JP2007032213A - 除雪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前後進及び走行速度を設定する方向速度レバーや除雪部を駆動する操作スイッチ(駆動部指示スイッチ)の設定位置に関連させてエンジンの回転数を制御していない点を解決することで、除雪部の操作性の向上を図ることを可能にする。
【解決手段】 機体19の前後進及び走行速度を設定する方向速度レバー53と、除雪部13にエンジン14の動力の伝達指示をする駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45と、エンジン14の回転数並びに除雪部の高さを制御する制御部61と、を備える除雪機において、除雪作業時のエンジン14の回転数を作業時回転数、除雪非作業時の回転数を非作業時回転数と呼ぶときに、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ45をONに設定したという条件下で、制御部61が、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、機体に除雪作業をするエンジン駆動式の除雪部を備えるとともに、機体を自立走行可能に構成した除雪機に関するものである。
除雪機として、機体を走行させる走行部と、この走行部に昇降自在に取付けた除雪部とを備えたものが実用に供されている。
実用の除雪機は、除雪高さを調整できるように除雪部を走行部に取付けるようにすれば実用上十分であった。
このような除雪機として、機体の後進操作時のみに除雪部を自動上昇させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭64−28416号公報(第12頁、第4図)
図11は従来の基本構成を説明する図であり、除雪機230は、オーガ231、ブロア232及びシュータ233から除雪部234を構成し、この除雪部234を昇降させる昇降装置235を設けたものであり、この昇降装置235に、除雪部234に一端を回転自在に取付けるとともに他端を走行部(不図示)側に回転自在に取付けた第1の昇降リンク236と、除雪部234に一端を回転自在に取付けるとともに他端を走行部側に回転自在に取付けた第2の昇降リンク237と、この第2の昇降リンク237から一体的に且つ略L字に延ばした揺動アーム部238と、この揺動アーム部238の先端に設けた油圧シリンダ239と、を備えることで、機体の後進操作時のみに除雪部234を自動上昇させるようにしたものである。
除雪機230は、機体の後進操作時のみに除雪部234を自動上昇させるようにしたものであり、機体の後進操作するときは、除雪作業を中断するときなので、そのときに、除雪部234を上昇させれば除雪部操作を簡便に行えることが考えられる。すなわち、除雪部234の操作性の向上を図ることができる。
このような、除雪部234の操作性の向上を図る上で、例えば、前後進や走行速度を操作する方向速度レバーや除雪部234を駆動する操作レバー(操作スイッチ)などに関連させてエンジンの回転数を制御することで、なお一層の除雪部234の操作性の向上を図ることができる可能性が考えられる。
すなわち、方向速度レバーや除雪部の操作スイッチなどの設定位置に関連させてエンジンの回転数を制御することができる除雪機が望まれる。
本発明は、前後進及び走行速度を設定する方向速度レバーや除雪部を駆動する操作スイッチ(駆動部指示スイッチ)の設定位置に関連させてエンジンの回転数を制御していない点を解決し、方向速度レバーや操作スイッチの設定位置に関連させてエンジンの回転数を制御することで、除雪部の操作性の向上を図ることができる除雪機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、除雪作業をする除雪部と、この除雪部を駆動するエンジンと、機体の前後進及び走行速度を設定するとともに前進ポジション、ニュートラルポジション及び後進ポジションを設けた方向速度レバーと、除雪部にエンジンの動力の伝達指示をする駆動指示スイッチと、エンジンの回転数並びに除雪部の高さを制御する制御部と、を備える除雪機において、除雪作業時のエンジンの回転数を作業時回転数、除雪非作業時の回転数を非作業時回転数と呼ぶときに、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部が、エンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するものであることを特徴とすることを特徴とする。
例えば、方向速度レバーや駆動部指示スイッチの設定位置に関連させてエンジンの回転数を制御することで、除雪部の操作性の向上を図ることができる場合がある。
そこで、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するようにした。
すなわち、除雪部の駆動指示スイッチをONに設定していても、方向速度レバーを後進ポジションに設定したときは、除雪作業は行うことがない。従って、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御することで、作業者が自分でエンジンの回転数を意識的に下げる操作をする必要がない。
請求項2に係る発明は、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部は、エンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御した後に、方向速度レバーを前進ポジションに設定したときは、作業時回転数に戻すように制御するものであることを特徴とする。
方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御した後に、方向速度レバーを前進ポジションに設定したときは、作業時回転数に戻すように制御することで、再度の除雪作業に移行する場合に迅速に除雪作業を開始することができる。
請求項3に係る発明は、方向速度レバーをニュートラルポジションに設定したときは、駆動指示スイッチのON/OFFに拘わらず、制御部が、エンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するものであることを特徴とする。
方向速度レバーをニュートラルポジションに設定したときは、除雪作業及び機体走行をしないときである。従って、方向速度レバーをニュートラルポジションに設定したときは、駆動指示スイッチのON/OFFに拘わらず、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御することで、燃料の消費量の低減を図ることができる。
請求項4に係る発明は、機体に、エンジンで駆動する発電機と、この発電機で発電した電気を蓄えるバッテリとを備えるとともに、機体の下方に設けることでバッテリの電力で走行する走行部を備え、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部は、エンジンを停止させるように制御するものであることを特徴とする。
機体に、エンジンで駆動する発電機と、この発電機で発電した電気を蓄えるバッテリとを備えるとともに、機体の下方に設けることでバッテリの電力で走行する走行部を備えた除雪機では、方向速度レバーを後進ポジションに設定したときは、除雪作業は行うことがないとともに、機体走行はバッテリの電力にて走行が可能である。
すなわち、機体に、エンジンで駆動する発電機と、この発電機で発電した電気を蓄えるバッテリとを備えるとともに、機体の下方に設けることでバッテリの電力で走行する走行部を備え、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンを停止させるように制御することで、燃料の消費量の低減を図ることができる。
請求項1に係る発明では、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するようにしたので、作業者が自分でエンジンの回転数を意識的に下げる操作を省くことができる。この結果、除雪部の操作性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御した後に、方向速度レバーを前進ポジションに設定したときは、作業時回転数に戻すように制御したので、再度の除雪作業に移行する場合に迅速に除雪作業を開始することができる。この結果、除雪作業の作業性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、方向速度レバーをニュートラルポジションに設定したときは、駆動指示スイッチのON/OFFに拘わらず、制御部でエンジンの回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御したので、燃料の消費量の低減を図ることができる。この結果、除雪機のランニングコストの低減を図ることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、機体に、エンジンで駆動する発電機と、この発電機で発電した電気を蓄えるバッテリとを備えるとともに、機体の下方に設けることでバッテリの電力で走行する走行部を備え、方向速度レバーを後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、制御部でエンジンを停止させるように制御するようにしたので、燃料の消費量の低減を図ることができる。この結果、除雪機の静粛性の向上を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
図1は本発明に係る除雪機の側面図である。図2は本発明に係る除雪機の模式的平面図兼制御系統図である。
図1及び図2に示すように、除雪機10は、左右の走行部11L,11Rを備えた走行フレーム12に、オーガ式の作業部(除雪部)13及びこの作業部13を駆動するエンジン14を備えた車体フレーム15の後部を上下スイング可能に取付け、車体フレーム15の前部を昇降駆動機構16によって昇降するようにし、さらに、走行フレーム12の後部から後方上部へ左右2本の操作ハンドル17L,17Rを延し、これらの操作ハンドル17L,17Rの先端にグリップ18L,18Rを設けた、自走可能な作業機である。
このような除雪機10はオーガ式除雪機と言われている。以下、作業部13のことを除雪作業部13と言う。作業者は、除雪機10に連れて歩行しながら、操作ハンドル17L,17Rで除雪機10を操作することができる。
走行フレーム12及び車体フレーム15の組合せ構造は機体19をなす。走行フレーム12は、走行部11L,11Rを駆動する左右の電動モータ21L,21Rを備える。左右の走行部11L,11Rは、左右のクローラベルト22L,22R、走行輪として後部に配置された左右の駆動輪23L,23R、及び、前部に配置された左右の転動輪24L,24Rからなる。
左の電動モータ21Lの駆動力で、左の駆動輪23Lを介して左のクローラベルト22Lを駆動することができる。右の電動モータ21Rの駆動力で、右の駆動輪23Rを介して右のクローラベルト22Rを駆動することができる。
除雪作業部13は、オーガハウジング25、オーガハウジング25の背面と一体のブロアケース26、オーガハウジング25に備えたオーガ27、ブロアケース26に備えたブロア28及びシュータ29からなる。
図1に示すように、エンジン14は、電磁クラッチ31及び伝動機構32を介して除雪作業部13を駆動する除雪用駆動源である。
伝動機構32は、エンジン14のクランクシャフト14aに取り付けられた電磁クラッチ31から、オーガ用伝動軸33にベルトにて動力を伝達する、ベルト式伝動機構である。エンジン14の動力は、クランクシャフト14a→電磁クラッチ31→伝動機構32→オーガ用伝動軸33の経路でオーガ27及びブロア28に伝わる。オーガ27で掻き集めた雪を、ブロア28によってシュータ29を介して遠くへ飛ばすことができる。
なお、オーガハウジング25は、後下端にスクレーパ35及び左右のそり36L,36Rを備える。
昇降駆動機構16は、シリンダからピストンが進退可能なアクチュエータである。このアクチュエータは、電動モータ16a(図2参照)にて図示せぬ油圧ポンプから発生させた油圧によって、ピストンを伸縮させる型式の電動油圧シリンダである。電動モータ16aは、昇降駆動機構16のシリンダの側部に一体に組込んだ、昇降用駆動源である。
このような除雪機10は、走行フレーム12に、オーガハウジング25及びブロアケース26をローリング可能に取付け、オーガハウジング25をローリング駆動機構38で左右にローリング(横揺れ)させるようにした構成である。
詳しく説明すると、前後に延びるオーガ用伝動軸33をオーガハウジング25及びブロアケース26で回転可能に支承し、ブロアケース26を車体フレーム15の前端部に左右回転可能(ローリング可能)に取付けたものである。
上述のように、走行フレーム12は車体フレーム15を取り付けた構成である。このため、走行フレーム12にオーガハウジング25及びブロアケース26をローリング可能に取付けたことになる。この結果、走行フレーム12に対して、オーガハウジング25は昇降可能且つローリング可能である。
ローリング駆動機構38は、シリンダからピストンが進退可能なアクチュエータである。このアクチュエータは、電動モータ38a(図2参照)にて図示せぬ油圧ポンプから発生させた油圧によって、ピストンを伸縮させる型式の電動油圧シリンダである。電動モータ38aは、ローリング駆動機構38のシリンダの側部に一体に組込んだ、ローリング用駆動源である。
ところで、左右の操作ハンドル17L,17R間には、操作部40、制御部61、バッテリ62を配置したものである。以下、操作部40について説明する。
図3は本発明に係る除雪機の操作部の斜視図であり、図4は本発明に係る除雪機の操作部の平面図である。図3及び図4に示すように操作部40は、左右の操作ハンドル17L,17Rの間に設けた操作ボックス41と、グリップ18Lの近傍で左の操作ハンドル17Lに設けた走行準備レバー42並びに左の旋回操作レバー43Lと、グリップ18Rの近傍で右の操作ハンドル17Rに取付けた右の旋回操作レバー43Rとからなる。
走行準備レバー42は、スイッチ42a(図2参照)に作用する走行準備部材であり、リターンスプリングの引き作用により、図に示すフリー状態になればスイッチ42aはオフになる。作業者の左手で走行準備レバー42を握ってグリップ18L側に下げれば、スイッチ42aはオンとなる。
左右の旋回操作レバー43L,43Rは、左右のグリップ18L,18Rを握った手でそれぞれ操作する旋回操作部材であり、それぞれ対応する旋回スイッチ43La,43Ra(図2参照)に作用する機構である。
これら左右の旋回操作レバー43L,43Rは、リターンスプリングの引き作用により、図に示すフリー状態になれば旋回スイッチ43La,43Raはオフになる。作業者の左手で左の旋回操作レバー43Lを握ってグリップ18L側に上げれば、左の旋回スイッチ43Laはオンとなる。右の旋回スイッチ43Raについても同様である。このように、左右の旋回操作レバー43L,43Rが握られているか否かは旋回スイッチ43La,43Raで検出することができる。
上記図2も参照しつつ説明すると、操作ボックス41はその背面41a(作業者側の面)に、メインスイッチ44及び駆動指示スイッチとしてのオーガスイッチ45(「クラッチ操作スイッチ45」とも言う)を備える。
メインスイッチ44を回してオンにすることで、エンジン14を始動させることができる。オーガスイッチ45は、電磁クラッチ31をオン・オフ切替えする手動スイッチであり、例えば押し釦スイッチからなる。
さらに操作ボックス41はその上面41bに、モード切替スイッチ(モード設定スイッチ)51、調整部材としてのスロットルレバー52、方向速度レバー53、復帰用部材としてのリセットスイッチ54、除雪部姿勢操作部材としてのオーガハウジング姿勢操作レバー55及びシュータ操作レバー56を、この順に左側から右側へ配列して、備えたものである。
より具体的に述べると、操作ボックス41の上面41bのうち、車幅中心CLの左隣に方向速度レバー53を配置するとともに、車幅中心CLの右隣にリセットスイッチ54を配置した。
モード切替スイッチ51は、制御部61における走行制御モードを切り替える手動式切替スイッチであり、例えばロータリスイッチからなる。ノブ51aを図反時計回りに回すことで第1制御位置P1、第2制御位置P2及び第3制御位置P3に切り替えることができる。これらの各位置P1,P2,P3に切り替えたときに、モード切替スイッチ51はそれぞれ対応するスイッチ信号を発する。
すなわち、モード切替スイッチ(モード設定スイッチ)51は、作業者の除雪作業のおける習熟度や除雪する雪の状態によって除雪モード(除雪作業モード)を設定できるスイッチである。
具体的には、第1制御位置P1は手動ポジション、第2制御位置P2はパワーポジション、であり、第1制御位置手動(手動ポジション)P1では、エンジンの回転数、スロットル開度及び走行速度を作業者が任意に設定できるポジションであり、第2制御位置(パワーポジション)P2は、エンジンの回転数、スロットル開度を任意に設定できるが、走行速度は自動設定される半自動のモードであって、除雪した雪の投雪距離を変えることのできるポジションであり、自動ポジションとしての第3制御位置(オートポジション)P3は、エンジンの回転数、スロットル開度及び走行速度が自動設定されるポジションである。
第1制御位置P1は、制御部61に「第1の制御モード」で制御をさせるためのスイッチ位置である。第2制御位置P2は、制御部61に「第2の制御モード」で制御をさせるためのスイッチ位置である。第3制御位置P3は、制御部61に「第3の制御モード」で制御をさせるためのスイッチ位置である。
スロットルレバー52は、電子式ガバナ(電気式ガバナとも言う。)の制御モータ72を制御することによって、スロットル弁71を開閉制御するための操作部材であり、作業者の手で、矢印De,Inの如く前後方向へ往復させることができ、ポテンショメータ52aでポジションに応じた電圧を発生させる。スロットルレバー52を矢印De方向へ倒せばスロットル弁71を全閉まで閉じることができ、スロットルレバー52を矢印In方向へ倒せばスロットル弁71を全開まで開けることができる。この結果、エンジン14の回転数を調節することができる。
方向速度レバー53は、電動モータ21L,21Rの回転を制御するための操作部材であり、その詳細については後述する(図5参照)。
リセットスイッチ54(オーガ原位置自動復帰スイッチ54)は、オーガハウジング25の姿勢(位置)を、予め設定されている原点に復帰させるための手動スイッチであり、例えば押し釦スイッチからなり、表示灯57を備える。
オーガハウジング姿勢操作レバー55は、オーガハウジング25の姿勢を変えるための、操作部材である。つまり、オーガハウジング姿勢操作レバー55は、オーガ27で除雪作業時にオーガハウジング25を雪面に合わせて昇降並びにローリングさせるべく、昇降駆動機構16やローリング駆動機構38を操作するための、操作部材である。オーガハウジング姿勢操作レバー55を前側Frs、後側Rrs、左側Les及び右側Risにスイング操作しているときに、それぞれ対応するスイッチをオンにすることができる。
シュータ操作レバー56は、シュータ29(図1参照)の向きを変えるための、操作部材である。
図5は本発明に係る除雪機に採用した方向速度レバーの作用説明図である。
図5に示すように、方向速度レバー53(「前後進速度調節レバー53」とも言う)は、作業者の手で、矢印Ad,Baの如く前後に往復させることができ、「中立範囲」(ニュートラルポジション)より「前進」(前進ポジション)側へ倒せば除雪機10(図1参照)を前進させることができ、且つ「前進」領域においては、Lfが低速前進、Hfが高速前進となるように、速度制御も行える。同様に、「中立範囲」より「後進」(後進ポジション)側へ倒せば除雪機10を後進させることができ、且つ「後進」領域においては、Lrが低速後進、Hrが高速後進となるように、速度制御も行える。
この例では、図の左端に付記した通りに、後進の最高速が0V(ボルト)、前進の最高速が5V、中立範囲が2.3V〜2.7Vになるようにポテンショメータ53a(図2参照)でポジションに応じた電圧を発生させる。1つのレバーで前後の方向と高低速の速度制御とを設定できるので、方向速度レバー53と名付けた。
次に、除雪機10の制御系統について図2に基づき説明する。除雪機10の制御系統は、制御部61に中心に集約されたものである。制御部61はメモリ63を内蔵し、このメモリ63に記憶されている各種の情報を適宜読み出して制御する構成である。
先ず、除雪作業部13の系統の作動を説明する。
エンジン14の吸気系は、スロットル弁71を制御モータ72で開閉制御するとともに、チョーク弁73を制御モータ74で開閉制御する構成である。つまり、制御部61の信号に基づいて、電子式ガバナ65の制御モータ72がスロットル弁71の開度を自動的に調整するとともに、電子式ガバナ65の制御モータ74がチョーク弁73の開度を自動的に調整する構成である。
スロットル弁71の開度についてはスロットルポジションセンサ75で検出し、チョーク弁73の開度についてはチョークポジションセンサ76で検出し、これらの各検出信号を制御部61に発するようにした。
エンジン14の回転速度(回転数)については、エンジン回転センサ77にて検出し、その検出信号を制御部61に発するようにした。
エンジン14の出力の一部で発電機81を回し、得た電力をバッテリ62に供給するとともに、左右の電動モータ21L,21Rや他の電装品に供給する。エンジン14の出力の残部は、オーガ27及びブロア28の回転に充てる。
走行準備レバー42を握るとともに、オーガスイッチ45を操作することにより、電磁クラッチ31を接続(オン)し、エンジン14の動力でオーガ27及びブロア28を回転させることができる。なお、走行準備レバー42をフリーにするか、又は、オーガスイッチ45を操作することにより、電磁クラッチ31を断(オフ)状態にすることができる。
次に走行部11L,11Rの系統の作動を説明する。
本発明の除雪機10は、普通車両のパーキングブレーキに相当するブレーキとして、左右の電磁ブレーキ82L,82Rを備える。具体的には、左右の電動モータ21L,21Rの各モータ軸を左右の電磁ブレーキ82L,82Rによって制動するようにした。これらの電磁ブレーキ82L,82Rは、駐車中は制御部61の制御により、ブレーキ状態(オン状態)にある。そこで、次の手順で電磁ブレーキ82L,82Rを開放する。
メインスイッチ44がオン位置にあること、及び、走行準備レバー42が握られていることの2つの条件が満たされ、方向速度レバー53を前進又は後進に切換えると、電磁ブレーキ82L,82Rはオフ状態になる。
方向速度レバー53の位置情報をポテンショメータ53aから得た制御部61は、左右のモータドライバ84L,84Rを介して左右の電動モータ21L,21Rを回転させ、電動モータ21L,21Rの回転速度(回転数)をモータ回転センサ83L,83Rで検出して、その検出信号に基づいて回転速度が所定値になるようにフィードバック制御を実行する。この結果、左右の駆動輪21L,21Rが所望の方向に、所定の速度で回り、走行状態となる。
走行中の制動は次の手順で行う。モータドライバ84L,84Rは、回生ブレーキ回路85L,85R及び短絡ブレーキ回路86L,86Rを含む。短絡ブレーキ回路86L,86Rはブレーキ手段である。
左の旋回操作レバー43Lを握って左の旋回スイッチ43Laをオン操作している間は、そのスイッチオンのスイッチ信号に基づいて制御部61は左の回生ブレーキ回路85Lを作動させ、左の電動モータ21Lの速度を下げる。
右の旋回操作レバー43Rを握って右の旋回スイッチ43Raをオン操作している間は、そのスイッチオンのスイッチ信号に基づいて制御部61は右の回生ブレーキ回路85Rを作動させ、右の電動モータ21Rの速度を下げる。
すなわち、左の旋回操作レバー43Lを握っている間だけ、除雪機10を左旋回させることができる。また、右の旋回操作レバー43Rを握っている間だけ、除雪機10を右旋回させることができる。
そして、(1)走行準備レバー42を離すか、(2)メインスイッチ44をオフ位置に戻すか、(3)方向速度レバー53を中立位置に戻すかの、何れかにより走行を停止させることができる。
オーガハウジング姿勢操作レバー55を前後にスイング操作することで、電動モータ16aは正逆転し、昇降駆動機構16のピストンを伸縮させる。この結果、オーガハウジング25及びブロアケース26は昇降する。オーガハウジング25の昇降位置については、ハイト位置センサ87(上下動検出部87)にて検出し、その検出信号を制御部61に発するようにした。
オーガハウジング姿勢操作レバー55を左右にスイング操作することで、電動モータ38aは正転し、ローリング駆動機構38のピストンを伸縮させる。この結果、オーガハウジング25及びブロアケース26は左右にローリングする。オーガハウジング25のローリング位置については、ローリング位置センサ88(左右傾動検出部88)にて検出し、その検出信号を制御部61に発するようにした。
次に、上記図2に示す制御部61をマイクロコンピュータとした場合の制御フローについて、図6に基づき説明する。この制御フローは、例えばメインスイッチ44をオン(ON)にしたときに制御を開始し、メインスイッチ44をオフ(OFF)にしたときに制御を終了する。図中、ST××はステップ番号を示す。特に説明がないステップ番号については、番号順に進行する。以下、図2及び図4を参照しつつ説明する。
図6は本発明に係る除雪機の第1実施形態の制御方法の前半部分を示した第1フローチャートである。
ST01;各スイッチの検出信号を読み込む。
ST02;走行準備スイッチ42がオフであるか否かを調べ、YESならST03に進み、NOならST07に進む。
ST03;走行用電動モータ21L,21Rを停止させる又は停止状態を維持させる。この結果、走行部11L,11Rは停止する。
ST04;電磁クラッチ31をオフにする。この結果、除雪作業部13は停止する。
ST05;エンジン14の目標回転数Esを予め設定された非作業時回転数としての一定の最低回転数(作業準備回転数若しくは低速値)Loとする。最低回転数Loは、作業準備段階の回転数(非作業時回転数)に設定された値であり、例えば除雪作業部13が停止した状態において、バッテリ62に充電可能で且つ制御用電力を確保できる程度の回転数に設定すればよい。
ST06;エンジン14の実際の回転数(実回転数)が目標回転数Esになるように、スロットル弁71の開度を制御した後に、ST01に戻る。具体的には、実際回転数と目標回転数Esとの差に応じて、制御モータ72を制御することで、スロットル弁71の開度を制御する。
図7は本発明に係る除雪機の第1実施形態の制御方法の前半部分を示した第2フローチャートである。
ST07;スロットルレバー52の操作量Sopを読み込む。操作量Sopについては、スロットルレバー52のポジションに応じた電圧をポテンショメータ52aで検出すればよい。
ST08;スロットルレバー52の操作量Sopから、エンジン14の目標回転数Anを求める。
ST09;方向速度レバー53の操作方向を調べ、「中立位置」なら停止制御であると判断してST10に進み、「前進位置」なら前進走行制御であると判断してST14に進み、「後進位置」なら後進走行制御であると判断してST19に進む。
ST10;電動モータ21L,21Rを停止させる又は停止状態を維持させる。
ST11;オーガスイッチ45がオフであるか否かを調べ、YESならST12に進み、NOならST13に進む。
ST12;電磁クラッチ31をオフにした後にST05に進む。除雪作業部13は停止する。
ST13;電磁クラッチ31をオンにした後にST05に進む。除雪作業部13は作動する。
ST14;電動モータ21L,21Rを正転させた後にST15に進む。走行部11L,11Rは前進走行をする。
ST15;オーガスイッチ45がオフであるか否かを調べ、YESならST16に進み、NOならST17に進む。
ST16;電磁クラッチ31をオフにした後にST05に進む。除雪作業部13は停止する。
ST17;電磁クラッチ31をオンにした後にST18に進む。除雪作業部13は作動する。
ST18;エンジン14の目標回転数Esを、スロットルレバー52の操作量に基づく目標回転数Anに設定した後に、ST06に進む。なお、この時の目標回転数Anは除雪作業をするための作業域回転数を意味する。
ST19;電動モータ21L,21Rを逆転させた後にST20に進む。走行部11L,11Rは後進走行をする。
ST20;オーガスイッチ45がオフであるか否かを調べ、YESならST21に進み、NOならST22に進む。
ST21;電磁クラッチ31をオフにした後にST23に進む。除雪作業部13は停止する。
ST22;電磁クラッチ31をオンにした後にST23に進む。除雪作業部13は作動する。
ST23;エンジン14の目標回転数Esを予め設定された一定の最低回転数Loとした後に、ST06に進む。最低回転数Loについては、ST05と同じである。
以上の制御フローについて、図2及び図8に基づき整理して説明する。
図8は本発明に係る除雪機の構成部品の第1実施形態の制御方法における設定状態を示す説明図である。
(1)制御部61は、方向速度レバー53の操作方向が「前進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足したときに、エンジン14の目標回転数Esを、スロットルレバー52の操作量に基づく目標回転数Anに設定する。なお、この時の目標回転数Anは除雪作業をするための作業域回転数を意味する。
(2)その後、制御部61は、方向速度レバー53の操作方向が「後進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足したときに、エンジン14の目標回転数Esを、予め設定された一定の最低回転数Loとする。
(3)更にその後、上記(1)の条件に復帰したと判断したとき、すなわち、方向速度レバー53の操作方向が「前進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足したときに、エンジン14の目標回転数Esを、元の目標回転数Anに戻す。
図1に示す除雪機10は、除雪作業をする除雪部13と、この除雪部13を駆動するエンジン14と、機体19の前後進及び走行速度を設定するとともに前進ポジション(前進)、ニュートラルポジション(中立位置若しくは中立範囲)及び後進ポジション(後進)を設けた方向速度レバー53と、除雪部13にエンジン14の動力の伝達指示をする駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45と、エンジン14の回転数並びに除雪部の高さを制御する制御部61と、を備える除雪機において、除雪作業時のエンジン14の回転数を作業時回転数、除雪非作業時の回転数を非作業時回転数と呼ぶときに、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ45をONに設定したという条件下で、制御部61が、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するものであると言える。
すなわち、除雪部13の駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定していても、方向速度レバー53を後進ポジションに設定したときは、除雪作業は行うことがない。従って、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ45をONに設定したという条件下で、制御部61でエンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御することで、作業者が自分でエンジンの回転数を意識的に下げる操作をする必要がない。この結果、除雪部13の操作性の向上を図ることができる。
また、除雪機10(図1参照)は、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定したという条件下で、制御部61は、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御した後に、方向速度レバー53を前進ポジションに設定したときは、作業時回転数に戻すように制御するものである。
方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定したという条件下で、制御部61は、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御した後に、方向速度レバー53を前進ポジションに設定したときは、作業時回転数に戻すように制御することで、再度の除雪作業に移行する場合に迅速に除雪作業を開始することができる。この結果、除雪作業の作業性の向上を図ることができる。
さらに、除雪機10は、方向速度レバー53をニュートラルポジションに設定したときは、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45のON/OFFに拘わらず、制御部61が、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御するものとも言える。
方向速度レバー53をニュートラルポジションに設定したときは、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45のON/OFFに拘わらず、制御部61が、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御することで、燃料の消費量の低減を図ることができる。この結果、除雪機10(図1参照)のランニングコストの低減を図ることができる。
次に、上記図6,図7に示す制御フローの変形例について、図9,図10に基づき説明する。
図9は本発明に係る除雪機の変形例の制御方法の前半部分を示した第3フローチャートであり、図10は本発明に係る除雪機の変形例の制御方法の後半部分を示した第4フローチャートである。
図9,図10に示すように、変形例の制御部61における制御フローは、上記図6,図7の制御フローに対して、ST101〜ST103を付加した構成であり、他の構成については図6制御フローと同一なので、同一ステップ番号を付し、その説明を省略する。
ST101;ST05に引き続いて実行するステップであり、エンジン14を停止させる又は停止状態を維持させた後に、ST06に進む。つまり、このステップST101は、ST05とST06との間に介在する。
ST102;ST18に引き続いて実行するステップであり、エンジン14を作動させる又は作動状態を維持させた後に、ST06に進む。つまり、このステップST102は、ST18とST06との間に介在する。
ST103;ST23に引き続いて実行するステップであり、エンジン14を停止させる又は停止状態を維持させた後に、ST06に進む。つまり、このステップST103は、ST23とST06との間に介在する。
この変形例によれば、制御部61は次の(1A)〜(3A)の制御をなす。
(1A)制御部61は、方向速度レバー53の操作方向が「前進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足しているときに、エンジン14を作動状態(作業域回転数)で維持させる。電動モータ21L,21Rが正転することにより、除雪機10は前進走行する。
(2A)その後、制御部61は、方向速度レバー53の操作方向が「後進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足したときに、エンジン14を停止させる。この場合であっても、電動モータ21L,21Rはバッテリ62から電力の供給を受ける。電動モータ21L,21Rが逆転することにより、除雪機10は後進走行する。
(3A)更にその後、上記(1A)の条件に復帰したと判断したとき、すなわち、方向速度レバー53の操作方向が「前進位置」で、且つ、オーガスイッチ45がオンであるという条件を満足したときに、エンジン14を再び始動して作動状態(作業域回転数)にする。電動モータ21L,21Rが正転することにより、除雪機10は前進走行する。
除雪機10(図1参照)は、機体19に、エンジン14で駆動する発電機81(図2参照)と、この発電機81で発電した電気を蓄えるバッテリ62(図2参照)とを備えるとともに、機体19の下方に設けることでバッテリ62の電力で走行する走行部11L,11R(図2参照)を備え、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定したという条件下で、制御部61は、エンジン14を停止させるように制御するものとも言える。
機体19に、エンジン14で駆動する発電機81と、この発電機81で発電した電気を蓄えるバッテリ62とを備えるとともに、機体19の下方に設けることでバッテリ62の電力で走行する走行部11L,11Rを備えた除雪機10では、方向速度レバー53を後進ポジションに設定したときは、除雪作業は行うことがないとともに、機体19走行はバッテリ62の電力にて走行が可能である。
すなわち、機体19に、エンジン14で駆動する発電機81(図2参照)と、この発電機81で発電した電気を蓄えるバッテリ62(図2参照)とを備えるとともに、機体19の下方に設けることでバッテリ62の電力で走行する走行部11L,11R(図2参照)を備え、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定したという条件下で、制御部61は、エンジン14を停止させるように制御することで、燃料の消費量の低減を図ることができる。この結果、除雪機10(図1参照)の静粛性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る除雪機は、図6及び図7に示すように、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ45をONに設定したという条件下で、制御部61が、エンジン14の回転数を作業時回転数から非作業時回転数まで低く制御したが、これに限るものではなく、図9及び図10に示すように、方向速度レバー53を後進ポジションに設定し、駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)45をONに設定したという条件下で、制御部61は、エンジン14を停止させるように制御するものであってもよい。
本発明に係る除雪機は、図1に示すように、除雪作業のための除雪機であったが、これに限るものではなく、除雪機はその他の作業機であってもよく、発明の趣旨をその他作業機に利用するものでもよい。
本発明に係る除雪機は、前進走行しつつ前部のオーガで雪を掻き集めて除雪するオーガ式除雪機に採用するのに好適である。
本発明に係る除雪機の側面図である。 本発明に係る除雪機の模式的平面図兼制御系統図である。 本発明に係る除雪機の操作部の斜視図である。 本発明に係る除雪機の操作部の平面図である。 本発明に係る除雪機に採用した方向速度レバーの作用説明図である。 本発明に係る除雪機の第1実施形態の制御方法の前半部分を示した第1フローチャートである。 本発明に係る除雪機の第1実施形態の制御方法の前半部分を示した第2フローチャートである。 本発明に係る除雪機の構成部品の第1実施形態の制御方法における設定状態を示す説明図である。 本発明に係る除雪機の変形例の制御方法の前半部分を示した第3フローチャートである。 本発明に係る除雪機の変形例の制御方法の後半部分を示した第4フローチャートである。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…除雪機、13…除雪部、14…エンジン、19…機体、45…駆動指示スイッチ(オーガスイッチ)、53…方向速度レバー、61…制御部、62…バッテリ、81…発電機。

Claims (4)

  1. 除雪作業をする除雪部と、この除雪部を駆動するエンジンと、機体の前後進及び走行速度を設定するとともに前進ポジション、ニュートラルポジション及び後進ポジションを設けた方向速度レバーと、除雪部にエンジンの動力の伝達指示をする駆動指示スイッチと、エンジンの回転数並びに除雪部の高さを制御する制御部と、を備える除雪機において、
    除雪作業時のエンジンの回転数を作業時回転数、除雪非作業時の回転数を非作業時回転数と呼ぶときに、
    前記方向速度レバーを前記後進ポジションに設定し、前記駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、前記制御部は、前記エンジンの回転数を前記作業時回転数から前記非作業時回転数まで低く制御するものであることを特徴とすることを特徴とする除雪機。
  2. 前記方向速度レバーを前記後進ポジションに設定し、前記駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、前記制御部は、前記エンジンの回転数を前記作業時回転数から前記非作業時回転数まで低く制御した後に、前記方向速度レバーを前記前進ポジションに設定したときは、前記前記作業時回転数に戻すように制御するものであることを特徴とする請求項1記載の除雪機。
  3. 前記方向速度レバーをニュートラルポジションに設定したときは、前記駆動指示スイッチのON/OFFに拘わらず、前記制御部は、前記エンジンの回転数を前記作業時回転数から前記非作業時回転数まで低く制御することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の除雪機。
  4. 前記機体に、前記エンジンで駆動する発電機と、この発電機で発電した電気を蓄えるバッテリとを備えるとともに、前記機体の下方に設けることで前記バッテリの電力で走行する走行部を備え、
    前記方向速度レバーを前記後進ポジションに設定し、前記駆動指示スイッチをONに設定したという条件下で、前記制御部は、前記エンジンを停止させるように制御することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の除雪機。
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