JP4427008B2 - 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置 - Google Patents

圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4427008B2
JP4427008B2 JP2005177193A JP2005177193A JP4427008B2 JP 4427008 B2 JP4427008 B2 JP 4427008B2 JP 2005177193 A JP2005177193 A JP 2005177193A JP 2005177193 A JP2005177193 A JP 2005177193A JP 4427008 B2 JP4427008 B2 JP 4427008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
set value
temperature
heat exchanger
refrigerant
compressed gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005177193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006346607A (ja
Inventor
浩一 太田
英樹 金児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP2005177193A priority Critical patent/JP4427008B2/ja
Publication of JP2006346607A publication Critical patent/JP2006346607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4427008B2 publication Critical patent/JP4427008B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

本発明は、コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、その圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備える圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及びその圧縮気体除湿装置に関する。
エアドライヤーはコンプレッサーによって圧縮された圧縮気体の水分を除去する圧縮気体除湿装置として利用される。冷凍サイクルを用いたエアドライヤー(圧縮気体除湿装置)では、圧縮気体を熱交換器によって冷媒と熱交換することで冷却し、結露水を発生、分離することによって除湿する。このとき、冷却温度が5℃と凍結温度に近接しているため、低負荷時における熱交換器の凍結を防止する凍結防止手段を付加する必要がある。この熱交換器の凍結による問題点は、伝熱フィン間が氷の付着によって閉塞されることで圧縮気体が流れなくなり、圧縮空気を適切に供給できなくなることにある。
熱交換器の凍結防止手段としては、従来から図4の圧縮気体除湿装置の冷媒回路図に示すように冷凍サイクルの容量制御弁90による方式が一般的に使用され、熱交換器の温度を0℃以上に保っている。この容量制御弁90は、冷媒の高圧側と低圧側とをバイパスする管路に配設され、冷媒のバイパス流量を制御する弁である。なお、この圧縮気体除湿装置は、冷凍機の構成である冷凍用圧縮機10、凝縮器20、凝縮器ファン30、膨張器40及び熱交換器50を備える。
しかし、この容量制御弁90の方式は冷凍サイクル中に設置する機械式の流体弁であることから、構造上複雑であり、故障が多い。また、調整が必要となり、全体装置としてコストアップとなる。さらに、運転条件の全域で凍結防止を行うことは容易でない。
これに対して、冬季のように外気温度が著しく低くて冷凍機(圧縮気体除湿装置)の熱負荷が過小になる場合については、冷媒圧縮機(冷凍用圧縮機)及びモータ(凝縮器ファン)の運転を停止させて凍結を防止する冷凍式圧縮空気除湿装置(圧縮気体除湿装置)が開示されている(特許文献1参照)。
この装置によれば、熱負荷の低下を、外気温度センサー及び露点温度センサーの測定値の低下により予知し、制御装置から圧縮気体除湿装置の冷凍用圧縮機及び凝縮器ファンの運転を停止させる信号が出力される。これにより、熱負荷の過小な場合における冷却器(熱交換器)の凍結や露点の上昇が防止されるとともに消費電力が大幅に節減される効果がある。なお、この装置では、容量制御弁が併用されている。
しかしながら、外気温度センサー及び露点温度センサーによる検出情報は、圧縮気体除湿装置の冷媒に関する直接的な検出データではなく、圧縮気体除湿装置の状態を必ずしも正確に検出しているとはいえない。このため、熱交換器の凍結を運転条件の全域で確実に防止することは難しく、容量制御弁が併用されているものと考えられる。
実開平3−7923号公報(第1図)
圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置に関して解決しようとする問題点は、容量制御弁を具備しないと熱交換器の凍結を適切に防止できず、容量制御弁を具備すると構造が複雑となって、製造コストや保守管理に係るコストが高くなると共に、エネルギー消費を低減できないことにある。
そこで本発明の目的は、容量制御弁を具備しないで熱交換器の凍結を適切に防止でき、製造コストや保守管理に係るコストを低減できると共に、エネルギー消費を低減できる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法の一形態によれば、コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、該圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備える圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法であって、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報と、前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報とに基づいて、熱交換器の凍結を防止するように前記冷凍用圧縮機及び前記凝縮器ファンの運転を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法の一形態によれば、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記冷凍用圧縮機を制御し、前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法の一形態によれば、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記冷凍用圧縮機を制御し、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報及び前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法の一形態によれば、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が第1の設定値以上のときに前記冷凍用圧縮機を運転すると共に前記第1の設定値より低い第2の設定値以下のときに該冷凍用圧縮機を停止し、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が前記第1の設定値より低く前記第2の設定値より高い第3の設定値以上で且つ前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力が第4の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第4の設定値より低い第5の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止し、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が前記第3の設定値より低く且つ前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力が前記第4の設定値より低い第6の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第6の設定値より低い第7の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置の一形態によれば、コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、該圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備える圧縮気体除湿装置であって、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間の管路に配設されて冷媒の温度を検出する吸込温度センサーと、前記凝縮器と前記膨張器の間の管路に配設されて冷媒の温度を検出する凝縮温度センサーと、前記熱交換器の凍結を防止するように前記吸込温度センサーと前記凝縮温度センサーによる検出温度に基づいて前記冷凍用圧縮機及び前記凝縮器ファンの運転を制御する制御装置とを具備することを特徴とする。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置の一形態によれば、前記制御装置は、前記吸込温度センサーによる検出温度に基づいて前記冷凍用圧縮機の運転を制御し、前記凝縮温度センサーによる検出温度に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置の一形態によれば、前記制御装置は、前記吸込温度センサーによる検出温度に基づいて前記冷凍用圧縮機の運転を制御し、前記吸込温度センサー及び前記凝縮温度センサーによる検出温度に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置の一形態によれば、前記制御装置は、前記吸込温度センサーによる検出温度が第1の設定値以上のときに前記冷凍用圧縮機を運転すると共に前記第1の設定値より低い第2の設定値以下のときに該冷凍用圧縮機を停止し、前記吸込温度センサーによる検出温度が前記第1の設定値より低く前記第2の設定値より高い第3の設定値以上で且つ前記凝縮温度センサーによる検出温度が第4の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第4の設定値より低い第5の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止し、前記吸込温度センサーによる検出温度が前記第3の設定値より低く且つ前記凝縮温度センサーによる検出温度が前記第4の設定値より低い第6の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第6の設定値より低い第7の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止するように制御することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる圧縮気体除湿装置の他の形態によれば、コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、該圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備える圧縮気体除湿装置であって、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間の管路に配設されて冷媒の圧力を検出する蒸発圧力計と、前記凝縮器と前記膨張器の間の管路に配設されて冷媒の圧力を検出する凝縮圧力計と、前記熱交換器の凍結を防止するように前記蒸発圧力計と前記凝縮圧力計による検出圧力に基づいて前記冷凍用圧縮機及び前記凝縮器ファンの運転を制御する制御装置とを具備することを特徴とする。
本発明の圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置によれば、容量制御弁を具備しないで熱交換器の凍結を適切に防止でき、製造コストや保守管理に係るコストを低減できると共に、エネルギー消費を低減できるという特別有利な効果を奏する。
以下、本発明にかかる圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置について最良の形態の一例を添付図面(図1及び図2)に基づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる圧縮気体除湿装置を説明する冷媒回路図である。また、図2は本発明にかかる圧縮気体除湿装置の運転制御を説明するフローチャートである。なお、本形態は圧縮空気を除湿する装置例であり、「空気」と記述することがあるが、本発明はこれに限定されるものではなく、気体一般に適用される。
この圧縮気体除湿装置は、コンプレッサー(図示せず)によって圧縮された圧縮気体を、冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、その圧縮気体中の水分を結露させて除去する。基本構成として、冷凍用圧縮機10、凝縮器20、凝縮器ファン30、膨張器40及び熱交換器50を備える。これらの基本構成は冷凍機と同様である。なお、凝縮器20に図示された矢印は空気流を表現している。また、冷媒の低圧側の配管には蒸発器55の部分を除いて断熱材92が巻かれている。
熱交換器50は、空気入口51と空気出口52とを備え、気密されたチャンバー状に設けられている。空気入口51はコンプレッサーに接続され、空気出口52は圧縮空気を要する種々の空気圧機器(図示せず)に接続される。
また、この熱交換器50には、膨張器40を通って膨張された冷媒が導入される蒸発器55が設けられている。蒸発器55では、冷媒の断熱膨張によって気化熱が奪われることで冷却され、圧縮空気が熱交換されて冷却されることで結露が生じて除湿がなされる。この蒸発器55を構成する導管の外側には、熱交換を効率良く行うべく伝熱フィン(図示せず)が取り付けられている。
また、この熱交換器50には、再熱器(図示せず)が設けられている。この再熱器は、空気入口51から導入される高温多湿の圧縮空気と、空気出口52から排出される冷却除湿された圧縮空気との間で熱交換を行う。これにより、導入された圧縮空気は蒸発器55による冷却の前段階で予冷され、空気圧機器へ供給される圧縮空気は適度な温度に再熱され乾燥された状態で排出される。
例えば、40℃、相対湿度100%、0.7MPaの圧縮空気が空気入口51から熱交換器50内へ導入された場合に、30℃、相対湿度30%、露点10℃、0.7MPaの圧縮空気を空気出口52から吐出できる。
なお、以上の熱交換器50の構造は公知技術であり、詳細な説明を省略する。
60は吸込温度センサー(STS)であり、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間の管路65に配設されて冷媒の温度を検出し、その検出情報を検出信号として出力することができる。
この吸込温度センサー60によれば、管路65を形成する配管の外側に貼り付けることで設置でき、簡単に装着できる。また、機械的な動作部がないため故障しにくい。このため、製造コストや保守管理コストを低く抑えることができる。
なお、この吸込温度センサー60に替えて、図3に示すように熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間の管路65に設置されて冷媒の圧力を検出する蒸発圧力計62を用い、検出信号を出力するようにしてもよい。これは、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間の冷媒は飽和状態にあって、所定の温度に対して所定の圧力が対応する状態となっており、温度か圧力のどちらか一方の検出情報が分かれば、その際の冷媒の状態を一義的に検出できるためである。
また、70は凝縮温度センサー(CTS)であり、凝縮器20と膨張器40の間の管路75に配設されて冷媒の温度を検出し、その検出情報を検出信号として出力することができる。
この凝縮温度センサー70によれば、管路75を形成する配管の外側に貼り付けることで設置でき、簡単に装着できる。また、機械的な動作部がないため故障しにくい。このため、製造コストや保守管理コストを低く抑えることができる。
なお、この凝縮温度センサー70に替えて、図3に示すように凝縮器20と膨張器40の間の管路75に設置されて冷媒の圧力を検出する凝縮圧力計72を用い、検出信号を出力するようにしてもよい。これは、凝縮器20と膨張器40の間の冷媒は飽和状態にあって、所定の温度に対して所定の圧力が対応する状態となっており、温度か圧力のどちらか一方の検出情報が分かれば、その際の冷媒の状態を一義的に検出できるためである。
80は制御装置であり、熱交換器の凍結を防止するように吸込温度センサー60と凝縮温度センサー70による検出温度に基づいて冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30の運転を制御する。
本形態例の制御装置80は、検出温度の信号を受けるべく吸込温度センサー60及び凝縮温度センサー70に電気的に接続されており、制御信号を出力するように冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30に電気的に接続されている。
そして、この制御装置80によれば、吸込温度センサー60と凝縮温度センサー70から入力された検出信号に基づいて演算処理を行い、制御信号を出力して冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30を同時に制御する。
この制御装置80は、吸込温度センサー60による検出情報である検出温度に基づいて冷凍用圧縮機10の運転を制御し、凝縮温度センサー70による検出温度に基づいて凝縮器ファン30の運転を制御するとよい。これによれば、冷媒の状態を直接的に計測した二点の検出温度に基づいて冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30の運転を適切に制御できる。
また、この制御装置80は、吸込温度センサー60及び凝縮温度センサー70による二点の検出温度に基づいて凝縮器ファン30の運転を制御するとよい。これによれば、冷凍用圧縮機10と凝縮器ファン30の制御条件を好適に関連付けて、冷凍サイクル全体を好適に制御できる。また、凝縮器ファン30については、運転のON、OFFを頻繁に繰り返すような制御をしても差し支えがなく、二点の検出温度に基づいて緻密な制御ができる。
そして、この制御装置80よる具体的な制御方法は、例えば、図2に示すフローチャートのように行うことができる。その制御方法について、以下に説明する。
先ず、電源スイッチが投入されて制御装置80よって始動制御が開始され、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間における冷媒の温度が所定の設定値以上のときに冷凍用圧縮機10(図2中、「Comp.」と記す。)の運転を開始する。同時に、制御装置80は、凝縮器20と膨張器40の間における冷媒の温度が所定の設定値以上のときに凝縮器ファン30(図2中、「Fan.」と記す。)の運転を開始するように制御する。
次に、通常運転中において制御装置80よって2温度制御が開始され、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間における冷媒の温度が第1の設定値以上のときに冷凍用圧縮機10を運転すると共に第1の設定値より低い第2の設定値以下のときに冷凍用圧縮機10を停止する。
また、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間における冷媒の温度が第1の設定値より低く第2の設定値より高い第3の設定値以上で且つ凝縮器20と膨張器40の間における冷媒の温度が第4の設定値以上のときに凝縮器ファン30を運転すると共に第4の設定値より低い第5の設定値以下のときに凝縮器ファン30を停止する。
さらにまた、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間における冷媒の温度が第3の設定値より低く且つ凝縮器20と膨張器40の間における冷媒の温度が第4の設定値より低い第6の設定値以上のときに凝縮器ファン30を運転すると共に第6の設定値より低い第7の設定値以下のときに凝縮器ファン30を停止する。
なお、以上の2温度制御でも、冷凍用圧縮機10と凝縮器ファン30の制御が同時に行われる。
さらに、上記制御方法おける具体的な温度の数値例について、図2に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
先ず、電源スイッチが投入されて制御装置80よって始動制御が開始され、吸込温度センサー60(図2中、「STS」と記す。)による検出温度が15℃以上のときに冷凍用圧縮機10(図2中、「Comp.」と記す。)の運転を開始する。同時に、制御装置80は、凝縮温度センサー70(図2中、「CTS」と記す。)による検出温度が35℃以上のときに凝縮器ファン30の運転を開始するように制御する。
次に、通常運転中において制御装置80よって2温度制御が開始され、制御装置80は、吸込温度センサー60(STS)による検出温度が15℃以上のときに冷凍用圧縮機10を運転すると共に0℃以下のときに冷凍用圧縮機10を停止する。
また、吸込温度センサー60(STS)による検出温度が10℃以上で且つ凝縮温度センサー70(CTS)による検出温度が35℃以上のときに凝縮器ファン30を運転すると共に30℃以下のときに凝縮器ファン30を停止する。
さらにまた、吸込温度センサー60(STS)による検出温度が10℃以下で且つ凝縮温度センサー70(CTS)による検出温度が30℃以上のときに凝縮器ファン30を運転すると共に25℃以下のときに凝縮器ファン30を停止する。
以上に説明した実施の形態例にかかる圧縮気体除湿装置によれば、熱交換器50と冷凍用圧縮機10の間、及び凝縮器20と膨張器40の間の二点において、冷媒の状態が直接的且つ正確に検出される。そのように検出された検出情報に基づいて冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30が同時に制御されるから、容量制御弁を具備しないで熱交換器50の凍結を適切に防止できる。
また、以上に説明した2温度制御を行うことで、運転全域で緻密且つ適切に凍結防止を行うことができる。これは、この2温度制御によれば、凍用圧縮機10と凝縮器ファン30の制御を、その制御条件を関連付けて同時に行うことができ、冷凍サイクルの全体制御を好適に行うことができるためである。
これにより、伝熱フィン間に氷が付着して閉塞することによる問題を解消でき、除湿処理された圧縮気体を好適に供給できる。
また、本形態例の圧縮気体除湿装置によれば、容量制御弁を用いない方式のため、製造コストや保守管理に係るコストを低減できると共に、エネルギー消費を大幅に低減できる。
なお、図3に示すような圧力センサー(蒸発圧力計62及び凝縮圧力計72)の場合は計測の対象が圧力となって基準となる設定数値が圧力数値となるが、その圧力センサーの検出信号に対応できる制御装置80aよれば、温度センサーによる場合と同様に運転を制御できる。
また、制御装置80は、図2に示すように、冷凍用圧縮機10が一旦運転を開始した場合には、吸込温度センサー60による検出温度が停止の条件を満した場合でも所定の時間が経過するまでは、その運転を停止させないように制御するとよい。所定の時間とは、例えば、図2に示すように3分間以上程度とすることができる。
また、冷凍用圧縮機10を一旦停止させた後、吸込温度センサー60による検出温度が運転の条件を満した場合で且つ停止時から所定の時間が経過した場合に冷凍用圧縮機10を再運転させるように制御するとよい。所定の時間とは、例えば、図2に示すように3分間以上程度とすることができる。
このように制御することで、冷凍用圧縮機10の故障を防止できる。
また、制御装置80による冷凍用圧縮機10及び凝縮器ファン30の制御とは、それらの駆動源であるモータを制御することになる。従って、そのモータについては運転又は停止の制御のみならず、モータの回転数を制御することも可能であり、インバータ制御やファジー制御等をすることも可能である。
以上、本発明につき好適な実施の形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの実施の形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
本発明に係る圧縮気体除湿装置の一実施形態を示す冷媒回路図である。 図1の実施形態の運転制御を説明するフローチャートである。 本発明に係る圧縮気体除湿装置の他の実施形態を示す冷媒回路図である。 従来技術を示す冷媒回路図である。
符号の説明
10 冷凍圧縮機
20 凝縮器
30 凝縮器ファン
40 膨張器
50 熱交換器
51 空気入口
52 空気出口
55 蒸発器
60 吸込温度センサー
62 蒸発圧力計
70 凝縮温度センサー
72 凝縮圧力計
80 制御装置
90 容量制御弁

Claims (2)

  1. コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、該圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備える圧縮気体除湿装置について、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報と、前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報とに基づいて、熱交換器の凍結を防止するように前記冷凍用圧縮機及び前記凝縮器ファンの運転を制御する圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法において、
    前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記冷凍用圧縮機を制御し、前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報及び前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力の少なくとも一方の検出情報に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御する圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法であって、
    前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が第1の設定値以上のときに前記冷凍用圧縮機を運転すると共に前記第1の設定値より低い第2の設定値以下のときに該冷凍用圧縮機を停止し、
    前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が前記第1の設定値より低く前記第2の設定値より高い第3の設定値以上で且つ前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力が第4の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第4の設定値より低い第5の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止し、
    前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間における冷媒の温度又は圧力が前記第3の設定値より低く且つ前記凝縮器と前記膨張器の間における冷媒の温度又は圧力が前記第4の設定値より低い第6の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第6の設定値より低い第7の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止することを特徴とする圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法。
  2. コンプレッサーによって圧縮された圧縮気体を冷凍サイクルによって冷却された冷媒と熱交換して冷却することで、該圧縮気体中の水分を結露させて除去すべく、冷凍用圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン、膨張器及び熱交換器を備え、
    前記熱交換器と前記冷凍用圧縮機の間の管路に配設されて冷媒の温度を検出する吸込温度センサーと、
    前記凝縮器と前記膨張器の間の管路に配設されて冷媒の温度を検出する凝縮温度センサーと、
    前記熱交換器の凍結を防止するように前記吸込温度センサーと前記凝縮温度センサーによる検出温度に基づいて前記冷凍用圧縮機及び前記凝縮器ファンの運転を制御する制御装置とを具備する圧縮気体除湿装置において、
    前記制御装置は、
    前記吸込温度センサーによる検出温度に基づいて前記冷凍用圧縮機の運転を制御し、前記吸込温度センサー及び前記凝縮温度センサーによる検出温度に基づいて前記凝縮器ファンの運転を制御するものであって、
    前記吸込温度センサーによる検出温度が第1の設定値以上のときに前記冷凍用圧縮機を運転すると共に前記第1の設定値より低い第2の設定値以下のときに該冷凍用圧縮機を停止し、
    前記吸込温度センサーによる検出温度が前記第1の設定値より低く前記第2の設定値より高い第3の設定値以上で且つ前記凝縮温度センサーによる検出温度が第4の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第4の設定値より低い第5の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止し、
    前記吸込温度センサーによる検出温度が前記第3の設定値より低く且つ前記凝縮温度センサーによる検出温度が前記第4の設定値より低い第6の設定値以上のときに前記凝縮器ファンを運転すると共に前記第6の設定値より低い第7の設定値以下のときに該凝縮器ファンを停止するように制御することを特徴とする圧縮気体除湿装置。
JP2005177193A 2005-06-17 2005-06-17 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置 Expired - Fee Related JP4427008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177193A JP4427008B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177193A JP4427008B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006346607A JP2006346607A (ja) 2006-12-28
JP4427008B2 true JP4427008B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=37642999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005177193A Expired - Fee Related JP4427008B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4427008B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052610A (ja) * 2014-09-02 2016-04-14 オリオン機械株式会社 圧縮空気除湿装置
JP2016052611A (ja) * 2014-09-02 2016-04-14 オリオン機械株式会社 圧縮空気除湿装置
CN106196455A (zh) * 2016-07-15 2016-12-07 珠海格力电器股份有限公司 电机控制方法和系统及空调器

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011931A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Orion Mach Co Ltd 圧縮空気除湿装置及び圧縮空気除湿装置の動作制御方法
JP5523666B2 (ja) * 2007-12-11 2014-06-18 中国電力株式会社 回転式除湿機を利用した除湿空調システム及び方法、並びに除湿空調システムの制御装置及び制御方法
BE1018440A5 (nl) 2009-08-31 2010-11-09 Packo Inox Nv Koelinrichting.
BE1019199A3 (nl) * 2010-02-24 2012-04-03 Atlas Copco Airpower Nv Werkwijze en inrichting voor het koeldrogen van gas.
JP2014004510A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Orion Mach Co Ltd 圧縮空気除湿装置
JP6273471B2 (ja) * 2014-01-07 2018-02-07 オリオン機械株式会社 温度調整装置
JP6251311B2 (ja) * 2015-04-28 2017-12-20 株式会社西部技研 低露点乾燥室用低温再生デシカント除湿システム
KR102475078B1 (ko) * 2015-04-28 2022-12-07 가부시키가이샤 세이부 기켄 저노점 건조실용 저온 재생 데시컨트 제습 시스템
CN108155401B (zh) * 2018-01-23 2023-08-04 同济大学 大流量低温气体温湿度控制设备
CN110538480A (zh) * 2019-09-25 2019-12-06 上海电气集团股份有限公司 一种冷凝系统及冷凝方法
JP7433409B2 (ja) 2020-02-17 2024-02-19 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN115875839A (zh) * 2022-11-08 2023-03-31 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种冷却管的防凝露控制方法、装置及空调器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052610A (ja) * 2014-09-02 2016-04-14 オリオン機械株式会社 圧縮空気除湿装置
JP2016052611A (ja) * 2014-09-02 2016-04-14 オリオン機械株式会社 圧縮空気除湿装置
CN106196455A (zh) * 2016-07-15 2016-12-07 珠海格力电器股份有限公司 电机控制方法和系统及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006346607A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4427008B2 (ja) 圧縮気体除湿装置における熱交換器の凍結防止方法及び圧縮気体除湿装置
JP6295896B2 (ja) 圧縮空気除湿装置
KR101081821B1 (ko) 에너지절약형 냉동식 에어드라이어 제습장치
US11479082B2 (en) System and method for refrigerant management in an electric vehicle
JP4954989B2 (ja) 冷却乾燥のための改良された方法
JP2008510957A (ja) 冷凍システムの低下した性能を検出するシステムおよび方法
JP2010088971A (ja) 冷凍式エアドライヤ
RU2506986C1 (ru) Устройство и способ для осушки газа
JP5268401B2 (ja) ヒートポンプ式乾燥装置
JP2010104964A (ja) 冷凍式エアドライヤ
JP5457190B2 (ja) 冷却乾燥法
JP2012137201A (ja) 乾燥設備用ヒートポンプシステム、及びこれを備えた乾燥設備、並びに、乾燥設備用ヒートポンプシステムの制御方法
CN106288205A (zh) 空调器及其控制方法
JP5783550B2 (ja) ヒートポンプシステム
JP2006250440A (ja) 空気調和装置
JP2008020113A (ja) 圧縮空気供給装置
JP4966741B2 (ja) 圧縮空気除湿装置
JP4292525B2 (ja) 蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒量検知方法
JP5445577B2 (ja) 冷凍装置およびその異冷媒充填検出方法
JP2004278813A (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法
JPS59200170A (ja) 蒸気圧縮冷凍装置のサブクーラの冷媒排出装置及び蒸気圧縮冷凍装置の運転方法
JP6286735B2 (ja) 圧縮空気除湿装置
JP2004216212A (ja) 圧縮空気の除湿装置および除湿再熱装置
JPS6146368Y2 (ja)
JP2005049073A (ja) 流体冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees