JP4427396B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェーハの加工を行う加工装置に関するものである。
ストリートによって区画されて集積回路が表面に複数形成されて構成される半導体ウェーハは、ダイシングされて個々の半導体チップに分割され、各種電子機器等に利用されている。
例えば半導体ウェーハのダイシングにあたっては、薄く形成された半導体ウェーハを安定的に支持するために、図15に示すように、粘着テープTの粘着面の中央部に半導体ウェーハW2の裏面が貼着されると共に、粘着面の外周部にフレームFが貼着されることにより、半導体ウェーハW2が粘着テープTを介してフレームFと一体となった状態となる。そして、フレームFと一体となった半導体ウェーハW2がウェーハカセット300に収容され、搬出入手段301によってフレームFが挟持されてウェーハカセット300から取り出され、次に、搬送手段を構成する吸着パッド(図示せず)にフレームFが保持されてチャックテーブルに搬送される。チャックテーブルに保持された半導体ウェーハW2は、ダイシングされて個々の半導体チップに分割され、洗浄により切削屑等が除去された後に、搬送手段によってフレームFが保持されて搬送され、搬出入手段301により再びウェーハカセット内に収容される。このように、半導体ウェーハW2の加工時には粘着テープTを介して半導体ウェーハW2をフレームFと一体化させ、フレームFを保持して搬送することが必要となる(例えば特許文献1参照)。
特開2003−257896号公報
しかし、粘着テープに貼着された半導体ウェーハに高速回転する切削ブレードを切り込ませて切削を行いダイシングする際には、半導体ウェーハを完全に切断するために粘着テープにも切削ブレードを僅かに切り込ませる必要があるため、粘着テープの粘着層が粘着屑となって飛散してフレームに付着することがある。そして、粘着屑がフレームに付着すると、フレームを保持して半導体ウェーハを搬送等する際に、フレームの保持状態を解除して離脱させようとした際にもフレームが離脱しないことがある。この場合は、フレームを所要位置に位置付けることができず、予期できない場所に脱落し、そのフレームと一体となった半導体ウェーハが損傷したり、加工装置が損傷したりするという問題がある。
また、フレームに付着した粘着屑が洗浄により十分に除去されないまま他の加工装置において使用されると、他の加工装置においても同様の問題が生じることがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、フレームに粘着屑が付着している場合においても、フレームを確実に離脱させるようにすることである。
本発明は、粘着テープにウェーハ及びフレームが貼着されることにより粘着テープを介してフレームと一体になったウェーハをウェーハカセットから受け取り手段に搬出すると共にウェーハカセット内に搬入する搬出入手段を少なくとも備え、搬出入手段は、ガイドレールと、モータによって回動するボールネジと、ボールネジに螺合すると共にガイドレールに摺動可能に係合する移動部と、移動部に設けられ互いが近づく方向または離れる方向に上下動して該フレームを挟持または解放する2つのつば状のつまみ部とから構成され、つまみ部にフレームを挟持させるとともにモータによってボールネジを回動し、移動部を移動させて所定の位置で該フレームを解放する事によって粘着テープを介してフレームと一体となったウェーハを受け取り手段に搬出し、受け取り手段が、フレームの底面を摺動可能に支持する第一の底面支持部とフレームの側部を支持する第一の側部支持部とからなる第一のL字レールと、フレームの底面を摺動可能に支持する第二の底面支持部とフレームの側部を支持する第二の側部支持部とからなり第一のL字レールに対向して配設される第二のL字レールとを備え、第一のL字レール及び第二のL字レールが互いが近づく方向または離れる方向に移動可能に構成され、第一の底面支持部の上部及び第二の底面支持部の上部に、搬出入手段によりウェーハカセットから搬出されたフレームの水平方向の移動を規制する第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部が対向して配設されていることを特徴とする加工装置を提供する。
