JP4429228B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4429228B2
JP4429228B2 JP2005214898A JP2005214898A JP4429228B2 JP 4429228 B2 JP4429228 B2 JP 4429228B2 JP 2005214898 A JP2005214898 A JP 2005214898A JP 2005214898 A JP2005214898 A JP 2005214898A JP 4429228 B2 JP4429228 B2 JP 4429228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
slider
stator
coil
magnetized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005214898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007037243A5 (ja
JP2007037243A (ja
Inventor
悠 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005214898A priority Critical patent/JP4429228B2/ja
Priority to US11/459,619 priority patent/US7501723B2/en
Publication of JP2007037243A publication Critical patent/JP2007037243A/ja
Publication of JP2007037243A5 publication Critical patent/JP2007037243A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429228B2 publication Critical patent/JP4429228B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/06Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/18Machines moving with multiple degrees of freedom

Description

本発明は、リニア駆動式のモータに適用される駆動装に関する。
従来、カメラに装着されるレンズの光軸方向への移動、工作機械における各種機構の位置決め、自動車のスライド式シートの移動などの各種分野で、リニア駆動式のモータが使用されている。リニア駆動式のモータの第1の従来例として図11に示す軸移動型モータがある(例えば、特許文献1参照)。
図11は、第1の従来例に係る軸移動型モータを構成示す斜視図である。
図11において、軸移動型モータ400は、内周面の軸方向に沿ってスパイラル(螺旋)溝が形成されたモータ軸(不図示)を有するステータ403と、モータ軸のスパイラル溝に係合したスクリュー部材411から構成されている。スクリュー部材411は、該スクリュー部材411に設けられた溝420と、ステータ403に設けられた回転止め421との作用により、ステータ403に対して回転を規制される。モータ軸の正逆回転に伴い、スクリュー部材411を軸方向(正方向、逆方向)に移動(正逆移動)することができる。
しかし、上記特許文献1に記載の軸移動型モータでは、スクリュー部材411とモータ軸が機械的に接触している構造であるため、磨耗や騒音を発生しやすく高速化しにくいという問題がある。そこで、この点に鑑みたモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図12は、第2の従来例に係るモータの構成を示す斜視図である。
図12において、モータは、スパイラル状に着磁された着磁部を外周面に有するマグネット501と、前記着磁部に倣って形成された磁極部512を内周面に有するステータ511から構成されている。ステータ511に巻回されたコイル(不図示)に対する通電を切り替えることにより、回転磁界を発生させ、ステータ511に形成された溝(磁極部512)に倣ってマグネット501を直進方向または回転方向に移動させることを特徴としている。
上記特許文献2に記載のモータでは、マグネット501をステータ511に対して非接触で動かすことができるため、磨耗や騒音が少なく高速化を達成できるモータを実現している。
特開平06−078494号公報 特許第3434430号
しかしながら、上記特許文献2に記載のモータでは、ステータ511の内周面に、マグネット501の着磁部に倣って複雑な形状の磁極部512を形成する必要があるため、大量生産に適した加工法での製作は困難であり、低コスト化が難しいという問題があった。また、マグネット501の直進方向の長さは、最低でもマグネット501の直進移動量の長さが必要であり、直進移動量が大きい場合はマグネット501が長軸化していく構造であった。
マグネットを製造する際には、マグネットと同程度の長さを持ち且つマグネットの着磁部と同様の形状の磁極歯を有する着磁ヨークと、該着磁ヨークを励磁するためのコイルが必要となる。着磁ヨークは、マグネットを長軸化し直進方向に対する着磁部の角度(図12に示すθ)を小さくしていくと、製造が困難になる。特に螺旋形状の着磁部が側面を一周以上する場合、着磁ヨークにコイルを巻回することが困難となるため、コイルの巻きむら等により着磁のばらつきが生じやすく、トルクむらの発生やコストの増大を引き起こすという問題があった。
また、モータ駆動時のマグネット501における力の受ける方向は、図12に示すf(f1とf2の合成)の方向である。マグネット501を軸方向に沿って直進させる場合、進行方向に対してはその分力であるf1の力が推進力となる。マグネット501の推進力を大きくするためには、直進方向に対する磁極部512の角度及びマグネット501の着磁部の角度(図12に示すθ)を小さく必要がある。
しかし、直進方向に対する角度θを小さくしていくと、磁極部512の1極あたりの幅が狭くなり、十分な強度を確保することができなくなるために、モータの効率化が難しかった。また、上記理由により、マグネット501における長軸化と直進方向に対する角度θの減少とを両立することが困難であるため、モータの効率化が難しかった。更に、マグネット501とコイルが径方向に重なる構造であるため、小径化には不利であった。
本発明の目的は、製作が容易で且つ推進力の向上及び小径化を実現可能とした駆動装を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の駆動装置は、軟磁性材料から形成され、所定の軸方向に沿って配置された少なくとも一つの螺旋形部材を有するスライダと、軟磁性材料から形成され、前記スライダを前記所定の軸方向に沿って移動可能に支持するステータと、前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第1の領域を少なくとも部分的に励磁する第1のコイルと、前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第2の領域を少なくとも部分的に励磁する第2のコイルと、前記ステータに固定され、前記第1の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第1のマグネットと、前記ステータに固定され、前記第2の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第2のマグネットとを備え、前記スライダは前記ステータの内側に配置され、前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットは、互いに同軸でありかつ前記所定の軸方向に並んでおり、前記ステータは前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットの外周に配置されることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、請求項2記載の駆動装置は、軟磁性材料から形成され、所定の軸方向に沿って配置された少なくとも1つの螺旋形部材を有するスライダと、軟磁性材料から形成され、前記スライダを前記所定の軸方向に沿って移動可能に支持するステータと、前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第1の領域を少なくとも部分的に励磁する第1のコイルと、前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第2の領域を少なくとも部分的に励磁する第2のコイルと、前記ステータに固定され、前記第1の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第1のマグネットと、前記ステータに固定され、前記第2の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第2のマグネットとを備え、前記スライダは前記ステータの外側に配置され、前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットは、互いに同軸でありかつ前記所定の軸方向に並んでおり、前記ステータは前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットの内周に配置されることを特徴とする。
請求項1記載の駆動装置によれば、第1及び第2のマグネットがスライダの螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有するため、マグネットの軸方向長さを短縮でき、マグネットを含む駆動装置の製造が容易となる。また、マグネットの短軸化により、所定の軸方向に対するマグネットの着磁面に形成される磁極の角度を小さくすることが容易となり、駆動装置によるスライダの推進力を向上させることが可能となる。
また、コイル及びマグネットを互いに同軸でありかつ所定の軸方向に並べて配置し、ステータはコイルとマグネットの外周に配置することで、コイルに通電したときに、コイル→ステータ→スライダが回転する為に最低限必要な隙間→スライダ→マグネット→コイルという、無駄の少ない磁路を形成するので、小さくても効率の良いモータを実現することができる。
また、コイルとマグネットを軸方向と平行となるように並べて配置する構造としているため、モータの径方向の大きさを、従来例に比べて薄くすることが可能となる。
請求項2記載の駆動装置によれば、スライダはステータの外側に配置され、第1及び第2のコイルと第1及び第2のマグネットは、互いに同軸でありかつ所定の軸方向に並んでおり、ステータは第1及び第2のコイルと第1及び第2のマグネットの内周に配置されることより、さらなるマグネットの多極化及び強力化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのリニア駆動式モータ(以下モータと略記する)の構成部品を示す分解斜視図である。図2は、組立完成状態のモータにおける軸方向に沿う構造を示す断面図である。
図1及び図2において、モータは、ステータヨーク1、第1のコイル2A、第2のコイル2B、第1のマグネット3A、第2のマグネット3B、支持バー4、スライダ5を備えている。
ステータヨーク1は、軟磁性材料から形成されると共に、概略円筒形状に構成されており、スライダ5を軸方向に移動可能に支持する。ステータヨーク1は、軸方向中央部の周方向に沿って形成された溝13により第1の外ヨーク11Aと第2の外ヨーク11Bに分けられている。ステータヨーク1における溝13の両側には、外周部から径方向に延びる仕切り板12が設けられている。仕切り板12は、溝13により第1の磁束伝達板12Aと第2の磁束伝達板12Bに分けられている。尚、第1の磁束伝達板12Aと第2の磁束伝達板12Bの連結部は、磁気干渉を防ぐために強度を失わない範囲内でなるべく薄くしておくことが望ましい。
第1のコイル2Aは、導線が環状に巻回されたものであり、スライダ5の磁極部を励磁する。第1のコイル2Aは、ステータヨーク1と同軸に配置され、その外径はステータヨーク1の内径に略等しい寸法に設定されている。
第2のコイル2Bは、導線が環状に巻回されたものであり、スライダ5の磁極部を励磁する。第2のコイル2Bは、第1のコイル2Aと同形状であり、ステータヨーク1と同軸に配置され、その外径はステータヨーク1の内径に略等しい寸法に設定されている。
