JP6249974B2 - フェーズドアレーアンテナ装置及びフェーズドアレーアンテナの制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、通信装置やレーダ装置などが信号を送受信する際に用いられるフェーズドアレーアンテナ装置及びフェーズドアレーアンテナの制御方法に関し、特にアンテナから放射されるスプリアスを制御することが可能なフェーズドアレーアンテナ装置及びフェーズドアレーアンテナの制御方法に関するものである。
無線通信においては、信号を変復調する際に、ディジタル信号処理が用いられることが多い。
変復調装置に搭載されるディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器として、例えば、数10MHzから数100MHz程度の周波数である中間周波数(以下、「IF周波数」と称する)のアナログ信号を出力するD/A変換器が変復調装置に搭載されることがある。
また、空間に放射する信号として、数GHzから数10GHz程度の周波数である無線周波数(以下、「RF周波数」と称する)の信号が用いられることがある。
この場合、D/A変換器により変換されたIF周波数のアナログ信号(以下、「IF信号」と称する)をRF周波数の信号に変換するミキサが必要となる。
ミキサは、一般的に、ローカル周波数(以下、「Lo周波数」と称する)の信号(以下、「Lo信号」と称する)とIF信号を入力し、そのLo周波数とIF周波数との和の周波数の信号(Lo周波数+IF周波数の信号)と、そのLo周波数とIF周波数との差の周波数の信号(Lo周波数−IF周波数の信号)とを出力する。
ここで、例えば、Lo周波数+IF周波数の信号が所望の周波数の信号である場合、Lo周波数−IF周波数の信号は、不要な周波数(以下、「Im周波数」と称する)の信号であり、ミキサとアンテナの間に、Im周波数の信号を抑圧するフィルタを設ければ、アンテナからRF周波数の信号だけを放射される。
ただし、実際には、ミキサの出力として、RF周波数の信号とIm周波数の信号だけでなく、Lo周波数の信号も一部漏洩する。
Lo周波数の信号が漏洩する現象はローカルリークと呼ばれ、アンテナからRF周波数の信号だけを放射されるようにするために、フィルタでLo周波数の信号を抑圧する方法を用いることが考えられる。
しかし、RF周波数とLo周波数は、比較的近接しているため、Lo周波数の信号を十分に抑圧することが困難な場合がある。Lo周波数の信号を十分に抑圧することができない場合、Lo周波数の信号がスプリアスとしてアンテナから放射される。
以下の特許文献1には、ミキサを2つに並列に配置したバランス形とし、2つのミキサの出力に平衡−不平衡回路を接続することで、Lo周波数の信号を抑圧する方法が開示されている。
また、以下の特許文献2には、Lo周波数の信号経路に移相器あるいはハイブリッド等の位相調整手段を別途設け、Lo周波数の信号の位相を制御して、アンテナから放射されるLo周波数の信号の方向を制御することで、Lo周波数の信号が放射されることに伴う他のシステムへの影響を回避する方法が開示されている。
国際公開第2001/001564号 国際公開第2011/077617号
従来のフェーズドアレーアンテナ装置は以上のように構成されているので、特許文献1の方法を用いる場合、フェーズドアレーアンテナを構成する素子アンテナ毎に、2つのミキサと平衡−不平衡回路を実装する必要があり、回路構成が複雑になってしまうという課題があった。
特許文献2の方法を用いる場合、Lo周波数の信号経路に移相器あるいはハイブリッド等の位相調整手段を別途設ける必要があり、回路構成が複雑になってしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、回路構成の複雑化を招くことなく、素子アンテナからLo周波数の信号が放射されることに伴う他のシステムへの影響を回避することができるフェーズドアレーアンテナ装置及びフェーズドアレーアンテナの制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係るフェーズドアレーアンテナ装置は、中間周波数の信号を発生する第1の信号発生器と、ローカル周波数の信号を発生する第2の信号発生器と、第1の信号発生器から発生された中間周波数の信号の位相を調整する複数の移相器と、移相器により位相が調整された中間周波数の信号と第2の信号発生器から発生されたローカル周波数の信号とを混合して、その中間周波数の信号とローカル周波数の信号との混合信号を出力する複数のミキサと、ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整する複数の位相調整部と、位相調整部によりローカル周波数の信号の位相が調整された混合信号を空間に放射する複数の素子アンテナとを備えるようにしたものである。
この発明によれば、複数の位相調整部がミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整するように構成したので、回路構成の複雑化を招くことなく、素子アンテナからローカル周波数の信号が放射されることに伴う他のシステムへの影響を回避することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるフェーズドアレーアンテナ装置の処理内容であるフェーズドアレーアンテナの制御方法を示すフローチャートである。 ミキサ4及びフィルタ6から出力された混合信号の周波数成分の一例を示す説明図である。 Lo周波数の信号の位相が、複数の素子アンテナ7の配列において市松模様状で同相と逆相が繰り返される場合の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図である。 位相調整部12を構成している差動線路の結線を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図である。 2点給電パッチアンテナの構成例を示す斜視図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図である。
図1において、IF信号源1は中間周波数(以下、「IF周波数」と称する)の信号(以下、「IF信号」と称する)を発生する第1の信号発生器である。
Lo信号源2はローカル周波数(以下、「Lo周波数」と称する)の信号(以下、「Lo信号」と称する)を発生する第2の信号発生器である。
移相器3は図示せぬ制御器によって移相量が設定され、その移相量にしたがってIF信号源1から発生されたIF信号の位相を調整し、位相調整後のIF信号をミキサ4に出力する。
ミキサ4は移相器3により位相が調整されたIF信号とLo信号源2から発生されたLo信号とを混合して、そのIF信号とLo信号との混合信号を出力する。
なお、ミキサ4から出力される混合信号には、Lo周波数とIF周波数との和の周波数の信号(Lo周波数+IF周波数の信号)と、そのLo周波数とIF周波数との差の周波数の信号(Lo周波数−IF周波数の信号)と、漏洩したLo信号とが含まれている。
この実施の形態1では、説明の便宜上、Lo周波数とIF周波数との和の周波数が所望の周波数の信号であるとし、Lo周波数とIF周波数との差の周波数が不要な周波数(以下、「Im周波数」と称する)の信号であるとする。
位相調整部5はミキサ4から出力された混合信号に含まれているLo周波数の信号の位相を予め設定された位相に調整する。
フィルタ6は例えばバンドパスフィルタや、バンドリジェクションフィルタなどで構成されており、位相調整部5によりLo周波数の信号の位相が調整された混合信号に含まれている所望の周波数の信号を通過させる一方、その混合信号に含まれているIm周波数の信号とLo周波数の信号とを抑圧する。
ただし、フィルタ6ではIm周波数の信号とLo周波数の信号を完全には抑圧することができず、Im周波数の信号とLo周波数の信号の一部が通過する。
素子アンテナ7はフェーズドアレーアンテナを構成しており、フィルタ6を通過してきた混合信号を空間に放射する。
図1では、4本の素子アンテナ7からフェーズドアレーアンテナが構成されている例を示しているが、2本以上の素子アンテナ7で構成されていればよく、素子アンテナ7の本数は問わない。
また、図1の例では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているものを示しているが、2次元的あるいは3次元的に配列されているものものであってもよい。
図2はこの発明の実施の形態1によるフェーズドアレーアンテナ装置の処理内容であるフェーズドアレーアンテナの制御方法を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
IF信号源1は、IF周波数の信号であるIF信号を発生し、Lo信号源2は、Lo周波数の信号であるLo信号を発生する(図2のステップST1)。
なお、IF信号源1から発生されるIF信号は、情報が重畳されている変調信号であってもよい。
移相器3は、図示せぬ制御器によって移相量が設定されており、IF信号源1からIF信号を受けると、その移相量にしたがって当該IF信号の位相を調整し、位相調整後のIF信号をミキサ4に出力する(ステップST2)。
移相器3の移相量は、素子アンテナ7から放射される混合信号が、指定された方向にピーク(メインローブ)が形成されるように、あるいは、指定された方向にヌルが形成されるように設定される。
ここでは、移相器3がIF信号の位相を調整しているが、IF信号の位相を調整することで、素子アンテナ7から放射される混合信号の位相を調整することができる。
ミキサ4は、移相器3から位相調整後のIF信号を受けると、位相調整後のIF信号とLo信号源2から発生されたLo信号とを混合して、そのIF信号とLo信号との混合信号を出力する(ステップST3)。
図3はミキサ4及びフィルタ6から出力された混合信号の周波数成分の一例を示す説明図である。
図3(a)に示すように、ミキサ4から出力される混合信号には、所望の周波数の信号のほかに、不要な周波数であるIm周波数の信号と、一部漏洩したLo周波数の信号とが含まれている。
位相調整部5は、ミキサ4から混合信号を受けると、その混合信号に含まれているLo周波数の信号の位相を予め設定された位相に調整し、Lo周波数の信号の位相を調整した後の混合信号をフィルタ6に出力する(ステップST4)。
位相調整部5は、複数の素子アンテナ7から放射される混合信号に含まれているLo周波数の信号の位相が、Lo周波数の信号の放射方向で共相になるようにするために設けられている。この実施の形態1では、Lo周波数の信号の放射方向は、他のシステムが存在していない方向に予め設定されているものとする。位相調整部5の詳細は後述する。
フィルタ6は、位相調整部5からLo周波数の信号の位相が調整された混合信号を受けると、その混合信号に含まれている所望の周波数の信号を通過させる一方、その混合信号に含まれているIm周波数の信号とLo周波数の信号とを抑圧する(ステップST5)。
ただし、図3(b)に示すように、Im周波数の信号とLo周波数の信号は、完全には抑圧することができず、Im周波数の信号とLo周波数の信号の一部が通過する。
素子アンテナ7は、フィルタ6を通過してきた混合信号を空間に放射する(ステップST6)。
以下、位相調整部5について説明する。
この実施の形態1では、位相調整部5が伝送線路で構成されている例を説明する。
説明の便宜上、Lo信号源2から4本の素子アンテナ7に至る4つの信号経路は、位相調整部5を構成している伝送線路の部分を除いて、全て等長であるものとする。
Lo信号源2から4本の素子アンテナ7に至る4つの信号経路には、Lo周波数の信号の位相を調整する移相器が挿入されていないが、混合信号の位相を調整することが可能な位相調整部5が挿入されている。
4つの信号経路に挿入されている位相調整部5は、伝送線路で構成されており、素子アンテナ7からLo周波数の信号が放射されることで、影響を与える可能性がある他のシステムの方向が既知であれば、他のシステムの方向以外の方向で、Lo周波数の信号の位相が共相となるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されている。
例えば、各素子アンテナ7が直線上に配列されている場合、各素子アンテナ7の間隔dと、各素子アンテナ7の位相差φと、Lo周波数の信号の放射方向θとの関係は、下記の式(1)のように表される。
k・d・sinθ=φ (1)
式(1)において、kは波数である。
式(1)より、各位相調整部5を構成している伝送線路の長さを調整することで、各素子アンテナ7の位相差φを調整すれば、Lo周波数の信号の放射方向θが位相差φに応じた方向になることが分かる。
したがって、各位相調整部5を構成している伝送線路の長さを事前に調整することで、Lo周波数の信号の放射方向θを所望の方向に設定することができる。
このように、Lo周波数の信号の位相が予め設定された放射方向で共相となるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されていれば、予め設定された放射方向、即ち、他のシステムの方向と異なる方向にLo周波数の信号のピークが発生するようにすることができるため、他のシステムへの影響を回避することができる。
ここでは、Lo周波数の信号の位相が予め設定された放射方向で共相となるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されている例を示しているが、Lo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されているものであってもよい。
Lo周波数の放射パターンに大きなピークが生じていなければ、他のシステムに対する大きな影響を回避することができる。
例えば、Lo周波数の信号の位相がランダム位相となるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されていれば、Lo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないようにすることができる。
また、図1の例では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているため、4本の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が、4本の素子アンテナ7の配列順に同相と逆相が繰り返されるように、即ち、図中、上側から1番目の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が0°、上から2番目の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が180°、上から3番目の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が0°、上から4番目の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が180°になるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されていても、Lo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないようにすることができる。
図1では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているリニアアレーの例を示しているが、複数の素子アンテナ7が2次元に配列されている平面アレーの場合、複数の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が、複数の素子アンテナ7の配列において同相と逆相が繰り返されるように、各々の伝送線路の長さが事前に調整されていても、Lo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないようにすることができる。
図4はLo周波数の信号の位相が、複数の素子アンテナ7の配列において市松模様状で同相と逆相が繰り返される場合の一例を示す説明図である。
図4の例では、複数の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が、0°と180°の市松模様状の繰り返しパターンになっている。
ただし、0°と180°は素子アンテナ7間の相対位相であり、例えば、α°と(180+α)°の市松模様状の繰り返しパターンであっても、相対的な位相は同じである。
なお、位相調整部5である伝送線路の長さを調整することで、混合信号の位相も変化するが、この位相の変化は、移相器3の移相量を調整することで相殺することができる。
したがって、移相器3の移相量を調整することで、混合信号の放射パターンを変えることがきる一方、移相器3は、Lo信号源2から4本の素子アンテナ7に至る信号経路上には存在していないため、混合信号の放射パターンが変化しても、Lo周波数の放射パターンは変化しない。
また、ミキサ4が、Lo周波数として高調波を用いるミキサである場合、例えば、Lo周波数は所望の周波数(Lo周波数+IF周波数の信号)の半分の周波数であり、波長が長くなるため、Lo信号源2から複数のミキサ4に至るLo周波数の信号経路の回路が多少大型化するが、この実施の形態1では、移相器などの特別な回路がLo周波数の信号経路に実装されていないため、このLo周波数の信号経路の回路の大型化を必要最小限に抑えることができる。
この実施の形態1では、所望の周波数の信号のほかに、不要な周波数であるIm周波数の信号が出力されるミキサ4を用いているものを示したが、Im周波数の信号を出力しないイメージリジェクション型のミキサを用いるようにしてもよい。この場合、フィルタ6の搭載を省略することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、複数の位相調整部5がミキサ4から出力された混合信号に含まれているLo周波数の信号の位相を調整するように構成したので、回路構成の複雑化を招くことなく、素子アンテナ7からLo周波数の信号が放射されることに伴う他のシステムへの影響を回避することができる効果を奏する。
即ち、Lo信号源2から複数のミキサ4に至るLo周波数の信号経路に、移相器などの特別な回路を実装する必要がないため、回路構成の複雑化や大型化を招くことなく、素子アンテナ7からLo周波数の信号が放射されることに伴う他のシステムへの影響を回避することができる。
なお、この実施の形態1では、IF信号源1がIF周波数の信号であるIF信号を発生するものを示したが、IF信号源1の代わりに、ベースバンド信号を発生する信号発生器を搭載するようにしてもよい。
この場合、移相器3は、その信号発生器から発生されたベースバンド信号の位相を調整し、ミキサ4は、移相器3により位相が調整されたベースバンド信号とLo信号源2から発生されたLo信号とを混合して、そのベースバンド信号とLo信号との混合信号を出力する。
実施の形態2.
この実施の形態2では、ミキサ4から素子アンテナ7に至る各々の信号経路が差動線路であるものについて説明する。
図5はこの発明の実施の形態2によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図であり、図5において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
増幅器11はフィルタ6から出力された混合信号を増幅し、増幅後の混合信号を位相調整部12に出力する。
図5の例では、混合信号を増幅する増幅器11を実装しているが、混合信号を増幅する必要がない場合には、増幅器11を実装しないようにしてもよい。
位相調整部12は伝送線路で構成されており、また、この伝送線路は差動線路で構成されている。ただし、4つの位相調整部12である差動線路のうち、一部の差動線路の結線が反転している。図5の例では、図中、上側から2番目及び4番目の差動線路の結線が反転している。
図5の例では、位相調整部12が増幅器11と素子アンテナ7の間に設けられているが、ミキサ4から素子アンテナ7に至る信号経路中であれば、どこの位置に設けてもよい。
この実施の形態2では、素子アンテナ7が2端子を有する差動入力が可能なアンテナを想定している。例えば、ダイポールアンテナや八木・宇田アンテナ等は差動入力が可能なアンテナである。
図5では、4本の素子アンテナ7からフェーズドアレーアンテナが構成されている例を示しているが、2本以上の素子アンテナ7で構成されていればよく、素子アンテナ7の本数は問わない。
また、図5の例では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているものを示しているが、2次元的あるいは3次元的に配列されているものであってもよい。
図6は位相調整部12を構成している差動線路の結線を示す説明図である。
図6(a)は差動線路の結線が同相接続である場合を示し、図6(b)は差動線路の結線が逆相接続である場合を示している。
図6において、21,22は線路、23は位相調整部12の出力端子であり、素子アンテナ7の2端子と接続されている。
線路21と線路22は別層に設けられているため導通していない。
なお、線路21,22は、例えば、半導体上の配線パターンであってもよいし、樹脂基板上の配線パターンであってもよい。
次に動作について説明する。
この実施の形態2では、ミキサ4から素子アンテナ7に至る信号経路が差動の構成になっている点で上記実施の形態1と相違している。
そのため、この実施の形態2では、位相調整部5の代わりに、位相調整部12が設けられている。
4つの位相調整部12は、差動線路で構成されており、図5の例では、上側から1番目の差動線路と上側から3番目の差動線路の結線が図6(a)に示すような同相接続となっており、上側から2番目の差動線路と上側から4番目の差動線路の結線が図6(b)に示すような逆相接続となっている。
このため、上側から1番目及び3番目の差動線路を通過して、素子アンテナ7から放射される混合信号の位相と、上側から2番目及び4番目の差動線路を通過して、素子アンテナ7から放射される混合信号の位相との差が180°になっている。
これにより、4本の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないようにすることができる。
図5の例では、4本の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が、4本の素子アンテナ7の配列順に同相と逆相が繰り返されるように、同相接続の差動線路と逆相接続の差動線路とを交互に配置しているが、同相接続の差動線路と逆相接続の差動線路とがランダムに配置されているものであってもよい。この場合も、4本の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の放射パターンに大きなピークが生じないようにすることができる。
図5では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているリニアアレーの例を示しているが、複数の素子アンテナ7が2次元に配列されている平面アレーの場合、複数の素子アンテナ7から放射されるLo周波数の信号の位相が、図4に示すように、0°と180°の市松模様状の繰り返しパターンになっているものであってもよい。
ただし、0°と180°は素子アンテナ7間の相対位相であり、例えば、α°と(180+α)°の市松模様状の繰り返しパターンであっても、相対的な位相は同じである。
なお、位相調整部12である差動線路の結線を変えることで、混合信号の位相も変化するが、この位相の変化は、移相器3の移相量を調整することで相殺することができる。
したがって、移相器3の移相量を調整することで、混合信号の放射パターンを変えることがきる一方、移相器3は、Lo信号源2から4本の素子アンテナ7に至る信号経路上には存在していないため、混合信号の放射パターンが変化しても、Lo周波数の放射パターンは変化しない。
また、ミキサ4が、Lo周波数として高調波を用いるミキサである場合、例えば、Lo周波数は所望の周波数の半分の周波数であり、波長が長くなるため、Lo信号源2から複数のミキサ4に至るLo周波数の信号経路の回路が多少大型化するが、この実施の形態2では、移相器などの特別な回路がLo周波数の信号経路に実装されていないため、このLo周波数の信号経路の回路の大型化を必要最小限に抑えることができる。
この実施の形態2では、所望の周波数の信号のほかに、不要な周波数であるIm周波数の信号が出力されるミキサ4を用いているものを示したが、Im周波数の信号を出力しないイメージリジェクション型のミキサを用いるようにしてもよい。この場合、フィルタ6の搭載を省略することができる。
この実施の形態2では、4つの信号経路において、配線長の差が信号の波長と比べて十分に短く、配線長の差に起因する位相変化を無視できることを想定しているが、配線長の差に起因する位相変化を無視できない場合は、4つの信号経路における配線長が全て等しくなるようにすればよい。
この実施の形態2では、ミキサ4から素子アンテナ7に至る信号経路の全部が差動の構成になっているものを示したが、ミキサ4から素子アンテナ7に至る信号経路の一部が差動の構成になっているものであってもよい。
例えば、位相調整部12である差動線路がミキサ4と増幅器11の間に挿入され、増幅器11として、シングル出力の増幅器を用いるものなどが考えられる。
また、この実施の形態2では、IF信号源1がIF周波数の信号であるIF信号を発生するものを示したが、IF信号源1の代わりに、ベースバンド信号を発生する信号発生器を搭載するようにしてもよい。
この場合、移相器3は、その信号発生器から発生されたベースバンド信号の位相を調整し、ミキサ4は、移相器3により位相が調整されたベースバンド信号とLo信号源2から発生されたLo信号とを混合して、そのベースバンド信号とLo信号との混合信号を出力する。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、ミキサ4から素子アンテナ7に至る信号経路の全部が差動の構成になっているものを示したが、素子アンテナ7である2点給電アンテナの2つの端子と差動線路の間に、2本のシングルエンド線路が挿入されているようにしてもよい。
図7はこの発明の実施の形態3によるフェーズドアレーアンテナ装置を示す構成図であり、図7において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
シングルエンド線路30a,30bは位相調整部12である差動線路と、素子アンテナ7である2点給電アンテナの2つの端子との間を結んでいるグランドを有する線路である。
図7では、4本の素子アンテナ7からフェーズドアレーアンテナが構成されている例を示しているが、2本以上の素子アンテナ7で構成されていればよく、素子アンテナ7の本数は問わない。
また、図7の例では、4本の素子アンテナ7が直線上に配列されているものを示しているが、2次元的あるいは3次元的に配列されているものであってもよい。
次に動作について説明する。
シングルエンド線路30a,30bを挿入している点以外は、上記実施の形態2と同様であるため、ここではシングルエンド線路30a,30bについて説明する。
シングルエンド線路30aとシングルエンド線路30bの長さが等長である場合、位相調整部12から出力された差動信号がそのまま素子アンテナ7に与えられる。
一方、シングルエンド線路30aとシングルエンド線路30bの長さが不等長である場合、位相調整部12から出力された差動信号における2つの信号には、シングルエンド線路30aとシングルエンド線路30bの線路長差による位相差が付加される。
この実施の形態3では、素子アンテナ7として、任意の位相で入力が可能な2つの端子を有する2点給電アンテナを想定しているが、このような2点給電アンテナとして、例えば、2点給電パッチアンテナなどがある。
図8は2点給電パッチアンテナの構成例を示す斜視図である。
図8の例では、誘電体基板31上にパッチ32とマイクロストリップ線路33a,33bとが形成されている。
図8のマイクロストリップ線路33aが図7のシングルエンド線路30aに相当し、図8のマイクロストリップ線路33bが図7のシングルエンド線路30bに相当する。また、図8のパッチ32が図7の素子アンテナ7に相当する。
図8の例では、マイクロストリップ線路33a,33bがあり、所望の周波数において、差動信号における2つの信号の位相差が90°になるように、マイクロストリップ線路33aとマイクロストリップ線路33bとの間の線路長が設定されている。
この場合、所望信号である混合信号を円偏波で送信することが可能なフェーズドアレーアンテナ装置を得ることができる。
なお、Lo周波数の信号は楕円偏波もしくは直線偏波となる。シングルエンド線路30a,30bであるマイクロストリップ線路33a,33bは、4つの信号経路において、全て同一であるため、放射される偏波は同じである。
一方、位相調整部12である差動線路の結線は、上記実施の形態2と同様である。これにより、上記実施の形態2と同様に、素子アンテナ7から放射されるLo信号の位相を調整することができる。
また、この実施の形態3では、IF信号源1がIF周波数の信号であるIF信号を発生するものを示したが、IF信号源1の代わりに、ベースバンド信号を発生する信号発生器を搭載するようにしてもよい。
この場合、移相器3は、その信号発生器から発生されたベースバンド信号の位相を調整し、ミキサ4は、移相器3により位相が調整されたベースバンド信号とLo信号源2から発生されたLo信号とを混合して、そのベースバンド信号とLo信号との混合信号を出力する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 IF信号源(第1の信号発生器)、2 Lo信号源(第2の信号発生器)、3 移相器、4 ミキサ、5 位相調整部、6 フィルタ、7 素子アンテナ、11 増幅器、12 位相調整部、21,22 線路、23 位相調整部の出力端子、30a,30b シングルエンド線路、31 誘電体基板、32 パッチ、33a,33b マイクロストリップ線路。

Claims (13)

  1. 中間周波数の信号を発生する第1の信号発生器と、
    ローカル周波数の信号を発生する第2の信号発生器と、
    前記第1の信号発生器から発生された中間周波数の信号の位相を調整する複数の移相器と、
    前記移相器により位相が調整された中間周波数の信号と前記第2の信号発生器から発生されたローカル周波数の信号とを混合して、前記中間周波数の信号と前記ローカル周波数の信号との混合信号を出力する複数のミキサと、
    前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整する複数の位相調整部と、
    前記位相調整部によりローカル周波数の信号の位相が調整された混合信号を空間に放射する複数の素子アンテナと
    を備えたフェーズドアレーアンテナ装置。
  2. 前記ミキサと前記素子アンテナの間に、前記ローカル周波数の信号の通過を抑えるフィルタが挿入されていることを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  3. 前記複数の位相調整部は、前記複数の素子アンテナから放射されるローカル周波数の信号の位相が、前記ローカル周波数の信号の放射方向で共相となるように、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整することを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  4. 前記複数の位相調整部は、前記複数の素子アンテナから放射されるローカル周波数の信号の位相がランダム位相となるように、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整することを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  5. 前記複数の素子アンテナが直線上に配列されており、
    前記複数の位相調整部は、前記複数の素子アンテナから放射されるローカル周波数の信号の位相が、前記複数の素子アンテナの配列順に同相と逆相が繰り返されるように、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整することを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  6. 前記複数の素子アンテナが2次元に配列されており、
    前記複数の位相調整部は、前記複数の素子アンテナから放射されるローカル周波数の信号の位相が、前記複数の素子アンテナの配列において市松模様状で同相と逆相が繰り返されるように、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整することを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  7. 前記複数の位相調整部は、伝送線路で構成されており、前記伝送線路の長さが調整されることで、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  8. 前記ミキサから前記素子アンテナに至る各々の信号経路の一部又は全部が差動線路であり、
    複数の差動線路のうち、一部の差動線路の結線が反転していることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  9. 前記素子アンテナが2つの端子を有する2点給電アンテナであり、
    前記ミキサから前記2点給電アンテナに至る各々の信号経路の一部又は全部が差動線路であり、
    複数の差動線路のうち、一部の差動線路の結線が反転していることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  10. 前記2点給電アンテナの2つの端子と前記差動線路の間に、2本のシングルエンド線路が挿入されていることを特徴とする請求項9記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
  11. ベースバンド信号を発生する第1の信号発生器と、
    ローカル周波数の信号を発生する第2の信号発生器と、
    前記第1の信号発生器から発生されたベースバンド信号の位相を調整する複数の移相器と、
    前記移相器により位相が調整されたベースバンド信号と前記第2の信号発生器から発生されたローカル周波数の信号とを混合して、前記ベースバンド信号と前記ローカル周波数の信号との混合信号を出力する複数のミキサと、
    前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整する複数の位相調整部と、
    前記位相調整部によりローカル周波数の信号の位相が調整された混合信号を空間に放射する複数の素子アンテナと
    を備えたフェーズドアレーアンテナ装置。
  12. 第1の信号発生器が中間周波数の信号を発生する工程と、
    第2の信号発生器がローカル周波数の信号を発生する工程と、
    複数の移相器が、前記第1の信号発生器から発生された中間周波数の信号の位相を調整する工程と、
    複数のミキサが、前記移相器により位相が調整された中間周波数の信号と前記第2の信号発生器から発生されたローカル周波数の信号とを混合して、前記中間周波数の信号と前記ローカル周波数の信号との混合信号を出力する工程と、
    複数の位相調整部が、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整し、フェーズドアレーアンテナを構成している複数の素子アンテナのうち、接続されている素子アンテナに対して、前記ローカル周波数の信号の位相を調整した後の混合信号を出力する工程と
    を有するフェーズドアレーアンテナの制御方法。
  13. 第1の信号発生器がベースバンド信号を発生する工程と、
    第2の信号発生器がローカル周波数の信号を発生する工程と、
    複数の移相器が、前記第1の信号発生器から発生されたベースバンド信号の位相を調整する工程と、
    複数のミキサが、前記移相器により位相が調整されたベースバンド信号と前記第2の信号発生器から発生されたローカル周波数の信号とを混合して、前記ベースバンド信号と前記ローカル周波数の信号との混合信号を出力する工程と、
    複数の位相調整部が、前記ミキサから出力された混合信号に含まれているローカル周波数の信号の位相を調整し、フェーズドアレーアンテナを構成している複数の素子アンテナのうち、接続されている素子アンテナに対して、前記ローカル周波数の信号の位相を調整した後の混合信号を出力する工程と
    を有するフェーズドアレーアンテナの制御方法。
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