JP4424691B1 - 自動丁合製本システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、中小の製本所においては、丁合機で丁合された丁合本を作業員が1部ずつ掴み取って製本機に投入していたが、作業員の人為的ミスの発生や、長時間作業の疲労や、それに伴う作業効率の悪化とミスの増加が大きな問題であり、このプロセスの自動化が希求されている。
【解決手段】丁合機と製本機を連結する部分に産業用ロボットを配し、該ロボットの制御機構が、丁合本検出センサと、製本機の処理速度をモニタするロータリーエンコーダーと、丁合本投入の適正位置をモニタするタイミングセンサと、これらの情報によってロボットの動作を制御するロボット用制御装置からなる自動丁合製本システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、丁合部と連結部と製本部から構成される自動丁合製本システムに関するものであり、さらに詳しくは次の構成による自動丁合製本システムに関するものである。
<構成1>丁合部と連結部と製本部から構成され、
丁合部は、複数の折丁を丁合して丁合本とする機能を有する丁合機と搬送路から構成され、
製本部は、供給された丁合本に表紙を貼着する機能を有する製本機から構成され、

連結部は、丁合機から搬送路を通じて送出される丁合本を搬送路から摘出し製本機のクランプユニットに投入可能な態勢に保持し製本機のクランプユニットに投入するための把持用端部を備えたアームを有するロボットと、該ロボットの動作を制御する制御機構から構成され、
制御機構は、搬送路の所定位置に丁合本が配置されたことを検出する丁合本検出センサと、製本機のクランプユニットの移動速度をモニタするロータリーエンコーダーと、丁合本が投入される製本機のクランプユニットの適正位置をモニタするタイミングセンサと、丁合本検出センサ及びロータリーエンコーダー及びタイミングセンサからの情報によってロボットの動作を制御するロボット用制御装置から構成されている、
ことを特徴とする自動丁合製本システム。
<構成2>
把持用端部を備えたアームを有するロボットが、2本のアームと台座から構成されアームの先端部を上下、左右、前後の3次元のいずれの方向にも移動させることが可能であり、
丁合本検出センサは搬送路の端末近傍に装着され、
ロータリーエンコーダーとタイミングセンサは製本機に装着され、
ロボットからは、ロボットの姿勢に関するロボット姿勢情報が逐次ロボット用制御装置に送られ、
ロボット用制御装置からはロボットに動作を行わせるロボット動作指令が送られ、
丁合本検出センサからは、搬送路の所定位置に丁合本が配置された時に丁合本検出信号がロボット用制御装置に送られ、
ロータリーエンコーダーからはクランプユニットの移動速度の速度信号が常時ロボット用制御装置に送られ、
タイミングセンサは丁合本が投入されるクランプユニットが適正位置に来たときにタイミング信号をロボット用制御装置に送り、
ロボットの動作が、
待機位置にてアームを待機させるステップと、
丁合本検出センサが丁合本検出信号を発信した場合に、アームを搬送路の丁合本摘出位置に移動させるステップと、
アーム先端に装着された把持用端部にて丁合本を把持し搬送路から摘出するステップと、
丁合本を把持用端部に把持したままアームを待機位置に戻すステップと、
タイミングセンサからのクランプユニットのタイミング信号を確認するステップと、
ロータリーエンコーダーからのクランプユニットの速度信号を参照するステップと、
アームを投入位置に移動させるステップと、
把持用端部を投入対象のクランプユニットと同速度で同一方向に移動するように加速させるステップと、
丁合本の投入が可能であるか否かを判断するステップと、
丁合本の投入が不可能と判断すれば、丁合本をストックスペースに格納し、アームを待機位置に戻すステップと、
丁合本の投入が可能と判断すれば、把持用端部から丁合本を離脱させて丁合本をクランプユニットに投入するステップと、
アームを待機位置に戻すステップ、
から構成されることを特徴とする構成1に記載の自動丁合製本システム。
<構成3>
搬送路が丁合機に付属のもので独立の駆動機構を有しておらず、丁合機の処理速度と同一の速度で丁合本を搬送するものである場合に、丁合機の処理速度と製本機の処理速度が同一であるか、製本機の処理速度が丁合機の処理速度を上回るように設定されていることを特徴とする構成1あるいは構成2に記載の自動丁合製本システム。
<構成4>
搬送路が独立の駆動機構を有するものである場合に、
丁合機と搬送路と製本機の処理速度が同一であるか、
丁合機と搬送路の処理速度が同一で製本機の処理速度が丁合機と搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
搬送路と製本機の処理速度が同一で丁合機の処理速度が搬送路と製本機の処理速度を下回るように設定されているか、
搬送路の処理速度が丁合機の処理速度を上回り且つ製本機の処理速度が搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
のいずれかであることを特徴とする構成1あるいは構成2に記載の自動丁合製本システム。
<構成5>
ロボットのアームに装着された把持用端部が可動部と固定部からなり、可動部と固定部の夫々の作動端に軟質合成樹脂製あるいはゴム製の緩衝材を有しており、可動部が移動手段により移動させられることによって可動部の作動端と固定部の作動端の間の距離を変化させられることを特徴とする構成1あるいは構成2あるいは構成3あるいは構成4に記載の自動丁合製本システム。
<構成6>
ロボットのアームに装着された把持用端部の可動部の移動手段がエアシリンダあるいは油圧シリンダであることを特徴とする構成5に記載の自動丁合製本システム。
従来、丁合機の機能と製本機の機能の両方を有する製本機は存在した。すなわち、印刷機より供給される折丁を順番に重ねていって、表紙を貼着する前の段階の丁合本と呼ばれる状態のものとする丁合機の機能と、供給された丁合本に表紙を貼着する製本機の機能を1基の機械において有する製本機は存在した。以下、区別のために、丁合機の機能と製本機の機能の両方を有する製本機のことを丁合製本機と呼び、丁合本に表紙を貼着する機能のみを主として有する製本機のことを単に製本機と呼ぶ。
しかしながら、このような丁合機の機能と製本機の機能の両方を有する丁合製本機は、大型であるため設置のために広いスペースを要し、また非常に高価であるので、中小の製本所の大部分にては、丁合本を造る丁合機と丁合本に表紙を貼着する製本機を別個の機械として導入し、丁合機にて丁合されて搬送路に送出される丁合本を作業員が手作業にて搬送して製本機のクランプユニットに投入するという方法を用いているのが現状である。このようにすれば、丁合機も製本機も夫々規模を自由に選択できるし、また丁合機と製本機を連結する搬送路を屈折させたりU字形にすることによって、狭いスペースにても自由に配置が可能となるからである。
また、スペースの問題や価格の問題に加えて、常に丁合と製本の仕事が連続して行われるわけではなく、ある場合には丁合機のみを作動させ、また別の場合には製本機のみを作動させるという仕事のやり方が行われる場合もあって、常に丁合と製本の仕事が一連の流れ作業として行われるわけではないという事情も存する。すなわち、丁合本にミシンかがりや穴あけなどの工程を加えてから製本機に送る場合もあり、こういう場合には、まず丁合機だけを稼動させて丁合本を作り、これに上述のような加工を加えた後、今度は製本機だけを稼動させて表紙を貼着するということになる。
したがって、これまでは、丁合機のみを独立稼動させる場合には出来上がった丁合本を一定のストックスペースに貯留しておき、後に製本機を稼動させてこれを製本するという方法をとっていた。そして、この場合には、作業員がストックスペースから丁合本を取り出し、手作業で製本機のクランプユニットに投入するという作業を行っていた。あるいは、丁合機と製本機を流れ作業で同時に動かす場合にも、前述のように丁合機の搬送路から送出される丁合本を作業員が手作業にて製本機のクランプユニットに投入するという作業形態であった。さらには、丁合機に搬送路が付随されていない場合には、丁合機から送出される丁合本を独立の駆動源を有する搬送路にて搬送し、該搬送路から作業員が手作業にて製本機のクランプユニットに投入するという作業形態であった。
しかしながら、このように、丁合機と製本機を別個の機械として有している製本所においても、特に丁合機と製本機を流れ作業で同時に動かす場合には、人手を介さずに丁合機から搬送路を通じて送出される丁合本が自動的に製本機のクランプユニットに投入されるような仕組みができれば非常に便利である。すなわち、この部分にての人員を、別の、人間でなければできない仕事に回すことができ、作業の合理化につながる。また、作業員がこの作業を行う場合にはやはり処理速度に限界が生じ、且つ作業員の人為的なミスによってさらに全体の作業効率が悪化するということが起こり得る。加えて、作業員が行う場合には、集中力の限界や疲労から長時間に亘る連続運転ができないので、交代要員を雇うだけの資力のない作業所においては、結局機械を停止せざるを得ない。このような点から、この部分の円滑な自動化が望まれていたところである。しかしながら、丁合機と製本機を連結するこの部分を自動化することは技術的に色々の困難があり、これまで実現できていなかった。
なお、印刷機から丁合機に、折丁の束を供給する工程については、以下に掲げるようにさまざまな技術内容が開示されている。この工程は比較的単純であり、自動化されやすいので、この工程の自動化は、すでにかなり高い段階にまで進んでいる。しかしながら、独立した丁合機と独立した製本機の間を自動的に連結し、出来上がった丁合本を作業員の手を借りることなく自動的に製本機のクランプユニットに投入するという技術内容を開示する先行技術文献は、現段階では発見することができなかった。
上記に言及した、印刷機から丁合機に、折丁の束(異なる折丁を束にして丁合本としたものではなく、複数の同一の折丁を重積した束)を供給する工程に関する特許文献は、以下のとおりである。
特開平5−92827号 特開平5−104884号 特開平5−246172号 特開平6−278384号 特開平6−278871号 特開平7−156576号
独立した丁合機と独立した製本機の間を自動的に連結して、丁合機から送出される丁合本を作業員の手を借りることなく自動的に製本機のクランプユニットに投入するためには、克服しなければならない課題が多数あるが、そのうち基本的なものをまとめてみると次のとおりである。
まず第一に、丁合機と製本機は、本来夫々独立した機械であるので、処理速度が一致していない。すなわち、丁合機から搬送路を介して送出される丁合本が例えば1分間に80冊であったとしても、製本機の方が必ずしも完全に同一のスピードで製本を行えるわけではなく、両方の機械の処理速度を出来る限り揃えたとしても、両者の間にはやはり若干のズレが生じる。これまでは、作業員が適宜の判断で、丁合機から送出される丁合本を製本機のクランプユニットに投入していた。すなわち、両方の機械の処理速度の差を作業員の判断で作業員自身の作業の速度を調整して連結するという方法であったので、どうしても全体の処理速度が遅くなる。また、作業員が不慣れな場合には投入ミスも増えてくるので、ますます処理速度は遅くなってしまうという結果となっていた。
しかるに、この作業を作業員を用いず自動的に行おうとすると、まず両方の機械の処理速度の違いをどのように解決するかが問題となる。丁合の機能と製本の機能を一体化させた丁合製本機であれば、丁合の工程と製本の工程は一連の流れ作業にて行われるので何の問題も生じないが、独立した丁合機と独立した製本機の間を自動的に連結しようとした場合には、この処理速度の違いを自動的に判断して全体の処理速度が最速になるような方法を考えなければならない。さらに、丁合機が搬送路を有していないとか、あるいは丁合機の搬送路に追加して独立した駆動源を有する搬送路を別に介在させる場合には、一層問題は複雑になる。
丁合機が搬送路を有していて独立した駆動源を有する搬送路を介在させず、且つ丁合機と製本機の製造メーカーが同一である場合には、丁合機と製本機の処理速度を完全に同期させることが可能な場合も出てくる。したがって、こういう場合には丁合機と製本機の間の工程を自動化する場合の困難は減少される。しかしながら、特に中小の印刷所においては、丁合機と製本機の製造メーカーが異なる場合も珍しくなく、こういう場合には、丁合機と製本機の処理速度を完全に同期させることはまず不可能となる。したがって、丁合機から搬送路に送出される丁合本を取り出して製本機のクランプユニットに投入する工程の自動化が難しく、結局作業員が1冊ずつ丁合機の搬送路から取り出して製本機のクランプユニットに投入するという作業を行わざるを得なかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、下記の解決手段を提供するものである。
<解決手段1>丁合部と連結部と製本部から構成され、
丁合部は、複数の折丁を丁合して丁合本とする機能を有する丁合機と搬送路から構成され、
製本部は、供給された丁合本に表紙を貼着する機能を有する製本機から構成され、

連結部は、丁合機から搬送路を通じて送出される丁合本を搬送路から摘出し製本機のクランプユニットに投入可能な態勢に保持し製本機のクランプユニットに投入するための把持用端部を備えたアームを有するロボットと、該ロボットの動作を制御する制御機構から構成され、
制御機構は、搬送路の所定位置に丁合本が配置されたことを検出する丁合本検出センサと、製本機のクランプユニットの移動速度をモニタするロータリーエンコーダーと、丁合本が投入される製本機のクランプユニットの適正位置をモニタするタイミングセンサと、丁合本検出センサ及びロータリーエンコーダー及びタイミングセンサからの情報によってロボットの動作を制御するロボット用制御装置から構成されている、
ことを特徴とする自動丁合製本システム。
