JP4422368B2 - 温室栽培装置 - Google Patents
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- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温室でいちごなどを栽培ベッドで栽培するための温室栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス室あるいはビニールハウスからなる温室を利用した温室栽培において、例えば、いちごの場合、土面に形成した畝にいちごを植えて栽培するやり方がまだ多い。そのため、作業姿勢が中腰や腰を下ろした状態での作業となるために、作業がきついという問題がある。また、土面栽培なので害虫が付き易く、良い作物ができない、あるいは土面のために温度管理が難しいという欠点があった。
【0003】
そこで、温室内に、架台を設けて地上から作業し易い腰の高さのレベルに栽培ベッドを設け、腰を曲げることなく立った状態で楽な姿勢で作業ができるようにした高設栽培が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の栽培ベッドを利用した温室栽培では、複数列の栽培ベッドのそれぞれの間に、作業者が作業できる幅を有する作業用通路を配置しなくてはならないため、その分限られた面積の温室内に配置する栽培ベッドの列数が制限されので、栽培量が限られている。
【0005】
また、例えば、いちごを栽培する場合、実のついたツルが栽培ベッドの両側に伸びて垂れるが、いちごの種類によってはツルが硬くて折れるため、栽培ベッドの両側に実とツルを支えるための支持板を設ける必要がある。そのために作業用通路が狭くなるので、作業用通路を確保するために栽培ベッドの列数を減らす必要が生じる。その結果、栽培面積が減少して栽培量が減少するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、楽に作業できるとともに、栽培面積を従来より多くすることができる温室栽培装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の温室栽培装置は、温室の天井より手作業高さのレベルにモータを備えていない状態で車輪を介してハンガーレールに吊り下げられて複数列に平行に配置されるとともに列の方向に移動自在の栽培ベッドと、栽培ベッドの列の方向と直交する方向に沿って温室の天井に配置された移動用フレームと、移動用フレームに走行自在に支持された移動用車輪と、移動用車輪を回転させ移動用車輪とともに栽培ベッドから独立して前進後退するモータと、移動用車輪の下部に取り付けられ、移動させたい栽培ベッドに磁着させて固定し、栽培ベッドを移動させて所望の箇所に作業通路を形成する電磁石からなる栽培ベッド固定部材とで構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の温室栽培装置の平断面図、図2は同正面図である。
【0010】
ガラス室あるいはビニールハウスからなる温室1には、複数列に栽培ベッド2が平行に移動自在に配置されている。各栽培ベッド2は、温室1の天井に設けられたハンガーレール3に支持された走行自在の車輪4が取り付けられたフレーム5により吊り下げられている。
【0011】
各栽培ベッド2は、従来の栽培ベッド2と同様に腰の高さ、即ち手作業の高さのレベルにして、楽に作業できるようにし、また、水・養分供給パイプ6、排水パイプ7、排水受け8が設けられており、これらは、各栽培ベッド2が移動するので、伸縮自在に形成されている。
【0012】
平行に配置された各栽培ベッド2は、その長手方向と直交する短手方向、すなわち列の方向に移動する。栽培ベッド2の移動方向に直交して、作業できる幅を有する作業通路9の一つ分のスペースを確保する。各栽培ベッド2間には作業のための間隔を確保する必要はなく、詰めた状態で配列する。
【0013】
図3は本発明の栽培ベッドの移動装置を示す概略図である。
【0014】
各栽培ベッド2のフレーム5の上部には、それぞれ駆動装置としてモータ10が配置され、このモータ10の回転駆動軸11には平歯車12が取り付けられている。この平歯車12は、温室1の上部に設けられた短手方向に伸びるラック13に噛み合っている。栽培ベッド2のフレーム5は、車輪4を介してハンガーレール3に吊り下げられているので、モータ10の回転によりラック13に噛み合っている平歯車12が回転してラック13に沿って移動し栽培ベッド2が移動する。
【0015】
したがって、作業を必要とする栽培ベッド2の片側に作業用通路9を形成したい場合、モータ10を駆動して栽培ベッド2を移動させて、対象となる栽培ベッド2の側方に作業用通路9のスペースを形成することが可能となる。なお、移動させる栽培ベッド2は、現在形成されている作業通路9の位置に従って選択し、順方向あるいは逆方向に移動させればよい。
【0016】
図4は本発明の栽培ベッドの移動装置を示す概略図である。
【0017】
前記実施例の移動装置は各栽培ベッドにモータを設けたものであるが、本実施例では1台のモータで栽培ベッドを移動させるように構成したものである。
【0018】
移動用フレーム14に移動用車輪15が走行自在に支持され、移動用車輪15は移動用車輪15を回転させるモータ10とともに栽培ベッド2から離れて独立して前進後退することができる。移動用車輪15の下部には電磁石からなる栽培ベッド固定部材16が取り付けられ、栽培ベッド固定部材16は、栽培ベッド2の鋼板あるいは鋼製フレームに磁着する。
【0019】
栽培ベッド2のフレーム5は、図4には示していないが、図3あるいは図4においてモータを備えていない状態で、車輪を介してハンガーレール3に吊り下げられている。
【0020】
以上の構成により、移動させたい栽培ベッド2の位置に、モータ10を駆動させて移動用車輪15を移動用フレーム14の上を走行させて栽培ベッド固定部材16を停止させ、次いで、電磁石を作動させて栽培ベッド固定部材16を栽培ベッド2に磁着させて固定する。その後、モータ10を駆動させて移動用車輪15を移動用フレーム14の上を走行させて栽培ベッド2を移動させて、所望の箇所に作業通路を形成する。
【0021】
なお、前記各実施例ではでは、栽培ベッドの移動をモータにより行うように構成したが、他の移動機構で行うようにしてもよく、また、手動で押したりあるいは引いたりして移動できるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の温室栽培装置によれば、栽培ベッドを移動させて作業通路を1ケ所に形成するだけでよく、他の栽培ベッドは詰めて従来より多く配置することができるために栽培面積が増え、栽培量を増やすことができるので、温室のランニングコストを低減させることができる。
【0023】
また、栽培ベッドが宙吊りにされて温室上部のハンガーレールに沿って移動するので、土面にレールを設けて走行させる場合に起こる作業人の足をレールと車輪の間に挟むことがなく、また、土面に障害物があってもスムーズに移動することができる。
【0024】
さらに、栽培ベッドを腰の高さ間で上げることで、作業が楽になり、さらに、栽培ベッドが宙吊りのために害虫を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の温室栽培装置の平断面図である。
【図2】 本発明の温室栽培装置の正面図である。
【図3】 本発明の栽培ベッドの移動装置を示す概略図である。
【図4】 本発明の栽培ベッドの移動装置の別実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1:温室
2:栽培ベッド
3:ハンガーレール
4:車輪
5:フレーム
6:水・養分供給パイプ
7:排水パイプ
8:排水受けパイプ
9:作業通路
10:モータ
11:回転駆動軸
12:平歯車
13:ラック
14:移動用フレーム
15:移動用車輪
16:栽培ベッド固定部材
Claims (1)
- 温室の天井より手作業高さのレベルにモータを備えていない状態で車輪を介してハンガーレールに吊り下げられて複数列に平行に配置されるとともに列の方向に移動自在の栽培ベッドと、
栽培ベッドの列の方向と直交する方向に沿って温室の天井に配置された移動用フレームと、
移動用フレームに走行自在に支持された移動用車輪と、
移動用車輪を回転させ移動用車輪とともに栽培ベッドから独立して前進後退するモータと、
移動用車輪の下部に取り付けられ、移動させたい栽培ベッドに磁着させて固定し、栽培ベッドを移動させて所望の箇所に作業通路を形成する電磁石からなる栽培ベッド固定部材とからなる温室栽培装置。
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