JP4425525B2 - サーバコンピュータおよびその制御プログラム - Google Patents

サーバコンピュータおよびその制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバコンピュータおよびその制御プログラムに関し、特に、複数のクライアントコンピュータにより共有される共有機器に接続可能なサーバコンピュータ、およびその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
LANなどのネットワークを介して、複数のユーザはそれぞれのクライアントコンピュータ(以下、「クライアント」ともいう)を用いて、プリンタやスキャナなどの機器を共同で使用することができる。この場合、スキャナなどの機器は、たとえばネットワーク上のサーバコンピュータ(以下、「サーバ」ともいう)に接続される。これにより、各クライアントは、サーバ経由でスキャナなどの機器を共有することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のクライアントにより共有されるたとえばスキャナなどの共有機器をクライアントで制御する際、共有機器の動作開始時あるいは動作中に発生したエラーは、サーバにインストールされたデバイスドライバによりサーバの画面に表示されるだけで、クライアントにまでは届かないという問題があった。この場合、ユーザがサーバの画面におけるエラー表示を確認して、たとえば画面上のOKボタンを操作してエラー表示を閉じるまで、共有機器における制御は待機状態に置かれてしまう。したがって、ユーザは、共有機器で生じたエラーを知るために、サーバの画面を確認しに行かなければならなかった。
【0004】
この問題に対して、サーバでエラー表示を行わずに、当該エラー表示に関係するクライアントに、エラー表示の内容を転送することができる専用のデバイスドライバを使用する技術が存在する(たとえば特開平9−91102号公報参照)。しかし、スキャナなどの共有機器ごとに、専用のデバイスドライバをその共有機器メーカーに作成依頼しなければならないため、過大な費用が発生してしまう。また、スキャナに付属される通常のデバイスドライバを使用できないので、たとえば公知のTWAIN規格に対応した市販のスキャナを任意に選んで利用することができず、汎用性に乏しい。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ユーザがサーバコンピュータの画面を確認しに行かなくても共有機器で生じたエラーをクライアントコンピュータで確認できるとともに、共有機器における制御が待機状態のまま放置されることを防止できる、安価で汎用性の高いサーバコンピュータおよびその制御プログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0007】
(1)複数のクライアントコンピュータにより共有される複数機種の共有機器に接続可能なサーバコンピュータであって、前記共有機器に対する制御を行うとともに前記共有機器に起因するエラーが発生したか否かを判断し、前記エラーが発生したと判断される場合には、表示画面上にエラー表示させて待機状態を続けるドライバモジュールとしてのドライバ手段と、各共有機器に起因するエラーが発生したと判断される場合に前記ドライバ手段によって前記表示画面上に表示されるべき各機種の共有機器ごとの前記エラー表示に関する情報を予め記憶するための記憶手段と、前記記憶手段に予め記憶された情報と前記表示画面上に表示された表示とを比較して、前記ドライバ手段によって前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことを検知する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである画面監視手段と、前記画面監視手段により前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、前記エラー表示を削除して前記待機情報を解除する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである削除手段と、前記画面監視手段により前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことが検知された場合、当該エラー表示に関係するクライアントコンピュータに対して、当該エラー表示に関するエラー通知を送信する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである送信手段と、を有することを特徴とするサーバコンピュータ。
【0008】
(2)前記共有機器は、スキャナであることを特徴とする上記(1)に記載のサーバコンピュータ。
【0009】
(3)前記エラー通知は、エラーの種別を示すエラー種別情報を含むことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のサーバコンピュータ。
【0010】
(4)複数のクライアントコンピュータにより共有される複数機種の共有機器に接続可能であり、当該共有機器に対する制御を行うとともに当該共有機器に起因するエラーが発生したか否かを判断して前記エラーが発生したと判断される場合には、表示画面上にエラー表示させて待機状態を続けるドライバモジュールとしてのドライバ手段を有するサーバコンピュータを制御するための、前記ドライバモジュールとは別モジュールであるプログラムであって、各共有機器に起因するエラーが発生したと判断される場合に前記ドライバ手段によって前記表示画面上に表示されるべき各機種の共有機器ごとの前記エラー表示に関する情報を記憶するための記憶手段に記憶される前記情報と、前記表示画面上に表示された表示とを比較して、前記ドライバ手段によって前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことを検知する画面監視手順と、前記画面監視手順において前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、前記エラー表示を削除して前記待機状態を解除する解除手順と、前記画面監視手順において前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、当該エラー表示に関係するクライアントコンピュータに対して、当該エラー表示に関するエラー通知を送信する送信手順と、を前記サーバコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0011】
(5)前記共有機器は、スキャナであることを特徴とする上記(4)に記載のプログラム。
(6)前記エラー通知は、エラーの種別を示すエラー種別情報を含むことを特徴とする上記(4)または(5)に記載のプログラム。
(7)上記(4)、(5)、および(6)のいずれか1つに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態にかかるサーバが適用されたネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すネットワークシステムは、クライアント10A、10B、サーバ20、およびスキャナ30を有する。クライアント10A、10Bと、サーバ20とは、ネットワーク90に接続されている。ネットワーク90は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるLANや、LAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。一方、スキャナ30は、ケーブル80を介して、サーバ20にローカル接続(直接接続)されている。ここで各クライアントは、サーバ20経由でスキャナ30を共有する。なお、ネットワークに接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
【0015】
次に、上記各機器の構成について説明するが、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
【0016】
図2は、クライアント10Aの概略構成を示すブロック図である。クライアント10Bは、クライアント10Aと同様の構成であるためその説明を省略する。
【0017】
図2に示すように、クライアント10Aは、装置全体の制御および各種演算処理を行うCPU101、各種プログラムやデータを格納するためのROM102、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM103、CPUによるプログラムの実行時にRAMに読み込まれる各種プログラムやデータを記憶するためのハードディスク104、各種情報の表示のための液晶ディスプレイなどの表示部105、各種指示の入力のためのキーボードやマウスなどからなる入力部106、およびネットワーク90に接続するためのLANカードなどのネットワークインタフェース107を含み、これらは信号をやり取りするためのバス109を介して相互に接続されている。
【0018】
ハードディスク104には、図4のネットワークシステムの機能を示すブロック図に示すように、クライアント側スキャナ制御UIモジュール111を実現するためのソフトウェアが格納される。クライアント側スキャナ制御UIモジュール111は、スキャナの制御に関してユーザとのインタフェース処理を受け持つ。
【0019】
図3は、サーバ20の概略構成を示すブロック図である。サーバ20として、たとえば、クライアント10A、10Bと同様に、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)を使用することができる。また、サーバ20は、ネットワーク90を介して他のサーバからサービスを受けるクライアントともなり得る。
【0020】
図3に示すように、サーバ20は、CPU201、ROM202、RAM203、ハードディスク204、表示部205、入力部206、ネットワークインタフェース207、および、ローカルインタフェース208を含み、これらは信号をやり取りするためのバス209を介して相互に接続されている。
【0021】
ハードディスク204には、図4に示すように、サーバ側スキャナ制御モジュール211、TWAIN標準モジュール212、スキャナドライバモジュール213、画面監視モジュール214、および表示モジュール215を実現するためのソフトウェアが格納される。
【0022】
サーバ側スキャナ制御モジュール211は、クライアント10A、10Bのクライアント側スキャナ制御UIモジュール111とコマンドや画像データなどの情報の授受を行うとともに、汎用的なTWAIN標準仕様に基づいて、TWAIN標準モジュール212を介してスキャナドライバモジュール213と情報の授受を行うためのモジュールである。また、サーバ側スキャナ制御モジュール211は、画面監視モジュール214と情報の授受を行うことができる。
【0023】
スキャナドライバモジュール213は、スキャナ30に対する制御を行うためのモジュールである。画面監視モジュール214は、スキャナ30に起因したエラーのサーバ20における表示部205の画面上の表示であるエラー表示を監視するためのモジュールである。
【0024】
表示モジュール215は、たとえばスキャナドライバモジュール213から発行されるエラー表示の指示に基づいて、表示部205に所定の表示を行わせるためのモジュールである。なお、表示モジュール215のソフトウェアは、サーバ20にインストールされる基本ソフト(OS)に含まれる。
【0025】
また、ハードディスク204には、スキャナ30に起因したエラーの画面上の表示であるエラー表示(エラーダイアログボックス)に関するテキスト情報があらかじめ登録される。
【0026】
ローカルインタフェース208は、スキャナ30と直接機器間で通信するためのインタフェースであり、たとえばUSB規格に対応したものである。ただし、ローカルインタフェース208は、これに限られず、たとえばSCSI、RS−232C、IEEE1394、IEEE1284などの有線通信規格に対応したもの、あるいは、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、IrDAなどの無線通信規格に対応したものであってもよい。
【0027】
なお、クライアント10A、10B、およびサーバ20は、上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【0028】
スキャナ30は、スキャナドライバモジュール213からのスキャン開始要求を受信したとき、所定の読取位置にセットされた原稿を読み取って、スキャン画像データを取得することができる。
【0029】
次に、ユーザが、所定の原稿を読み取ってスキャン画像データを得るために、たとえばクライアント10Aから、ネットワーク90を介してサーバ20に接続されている共有機器としてのスキャナ30を操作する処理について説明する。
【0030】
最初に、図5を参照して、クライアント10Aにおけるクライアント側スキャナ制御UIモジュール111による処理について説明する。図5のフローチャートに示されるアルゴリズムは、クライアント10Aのハードディスク104などの記憶装置にプログラムとして記憶されており、CPU101により実行される。
【0031】
クライアント10Aは、ユーザが表示部105上の図示しないスキャンボタンに対してクリックなどの操作をすることにより、スキャナ30におけるスキャンを開始させるための入力があるまで待機する(S11)。スキャン開始のための入力があった場合(S11でYES)、クライアント10Aは、サーバ20に対して、ネットワーク90を介して、スキャン開始指示を送信する(S12)。
【0032】
続いて、サーバ20からのデータの受信を待ち、サーバ20から受信したデータがスキャナ30におけるスキャンにより得られたスキャン画像データであるか否かが判断される(S13)。
【0033】
サーバ20から受信したデータがスキャン画像データである場合(S13でYES)、当該スキャン画像データが表示部105に表示される(S14)。なお、受信したスキャン画像データは、ユーザの操作により、ハードディスク104などの記憶装置に保存され得る。
【0034】
一方、サーバ20から受信したデータがスキャン画像データでない場合(S13でNO)、受信したデータはスキャナ30に起因したエラー表示に関するエラー通知であると判断され、そのエラー通知に対応したエラー表示が、表示部105に表示される(S15)。かかるエラー通知の受信は、以下に述べるサーバ20における処理によって実現される。
【0035】
次に、図6〜図8を参照して、サーバ20における処理について説明する。図6〜図8のフローチャートに示されるアルゴリズムは、サーバ20のハードディスク204などの記憶装置にプログラムとして記憶されており、CPU201により実行される。
【0036】
まず、図6を参照して、サーバ側スキャナ制御モジュール211による処理について説明する。
【0037】
サーバ20は、クライアントから、スキャン開始指示を受信するまで待機する(S21)。スキャン開始指示を受信すると(S21でYES)、画面監視モジュール214を起動させる(S22)。画面監視モジュール214による処理については後述する。
【0038】
次いで、スキャン開始制御が行われる(S23)。具体的には、スキャナドライバモジュール213に対して、スキャナ30におけるスキャンを開始させるためのスキャン開始要求を、TWAIN標準モジュール212を介して送る。スキャン開始要求を受けた場合のスキャナドライバモジュール213による処理については後述する。
【0039】
ステップS24では、スキャン開始要求を受けた場合のスキャナドライバモジュール213による処理によって取得されたスキャン画像データ、あるいは画面監視モジュール214による処理によって記憶されたエラーコードを含むエラー通知が、クライアント10Aに送信される。エラーコードは、エラーの種別を示すコードである。
【0040】
次に、図7を参照して、スキャナドライバモジュール213による処理について説明する。
【0041】
図6のステップS23においてサーバ側スキャナ制御モジュール211から送られたスキャン開始要求を受けると、スキャナドライバモジュール213は、スキャナ30に対して、スキャンを開始するためのスキャン命令を送信する(S31)。ここで、スキャナ30は、サーバ20からスキャン命令を受信すると、所定の読取位置にセットされた原稿を読み取ってスキャン画像データを得るための動作を行う。
【0042】
続いて、スキャナ30の動作開始時あるいは動作中にエラーが発生したか否か、つまり、スキャナ30に起因するエラーが発生したか否かが判断される(S32)。
【0043】
エラーが発生していない場合(S32でNO)、スキャナ30からスキャン画像データを取得し、RAM203などの記憶装置の所定領域に一時的に記憶して(S33)、図6のステップS23に戻る。
【0044】
一方、エラーが発生した場合(S32でYES)、たとえば図9に示すようなエラーの内容を示す所定のエラー表示を、表示モジュール215を介してサーバ20の表示部205の画面に表示させる(S34)。そして、表示部205の画面上のエラー表示が削除されるまで、待機する(S35)。ここで、スキャナドライバモジュール213は、通常、ユーザがこのエラー表示を確認して、たとえば表示部205の画面上のOKボタン(図9参照)を操作してエラー表示を削除するまで、待機状態を続ける。しかし、本実施形態では、後述の画面監視モジュール214による処理によってエラー表示は自動的に削除されるため、待機状態がすぐに解除されて図6のステップS23に戻る。なお、エラー表示は表示部205の画面に表示されると同時に削除されるため、サーバ20上ではあたかもエラー表示がされなかったように見える。
【0045】
次に、図8を参照して、画面監視モジュール214による処理について説明する。
【0046】
図6のステップS22において画面監視モジュール214が起動されると、画面監視モジュール214は、OSに用意されているAPI関数を用いて、表示部205の画面上に発生したダイアログボックスを監視し、あらかじめ登録されたエラー表示(エラーダイアログボックス)が画面上に存在するか否かを判断する(S41)。具体的には、画面上に発生したダイアログボックスにおけるテキスト情報と、あらかじめ登録されているエラー表示に関するテキスト情報とを比較して、両者が一致するか否かを判断する。
【0047】
たとえば図9に示されるエラー表示に関するテキスト情報は、「33376: スキャナでエラーが発生しました。」である。エラー表示に関するテキスト情報の他の例としては、たとえば「12320: スキャナが見つかりません。スキャナの電源を確かめてください。」、「35008: 原稿のサイズがわかりません。読取サイズを設定してください。」、「34960: スキャナの準備ができていません。スキャナ及びオプションを点検してください。」、「34963: ADFで紙詰まりが発生しました。」、「32128: メモリ容量が足りません。解像度を落として読み取りを行います」、および「32682: カラーキャリブレーションの実行をお薦めします。実行しますか?」などが挙げられる。
【0048】
なお、本発明は、特定のメーカーのスキャナを利用する場合のみに限られず、任意のメーカーのスキャナを利用することが可能である。この場合、同じ内容のエラーであっても、エラー表示に関するテキスト情報はメーカーによってそれぞれ異なる。たとえば、A社製のスキャナを使用した場合のエラー表示に関するテキスト情報である「スキャナの電源が入っていません。」、「スキャナでジャムが発生しました。」は、B社製のスキャナを使用した場合の「スキャナの電源を確認してください。」、「スキャナADFでジャムが発生しました。」にそれぞれ対応するかもしれない。したがって、利用するスキャナのドライバが発生させるエラー表示に関するテキスト情報をあらかじめ登録しておくことにより、各社製のスキャナに対応することができる。
【0049】
ステップS41において、登録されたエラー表示が画面上に存在する場合(S41でYES)、表示モジュール215に削除要求を送ることにより、かかるエラー表示を削除する(S42)。また、エラー表示に対応するエラーコードをあらかじめ定めておき、削除されたエラー表示に対応するエラーコードを、RAM203などの記憶装置の所定領域に一時的に記憶する(S42)。図9のエラー表示に対応するエラーコードを、たとえば「0x0A」とすると、図9のエラー表示が削除されたとき、エラーコードとして「0x0A」が記憶される。
【0050】
エラー表示が削除されると、前述したように、図7のステップS35でYESと判断されて図6のフローチャートに戻り、削除されたエラー表示に対応するエラーコードを含むエラー通知がクライアント10Aに送信される。そして、クライアント10Aのクライアント側スキャナ制御UIモジュール111は、図5のステップS15において、前述したように、受信したエラー通知に含まれるエラーコードに対応したエラー表示を表示部105に表示させる。クライアント10Aの表示部105の画面上に表示されるエラー表示は、受信したエラー通知に含まれるエラーコードがたとえば「0x0A」である場合、図9と同様なエラー表示であってもよいし、あるいはクライアント側スキャナ制御UIモジュール111によって指定された図9とは異なるエラー表示であってもよい。なお、エラー通知には、エラーコードの代わりに、エラーの種別を示す他の情報が含まれていてもよく、たとえばエラー表示に関するテキスト情報を示す文字コードが含まれていてもよい。なお、本明細書では、上記エラーコードおよびエラーの種別を示す他の情報を総称して「エラー種別情報」と呼ぶ。
【0051】
一方、登録されたエラー表示が画面上に存在しない場合(S41でNO)、ステップS41の判断が繰り返し行われる。ただし、図7のステップS33においてスキャン画像データの取得および一時記憶が完了したとき、画面監視モジュール214による処理は終了する。なお、他のアプリケーションが画面上に、スキャナに起因するエラーに全く関係のないダイアログボックスを表示させた場合も、登録されたエラー表示が画面上に存在しないと判断される。したがって、スキャナに起因するエラーに関係のないダイアログボックスは削除されない。これにより、サーバ20上での表示が必要なダイアログボックスが削除されてしまって、他のアプリケーションの実行に支障をきたすことが防止される。
【0052】
このように、本実施形態によれば、複数のクライアント10A、10Bにより共有されるスキャナ30に接続されるサーバ20は、スキャナ30に起因したエラーの画面上の表示であるエラー表示に関する情報をあらかじめ記憶しており、当該情報に対応するエラー表示の発生を検知した場合、当該エラー表示を削除するとともに、当該エラー表示に関係するクライアントに対してエラー通知を送信する。
【0053】
したがって、ユーザがわざわざサーバ20のところへ画面を確認しに行かなくても、スキャナ30に起因して生じたエラーをクライアント10Aで確認することを、安価かつ容易に実現することができる。
【0054】
しかも、サーバ20の画面上に表示されるスキャナ30に起因したエラー表示が自動的に検知されて削除されるため、エラー表示の削除待ち状態がすみやかに解除される。したがって、スキャナ30における制御を待機状態を続けることなく進行させることが可能となり、スキャナ30を用いた処理の促進が図られる。
【0055】
さらに、スキャナに付属される通常のデバイスドライバを使用できるので、市販のスキャナを任意に選んで利用することができ、汎用性が高まる。
【0056】
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0057】
たとえば、上記した実施形態では、複数のクライアントにより共有される共有機器として、たとえばスキャナを利用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。共有機器は、たとえばプリンタなどの他の周辺機器であってもよい。また、本発明は、サーバとして一般的なPCを用い、このPCにスキャナなどの共有機器を接続した場合に適用することができるほか、PCをベースとして構成されたMFP(Multi-Function Peripheral)にも適用可能である。
【0058】
本発明において、サーバにおける各種処理を行う手段は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶装置に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザがわざわざサーバコンピュータのところへ画面を確認しに行かなくても、共有機器に起因して生じたエラーをクライアントコンピュータで確認することを、安価かつ容易に実現することができる。しかも、サーバコンピュータの画面上に表示される共有機器に起因したエラー表示が自動的に検知されて削除されるため、エラー表示の削除待ち状態がすみやかに解除される。したがって、共有機器における制御を待機状態を続けることなく進行させることが可能となり、共有機器を用いた処理の促進が図られる。さらに、利用する共有機器のドライバが発生させるエラー表示に関する情報をあらかじめ登録しておくことにより、種々の共有機器のデバイスドライバ(ドライバモジュール)に対応することができ、共有機器に付属される通常のデバイスドライバを使用できるので、市販の共有機器を任意に選んで利用することができ、汎用性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるサーバが適用されたネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 クライアントの概略構成を示すブロック図である。
【図3】 サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図4】 ネットワークシステムの機能を示すブロック図である。
【図5】 クライアントにおけるクライアント側スキャナ制御UIモジュールによる処理について説明するためのフローチャートである。
【図6】 サーバにおけるサーバ側スキャナ制御モジュールによる処理について説明するためのフローチャートである。
【図7】 サーバにおけるスキャナドライバモジュールによる処理について説明するためのフローチャートである。
【図8】 サーバにおける画面監視モジュールによる処理について説明するためのフローチャートである。
【図9】 エラー表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
10A、10B…クライアント、
111…クライアント側スキャナ制御UIモジュール、
20…サーバ、
201…CPU、
202…ROM、
203…RAM、
204…ハードディスク、
205…表示部、
206…入力部、
207…ネットワークインタフェース、
208ローカルインタフェース、
211…サーバ側スキャナ制御モジュール、
212…TWAIN標準モジュール、
213…スキャナドライバモジュール、
214…画面監視モジュール、
215…表示モジュール、
30…スキャナ、
80…ケーブル、
90…ネットワーク。

Claims (7)

  1. 複数のクライアントコンピュータにより共有される複数機種の共有機器に接続可能なサーバコンピュータであって、
    前記共有機器に対する制御を行うとともに前記共有機器に起因するエラーが発生したか否かを判断し、前記エラーが発生したと判断される場合には、表示画面上にエラー表示させて待機状態を続けるドライバモジュールとしてのドライバ手段と、
    各共有機器に起因するエラーが発生したと判断される場合に前記ドライバ手段によって前記表示画面上に表示されるべき各機種の共有機器ごとの前記エラー表示に関する情報を予め記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に予め記憶された情報と前記表示画面上に表示された表示とを比較して、前記ドライバ手段によって前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことを検知する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである画面監視手段と、
    前記画面監視手段により前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、前記エラー表示を削除して前記待機情報を解除する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである削除手段と、
    前記画面監視手段により前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことが検知された場合、当該エラー表示に関係するクライアントコンピュータに対して、当該エラー表示に関するエラー通知を送信する、前記ドライバモジュールとは別モジュールである送信手段と、
    を有することを特徴とするサーバコンピュータ。
  2. 前記共有機器は、スキャナであることを特徴とする請求項1に記載のサーバコンピュータ。
  3. 前記エラー通知は、エラーの種別を示すエラー種別情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバコンピュータ。
  4. 複数のクライアントコンピュータにより共有される複数機種の共有機器に接続可能であり、当該共有機器に対する制御を行うとともに当該共有機器に起因するエラーが発生したか否かを判断して前記エラーが発生したと判断される場合には、表示画面上にエラー表示させて待機状態を続けるドライバモジュールとしてのドライバ手段を有するサーバコンピュータを制御するための、前記ドライバモジュールとは別モジュールであるプログラムであって、
    各共有機器に起因するエラーが発生したと判断される場合に前記ドライバ手段によって前記表示画面上に表示されるべき各機種の共有機器ごとの前記エラー表示に関する情報を記憶するための記憶手段に記憶される前記情報と、前記表示画面上に表示された表示とを比較して、前記ドライバ手段によって前記情報に対応するエラー表示が前記表示画面上に発生したことを検知する画面監視手順と、
    前記画面監視手順において前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、前記エラー表示を削除して前記待機状態を解除する解除手順と、
    前記画面監視手順において前記情報に対応するエラー表示の発生が検知された場合、当該エラー表示に関係するクライアントコンピュータに対して、当該エラー表示に関するエラー通知を送信する送信手順と、
    を前記サーバコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 前記共有機器は、スキャナであることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記エラー通知は、エラーの種別を示すエラー種別情報を含むことを特徴とする請求項4または5に記載のプログラム。
  7. 請求項4、5、および6のいずれか1つに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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