JP2012160412A - カットアウト用作業棒先端構造 - Google Patents

カットアウト用作業棒先端構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2012160412A
JP2012160412A JP2011021302A JP2011021302A JP2012160412A JP 2012160412 A JP2012160412 A JP 2012160412A JP 2011021302 A JP2011021302 A JP 2011021302A JP 2011021302 A JP2011021302 A JP 2011021302A JP 2012160412 A JP2012160412 A JP 2012160412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
cutout
cylindrical
tip
working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011021302A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sugiyama
雅教 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2011021302A priority Critical patent/JP2012160412A/ja
Publication of JP2012160412A publication Critical patent/JP2012160412A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

【課題】1本の共用操作棒と共に1つの先端具を準備するだけで、種別に拘わらずカットアウトのヒューズ筒の交換作業を容易に行なうことのできる先端構造を提供すること。
【解決手段】操作棒の先端に着脱可能に取り付けられて、円筒型や箱型のカットアウト内に装着されているヒューズ筒の交換作業を行う際に使用する先端具10であって、円筒型用ヒューズ筒の端部を保持する円筒型作業部20、および、箱型カットアウトの蓋部材の引っ掛け穴内に差し込む引っ掛け棒22と共に、その蓋部材側に装着されている箱型用ヒューズ筒の接続刃を保持する保持溝24を有する箱型作業部21の双方を両端側に備える作業部材11と、この作業部材を支持しつつ円筒型作業部または箱型作業部のいずれか一方で作業可能に操作棒の先端側に回転させて入れ替える入替機構と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、カットアウト用操作棒先端構造に関し、詳しくは、カットアウトのヒューズ筒の交換作業を容易に行えるようにしたものに関する。
電柱などの高所には、商用電源から各家庭の負荷装置に電力供給するために、変圧器が設置されているとともに、負荷装置側に異常電流が流れ込まないように、ヒューズを内蔵するカットアウトが介在するように設置されている。
この種のカットアウトとしては、全体を概略円筒型に形成されているものがあり、円筒型の底側を閉止蓋で開閉するようになっている(例えば、特許文献1)。この円筒型カットアウトは、閉止蓋を外して開口させている底側からヒューズ筒を差し込むことにより、両端側の導通部に本体側の接続部が導通接触する構造になっており、ヒューズ筒は、導通部の間に設定容量の電流で溶断するヒューズ本体(溶断部)が介在するように組み立てられている。
また、カットアウトには、全体を概略箱型に形成されているものがあり、箱型の一面側を回動蓋で開閉するようになっている(例えば、特許文献2)。この箱形カットアウトは、回動蓋で本体側開口を閉じると同時に、その回動蓋に取り付けられているヒューズ筒の一対の接続刃を本体側の接続部に導通接触させる構造になっており、ヒューズ筒は、接続刃の間に設定容量の電流で溶断するヒューズ本体が介在するように組み立てられている。
このカットアウトは、円筒型と箱型とでヒューズ筒を交換する際に開閉する蓋部材の形状が異なるとともにその開閉に用いる道具も別個に準備されており、また、そのヒューズ筒自体も円筒型と箱型とで外形形状が異なっていて、それぞれに適した道具が準備されている。
例えば、円筒型のカットアウトでは、絶縁操作棒の先端に取り付けた共用のフック(先端具)で紐を引っ張ることにより蓋部材を外した後に、ヒューズ筒の下部を差し込んで保持することのできる円筒形状の専用先端具を同様に絶縁操作棒の先端に取り付けて作業をするようになっている。
一方、箱型のカットアウトでは、絶縁操作棒の先端に取り付けた専用の先端具を蓋部材の差込穴内に差し込んで牽引することによりその蓋部材を開放状態にした後に、ヒューズ筒の接続刃をその専用先端具の差込口に差し込んで保持するようにして作業するようになっている。
このようにカットアウトの種別に応じた各種道具を準備して作業するのでは、面倒であるとともに、道具の管理や選択が煩雑であることから、できるだけ先端具を共通化する工夫がなされており、特許文献3で提案されている。
特開平10−269926号公報 実開昭61−183050号公報 実公平 6− 43998号公報
しかしながら、この特許文献3に記載の先端具にあっては、円筒型のカットアウトに適するように設計した先端具の先端に、さらに箱型のカットアウトに適するように設計した別部品の先端具を連結する構造であることから、専用の先端具を準備・管理しなければならないことに変わりはなく、より作業性を向上させる余地がある。
そこで、本発明は、1本の専用操作棒あるいは共用の操作棒と共に1つの先端具を準備するだけで、種別に拘わらずカットアウトのヒューズ筒の交換作業を容易に行なうことのできる先端構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するカットアウト用操作棒先端構造の発明の一態様は、操作棒の先端に一体的に、あるいは着脱可能に取り付けられて、カットアウト内に装着されているヒューズ筒の交換作業を行う際に使用する先端構造であって、円筒型カットアウトの下端部の開口内に差し込んで内部に装着されている交換対象の円筒型用ヒューズ筒の一端部を連結する連結部を有する円筒型作業部、および、箱型カットアウトの一面側を開閉する蓋部材に準備されている引っ掛け穴内に差し込む引っ掛け棒と共に、前記箱型カットアウトの蓋部材側に装着されている交換対象の箱型用ヒューズ筒の接続刃を保持する保持部を有する箱型作業部の双方を一体に形成されている作業部材と、該作業部材を支持しつつ前記円筒型作業部または前記箱型作業部のいずれか一方を前記操作棒の先端側で作業可能に入れ替える入替機構と、を備えることを特徴とするものである。
この発明の態様では、操作棒の先端に、カットアウトの円筒型用ヒューズ筒を保持する円筒型作業部や、箱型カットアウトを開閉する引っ掛け棒とその箱型用ヒューズ筒を保持する箱型作業部を備える作業部材を備えて、使用する際に、その円筒型作業部または箱型作業部の一方を選択して入替機構により作業可能に入れ替えることができるので、カットアウトの種別に応じて先端具を着脱する作業を省略することができ、それぞれの先端具を準備・管理する作業をも省略することができる。
このように本発明の一態様によれば、操作棒の先端の作業部材における円筒型作業部と引っ掛け棒を備える箱型作業部を、使用する際に入れ替えるだけで作業することができ、先端具の着脱作業や準備・管理作業を省略して作業負担を軽減することができる。
本発明に係るカットアウト用操作棒先端構造の一実施形態を適用した先端具の一例を示す図であり、その全体構成を示す正面図である。 その要部構造を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその一部拡大背面図である。 その先端具を取り付ける操作棒の一例を示す平面図である。 その作業対象の円筒型カットアウトの全体構成を示す一部断面平面図である。 その円筒型カットアウト用のヒューズ筒の構成を示す斜視図である。 その箱型のカットアウトの全体構成を示す一部断面平面図である。 その箱型カットアウト用のヒューズ筒の構成を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 その使用方法の応用を説明する図である。 その他の態様を示す分割正面図である。
本発明の実施形態としては、上記の課題解決手段のように、操作棒の先端に一体的に、あるいは着脱可能に取り付けられて、カットアウト内に装着されているヒューズ筒の交換作業を行う際に使用する先端構造であって、円筒型カットアウトの下端部の開口内に差し込んで内部に装着されている交換対象の円筒型用ヒューズ筒の一端部を連結する連結部を有する円筒型作業部、および、箱型カットアウトの一面側を開閉する蓋部材に準備されている引っ掛け穴内に差し込む引っ掛け棒と共に、前記箱型カットアウトの蓋部材側に装着されている交換対象の箱型用ヒューズ筒の接続刃を保持する保持部を有する箱型作業部の双方を一体に形成されている作業部材と、該作業部材を支持しつつ前記円筒型作業部または前記箱型作業部のいずれか一方を前記操作棒の先端側で作業可能に入れ替える入替機構と、を備えることを基本構成とするのに加えて、次の構成を備えてもよい。
第1の他の態様としては、前記引っ掛け棒は、前記箱型作業部から外方に突出する角度を調整する調整機構を備えていてもよい。
この態様では、箱型カットアウトの蓋部材を開閉する際に使用する引っ掛け棒の角度を調整して、例えば、円筒型カットアウトの蓋部材を連結する紐を引っ張る作業や、その蓋部材を円筒型カットアウトに装着する作業を容易に行なうことができる。したがって、必要な作業道具を少なくすることができ、より作業負担を軽減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図8は本発明に係るカットアウト用操作棒先端構造の一実施形態を適用した先端具の一例を示す図である。
図1において、カットアウト用操作棒先端具10は、図3に示す絶縁操作棒300の先端に連結して、図4に示す円筒型カットアウト100に取り付けるヒューズ筒101と、図6に示す箱型カットアウト200に取り付けるヒューズ筒201と、のいずれの交換作業を行なう際にも共通使用することができるように設計されている。
ここで、円筒型カットアウト100は、図4に示すように、本体部110が底部111の開口する概略円筒形状に形成されているとともに、その本体部110の底部111の開口に閉止蓋112を着脱して開閉するようになっている。また、円筒型カットアウト100は、本体部110の底部111の閉止蓋112を紐112aで吊下可能に連結している。これにより、円筒型カットアウト100は、その閉止蓋112を外す際には、紐112aに後述する絶縁操作棒300の先端に取り付けた不図示のフックなどを引っ掛けて引っ張ることにより円筒型用ヒューズ筒101を交換可能に本体部110の底部111の開口を開放することができ、その閉止蓋112の円筒形状部112bをその円筒型用ヒューズ筒101を差込保持させる道具に保持させて本体部110の底部111の開口に押し付けることにより取り付けるようになっている(図8参照)。
この円筒型カットアウト100は、本体部110側に、商用電源側から分岐させた電線D1を接続する電源接続部113と、負荷装置側の変圧器からの電線D2を接続する負荷接続部114とが配設されており、閉止蓋112を外した底部111の開口内にヒューズ筒101を差し込むことにより、そのヒューズ筒101の先端側に取り付けた導通キャップ106を電線D1側の電源接続部113の差込導通端子113aに嵌め込んで導通接続させるのと同時に、ヒューズ筒101の後端側の導通肩部107を電線D2側の負荷接続部114の圧接導通端子114aに圧接させて導通接続させるようになっている。これにより、円筒型カットアウト100は、ヒューズ筒101を介して電線D1側の電源接続部113と電線D2側の負荷接続部114とを導通させることができる。
また、円筒型用ヒューズ筒101は、図5に示すように、不図示の内蔵ヒューズを内蔵する本体部102が絶縁材料により作製されており、その本体部102が内蔵ヒューズを内部に差し込み可能に両端側の開口する円筒形状に形成されている。この円筒型用ヒューズ筒101は、本体部102の先端側に導通キャップ106が配設されて円筒型カットアウト100の電線D1側の電源接続部113に内蔵ヒューズを導通接続させる一方、本体部102の下端部101aに導通肩部107が配設されて円筒型カットアウト100の電線D2側の負荷接続部114に導通接続させるようになっている。
また、円筒型用ヒューズ筒101は、本体部102の下端部101aには金属製の導通円筒部材103が外装されて固設されており、その導通円筒部材103の一端側がより大径に形成されて張り出すことにより導通肩部107として機能するように形成されている。この導通円筒部材103には、導通状態を維持しつつ螺合させている金属製の締付ネジ104が螺合されており、この締付ネジ104に内蔵ヒューズのリード線Wを巻き付けて導通円筒部材103に締め付けることによりその溶断部の他端側を導通肩部107円筒型カットアウト100の電線D2側の電源接続部114に導通接続させるようになっている。
一方、箱型カットアウト200は、図6に示すように、本体部210が一面側の開口する概略箱形状に形成されているとともに、その本体部210の一面側開口に対して、一端側の回動軸210aを中心に回動蓋(蓋部材)212を回動させて接離させることにより開閉するようになっている。この回動蓋212は、表側外面の他端側に形成されているリブ形状部212bを貫通する引っ掛け孔212aに絶縁操作棒300の先端に取り付けた不図示のフックなどを引っ掛けて、引っ張ったり押し上げたりすることにより、本体部210の開放面から離隔・接近させるように回動させて開閉することができる。
この箱型カットアウト200は、円筒型カットアウト100と同様に、商用電源側の電線D1を接続する電源接続部213と、負荷装置側の電線D2を接続する負荷接続部214と、が配設されており、回動蓋212には、本体部210側の接続部213、214に挟み込ませて導通接続する接続刃206、207を備えるヒューズ筒201が取り付けられている。これにより、箱型カットアウト200は、ヒューズ筒201を介して電線D1側の電源接続部213と電線D2側の負荷接続部214とを導通させることができる。
この箱型用ヒューズ筒201は、円筒型用ヒューズ筒101と同様に、図7に示すように、不図示の内蔵ヒューズを収納する本体部202が絶縁材料により作製されており、その本体部202が内蔵ヒューズを内部に差し込み可能に両端側の開口する円筒形状に形成されている。この箱型用ヒューズ筒201は、本体部202の一端側に接続刃206の基端部206aが固設されて箱型カットアウト200の電線D1側の電源接続部213に内蔵ヒューズを導通接続させる一方、本体部202の他端側に接続刃207の基端部207aが固設されて箱型カットアウト200の電線D2側の負荷接続部214に導通接続させるようになっている。
また、箱型用ヒューズ筒201は、接続刃206の基端部206aの端面に内蔵ヒューズの端部が位置する状態で圧接キャップ203をその基端部206aの不図示のネジ部に螺合させて挟持圧接することで、内蔵ヒューズの溶断部の一端側に接続刃206(円筒型カットアウト100の電線D1側の電源接続部113)を導通接続させるようになっている。
また、箱型用ヒューズ筒201は、本体部202の中間部に固設されている接続刃207の基端部207aから他端側(接続刃206の反対側)に延長部207bが延長・形成されているとともに、その延長部207bの端部には、導通状態を維持しつつ螺合させている金属製の締付ネジ204が螺合されており、この締付ネジ204に内蔵ヒューズのリード線Wを巻き付けて延長部207bに締め付けることにより溶断部の他端側を接続刃207(箱型カットアウト200の電線D2側の電源接続部214)に導通接続させるようになっている。
そして、カットアウト用操作棒先端具10は、図1に戻って、概略円筒形状に形成されている作業部材11を支持部材12が先端側で回転自在に支持しており、この支持部材12は、絶縁操作棒300先端に着脱可能にするジョイント部17を下端側に配設されている。
支持部材12は、作業部材11の直径方向の両側を軸方向に沿うように延在する支持板12aの先端部に、その作業部材11の中央付近を貫通する回動軸13の両端部が相対回動不能に固設されており、その回動軸13の中央部には、図2にも図示するように、円盤形状の外周縁に突起形状を係合可能な鋸歯形状の係合歯14aが形成されている係合円盤14が同軸に固設されている。これに対して、作業部材11には、その係合円盤14の外周縁に向かう方向にスプリング15により付勢されている係合棒16が設けられている。この係合棒16は、先端側に作業部材11内に位置する円錐形状の突起部16aが形成されているとともに、反対側には作業部材11外に位置して摘んで引くことのできるツマミ部16bが形成されており、そのツマミ部16bを摘んで引かない限り突起部16aが係合円盤14の係合歯14aとの係合を解除して作業部材11が自由に回動してしまわない程度の付勢力に設定されているスプリング15により付勢されている。
これにより、作業部材11は、係合棒16のツマミ部16bを放した状態では先端側の突起部16aが係合円盤14の係合歯14aに係合することにより支持部材12に対する相対的な回動角に位置決め保持することができる一方、その係合棒16のツマミ部16bをスプリング15の付勢力に抗して引いて、先端側の突起部16aが係合円盤14の係合歯14aとの係合を解除されることにより、支持部材12の延在方向に対して回動軸13を中心にして所望の角度に回動させることができる。例えば、カットアウト用操作棒先端具10は、作業部材11の両端部のいずれか一方を支持部材12よりも先端側に突出して露出する状態に維持することができる。すなわち、回動軸13、係合円盤14、スプリング15および係合棒16が後述する円筒型作業部または箱型作業部のいずれか一方を絶縁操作棒300の先端側で作業可能に入れ替える入替機構を構成している。
この作業部材11は、円筒型カットアウト100用のヒューズ筒101をその円筒型カットアウト100に着脱可能に保持する円筒型作業部20と、箱型カットアウト200用のヒューズ筒201をその箱型カットアウト200に着脱可能に保持する箱型作業部21とが、両端部にそれぞれ配設されており、この円筒型作業部20または箱型作業部21のいずれか一方を作業可能に露出する先端側に位置決め保持されるようになっている。
円筒型作業部20は、円筒型カットアウト100の本体部110内に着脱するヒューズ筒101の下端部101aを差込可能に概略円筒形状に形成されており、その下端部101aを差し込んだ状態にして一方向に相対回転させることにより、導通円筒部材103の外面に形成されている突起101bに、不図示のフランジ形状部(連結部)を係合させて脱落不能に保持する一方、反対に他方向に相対回転させることによりその突起101bとの係合を解除して引き抜いて回収することができるようになっている。これにより、円筒型作業部20は、遠隔位置の作業対象に対して絶縁性を確保しつつ作業する間接活線作業用の絶縁操作棒300の先端具として、円筒型用ヒューズ筒101を円筒型カットアウト100の本体部110内に差し込んで取り付けることができる一方、その円筒型用ヒューズ筒101を本体部110内から引き抜いて回収することができる。
箱型作業部21は、箱型カットアウト200の回動蓋212の引っ掛け孔212aに汎用の上記フックと同様に差し込んで引っ掛けた状態にして牽引・押上などの作業を可能にする引っ掛け棒22と、この引っ掛け棒22の背面側に配設されて箱型カットアウト200の回動蓋212に取り付ける箱型用ヒューズ筒201の接続刃206、207を差し込んで保持することによりその回動蓋212への着脱を可能にする保持溝(保持部、差込口)24と、を備えている。これにより、箱型作業部21は、円筒型作業部20と同様に、絶縁操作棒300用の先端具として、引っ掛け棒22により箱型カットアウト200の回動蓋212の開閉作業を実現するとともに保持溝24により箱型用ヒューズ筒201をその回動蓋212に着脱することができる。
具体的には、引っ掛け棒22は、球状の先端部22aを有する棒状に形成されており、その基端部22b側を中心にして箱型作業部21の外面側に開口する収容溝21a内に収容する状態のまま作業部材11の延在方向に回動自在に取り付けられている。この引っ掛け棒22は、その基端部22bに不図示の軸受けに軸支されている回動軸22cが固設されており、作業部材11と同様に、この回動軸22cの中央部には係合歯23aを有する係合円盤23が固設されている。これに対して、箱型作業部21側にも、スプリング27により付勢されている係合棒25が設置されており、この係合棒25は、箱型作業部21内の先端側の突起部25aおよび箱型作業部21外の後端側のツマミ部25bを備えている。
これにより、箱型作業部21は、係合棒25のツマミ部25bを放した状態では、先端側の突起部25aが係合円盤23の係合歯23aに係合することにより引っ掛け棒22をその箱型作業部21に対する相対的な回動角に位置決め保持することができる一方、係合棒25のツマミ部25bをスプリング27の付勢力に抗して引いて、先端側の突起部25aが係合円盤23の係合歯23aとの係合を解除されることにより、引っ掛け棒22を収容溝21a内から引き出して作業部材11の延在方向に対して所望の角度になるように回動軸22cを中心にして回動させることができる。例えば、引っ掛け棒22は、図2に示すように、直角に突出するフック位置Aや、斜め方向に延在するレバー位置Bに位置する状態を維持することができる。すなわち、回動軸22c、係合円盤23、スプリング27および係合棒25が引っ掛け棒22の外方に突出する角度を調整する調整機構を構成している。
また、この箱型作業部21は、引っ掛け棒22をフック位置Aやレバー位置Bなどまで回動させることにより、箱型用ヒューズ筒201の接続刃206、207を深く差し込むことができるように保持溝24の背面側を開放することができ、箱型カットアウト200の回動蓋212に着脱する箱型用ヒューズ筒201を脱落しないように保持させることができる。
一方、ジョイント部17は、図3に示す汎用の絶縁操作棒300の先端部305を差し込んで収装可能に基端側後端面を開口させた有底の円筒形状に形成されている本体筒部18と、この本体筒部18の周面部の互いの反対側に位置して概略T字形状に切り欠かれている一対のT字切欠部19と、により構成されている。ここで、T字切欠部19は、詳細には、本体筒部18の後端面側から先端側に向う差込溝部19aと、この差込溝部19aに連続してその直交方向の両側に延在する回転溝部19bと、この回転溝部19bの両端部から本体筒部18の後端面側に戻る係合溝部19cと、を備えるT字形状に切欠・形成されている。
これにより、カットアウト用操作棒先端具10(支持部材12)のジョイント部17は、絶縁操作棒300の先端部305のピン306を、本体筒部18のT字切欠部19の差込溝部19a内に差し込みつつ、その先端部305を本体筒部18内の奥まで差し込んだ後に、互いに相対回転させることにより、そのT字切欠部19の回転溝部19bの端部に突き当たるまで進入させることができる。このとき、絶縁操作棒300の先端部305は、ジョイント部17の本体筒部18の底面に突き当たって突起307が沈んだ状態で相対回転した後に、その本体筒部18内に差し込む力が解放されると、その突起307が内蔵スプリングの弾性力により突出して本体筒部18を押し返すことになり、そのT字切欠部19の回転溝部19bから係合溝部19c内に先端部305のピン306が進入して相対回転不能にして離脱不能に係合させることができる。また、この絶縁操作棒300は、先端部305に隣接するグリップ308を回転させてジョイント部17側に寄せることにより、ピン306が係合溝部19c内から離脱して回転しないようにロックすることができ、カットアウト用操作棒先端具10のジョイント部17が相対回転して絶縁操作棒300の先端側から外れてしまうことを信頼性高く防止することができる。なお、絶縁操作棒300は、例えば、プラスチックなどの絶縁材料を中空の円筒形状に成形することにより絶縁性が確保されて、両端部間の中間部分に傘カバー313、314が取り付けられており、先端側の傘カバー313が先端側からの水分を滴下させるとともに、基端側(手元側)の傘カバー314が先端側からの絶縁性を考慮しての安全に作業を行い得る限界位置を示して、作業する際の安全を確保している。
したがって、カットアウト用操作棒先端具10は、絶縁操作棒300の先端に取り付けて、交換するヒューズ筒101、201の円筒型用か箱型用かに応じて作業部材11を回転させるだけで、円筒型作業部20または箱型作業部21を先端側に位置させてその交換作業を行なうことができる。
例えば、箱型カットアウト200のヒューズ筒201の交換作業を行なう際には、箱型作業部21を先端側に位置させて引っ掛け棒22をフック位置Aまで回動させることにより箱型カットアウト200の回動蓋212の開閉作業を行なうことができるとともに、その回動蓋212のヒューズ筒201の接続刃206、207の一方を保持溝24に差し込んで保持することにより着脱して交換することができる。よって、このカットアウト用操作棒先端具10を取り付けた絶縁操作棒300の1本を準備するだけで、箱型カットアウト200のヒューズ筒201の交換作業を完了することができる。
また、円筒型カットアウト100のヒューズ筒101の交換作業を行なう際には、箱型作業部21を先端側に位置させて引っ掛け棒22をフック位置Aまで回動させることにより汎用のフックに交換することなく、閉止蓋112を吊り下げる紐112aにその引っ掛け棒22を引っ掛けて引っ張ることにより本体部110の底部111の開口を開放することができる。この後には、作業部材11を回転させて円筒型作業部20を先端側に位置させることにより、その円筒型カットアウト100の本体部110の底部111の開口内に円筒型作業部20を差し込んでヒューズ筒101を着脱して交換することができる。また、再度、箱型作業部21を先端側に位置させて引っ掛け棒22をレバー位置Bまで回動させることにより、図8(a)〜図8(d)に示すように、専用の先端具に交換することなく、紐112aで吊り下げられている閉止蓋112の円筒形状部112b内にその引っ掛け棒22の球状の先端部22aを差し込んで安定した姿勢で保持することができる。このため、図8(e)に示すように、従来の箱型カットアウト200専用の引っ掛け棒22´のように絶縁操作棒300(作業部材11)側に対して直角となる姿勢のままで作業が実質的に不可能な状態になることなく、その引っ掛け棒22は、レバー位置Bまで回動させることにより、図8に示すように、その閉止蓋112の円筒形状部112b内にその先端部22aを差し込んでからひっくり返した状態にして、円筒型カットアウト100の本体部110の底部111の開口に押し付けて閉止することができる。よって、このカットアウト用操作棒先端具10を取り付けた絶縁操作棒300の1本を準備するだけで、円筒型カットアウト100のヒューズ筒101の交換作業を完了することができる。
このように本実施形態においては、絶縁操作棒300の先端にカットアウト用操作棒先端具10を取り付けるだけで、使用する際に円筒型作業部20と箱型作業部21を入れ替えるだけで作業することができ、先端具の着脱作業や準備・管理作業を省略して作業負担を軽減することができる。
ここで、本実施形態の他の態様としては、作業部材11を回転させるのではなく、円筒型作業部20の後端部と箱型作業部21の先端部の間に、ボール41を凹部42に嵌め込む着脱構造を設けることにより、箱型作業部21の先端側に円筒型作業部20を着脱可能にしてもよく、この場合にも、箱型作業部21の引っ掛け棒22を回動させて利用することができる。しかしながら、円筒型作業部20の準備・管理作業が必要になることから、本発明の一形態である上述実施形態の構造を採用するのが好適である。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10……カットアウト用操作棒先端具 11……作業部材 12……支持部材 13、22c……回動軸 14、23……係合円盤 14a、23a……係合歯
15……スプリング 16、25……係合棒 16a、25a……突起部 16b、25b……ツマミ部 17……ジョイント部 18……本体筒部 19……T字切欠部 20……円筒型作業部 21……箱型作業部 22……引っ掛け棒 22a……先端部 22b……基端部 24……保持溝
27……スプリング 41……ボール 42……凹部 100……円筒型カットアウト 101……円筒型用ヒューズ筒 101a……下端部 101b……突起 110……本体部 111……底部 112……閉止蓋 112a……紐 112b……円筒形状部 200……箱型カットアウト 201……箱型用ヒューズ筒 206、207……接続刃 210……本体部 210a……回動軸 212……回動蓋 212a……引っ掛け孔 212b……リブ形状部 300……絶縁操作棒 305……先端部 A……フック位置 B……レバー位置

Claims (2)

  1. 操作棒の先端に一体的に、あるいは着脱可能に取り付けられて、カットアウト内に装着されているヒューズ筒の交換作業を行う際に使用する先端構造であって、
    円筒型カットアウトの下端部の開口内に差し込んで内部に装着されている交換対象の円筒型用ヒューズ筒の一端部を連結する連結部を有する円筒型作業部、および、箱型カットアウトの一面側を開閉する蓋部材に準備されている引っ掛け穴内に差し込む引っ掛け棒と共に、前記箱型カットアウトの蓋部材側に装着されている交換対象の箱型用ヒューズ筒の接続刃を保持する保持部を有する箱型作業部の双方を一体に形成されている作業部材と、
    該作業部材を支持しつつ前記円筒型作業部または前記箱型作業部のいずれか一方を前記操作棒の先端側で作業可能に入れ替える入替機構と、を備えることを特徴とするカットアウト用操作棒先端構造。
  2. 箱型用棒の角度可変
    前記引っ掛け棒は、前記箱型作業部から外方に突出する角度を調整する調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のカットアウト用操作棒先端構造。
JP2011021302A 2011-02-03 2011-02-03 カットアウト用作業棒先端構造 Withdrawn JP2012160412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011021302A JP2012160412A (ja) 2011-02-03 2011-02-03 カットアウト用作業棒先端構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011021302A JP2012160412A (ja) 2011-02-03 2011-02-03 カットアウト用作業棒先端構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012160412A true JP2012160412A (ja) 2012-08-23

Family

ID=46840770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011021302A Withdrawn JP2012160412A (ja) 2011-02-03 2011-02-03 カットアウト用作業棒先端構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012160412A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5456146B1 (ja) * 2012-11-28 2014-03-26 中国電力株式会社 円筒型カットアウトのカバー蓋取付工具
JP2014099333A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 円筒形カットアウト
JP2014099325A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 円筒形カットアウト
JP2015047011A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 中国電力株式会社 間接活線作業用の先端工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014099333A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 円筒形カットアウト
JP2014099325A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 円筒形カットアウト
JP5456146B1 (ja) * 2012-11-28 2014-03-26 中国電力株式会社 円筒型カットアウトのカバー蓋取付工具
JP2015047011A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 中国電力株式会社 間接活線作業用の先端工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012160412A (ja) カットアウト用作業棒先端構造
US7867646B2 (en) Thermostat with opening portion for accessing batteries field
KR101734673B1 (ko) 레일 조명등
US7871174B2 (en) Headband for diagnostic instruments comprising light source and accumulator module
JP2018504081A (ja) リニアアクチュエータシステム
US11362490B2 (en) Coating stripping device and coating stripping method using the same
US6820338B2 (en) Electrical gardening tool with a replaceable working piece
JP4364856B2 (ja) 作業棒
JP4882897B2 (ja) ライティングダクトシステム
JP4429239B2 (ja) 作業棒用装着具
JP5518983B1 (ja) 連結保持具
CN205230989U (zh) 一种断路器的操作机构
JP5859316B2 (ja) 円筒型カットアウトの蓋体取付工具
JP3583576B2 (ja) 充電式電動工具の遠隔操作用保持具
WO2012039031A1 (ja) 複合開閉装置及び該複合開閉装置に使用される開閉装置モジュール
CN201199602Y (zh) 开关灯座
JP5888507B2 (ja) コンセント
JP2015208090A (ja) 充電スタンド
JP6802540B2 (ja) 電動移植機及び電力供給装置の交換方法
JP5792242B2 (ja) 間接活線作業用の先端工具
CN218462257U (zh) 一种便于拆装刀头的刀架
JP5106490B2 (ja) カットアウト装置用ヒューズ筒の内蔵ヒューズ
JP5456146B1 (ja) 円筒型カットアウトのカバー蓋取付工具
JP4926783B2 (ja) 円筒型カットアウトの蓋部材の取付操作工具
JP3951980B2 (ja) 電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140513