更に本発明は、粘着テープにウェーハ及びフレームが貼着されることにより粘着テープを介してフレームと一体になったウェーハをウェーハカセットから受け取り手段に搬出すると共にウェーハカセット内に搬入する搬出入手段と、受け取り手段に搬出されたウェーハと一体になったフレームを吸引保持し垂直方向に移動してウェーハを搬出すると共にウェーハを受け取り手段に搬入する搬送手段とを少なくとも備え、搬出入手段は、ガイドレールと、モータによって回動するボールネジと、ボールネジに螺合すると共にガイドレールに摺動可能に係合する移動部と、移動部に設けられ互いが近づく方向または離れる方向に上下動してフレームを挟持または解放する2つのつば状のつまみ部とから構成され、つまみ部にフレームを挟持させるとともにモータによってボールネジを回動し、移動部を移動させて所定の位置で該フレームを解放する事によって粘着テープを介してフレームと一体となったウェーハを受け取り手段に搬出し、受け取り手段が、フレームの底面を摺動可能に支持する第一の底面支持部とフレームの側部を支持する第一の側部支持部とからなる第一のL字レールと、フレームの底面を摺動可能に支持する第二の底面支持部とフレームの側部を支持する第二の側部支持部とからなり第一のL字レールに対向して配設される第二のL字レールとを備え、第一のL字レール及び第二のL字レールが互いが近づく方向または離れる方向に移動可能に構成され、第一の側部支持部の上部及び第二の側部支持部の上部において、フレームの垂直方向の移動を制限する第一のフレーム押さえ部及び第二のフレーム押さえ部が対向する位置に配設された加工装置を提供する。この加工装置においては、第一の底面支持部の上部及び第二の底面支持部の上部に、搬出入手段によりウェーハカセットから搬出されたフレームの水平方向の移動を規制する第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部が対向して配設されていてもよい。
本発明では、受け取り手段を構成する第一のL字レールの第一の底面支持部及び第二のL字レールの第二の底面支持部にそれぞれフレームの水平方向の移動を規制する第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部を対向させて設けることにより、搬出入手段によってフレームが引き出された際に、たとえフレームに粘着屑が付着していて搬出入手段から離れないような場合でも、フレームが2つの引き出し規制部に当接して一定の位置に位置付けられるため、フレームを搬出入手段から確実に離脱させ、ウェーハユニットを所望の位置に載置することができる。従って、ウェーハが損傷したり加工装置が損傷したりすることがない。
また、本発明では、受け取り手段を構成するL字レールの側部支持部に第一の押さえ部及び第二の押さえ部を設けることにより、搬送手段がフレームの吸着を解除して垂直方向に移動する際にフレームに付着した粘着屑によって搬送手段からフレームが離脱しない場合でも、フレームが2つの押さえ部に当接してフレームの垂直方向の移動が制限されるため、これによりフレームを搬送手段から確実に離脱させることができる。従って、ウェーハが損傷したり加工装置が損傷したりすることがない。
受け取り手段を構成する第一のL字レールの第一の底面支持部及び第二のL字レールの第二の底面支持部にそれぞれ第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部を設けると共に、第一のL字レールの側部支持部及び第二のL字レールの側部支持部にそれぞれ第一の押さえ部及び第二の押さえ部を設けることにより、たとえフレームに粘着屑が付着していたとしても、フレームが2つの引き出し規制部に当接してフレームを搬出入手段から確実に離脱させることができると共に、フレームが2つのフレーム押さえ部に当接してフレームの垂直方向の移動が制限されるため、これによりフレームを搬送手段から確実に離脱させることができる。
図1に示す切削装置1は本発明が適用される加工装置の一種であり、半導体ウェーハ等の切削を行う機能を有する。図2に示すように、切削しようとするウェーハWは、粘着テープTの中央部に貼着される。また、粘着テープTの外周部にはフレームFが貼着される。このようにしてウェーハWが粘着テープTを介してフレームFと一体となった状態で、図1に示すように、カセット載置領域10に備えたカセット昇降テーブル10aに載置されたウェーハカセット100に収容される。ウェーハWが粘着テープTを介してフレームFと一体となったものを、ウェーハユニットUと呼ぶことにする。ウェーハユニットUはウェーハカセット100に複数収容される。
図1に示すカセット載置領域10の近傍には、ウェーハカセット100から搬出されるウェーハユニットUまたはウェーハカセット100に搬入されるウェーハユニットUが載置される受け取り手段11が配設されている。そして、受け取り手段11の近傍には、ウェーハカセット100からのウェーハユニットUの搬出及びウェーハカセット100へのウェーハユニットUの搬入を行う搬出入手段12、及び、受け取り手段11とチャックテーブル13または洗浄領域17との間でウェーハユニットUの搬送を行う搬送手段14を備えている。
搬送手段14は、Y軸方向に移動可能なアーム部140と、アーム部140から下方に垂設された垂設部141と、垂設部141において垂直方向(Z軸方向)に昇降する昇降部142と、昇降部142の下端に設けられた吸着パッド143とから構成され、吸着パッド143がフレームFを吸着した状態でアーム部140がY軸方向に移動することによりウェーハユニットUを搬送することができる。
搬出入手段12は、図3に示すように、Y軸方向に配設されたボールネジ120及びガイドレール121と、ボールネジ120を回動させるモータ122と、ボールネジ120に螺合すると共にガイドレール121に摺動可能に係合する移動部123と、移動部123に設けられ互いが近づく方向または離れる方向に上下動してフレームFを挟持したり解放したりする2つのつば状のつまみ部124とから構成され、モータ122に駆動されてボールネジ120が回動するのに伴い、移動部123がY軸方向に移動する構成となっている。
受け取り手段11は、図4において拡大して示すように、対向して配設された第一のL字レール110と第二のL字レール111とから構成される。第一のL字レール110は、図1及び図2に示したウェーハユニットUを構成するフレームFの底面を摺動可能に支持する第一の底面支持部112と、フレームFの側部を支持する第一の側部支持部113とから構成され、第二のL字レール111は、フレームFの底面を摺動可能に支持する第二の底面支持部114と、フレームFの側部を支持する第二の側部支持部115とから構成される。第一のL字レール110及び第二のL字レール111は、いずれも断面がL字状に形成されており、X軸方向において互いが近づく方向または離れる方向に移動することにより、フレームFを挟持したり解放したりすることができる。
第一の底面支持部112の上部には第一の引き出し規制部116が配設されており、第二の底面支持部114の上部には第二の引き出し規制部117が配設されており、第一の引き出し規制部116と第二の引き出し規制部117とはX軸方向に対向している。また、第一の側部支持部113からは第一のフレーム押さえ部118が−X方向に突出して形成されており、第二の側部支持部115からは第二のフレーム押さえ部119が+X方向に突出して形成されており、第一のフレーム押さえ部118と第二のフレーム押さえ部119とは対向する位置に形成されている。
図4と併せて図1も参照して説明すると、受け取り手段11の下方には、ウェーハユニットUを保持するチャックテーブル13がX軸方向に移動可能に配設されており、チャックテーブル13の+X方向の隣接する位置には切削ブレードを備えた切削手段16及び切削すべき位置を検出するアライメント手段15が配設されている。
ウェーハカセット100に収容されたウェーハWを切削しようとするときは、カセット載置領域10に備えたカセット昇降テーブル10aの昇降によりウェーハユニットUを所定の高さに位置付け、搬出入手段12が+Y方向に移動し、つまみ部124がウェーハユニットUを構成するフレームFを挟持する。そして、搬出入手段12が−Y方向に移動し、所定の位置でつまみ部124による挟持を解除することにより、ウェーハユニットUが受け取り手段11を構成する第一のL字レール110及び第二のL字レール111の上に載置される。こうしてウェーハユニットUをウェーハカセット100から引き出す際は、フレームFの外周側面と第一の側部支持部113及び第二の側部支持部115とが接触しない程度に、第一のL字レール110と第二のL字レール111とを離しておく。
次に、第一のL字レール110及び第二のL字レール111が互いに近づく方向に移動し、フレームFが第一の側部支持部113と第二の側部支持部115とによって挟持され、ウェーハユニットUが一定の位置に位置付けられる。
次に、図1に示した搬送手段14がウェーハユニットUの直上に移動し、昇降部142が下降して吸着パッド143がフレームFを吸着する。そして、第一のL字レール110及び第二のL字レール111が互いが離れる方向に移動し、第一のフレーム押さえ部118及び第二のフレーム押さえ部119がフレームFの真上に位置しないようにした後に、昇降部142が上昇してウェーハユニットUを上昇させ、その後昇降部142を下降させて吸着パッド143による吸着を解除することにより、ウェーハユニットUをチャックテーブル13に載置し、ウェーハWを吸引保持させる。
そして、チャックテーブル13を+X方向に移動させ、アライメント手段15によって切削すべき位置が検出された後に、更にチャックテーブル13が同方向に移動し、図5に示すように、切削手段16を構成する切削ブレード160が高速回転しながらウェーハWのストリートに切り込むことにより、切削が行われる。また、切削手段16をY軸方向にインデックス送りしながら同方向のストリートをすべて切削した後に、チャックテーブル13を90度回転させてから切削済のストリートに直交するストリートをすべて切削することにより、ダイシングされて個々のチップに分割される。
ウェーハWの切削の際は、ウェーハWを確実に切断するために、図6に示すように、切削ブレード160を粘着テープTにも若干切り込ませる。従って、粘着テープTも切削されて粘着屑200が飛散する。そして、図7に示すように、飛散した粘着屑200がフレームFの表面に付着する。なお、図6及び図7においては、粘着屑200を実際のものより大きく描いている。
ウェーハWの切削終了後は、搬送手段14を構成する昇降部142が下降することにより、図8に示すように、吸着パッド143が粘着屑200の付着したフレームFを吸着し、その後昇降部142が上昇し、アーム部140がY軸方向に移動することによりウェーハユニットUが洗浄領域17(図1参照)に搬送される。図1に示した洗浄領域17においては、保持テーブル170がウェーハユニットUを保持して回転すると共に、ノズル171から洗浄水が噴出されてウェーハWに付着した切削屑が除去される。一方、フレームFに付着した粘着屑200(図6、図7、図8参照)については完全に除去することはできない。
図1を参照して説明を続けると、洗浄されたウェーハユニットUは、フレームFが吸着パッド143に吸着された状態で搬送手段14によって受け取り手段11に搬送され、第一のL字レール110と第二のL字レール111の上に載置される。このとき、図9に示すように、第一のフレーム押さえ部118及び第二のフレーム押さえ部119がフレームFの真下に位置しないようにしておけば、ウェーハユニットUが載置される際に、第一のフレーム押さえ部118及び第二のフレーム押さえ部119が邪魔になることはない。
次に、図10に示すように、第一のL字レール110と第二のL字レール111とを近付けることにより、少なくとも第一のフレーム押さえ部118及び第二のフレーム押さえ部119の一部がフレームFの真上に位置するようにする。そして、吸着パッド143による吸着を解除すると共に昇降部142が上昇することにより、吸着パッド143からフレームFを離脱させようとする。このとき、フレームFに粘着屑200が付着していると、図11に示すように、フレームFが吸着パッド143から離れず、吸着パッド143と共にフレームFも若干上方に持ち上げられる。しかし、第一のL字レール110を構成する第一の側部支持部113から水平方向に突出した第一のフレーム押さえ部118及び第二のL字レール111を構成する第二の側部支持部115から水平方向に突出した第二のフレーム押さえ部119によってフレームFが下方に押さえつけられるため、フレームFは吸着パッド143から強制的に離脱され、ウェーハユニットUは、確実に第一のL字レール110と第二のL字レール111の上に載置される。従って、ウェーハWが損傷したり、切削装置1が損傷したりすることがない。
こうして受け取り手段11に載置されたウェーハユニットUは、搬出入手段12の移動部123がフレームFの端部を押しながら搬出入手段12が+Y方向に移動することにより、ウェーハカセット100の所定のスロットに収容される。