<解決手段2>
把持用端部を備えたアームを有するロボットが、2本のアームと台座から構成されアームの先端部を上下、左右、前後の3次元のいずれの方向にも移動させることが可能であり、
丁合本検出センサは搬送路の端末近傍に装着され、
ロータリーエンコーダーとタイミングセンサは製本機に装着され、
ロボットからは、ロボットの姿勢に関するロボット姿勢情報が逐次ロボット用制御装置に送られ、
ロボット用制御装置からはロボットに動作を行わせるロボット動作指令が送られ、
丁合本検出センサからは、搬送路の所定位置に丁合本が配置された時に丁合本検出信号がロボット用制御装置に送られ、
ロータリーエンコーダーからはクランプユニットの移動速度の速度信号が常時ロボット用制御装置に送られ、
タイミングセンサは丁合本が投入されるクランプユニットが適正位置に来たときにタイミング信号をロボット用制御装置に送り、
ロボットの動作が、
待機位置にてアームを待機させるステップと、
丁合本検出センサが丁合本検出信号を発信した場合に、アームを搬送路の丁合本摘出位置に移動させるステップと、
アーム先端に装着された把持用端部にて丁合本を把持し搬送路から摘出するステップと、
丁合本を把持用端部に把持したままアームを待機位置に戻すステップと、
タイミングセンサからのクランプユニットのタイミング信号を確認するステップと、
ロータリーエンコーダーからのクランプユニットの速度信号を参照するステップと、
アームを投入位置に移動させるステップと、
把持用端部を投入対象のクランプユニットと同速度で同一方向に移動するように加速させるステップと、
丁合本の投入が可能であるか否かを判断するステップと、
丁合本の投入が不可能と判断すれば、丁合本をストックスペースに格納し、アームを待機位置に戻すステップと、
丁合本の投入が可能と判断すれば、把持用端部から丁合本を離脱させて丁合本をクランプユニットに投入するステップと、
アームを待機位置に戻すステップ、
から構成されることを特徴とする解決手段1に記載の自動丁合製本システム。
<解決手段3>
搬送路が丁合機に付属のもので独立の駆動機構を有しておらず、丁合機の処理速度と同一の速度で丁合本を搬送するものである場合に、丁合機の処理速度と製本機の処理速度が同一であるか、製本機の処理速度が丁合機の処理速度を上回るように設定されていることを特徴とする解決手段1あるいは解決手段2に記載の自動丁合製本システム。
<解決手段4>
搬送路が独立の駆動機構を有するものである場合に、
丁合機と搬送路と製本機の処理速度が同一であるか、
丁合機と搬送路の処理速度が同一で製本機の処理速度が丁合機と搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
搬送路と製本機の処理速度が同一で丁合機の処理速度が搬送路と製本機の処理速度を下回るように設定されているか、
搬送路の処理速度が丁合機の処理速度を上回り且つ製本機の処理速度が搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
のいずれかであることを特徴とする解決手段1あるいは解決手段2に記載の自動丁合製本システム。
<解決手段5>
ロボットのアームに装着された把持用端部が可動部と固定部からなり、可動部と固定部の夫々の作動端に軟質合成樹脂製あるいはゴム製の緩衝材を有しており、可動部が移動手段により移動させられることによって可動部の作動端と固定部の作動端の間の距離を変化させられることを特徴とする解決手段1あるいは解決手段2あるいは解決手段3あるいは解決手段4に記載の自動丁合製本システム。
<解決手段6>
ロボットのアームに装着された把持用端部の可動部の移動手段がエアシリンダあるいは油圧シリンダであることを特徴とする解決手段5に記載の自動丁合製本システム。
本発明の解決手段1の発明によれば、自動丁合製本システムが、丁合部と連結部と製本部から構成され、丁合部は、複数の折丁を丁合して丁合本とする機能を有する丁合機と搬送路から構成され、製本部は、供給された丁合本に表紙を貼着する機能を有する製本機から構成され、連結部は、丁合機から搬送路を通じて送出される丁合本を搬送路から摘出し製本機のクランプユニットに投入可能な態勢に保持し製本機のクランプユニットに投入するための把持用端部を備えたアームを有するロボットと、該ロボットの動作を制御する制御機構から構成され、制御機構は、搬送路の所定位置に丁合本が配置されたことを検出する丁合本検出センサと、製本機のクランプユニットの移動速度をモニタするロータリーエンコーダーと、丁合本が投入される製本機のクランプユニットの適正位置をモニタするタイミングセンサと、丁合本検出センサ及びロータリーエンコーダー及びタイミングセンサからの情報によってロボットの動作を制御するロボット用制御装置から構成されているので、丁合機から送出される丁合本を搬送する搬送路から丁合本を取出し、適正なタイミングにて製本機のクランプユニットに投入する工程を、作業員の手を借りることなく完全に自動化することが可能となった。
この場合、丁合本検出センサは搬送路に装着されるので、搬送路が丁合機に付随したものである場合においても、搬送路が独立した駆動源によって駆動させられるものであっても問題なく自動化が可能となる。また、ロータリーエンコーダーが製本機の処理速度、すなわちクランプユニットの移動速度を読み取ることができるので、クランプユニットの移動速度にロボットのアームの移動速度を正確に同期させて丁合本をクランプユニットに投入でき、作業員の手で投入する場合よりも投入ミスがはるかに少なくなる。さらに、タイミングセンサによって投入すべきクランプユニットの位置を正確に読み取ることができるので、この点においても投入ミスは激減される。

本発明の解決手段2の発明によれば、把持用端部を備えたアームを有するロボットの動作の各ステップが詳細に開示されているので、ここからロボットを動作させるプログラムを作ることができる。特に、待機位置を基本として各動作が行われるように組み上げてあるので、各動作が無駄なく的確に行われることが可能となる。すなわち、待機位置を基本位置とすることにより、搬送路の処理速度と製本機の処理速度が異なる場合にても、把持用端部が搬送路から摘出された丁合本を把持したままで製本機のクランプユニットが適正位置に来るまで待機位置にて一旦停止することによって、正確に製本機のクランプユニットに丁合本を投入可能となる。また、投入終了時点にて搬送路の所定位置に次の丁合本が配置されていない場合にも、待機位置にて一旦停止し、搬送路の所定位置に丁合本が配置されるまで待機することによって、搬送路から的確に丁合本を摘出することが可能となる。
さらに、制御機構にては、ロータリーエンコーダーからの製本機のクランプユニットの移動速度信号を常に検出しているので、このロータリーエンコーダーからの速度信号をベースに、タイミングセンサからのタイミング信号を比較して、ロボットのアームの先端の把持用端部を投入位置に移動させ、クランプユニットの移動速度と同速度で同一方向に移動するように加速させてから投入するので、投入の失敗が殆ど見られなくなった。
あるいはまた、加速途中にタイミング的に丁合本の投入が不可能と判断した場合には、投入を停止し、ロボットのアームをストックスペースに移動させ、丁合本をストックスペースに格納するように構成されているので、丁合本が無駄になることがない。
従来、作業員の手で丁合本がクランプユニットに投入されていた場合においては、作業員の判断ミスでクランプユニットへの投入が正しく行われなかった場合、丁合本がクランプユニットに正しい姿勢で把持されない。この場合には、そのまま表紙の貼着が行われ、不良本が発生することとなる。作業員が慣れていない場合には、当然この不良本の発生率は高くなるが、熟練した作業員でもやはり不良本の発生率はゼロにはならない。
しかるに、本発明の解決手段2によれば、タイミング的に正しくクランプユニットへ投入できないと判断した場合には直ちに投入を停止して把持している丁合本をストックスペースへ格納するので、格納された丁合本は再びシステムに戻して正しく表紙を貼着することが可能であり、丁合本が無駄にはならない。すなわち、不良本の発生率が激減する。
なお、クランプユニットへの投入タイミングは、一定の幅、すなわち許容走行距離が設けてあるので、その許容走行距離以内に加速して投入すれば良く、実際にはタイミングが合わずにストックスペースに格納される丁合本は殆ど発生しないか、発生してもごくわずかである。ストックスペースに格納される丁合本の発生率は、全体の処理速度に関わらず一定で非常に少ない。作業員が作業を行った場合には、全体の処理速度を上げれば不良本の発生率も一気に上がるが、ロボットに行わせる本発明のシステムにおいては、ロボットの動きがクランプユニットの移動速度に正確に追随するので、処理速度によらず常に安定した結果が得られるものである。
本発明の解決手段3の発明によれば、搬送路が丁合機に付属のもので独立の駆動機構を有しておらず、丁合機の処理速度と同一の速度で丁合本を搬送するものである場合に、丁合機の処理速度と製本機の処理速度が同一であるか、製本機の処理速度が丁合機の処理速度を上回るように設定されているので、丁合機から送出された丁合本が搬送路の所定位置に重積されるという事態が発生しない。特に丁合機の処理速度と製本機の処理速度を同一になし得た場合には、システム全体の処理は最も円滑に行われる。あるいは、同一になし得ない場合には、製本機の処理速度が若干丁合機の処理速度を上回ることになるので、製本機側にては、丁合本が投入されていない空のクランプユニットが生じることとなるが、丁合機と製本機の処理速度をできるだけ近接させていくことにより、製本機の空のクランプユニットの発生率を、クランプユニットの全体数の1割以下に留めることが可能である。むろん、両者の処理速度を完全に同期できれば、製本機の空のクランプユニットの発生率はゼロとなる。
本発明の解決手段4の発明によれば、搬送路が独立の駆動機構を有するものである場合に、丁合機と搬送路と製本機の処理速度が同一であるか、
丁合機と搬送路の処理速度が同一で製本機の処理速度が丁合機と搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、搬送路と製本機の処理速度が同一で丁合機の処理速度が搬送路と製本機の処理速度を下回るように設定されているか、搬送路の処理速度が丁合機の処理速度を上回り且つ製本機の処理速度が搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、のいずれかであるので、丁合機から送出された丁合本が搬送路の所定位置に重積されるという事態が発生しない。特に丁合機の処理速度と搬送路の処理速度と製本機の処理速度をすべて同一になし得た場合には、システム全体の処理は最も円滑に行われる。また、処理速度を同一になし得ない場合にでも、夫々の処理速度をできるだけ近接させていくことにより、製本機の空のクランプユニットの発生率を、クランプユニットの全体数の1割以下に留めることが可能である。むろん、3者の処理速度を完全に同期できれば、製本機の空のクランプユニットの発生率はゼロとなる。
本発明の解決手段5あるいは解決手段6の発明によれば、ロボットのアームに装着された把持用端部が可動部と固定部からなり、可動部と固定部の夫々の作動端に軟質合成樹脂製あるいはゴム製の緩衝材を有しており、可動部が移動手段により移動させられることによって可動部の作動端と固定部の作動端の間の距離を変化させられるので、丁合本の厚さが変化しても簡単に対応することが可能である。
(a)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムの全体構成を説明するために模式的に描いた平面図である。(b)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムの全体構成を説明するために模式的に描いた正面図である。 本発明の解決手段1の自動丁合製本システムのロボットの動作の各ステップを説明するためのフロー図である。 (a)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームが待機位置にある状態を説明するための説明図である。(b)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームが丁合本摘出位置にあって丁合本を把持している状態を説明するための説明図である。(c)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームが丁合本を把持した状態にて待機位置にある状態を説明するための説明図である。 (a)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームが丁合本を投入する投入位置にある状態を説明するための説明図である。(b)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームが丁合本投入位置にあって丁合本をクランプユニットに投入している状態を説明するための説明図である。(c)本発明の解決手段1の自動丁合製本システムにおいて、丁合本の投入が不可能と判断された場合にロボットのアームが丁合本をストックスペースに格納している状態を説明するための説明図である。 本発明の実施例1の自動丁合製本システムにおいて、クランプユニットに丁合本を投入できる許容走行距離を説明するための説明図である。 本発明の実施例1の自動丁合製本システムにおいて、制御機構の構成を説明するための説明図である。 (a)本発明の実施例1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームの先端に装着されている把持用端部の右側面図である。(b)本発明の実施例1の自動丁合製本システムにおいて、ロボットのアームの先端に装着されている把持用端部の平面図である。
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の発明を実施するための形態を、以下に図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施例1のシステム構成を説明するための説明図である。図1aは本発明の実施例1のシステム構成を平面図として模式的に表したものであり、図1bは正面図として模式的にあらわしたものである。
図1において、Sは本発明の実施例1の自動丁合製本システムである。自動丁合製本システムSは、丁合部Gと連結部Jと製本部Bから構成されており、連結部Jは、ロボット1とロボット1の制御機構2から構成されている。なお、STは、投入できなかった丁合本GBをストックしておくストックスペースである。
丁合部Gは、複数の折丁(図示せず)を丁合して丁合本GBとする丁合機G1と丁合機G1から送出される丁合本GBを製本部B側に搬送する搬送路G2から構成され、製本部Bは、供給された丁合本GBに表紙を貼着する機能を有する製本機B1から構成されている。連結部Jは、搬送路G2から丁合本GBを摘出し、製本機B1のクランプユニットCPに投入可能な態勢に保持し、製本機B1のクランプユニットCPに投入するための把持用端部13を備えたアーム11、12を有するロボット1と、ロボット1の動作を制御する制御機構2から構成されている。なお、実施例1の自動丁合製本システムSにおいては、ロボット1は製本機B1の頂部に載置されているが、ロボット1の配置場所はここに限らず、動作に差支えのない範囲で、製本機B1から離して設置しても無論構わない。
制御機構2は、搬送路G2の所定位置に丁合本GBが配置されたことを検出する丁合本検出センサ21と、製本機B1のクランプユニットCPの移動速度をモニタするロータリーエンコーダー22と、丁合本GBが投入される製本機B1のクランプユニットCPの適正位置をモニタするタイミングセンサ23と、丁合本検出センサ21及びロータリーエンコーダー22及びタイミングセンサ23からの情報によってロボット1の動作を制御するロボット用制御装置24から構成されている。丁合本検出センサ21は搬送路G2の末端近傍に装着され、ロータリーエンコーダー22とタイミングセンサ23は製本機B1の駆動軸AXに装着されている。なお、実施例1の自動丁合製本システムSにおいては、ロボット用制御装置24は製本機B1の頂部に載置されているが、ロボット用制御装置24の配置場所はここに限らず、機能に差支えのない範囲で、製本機B1から離して設置しても無論構わない。
丁合機G1と製本機B1の構成に関しては、いずれも公知であるので詳細な説明は省くが、丁合機G1から搬送路G2に供給されてくる丁合本GBは、折丁(図示せず)が順番に重ねられただけの状態で、表紙が付けられていない、いわば本の中身だけの状態である。そして、この丁合本GBに、必要であれば背の断裁を行い、さらに必要部分に糊付けを行い、表紙を貼着して本の形態とする機械が製本機B1である。なお、図1には、製本機B1の、脊部裁断機構CM、糊付け機構PM、表紙貼着機構NMの各位置を示している。なお、図1にて、Yは製本機B1のクランプユニットの移動方向を、Zは搬送路G2に供給されてくる丁合本GBの移動方向を示している。
丁合本GBを製本機B1にて製本処理するためには、まず製本機B1の上部で回転しているクランプユニットCPと呼ばれる機構に丁合本GBを背を下にして投入し、クランプユニットCPに把持させなければならない。正常な状態、つまり背を下にして丁合本GBを垂直に保持した状態でクランプユニットCPの所定位置に投入すれば、丁合本GBの背は製本機B1のテーブルTBにて位置決めがなされ、把持作業はクランプユニットCPが自動的に行い、後は、脊部裁断機構CMによる脊部の断裁(断裁しない場合もある)、糊付け機構PMによる必要部分への糊付け、表紙貼着機構NMによる表紙の貼着(ニッピング)と、工程が自動的に進む。従来は、この一連の工程の最初となるクランプユニットCPへの投入作業を作業員が行っていた。
搬送路G2は、丁合機G1に付属している場合と、独立している場合がある。丁合機G1に付属している場合には、独立した駆動源を持たないので、当然のことながら丁合機G1の処理速度と同じ速度で丁合本GBを送出する。丁合機G1から独立している場合には独自の駆動源をもって動作させられるが、処理速度を丁合機G1と同期させることは可能である。丁合本GBは搬送路G2の端末の所定位置まで送られるとそこで停止するので、従来は作業員がこの位置にて丁合本GBを搬送路G2から摘出して製本機B1のクランプユニットCPに投入していた。
連結部Jを構成するロボット1は、図3に見るように2本のアーム11、12と台座14から構成されており、アーム11の先端部を上下、左右、前後の3次元のいずれの方向にも移動させることが可能である。ロボット1自体は、通常の産業用ロボットであるので、その構成の詳細な説明は省略するが、アーム11の先端に装着された把持用端部13は、本発明のために開発した構成であるので、これについては以下に詳しく説明する。
把持用端部13は、図7(図7aを右側面図、図7bを平面図とする)に見るように、アーム11の先端部に上下方向(方向α)に回動自在に装着された基部13aの底面に、爪部13bが水平方向(方向β)に回動自在に装着されている。基部13aは、アーム11の角度に関わらず常に水平状態を保持するように構成されているので、爪部13bも常に水平状態を保持する。爪部13bは、固定部131と可動部132から構成され、可動部132には移動手段として、水平方向(前後方向)に移動するエアシリンダ133が装着されている。また、固定部131の作動端131aには軟質合成樹脂製の緩衝材p1が、可動部132の作動端132a(すなわち、エアシリンダ133の背面)には軟質合成樹脂製の緩衝材p2が、夫々対向するように固着されている。なお、図7にては、エアシリンダ133に付属するパイプの図示は省略している。なお、緩衝材p1、p2はゴム製でも良いが、ゴム製の場合には丁合本GBに把持跡が付く場合もあるので、軟質合成樹脂製の方が望ましい。
図6には連結部Jの制御機構2の構成を示す。制御機構2は、搬送路G2の所定位置に丁合本GBが配置されたことを検出する丁合本検出センサ21と、製本機B1のクランプユニットCPの移動速度をモニタするロータリーエンコーダー22と、丁合本GBが投入される製本機B1のクランプユニットCPの適正位置をモニタするタイミングセンサ23と、丁合本検出センサ21及びロータリーエンコーダー22及びタイミングセンサ23からの情報によってロボット1の動作を制御するロボット用制御装置24から構成されている。
ロボット1からは、ロボット1の姿勢に関するロボット姿勢情報SSが逐次ロボット用制御装置24に送られ、ロボット用制御装置24からは必要に応じてロボット1に必要な動作を行わせるロボット動作指令MSが送られる。丁合本検出センサ21からは、搬送路G2の所定位置に丁合本GBが配置された時に丁合本検出信号GSがロボット用制御装置24に送られる。ロータリーエンコーダー22からはクランプユニットCPの移動速度の速度信号VSが常時ロボット用制御装置24に送られ、タイミングセンサ23は丁合本GBが投入されるクランプユニットCPが適正位置に来たときにタイミング信号TSをロボット用制御装置24に送る。
さらに具体的には、丁合本検出センサ21は、図1、図3、図4に見るように搬送路G2の端末付近に装着され、搬送路G2の所定位置に丁合本GBが配置されたことを検出して丁合本検出信号GSをロボット用制御装置24に送出する。ロータリーエンコーダー22とタイミングセンサ23は、製本機B1の駆動軸AXに装着されており、ロータリーエンコーダー22が駆動軸AXの回転速度をモニタして速度信号VSを常時ロボット用制御装置24に送出し、タイミングセンサ23は駆動軸AXの1回転毎にタイミング信号TSをロボット用制御装置24に送出する。
ロータリーエンコーダー22が常時モニタしている駆動軸AXの回転速度は、すなわち、駆動軸AXによって駆動されているクランプユニットCPの移動速度に他ならないから、ロータリーエンコーダー22は、結局クランプユニットCPの移動速度を常時モニタして速度信号VSとしてロボット用制御装置24に送出していることになる。
また、製本機B1においては、駆動軸AXが1回転する毎に、クランプユニットCPが1コマずつ進むように設計してあるのが普通である。すなわち、図1において、駆動軸AXが1回転すると、クランプユニットCP1はクランプユニットCP2が占めていた位置に移動し、クランプユニットCP2はクランプユニットCP3が占めていた位置に移動する。
このように設計する理由は、以下のとおりである。すなわち、駆動軸AXが1回転する毎に、クランプユニットCPが1コマずつ進むように設計しておけば、背部裁断機構CMにおいても糊付け機構PMにおいても表紙貼着機構NMにおいても、同一のタイミング信号で作業をさせることが出来、極めて合理的だからである。つまり、各機構の動作開始を全て駆動軸AXの1回転、すなわちクランプユニットCPの1コマずつの進行に同期させることによって、全作業をクランプユニットCPに把持された丁合本GBに対して適正位置で行うことが可能となるからに他ならない。
したがって、駆動軸AXの1回転毎にタイミング信号TSを発するタイミングセンサ23の情報がロボット用制御装置24に入るようにすることにより、ロボット用制御装置24は、丁合本GBの投入タイミングに関する正確な指令をロボット1に対して発することができる。すなわち、ロボット1はロボット用制御装置24を通じて投入対象となるクランプユニットCPの正確な位置を知ることができるので、このタイミング信号TSとロータリーエンコーダー22からの速度信号VSを計算して、丁合本GBの正確な投入作業が可能となるのである。なお、タイミングセンサ23が駆動軸AXの1回転を検出する方法としては、駆動軸AXの適正位置に突起などの目印(図示せず)を付けておき、この目印を1回点毎に検出するようにすれば良い。
<実施例1の作用>
本発明の実施例1の自動丁合製本システムSの作用を、以下に詳細に説明する。図2において、システム全体のスイッチがONとなると(ステップS10)、ロボット1は待機位置にて待機する(ステップ11)。この際、図3aに見るように、アーム11、12はやや折畳まれた状態で、把持用端部13は搬送路G2の丁合本GBの想定位置(2点鎖線で表示)とクランプユニットCPの中間のやや上方に位置している。なお、この状態にて、ロータリーエンコーダー22(図1、図6参照)は、常時クランプユニットCPの速度信号VSをモニタしてロボット用制御装置24に送っている。
丁合本GBが丁合機G1から送出されて搬送路G2の所定位置に達すると、丁合本検出センサ21が作動して、丁合本検出信号GSをロボット用制御装置24に送信する。ロボット用制御装置24は、丁合本検出信号GSがあった場合には(ステップS12のYES)、ロボット1にロボット動作指令MSを送り、ロボット1のアーム11、12を動かして丁合本摘出位置に移動させる(ステップS13)。丁合本検出信号GSを検出しない(ステップS12のNO)間は、ロボット1のアーム11、12を待機位置にて待機させ続ける(ステップ11)。
ロボット1のアーム11、12が丁合本摘出位置に移動させられると、図3bに見るように、把持用端部13が所定位置にある丁合本GBを把持して搬送路から摘出する(方向X1)。この際、把持用端部13は、図7aに見るように、丁合本GBの上端部の中心を把持する。丁合本GBは背を下にして搬送路G2を流れてくるので、把持用端部13は丁合本GBの小口部分を把持することとなる。
この際、把持用端部13の可動部132のエアシリンダ133が固定部131側に移動して(図7の方向X2)、丁合本GBの上端部は固定部131の作動端131aに固着された緩衝材p1と可動部132の作動端132aすなわちエアシリンダ133の背面に固着された緩衝材p2の間に挟着されて安定的に把持される。丁合本GBの厚さが緩衝材p1と緩衝材p2の最大離間距離D以内であれば、どのような厚さの丁合本GBでも安定的に把持することが可能である。
把持用端部13が丁合本GBを確実に把持したことを確認するロボット姿勢情報SSがロボット用制御装置24に送られると、ロボット用制御装置24はロボット1にロボット動作指令MSを送り、アーム11、12を待機位置に戻す(ステップS13)。この際、丁合本GBは把持用端部13に把持されたままの状態である。この状態を、図3cに示す。図3aと図3cの違いは、把持用端部13が丁合本GBを把持しているか(図3a)いないか(図3c)だけである。
この状態にて、タイミングセンサ23からのタイミング信号TSがロボット用制御装置24に送られてくると、ロボット用制御装置24はタイミング信号TSを確認して(ステップS16)、ロータリーエンコーダー22からの速度信号VSを参照し(ステップS17)、ロボット1にロボット動作指令MSを送ってアーム11、12を投入位置へ移動させる(ステップS18)。
図4aにアーム11、12が投入位置に移動させられた状態を示す。この状態にて、把持用端部13はクランプユニットCPの丁合本GBを投入する適正位置gbの直上に向けて丁合本GBを移動させると同時に、把持用端部13自身はクランプユニットCPと同速度・同方向に移動するように加速される(ステップS19)。ここで、ロボット用制御装置24は丁合本GBのクランプユニットCPへの正確な投入が可能かどうかを判断する(ステップS20)。
図5に示すように、丁合本GBのクランプユニットCPへの投入にあたっては、クランプユニットCPの許容走行距離Lが設定してある。許容走行距離Lは、ロボット1の設置場所やアーム11、12の長さ等で変わってくるが、概ねクランプユニットCPの幅CL1の30%〜50%程度である。従って、標準的なクランプユニットCPの幅CL1が500mm程度であるから、許容走行距離Lは150mm〜250mm程度であり、クランプユニットCPがこの許容走行距離Lを移動する間に加速して、把持用端部13がクランプユニットCPと同速度・同方向に移動するようになった時点で丁合本GBを投入すれば良いということになる。なお、図5にてYは、クランプユニットCPの移動方向である。
また、図5にてCL2はクランプユニットCP(CP1)の幅CL1に、クランプユニットCP(CP1)と隣接するクランプユニットCP(CP2)との間の間隔CL3を足したもので、前述のクランプユニットCPの1コマ分の長さである。タイミングセンサ23から発せられるタイミング信号TSは、この長さCL2をクランプユニットCPが移動する間に1回発せられるが、これは前にも述べたように、製本機B1の回転軸AXの1回転に相当する。
図5にては、L1は加速走行距離を、L2は投入可能走行距離を示している。すなわち、加速走行距離L1の間に把持用端部13をクランプユニットCPと同速度・同方向に加速させ、加速走行距離L1の右端にて把持用端部13がクランプユニットCPと同速度・同方向に移動するようになれば、クランプユニットCPが投入可能走行距離L2を移動する間に把持用端部13のエアシリンダ133を正面側に移動させ(図7の方向X3)、丁合本GBを把持用端部13から開放してクランプユニットCPに投入する(ステップS23)。丁合本GBは自重にてクランプユニットCPに投入され(図4bの方向X4)、丁合本GBの下端(背部分)は位置決め用のテーブルTBにて位置決めがなされる。
図4bに、その状態を示す。投入(方向X4)が完了してクランプユニットCPが許容走行距離Lを外れると、クランプユニットCPの前板CPaが後方(方向X5)に移動し、丁合本GBはクランプユニットCPに把持される。なお、クランプユニットCPが前板CPaに把持されるまでは、丁合本GBの下端(脊部分)は位置決め用のテーブルTBに支えられている。クランプユニットCPに投入が完了すると、アーム11、12はロボット用制御装置24からのロボット動作指令MSにて待機位置に戻される(ステップS24)。この際、システム全体のスイッチがON状態であれば(ステップ25のYES)、ステップ11に戻ってアーム11、12は待機位置で待機し、丁合本検出信号GSを待つ。また、ステップS24にてシステム全体のスイッチがOFF状態になれば(ステップS24のNO)、工程全体が終了する。
次に、ステップS20に戻って、丁合本GBの投入が不可能と判断される場合(ステップS20のNO)を述べる。すなわち、極稀にではあるが、加速走行距離L1の長さが許容走行距離Lを超えてしまうケースがある。具体的には、ステップS15にて丁合本GBを把持したアーム11、12が待機位置に戻ると同時にタイミングセンサ22からのタイミング信号TSが入って、アーム11、12を投入位置に移動させる動作が僅かに遅れるとか、あるいは各部の機械的な不具合の発生等でアーム11、12の投入位置への移動が間に合わず、許容走行距離L内での把持用端部13の加速が充分に行われないといったケースである。
このような場合には、加速中に、ロボット1から送られるロボット姿勢情報SSによってロボット用制御装置24が正確な投入が可能か否かを判断して、つまり加速走行距離L1が許容走行距離Lを超えるか否かを判断して、加速走行距離L1が許容走行距離Lを超えると判断された場合(ステップS20のNO)には投入動作をその時点にて中止し、アーム11、12をストックスペースST上に移動させ、丁合本GBをストックスペースSTに格納する(方向X6・ステップS21)。
この状態を、図4cに示す。丁合本GBをストックスペースSTに格納後、アーム11、12はロボット用制御装置24からのロボット動作指令MSにて待機位置に移動させられ(ステップS22)、工程はステップS11に戻って次の丁合本検出信号GSを待つ。この場合、丁合本GBが投入されなかったクランプユニットCPは空で走行することになるが、ストックスペースSTに格納された丁合本GBはまた工程内に戻すことができるので、丁合本GBの無駄は発生しない。
なお、これもまた極稀に、把持用端部13が丁合本GBを掴み損ねて空のまま待機位置に移動するというケースが生じ得るが、この場合にはロボット1からのロボット姿勢情報SSがロボット用制御装置24に送られて、アラームが鳴ってシステム全体が停止される。すなわち、把持用端部13が丁合本GBを掴み損ねるという場合は、なんらかの原因で搬送路G2の丁合本GBが正しい位置に正しい姿勢で配置されておらず、その修正が必要ということなので、システム全体が停止される。あるいは、これもまた極稀なことであるが、丁合本GBがクランプユニットCPに正確に投入されず落下したという場合にも、投入位置の下方に設けられたエリアセンサ(図示せず)がそのことを検知し、アラームが鳴ってシステム全体が停止される。
なお、上記のステップS20〜S22の流れ、すなわち、丁合本GBの正確な投入が不可能であると判断して丁合本GBをストックスペースSTに格納する場合には、アラームは鳴らず、システムは停止されない。したがって、空のクランプユニットCPが1基発生するだけで全体の流れは阻害されることなく、滞りなく進行していく。すなわち、本発明においては、投入失敗によるアラームが鳴る前段階にてステップS20〜S22の流れで投入ミスが回避され、しかもそれによるシステムの停止がないので、投入ミスが激減し、全体の作業効率が大きく改善されるのである。
本発明は、特に中小の製本所において、非常に効果的な作業効率の改善を齎すものである。中小の製本所においては、既述のとおり、丁合機と製本機が夫々別の独立した機械であり、且つ、メーカーも夫々異なるというところが非常に多い。従来、こういった事業所においては、前述のように丁合機で丁合された丁合本を作業員が1冊ずつ掴み取って製本機のクランプユニットに投入していた。しかるに、作業員の手で行うこういった方式にては、熟練した作業員といえどもミスが発生するし、長時間作業を継続すればミスによる不良本も増加する。資金的に厳しい環境にあって人員の確保が難しい中小の製本所においては、一人の作業員が連続してこの作業に当たる時間も長くなり、作業員の疲労や、それに伴う作業効率の悪化とミスの増加が大きな問題である。
しかるに、本発明のシステムを導入すれば、現在使用中の丁合機と製本機をそのまま継続使用しながら丁合機と製本機の間を完全に自動化して連絡できるので、上に挙げたような諸問題が一気に解決可能である。すなわち、本発明のシステムによって作業効率は上昇し、人為的なミスは皆無となり、且つ、従来の作業員の方法では不可能であった長時間の連続運転も可能となる。
一般的に、印刷・製本業界は、典型的な多品種少量生産の業界であって、自動化がなかなか難しく、作業員が効率の悪い労働を強いられているのが現状である。それでも大手の作業所は、広大な敷地に高価な機械を導入して、大量部数の印刷・製本を自動的に行うことが可能であるが、工場敷地も狭く、資金力も乏しい中小の印刷所や製本所にとっては、工程の自度化が難しく、作業員の手作業に頼る面が依然として多く、勢い労働条件の改善も進みにくいのが現状である。
本発明は、このような、特に中小の印刷・製本業界におけるラインの自動化の一翼を担い得るシステムとして開発したものであり、本発明の普及は、単に丁合機と製本機を自動的に連結するという狭い視野に限られず、さらに広範なラインの自動化に向けての嚆矢となるものとして、斯界の作業効率のアップと労働条件の改善に、多大な貢献をなすものと信じている。
1 ロボット
11 アーム
12 アーム
13 把持用端部
131 固定部
131a 作動端
132 可動部
132a 作動端
133 エアシリンダ
13a 基部
13b 爪部
14 台座
2 制御機構
21 丁合本検出センサ
22 ロータリーエンコーダー
23 タイミングセンサ
24 ロボット用制御装置
AX 駆動軸
B 製本部
B1 製本機
CL1 幅
CL2 長さ
CL3 間隔
CM 脊部断裁機構
CP クランプユニット
CP1 クランプユニット
CP2 クランプユニット
CP3 クランプユニット
CPa 前板
D 最大離間距離
G 丁合部
G1 丁合機
G2 搬送路
GB 丁合本
GS 丁合本検出信号
J 連結部
L 許容走行距離
L1 加速走行距離
L2 投入可能走行距離
MS ロボット動作指令
NM 表紙貼着機構
PM 糊付け機構
S 自動丁合製本システム
S10 ステップ
S11 ステップ
S12 ステップ
S13 ステップ
S14 ステップ
S15 ステップ
S16 ステップ
S17 ステップ
S18 ステップ
S19 ステップ
S20 ステップ
S21 ステップ
S22 ステップ
S23 ステップ
S24 ステップ
S25 ステップ
SS ロボット姿勢情報
ST ストックスペース
TB テーブル
TS タイミング信号
VS 速度信号
X1 方向
X2 方向
X3 方向
X4 方向
X5 方向
X6 方向
Y 方向
Z 方向
gb 適正位置
p1 緩衝材
p2 緩衝材
α 方向
β 方向















Claims (6)

  1. 丁合部と連結部と製本部から構成され、
    丁合部は、複数の折丁を丁合して丁合本とする機能を有する丁合機と搬送路から構成され、
    製本部は、供給された丁合本に表紙を貼着する機能を有する製本機から構成され、

    連結部は、丁合機から搬送路を通じて送出される丁合本を搬送路から摘出し製本機のクランプユニットに投入可能な態勢に保持し製本機のクランプユニットに投入するための把持用端部を備えたアームを有するロボットと、該ロボットの動作を制御する制御機構から構成され、
    制御機構は、搬送路の所定位置に丁合本が配置されたことを検出する丁合本検出センサと、製本機のクランプユニットの移動速度をモニタするロータリーエンコーダーと、丁合本が投入される製本機のクランプユニットの適正位置をモニタするタイミングセンサと、丁合本検出センサ及びロータリーエンコーダー及びタイミングセンサからの情報によってロボットの動作を制御するロボット用制御装置から構成されている、
    ことを特徴とする自動丁合製本システム。
  2. 把持用端部を備えたアームを有するロボットが、2本のアームと台座から構成されアームの先端部を上下、左右、前後の3次元のいずれの方向にも移動させることが可能であり、
    丁合本検出センサは搬送路の端末近傍に装着され、
    ロータリーエンコーダーとタイミングセンサは製本機に装着され、
    ロボットからは、ロボットの姿勢に関するロボット姿勢情報が逐次ロボット用制御装置に送られ、
    ロボット用制御装置からはロボットに動作を行わせるロボット動作指令が送られ、
    丁合本検出センサからは、搬送路の所定位置に丁合本が配置された時に丁合本検出信号がロボット用制御装置に送られ、
    ロータリーエンコーダーからはクランプユニットの移動速度の速度信号が常時ロボット用制御装置に送られ、
    タイミングセンサは丁合本が投入されるクランプユニットが適正位置に来たときにタイミング信号をロボット用制御装置に送り、
    ロボットの動作が、
    待機位置にてアームを待機させるステップと、
    丁合本検出センサが丁合本検出信号を発信した場合に、アームを搬送路の丁合本摘出位置に移動させるステップと、
    アーム先端に装着された把持用端部にて丁合本を把持し搬送路から摘出するステップと、
    丁合本を把持用端部に把持したままアームを待機位置に戻すステップと、
    タイミングセンサからのクランプユニットのタイミング信号を確認するステップと、
    ロータリーエンコーダーからのクランプユニットの速度信号を参照するステップと、
    アームを投入位置に移動させるステップと、
    把持用端部を投入対象のクランプユニットと同速度で同一方向に移動するように加速させるステップと、
    丁合本の投入が可能であるか否かを判断するステップと、
    丁合本の投入が不可能と判断すれば、丁合本をストックスペースに格納し、アームを待機位置に戻すステップと、
    丁合本の投入が可能と判断すれば、把持用端部から丁合本を離脱させて丁合本をクランプユニットに投入するステップと、
    アームを待機位置に戻すステップ、
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動丁合製本システム。
  3. 搬送路が丁合機に付属のもので独立の駆動機構を有しておらず、丁合機の処理速度と同一の速度で丁合本を搬送するものである場合に、丁合機の処理速度と製本機の処理速度が同一であるか、製本機の処理速度が丁合機の処理速度を上回るように設定されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の自動丁合製本システム。
  4. 搬送路が独立の駆動機構を有するものである場合に、
    丁合機と搬送路と製本機の処理速度が同一であるか、
    丁合機と搬送路の処理速度が同一で製本機の処理速度が丁合機と搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
    搬送路と製本機の処理速度が同一で丁合機の処理速度が搬送路と製本機の処理速度を下回るように設定されているか、
    搬送路の処理速度が丁合機の処理速度を上回り且つ製本機の処理速度が搬送路の処理速度を上回るように設定されているか、
    のいずれかであることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の自動丁合製本システム。
  5. ロボットのアームに装着された把持用端部が可動部と固定部からなり、可動部と固定部の夫々の作動端に軟質合成樹脂製あるいはゴム製の緩衝材を有しており、可動部が移動手段により移動させられることによって可動部の作動端と固定部の作動端の間の距離を変化させられることを特徴とする請求項1あるいは請求項2あるいは請求項3あるいは請求項4に記載の自動丁合製本システム。
  6. ロボットのアームに装着された把持用端部の可動部の移動手段がエアシリンダあるいは油圧シリンダであることを特徴とする請求項5に記載の自動丁合製本システム。
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