以上の力で押し込むことにより離脱不能に連結される一方、所定以上の力で引っ張ることにより離脱させることのできるジョイント構造になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の作業棒用装着具。
  4. 前記作業棒の棒状部に前記伝達部の連結棒を略平行な姿勢に保持する保持部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の作業棒用装着具。
JP2005247402A 2005-08-29 2005-08-29 作業棒用装着具 Expired - Fee Related JP4429239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247402A JP4429239B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 作業棒用装着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247402A JP4429239B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 作業棒用装着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007068251A JP2007068251A (ja) 2007-03-15
JP4429239B2 true JP4429239B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=37929803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005247402A Expired - Fee Related JP4429239B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 作業棒用装着具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4429239B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101103667B1 (ko) 2010-11-15 2012-01-11 한국전기연구원 센서 부착 기구
CN104505767B (zh) * 2014-12-10 2017-01-04 国网浙江省电力公司台州供电公司 架空绝缘导线带电接续用操作工具
CN104600625B (zh) * 2015-02-06 2017-02-22 国家电网公司 一种输电线异物清理器
CN108512121A (zh) * 2018-05-31 2018-09-07 广东电网有限责任公司 输电线路清理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007068251A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0070230B1 (fr) Mécanisme de débrayage pour appareil de traction agissant sur un câble qui le traverse
JP3091420B2 (ja) 内視鏡用処置具
US7735399B2 (en) Clamping and cutting apparatus with adjustable head
JP4510205B2 (ja) 動力工具
US7810415B2 (en) Portable tool kit with auto-release clasp and expandable tools
JP4429239B2 (ja) 作業棒用装着具
CA2706235C (en) Self-clamping wrench with push-button latch release
US20120056065A1 (en) Suspension device
JP2000218572A (ja) 動力工具
US7730811B2 (en) Clamping and cutting apparatus with interchangeable heads
JP6705708B2 (ja) バッテリホルダ、バッテリユニット、および、これらを含むバッテリコンポーネント
EP1352719A3 (en) Manual pick-up device
US5254020A (en) Snap on battery cable connector
US20040163495A1 (en) Soft-grip wire stripper
FR2897286A3 (fr) Mecanisme de commande de fermeture/ouverture de circuit d'une cle a cliquet electrique.
US8037787B2 (en) Multi-function tool having retractable jaws
JPH0249875B2 (ja)
US6820338B2 (en) Electrical gardening tool with a replaceable working piece
JP4364856B2 (ja) 作業棒
JP4438640B2 (ja) 伸縮操作装置
JP5518983B1 (ja) 連結保持具
JP2008125291A (ja) スリーブ圧縮装置および連結アダプタ
JP4953778B2 (ja) 電線被覆剥ぎ器
JP2012160412A (ja) カットアウト用作業棒先端構造
JP3583576B2 (ja) 充電式電動工具の遠隔操作用保持具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4429239

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees