JP4420772B2 - 回路基板固定機構 - Google Patents

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本発明は、電気回路が形成されるとともに回路部品が実装される回路基板が、メイン基板(コネクタ基板)とこのメイン基板(コネクタ基板)に対して固定されるサブ基板とから構成される回路基板構成において、メイン基板(コネクタ基板)に対してサブ基板を固定するための回路基板固定機構に、関する。
上記のような回路基板構成は、例えば、タワー型のパソコンにおけるマザーボードとSIMM(Single Inline Memory Module)やDIMM(Dual Inline Memory Module)のように、マザーボード上に形成された主たる回路に対してサブ基板上に実装されたオプションの回路部品を任意に追加できるようにするため、また、ボリウムのように調整が必要な回路部品をサブ基板上に実装するとともにこのサブ基板をコネクタ基板に対して着脱自在に構成することによって、当該回路部品に対する調整作業をケース外にて行えるようにするため、また、機能が互いに異なる回路が夫々実装された複数のサブ基板を任意に交換できるようにするために、採用されている。
このような回路基板構成においては、通常、サブ基板の端に、多数の端子(ランド)が直接プリントされてなるコネクタが形成されるか、多数の端子(ピン)が一方向に並べて植設されてなるコネクタが実装され、他方、コネクタ基板には、サブ基板のコネクタに接続されるソケットが実装される。例えば、下記特許文献1では、サブ基板2の端にコネクタ10が実装されている一方、コネクタ基板1には、このコネクタ10に接続するソケット(コネクタ9)が実装されている。また、下記特許文献2では、主基板3に接続されているコネクタ基板8には、拡張基板19に形成された回路に接続するソケット(コネクタ11)実装されている。
このように、サブ基板は、コネクタ基板上に実装されているソケットを介してコネクタ基板に接続されるのであるから、このソケットにおける装着方向(即ち、端子の方向)とサブ基板のコネクタにおける端子の方向とを一致させて、同方向に差し込まなければならない。もし、ソケットにおける装着方向に対してサブ基板の端子を斜めに向けて装着した場合には、本来予定された端子以外に導通してしまうことによって回路がショートしたり、ソケットが機械的に破損してしまう危険があるからである。このように、サブ基板の装着方向には制限があるので、強制的にサブ基板をガイドするためのレールが備えられる場合も多い。例えば、下記特許文献1では、断面H字型の一対のレールを互いに対向させて配置するとともに、両レールの間にサブ基板2を挿入する構成が、採用されている。また、下記特許文献2では、一対のスロット側板6,7における互いに対向する面に夫々拡張基板挿入ガイド9,10を形成し、両拡張基板挿入ガイド9,10の間にサブ基板19を挿入する構成が、採用されている。
特開平11−204962号公報 実公平6−31538号公報
しかしながら、レールによってサブ基板の姿勢及び挿入方向の規制をする構成においては、サブ基板は、そのレールによって規制される挿入方向から差し込まれなければならないので、その挿入方向におけるコネクタ基板が在る側とは反対側に、外部からケース内にサブ基板を入れるための開口部が形成されてなければならい。従って、ケースにおける開口の位置に依存して、回路基板のレイアウトが制限されてしまうか、回路基板のレイアウトを優先したためにケースの開口部位置が決められてしまうという問題があった。なお、レールを使用しなければ、回路基板のレイアウトとケースの開口部位置とを比較的自由に設定することができるが、その場合には、上述した回路のショートやコネクタの破損といった事故が生じ得る他、ケース内に差し込んだ指先に無理な力を掛けることによって作業者の身体に健康上の被害が生じ得るという問題がある。
そこで、本発明は、サブ基板の挿入方向に依存することなく、サブ基板の装着方向を任意の方向に設定できるようになり、しかも、作業者の指先に無理な力を掛けることなく確実にサブ基板をコネクタ基板に固定できるようになる回路基板固定機構の提供を、課題とする。
以上のように構成された本発明による回路基板固定機構は、複数の電極を一方向に並べてなるソケットがその表面上に実装されている第1の基板上に、前記ソケットの各電極に夫々対応した複数の電極からなるコネクタがその下端縁に沿って設けられている第2の基板を、前記ソケットと前記コネクタとを接続することによって固定するための回路基板固定機構であって、前記第1の基板の上方に設置された枠と、前記第1の基板の表面からの高さが同一となる位置において、前記ソケットにおける前記電極が並ぶ方向に直交する方向を向き且つ前記電極が列ぶ方向に並んで前記枠に設けられた第1及び第2の軸と、前記第1及び第2の軸によって、夫々の基端近傍が回転自在に支持されているとともに、前記第1及び第2の軸からの距離が互いに同一となる箇所において、これら各軸と平行な第3の軸によって互いに回転自在に連結された第1及び第2のアームと、前記第1及び第2のアームの先端近傍における前記第3の軸からの距離が互いに同一となる箇所に夫々設けられた第1及び第2の係合部とからなる回路基板固定装置を備えるとともに、前記第2の基板には、前記下端縁からの距離が互いに同一となる箇所において、前記第1の係合部に対して回転のみ可能な状態で係合する第1の被係合部と、前記第2の係合部に対して回転及び前記下端縁の方向への相対移動のみが可能な状態で係合する第2の被係合部とが設けられていることを、特徴とする。
このように構成された回路基板固定機構を用いた場合、第2の基板における第1及び第2の被係合部を回路基板固定装置の第1及び第2の係合部に夫々係合させると、この第2の基板の移動は、この回路基板固定装置における第1及び第2の係合部の動きのみによって規制されることになる。そして、第1のアームにおける第1の軸から第3の軸までの距離と第3の軸から第1の係合部までの距離は、第2のアームにおける第2の軸から第3の軸までの距離と第3の軸から第2の係合部までの距離と夫々一致しており、且つ、第1及び第2の軸の第1の基板からの高さが互いに同一であるために、第1及び第2の係合部の第1の基板からの高さは、常に、互いに同一である。従って、第2の基板は、第1及び第2のアームの回転に応じて、その下端を第1の基板と平行な姿勢を保ったまま、一定の移動軌跡に沿って、第1の基板に対して接近し又は離反することになる。従って、この移動軌跡の下端において第2の回路基板のコネクタが第1の基板のソケットに接続するように、ソケットが位置決めされていれば、ソケットに対してコネクタを、一定の方向から一定の姿勢で接続させることができる。従って、電子機器内部においてどのような方向にソケットが設けられている場合であっても、作業者の指先に過度の負荷を掛けることなく、第2の基板のコネクタを第1の基板のソケットに確実に接続することができる。
なお、機械的なフリクションを吸収するには、第1及び第2の軸の一方を第1の基板と平行な方向に移動できるように構成するか、第1及び第2のアームの一方をそのアームを支持している軸に対してそのアーム自身の長手方向へ相対移動できるように構成するか、第1及び第2のアームの一方を第3の軸に対してそのアーム自身の長手方向へ相対移動できるように構成する必要がある。
本発明の回路基板固定機構によると、第2の基板の挿入方向に依存することなく、第2の基板の装着方向,即ち、第1の基板におけるソケットの方向を任意の方向に設定できるようになり、しかも、作業者の指先に無理な力を掛けることなく確実に第2の基板を第1の基板に固定できるようになる。
以下、図面に基づいて、本発明を実施するための形態を、説明する。
図2は、本発明による回路基板固定機構が実施された電子機器である内視鏡用プロセッサ装置を示す斜視図である。この内視鏡用プロセッサ装置は、これに接続された電子内視鏡に対して照明光を供給するとともに、電子内視鏡から入力された映像信号を処理してビデオ信号に変換することを主機能とする電子機器である。図2及び図3に示されるように、この内視鏡プロセッサ装置は、平面形状が矩形のベースフレーム1上に構築されたボックス型フレーム2と、ベースフレーム1の前端縁から直立するように取り付けられて内視鏡プロセッサ装置の前面をなすとともに、各種スイッチや内視鏡接続用のソケットが組み込まれているフロントパネル3と、ベースフレーム1の後端縁から直立するように取り付けられて内視鏡プロセッサ装置の背面をなすバックパネル4と、フロントパネル3とバックパネル4との間,並びに、ベースフレーム1の両側縁の間に掛け渡され、これらフロントパネル3,バックパネル4及びベースフレーム1とともに箱形のケーシングを構成するカバー5とを、主たる構造部品として構成されている。ちなみに、図2は、カバー5を取り付けた状態を示し、図3は、カバー5を取り外した状態を示している。
図2に示すように、カバー5の一方の側面5aには、メッシュ状の通気口5bが形成されている。そして、このカバー5を取り付けた時にこの通気口5aの内側に当たる箇所において、ボックス型フレーム2の内部は空洞になっている。この空洞における通気口5bとは反対側には、通気口5bから外気を吸い込んで冷却風として図示せぬ光源に吹き付けるファン(図示略)が、取り付けられている。従って、この空洞は、冷却風用のダクト2aとして機能することになる。このダクト2aが、サブ基板(第2の基板)8の装着スペースとして用いられているのである。
但し、このダクト2aが開口している方向(即ち、取付状態におけるカバー5の側面5aに直交する方向)における奥には、図示せぬファンが設置されているために、サブ基板8を接続するためのコネクタ基板(第1の基板)6を設置することはできない。そこで、本例では、ダクト2a内部の底に、ベースフレーム1と平行に向けて、図示せぬメイン基板に接続されたコネクタ基板6が設置されているのである。
具体的には、このコネクタ基板6の上面には、ソケット7が実装されている。サブ基板8は、その背面に実装されているコネクタ9(図10参照)がソケット7に接続されることにより、ベースフレーム1及びカバーの側面5aに対して夫々直交する方向に向けて、固定される。その結果、サブ基板8の向きは、ダクト2a内を吹き抜ける冷却風の向きと平行になるので、この冷却風によってサブ基板8上の回路部品も冷却されることになる。従って、このサブ基板8は、発熱しやすい回路素子を実装するのに適するのである。また、このサブ基板8は、コネクタ基板6(従って、図示せぬメイン基板)に対して着脱自在であるので、ボリウムのように内視鏡プロセッサ装置の完成後にも調整が必要な回路部品を実装するのにも適している。また、このサブ基板8は、オプションの機能を追加するための回路を実装するのにも適している。
このようにしてサブ基板8をコネクタ基板6に取り付けるには、カバー5を取り外した後に、ダクト2aが開口している方向(即ち、取付状態におけるカバー5の側面5aに直交する方向)からダクト2a内にサブ基板8を差し込み、完全にダクト2a内に差し込んだ後に、サブ基板8の移動方向を90度転換して、コネクタ7に向けて降下させて押しつけなければならない。このサブ基板8の降下の方向及び姿勢を規制して、そのコネクタ9を確実にコネクタ基板6のソケット7に接続させるために、ダクト2a内には、本発明の実施形態である回路基板固定装置11が備えられているのである。
図1は、この回路基板固定装置11及びコネクタ基板6をダクト2a内から取り出して、図2と同じ視点から見た状態を示す斜視図である。この図1に示されるように、コネクタ基板6上には、2枚のサブ基板8を接続するための2個のソケット7,7が、互いに平行に実装されている。これら2個のソケット7,7を覆うようにコネクタ基板6に取り付けられている機構が、回路基板固定装置11である。この回路基板固定装置11は、各ソケット7,7に夫々接続される2枚のサブ基板8,8をその両面(図1に示された面を「表面」とし、その裏側の面を「裏面」とする)で保持するために、表裏対称に構成されている。但し、以下の説明では、その代表として表側の構成を説明するものとする。
図4は、図1の状態から、後述するレバー12とリンクアーム13とを回転させた状態を、図1と同じ視点から示す斜視図である。図5は、図4とほぼ同じ視点から見た分解図(レバー12及びリンクアーム13を分離して示した図)であり、図6は、回路基板固定機構11の裏面を手前側下方から見た状態を示す分解図である。これら各図に示されるように、この回路基板固定装置11は、サブ基板8とほぼ同じ幅とサブ基板8よりも若干高い丈を持ったゲート状の本体枠14と、この本体枠14に対してビス15(第1の軸)を中心に回転自在に取り付けられたレバー(第1のアーム)12と、本体枠14に対してビス16(第2の軸)を中心に回転自在に取り付けられているとともにビス17(第3の軸)によってレバー12に連結されたリンクアーム13(第2のアーム)とから、構成されている。
本体枠14は、1枚の鉄板をプレス加工することによって製造され、大きく分けて、一対の脚部14a,14bと、これら脚部14a,14bの上端同士の間を繋ぐようにコネクタ基板6と平行に配置されたブリッジ部14cとに、区分される。これら両脚部14a,14b及びブリッジ部14cは、ともに、その両側縁がリブとして内側へ向けて直角に折り曲げられることによって、補強されている。但し、ブリッジ部14cのリブにおける両脚部14a,14bに近接した両端部は、レバー12及びリンクアーム13のステー及びガイドを兼ねているので、他の部分よりも幅が広くなっている。ブリッジ部14cのリブにおける幅広くなっている部分のうち、外側(側面5aに近接する側)にあるものをアームステー部14dと呼び、内側にあるものをレバーステー部14eと呼ぶことにする。レバーステー部14eには、ビス15がねじ込まれるネジ孔14fが形成されている。他方、アームステー部14dには、ビス16がねじ込まれるネジ孔14gが形成されている。これら両ネジ孔14f,14gのコネクタ基板6からの高さは同じである。さらに、レバーステー14eには、リンクアーム13の他端に設けられた後述するフック19の先端との干渉を避けるための長円状の逃げ孔14hが形成されている。さらに、ブリッジ部14cのリブにおける中央部には、ビス17との干渉を避けるための逃げ14iが形成されている。
レバー12も、1枚の鉄板をプレス加工することによって製造され、その基端を貫通したビス15が本体枠14のレバーステー部14eのネジ孔14fにねじ込まれることによって、このビス15を中心として回動自在に支持されている。また、その先端は、外側の脚部14aよりも外方に突出して、この脚部14aの表面と略平行に90度折り曲げられて固定部12aを形成している。さらに、この固定部12aの下縁からは、コネクタ基板6と略平行に矩形の摘部12bが突出している。なお、固定部12aの中央には、貫通孔12cが穿たれている。また、このレバー12の先端における固定部12aよりも若干基端側の箇所には、円柱形状を有するボス(第1の係合部)18が、ビス15と平行に植設されている。また、このボス18よりも基端側の箇所には、このレバー12をブリッジ部14cと平行にした際にビス16との干渉を避けるための逃げ12cが形成されている。
他方、リンクアーム13も、1枚の鉄板をプレス加工することによって製造されている。このリンクアーム13の基端には、このリンクアーム13自体の長手方向と平行な方向に長軸を向けた長孔13a(図6参照)が穿たれている。リンクアーム13は、この長孔13aを貫通したビス16がネジ孔14gにねじ込まれることによって、このビス16を中心として回動可能且つ自身の長手方向へ相対移動可能に保持されている。また、上述したフック(第2の係合部)19は、その頭にフランジが形成された円柱形状の軸を有するネジであり、リンクアーム13の先端に対して、その表面側から本体枠14の逃げ孔14hに向かってねじ込まれることによって、固定されている。なお、リンクアーム13における長孔13aの中心からフック19の中心までの距離は、レバーにおけるビス15の中心からボス18の中心までの距離と同じである。そして、これらリンクアーム13及びレバー12は、ブリッジ部14cに対して平行に向けられた状態において両ビス15,16同士の中間点にねじ込まれたビス17によって、相互に回動自在に軸支され、所謂パンタグラフの機構を構成している。
以上のように構成されるため、ブリッジ部14cに対して平行に向けられた状態からレバー12の摘み12bを下降させると、ビス17の位置が下がることによって、リンクレバー13が、表側から見てビス16を中心として反時計方向に回転する(但し、長孔13a内をビス16が相対的に移動することにより、リンクレバー13全体が若干内側へ移動する)。これによって、フック19が、ボス18と同じ高さを保ちつつ、このボス18と一緒に下降するのである(但し、ボス18とフック19との間隔は徐々に狭まることになる)。
一方、サブ基板8は、図7に示すような平面形状を有しており、その表面(回路基板固定装置11に接する面とは逆の面)に主たる回路部品が実装されているとともに、図10に示すように、その背面(回路基板固定装置11に接する面)における下縁に、コネクタ9が実装されている。図7に示すように、その外側の側縁における上端近傍に、ボス18が貫通し得る貫通孔(第1の被係合部)8aが穿たれている。他方、その内側の側縁における上端近傍には、フック19がサブ基板8の側縁のみから係合できるように、このフックの軸よりも僅かに広い幅を有してこの側縁に開放しているスリット状の切欠(第2の被係合部)8bが形成されている。この切欠8bは、その長軸をサブ基板の下縁と平行な方向に向けており、当該下縁からの高さが貫通孔8aと同じとなっている。そして、この切欠8bの深さは、この切欠8bをフック19に係合させるとともに貫通孔8aにボス18を挿通させた状態で、上述したようにレバー12を回転させても、その回転の間中フック19が当該切欠8b内をスライドし且つこの切欠8bから脱落しない深さとなっている必要がある。そして、サブ基板8の下縁から貫通孔8a及び切欠8bまでの高さは、レバー12をブリッジ部14cと平行に向けた時にはコネクタ9がソケット7から外れ、レバー12を回転させた時にはコネクタ9がソケット7に結合する高さとなっている必要がある。
次に、本実施形態においてサブ基板8をコネクタ基板6に装着する手順を、図7乃至図11を参照して説明する。図7は、カバー5を内視鏡プロセッサ装置から取り外し、サブ基板8を内視鏡プロセッサ装置から取り出して、そのコネクタ9とコネクタ基板6のソケット7との間をハーネス10を通じて中継し、内視鏡プロセッサ装置の外部にてサブ基板8上に実装されている回路部品の調整を行っている状態を示している。
この調整を完了し、ハーネス10を除去した後、作業者は、図8に示すように、ボックスフレーム2の側方から、ダクト2a内にサブ基板8を挿入する。このとき、レバー12及びリンクアーム13は、本体枠14のブリッジ部14cと平行な状態となっている。そこで、作業者は、図9に示すように、サブ基板8の切欠8bをフック19に係合させるとともに、貫通孔8aにボス18を挿入することによって、サブ基板8を回路基板固定装置11に取り付ける。図10に示すように、この状態では、サブ基板8のコネクタ9は、ソケット7の上方(但し、直上ではなく、ソケット7よりも僅かにその外側)に位置している。そして、作業者は、摘み12bを押し下げることによって、レバー12を回転させて、ボス18及びフック19を降下させる。これにより、サブ基板18が、コネクタ基板6と平行な状態を維持しつつサブ基板に接近し、コネクタ9がソケット7の直上に移動し、図11に示すように、最終的に、コネクタ9がソケット7に結合する。
なお、本体枠13の脚部14aには、この状態においてレバー12の固定部12aに形成された貫通孔12cと重なる位置に、ネジ孔14jが形成されている。そこで、作業者は、貫通孔12cを通じてこのネジ孔14jに図示せぬビスをねじ込む。すると、レバー12の回転が規制されるので、サブ基板8の脱落が防止されるのである。最後に、作業者は、内視鏡プロセッサ装置にカバー5を装着する。
その後、サブ基板8を取り外す必要が生じた場合には、作業者は、以上の手順とは逆の手順を辿ることにより、サブ基板8をコネクタ基板6から外して、内視鏡プロセッサ装置の外部に取り出すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ダクト2aへのサブ基板8の挿入方向と、ダクト内2aでのソケット7に対するコネクタ9の装着方向とが90度ずれているが、回路基板固定装置11を使用することにより、作業者は、サブ基板8をこの回路基板固定装置11のボス18及びフック19に係合させてレバー12を押し下げるという簡単な操作を行うだけで、このサブ基板8を確実にコネクタ基板6に接続することができる。従って、回路のショートやコネクタ9の破損のようなトラブルから無縁であるとともに、作業者の指に過度の負担を掛けることもない。
本発明の実施の形態である回路基板固定装置の斜視図 回路基板固定装置を内蔵した内視鏡プロセッサ装置の斜視図 内視鏡プロセッサ装置からカバーを外した状態を示す斜視図 レバーを回転させた状態を示す回路基板固定装置の斜視図 図1とほぼ同じ視点からの回路基板固定装置の分解図 図5とは別の視点からの回路基板固定装置の分解図 サブ基板上の回路部品の調整を行う状態を示す斜視図 サブ基板の固定手順を示す斜視図 サブ基板の固定手順を示す斜視図 サブ基板の固定手順を示す斜視図 サブ基板の固定手順を示す斜視図
符号の説明
2 ボックスフレーム
6 コネクタ基板
7 ソケット
8 サブ基板
9 コネクタ
11 回路基板固定装置
12 レバー
12b 摘部
13 リンクアーム
14 本体枠
15 ビス
16 ビス
17 ビス
18 ボス
19 フック

Claims (4)

  1. 複数の電極を一方向に並べてなるソケットがその表面上に実装されている第1の基板上に、前記ソケットの各電極に夫々対応した複数の電極からなるコネクタがその下端縁に沿って設けられている第2の基板を、前記ソケットと前記コネクタとを接続することによって固定するための回路基板固定機構であって、
    前記第1の基板の上方に設置された枠と、
    前記第1の基板の表面からの高さが同一となる位置において、前記ソケットにおける前記電極が並ぶ方向に直交する方向を向き且つ前記電極が列ぶ方向に並んで前記枠に設けられた第1及び第2の軸と、
    前記第1及び第2の軸によって、夫々の基端近傍が回転自在に支持されているとともに、前記第1及び第2の軸からの距離が互いに同一となる箇所において、これら各軸と平行な第3の軸によって互いに回転自在に連結された第1及び第2のアームと、
    前記第1及び第2のアームの先端近傍における前記第3の軸からの距離が互いに同一となる箇所に夫々設けられた第1及び第2の係合部と
    からなる回路基板固定装置を備えるとともに、
    前記第2の基板には、前記下端縁からの距離が互いに同一となる箇所において、前記第1の係合部に対して回転のみ可能な状態で係合する第1の被係合部と、前記第2の係合部に対して回転及び前記下端縁の方向への相対移動のみが可能な状態で係合する第2の被係合部とが設けられている
    ことを特徴とする回路基板固定機構。
  2. 前記第1のアームは前記第1の軸に対して回転のみが可能な状態で支持されており、前記第2のアームは前記第2の軸に対して回転及び自身の長手方向への相対移動のみが可能な状態で支持されている
    ことを特徴とする請求項1記載の回路基板固定機構。
  3. 前記第2のアームの基端近傍には、自身の長手方向に長軸が向き且つ前記第2の軸が挿通される長孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の回路基板固定機構。
  4. 前記第1の係合部は円柱状形状を有し、
    前記第1の被係合部は前記第1の係合部が挿通される円形孔の形状を有し、
    前記第2の係合部はその先端にフランジが設けられた円柱状形状を有し、
    前記第2の被係合部は前記第2の係合部が前記第2の基板の側縁のみから係合できる幅を有するとともに当該側縁に開放するように形成されたスリットである
    ことを特徴とする請求項1記載の回路基板固定機構。
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