JP5792242B2 - 間接活線作業用の先端工具 - Google Patents

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Description

本発明は、間接活線作業用の先端工具に関する。特に、本発明は、先端工具を箱形カットアウト、円筒形カットアウトなどのカットアウトの種別に拘わらず選択的に共用することが可能な間接活線作業用の先端工具に関する。
従来から、架空線などを無停電で配電工事する活線作業には、共用操作棒(ホットスティック)などを用いて、作業者が通電中の架空線に直接触れることなく配電工事が可能な間接活線工法が行われている。また、電柱などの高所には、商用電源から家屋などに電力を供給する変圧器と共に、負荷装置側に異常電流が流れ込まないように、ヒューズを内蔵したカットアウトが設置されている(特許文献1参照)。
カットアウトは、定格以上の電流をヒューズの溶断により遮断する遮断器である。カットアウトには、箱形の箱形カットアウトと円筒形のカットアウトとがあり、これら箱形カットアウト及び円筒形のカットアウトのヒューズを着脱する間接活線作業を行う場合には、それぞれの種別に応じた先端工具が使用される。
特開平10−269926号公報
従来において、カットアウトは、円筒形カットアウト、箱形カットアウトなどの種別に応じて、カットアウト本体やカットアウトの内部に装着されるヒューズ筒の形状が異なる。このため、従来では、間接活線作業(ヒューズ筒の交換)の対象となるカットアウトの種別(箱形カットアウト、円筒形カットアウト)に応じて、2種類の先端工具を準備しなくてはならないという問題がある、また、その都度、先端工具を共用操作棒から付け替える必要がある。このため、間接活線作業を実施する場合に、複数の先端工具を準備する必要があるとともに、間接活線作業に時間が掛かるため、効率が悪いという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、カットアウトが箱形カットアウト、円筒形カットアウトのいずれであっても、1つの先端工具で対応することができる間接活線作業用の先端工具を提供することを目的とする。
(1)本発明による間接活線作業用の先端工具は、円筒形カットアウトのヒューズ筒を着脱自在に保持する保持筒部を有する第1円筒部と、前記第1円筒部の内部に収納される第2円筒部と、前記第1円筒部の軸方向に沿って前記第2円筒部を上下に昇降させるとともに、前記第2円筒部を前記第1円筒部の内部から前記第2円筒部の上部を突出させた第1の位置と、前記第1円筒部の前記保持筒部の下方の第2の位置との間で昇降させる昇降機構と、前記第2円筒部の先端部に設けられ、箱形カットアウトのヒューズ筒が保持された保持蓋部の孔部と係合する係合板部とを備える。
(2)前記係合板部は、先端部が互いに当接する第1係合板部と第2係合板部と、前記第1係合板部及び前記第2係合板部の基端部を回動自在に支持する回動支持部と、前記第1係合板部及び前記第2係合板部を前記第2円筒部の上側に向けて付勢する付勢部材と、第1係合板部及び前記第2係合板部を所定の位置で前記第2円筒部の上側に向けて回動することを阻止する回動阻止部とを備えることが好ましい。
(3)前記昇降機構は、前記第1円筒部の内周面に斜行するように形成された螺旋溝部と、前記第2円筒部の外周面の一部に形成され前記螺旋溝部と係合する係合突出部と、前記係合突出部を前記螺旋溝部に沿って所定の方向に向けて移動させる移動筒部とを備えることが好ましい。
本発明による間接活線作業用の先端工具は、共用操作棒に着脱自在であり、カットアウトが箱形カットアウト、円筒形カットアウトのいずれであっても、1つの先端工具で対応することができる。
本発明の一実施形態に係る先端工具の外観を示す斜視図である(箱形カットアウト用)。 本発明の一実施形態に係る先端工具の外観を示す斜視図である(円筒形カットアウト用)。 図1に示した先端工具の縦断面図である。 図2に示した先端工具の縦断面図である。 図4のP2を示す拡大断面図である。 外筒部の上部を示す拡大断面図である。 図3のP1を示す拡大図である。 図3のP1を示す拡大図である。 図3のP1を示す拡大図である。 先端工具に使用される共用操作棒の一例を示す正面図である。 円筒形カットアウトの概要を示す全体構成図である。 箱形カットアウトの概要を示す全体構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明の一実施形態による間接活線作業用の先端工具の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る先端工具の外観を示す斜視図である(箱形カットアウト用)。図2は、本発明の一実施形態に係る先端工具の外観を示す斜視図である(円筒形カットアウト用)。図3は、図1に示した先端工具の縦断面図である。図4は、図2に示した先端工具の縦断面図である。
本発明の間接活線作業用の先端工具1は、共用操作棒70(図10参照)の先端部に連結して、箱形カットアウト、円筒形カットアウトのいずれかを対象とする間接活線作業(ヒューズ筒の交換作業)に使用する先端工具である。
ここで、本発明の先端工具1の特徴は、間接活線作業の対象となるカットアウトが箱形カットアウト、円筒形カットアウトのいずれであっても1つの先端工具1で対応できることにある。
図1、図2に示すように、先端工具1は、長尺状で円筒形の碍子からなる外筒部10と、短尺状で円筒形の碍子からなる内筒部30とを有している。内筒部30は、外筒部10の内部で昇降可能に収納されている(図2参照)。外筒部10と内筒部30との間には、外筒部10と相対回転する円筒形のガイド筒部60(図3参照)が介在されている。ガイド筒部60は、外筒部10の上端部及び下端部との間で、所定の間隔を空けて配置される。ガイド筒部60は、その周面部に、縦長状に形成されたガイド孔62(図5参照)を有する。
後述するように、外筒部10を所定の方向(図1、図3の矢印A方向)に回すことにより、内筒部30を、収納された位置(第1の位置)から外筒部10の先端部から突出させた位置(第2の位置)まで繰り出すことができる(図1参照)。また、外筒部10を所定の方向(図2、図4の矢印B方向)に回すことにより、内筒部30を外筒部10の内部の位置(第1の位置)に収納することができる(図2参照)。
すなわち、図1、図3に示すように、内筒部30を上側(図1、図3の矢印Y1方向)に上昇させ、内筒部30の上部が外筒部10の先端部から突出した位置(第2の位置)が、箱形カットアウト用の位置となる。また、図2に示すように、内筒部30を下側(図2、図4の矢印Y2方向)に下降させ、外筒部10の内部に内筒部30を収納した位置(第1の位置)が、円筒形カットアウト用の位置となる。
外筒部10を形成する外筒本体部20は、上部側(図1、図2の上部側)から順に、保持筒部21と収納筒部22と接続筒部23とを有している。また、外筒部10の接続筒部23の下端部には、ジョイント筒部80が接続される。外筒部10の上部を形成する保持筒部21は、円筒形カットアウト100(図11参照)に装着されたヒューズ筒120の着脱を行なうための保持部として機能する。外筒部10の下部を形成する収納筒部22は、内筒部30を収納する収納部として機能する。外筒部10の下端部を形成する接続筒部23は、共用操作棒70に先端工具1を連結するジョイント筒部80を接続する接続部として、機能する。
ジョイント筒部80は、円筒形のジョイント筒部81と、ジョイント筒部81の周面部の互いの反対側に位置し、略T字形状に切り欠かれた一対の切り欠き部82と、を有する。切り欠き部82は、ジョイント筒部81の下部側から上部側に向かう差し込み溝部83と、差し込み溝部83から直交方向両側に延在する回転溝部84と、回転溝部84の一端側から下部側に屈曲する係合溝部85と、を有する。
外筒部10の下端部は、ジョイント筒部80の上面に形成された回転凹溝86(図3参照)に、回転自在に支持される。すなわち、先端工具1は、先端工具1の外筒部10の下端部に接続されたジョイント筒部80を支持軸として、所定の方向(図1のA方向、図2のB方向)に回転させることができる。また、後述するように、ジョイント筒部80は、先端工具1を共用操作棒70(図10参照)に装着する場合の取り付け部として機能する。
外筒部10は、その内周面に、上側(図3の上側)に向けて斜行する溝部として形成された螺旋溝部65を有する。螺旋溝部65は、内筒部30に設けられた一対の突部45と係合する。突部45は、ガイド筒部60のガイド孔61(図5参照)を介して貫通する。
後述するように、外筒部10の内部に収納された内筒部30は、螺旋溝部65に沿って所定の位置まで上昇及び下降することができる。
また、外筒部10の保持筒部21(図6参照)の先端部には、下端部に係合凹部26を有する一対の係合溝部25が形成されている。後述するように、これら一対の係合溝部25は、円筒形カットアウト100を対象とするヒューズ筒120(図11参照)の交換作業を行なうときに使用される。
内筒部30の内筒本体部40は、その周面部に、外方に向けて突出する一対の突部45(図5参照)を有する。外筒部10の内部において、内筒部30の一対の突部45は、それぞれガイド筒部60のガイド孔61を通過するとともに、外筒部10の内周面に形成された螺旋溝部65と係合している。すなわち、外筒部10を所定の方向(図1、図3の矢印A方向)に回転させると、外筒部10の回転に伴って、ガイド筒部60も同方向に回転する。ここで、内筒部30の一対の突部45は、ガイド孔61を通過するとともに、螺旋溝部65と係合している。そのため、ガイド筒部60の回転に伴って、一対の突部45は、ガイド孔6に押圧されながら、螺旋溝部65の上側に向かう斜行形状に沿って移動(上昇)する。すなわち、内筒部30は螺旋溝部65の斜行形状に沿って、内筒部30の収納位置(第1の位置)から箱形カットアウト用の位置(第2の位置)へと上昇することとなる。
一方、先端工具1を円筒形カットアウトを対象として使用する場合には、外筒部10の内部に内筒部30を収容する。具体的に説明すると、外筒部10の内部に内筒部30を収容する場合には、外筒部10を所定の方向(図2、図4の矢印B方向)に回転させる。この回転により、内筒部30を外筒部10の内部に収納することができる。ここで、外筒部10の回転に伴って、ガイド筒部60も回転する。ガイド筒部60の回転に伴って、一対の突部45は、ガイド孔61に押圧されながら、螺旋溝部65の下側に向かう斜行形状に沿って移動(下降)する。すなわち、内筒部30は螺旋溝部65の斜行形状に沿って、内筒部30の収納位置(第2の位置)から円筒形カットアウト用の位置(第1の位置)へと下降することとなる。すなわち、先端工具1を、円筒形カットアウト100(図11参照)を対象とする先端工具として使用することができる。
また、内筒部30の内筒本体部40は、その周面部の一部に、周面部の内側に向けて凹んだ矩形溝として形成された保持溝48(図1参照)を有する。保持溝48は、箱形カットアウト200(図12参照)に装着されたヒューズ筒240の接続刃230を差し込んで保持するための保持部として、機能する。後述するように、内筒部30の保持溝48にヒューズ筒240の接続刃230を保持することにより、箱形カットアウト200(図12参照)を対象とするヒューズ筒240の着脱を行なうことができる。
図1、図3に示すように、内筒部30の上部には、略コ字形に形成されるとともに、立設板部42と立設板部43とを有する立設腕部41が設けられる。そして、立設腕部41を形成する一対の立設板部42、43との間には、平板状に形成された係合板部50が設けられる。係合板部50は、箱形カットアウト200(図12参照)を対象とする間接活線作業(ヒューズ筒の交換)の作業部として機能する。
次に、図7を参照して、係合板部50の構成の詳細について説明する。図7は、図3のP1を示す係合板部50の拡大図である。
図7に示すように、係合板部50は、先端部が互いに当接する第1係合板部51と第2係合板部52とを有する。第1係合板部51及び第2係合板部52の基端部には、回動支持部53と付勢ばね54とがそれぞれ設けられている。第1係合板部51及び第2係合板部52は、回動支持部53を中心として所定の方向(図7の下側)に回動可能である。第1係合板部51及び第2係合板部52は、付勢ばね54により上側(図7の上側)に向けて付勢されている。
係合板部50の基端部の上面部(図7の上側)には、第1係合板部51及び第2係合板部52を上側(図7の上側)に向けて回動することを阻止するストッパ55が設けられている。すなわち、第1係合板部51と第2係合板部52の基端部は、付勢ばね54の付勢力に抗してストッパ55と当接している。ここで、ストッパ55に使用される材料には、硬質の弾性ゴム材が使用される。後述するように、箱形カットアウト200(図12参照)の回動蓋部210の回動リブ孔221から先端工具1の係合板部50を外す場合には、ストッパ55を弾性変形させることにより、係合板部50を外すことができる。
[先端工具1を共用操作棒70に取り付ける手順]
次に、図2及び図10を参照して、先端工具1を共用操作棒70に取り付ける手順について説明する。
図10は、本発明の間接活線作業用の先端工具に適用される共用操作棒の一例を示す正面図である。
図10に示すように、共用操作棒70は、工具取り付け部71と柄部72と把持部73とを有している。共用操作棒70は、プラスチックなどの絶縁材により中空の円筒形状に成形される。工具取り付け部71は、先端工具1のジョイント筒部80(図2参照)を着脱自在に取り付けるための取り付け部となる。把持部73は、間接活線作業を行う作業員が把持し易いように滑り止め加工が施されている。また、共用操作棒70の柄部72には、円錐体状の安全カバー74と安全カバー75とを有する。安全カバー74及び安全カバー75は、工具取り付け部71の周面部などに付着した水が滴下することを防止する。
工具取り付け部71は、柄部72の上部側(図10の上側)から突出した軸部76と、軸部76の外周面から反対方向に突出する一対のピン部77、77と、を有している。また、軸部76の上部には、円形突出部78が設けられる。円形突出部78は、工具取り付け部71の内部に設けられた圧縮コイルばね(図示せず)により、上方(図10の上側)に向けて付勢されている。
先端工具1を共用操作棒70に装着させる場合には、共用操作棒70の一対のピン部77を、ジョイント筒部80(図2参照)の切り欠き部82の差し込み溝部83を介して、回転溝部84に差し込む。そして、共用操作棒70の軸部76をジョイント筒部80の奥側まで差し込んだ後に、共用操作棒70を捻るように回転させる。これにより、切り欠き部82(図2参照)の係合溝部85に一対のピン部77を係合させることができ、先端工具1を共用操作棒70に装着させることができる。
以上説明したように、先端工具1を共用操作棒70に装着させる場合には、先端工具1のジョイント筒部80を共用操作棒70の先端部に取り付けるだけで、先端工具1を共用操作棒70に容易且つ確実に装着させることができる。
[円筒形カットアウト100を対象とするヒューズ筒120の交換方法]
次に、図4、図6及び図11を参照して、本発明の先端工具1による円筒形カットアウト100を対象とするヒューズ筒120の交換方法について説明する。
先ず、円筒形カットアウト100の全体構成の概要について説明する。図11は、円筒形カットアウト100の概要を示す全体構成図である。
図11に示すように、円筒形カットアウト100は、円筒状の碍子からなるカットアウト本体110と、ヒューズ筒120が挿入される挿入部112とを有している。カットアウト本体110は、その底部に略円筒形の開口部111を有する。ヒューズ筒120は、開口部111から挿入されて、カットアウト本体110の挿入部112の内部に装着される。開口部111は、閉止蓋113により閉止される。
ヒューズ筒120は、ヒューズ筒120の外殻を構成する固定筒121と、導電性の可動筒122とを有している。ヒューズ筒120の可動筒122の下端部には、フランジ部123が設けられる。フランジ部123は、その周面部に、一対の突出部124を有する。
次に、円筒形カットアウト100についてヒューズ筒120の交換方法について説明する。
先端工具1により、円筒形カットアウト100(図11参照)に装着されたヒューズ筒120を取り外す場合には、外筒部10の保持筒部21(図6参照)の先端縁を円筒形カットアウト100のフランジ部123に当接させる。このように、外筒部10の保持筒部21を円筒形カットアウト100のフランジ部123に当接させることにより、フランジ部123と保持筒部21の係合溝部25(図6参照)とを互いに係合させることができる。次いで、先端工具1を少し捻りながら回動させることにより、フランジ部123の一対の突出部124を先端工具1の係合凹部26に係合させる。すなわち、ヒューズ筒120のフランジ部123の一対の突出部124が係合溝部25の係合凹部26(図6参照)と係合した段階で、先端工具1を下方に捻ると共に、この先端工具1を下げる操作を行なう。これにより、円筒形カットアウト100に装着されたヒューズ筒120を取り外すことができる。
以上説明したように、カットアウトが円筒形カットアウト100(図11参照)である場合には、先端工具1の外筒部10を所定の方向(図2の矢印B方向)に回して、内筒部30を外筒部10の内部に収容する。すなわち、先端工具1の外筒部10に設けた係合溝部25(図6参照)により、円筒形カットアウト100を対象とした間接活線作業(ヒューズ筒120の着脱作業)を効率よく容易に行うことができる。
[箱形カットアウト200を対象とするヒューズ筒240の交換方法]
次に、図7〜図9及び図12を参照して、本発明の先端工具1による箱形カットアウト200を対象とする間接活線作業(ヒューズ筒240の交換方法)について説明する。
先ず、箱形カットアウト200の全体構成の概要について説明する。図12は、箱形カットアウト200の概要を示す全体構成図である。
図12に示すように、箱形カットアウト200は、略箱形状に形成されるとともに、カットアウト本体部201の開口を開放及び閉鎖する回動蓋部210を有する。回動蓋部210は、回動支持軸222を回動中心として開閉される。回動蓋部210の端部には、回動リブ孔221を有する回動リブ220が固設されている。回動蓋部210の裏面には、接続刃230を有するヒューズ筒240が装着されている。すなわち、回動蓋部210を下側(図12の矢印Y4方向)に開放させることによりヒューズ筒240の交換を行なうことができる。
次に、箱形カットアウト200についてヒューズ筒240の交換方法について説明する。
先端工具1により、箱形カットアウト200に装着されたヒューズ筒240を取り外す場合には、先端工具1の係合板部50(図7参照)を回動蓋部210の回動リブ220(図12参照)に対向させた状態で、先端工具1の係合板部5を上側(図7の矢印Y3方向)に向けて押し付ける操作を行なう。これにより、図8に示すように、第1係合板部51及び第2係合板部52は、回動リブ220に押圧されるため、付勢ばね54の付勢力に抗して内側に向けて回動する。これにより、図9に示すように、先端工具1の内筒部30の先端部に設けた係合板部50を、回動リブ220(図12参照)の回動リブ孔221の内部に配置させることができる。このように、内筒部30の先端部に設けた係合板部50を回動リブ220の回動リブ孔221に引っ掛けることにより、箱形カットアウト200の回動蓋部210を開閉することができる。
次に、図9に示すように、先端工具1を手前側(図9、図12の矢印Y4方向)に引っ張る操作を行なう。これにより、先端工具1により箱形カットアウト200の回動蓋部210(図12参照)を開けることができ、回動蓋部210の裏面に装着されたヒューズ筒240を取り出すことができる。具体的には、内筒部30の保持溝48(図1参照)にヒューズ筒240の接続刃230を差し込むとともに、接続刃230を保持溝48により保持する。これにより、箱形カットアウト200のヒューズ筒240を取り外すことができる。
一方、箱形カットアウト200の回動リブ220(図12参照)の回動リブ孔221から先端工具1の係合板部50を外す場合には、回動蓋部210を開けた力よりも少し強い力で先端工具1を上側(図8の矢印Y3方向)に押し付ける操作を行なう。このように、先端工具1を少し強い大きな力で、先端工具1(係合板部50)を再度、上側(図8の矢印Y3方向)に押し付ける。第1係合板部51及び第2係合板部52は、ストッパ55を弾性変形させるため、第1係合板部51と第2係合板部52との先端部には隙間ができる。すなわち、先端工具1を回動蓋部210の回動リブ220から取り外す場合には、先端工具1の係合板部50を回動リブ220の回動リブ孔221に強く押し付けるとともに、捻る操作を行なう。これにより、ストッパ55を係合板部50により弾性変形させ、外側に湾曲させることで、隙間を利用して回動リブ220の回動リブ孔221から先端工具1を取り外すことができる。なお、先端工具1を取り外した後、第1係合板部51及び第2係合板部52の位置は、ストッパ55の弾力により元の位置(図8の位置)に復帰する。
以上説明したように、カットアウトが箱形カットアウト200(図12参照)である場合には、先端工具1の外筒部10を所定の方向(図1の矢印A方向)に回して、係合板部50を突出させ、この係合板部50により回動蓋部210を開閉することで、間接活線作業(ヒューズ筒240の着脱作業)を効率よく容易に行うことができる。
本発明による先端工具1は以下の効果が期待できる。
(1)先端工具1の外筒部を手動により回転させる操作を行なうだけで箱形カットアウト、円筒形カットアウトなどカットアウトの種別に拘わらず1つの先端工具1で間接活線作業(ヒューズ筒の交換作業)を行なうことができる。このため、複数の先端工具1を準備する必要がなくなるため、利便性及び間接活線作業による作業効率を向上させることができる。
(2)カットアウトの種別に応じて、その都度、先端工具1を共用操作棒70から付け替える必要がなくなるため、作業者の安全性の確保とともに、作業時間の短縮化を図ることができる。
(3)先端工具1を円筒形カットアウトとして使用する場合には、先端工具1(外筒部10)の内部に内筒部30を収納することができるため、先端工具1による操作の邪魔になることがなく操作性の向上を図ることができる。また、先端工具1の小型化を図ることができる。
(4)先端工具1は、汎用の共用操作棒70の先端部に着脱自在に取り付けることができるため、高所での作業が不要となり、間接活線作業(ヒューズ筒の交換作業)を行なう場合の安全性及び作業効率の向上を図ることができる。
(5)複数のカットアウト(円筒形カットアウト、箱形カットアウトなど)の先端工具1として対応できるため、高圧手袋を使用して作業を行うことがなくなり、安全性の向上を図ることができる。
1 先端工具
10 外筒部
20 外筒本体部
21 保持筒部
22 収納筒部
23 接続筒部
25 係合溝部
26 係合凹部
30 内筒部
40 内筒本体部
45 突部
48 保持溝部
60 ガイド筒部
61 ガイド孔
65 螺旋溝部
80 ジョイント筒部
100 円筒形カットアウト
120、240 ヒューズ筒
200 箱形カットアウト
210 回動蓋部
220 回動リブ
221 回動リブ孔
230 接続刃

Claims (3)

  1. 間接活線作業用の先端工具であって、
    円筒形カットアウトのヒューズ筒を着脱自在に保持する保持筒部を有する第1円筒部と、
    前記第1円筒部の内部に収納される第2円筒部と、
    前記第1円筒部の軸方向に沿って前記第2円筒部を上下に昇降させるとともに、前記第2円筒部を前記第1円筒部の内部から前記第2円筒部の上部を突出させた第1の位置と、前記第1円筒部の前記保持筒部の下方の第2の位置との間で昇降させる昇降機構と、
    前記第2円筒部の先端部に設けられ、箱形カットアウトのヒューズ筒が保持された保持蓋部の孔部と係合する係合板部と、
    を備える間接活線作業用の先端工具。
  2. 前記係合板部は、先端部が互いに当接する第1係合板部と第2係合板部と、
    前記第1係合板部及び前記第2係合板部の基端部を回動自在に支持する回動支持部と、
    前記第1係合板部及び前記第2係合板部を前記第2円筒部の上側に向けて付勢する付勢
    部材と、
    第1係合板部及び前記第2係合板部を所定の位置で前記第2円筒部の上側に向けて回動
    することを阻止する回動阻止部と、
    を備える請求項1に記載の間接活線作業用の先端工具。
  3. 前記昇降機構は、前記第1円筒部の内周面に斜行するように形成された螺旋溝部と、
    前記第2円筒部の外周面の一部に形成され前記螺旋溝部と係合する係合突出部と、
    前記係合突出部を前記螺旋溝部に沿って所定の方向に向けて移動させる移動筒部と、
    を備える請求項1又は2に記載の間接活線作業用の先端工具。
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