第1のマグネット3Aは、円筒形状に構成されている。第1のマグネット3Aの内周面は、スパイラル状(螺旋状)にn分割(本実施の形態ではn=8分割)された着磁部として構成されており、該着磁部はS極及びN極が交互に着磁されている。
第2のマグネット3Bは、第1のマグネット3Aと同形状であり、円筒形状に構成されている。第2のマグネット3Bの内周面は、スパイラル状にn分割(本実施の形態ではn=8分割)された着磁部として構成されており、該着磁部はS極及びN極が交互に着磁されている。
支持バー4は、非磁性材料から形成されており、スライダ5の内径部に嵌合されることでスライダ5を軸方向へ移動可能に支持する。第1のコイル2A、第1のマグネット3A、第2のコイル2B、第2のマグネット3Bは、ステータヨーク1の内周部においてステータヨーク1に対して同軸に且つ軸方向に並べた状態で固定される。また、不図示の手段により支持バー4がステータヨーク1と同軸に固定されることにより、モータのステータを構成する。このとき、第1のマグネット3Aと第2のマグネット3Bの位相差は後述する所定の角度に設定されている。
スライダ5は、軟磁性材料から形成されており、外周部がスパイラル状の多条ネジ形状を有する概略円筒形状に構成されている。スライダ5の軸方向の長さは、モータに求められる移動量よりも長く設定されている。スライダ5の多条ネジの条数は、第1のマグネット3A(第2のマグネット3B)の極数nの半分に設定されている。多条ネジのそれぞれのネジ山部は、磁極部5−1、5−2、・・・5−2/nとして構成されている。ネジ山部の径は、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの内径よりもわずかに小さく設定され、ネジ山部の傾きは、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの着磁部の傾きと同じに設定されている。
スライダ5の内径は、支持バー4の外径に略等しい寸法に設定されている。これにより、スライダ5は、図2に示すように支持バー4を介してステータヨーク1に対して軸方向に移動(直進)可能に支持される。スライダ5が支持バー4に支持された状態で、スライダ5の磁極部5−1、5−2、・・・5−n/2は、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの着磁部と対向している。
次に、上記構成を有するモータにおいてスライダ5をステータヨーク1に対して軸方向に移動させる駆動原理を説明する。
先ず、ステータヨーク1、第1のコイル2A、第2のコイル2B、スライダ5により形成される磁路について図3を参照しながら説明する。
図3(a)は、モータの第1のコイル2A及び第2のコイル2Bから発生した磁束の磁路を軸方向断面に沿って見た場合の断面図である。図3(b)は、スライダ5を励磁した状態で且つスライダ5の側面を外側から見た場合の展開図、図3(c)は、スライダ5を図3(b)の状態から軸方向に移動させたときの状態で且つスライダ5の側面を外側から見た場合の展開図である。
図3(a)〜図3(c)において、図3(a)に示すように、第1のコイル2Aに通電することにより発生した磁束は、ステータヨーク1の第1の外ヨーク11A及び第1の磁束伝達板12A、スライダ5、第1のマグネット3A、と一周するループを形成する。この結果、スライダ5は、第1の外ヨーク11Aに対向する領域A1の箇所(図3(b))と、第1の磁束伝達板12Aに対向する領域A2の箇所(図3(b))が、それぞれ逆の極に励磁される。尚、図3(a)では、第1のコイル2A及び第2のコイル2Bの断面を導線(巻線)の集合で表している。
このとき、磁束は空隙の狭い箇所をより多く通る性質があるため、スライダ5の領域A1の中でもより空隙の狭い磁極部5−1、5−2、の箇所がより強く励磁される。図3(b)では、強く励磁される箇所に斜線を入れて示している。
第1のコイル2Aに対する通電方向を切り替えることにより、スライダ5の磁極部5−1、5−2、・・・の領域A1にある箇所を所望の極に励磁することができる。また、第2のコイル2Bに通電した場合も、第1のコイル2Aに通電した場合と同様に、スライダ5の磁極部5−1、5−2、・・・の領域B1にある箇所を、領域A1にある箇所とは独立して所望の極に励磁することができる。
尚、本実施の形態では、モータの組立の簡易化及び部品点数の削減のために、ステータヨーク1の第1の外ヨーク11Aと第2の外ヨーク11Bを一体に構成しているが、これに限定されるものではない。第1のコイル2Aと第2のコイル2Bの磁気干渉が大きい場合は、ステータヨーク1の第1の外ヨーク11Aと第2の外ヨーク11Bを別体に構成するとよい。
図3(c)の場合も図3(b)の場合と同様に、第1のコイル2Aに通電することにより発生した磁束は、第1の外ヨーク11A、第1のマグネット3A、スライダ5、第1の磁束伝達板12A、と一周するループを形成する。これにより、スライダ5の空隙の狭い磁極部5−1、5−2、・・・の領域A1、A2の箇所が強く励磁される。その結果、図3(c)の斜線で示す箇所が強く励磁されることになる。強く励磁される箇所は、図3(b)の場合と比べると位相がずれている。
スライダ5における強く励磁される領域A1、A2、B1、B2の軸方向の位置は、ステータヨーク1の形状、第1のコイル2A及び第2のコイル2Bの軸方向の長さ、スライダ5の形状により決定される。スライダ5が軸方向に移動しても、領域A1、A2、B1、B2は軸方向に移動することはない。スライダ5が軸方向に移動すると、各領域と磁極部5−1、5−2、・・・との位置関係が変わるため、強く励磁される箇所の位相が変化する。
次に、第1のコイル2A及び第2のコイル2Bに通電することで励磁されたスライダ5が動いていく様子を図4及び図5を参照しながら説明する。
図4(a)は、スライダ5の領域A1をS極に励磁し領域B1をS極に励磁した状態を示す図、図4(b)は、スライダ5の領域A1をN極に励磁し領域B1をS極に励磁した状態を示す図である。図5(a)は、スライダ5の領域A1をN極に励磁し領域B1をN極に励磁した状態を示す図、図5(b)は、スライダ5の領域A1をS極に励磁し領域B1をN極に励磁した状態を示す図である。
図4及び図5では、励磁したスライダ5と、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bとの位置関係を示しており、スライダ5を外周部から見た展開図に、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの着磁面の展開図を重ねたものである。スライダ5の着磁部との位置関係を示すため、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの一部を破断している。また、スライダ5の領域A2、領域B2の着磁は、モータの駆動には影響がないため表示を省略している。
図4及び図5において、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの着磁ピッチと、スライダ5の磁極部5−1、5−2、・・・のピッチとは等しい。また、スライダ5の山部(磁極部)は、谷部に比べて小さくしておくことが望ましい。また、第1のマグネット3Aと第2のマグネット3Bの電気的な位相差は、着磁ピッチの1/4だけ離れている。
図4(a)は、第1のコイル2Aに逆方向の通電を行うことでスライダ5の領域A1をS極に励磁し、第2のコイル2Bに逆方向の通電を行うことでスライダ5の領域B1をS極に励磁した状態である。スライダ5の励磁された磁極部と、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bとの磁気的なバランスにより、図4(a)の位置でスライダ5は安定する。
図4(b)は、第1のコイル2Aに正方向の通電を行うことでスライダ5の領域A1をN極に励磁し、第2のコイル2Bに逆方向の通電を行うことでスライダ5の領域B1をS極に励磁した状態である。スライダ5の励磁された磁極部と、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bとの磁気的なバランスにより、図4(b)の位置でスライダ5は安定する。図4(b)の位置は、図4(a)の位置から軸方向の着磁ピッチ(図4(a)に示すP)の1/4だけスライダ5が進んだ位置である。
図5(a)は、第1のコイル2Aに正方向の通電を行うことでスライダ5の領域A1をN極に励磁し、第2のコイル2Bに正方向の通電を行うことでスライダ5の領域B1をN極に励磁した状態である。図4(a)の位置から軸方向の着磁ピッチの2/4だけ進んだ図5(a)の位置でスライダ5は安定する。
図5(b)は、第1のコイル2Aに逆方向の通電を行うことでスライダ5の領域A1をS極に励磁し、第2のコイル2Bに正方向の通電を行うことでスライダ5の領域B1をN極に励磁した状態である。図4(a)の位置から軸方向の着磁ピッチの3/4だけ進んだ図5(b)の位置でスライダ5は安定する。
このように、第1のコイル2Aと第2のコイル2Bに対する通電方向を順次切り替えることにより、スライダ5を軸方向の着磁ピッチの1/4ずつ、ステータヨーク1に対して軸方向に移動させることができる。
このとき、スライダ5は、磁極部5−1に直交する方向(図4(a)の矢印Fの方向)に力を受ける。この結果、スライダ5は、ステータヨーク1に対して回転運動をしながら軸方向にも移動、即ち螺旋運動を行う。必要に応じて、ステータヨーク1に回転止めを設けることにより、スライダ5を軸方向にのみ移動させることが可能である。この場合、スライダ5が力を受ける方向Fはスライダ5の進行方向に近い方が、モータの効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、モータのスライダ5の磁極部を多条ネジ形状のネジ山として構成しているため、磁極部を転造などの大量生産に適した加工法で形成することができる。これにより、磁極部の製作が容易なモータを提供することが可能となる。
また、第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bの内周面を螺旋形状の着磁部として構成しているため、マグネットの直進方向の長さを直進移動量よりも小さく構成することが可能であり、マグネットの軸方向長さを短縮する短軸化を実現できる。これにより、マグネットの製造が容易なモータを提供することが可能となる。
また、上記のようにスライダ5の磁極部を多条ネジ形状のネジ山に構成することで、直進方向に対する磁極部の角度を小さくしても磁極部の強度は失われず、逆に、直進方向に対する磁極部の角度を大きくしても磁極部同士が干渉することはない。
また、上記のようにマグネットの短軸化により、直進方向に対するマグネットの着磁部の角度を大きくすることが容易である。これにより、推進力が大きい高効率化を達成したモータを提供することが可能となる。
また、上記のようにマグネットの短軸化により、直進方向に対するマグネットの着磁部の角度を小さくしても、着磁部がマグネットの側面を一周し難くなる(着磁部がマグネットの軸に直交する同心円状(帯状)に形成されることなく、適正に螺旋形状に形成される)。そのため、直進方向に対する着磁部の角度の小さなマグネットを製造することが容易である。この結果、スライダ5が受ける力の進行方向の分力を大きくすることができる。これにより、推進力が大きい高効率化を達成したモータを提供することが可能となる。
また、第1のコイル2Aと第2のコイル2Bと第1のマグネット3A及び第2のマグネット3Bを軸方向に並べて配置する構造としているため、モータの半径方向の大きさを、最低で「磁極部の厚さ+マグネットの厚さ」とすることができる。これにより、小径化を達成したモータを提供することが可能となる。
上記のことから、製作が容易で且つ推進力が大きく小径化を実現できるモータを提供することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのモータの構成部品を示す分解斜視図である。図7は、組立完成状態のモータにおける軸方向に沿う構造を示す断面図である。
図6及び図7において、モータは、第1のステータヨーク101A、第2のステータヨーク101B、第1のコイル102A、第2のコイル102B、第1のマグネット103A、第2のマグネット103B、支持バー104、スライダ105、回転止めバー106を備えている。
第1のステータヨーク101Aは、軟磁性材料から形成されると共に、概略円筒形状に構成されている。第1のステータヨーク101Aは、第1の内ヨーク111A、第1の磁束伝達板112Aから構成されている。第2のステータヨーク101Bは、軟磁性材料から形成されると共に、第1のステータヨーク101Aと同形状の概略円筒形状に構成されている。第2のステータヨーク101Bは、第1の内ヨーク111B、第1の磁束伝達板112Bから構成されている。
第1のコイル102Aは、第1のステータヨーク101Aの外周部に巻回される。第2のコイル102Bは、第2のステータヨーク101Bの外周部に巻回される。
第1のマグネット103Aは、円筒形状に構成されている。第1のマグネット103Aは、外周面がスパイラル状にn分割(本実施の形態ではn=8分割)された着磁部として構成されており、該着磁部はS極及びN極が交互に着磁されている。第2のマグネット103Bは、第1のマグネット103Aと同形状の円筒形状に構成されている。第2のマグネット103Bは、外周面がスパイラル状にn分割(本実施の形態ではn=8分割)された着磁部として構成されており、該着磁部はS極及びN極が交互に着磁されている。
支持バー104及び回転止めバー106は、図7に示すように、スライダ105の内周部において第1のステータヨーク101Aと第2のステータヨーク101Bを固定するための部品である。
スライダ105は、軟磁性材料から形成されると共に、円筒形状に構成されている。スライダ105は、内周部に多条の雌ネジの山部の形状を有する第1の磁極部151A及び第2の磁極部151Bを備えている。第1の磁極部151Aは、第1のマグネット103Aに対応し、第2の磁極部151Bは、第2のマグネット103Bに対応する。多条の雌ネジの条数は、第1のマグネット103A(第2のマグネット103B)の極数nの1/2に設定されている。また、スライダ105は、内周部に支持穴152と回転止め153を備えている。
図7に示すように、第1のステータヨーク101Aの外周部に、第1のコイル102Aと第1のマグネット103Aを固定し、第2のステータヨーク101Bの外周部に、第2のコイル102Bと第2のマグネット103Bを固定する。更に、第1のステータヨーク101Aと第2のステータヨーク101Bを、支持バー104及び回転止めバー106を介して固定する。これにより、モータのステータを構成する。
また、支持穴152に支持バー104を嵌合することで、スライダ105をステータに対して直進可能に支持する。また、回転止め153に回転止めバー106を嵌合することで、スライダ105がステータに対して回転することを規制している。
上記各部品の組立後、スライダ105の第1の磁極部151Aは第1のマグネット103Aの着磁部と対向し、スライダ105の第2の磁極部151Bは第2のマグネット103Bの着磁部と対向する。
本実施の形態では、第1のマグネット103A及び第2のマグネット103Bの外周面に着磁する外周着磁を行っている。上記第1の実施の形態に比べてスライダ105が重くなってしまうが、外周着磁は内周着磁に比べて容易であるため、上記第1の実施の形態に比べてマグネットの多極化及び強力化を実現することができる。
また、第1の磁極部151Aと第2の磁極部151Bを別体で構成しているため、磁気干渉が少ないという特徴がある。別体で構成する場合、第1のマグネット103Aと第1の磁極部151Aの位相差と、第2のマグネット103Bと第2の磁極部151Bの位相差との差は、第1のマグネット103A、第2のマグネット103Bの着磁ピッチの1/4であればよい。第1のマグネット103Aと第2のマグネット103Bの位相差、第1の磁極部151Aと第2の磁極部151Bの位相差については限定しない。
また、スライダ105を始めとする各部品を円筒形状に構成し、円筒内部に配設する支持バー104及び回転止めバー106を小径に構成しているため、中空構造のモータを実現することができる。これにより、モータの開口部にレンズや配線を配置することが可能となり、モータによりレンズを駆動する場合に好適となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、製作が容易で且つ推進力が大きく小径化を実現できるモータを提供することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置としてのモータの構成部品を示す分解斜視図である。図9は、組立完成状態のモータの構成を示す断面図である。
図8及び図9において、モータは、ステータ201、第1のコイル202A、第2のコイル202B、第1のマグネット203A、第2のマグネット203B、支持バー204、スライダ205を備えている。
ステータ201は、軟磁性材料から形成されると共に、中空の正四角柱形状に構成されている。第1のコイル202A及び第2のコイル202Bは、それぞれ、ステータ201の内側に嵌合可能な中空の正四角柱形状に構成されている。第1のマグネット203A及び第2のマグネット203Bは、それぞれ、ステータ201の内側に嵌合可能な中空の正四角柱形状に構成されており、内周面がスパイラル状にn分割され且つS極及びN極が交互に着磁された着磁部として構成されている。
支持バー204は、非磁性材料から形成されており、スライダ205の内径部に嵌合されることでスライダ205を軸方向へ移動可能に支持する。スライダ205は、軟磁性材料から形成されると共に、外周部が多条ネジ形状を有する中空の概略四角柱形状に構成されている。スライダ205の多条ネジのそれぞれのネジの山部は、磁極部として構成されており、ネジの山部の傾きは、第1のマグネット203A及び第2のマグネット203Bの着磁部の傾きと同じに設定されている。
上記第1及び第2の実施の形態では、マグネットを円筒形状に構成したが、円筒形状のマグネットの場合、着磁が難しく強力な磁力を与えられないことがある。これに対し、本実施の形態では、第1のマグネット203A及び第2のマグネット203Bを中空の正四角柱形状に構成したものである。これに伴い、ステータ201、第1のコイル202A、第2のコイル202Bも中空の正四角柱形状に構成している。
図9から分かるように、本実施の形態のモータ各部の断面構造及び位置関係は、上記第1の実施の形態のモータ各部の断面構造及び位置関係と基本的に同じである。即ち、ステータ201の内側に、第1のコイル202A、第2のコイル202B、第1のマグネット203A、第2のマグネット203B、支持バー204、スライダ205を配置し、支持バー204によりスライダ205を軸方向へ移動可能に支持する構造となる。
本実施の形態では、モータを構成するマグネットは円筒形状に限らず中空の正四角柱形状でも実現可能であることが分かる。中空の正四角柱形状の第1のマグネット203A及び第2のマグネット203Bは、平面形状(板状)のマグネットを4枚組み合わせることで実現可能である。平面形状のマグネットならば、着磁ヨークは簡単な形状となり、強力な磁石を製作しやすいという利点がある。
以上説明したように、本実施の形態によれば、製作が容易で且つ推進力が大きく小径化を実現できるモータを提供することが可能となる。
[第4の実施の形態]
図10は、本発明の第4の実施の形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す斜視図である。
図10において、レンズ駆動装置は、モータ、レンズ保持枠302、回転止め303を備えている。モータは、上述した第1の実施の形態のモータと同一構造であり、第1の外ヨーク11A及び第2の外ヨーク11Bを有するステータヨーク1、支持バー4、スライダ5を備えている。モータの各部は上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、同一符号を付し説明を省略する。
レンズ保持枠302は、レンズ301を保持する保持部304、回転止め303が係合される係合部305、支持バー4が挿入される挿入部306を備えており、スライダ5と一体的に構成されている。レンズ保持枠302の係合部305に回転止め303を係合させることにより、レンズ保持枠302と一体となったスライダ5のステータ1に対する回転を規制することができる。また、レンズ保持枠302の挿入部306にモータの支持バー4を挿入することにより、スライダ5をステータ1に対して軸方向に移動させ、レンズ301の位置を自由に決めることができる。即ち、レンズ保持枠302は、スライダ5の動作に連動して動作する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、上記構成を有するレンズ駆動装置を用いてレンズを駆動することで、上記特許文献1に記載のモータを用いる場合と比較し、磨耗や騒音をなくすことができる。また、上記特許文献2に記載のモータを用いる場合と比較し、製作が容易で且つ推進力が大きく小径化を実現できるレンズ駆動装置を提供することができる。
[他の実施の形態]
上記第1及び第3の実施の形態では、ステータを外周側に配置すると共にスライダを内周側に配置し、上記第2の実施の形態では、ステータを内周側に配置すると共にスライダを外周側に配置したが、どちらの配置形態でもよい。
上記第1の実施の形態では、第1の磁極部と第2の磁極部を一体で構成(磁極部を第1及び第2に分割せずに構成)し、上記第2の実施の形態では、第1の磁極部と第2の磁極部を別体で構成したが、どちらの構成でもよい。第1の磁極部と第2の磁極部を一体で構成した場合はモータの小型化を図ることができ、第1の磁極部と第2の磁極部を別体で構成した場合は磁気干渉を少なくすることができる。
上記第3の実施の形態では、マグネット、ステータ、コイルの各部品を中空の正四角柱形状に構成したが、各部品の形状は正四角柱形状に限定されるものではなく、正四角柱形状以外の中空の多角柱形状(四角柱形状、正六角柱形状、六角柱形状、正八角柱形状、八角柱形状など)にも適用可能である。
上記第4の実施の形態では、モータによりレンズを駆動する場合を例に挙げたが、レンズの駆動に限定されるものではなく、工作機械における各種機構の位置決め、自動車のスライド式シートの移動などの各種分野に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのモータの構成部品を示す分解斜視図である。 組立完成状態のモータにおける軸方向に沿う構造を示す断面図である。 (a)は、モータの第1のコイル及び第2のコイルから発生した磁束の磁路を軸方向断面に沿って見た場合の断面図、(b)は、スライダを励磁した状態で且つスライダの側面を外側から見た場合の展開図、(c)は、スライダを(b)の状態から軸方向に移動させたときの状態で且つスライダの側面を外側から見た場合の展開図である。 (a)は、スライダの領域A1をS極に励磁し領域B1をS極に励磁した状態を示す図、(b)は、スライダの領域A1をN極に励磁し領域B1をS極に励磁した状態を示す図である。 (a)は、スライダの領域A1をN極に励磁し領域B1をN極に励磁した状態を示す図、(b)は、スライダの領域A1をS極に励磁し領域B1をN極に励磁した状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのモータの構成部品を示す分解斜視図である。 組立完成状態のモータにおける軸方向に沿う構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置としてのモータの構成部品を示す分解斜視図である。 組立完成状態のモータの構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す斜視図である。 第1の従来例に係る軸移動型モータを構成示す斜視図である。 第2の従来例に係るモータの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 ステータヨーク(ステータ)
2A 第1のコイル
2B 第2のコイル
3A 第1のマグネット
3B 第2のマグネット
5 スライダ
101A 第1のステータヨーク(ステータ)
101B 第2のステータヨーク(ステータ)
102A 第1のコイル
102B 第2のコイル
103A 第1のマグネット
103B 第2のマグネット
105 スライダ
201 ステータ
202A 第1のコイル
202B 第2のコイル
203A 第1のマグネット
203B 第2のマグネット
205 スライダ
302 レンズ保持枠(レンズ保持手段)

Claims (7)

  1. 軟磁性材料から形成され、所定の軸方向に沿って配置された少なくとも1つの螺旋形部材を有するスライダと、
    軟磁性材料から形成され、前記スライダを前記所定の軸方向に沿って移動可能に支持するステータと、
    前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第1の領域を少なくとも部分的に励磁する第1のコイルと、
    前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第2の領域を少なくとも部分的に励磁する第2のコイルと、
    前記ステータに固定され、前記第1の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第1のマグネットと、
    前記ステータに固定され、前記第2の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第2のマグネットとを備え、
    前記スライダは前記ステータの内側に配置され、前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットは、互いに同軸でありかつ前記所定の軸方向に並んでおり、前記ステータは前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットの外周に配置されることを特徴とする駆動装置。
  2. 軟磁性材料から形成され、所定の軸方向に沿って配置された少なくとも1つの螺旋形部材を有するスライダと、
    軟磁性材料から形成され、前記スライダを前記所定の軸方向に沿って移動可能に支持するステータと、
    前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第1の領域を少なくとも部分的に励磁する第1のコイルと、
    前記ステータに固定され、前記螺旋形部材の第2の領域を少なくとも部分的に励磁する第2のコイルと、
    前記ステータに固定され、前記第1の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第1のマグネットと、
    前記ステータに固定され、前記第2の領域に対向し且つ前記螺旋形部材の形状に応じた形状に着磁された着磁面を有する第2のマグネットとを備え、
    前記スライダ前記ステータの外側に配置され、前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットは、互いに同軸でありかつ前記所定の軸方向に並んでおり、前記ステータは前記第1及び第2のコイルと前記第1及び第2のマグネットの内周に配置されることを特徴とする駆動装置。
  3. 前記第1及び前記第2のマグネットの形状は、円筒形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動装置。
  4. 前記第1及び前記第2のマグネットの形状は、中空の角柱形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動装置。
  5. 前記第1及び第2のマグネットの各々の着磁面は所定数の磁極を有し、
    前記スライダの前記螺旋形部材は、前記第1及び第2のマグネットの各々の前記磁極数の1/2に等しい数の突条部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動装置。
  6. 物体を保持すると共に前記駆動装置の前記スライダに連動する物体保持部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記物体は、カメラ用のレンズから成ることを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
JP2005214898A 2005-07-25 2005-07-25 駆動装置 Expired - Fee Related JP4429228B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005214898A JP4429228B2 (ja) 2005-07-25 2005-07-25 駆動装置
US11/459,619 US7501723B2 (en) 2005-07-25 2006-07-24 Driving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005214898A JP4429228B2 (ja) 2005-07-25 2005-07-25 駆動装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007037243A JP2007037243A (ja) 2007-02-08
JP2007037243A5 JP2007037243A5 (ja) 2008-09-04
JP4429228B2 true JP4429228B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=37678422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005214898A Expired - Fee Related JP4429228B2 (ja) 2005-07-25 2005-07-25 駆動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7501723B2 (ja)
JP (1) JP4429228B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2443101B (en) * 2005-04-19 2010-06-23 Oregon State Methods and apparatus for power generation
US20100117366A1 (en) * 2007-03-02 2010-05-13 Kenneth Rhinefrank Methods and apparatus for power generation
US20090251258A1 (en) * 2008-04-08 2009-10-08 The State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of Magnetic helical screw drive
CN101656458A (zh) * 2008-08-24 2010-02-24 刘忠臣 直线永磁驱动机及磁悬浮车路系统
US8004103B2 (en) * 2008-10-30 2011-08-23 Jeremy Brantingham Power generation
JP5484861B2 (ja) * 2009-01-07 2014-05-07 山洋電気株式会社 リニアモータ
JP5675721B2 (ja) 2012-07-18 2015-02-25 株式会社ミツバ 電動式ベッド用リニアアクチュエータ
WO2016204953A1 (en) 2015-06-16 2016-12-22 Skytran Inc. Magnetic linear drive device and system
US11005342B2 (en) * 2017-04-13 2021-05-11 John Steven Aiken Spiral helix electromagnetic linear pulse motor
GB2576004B (en) * 2018-07-31 2022-10-05 Trw Ltd An electromagnetic linear actuator
JP6727474B1 (ja) * 2018-12-14 2020-07-22 三菱電機株式会社 直動電動機
CN109586501B (zh) * 2019-01-30 2020-01-07 维沃移动通信(杭州)有限公司 一种驱动系统及终端设备
USD982269S1 (en) * 2020-03-05 2023-03-28 Tyler Sanders Pool pole

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3861179D1 (de) * 1987-09-03 1991-01-10 Peter Schuster Beruehrungsloser linearantrieb.
JPH0678494A (ja) 1992-08-27 1994-03-18 Katsuragawa Electric Co Ltd モーター
DE19527005A1 (de) * 1994-09-26 1996-03-28 Koyo Machine Ind Co Ltd Magnetische Bewegungsspindeleinrichtung
JP3434430B2 (ja) 1997-03-12 2003-08-11 シーケーディ株式会社 モータ及びそのモータを備えた出力装置
CN1330082C (zh) * 2000-03-30 2007-08-01 株式会社东芝 静电致动器机构、其驱动方法、和使用其的摄像机模块
JP4037695B2 (ja) * 2002-06-18 2008-01-23 日本電産サンキョー株式会社 リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置
US7242118B2 (en) * 2003-07-31 2007-07-10 Japan Servo Co., Ltd. Toroidal-coil linear stepping motor, toroidal-coil linear reciprocating motor, cylinder compressor and cylinder pump using these motors
US7230355B2 (en) * 2004-12-21 2007-06-12 Baldor Electric Company Linear hybrid brushless servo motor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007037243A (ja) 2007-02-08
US20070018512A1 (en) 2007-01-25
US7501723B2 (en) 2009-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429228B2 (ja) 駆動装置
US6798093B2 (en) Dual coil permanent magnet motor having inner annular member
CN1158740C (zh) 往复式电机的定子结构
US8264106B2 (en) Motor and driving device having integrally formed magnetic-pole portions
US20130334908A1 (en) Stepping motor, lens apparatus, and image pickup apparatus
US8084899B2 (en) Driving apparatus
JP2003169459A (ja) ステッピングモーター
JP2007181370A (ja) リニアモータ及びこれに含まれる固定子の製造方法
US8310773B2 (en) Toric motor and lens barrel having the same incorporated therein
JP4378309B2 (ja) 駆動装置
US7751132B2 (en) Lens barrel drive apparatus
CN103493346B (zh) 致动器
JP2006304405A (ja) 駆動装置、制御方法、及びプログラム
JP5127193B2 (ja) 駆動装置
JP3543148B2 (ja) リニアモータ
JP2011125127A (ja) モータ
JP4921183B2 (ja) 駆動装置およびレンズ駆動装置
JP5891428B2 (ja) アクチュエータ装置
JP2006087168A (ja) ステッピングモータ
JP2004364440A (ja) リニアモータ
JP2004260945A (ja) リニアモータおよびその製造方法
JP2007060741A (ja) 駆動装置
JP2006280105A (ja) 駆動装置
JP2007181373A (ja) 駆動装置
JP2014121128A (ja) リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees