JP4423555B2 - 物品搬送設備 - Google Patents
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Description
前記横断コンベア部分が、姿勢変更用の揺動軸心周りでの揺動により、前記物品搬送コンベアにおける搬送方向の搬送上手側と搬送下手側とに隣接するコンベア部分に連なる搬送姿勢と、前記走行経路から退避して前記物品搬送車が前記走行経路を走行することを許容する退避姿勢とに切り換え可能に構成され、前記物品搬送コンベアが、床面側に設置され、前記横断コンベア部分が、搬送方向に沿って連なる状態に並べて設置される一対のコンベア構成部分にて構成され、それらコンベア構成部分の夫々が、前記隣接するコンベア部分に連なる側の端部がコンベア横幅方向に沿う前記揺動軸心周りに揺動可能に支持されて、前記コンベア構成部分の上方側への揺動により前記搬送姿勢から前記退避姿勢になる形態で前記搬送姿勢と前記退避姿勢とに切り換えられるように構成され、前記横断コンベア部分を前記搬送姿勢と前記退避姿勢とに切り換え操作するシリンダ装置が、前記コンベア構成部分とのコンベア連結箇所と床面に立設された支柱における前記コンベア連結箇所より高い支柱連結箇所との間に介装され、前記支柱が、前記搬送姿勢において前記コンベア構成部分よりも前記隣接するコンベア部分が連なる側に位置し、且つ、前記退避姿勢において前記コンベア構成部分が間に位置するように、前記コンベア横幅方向に間隔を隔てて一対設けられている点にある。
また、コンベア構成部分より上方に位置するシリンダ装置の短縮作動によりコンベア構成部分を引き上げ操作して上方側に揺動させるように構成されており、コンベア構成部分の配設高さが低くてもシリンダ装置にてコンベア構成部分を搬送姿勢と退避姿勢とに切り換え操作することができるので、物品搬送コンベアを床面近くの低い箇所に設けることができる。
図1に示すように、物品搬送設備には、物品を搬送する物品搬送コンベア1や走行経路3に沿って自律走行する物品搬送車2が設けられており、物品搬送コンベア1は、物品搬送車2の走行経路3を横断する状態に配設されている。
そして、物品搬送コンベア1は、横幅方向に間隔を隔てた状態に一対設けられており、一方の物品搬送コンベア1の搬送方向と他方の物品搬送コンベア1の搬送方向とが逆方向となるように構成されている。また、物品搬送コンベア1は、一対の走行経路3を横断する状態に配設されており、その一対の走行経路3の一方を走行する物品搬送車2の走行方向と他方を走行する物品搬送車2の走行方向とが逆方向となるように構成されている。
つまり、物品搬送コンベア1は、物品を搬送しない際は、横断コンベア部分6を退避姿勢に切り換えることにより物品搬送車2が走行経路3を走行することが許容され、物品を搬送する際には、横断コンベア部分6を搬送状態に切り換えて横断コンベア部分6を隣接するコンベア部分に連ねて物品を搬送するように構成されている。
従って、上手側コンベア部分4と下手側コンベア部分5との間に横断コンベア部分6が配設されており、物品搬送コンベア1は、物品を上手側コンベア部分4から横断コンベア部分6、下手側コンベア部分5に順次乗り移らせて搬送するように構成されている。
図3に示すように、一対のコンベア構成部分7の夫々における枠体8の外方側の端部には、枠体8から横側方の両側に突出する状態に揺動軸心Xに沿う状態に揺動軸14が備えられ、その揺動軸14の両端部の夫々が、図4に示すように、床面F上にコンベア横幅方向に間隔を隔てて立設された支持部材13に揺動軸心X周りに回動自在に支持されており、もって、前記一対のコンベア構成部分7の夫々が床面Fに立設された支持部材13に前記揺動軸心X周りに揺動自在に支持されている。
従って、一対のコンベア構成部分7の夫々が、外方側の端部に位置する揺動軸心X周りに上方側へ揺動することにより、横断コンベア部分6が観音開きのように搬送姿勢から退避姿勢に切り換えられるように構成されている。
また、図1〜図3に示すように、前記支柱12は、コンベア構成部分7より外方側に位置し且つ上手側コンベア部分4或いは下手側コンベア部分5が間に位置するようにコンベア横幅方向に間隔を隔てて一対設けられており、その支柱12の夫々における内方側の面には、支柱側連結部材18が連結支持されている。そして、一対の支柱側連結部材18における先端箇所を支柱連結箇所18aとしてその夫々にエアーシリンダ11の本体部が連結されている。尚、支柱側連結部材18は、支柱12におけるコンベア構成部分7の搬送面より高い箇所に連結支持されている。
従って、コンベア構成部分7は、エアーシリンダ11の短縮作動にて引き上げ操作されて揺動軸心X周りの上方側への揺動により搬送姿勢から退避姿勢になる形態で、エアーシリンダ11の伸縮作動にて搬送姿勢と退避姿勢とに切り換え操作されるように構成されている。
つまり、前記枠体8の内方側の端部には、搬送姿勢おいて枠体8から下方に突出する状態に車輪支持部材20が連結支持されており、その車輪支持部材20はコンベア横幅方向に一対設けられている。そして、その車輪支持部材20の下端部の夫々にコンベア横幅方向に一対設けられた遊転輪19がコンベア横幅方向の回転軸心Y周りに回転自在に支持されている。
また、図3、図4に示すように、一対の支柱12は、その上端部同士並びに下端部同士が連結部材21にて連結され、一対の支持部材13は、その上下中央部が連結部材21にて連結されている。そして、一対の支柱12と一対の支持部材13とは、コンベア横幅方向に略同じ間隔を隔てて立設されており支柱12と支持部材13とも連結部材21にて連結されている。
従って、遮断機23が起立姿勢に切り換えられている状態では、物品搬送車2はコンベア横断範囲Aに進入することができて走行経路3を走行することが可能となり、遮断機23が水平姿勢に切り換えられている状態では、物品搬送車2はコンベア横断範囲Aに進入することができず走行経路3を走行することが不可能となる。
そして、図8に示すように、物品搬送コンベア1には、前記コンベア横断範囲Aに障害物があるか否かを検出するエリアセンサ37や、物品搬送コンベア1に物品が存在するか否かを検出する存否センサ38や、物品搬送車2に備えられた搬送車側通信装置39との間で通信可能なコンベア側通信装置40が設けられている。また、エリアセンサ37や存否センサ38の検出情報並びにコンベア側通信装置40に伝達される物品搬送車2の位置情報に基づいて物品の搬送や横断コンベア部分6並びに遮断機23の姿勢の切り換えを制御するコンベア制御部H1が設けられている。
前記存否センサ38として、上流側コンベア部分4の下流側端部に物品が存在するか否かを検出する上流存否センサ38aや、横断コンベア部分6に物品が存在するか否かを検出する横断存否センサ38bや、下流側コンベア部分5の上流側端部に物品が存在するか否かを検出する下流存否センサ38cが備えられている。
図7に示すように、物品搬送車2には、車体25にフォークを出退並びに昇降自在な移載装置26が設けられており、フォークを出退並びに昇降させて図外のステーションとの間で物品を受け渡すように構成されている。
そして、車体25の前方側の底部には、上下方向に沿う縦軸心周りに回動可能で且つ走行用モータ27にて回転駆動される駆動車輪28が設けられ、車体25の後方側の底部には、キャスター式の遊転車輪30が設けられ、車体25における駆動車輪28の配設箇所と遊転車輪30の配設箇所との前後中間部の底部には、搬送車横幅方向に沿う軸心周りに回転可能な従動車輪29が設けられている。
前記搬送車制御部H2は、上記のように演算された物品搬送車2の現在位置情報に基づいて、走行経路3に沿って物品搬送車2が走行するように走行用モータ27の作動を制御するとともに、走行用モータ27の回転量を検出するロータリエンコーダ32の検出情報に基づいて、物品搬送車2の走行距離を管理するように構成されている。また、物品搬送車2の位置情報は、搬送車側通信装置39とコンベア側通信装置40との間の通信により物品搬送コンベア1にも伝達される。
物品搬送コンベア1にて物品を搬送しない通常の状態では、横断コンベア部分6は退避姿勢に切り換えられ、遮断機23は起立姿勢に切り換えられており、物品搬送車2はコンベア横断範囲Aに自由に進入することができて走行経路3を走行することが許容されている。
前記横断搬送作動は、遮断機23を起立姿勢から水平姿勢に切り換え操作した後、横断コンベア部分6を退避姿勢から搬送姿勢に切り換え、物品搬送コンベア1の搬送を再開させて、物品を上手側コンベア部分4から下手側コンベア部分5まで搬送させる。
この退避作動は、横断コンベア部分6の搬送作動を停止させ、遮断機23を水平姿勢から起立姿勢に切り換え操作した後、横断コンベア部分6を搬送姿勢から退避姿勢に切り換える。
尚、横断搬送作動中や退避作動中に物品搬送車2がコンベア横断範囲Aに近づいた場合には、物品搬送車2に備えられた前記障害物センサ33にて遮断機23或いは横断コンベア部分6が検出されて、遮断機23や横断コンベア部分6の手前で横断搬送作動並びに退避作動が終了するまで停止されて、物品搬送車2は遮断機23や横断コンベア部分6に接触しないように構成されている。
上記実施の形態では、支持部材13と支柱12とを、床面Fに設けられる連結保持台16に立設して連結保持台16を介して床面Fに立設したが、支持部材13と支柱12とを直接に床面Fに立設させてもよい。
2 物品搬送車
3 走行経路
4 隣接するコンベア部分
5 隣接するコンベア部分
6 横断コンベア部分
7 コンベア構成部分
11 シリンダ装置
13 支持部材
16 連結保持台
17a コンベア連結箇所
18a 支柱連結箇所
19 遊転輪
F 床面
X 揺動軸心
Y 回転軸心
Claims (3)
- 物品を搬送する物品搬送コンベアが、物品搬送車の走行経路を横断する状態に配設され、
前記物品搬送コンベアにおける前記走行経路を横断する状態で位置する横断コンベア部分が、前記走行経路から退避可能に構成されている物品搬送設備であって、
前記横断コンベア部分が、姿勢変更用の揺動軸心周りでの揺動により、前記物品搬送コンベアにおける搬送方向の搬送上手側と搬送下手側とに隣接するコンベア部分に連なる搬送姿勢と、前記走行経路から退避して前記物品搬送車が前記走行経路を走行することを許容する退避姿勢とに切り換え可能に構成され、
前記物品搬送コンベアが、床面側に設置され、
前記横断コンベア部分が、搬送方向に沿って連なる状態に並べて設置される一対のコンベア構成部分にて構成され、それらコンベア構成部分の夫々が、前記隣接するコンベア部分に連なる側の端部がコンベア横幅方向に沿う前記揺動軸心周りに揺動可能に支持されて、前記コンベア構成部分の上方側への揺動により前記搬送姿勢から前記退避姿勢になる形態で前記搬送姿勢と前記退避姿勢とに切り換えられるように構成され、
前記横断コンベア部分を前記搬送姿勢と前記退避姿勢とに切り換え操作するシリンダ装置が、前記コンベア構成部分とのコンベア連結箇所と床面に立設された支柱における前記コンベア連結箇所より高い支柱連結箇所との間に介装され、
前記支柱が、前記搬送姿勢において前記コンベア構成部分よりも前記隣接するコンベア部分が連なる側に位置し、且つ、前記退避姿勢において前記コンベア構成部分が間に位置するように、前記コンベア横幅方向に間隔を隔てて一対設けられている物品搬送設備。 - 前記一対のコンベア構成部分の夫々における遊端側の下端部に、前記搬送姿勢において床面に接地して前記コンベア構成部分を前記搬送姿勢に支持し且つ前記コンベア横幅方向の回転軸心周りに回転自在な遊転輪が設けられている請求項1記載の物品搬送設備。
- 前記一対のコンベア構成部分の夫々が床面に立設された支持部材に前記揺動軸心周りに揺動自在に支持され、
前記支持部材と前記支柱とが、床面に設けられる連結保持台に立設されている請求項1又は2記載の物品搬送設備。
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