JP4424601B2 - 除雪機 - Google Patents
除雪機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4424601B2 JP4424601B2 JP2004312521A JP2004312521A JP4424601B2 JP 4424601 B2 JP4424601 B2 JP 4424601B2 JP 2004312521 A JP2004312521 A JP 2004312521A JP 2004312521 A JP2004312521 A JP 2004312521A JP 4424601 B2 JP4424601 B2 JP 4424601B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- auger housing
- auger
- lowering
- limit position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01H—STREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
- E01H5/00—Removing snow or ice from roads or like surfaces; Grading or roughening snow or ice
- E01H5/04—Apparatus propelled by animal or engine power; Apparatus propelled by hand with driven dislodging or conveying levelling elements, conveying pneumatically for the dislodged material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
図12は従来のオーガ式除雪機の側面図である。従来のオーガ式除雪機200は、クローラ201を備えた走行フレーム202に、オーガハウジング203を備えた機体204を昇降可能に取付け、この機体204の前部を昇降調整装置205によって昇降するようにした、自力走行形式の作業車両である。オーガハウジング203はオーガ206を備える。
操縦部207に備えたオーガ昇降操作レバー208を前後に操作し、制御装置(図示せず)を介して昇降調整装置205を伸縮させることにより、機体204並びにオーガハウジング203を昇降させることができる。昇降調整装置205にはシリンダ装置を採用している。
そこで、モータの過熱に対する保護のためにサーモブレーカを設けることが考えられる。モータ内の発熱が進み一定以上の温度になったときに、電動モータに内蔵したサーモブレーカは、モータへの通電回路を遮断する。
制御部が、
オーガハウジングが下限位置と上限位置との間で昇降する全昇降量と、この全昇降量だけ昇降するのに必要な全昇降時間と、から求められる単位時間当たりの昇降量を、定数として予め設定しておく定数設定手段と、
オーガハウジングの上昇時において下限位置を昇降時間の計測開始点と設定する上昇時の計時開始点設定手段と、
オーガハウジングの下降時において上限位置を昇降時間の計測開始点と設定する下降時の計時開始点設定手段と、
昇降操作部材の昇降操作に応じて、それぞれ対応する計測開始点からの昇降時間を計測するタイマ手段と、
得られた昇降時間に定数を乗算することで現時点の昇降位置を推定する昇降位置推定手段と、を備えていることを特徴とする。
上限リセット手段は、現時点の昇降位置の値が上限位置を上回ったという条件と、昇降操作部材を下降操作したという条件とを満たしたときに、現時点の昇降位置を上限位置の値にリセットするものである。
下限リセット手段は、現時点の昇降位置の値が下限位置を下回ったという条件と、昇降操作部材を上昇操作したという条件とを満たしたときに、現時点の昇降位置を下限位置の値にリセットするものである。
しかも、位置センサを設けていないにもかかわらず、オーガハウジングの下限位置及び上限位置で、電動モータを停止させることができる。この結果、電動油圧シリンダに過大な負荷が作用することを極力低減することができるので、電動油圧シリンダの耐久性を十分に確保することができる。
さらには、位置センサが無いので、雪や水滴等の影響を受けることなく、オーガハウジングの昇降高さを確実に検出することができる。
さらにまた、電動モータに内蔵されたサーモブレーカを作動させることなく、電動モータを速やかに停止させることができる。復帰時間が長いサーモブレーカに依存せずに、時間で制御するようにしたので、電動モータを再始動させるまでの時間が短くてすむ。サーモブレーカの復帰時間を気にすることなく除雪作業を続行することができるので、より円滑に除雪作業をすることができる。
また、オーガハウジングを下降させることで、現時点の昇降位置の値が下限位置を下回ったときには、上昇操作をしたときに、現時点の昇降位置を上限位置の値にリセットする。オーガハウジングを上昇させるときに、上限位置から起算して昇降位置を求めることができる。
このようにすれば、何らかの理由によってオーガハウジングの昇降速度が低下した場合であっても、現時点の昇降位置を正確に求めることができる。従って、オーガハウジングの昇降位置を常に適切に把握することができるので、より一層円滑に除雪作業をすることができる。
図1は本発明に係る除雪機の側面図である。図2は本発明に係る除雪機のエンジン、電動モータ、除雪機構、クローラベルト周りの模式的平面図である。
走行フレーム12及び車体フレーム15の組合せ構造は機体19を構成することになる。走行フレーム12は、走行輪としての駆動輪23L,23R並びに転動輪24L,24Rを備える。この例では、左右のハンドル17L,17R間に操作ボックス41、制御部28、バッテリ29を上からこの順に配置した。
エンジン14の動力は、クランクシャフト35→電磁クラッチ50→シャフト側プーリ36→伝動ベルト37→オーガ側プーリ38→回転軸39の経路でオーガ31及びブロア32に伝わる。オーガ31で掻き集めた雪を、ブロア32によってシュータ33を介して遠くへ飛ばすことができる。
左の電動モータ21Lの駆動力で、左の走行動力伝達機構22L並びに左の駆動輪23Lを介して左のクローラベルト11Lを駆動することができる。右の電動モータ21Rの駆動力で、右の走行動力伝達機構22R並びに右の駆動輪23Rを介して右のクローラベルト11Rを駆動することができる。
操作部40は、左右のハンドル17L,17Rの間に設けた操作ボックス41と、グリップ18Lの近傍で左のハンドル17Lに設けた走行準備レバー43並びに左の旋回操作レバー44Lと、グリップ18Rの近傍で右のハンドル17Rに取付けた右の旋回操作レバー44Rと、とからなる。
走行準備レバー43は、除雪機10を走行可能状態にするレバーである。
上記図1を参照しつつ説明すると、操作ケース45には、電磁クラッチ50をオン・オフ切換えするオーガスイッチ(クラッチスイッチ)45Aと、メインスイッチ(キースイッチ)45Bと、エンジン14を始動するときに使用するチョークノブ45Cと、ランプ26eを点灯させる点灯ボタン45Dと、上昇表示灯141及び下降表示灯142とを備える。
なお、47aはパネル本体部、47bはカバー部、48は前後進速度調節レバー76をガイドするガイド孔である。
左右のサイドメンバ61,61の後部は、電動モータ21L,21Rを取付けるとともに、電動モータ21L,21Rのモータ軸に直結した駆動輪用車軸を回転可能に支持したものである。左右のサイドブラケット64,64は上方へ延び、その上端部に左右貫通した支持孔64a,64aを有する。
支持孔64a,64a及び被支持孔71a,71aに2つの支持ピン74(この図では1つのみ示す。)を嵌合することで、走行フレーム12の後部に車体フレーム15の後部を上下スイング可能に取付けることができる。走行フレーム12は、車体フレーム15を介してオーガハウジング26a(図1参照)を上下スイング可能に取付けることになる。この結果、走行フレーム12に対してオーガハウジング26aは昇降可能である。
図5(a),(b)は本発明に係る除雪機の作用図である。
図5(a)は、オーガハウジング昇降機構16のピストン82を最も縮めた状態を示す。このときには車体フレーム15の前部、オーガハウジング26a並びにオーガ31は最も下がった状態になる。このときのオーガハウジング26aにおける下面の昇降位置(高さ)は下限位置Pd1にある。オーガハウジング26aの昇降位置が下限位置Pd1よりも下がることはない。
図5(b)は、オーガハウジング昇降機構16のピストン82を最も伸ばした状態を示す。このときには車体フレーム15の前部、オーガハウジング26a並びにオーガ31は最も上がった状態になる。このときのオーガハウジング26aにおける下面の昇降位置(高さ)は上限位置Pu1にある。オーガハウジング26aの昇降位置が上限位置Pu1よりも上がることはない。
除雪機10を移動するときには、オーガハウジング26aの下面並びにオーガ31の下面を高くして能率良く移動することができる。除雪するときには、オーガハウジング26aの下面並びにオーガ31の下面を低くして効率良く除雪することができる。さらに除雪するときには、路面Grの凹凸に合せてオーガハウジング26a並びにオーガ31の高さを変えることができる。
なお、昇降操作レバー46Aを中立位置にセットすると、オーガハウジング昇降機構16のピストン82はその時点の長さを維持し、車体フレーム15の前部、オーガハウジング26a並びにオーガ31の昇降位置を維持させる。
電気回路90は、制御部28に昇降スイッチ100を接続するとともに、バッテリ29にメインスイッチ45Bを介して制御部28、オーガ上昇用リレー120、オーガ下降用リレー130、上昇表示灯141、下降表示灯142を接続した構成である。121,131はリレーの励磁コイルである。
昇降スイッチ100は、昇降操作レバー46Aにスイッチ機構101を組込んだ「昇降操作部材」であり、制御部28を介してオーガハウジング昇降機構16の電動モータ85を操作することができる。
昇降操作レバー46Aが図に示す停止位置(中立位置)Neにあるときに、可動接点102は第1固定接点103並びに第2固定接点104のどちらにも接触しない。このため、昇降スイッチ100はオフであり、停止信号(操作スイッチオフ信号)を発する。
昇降操作レバー46Aを停止位置Neから前方に昇降、すなわち下降位置Dwに昇降させたときに、可動接点102は第2固定接点104に接触する。このため、昇降スイッチ100はオンになり、下降位置信号(下降操作スイッチオン信号)を発する。
(1)昇降スイッチ100の昇降スイッチ100の停止信号を受けているときに、オーガ上昇用リレー120並びにオーガ下降用リレー130をオフにする。
(2)昇降操作レバー46Aを上昇側Upに昇降操作したときの上昇位置信号を受けて、オーガ上昇用リレー120をオンにする。
(3)昇降操作レバー46Aを下降側Dwに昇降操作したときの下降位置信号を受けて、オーガ下降用リレー130をオンにする。
(4)オーガ上昇用リレー120をオンに制御しているとき、すなわち電動モータ85を正転(上昇側に回転)させているときに、上昇表示灯141を点灯させる。
(5)オーガ下降用リレー130をオンに制御しているとき、すなわち電動モータ85を逆転(下降側に回転)させているときに、下降表示灯142を点灯させる。
サーモブレーカ86は、電動モータ85の過熱保護のために電動モータ85に内蔵した保護部材である。このようなサーモブレーカ86は、昇降スイッチ100を連続的に操作したり頻繁に断続操作することで電動モータ85が一定温度まで発熱(過熱)したときに電動モータ85への通電回路を遮断するものである。
昇降操作レバー46Aを上昇側Upに昇降操作することで、昇降スイッチ100の可動接点102が第1固定接点103に接触したという条件を満足したときに、オーガ上昇用リレー120はオンになる。この結果、電動モータ85は正転する。
昇降操作レバー46Aを下降側Dwに昇降操作することで、昇降スイッチ100の可動接点102が第2固定接点104に接触したという条件を満足したときに、オーガ下降用リレー130はオンになる。この結果、電動モータ85は逆転する。
図7(a),(b)は本発明に係る除雪機の制御形態を示す制御作用図である。図7(a)は、オーガハウジング26aが最も下がった下限位置Pd1にあることを示し、上記図5(a)に対応させて表した模式図である。図7(b)は、オーガハウジング26aが最も上がった上限位置Pu1にあることを示し、上記図5(a)に対応させて表した模式図である。
全昇降量Siと下降時の全昇降時間Tdとから求められる単位時間当たりの昇降量のことを、「下降時の定数Cd」と言うことにする。Tu=7secに対してTd=5.6secなので、Cu=1.0に対してCd=1.25となる。なお、オーガハウジング昇降機構16(図5参照)によってオーガハウジング26aが下降する下降速度は、一定であると考えることにする。
下限制限値Pd2及び上限制限値Pu2は、オーガハウジング26aの実際の下限位置Pd1や上限位置Pu1に対して、一定の許容値を加えた架空の値である。例えば、図7(b)に示すように、下限位置Pd1=0に対して下限制限値Pd2=−2.5とする。また、図7(a)に示すように、上限位置Pu1=7に対して上限制限値Pu2=9とする。昇降位置Psが下限制限値Pd2又は上限制限値Pu2に到達したと判断した場合に、電動モータ85を自動的に停止させればよい。
ST01;初期設定をする。具体的には各フラグをFp=0、Fmu=0、Fmd=0、Fhs=0とするとともに、昇降位置値Ps=2にセットし、操作サイクル数Sc=0にリセットする。
ST02;昇降スイッチ100のスイッチ信号を読み込む。
ST04;昇降位置書換えフラグFpが「0」であるか否かを調べ、YESならST05に進み、NOなら出結合子A1に進む。
ST05;上昇時の昇降位置Ps(位置カウント値Ps)が、予め設定された一定の上限位置Pu1に達したか、すなわちPu1まで増大したか否かを調べ(Ps≧Pu1)、YESならST06に進み、NOなら出結合子A1に進む。上限位置Pu1は例えば「+7」である。
ST06;上昇時の昇降位置Ps=5にセットする。
ST07;初期合わせの開始時点ではなくなったので、昇降位置書換えフラグFp=1に反転させた後に、出結合子A1に進む。
ST09;昇降位置書換えフラグFpが「0」であるか否かを調べ、YESならST10に進み、NOなら出結合子A1に進む。
ST10;下降時の昇降位置Ps(位置カウント値Ps)が予め設定された一定の下限基準値Pd1に達したか、すなわちPd1まで減少したか否かを調べ(Ps≦Pd1)、YESならST11に進み、NOなら出結合子A1に進む。下限基準値Pd1は例えば「±0」である。
ST11;下降時の昇降位置Ps=5にセットする。
ST12;初期合わせの開始時点ではなくなったので、昇降位置書換えフラグFp=1に反転させた後に、出結合子A1に進む。
ST22;現時点の昇降位置Psが予め設定された一定の下限位置Pd1以上であるか否かを調べ(Ps≧Pd1)、YESならST24に進み、NOなら現時点の昇降位置の値Psが下限位置Pd1を下回ったと判断してST23に進む。
ST23;現時点の昇降位置Psを下限位置Pd1の値にリセット(Ps=Pd1)した後に、ST27に進む。
ST25;昇降位置Psが、予め設定された一定の上限制限値Pu2に達したか、すなわちPu2まで増大したか否かを調べ(Ps≧Pu2)、YESならST26に進み、NOならST27に進む。なお、上限制限値Pu2は上限位置Pu1よりも大きい(Pu2>Pu1)。上限制限値Pu2は例えば「+9」である。
ST26;上昇出力フラグFmu=0にした後に、出結合子A2に進む。
ST27;上昇出力フラグFmu=1にした後に、出結合子A2に進む。
ST32;現時点の昇降位置Psが予め設定された一定の上限位置Pu1以下であるか否かを調べ(Ps≦Pu1)、YESならST34に進み、NOなら現時点の昇降位置の値Psが上限位置Pu1を上回ったと判断してST33に進む。
ST33;現時点の昇降位置Psを上限位置Pu1の値にリセット(Ps=Pu1)した後にST37に進む。。
ST35;昇降位置Psが、予め設定された一定の下限制限値Pd2まで減少したか否かを調べ(Ps≦Pd2)、YESならST36に進み、NOならST37に進む。なお、下限制限値Pd2は下限基準値Pd1よりも小さい(Pd2<Pd1)。下限制限値Pd2は例えば「−2.5」である。
ST36;下降出力フラグFmd=0にした後に、出結合子A2に進む。
ST37;下降出力フラグFmd=1にした後に、出結合子A2に進む。
ST42;下降出力フラグFmd=0にした後に、出結合子A2に進む。
ST52;電動モータ85をオーガ上昇側に回転(正転)させる。具体的には、図6のオーガ上昇用リレー120だけをオンにする。
ST53;上昇表示灯141をオン(点灯)にした後に、ST59に進む。
ST55;電動モータ85をオーガ下降側に回転(逆転)させる。具体的には、図6のオーガ下降用リレー130だけをオンにする。
ST56;下降表示灯142をオンにした後に、ST59に進む。
ST57;電動モータ85を停止させる。具体的には、各リレー120,130をオフにする。
ST58;上昇表示灯141及び下降表示灯142をオフ(消灯)にした後に、ST59に進む。
ST60;上昇出力フラグFmu=1であるか否かを調べ、YESならST61に進み、NOなら出結合子A3に進む。
ST61;下降出力フラグFmd=1であるか否かを調べ、NOならST62に進み、YESならST63に進む。
ST62;ハーフサイクルフラグFhs=1に反転した後に、出結合子A3に進む。
ST63;操作サイクル数Scを1回加算する(Sc=Sc+1)。
ST64;ハーフサイクルフラグFhs=0に反転した後に、出結合子A3に進む。
ST72;上昇時における現在の昇降位置Psを求めた後に、出結合子A4及び図8の入結合子A4を経てST02に戻る。より具体的には、次の(1)式によって昇降位置Psを求める。
Ps=Ps+(Tm×Cu) ・・・・・・ (1)
但し、Tm;一定時間
Cu;上昇時の定数(Cu=1.0)
「ST72」を通過する毎に、直前の昇降位置Psに変化量ΔPsを加算することで、現在の昇降位置Psを求めることができる。
ST74;下降時における現在の昇降位置Psを求めた後に、出結合子A4及び図8の入結合子A4を経てST02に戻る。より具体的には、次の(2)式によって昇降位置Psを求める。
Ps=Ps−(Tm×Cd) ・・・・・・ (2)
但し、Tm;一定時間
Cd;下降時の定数(Cd=1.25)
一定時間Tmに下降時の定数Cdを乗算した値は、昇降位置の変化量ΔPsである。「ST74」を通過する毎に、直前の昇降位置Psから変化量ΔPsを減算することで、現在の昇降位置Psを求めることができる。
図1及び図6に示すように、除雪機10は、走行輪23L,23Rを備えた走行フレーム12に、オーガ31を備えたオーガハウジング26aを昇降可能に取付け、このオーガハウジング26aをオーガハウジング昇降機構16によって昇降するようにし、このオーガハウジング昇降機構16が、電動モータ85にて発生させた油圧でピストン82を伸縮させる型式の電動油圧シリンダであり、昇降操作部材100の操作信号を受けた制御部28にて電動モータ85を制御することでピストン82を伸縮させるようにしたものである。
従って、ST72及びST74は、昇降時間Tc(図7参照)を計測するタイマ手段153の一部であると言うことができる。
しかも、位置センサを設けていないにもかかわらず、オーガハウジング26aの下限位置Pd1及び上限位置Pu1で、電動モータ85を停止させることができる。この結果、電動油圧シリンダ16に過大な負荷が作用することを極力低減することができるので、電動油圧シリンダ16の耐久性を十分に確保することができる。
さらにまた、電動モータ85に内蔵されたサーモブレーカ86を作動させることなく、電動モータ85を速やかに停止させることができる。復帰時間が長いサーモブレーカ86に依存せずに、時間で制御するようにしたので、電動モータ85を再始動させるまでの時間が短くてすむ。サーモブレーカ86の復帰時間を気にすることなく除雪作業を続行することができるので、より円滑に除雪作業をすることができる。
上限リセット手段162Uは、現時点の昇降位置の値Psが上限位置Pu1を上回ったという条件(ST32)と、昇降操作部材100を下降操作したという条件(ST31)とを満たしたときに、現時点の昇降位置Psを上限位置の値Pu1にリセットする(ST33)ものである。
また、オーガハウジング26aを下降させることで、現時点の昇降位置の値Psが下限位置Pd1を下回ったときには、上昇操作をしたときに、現時点の昇降位置Psを上限位置の値Pu1にリセットする。オーガハウジング26aを上昇させるときに、上限位置Pu1から起算して昇降位置を求めることができる。
下限停止手段163Dは、現時点の昇降位置の値Psが下限制限値Pd2まで減少したという条件(ST35)で、電動モータ85を停止させて(ST36,ST54,ST57)、オーガハウジング26aの下降を停止するものである。
このようにすることで、オーガハウジング26aの下限位置Pd1及び上限位置Pu1で、電動モータ85を確実に停止させることができる。
極低温初期対応手段164は、オーガハウジング26aの上昇操作及び下降操作をカウントし(ST59〜ST64)、一定のカウント数に達したという条件(ST24,ST34)を満たすまでは、上限停止手段163U及び下限停止手段163Dの作動を停止させるものである。
Claims (2)
- 走行輪を備えた走行フレームに、オーガを備えたオーガハウジングを昇降可能に取付け、このオーガハウジングをオーガハウジング昇降機構によって昇降するようにし、このオーガハウジング昇降機構が、電動モータにて発生させた油圧でピストンを伸縮させる型式の電動油圧シリンダであり、昇降操作部材の操作信号を受けた制御部にて前記電動モータを制御することでピストンを伸縮させるようにした除雪機において、
前記制御部は、
前記オーガハウジングが下限位置と上限位置との間で昇降する全昇降量と、この全昇降量だけ昇降するのに必要な全昇降時間と、から求められる単位時間当たりの昇降量を、定数として予め設定しておく定数設定手段と、
前記オーガハウジングの上昇時において前記下限位置を昇降時間の計測開始点と設定する上昇時の計時開始点設定手段と、
前記オーガハウジングの下降時において前記上限位置を昇降時間の計測開始点と設定する下降時の計時開始点設定手段と、
前記昇降操作部材の昇降操作に応じて、それぞれ対応する前記計測開始点からの前記昇降時間を計測するタイマ手段と、
得られた昇降時間に前記定数を乗算することで現時点の昇降位置を推定する昇降位置推定手段と、を備えていることを特徴とした除雪機。 - 前記制御部は、
前記現時点の昇降位置の値が前記上限位置を上回ったという条件と、前記昇降操作部材を下降操作したという条件とを満たしたときに、現時点の昇降位置を前記上限位置の値にリセットする上限リセット手段と、
前記現時点の昇降位置の値が前記下限位置を下回ったという条件と、前記昇降操作部材を上昇操作したという条件とを満たしたときに、現時点の昇降位置を前記下限位置の値にリセットする下限リセット手段と、
を備えていることを特徴とした請求項1記載の除雪機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004312521A JP4424601B2 (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 除雪機 |
US11/258,814 US7155847B2 (en) | 2004-10-27 | 2005-10-26 | Snow removing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004312521A JP4424601B2 (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 除雪機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006124992A JP2006124992A (ja) | 2006-05-18 |
JP4424601B2 true JP4424601B2 (ja) | 2010-03-03 |
Family
ID=36204856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004312521A Expired - Fee Related JP4424601B2 (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 除雪機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7155847B2 (ja) |
JP (1) | JP4424601B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7487608B2 (en) * | 2005-07-29 | 2009-02-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Walk-behind self-propelled snow removing machine |
JPWO2009001587A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2010-08-26 | 日立建機株式会社 | 自走式建設機械 |
US7703223B2 (en) * | 2008-05-29 | 2010-04-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Motorized snowblower chute control assembly and related methods |
US20150007462A1 (en) * | 2013-07-03 | 2015-01-08 | Joseph Cohen | Cordless snow thrower |
US9903079B2 (en) | 2015-09-14 | 2018-02-27 | Briggs & Stratton Corporation | Snow thrower with electronic controls |
CN110857553A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 南京德朔实业有限公司 | 扫雪机 |
CN110374045B (zh) * | 2019-07-29 | 2021-09-28 | 哈尔滨工业大学 | 一种智能化除冰方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623445B2 (ja) | 1990-11-26 | 1994-03-30 | 建設省北陸地方建設局長 | 除雪機 |
US7121762B2 (en) * | 2001-10-09 | 2006-10-17 | Somero Enterprises, Inc. | Apparatus for screeding uncured concrete surfaces |
-
2004
- 2004-10-27 JP JP2004312521A patent/JP4424601B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-10-26 US US11/258,814 patent/US7155847B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006124992A (ja) | 2006-05-18 |
US20060086009A1 (en) | 2006-04-27 |
US7155847B2 (en) | 2007-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4503778B2 (ja) | 除雪機 | |
CA2402830C (en) | Self-propelled snowplow vehicle | |
JP4424601B2 (ja) | 除雪機 | |
JP5222750B2 (ja) | 除雪機 | |
CA2553096C (en) | Self-propelled snow remover | |
JP4489653B2 (ja) | 除雪機 | |
CA2553589A1 (en) | Self-propelled snow remover | |
JP4567548B2 (ja) | 除雪機 | |
JP4680711B2 (ja) | 除雪機 | |
JP4433477B2 (ja) | 除雪機 | |
JP6223248B2 (ja) | 歩行型ブレード除雪機 | |
JP3771472B2 (ja) | 除雪機 | |
JP3771473B2 (ja) | 除雪機 | |
JP4431095B2 (ja) | 作業機 | |
JP2008007980A (ja) | 除雪機 | |
JP4495043B2 (ja) | 除雪機 | |
JP4471297B2 (ja) | オーガ式除雪機 | |
JP4437979B2 (ja) | 除雪機 | |
JP6575982B2 (ja) | 歩行型ブレード除雪機 | |
JP3771469B2 (ja) | 除雪機 | |
JP3703659B2 (ja) | 除雪機のベルトテンション機構 | |
JP3751704B2 (ja) | シュート自動旋回機構 | |
JP4489660B2 (ja) | 除雪機 | |
JP2007032213A (ja) | 除雪機 | |
JP2018031107A (ja) | 電動除雪機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4424601 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |