JP4422988B2 - 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム - Google Patents

位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4422988B2
JP4422988B2 JP2003290975A JP2003290975A JP4422988B2 JP 4422988 B2 JP4422988 B2 JP 4422988B2 JP 2003290975 A JP2003290975 A JP 2003290975A JP 2003290975 A JP2003290975 A JP 2003290975A JP 4422988 B2 JP4422988 B2 JP 4422988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
correction data
temperature
timing
updated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003290975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005062372A (ja
JP2005062372A5 (ja
Inventor
庸介 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003290975A priority Critical patent/JP4422988B2/ja
Priority to US10/909,322 priority patent/US20050036775A1/en
Priority to CNB2004100563192A priority patent/CN100465762C/zh
Publication of JP2005062372A publication Critical patent/JP2005062372A/ja
Publication of JP2005062372A5 publication Critical patent/JP2005062372A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4422988B2 publication Critical patent/JP4422988B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals

Description

本発明は、対象物、例えば、光学系の焦点調節を行うために移動可能な光学素子の位置を検出するための位置検出装置、位置検出方法、プログラムおよびこれを用いた光学装置、撮像システムに関するものである。
従来、対象物の移動に応じて正弦波状の信号を出力する位置検出素子(磁気抵抗素子(MR素子)等)を用いた位置検出装置では、位置検出素子から出力された複数相の信号成分のうち直線性に優れた信号成分を持つ相を選択して、その信号成分を内挿する演算を行うことで対象物の位置を検出している。以下では、位置検出素子としてMR素子を用いた場合について説明する。
MR素子から出力された複数相の信号は、図2に示すように一般にその振幅および振幅中心のレベルが異なっている。この出力信号を対象物の位置検出に使用した場合には十分な位置検出精度が得られないため、図3に示すように振幅および振幅中心がそろうようにゲイン・オフセットが調整される。
ここで、MR素子の出力のゲイン・オフセットは、個々の製品におけるセンサの組み付け誤差や回路の電気的特性の誤差、通常使用時におけるセンサの温度変化などにより変動する。対象物の位置検出精度を高く保つためには、上記の条件に応じて適切にゲイン・オフセットを調整する必要がある。
この調整を行う方法として、以下の手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、対象物であるレンズをMRセンサの正弦波出力の1波長以上動かし、このときA/Dコンバータから取り込んだセンサ出力の最大値と最小値を半導体メモリなどの記憶手段に記憶させておき、この記憶した値を用いてゲイン・オフセットの調整データを求める。そして、この調整データを用いて、振幅および振幅中心がそろうようにA/Dコンバータから取り込まれたセンサ出力データを加工することでゲイン・オフセットが調整される。
具体的には、記憶されているセンサ出力の最大値をMAX、最小値をMINとすると、調整データであるゲイン(GAIN)、オフセット(OFFSET)は、下記の数式1、数式2で計算される。ただし、RANGEは調整後のデータのダイナミックレンジである。
ここで得られたGAIN、OFFSETおよび、センサ出力(MR)に対して下記の数式3の補正式を適用することにより、ゲイン・オフセットが調整された出力(OUTPUT)が得られる。
そして、上述した調整データを、レンズがMRセンサの正弦波出力の1波長以上動くたびにリアルタイムに更新することで、使用中に環境温度変化が生じた場合でも常に正確な位置検出を行うことができる。
特許第3173531号公報
しかしながら、上述した従来技術において、レンズがMRセンサの正弦波出力の1波長以内の範囲に長時間とどまっている場合には、調整データ(GAIN、OFFSET)の更新が行われない。この間に環境温度が大きく変化すると、MRセンサ出力の最大値および最小値は環境温度に応じて変化する。
具体的には、例えば−5℃の温度環境下でのMRセンサ出力は図4の太い実線で示す正弦波の信号であるのに対し、25℃の温度環境下でのMRセンサ出力は図4の破線で示す正弦波の信号となる。そして、−5℃および25℃におけるセンサ出力の最大値および最小値はそれぞれ、図4に示すMAX1、MIN1およびMAX2、MIN2となる。
ここで、−5℃の温度環境下でレンズが図4の矢印方向に移動してP点に達した状態では、最大値としてMAX1が記憶される。その後、レンズがP点にとどまっている間に環境温度が−5℃から20℃に変化しても、レンズが移動していないために最大値は環境温度変化前のMAX1のままである。
この状態でレンズがさらに図4のQ点に移動すると、その間に最小値として環境温度変化後(25℃)のMIN2が記憶されるとともに、レンズがセンサ出力の1波長以上動いたと判定されて、上記の数式1、数式2によって調整データ(GAIN、OFFSET)が更新される。
しかしながら、このときのMAX、MINとしては、環境温度変化前(−5℃)のMAX1と環境温度変化後(25℃)のMIN2が用いられてしまう。この結果、温度変化に対応した正しい調整データが得られず位置検出の精度が低下するという課題がある。
本発明は、対象物(例えば、レンズ)がセンサ出力の1波長分移動する間にMRセンサ近傍における温度が変化した場合において、上述したような不適切なゲイン・オフセット調整が行われることを防ぎ、位置検出精度の低下を抑制することを目的とする。
本発明の位置検出装置は、対象物の位置変化に応じて周期的な信号を出力するセンサと、該センサから出力される周期的な信号の1波長分の信号から補正データを演算し更新するとともに、当該更新された補正データに基づいた情報とセンサから出力される周期的な信号とから対象物の位置を演算する演算手段と、温度を検出する温度検出センサとを有し、演算手段は、第1のタイミングでセンサから出力される1波長分の信号から補正データを演算し、その後の第2のタイミングでセンサから出力される別の1波長分の信号から補正データを演算する際に、当該第1のタイミングで検出された温度と、その後の第2のタイミングで検出された温度との差が閾値よりも小さい場合には補正データ更新を行い、閾値以上の場合には補正データ更新を行わないことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、対象物の位置を検出するための位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、該位置検出方法は、対象物の位置変化に応じてセンサから出力される周期的な1波長分の信号から補正データを演算し更新するとともに、当該更新された補正データに基づいた情報とセンサから出力される周期的な信号に基づいて対象物の位置を演算する演算ステップと、温度を検出する温度検出ステップとを有し、演算ステップでは、温度検出ステップにおいて第1のタイミングでセンサから出力される1波長分の信号から補正データを演算し、その後の第2のタイミングでセンサから出力される別の1波長分の信号から補正データを演算する際に、当該第1のタイミングで検出された温度と、その後の第2のタイミングで検出された温度との差が閾値よりも小さい場合には補正データ更新を行い、閾値以上の場合には補正データ更新を行わないことを特徴とする。
ここで、検出信号を出力する位置検出センサとして、対象物の位置変化に応じて周期的に変化する複数相の信号を出力する構成とし、対象物の位置を演算する演算手段として、対象物がセンサ出力の1波長分移動する間にセンサ出力信号から得られる最大値データおよび最小値データに基づいてゲイン・オフセット補正値(補正データ)を更新し、この更新されたゲイン・オフセット補正値に基づいた情報とセンサから出力される周期的な信号とから対象物の位置の演算を行う構成とすることができる。この構成においては、最大値データの取得時(第1のタイミングおよび第2のタイミングのうち一方のタイミング)における温度と、最小値データの取得時(第1のタイミングおよび第2のタイミングのうち他方のタイミング)における温度との差が閾値以上であるときに、この最大値データおよび最小値データ(温度が変化したときのセンサ出力)に基づく補正データの更新を禁止することができる。
ここで、温度変化に応じて補正データを記憶する記憶手段を設け、補正データ更新を行わないときに、閾値以上の温度変化に対応した補正データに基づく情報を求め、この補正データに基づいた情報とセンサから出力される周期的な信号とから対象物の位置を演算するようにしてもよい。
一方、位置検出センサを、周期的に着磁されたマグネット部材と、対象物の移動に伴ってマグネット部材と相対的に移動し、移動による磁気変化に応じて複数相の位置検出信号を出力する磁気検出器とで構成することができる。
また、位置検出センサを、周期的に形状が変化する反射面を有した光学スケール部材と、対象物の移動に伴って光学スケール部材と相対的に移動し、投射した光のうち移動によって変化するスケール部材での反射した光の受光量に応じて複数相の位置検出信号を出力する光学検出器とで構成することもできる。
本発明の位置検出装置は、光学系を有する光学装置において、光学系のうち1つの光学素子の位置を検出するために用いることができる。ここで、温度変化に応じて光学系の焦点調節状態を調節する光学装置においては、この温度変化を検出するセンサとして位置検出装置における温度検出センサを用いることができる。このように1つのセンサに2つの機能を兼ね備えるようにして、センサ数を減らすことで光学装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
そして、本発明の位置検出装置は、例えば、光学素子を備えた撮像装置に設けたり、光学素子を備えたレンズ装置と該レンズ装置が着脱可能に装着される撮像装置とで構成される撮像システムにおいて、上記のレンズ装置又は撮像装置に設けたりすることができる。
本願請求項1に記載の位置検出装置又は本願請求項5に記載の位置検出方法は、位置検出センサから出力された検出信号が第2の検出信号であるとき、すなわち、第1のタイミングで検出された温度と、その後の第2のタイミングで検出された温度との差が所定値以上となる検出信号であるとき、第2の検出信号に基づく変換処理を禁止するものである。これにより、温度が大きく変化したときの検出信号に基づいて位置検出に不適切な変換処理が行われるのを防止し、この不適切な変換処理による対象物の位置検出精度が低下するのを抑制することができる。
本願請求項2に記載の位置検出装置又は本願請求項6に記載の位置検出方法によれば、第2の検出信号に基づく変換処理を禁止したときに、補正データによって所定値以上の温度変化に応じた変換データを求め、この変換データを用いて位置検出センサの検出信号の変換処理を行うことで、変換処理された信号(対象物の位置を演算するための信号)を上記の温度変化に対応させることができ、温度変化が生じたときの対象物の位置検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1である位置検出装置を備えたカメラ(光学装置)の構成を示すブロック図である。
図1において、1はカメラであり、2はカメラ1に設けられたレンズ鏡筒である。本実施例および以下の実施例ではレンズ一体型のカメラについて説明するが、本発明はカメラ本体と、このカメラ本体に着脱可能に装着されるレンズ装置とで構成されるカメラシステムについても適用することができる。
3はレンズ鏡筒2内部の撮影光学系である。4は撮影光学系3に含まれるフォーカスレンズ(対象物)であり、図示しない動力伝達機構を介してレンズ駆動モータ15の駆動力を受けることにより光軸方向(図の左右方向)に移動することができる。
5はCCDやCMOSなどの撮像素子であり、撮影光学系3により形成された被写体光学像を受光し、電気信号(画像データ)に変換して出力する。この出力された画像データは映像信号処理回路20にて画像処理(色処理やガンマ補正等)され、磁気テープ、光ディスク、半導体メモリなどで構成される記録媒体21に記録することができる。また、映像信号処理回路20の出力は、LCDなどで構成される表示部22に入力され、この表示部22で映像として表示することができる。
なお、本実施例では、撮像素子を備えたデジタルカメラについて説明しているが、フィルムを用いたカメラにも適用することもできる。
検出マグネット(位置検出センサ)6は、フォーカスレンズ4の光軸方向の移動と一体となって移動するように設置されており、この移動方向に沿って交互に逆極性となるように着磁されている。MRセンサ(位置検出センサ)7は、検出マグネット6に対して所定のギャップをおいて対向するようにレンズ鏡筒2に固定(フォーカスレンズ4の移動方向において固定)されており、フォーカスレンズ4と連動した検出マグネット6の移動による磁界の変化に応じて、サイン波とコサイン波の2相の信号を出力する。
なお、本実施例では、MRセンサ7の出力をサイン波とコサイン波の2相としているが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、3相以上の出力を持っていてもよい。
また、以上の説明ではMRセンサ7がレンズ鏡筒2に固定され、検出マグネット6がフォーカスレンズ4と連動して移動する構成としたが、検出マグネット6をレンズ鏡筒2に固定し、MRセンサ7がフォーカスレンズ4と連動して移動するように構成してもよい。
MRセンサ7の出力はアンプ8a、8bにより増幅され、サンプルホールド回路9a、9bを経てA/Dコンバータ10によりデジタル変換される。このようにして取り込まれたMRセンサ出力は、ゲイン・オフセット調整部(変換手段)11にてゲイン・オフセットが調整された後、位置演算部(演算手段)12にてフォーカスレンズ4の位置が演算される。得られたレンズ位置データはレンズ制御部13に送られ、レンズ位置のサーボ制御に用いられる。
レンズ制御部13は駆動回路14に駆動信号を与えることで、レンズ駆動モータ15を駆動し、フォーカスレンズ4の位置を制御することができる。なお、フォーカスレンズ4は図示しないオートフォーカス制御(例えば、公知の位相差検出方式やコントラスト検出方式による制御)により、映像信号が合焦する位置に移動するように制御される。
調整データ記憶部18はDRAMなどの揮発性の半導体記憶素子により構成されており、MRセンサ出力のゲイン・オフセットや、正弦波出力の最大値・最小値などの調整データが記憶保持される。ゲイン・オフセット調整部11は調整データ記憶部18から調整データを読み出し、上記の数式3によりMRセンサ出力のゲイン・オフセット調整を行う。
調整データ記憶部19はROMやEEPROMなどの不揮発性の半導体記憶素子により構成されており、後述する温度変化量の閾値などの固定データが記憶保持される。
さらに、レンズ鏡筒2には、MRセンサ7周辺の温度を計測するための温度センサ(温度検出センサ)16が備えられており、温度センサ16の出力信号はアンプ8c、サンプルホールド回路9cを経てA/Dコンバータ10によりデジタル変換される。ここで、温度センサ16を温度ピントずれの補正用温度センサとして併用することができる。すなわち、フォーカスレンズ4の光軸方向における合焦位置は環境温度に応じてずれる場合があるため、この環境温度を検出することでフォーカスレンズ4の合焦位置を補正することができる。このように1つのセンサ16に2つの機能を兼ね備えることにより、各機能を備えたセンサをそれぞれ設ける場合に比べてカメラ1を小型化したり、コストを削減したりすることができる。
図1中の一点鎖線で囲んだ領域内の構成要素は、カメラ1の動作の各種制御を行うカメラCPU17内にハードウェアまたはソフトウェアとして構成されている。ただし、本発明はこれに限られるものではなく、サンプルホールド回路9a、9b、9cやA/Dコンバータ10がカメラCPU17の外部に設けられていてもよく、また調整データ記憶部18、19がCPU17に内蔵されていてもよい。
次に、MRセンサ出力のゲイン・オフセット調整処理について、図5に示すフローチャートに従って説明する。以下の処理は、MRセンサ7から出力された複数相の信号それぞれについて行われる。
まず、ステップS02にてMRセンサ出力の最大値・最小値データを初期化する。具体的には、最大値データとしてA/Dコンバータ10の入力データの最小値、最小値データとしてA/Dコンバータ10の入力データの最大値をセットし、調整データ記憶部18に記憶しておく。
次に、ステップS03にて、フォーカスレンズ4の現在位置X0を調整データ記憶部18に記憶させる。この位置データは後のステップS09で、レンズ4が1波長分以上移動したかどうかの判定に用いる。
次に、ステップS04でMRセンサ7の出力をサンプリングし、さらにステップS05で温度センサ16の出力をサンプリングする。
さらに、ステップS06にて、MRセンサ出力の最大値・最小値をホールドする処理を行う。具体的には、調整データ記憶部18に記憶された最大値・最小値データとMRセンサ出力のA/D変換値を比較する。そして、MRセンサ出力のA/D変換値が予め記憶された最大値データより大きければ、このA/D変換値を最大値データとして置き換え、A/D変換値が予め記憶された最小値データより小さければ、このA/D変換値を最小値データとして置き換えて調整データ(最大値データ又は最小値データ)を更新する。いずれでもない場合には、最大値・最小値データは更新しない。
このようにすることで、MRセンサ出力の最大値・最小値データが調整データ記憶部18に保持される。加えて、ステップS07にて、最大値データが更新された際(第1のタイミングおよび第2のタイミングのうち一方のタイミング)の温度THOLD_MAXおよび最小値データが更新された際(第1のタイミングおよび第2のタイミングのうち他方のタイミング)の温度THOLD_MINを調整データ記憶部18に記憶させる。
ステップS08では、MRセンサ出力が、振幅中心レベルと交差したか否かを判定する。MRセンサ7から出力された正弦波状の信号は、半波長ごとに振幅中心レベルと交差するため、この判定によりレンズ4の移動量を半波長単位で検出できる。具体的な処理としては、上記の数式3によりゲイン・オフセット調整されたMRセンサ出力のデータの符号が正から負、もしくは負から正に切り替わったかどうかにより交差の判定を行う。
ここで、振幅中心レベルと交差していない場合には、レンズ4はまだ半波長分移動していないため、ステップS04に戻る。一方、交差したと判定した場合には、ステップS09に進む。
ステップS09では、ステップS03で記憶したレンズ位置X0と、移動後における現在のレンズ位置の差の絶対値(レンズ4の移動距離)がMRセンサ出力の1波長分に相当する距離以上であるか否かを判定する。上述したステップS08の判定では、レンズ4が半波長移動したのか、1波長移動したのか、または前回交差した位置に戻ったのか判別できない。そこで、ステップS09でレンズ移動量が1波長分であるかどうかを判定する。
ここで、レンズ4が1波長分移動していない場合にはステップS04に戻る。一方、レンズ4が1波長分移動したと判定した場合にはステップS10に進む。
ステップS10では、温度センサ16の出力に基づいて現在の温度(調整データ作成時の温度)を検出するとともに、この検出した温度と、ステップS07で記憶した最大値データに対応する温度THOLD_MAXの差の絶対値が所定の閾値TTHRESHOLDより小さいかどうかを判定する。この閾値TTHRESHOLDは、MRセンサ出力のゲイン・オフセットを調整する上で、MRセンサ出力のずれを許容できる温度範囲を示すものであり、不揮発性の調整データ記憶部19に記憶保持されている。
ここで、温度差が閾値TTHRESHOLDより大きければ、現在ホールドされているMRセンサ出力の最大値データは、温度変化によりゲイン・オフセット調整に適さないものとなっていることになる。この場合には、ゲインおよびオフセットの調整データの更新は行わずにステップS02に戻り、最大値・最小値データを再初期化する。一方、温度差が閾値TTHRESHOLDより小さければ、現在ホールドされている最大値データは、ゲイン・オフセット調整に適正であることから、ステップS11に進む。
ステップS11では、ステップS10と同様に、温度センサ16にて検出された現在温度(調整データ作成時の温度)と、ステップS07で記憶した最小値データに対応した温度THOLD_MINの差の絶対値が所定の閾値TTHRESHOLDより小さいかどうかを判定する。
ここで、温度差が閾値TTHRESHOLDより大きければ、現在ホールドされているMRセンサ出力の最小値データは、温度変化によりゲイン・オフセット調整に適さないものとなっていることになる。この場合には、ゲインおよびオフセットの調整データの更新は行わずにステップS02に戻り、最大値・最小値データを再初期化する。一方、温度差が閾値TTHRESHOLDより小さければ、現在ホールドされている最小値データは、ゲイン・オフセット調整に適正であることから、ステップS12に進む。
ステップS12では、調整データ記憶部18に記憶された最大値・最小値データに基づいて上記の数式1、数式2による調整データの計算を行い、ステップS13で調整データ記憶部18の調整データ(GAIN、OFFSET)を更新する。
上述したフローチャートによれば、フォーカスレンズ4がMRセンサ出力の1波長分移動する間に、閾値TTHRESHOLDを超える大きな温度変化があった場合には、このとき得られたMRセンサ出力(第2の検出信号)に基づくゲイン・オフセット調整を禁止することになる。すなわち、上記のMRセンサ出力の最大値データ・最小値データから求められるゲインおよびオフセットの調整データの更新を禁止することにより、位置検出に不適切なゲイン・オフセット調整が行われるのを防止することができる。
一方、閾値TTHRESHOLDを超えない温度変化である場合には、このとき得られたMRセンサ出力(第1の検出信号)に基づいてゲイン・オフセット調整を行うことになる。すなわち、上記のMRセンサ出力の最大値データ・最小値データからゲインおよびオフセットの調整データを求め、この調整データに基づいてMRセンサ出力のゲイン・オフセット調整を行う。
次に、本発明の実施例2である位置検出装置を備えたカメラ(光学装置)について説明する。本実施例におけるカメラの構成は、実施例1で説明したカメラの構成と同様であり、同じ構成要素については同一符号を付して説明を省略する。以下、実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例は、不揮発性の調整データ記憶部19に、温度変化に対するMRセンサ出力のゲイン・オフセットの変動率データをあらかじめ保持させておき、ゲインおよびオフセットの調整データの更新を行わなかったときに、温度変化および変動率データに基づいてゲインおよびオフセットの調整データを補正するものである。そして、この補正した調整データに基づいてゲイン・オフセットの調整を行う。
以下に、環境温度変化に対するMRセンサ出力のゲイン・オフセット変動を調整する処理について説明する。なお、ゲインとオフセットの調整処理の内容はほぼ共通であるので、以下ではゲインの調整処理について説明し、オフセットの調整処理についての説明は固有の部分を除き省略する。
まず、MRセンサ7の出力の振幅および振幅中心が図6、図7に示すように温度に対して直線的に変化すると近似したときのゲインの調整処理を説明する。
まず、センサ特性試験にて図6に示すように、基準温度Tにおける振幅を基準(振幅変動率=1)としたときの振幅の温度変動率の傾きKTG[1/℃]を求めておき、不揮発性の調整データ記憶部19に記憶させておく。
そして、図8に示すフローチャートに従ってゲインの調整処理を行う。なお、ステップS01〜ステップS13については、実施例1(図5のフローチャート)と同様の処理を行う。
ここで、ゲイン調整データの計算を行うステップS12では、上記の数式1に替えて下記の数式4により基準温度Tでのゲイン(GAIN)を計算し、このゲイン調整データを調整データ記憶部18に記憶する。
数式4において、TINITは、GAINを取得する際に温度センサ出力をサンプリングして得た温度である。また、同式中のMAX、MINはそれぞれ、TINITにおけるMRセンサ出力の最大値および最小値を示す。
このゲイン調整データ(GAIN)を用いた温度補正処理は以下のように行われる。
図8のステップS10又はステップS11において、温度センサ16にて検出された現在温度(ゲイン調整データ作成時における検出温度)と、ステップS07で記憶した最大値データ又は最小値データに対応する温度(THOLD_MAX、THOLD_MIN)の差の絶対値が所定の閾値TTHRESHOLDよりも大きいと判断した場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、下記の数式5により調整データ作成時における温度T(検出温度がTINITからTに変化した場合)に対応したゲイン(GAIN)を求める。
そして、上記の数式5で得られたゲイン調整データを用いてゲイン・オフセット調整部11にてゲインの調整を行う。ここで、温度変化がない場合には、T=TINITとなり、数式5は数式1と同じ式となる。
一方、オフセット調整データについても、上述したゲイン調整データと同様の処理を行う。すなわち、オフセット調整データについては、上記の数式4の代わりに下記の数式6を用いるとともに、上記の数式5の代わりに下記の数式7を用いることで温度補正処理されたオフセット調整データを得る。そして、このオフセット調整データに基づいてオフセットの調整を行う。
数式6、7において、KTOFFS [1/℃]は、図7に示すように基準温度Tにおける振幅中心を基準とした振幅中心の温度変動率の傾きであり、この変動率データはセンサ特性試験にて求めておき、不揮発性の調整データ記憶部19に記憶させておく。また、TINITは、OFFSETを取得する際に温度センサ出力をサンプリングして得た温度である。また、同式中のMAX、MINはそれぞれ、TINITにおけるMRセンサ出力の最大値および最小値を示す。
以上の処理により、環境温度変化によるMRセンサ出力の変動に対しても温度変化を考慮に入れたゲインおよびオフセット調整データ(所定値以上の温度変化に対応した変換データ)を得ることができ、この調整データに基づいて適切なゲイン・オフセット調整を行うことができる。
以上の説明においては、MRセンサ7の出力の振幅および振幅中心が温度に対して直線的に変化すると近似したときのゲイン・オフセット調整について述べた。
しかし、MRセンサ7およびアンプ回路8a、8bなどの特性によっては、温度に対してMRセンサ7の出力振幅が曲線的に変化し、直線による近似では不十分な場合も想定される。以下ではこのような場合におけるゲインの調整方法について説明する。
まず、基準温度Tにおける振幅を基準とした振幅の温度変動率(曲線的に変化するグラフ)をセンサ特性試験にて求め、曲線的な変化を図9に示すように折れ線LTG(1)〜LTG(N)にて近似する。
この変動率データをもとに、振幅の温度変動率の折れ点(図9中の丸印で示す)における温度TG(k)および、下記の数式8、9に示すKTG(k)、BTG(k)のデータを、k=1〜Nについてそれぞれ不揮発性の調整データ記憶部19に記憶させておく。
ここで、KTG(k)[1/℃]は折れ線LTG(k)の傾きであり、BTG(k)は折れ線LTG(k)をT=Tまで延長したときの切片である。また、W(k)は振幅の温度変動率の折れ点における振幅変動率である。
そして、図8のステップS12でのゲイン調整データの計算の際に、上記の数式1に替えて下記の数式10にて基準温度Tでのゲイン(GAIN)を計算して、この値を調整データ記憶部18に記憶する。数式10において、TINITは、GAINを取得する際に温度センサ出力をサンプリングして得た温度であり、KTG(k)、BTG(k)はk=1〜NのうちTG(k)<TINIT<TG(k+1)となるような折れ点での傾きおよび切片データである。
この調整データ(GAIN)を用いた温度補正処理は以下のように行われる。
図8のステップS10又はステップS11において、調整データ作成時の検出温度と、ステップS07で記憶された最大値データ又は最小値データに対応した温度(THOLD_MAX、THOLD_MIN)の差の絶対値が所定の閾値TTHRESHOLDよりも大きいと判定した場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、k=1〜NのうちTG(k)<T<TG(k+1)となるようなKTG(k)、BTG(k)を調整データより求め、下記の数式11により調整データ作成時の温度Tに対応するゲイン(GAIN)を求める。
このようにして得られたGAINを用いてゲイン・オフセット調整部11にてゲインの調整を行う。
また、オフセットの調整についても、上述したゲインの調整と概ね同様である。すなわち、まず基準温度Tにおける振幅中心を基準とした振幅中心の温度変動率(曲線的に変化するグラフ)をセンサ特性試験にて求め、曲線的な変化を図10に示すように折れ線LTM(1)〜LTM(N)にて近似する。
この変動率データをもとに、振幅中心の温度変動率の折れ点(図10の丸印で示す)における温度TM(k)、下記の数式12、13に示すKTOFFS(k)、BTOFFS(k)のデータを、k=1〜Nについてそれぞれ不揮発性の調整データ記憶部19に記憶させておく。
ここで、KTOFFS(k)[1/℃]は折れ線LTM(k)の傾きであり、BTOFFS(k)は折れ線LTM(k)をT=Tまで延長したときの切片である。また、M(k)は振幅中心の温度変動率の折れ点における振幅変動率である。
そして、上記の数式10の代わりに下記の数式14を用い、上記の数式11の代わりに下記の数式15を用いることでゲインの場合と同様の調整を行う。
以上の処理により、環境温度変化によるMRセンサ出力の変動が曲線的に変化し、直線による近似では不十分な場合に対してもMRセンサ出力の曲線的な変動に対応した適切なゲイン・オフセット調整を行うことができる。
本実施例によれば、実施例1と同様にゲインおよびオフセットの調整データの更新を禁止するため、温度変化により不適切なゲイン・オフセット調整が行われるのを防止することができる。しかも、ゲインおよびオフセットの調整データの更新を禁止したときに、温度変化およびゲイン・オフセットの変動率データを用いてゲインおよびオフセットの調整データの温度補正を行うため、実施例1に比べてレンズの位置検出精度の低下をさらに抑制することができる。
次に、本発明の実施例3である位置検出装置を備えたカメラついて説明する。図11は本実施例におけるカメラの構成を示すブロック図である。本実施例は、上述した実施例1、2に対して位置検出装置の構成が異なっており、検出マグネット6およびMRセンサ7に代えて光学スケール30および光学エンコーダ31を用いている。なお、図11において、上述した実施例で説明した構成要素と同じものについては同一符号を付して説明を省略する。
光学エンコーダ31は、発光部と受光部とを備え、発光部から照射した光を光学スケール30で反射させ、受光部で検出した光量に応じた信号を出力する。光学スケール30は、光軸に平行な方向に周期的に形状(向き)が変化する反射面を有する。
そして、光学スケール30の形状および光学エンコーダ31からの受光信号の処理により、MRセンサと同様の正弦波信号を発生させることができる。したがって、実施例1、2での説明と同様の位置検出方法およびゲイン・オフセット調整方法を適用することができる。具体的な処理については、上述した実施例1、2と同じであるので、説明は省略する。
なお、上述した各実施例では、カメラの撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ4の位置検出について説明したが、本発明はフォーカスレンズ以外の可動光学素子(例えば、ズームレンズ)や、光学素子以外の可動対象物の位置検出を行う装置に適用することができる。
実施例1におけるカメラの構成を示す図である。 ゲイン・オフセットが未調整のMRセンサ出力の状態を示す図である。 ゲイン・オフセットが調整済みのMRセンサ出力の状態を示す図である。 環境温度変化によるMRセンサ出力の最大値・最小値の変化を示す図である。 実施例1におけるゲイン・オフセット調整処理を示すフローチャートである。 MRセンサ出力の振幅の温度に対する直線的な変動特性を示す図である。 MRセンサ出力の振幅中心の温度に対する直線的な変動特性を示す図である。 実施例2におけるゲイン・オフセット調整処理を示すフローチャートである。 MRセンサ出力の振幅の温度に対する曲線的な変動特性を示す図である。 MRセンサ出力の振幅中心の温度に対する曲線的な変動特性を示す図である。 実施例3におけるカメラの構成を示す図である。
符号の説明
1 カメラ
2 レンズ鏡筒
3 撮影光学系
4 フォーカスレンズ
5 撮像素子
6 検出マグネット
7 MRセンサ
8a、8b、8c アンプ
9a、9b、9c サンプルアンドホールド回路
10 A/Dコンバータ
11 ゲイン・オフセット調整部
12 位置演算部
13 レンズ制御部
14 駆動回路
15 レンズ駆動モータ
16 温度センサ
17 カメラCPU
18 調整データ記憶部(揮発性)
19 調整データ記憶部(不揮発性)
30 光学スケール
31 光学エンコーダ

Claims (6)

  1. 対象物の位置変化に応じて周期的な信号を出力するセンサと、
    前記センサから出力される周期的な信号の1波長分の信号から補正データを演算し更新するとともに、当該更新された補正データに基づいた情報と前記センサから出力される周期的な信号とから前記対象物の位置を演算する演算手段と、
    温度を検出する温度検出センサとを有し、
    前記演算手段は、第1のタイミングで前記センサから出力される1波長分の信号から前記補正データを演算し、その後の第2のタイミングで前記センサから出力される別の1波長分の信号から前記補正データを演算する際に、当該第1のタイミングで検出された温度と、その後の前記第2のタイミングで検出された温度との差が閾値よりも小さい場合には前記補正データ更新を行い、前記閾値以上の場合には前記補正データ更新を行わないことを特徴とする位置検出装置。
  2. 温度変化に応じて前記補正データを記憶する記憶手段を有しており、
    前記演算手段は、前記補正データ更新を行わないときに、前記閾値以上の温度変化に対応した補正データに基づく情報を求め、この補正データに基づいた情報と前記センサから出力される周期的な信号とから前記対象物の位置を演算することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記補正データは、前記第1及び第2のタイミングでの信号の相対関係に基づく前記検出信号のゲイン及びオフセット補正であることを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 光学系と、この光学系のうち少なくとも1つの光学素子の位置を検出する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の位置検出装置とを有することを特徴とする光学装置。
  5. 移動可能な光学素子を有するレンズ装置と、このレンズ装置が着脱可能に装着される撮像装置とを備えた撮像システムであって、
    前記光学素子の位置変化に応じて周期的な信号を出力するセンサと、
    前記センサから出力される周期的な信号の1波長分の信号から補正データを演算し更新するとともに、当該更新された補正データに基づいた情報と前記センサから出力される周期的な信号とから前記光学素子の位置を演算する演算手段と、
    温度を検出する温度検出センサとを有し、
    前記演算手段は、第1のタイミングで前記センサから出力される1波長分の信号から前記補正データを演算し、その後の第2のタイミングで前記センサから出力される別の1波長分の信号から前記補正データを演算する際に、当該第1のタイミングで検出された温度と、その後の前記第2のタイミングで検出された温度との差が閾値よりも小さい場合には前記補正データ更新を行い、前記閾値以上の場合には前記補正データ更新を行わないことを特徴とする撮像システム。
  6. 対象物の位置を検出するための位置検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記位置検出方法は、
    対象物の位置変化に応じてセンサから出力される周期的な1波長分の信号から補正データを演算し更新するとともに、当該更新された補正データに基づいた情報と前記センサから出力される周期的な信号に基づいて前記対象物の位置を演算する演算ステップと、
    温度を検出する温度検出ステップとを有し、
    前記演算ステップでは、前記温度検出ステップにおいて第1のタイミングで前記センサから出力される1波長分の信号から前記補正データを演算し、その後の第2のタイミングで前記センサから出力される別の1波長分の信号から前記補正データを演算する際に、当該第1のタイミングで検出された温度と、その後の前記第2のタイミングで検出された温度との差が閾値よりも小さい場合には前記補正データ更新を行い、前記閾値以上の場合には前記補正データ更新を行わないことを特徴とするプログラム。
JP2003290975A 2003-08-08 2003-08-08 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム Expired - Fee Related JP4422988B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290975A JP4422988B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム
US10/909,322 US20050036775A1 (en) 2003-08-08 2004-08-03 Position detection apparatus, optical apparatus, image-taking system, position detection method and program
CNB2004100563192A CN100465762C (zh) 2003-08-08 2004-08-06 位置检测装置、光学装置、位置检测方法以及摄像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290975A JP4422988B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005062372A JP2005062372A (ja) 2005-03-10
JP2005062372A5 JP2005062372A5 (ja) 2006-09-21
JP4422988B2 true JP4422988B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=34131615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003290975A Expired - Fee Related JP4422988B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20050036775A1 (ja)
JP (1) JP4422988B2 (ja)
CN (1) CN100465762C (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019897A1 (ja) * 2003-08-21 2005-03-03 Konica Minolta Opto, Inc. 撮像装置
JP3927934B2 (ja) * 2003-09-02 2007-06-13 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法
JP4467958B2 (ja) * 2003-11-19 2010-05-26 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法
WO2006019094A1 (ja) * 2004-08-19 2006-02-23 Sony Corporation レンズ位置検出装置、レンズ鏡筒および撮像装置
JP4862303B2 (ja) * 2005-07-11 2012-01-25 ソニー株式会社 像ぶれ補正装置の製造方法
CN100543573C (zh) * 2005-09-23 2009-09-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 位置辨别机构和应用其的镜头
US7733586B2 (en) * 2008-05-16 2010-06-08 Ffei Limited Lens positioning assembly
DE112010005022B4 (de) * 2009-12-28 2014-09-18 Showa Corporation Relativwinkel-Detektionsvorrichtung, Drehwinkel-Detektionsvorrichtung, Relativwinkel-Detektionsverfahren und Drehwinkel-Detektionsverfahren
JP5479435B2 (ja) * 2011-01-31 2014-04-23 日本電産コパル株式会社 レンズ駆動装置及び撮像装置
US9395391B2 (en) 2013-03-15 2016-07-19 Allegro Microsystems, Llc Magnetic field sensor and associated method that can store a measured threshold value in a memory device during a time when the magnetic field sensor is powered off
US10845434B2 (en) 2012-01-06 2020-11-24 Allegro Microsystems, Llc Magnetic field sensor having a temperature compensated threshold on power up
US8736260B2 (en) 2012-01-06 2014-05-27 Allegro Microsystems, Llc Magnetic field sensor and associated method that can establish a measured threshold value and that can store the measured threshold value in a memory device
JP5793130B2 (ja) * 2012-10-26 2015-10-14 旭化成エレクトロニクス株式会社 線形運動デバイスの制御装置及びその制御方法
JP6182899B2 (ja) * 2013-02-27 2017-08-23 株式会社ニコン レンズ装置、レンズ移動方法、および撮像装置
KR102508248B1 (ko) * 2015-08-20 2023-03-08 삼성전자주식회사 중력 및 온도 센서를 이용한 카메라의 자동 초점 조절 방법, 카메라 제어 장치, 및 카메라 시스템
JP6702624B2 (ja) * 2015-11-12 2020-06-03 アルプスアルパイン株式会社 温度センサおよび位置検出装置
JP6529608B2 (ja) * 2015-12-18 2019-06-12 旭化成エレクトロニクス株式会社 駆動装置、レンズユニット、デバイス、補正方法、およびプログラム
WO2018011857A1 (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP6515960B2 (ja) * 2017-07-27 2019-05-22 株式会社ニコン レンズ駆動装置、レンズ駆動方法、および撮像装置
WO2020054026A1 (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 株式会社東芝 構造物評価システム、構造物評価装置及び構造物評価方法
JP6690105B1 (ja) * 2018-10-31 2020-04-28 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、撮像装置、システム、制御方法、及びプログラム
CN111294511B (zh) * 2020-02-06 2021-12-14 北京小米移动软件有限公司 相机模组的对焦方法及装置、存储介质
CN113452884B (zh) * 2021-06-25 2022-11-29 维沃移动通信(杭州)有限公司 摄像模组及电子设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5294990A (en) * 1989-07-14 1994-03-15 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic still camera
JPH03173531A (ja) * 1989-12-01 1991-07-26 Hitachi Ltd 磁気共鳴イメージング装置の渦電流補償方法及び渦電流補償装置
JP3173531B2 (ja) * 1992-09-18 2001-06-04 ソニー株式会社 位置検出方法
US6473126B1 (en) * 1996-12-09 2002-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Focusing information detecting device, focus detecting device and camera utilizing the same
US20020124663A1 (en) * 1999-04-07 2002-09-12 Yoshitomo Tokumoto Rotational angle detecting device, torque detecting device and steering apparatus
US6906511B2 (en) * 2001-05-08 2005-06-14 Analog Devices, Inc. Magnetic position detection for micro machined optical element

Also Published As

Publication number Publication date
CN100465762C (zh) 2009-03-04
US20050036775A1 (en) 2005-02-17
JP2005062372A (ja) 2005-03-10
CN1591158A (zh) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4422988B2 (ja) 位置検出装置、光学装置、撮像システムおよびプログラム
US8284275B2 (en) Lens barrel and imaging apparatus
US8908085B2 (en) Tracking controllable image pickup apparatus
US9606371B2 (en) Image pickup apparatus and control method
US6954589B2 (en) Lens control apparatus, lens control method and camera
US6873148B2 (en) Position detecting apparatus, and optical apparatus comprising this and position detecting method
JPH11271831A (ja) 交換レンズ及びブレ補正カメラ
JP4957479B2 (ja) 手振れ補正制御装置、及びそれを備えたカメラボディ、交換レンズ
US9973684B2 (en) Lens control apparatus and control method
EP2372430B1 (en) Image pickup lens, image pickup apparatus, and lens controlling method
JP2006220758A (ja) ぶれ補正装置、光学機器およびぶれ補正装置の制御方法
JP6039212B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置及び像ブレ補正装置の制御方法
JP4599820B2 (ja) 像ブレ補正装置
JP2005003559A (ja) 位置検出装置、光学装置および位置検出方法
US11617494B2 (en) Endoscope system, processor, calibration apparatus, and endoscope
JP2013054264A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2006227274A (ja) 撮像装置
JP4612886B2 (ja) レンズ装置および撮像システム
JP4632423B2 (ja) 位置制御装置、位置制御方法及び光学装置
JP6368605B2 (ja) 位置検出装置及びそれを備えた駆動装置
JP5368237B2 (ja) 温度補正量修正システムおよびその動作制御方法
US11829000B2 (en) Optical apparatus, its control method, and storage medium
JP2004037121A (ja) 位置検出装置、これを備えたレンズおよび位置検出方法
JP2005010207A (ja) 手振れ補正装置
JP2015194578A (ja) 光学機器、補正方法および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060808

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081023

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20081201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees