JP4424521B2 - アンテナ装置、給電回路および電波送受信方法 - Google Patents

アンテナ装置、給電回路および電波送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話、無線LAN(Local Area Network)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線システムに使用されるアンテナ装置、給電回路および電波送出方法に関する。
携帯電話などの基地局に用いられるアンテナ装置には複数のアンテナ素子を備えたアレイアンテナで構成されたものがある。複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置から端末局に送出される電波の特性について説明する。
図16はアンテナ装置の一構成例を示す透視図である。ここでは、図16に示すように、13個のアンテナ素子120を地面に対して垂直方向に等間隔で一列に配置した場合とする。アンテナ素子120のそれぞれは給電回路100と接続されている。
図17は振幅分布および位相分布の一例を示すグラフである。グラフの縦軸は左側が振幅を示し、右側が位相を示す。位相の符号は正が進み位相、負が遅れ位相を示す。グラフの横軸はアンテナ素子120の番号である。この番号はアンテナ素子の位置を示すものである。
13個のアンテナ素子120のうち中心のアンテナ素子の番号を0とし、0番のアンテナ素子の一方の側のアンテナ素子には順にプラスの番号を付し、他方の側のアンテナ素子には順にマイナスの番号を付している。一列に配置されたアンテナ素子の端の番号は−6番と+6番となる。以下では、プラスの番号を付した側をプラス側と称し、マイナスの番号を付した側をマイナス側と称する。
図17のグラフにプロットされた振幅および位相の値は、各アンテナ素子における電波の振幅と位相を示す。中心のアンテナ素子の振幅および位相を基準にしているため、それぞれ0となっている。
図17に示すように、振幅分布は、中心となる0番のアンテナ素子で最大となり、アンテナ素子の番号の絶対値が大きくなるほど値が小さくなっている。振幅分布は、0番のアンテナ素子を中心軸にした偶関数特性を示している。
図17に示すように、位相分布は、中央付近に段差のある特性となる。+1番から+6番までのアンテナ素子での電波の位相は等しく、各位相の値を結ぶと、凹凸のない平らな分布になっている。−1番から−6番までのアンテナ素子での電波の位相も、番号がプラス側と同様に、平らな分布になっている。位相分布は、0番のアンテナ素子を原点とする奇関数特性を示している。
なお、図17では、位相分布の平らな部分が水平の場合を示したが、傾斜をもっていてもよい。ただし、傾斜の角度はアンテナ素子のプラス側とマイナス側とで同じになる。この場合でも位相分布は奇関数特性を示す。
次に、アンテナ装置から送出された電波が合成されたときの放射パターンについて説明する。
図18は図17に示した特性の電波についての放射パターンの一例を示すグラフである。グラフの縦軸は利得を示し、横軸はアンテナ素子120の水平方向を90度としたときの角度を示す。図16に示すように、アンテナ素子120より天空側がグラフ横軸の90度から0度の範囲であり、アンテナ素子120より大地側がグラフ横軸の90度から180度の範囲である。
図18の実線は図17に示した特性を有するアンテナによる放射パターンを示し、破線は理想の特性を示している。理想的な放射パターンはコセカント二乗カーブとなる。図17に示した振幅分布および位相分布の電波による放射パターンはヌルフィルビームを形成している。ヌルフィルビームを形成するアンテナの構成や振幅分布および位相分布については、例えば、特許文献1に開示されている。
一方、放射パターンを理想に近づける方法の一例が非特許文献1に開示されている。
特開2006−197530号公報 安達三郎、「電磁波工学」、コロナ社、昭和58年、p117
図18に示すように、実際の放射パターンは理想に対して誤差(リップル)が大きい。図17に示した振幅分布および位相分布のアンテナでは、理想的な放射パターンからの実際のずれによって電波伝搬特性が変動し、基地局エリアにおける通信品質が劣化してしまうという問題があった。この問題は、特許文献1に開示されたヌルフィルアンテナについても同様である。
一般的に、有限な数のアンテナ素子を有するアレイアンテナで理想の放射パターンを実現しようとすると、アンテナ素子の数が多いほど理想パターンとの誤差が小さくなり理想の特性に近くなる。その反対に、アンテナ素子の数が少ないほど、理想パターンとの誤差が大きくなる。理想の放射パターンがヌルフィルビームであっても同様である。
放射パターンについて理想のパターンとの誤差を小さくするには、アンテナ素子の数をできるだけ多くする必要があるが、アンテナ素子の数を多くするほどアンテナ全体が大きくなってしまうという別の問題が発生する。
また、非特許文献1に開示された方法では、アンテナ素子の数が多い、アンテナ素子の間隔が一定ではない、などの制約があり、設計上の自由度に制限があるという問題があった。
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、アンテナ素子の数を増やさずに、放射パターンの特性を改善したアンテナ装置、給電回路および電波送受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のアンテナ装置は、
アレイ状に並んで配置され、信号を送信または受信する複数のアンテナ素子と、
受信した信号を、前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される振幅分布を有し、該複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配または合成する分配合成手段と、
前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を前記信号に付加または前記信号から除去する位相付加除去手段と、
を備えた構成である。
また、上記目的を達成するための本発明の給電回路は、アレイ状に並んで配置された複数のアンテナ素子に接続された給電回路であって、
受信した信号を、前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される振幅分布を有し、該複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配または合成する分配合成回路と、
前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を前記信号に付加または前記信号から除去する位相回路と、
を備えた構成である。
また、上記目的を達成するための本発明の電波送受信方法は、
受信した信号を、信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される振幅分布を有し、該信号分布の中心に対称点がある奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配し、
前記信号に前記信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を付加し、
前記位相が付加された信号を送信するものである。
さらに、本発明の電波送受信方法は、
信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される振幅分布を有し、該信号分布の中心に対称点がある奇関数で表される第1の位相分布と前記信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される第2の位相分布が合成された信号を受信し、
前記信号から前記前記第2の位相分布を有する位相を除去し、
前記第1の位相分布を有する信号を合成するものである。
本発明によれば、アンテナ素子の数を増やさずに、理想により近い放射パターンが得られ、放射パターンの特性を向上できる。
(第1の実施形態)
本実施形態のアンテナ装置の構成を説明する。図1は本実施形態のアンテナ装置の一構成例を示すブロック図である。
本実施形態のアンテナ装置は、図に示さない基地局装置に設けられている。アンテナ装置は、複数のアンテナ素子20と、給電回路10とを有する構成である。給電回路10は、分配合成回路12および位相回路14−1を有する。
複数のアンテナ素子20は並んで配置されている。アンテナ素子の形状は、例えば、パッチアンテナやダイポールアンテナなどである。本実施形態においては、アンテナ素子の形状は一般的に知られているものであるため、図に示すことを省略する。
分配合成回路12は1つの入力ポートと複数の出力ポートを有している。入力ポートは図に示さない基地局の本体に接続されている。複数の出力ポートは位相回路14−1に接続されている。
分配合成回路12は、通常の給電回路として機能する。分配合成回路12は、基地局の本体(不図示)から放射対象の信号を受信すると、ヌルフィルビームを形成するためのベースとなる所定の振幅分布および位相分布の電波に信号を分配する。所定の振幅分布および位相分布の一例は図17に示した分布である。分配合成回路12の構成は、例えば、プリント基板上に形成されたマイクロストリップ線路である。
位相回路14−1はアンテナ素子20と分配合成回路12の間に設けられている。図2は位相回路の一構成例を示す図である。
図2に示すように、位相回路14−1は、アンテナ素子20に対応してマイクロストリップ線路などの伝送線路141a〜141dがプリント基板に設けられた構成である。図2に示す伝送線路141bおよび伝送線路141cの間と、伝送線路141cおよび伝送線路141dの間のそれぞれにも、伝送線路が設けられているがそれらを図に示すことを省略している。
本実施形態では、並んだ複数のアンテナ素子20のうち中心の素子に伝送線路141aが接続される。他の伝送線路141b〜141dの長さは中心の伝送線路141aに対して線対称になるように調整されている。また、中心の伝送線路141aから離れるほど位相が遅れるように伝送線路141b〜141dの長さが調整されている。伝送線路141a〜141dのそれぞれの長さは、分配合成回路12から入力される電波の位相が所定の位相に変換されるように調整されている。位相回路14−1は、分配合成回路12から受け取る電波に対して所定の位相分布を付加する。位相回路14−1が電波に付加する位相分布の詳細については後述する。
なお、説明のために、位相回路14−1が分配合成回路12から受け取る電波の位相特性を変換するとしているが、分配合成回路12が位相回路14−1の構成を含んでいてもよい。
次に、本実施形態のアンテナ装置の各アンテナ素子から送出される電波の特性を説明する。
図3は本実施形態のアンテナ装置の各アンテナ素子における振幅分布および位相分布を示すグラフである。ここでは、アンテナ素子の数を13としている。横軸はアンテナ素子の位置を示す番号である。アンテナ素子の位置は、図17で説明したのと同様であるため、詳細な説明を省略する。縦軸は、左側が振幅を示し、右側が位相を示す。位相の符号は正が進み位相、負が遅れ位相を示す。素子番号0番のアンテナ素子20は、振幅分布および位相分布の基準として、それぞれ0の値になっている。
図3に示すように、振幅分布は、中心となる0番のアンテナ素子で最大となり、アンテナ素子の番号の絶対値が大きくなるほど値が小さくなっている。振幅分布は、0番のアンテナ素子を中心軸にした偶関数特性を示している。
本実施形態の電波における位相分布は、+1番のアンテナ素子から+6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。また、−1番のアンテナ素子から−6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。アンテナ素子の番号でプラス側の直線とマイナス側の直線の傾きは符号が異なるが、傾きの絶対値の大きさは同等である。
次に、図3に示した位相分布の形成方法を説明する。
図4は本実施形態における位相合成方法を説明するための図である。横軸はアンテナ素子の位置を示し、縦軸は位相を示す。アンテナ素子の位置については、図17で説明したのと同様である。
分配合成回路12が生成する電波の位相分布を第1の位相分布とし、第1の位相分布に位相回路14−1が付加する位相分布を第2の位相分布とする。図4に、第1の位相分布と、第2の位相分布と、これら2つの位相分布を合成した位相分布である合成位相分布を示す。
図4に示す第1の位相分布は、図17に示した位相分布と同様である。中央付近に段差があり、+1番から+6番までのアンテナ素子での電波の位相は平らな分布になっている。−1番から−6番までのアンテナ素子での電波の位相についても平らな分布になっている。位相分布は、0番のアンテナ素子を原点とする奇関数特性を示している。また、図17で説明したのと同様に、位相分布の平らな部分は傾斜をもっていてもよい。
第2の位相分布は、図4に示すように、0番のアンテナ素子を中心にしてアンテナ素子のプラス側とマイナス側のそれぞれに一定の傾きの直線が中心で接続された山型形状である。中心のアンテナ素子から離れるほど位相が遅れている。プラス側の直線とマイナス側の直線は、一次関数で表され、傾きの符号が異なるが、絶対値は同等である。そのため、第2の位相分布は、0番のアンテナ素子20を通る垂直軸を中心線とする偶関数特性を示す。
合成位相分布は、図3で説明したのと同様に、+1番のアンテナ素子から+6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。また、−1番のアンテナ素子から−6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。プラス側の直線とマイナス側の直線の傾きは符号が異なるが、傾きの絶対値の大きさは同等である。
次に、本実施形態のアンテナ装置による放射パターンを説明する。
図5は本実施形態のアンテナ装置による放射パターンを示すグラフである。グラフの縦軸は利得を示す。グラフの横軸は、アンテナ素子の水平方向を90度としたときの角度を示す。アンテナ素子の中央(90度)からグラフの左側は天空側を示し、グラフの右側は大地側を示す。横軸のとり方は、図17で説明したのと同様であるため、詳細な説明を省略する。実線で示す放射パターンは、13個のアンテナ素子20を約0.7λ(λは放射対象の電波の波長)間隔で地面に対して垂直方向に配置した場合である。破線は理想曲線(コセカント二乗カーブ)である。
アンテナ素子20よりも天空側での電波は衛星との電波干渉の原因となるため、放射パターンの利得はなるべく低い方がよいとされている。そのため、図5に示すように、アンテナ素子20の天空側の放射パターンの利得は、−20dBより小さく、角度に依存せずほぼ一定である。
一方、アンテナ素子20の大地側は、カバレッジ内の基地局と端末局との距離によらず伝搬特性を良好にするため、コセカント二乗特性などのヌルフィルビームがよいとされている。本実施形態のアンテナ装置においては、図5に示すように、アンテナ素子20の大地側では、理想的な放射パターンによく一致したヌルフィルビーム特性を示している。
図6は図5に示した放射パターンと理想曲線(コセカント二乗カーブ)との誤差を示すグラフである。縦軸は誤差の標準偏差を示し、横軸は第2の位相分布における、位相の最大値と最小値の差を示す。図6のグラフからリップル低減の効果を考えると、第2の位相分布の最大値と最小値の差は、約30度〜約110度が好ましく、約70度で最適な効果を発揮することがわかる。
なお、第2の位相分布は図4に示した場合に限らない。図7は第2の位相分布の別の例を示す図である。図7(a)は、一次関数の傾きを図4に示したものよりも大きくしたものである。図7(b)は、位相分布が放物線(二次関数)のような形状であり、中心から端にかけて隣同士の位相の変化が順次大きくなっている。図7(c)は図7(b)とは反対に中心から端にかけて隣同士の位相の変化が順次小さくなっている。いずれの位相分布も、中心から離れるほど位相が遅れている。
次に、本実施形態のアンテナ装置の動作を説明する。基地局から端末局に信号を送信する場合の動作を信号の流れに沿って説明する。
図1において給電回路10内の分配合成回路12の入力ポートに基地局本体(不図示)から信号が入力される。分配合成回路12は、複数のアンテナ素子20の配置に対して図3に示した振幅分布および図4に示した第1の位相分布の電波を生成し、生成した電波に信号を分配して位相回路14−1に送出する。
位相回路14−1は、分配合成回路12から受け取った電波に対して、複数のアンテナ素子20の配置に対応する図4に示した第1の位相分布に第2の位相分布を付加して複数のアンテナ素子20に送出する。これにより、図4に示した合成移相分布の電波が複数のアンテナ素子20の配置に対応してそれぞれのアンテナ素子20に入力され、アンテナ素子20から放射される。アンテナ素子20から放射された電波は遠方で合成され、図5に示した放射パターンを形成する。
次に、図4に示した三角形状の第2の位相分布を付加することによって誤差が小さくなる理由を説明する。
一般的に、位相分布が直線状の特性(傾斜していてもよい)である場合、アンテナ装置から遠方における電波の合成電界は周期的にプラス側に強め合ったり、マイナス側に強め合ったりするため、放射パターンは変動(リップル)を有する特性を示す。これに対して、位相分布が図4に示した第2の位相分布のように三角形状の位相分布である場合、次のようになる。図4において、第1の位相分布に第2の位相分布を加算することにより、中心より左側の位相分布により形成される放射パターンの変動特性と、中心より右側の位相分布により形成される放射パターンの変動特性とが、互いに打ち消しあう(相殺する)。従って、放射パターンの変動特性(リップル特性)が小さくなり、より理想に近い放射パターンが得られる。
なお、本実施形態においては、基地局から端末局に信号を送信する場合を説明したが、端末局から基地局が信号を受信する場合の動作は、送信の場合の信号の流れが逆になることを除いて同様であるため、その詳細な説明を省略する。位相回路14−1は、分配合成回路12から受け取る信号に第2の位相分布を付加し、アンテナ素子20を介して信号を受信する際はその信号から第2の位相分布を除去することから、本発明の位相付加除去手段の一構成例に相当する。
本実施形態により、次のような効果を得ることができる。
特許文献1のアンテナ装置に比べて、理想の放射パターンに対する変動が少ない。特許文献1のアンテナ装置に比べて、基地局からの距離に関わらず均一な電波伝搬環境が得られ、良好な通信品質を端末局に提供できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、付加する位相分布の形状が山型であったが、本実施形態は、付加する位相分布の形状が谷型である。なお、本実施形態のアンテナ装置の構成は、位相回路の構成を除いて第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する。
本実施形態における位相回路の構成を説明する。本実施形態では、第1の実施形態における位相回路14−1が、以下に説明する位相回路14−2に置き換わる。
図8は位相回路の一構成例を示す図である。図8に示すように、位相回路14−2は、アンテナ素子20に対応して伝送線路143a〜143dが設けられた構成である。図2と同様に、一部の伝送線路を図に示すことを省略している。
本実施形態では、並んだ複数のアンテナ素子20のうち中心の素子に伝送線路143aが接続される。他の伝送線路143b〜143dの長さは中心の伝送線路143aに対して線対称になるように調整されている。また、中心の伝送線路143aから離れるほど位相が進むように伝送線路143b〜143dの長さが調整されている。伝送線路143a〜143dのそれぞれの長さは、分配合成回路12から入力される電波の位相が所定の位相に変換されるように調整されている。
図9は本実施形態のアンテナ装置の振幅分布および位相分布の一例を示すグラフである。図3で説明したのと同様に、グラフの横軸はアンテナ素子の位置を示し、グラフの縦軸の左側は振幅を示し、右側は位相を示す。位相の符号は正が進み位相、負が遅れ位相を示す。振幅分布および位相分布は、0番の位置のアンテナ素子を基準にして示されている。
本実施形態の電波における位相分布は、+1番のアンテナ素子から+6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。また、−1番のアンテナ素子から−6番のアンテナ素子にかけて一定の傾きの直線になっている。アンテナ素子の番号でプラス側の直線とマイナス側の直線の傾きは符号が異なるが、傾きの絶対値の大きさは同等である。第1の実施形態の図3と比較すると、直線の傾きがプラス側とマイナス側とで入れ替わった分布になっている。
図10は本実施形態における位相合成方法を説明するための図である。図4と同様に、横軸はアンテナ素子の位置を示し、縦軸は位相を示す。
第1の実施形態と同様に、分配合成回路12が生成する電波の位相分布を第1の位相分布とし、第1の位相分布に位相回路14−2が付加する位相分布を第2の位相分布とし、これら2つの位相分布を合成した位相分布を合成位相分布とする。
第2の位相分布は、図10に示すように、0番のアンテナ素子を中心にしてアンテナ素子のプラス側とマイナス側のそれぞれに一定の傾きの直線が中心で接続された谷型形状である。第1の実施形態における第2の位相分布が山型であるのに対し、本実施形態における第2の位相分布は谷型である。中心のアンテナ素子から離れるほど位相が進んでいる。プラス側の直線とマイナス側の直線は、一次関数で表され、傾きの符号が異なるが、絶対値は同等である。そのため、第2の位相分布は、0番のアンテナ素子20を通る垂直軸を中心線とする偶関数特性を示す。
第1の位相分布は図4で説明した位相分布と同様である。第1の位相分布と第2の位相分布を合成すると、図10に示す合成位相分布になる。この分布は図9に示した位相分布に相当する。
図11は本実施形態のアンテナ装置の放射パターンを示すグラフである。実線で示す放射パターンは、本実施形態のアンテナ装置において、13個のアンテナ素子20を約0.7λ間隔で地面に対して垂直方向に配置した場合である。破線は理想曲線(コセカント二乗カーブ)である。図11に示すように、第2の位相分布が谷型であっても、第1の実施形態と同様に、より理想に近い放射パターンが得られる。
なお、第2の位相分布における、位相の最大値と最小値の差の最適な値は、第1の実施形態で説明したのと同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、第2の位相分布は図10に示した場合に限らない。図12は第2の位相分布の別の例を示す図である。図12(a)は、一次関数の傾きを図10に示したものよりも大きくしたものである。図12(b)は、位相分布が放物線を上下逆にしたような形状であり、中心から端にかけて隣同士の位相の変化が順次大きくなっている。図12(c)は図12(b)とは反対に中心から端にかけて隣同士の位相の変化が順次小さくなっている。いずれの位相分布も、中心から離れるほど位相が進んでいる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果が得られる。第2の位相分布を形成するための位相回路を設計する際、本実施形態も実施可能であることから、設計の自由度が増す。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態において位相回路14−1、14−2が形成する位相分布を、本実施形態のように可変にしてもよい。なお、本実施形態のアンテナ装置の構成は、位相回路の構成を除いて第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する。
図13は本実施形態における位相回路の一構成例を示すブロック図である。
図13に示すように、位相回路14−3は、複数のアンテナ素子20のそれぞれに対応して設けられた可変移相器145と、各可変移相器145の位相を調整するための位相制御回路147とを有する。
アレイアンテナでは、アンテナの利得を大きくしようとすると放射パターンのリップルが大きくなり、その反対にリップルを小さくしようとするとアンテナの利得が小さくなってしまう。このように、アンテナの利得と放射パターンのリップルはトレードオフの関係にある。利得を大きくすることとリップルを小さくすることのいずれを優先するかの目的に応じて、図13に示す位相回路14−3を用いて、各可変位相器145の位相を調整することが可能となる。
次に、第1および第2の実施形態のアンテナ装置のそれぞれと、図17に示した分布のアンテナ装置でアンテナ素子を増やした場合の装置と特性を比較してみる。
図14は比較例となるアンテナ装置の振幅分布および位相分布を示すグラフである。比較例のアンテナ装置では、アンテナ素子の間隔を約0.7λとした。また、図14に示すように、アンテナ素子の数を25とした。
図15は図14に示した分布の電波による放射パターンを示すグラフである。実線は比較例の放射パターンを示し、破線は理想曲線(コセカント二乗カーブ)を示す。図15に示すように、放射パターンは図17の分布の場合に比べてより理想曲線に近く、図5および図11と同等である。この比較結果から、本実施形態のアンテナ装置は、アンテナ素子の数を約2倍にした図14のアンテナ装置と同等の放射パターンを得られることがわかる。
上述したように、本実施形態のアンテナ装置は、特許文献1のアンテナ装置に比べ、アンテナ素子の数を増やさず、アンテナ全体の構成を大きくすることなく、放射パターンの特性を向上できる。アンテナ装置の構成を大きくする必要がないので、省スペースでの設置が可能となり、製造コストの増大も抑えられる。
なお、上述の実施形態では、アンテナ素子の数が13の場合で説明したが、アンテナ素子の数は少なくとも8以上あればよく、最大数は関連する他のアンテナ装置の場合と同等、または、それより少なくてもよい。また、アンテナ素子間の距離は0.5〜1λの範囲であればよい。さらに、本発明はアレイアンテナ全般に適用することが可能である。
第1の実施形態のアンテナ装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における位相回路の一構成例を示す図である。 第1の実施形態の振幅分布および位相分布の一例を示すグラフである。 第1の実施形態における位相合成方法を説明するための図である。 第1の実施形態のアンテナ装置による放射パターンを示すグラフである。 図5に示した放射パターンと理想曲線との誤差を示すグラフである。 第1の実施形態における第2の位相分布の別の例を示す図である。 第2の実施形態における位相回路の一構成例を示す図である。 第2の実施形態の振幅分布および位相分布の一例を示すグラフである。 第2の実施形態における位相合成方法を説明するための図である。 第2の実施形態のアンテナ装置による放射パターンを示すグラフである。 第2の実施形態における第2の位相分布の別の例を示す図である。 第1または第2の実施形態における位相回路の他の構成例を示すブロック図である。 比較例となるアンテナ装置の振幅分布および位相分布を示すグラフである。 図14に示した分布の電波による放射パターンを示すグラフである。 関連するアンテナ装置の一構成例を示す透視図である。 関連するアンテナ装置の振幅分布および位相分布の一例を示すグラフである。 図17に示した特性の電波についての放射パターンを示すグラフである。
符号の説明
12 分配合成回路
14−1、14−2、14−3 位相回路
20 アンテナ素子

Claims (14)

  1. アレイ状に並んで配置され、信号を送信または受信する複数のアンテナ素子と、
    受信した信号を、前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される振幅分布を有し、該複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配または合成する分配合成手段と、
    前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を前記信号に付加または前記信号から除去する位相付加除去手段と、
    を備えたアンテナ装置。
  2. 前記第2の位相分布は、前記中心から離れるほど該中心よりも位相が進んでいる請求項記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2の位相分布は、前記中心から離れるほど該中心よりも位相が遅くなっている請求項記載のアンテナ装置。
  4. 前記信号の振幅は、前記中心で最大値となり、該中心から離れるほど小さくなる、請求項1からのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  5. 前記第2の位相分布が一次関数または二次関数で表される請求項1からのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数のアンテナ素子が等間隔に配置されている請求項1からのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  7. 前記分配合成手段は分配合成回路である請求項1からのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  8. 前記位相付加除去手段は位相回路である請求項1からのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  9. アレイ状に並んで配置された複数のアンテナ素子に接続された給電回路であって、
    受信した信号を、前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される振幅分布を有し、該複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配または合成する分配合成回路と、
    前記複数のアンテナ素子の配置の中心を対称点とした偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を前記信号に付加または前記信号から除去する位相回路と、
    を備えた給電回路。
  10. 受信した信号を、信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される振幅分布を有し、該信号分布の中心に対称点がある奇関数で表される第1の位相分布を有する信号に分配し、
    前記信号に前記信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される第2の位相分布を有する位相を付加し、
    前記位相が付加された信号を送信する、電波送受信方法。
  11. 信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される振幅分布を有し、該信号分布の中心に対称点がある奇関数で表される第1の位相分布と前記信号分布の中心に対称点がある偶関数で表される第2の位相分布が合成された信号を受信し、
    前記信号から前記前記第2の位相分布を有する位相を除去し、
    前記第1の位相分布を有する信号を合成する、電波送受信方法。
  12. 前記第2の位相分布は、前記中心から離れるほど該中心よりも位相が進んでいる請求項10または11記載の電波送受信方法。
  13. 前記第2の位相分布は、前記中心から離れるほど該中心よりも位相が遅くなっている請求項10または11記載の電波送受信方法。
  14. 前記信号の振幅は、前記中心で最大値となり、該中心から離れるほど小さくなる、請求項10から13のいずれか1項記載の電波送受信方法。
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