以上のようにしてダイシングされたウェーハWは、個々のチップごとに粘着テープTから剥離されるが、他のウェーハを切削する際は、使用済みのフレームFが再利用され、切削しようとする別のウェーハが粘着テープTを介してフレームFと一体となり、再びウェーハカセット100に収容される。そして、フレームFが再利用されるものである場合は、図7に示したように、フレームFの表面に粘着屑が付着したままであることがある。
新たなウェーハを切削する際にも、上記と同様の手順でウェーハカセット100から搬出されてから切削が行われる。即ち、まず、図12及び図13に示すように、搬出入手段12のつまみ部124によってフレームFが挟持されてウェーハカセット100からウェーハユニットU1が搬出される。このときは、フレームFの外周側面と第一の側部支持部113及び第二の側部支持部115とが接触しない程度に、第一のL字レール110と第二のL字レール111とを離しておく。ウェーハユニットU1は、切削前のウェーハW1とフレームFとが一体になったもので、フレームFの外周部が第一の引き出し規制部116及び第二の引き出し規制部117に当接するため、フレームFに粘着屑200が付着しているためにつまみ部124とフレームFとがくっついたままになっている場合でも、更に搬出入手段12が−Y方向に移動することによって強制的にフレームFがつまみ部124から離脱し、受け取り手段11に載置される。従って、ウェーハW1が損傷したり、切削装置が損傷したりすることがない。
こうしてウェーハユニットU1が受け取り手段11に載置された後は、図14に示すように、第一のL字レール110及び第二のL字レール111が互いに近づく方向に移動し、フレームFが第一の側部支持部113及び第二の側部支持部115によって押されて一定の位置に位置合わせされる。このとき、フレームFの側面は、第一の引き出し規制部116及び第二の引き出し規制部117の側面と接した状態でスライドし、若干+Y方向に移動する。
その後は、図5に示したように切削が行われ、個々のチップに分割されたウェーハW1は、フレームFと一体となったままの状態でダイシングされる。そして、洗浄領域17に搬送されて洗浄された後、ウェーハカセット100に収容される。なお、切削のためにチャックテーブル13にウェーハユニットUを載置する際や、切削後の洗浄のために洗浄領域17の保持テーブル170にウェーハユニットUを載置する際にも、吸着パッド143による吸着を解除して昇降部142が上昇することになるが、チャックテーブル13及び保持テーブル170ではウェーハを保持する吸引力が昇降部142の移動方向と逆の方向に作用しているため、たとえフレームFに粘着屑200が付着していたとしても、当該吸引力と昇降部142の上昇によって、吸着パッド143がフレームFから離脱する。
このように、搬送の過程においては、ウェーハユニットU1が所望の位置に載置されるため、ウェーハW1が損傷したり、切削装置1が損傷したりすることがない。なお、上記においては切削装置について説明したが、本発明は他の加工装置にも適用可能である。
加工装置の一例である切削装置を示す斜視図である。 粘着テープを介してフレームと一体になったウェーハを示す斜視図である。 搬出入手段の構成を示す斜視図である。 受け取り手段の構成を示す斜視図である。 ウェーハを切削する様子を示す斜視図である。 切削により粘着屑が飛散する様子を示す略示的断面図である。 粘着屑が付着したフレームを搬送しようとする様子を示す斜視図である。 粘着屑が付着したフレームを吸着した状態を示す略示的断面図である。 ウェーハユニットを受け取り手段に載置する様子を示す略示的断面図である。 搬送手段からフレームが離脱する直前の状態を示す略示的断面図である。 搬送手段からフレームが離脱する様子を示す略示的断面図である。 フレームの移動が第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部によって制限される様子を示す平面図である。 図10のA−A線断面図である。 フレームが搬出入手段から離脱した状態を示す平面図である。 フレームをウェーハカセットから取り出す様子を示す説明図である。
符号の説明
1:切削装置
10:カセット載置領域
100:ウェーハカセット
11:受け取り手段
110:第一のL字レール 111:第二のL字レール
112:第一の底面支持部 113:第一の側部支持部
114:第二の底面支持部 115:第二の側部支持部
116:第一の引き出し規制部 117:第二の引き出し規制部
118:第一のフレーム押さえ部 119:第二のフレーム押さえ部
12:搬出入手段
120:ボールネジ 121:ガイドレール 122:モータ 123:移動部
124:つまみ部
13:チャックテーブル
14:搬送手段
140:アーム部 141:垂設部 142:昇降部 143:吸着パッド
15:アライメント手段
16:切削手段
160:切削ブレード
17:洗浄領域
170:保持テーブル 171:ノズル
U、U1:ウェーハユニット
W、W1:ウェーハ T:粘着テープ F:フレーム
200:粘着屑

Claims (3)

  1. 粘着テープにウェーハ及びフレームが貼着されることにより粘着テープを介してフレームと一体になったウェーハをウェーハカセットから受け取り手段に搬出すると共に該ウェーハカセット内に搬入する搬出入手段を少なくとも備えた加工装置であって、
    該搬出入手段は、ガイドレールと、モータによって回動するボールネジと、該ボールネジに螺合すると共に該ガイドレールに摺動可能に係合する移動部と、該移動部に設けられ互いが近づく方向または離れる方向に上下動して該フレームを挟持または解放する2つのつば状のつまみ部とから構成され、該つまみ部に該フレームを挟持させるとともに該モータによって該ボールネジを回動し、該移動部を移動させて所定の位置で該フレームを解放する事によって該粘着テープを介して該フレームと一体となったウェーハを該受け取り手段に搬出し、
    該受け取り手段は、該フレームの底面を摺動可能に支持する第一の底面支持部と該フレームの側部を支持する第一の側部支持部とからなる第一のL字レールと、該フレームの底面を摺動可能に支持する第二の底面支持部と該フレームの側部を支持する第二の側部支持部とからなり該第一のL字レールに対向して配設される第二のL字レールとを備え、該第一のL字レール及び該第二のL字レールが、互いが近づく方向または離れる方向に移動可能に構成され、
    該第一の底面支持部の上部及び該第二の底面支持部の上部には、該搬出入手段により該ウェーハカセットから搬出されたフレームの水平方向の移動を規制する第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部が対向して配設された加工装置。
  2. 粘着テープにウェーハ及びフレームが貼着されることにより粘着テープを介してフレームと一体になったウェーハをウェーハカセットから受け取り手段に搬出すると共に該ウェーハカセット内に搬入する搬出入手段と、該受け取り手段に搬出されたウェーハと一体になったフレームを吸引保持し垂直方向に移動して該ウェーハを搬出すると共に該ウェーハを該受け取り手段に搬入する搬送手段とを少なくとも備えた加工装置であって、
    該搬出入手段は、ガイドレールと、モータによって回動するボールネジと、該ボールネジに螺合すると共に該ガイドレールに摺動可能に係合する移動部と、該移動部に設けられ互いが近づく方向または離れる方向に上下動して該フレームを挟持または解放する2つのつば状のつまみ部とから構成され、該つまみ部に該フレームを挟持させるとともに該モータによって該ボールネジを回動し、該移動部を移動させて所定の位置で該フレームを解放する事によって該粘着テープを介して該フレームと一体となったウェーハを該受け取り手段に搬出し、
    該受け取り手段は、該フレームの底面を摺動可能に支持する第一の底面支持部と該フレームの側部を支持する第一の側部支持部とからなる第一のL字レールと、該フレームの底面を摺動可能に支持する第二の底面支持部と該フレームの側部を支持する第二の側部支持部とからなり該第一のL字レールに対向して配設される第二のL字レールとを備え、該第一のL字レール及び該第二のL字レールが、互いが近づく方向または離れる方向に移動可能に構成され、
    該第一の側部支持部の上部及び該第二の側部支持部の上部には、該フレームの垂直方向の移動を制限する第一のフレーム押さえ部及び第二のフレーム押さえ部が対向する位置に配設された加工装置。
  3. 前記第一の底面支持部の上部及び前記第二の底面支持部の上部には、前記搬出入手段により前記ウェーハカセットから搬出されたフレームの水平方向の移動を規制する第一の引き出し規制部及び第二の引き出し規制部が対向して配設された請求項2に記載の加工装置。
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