JP4420500B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス等のホースを接続するためのホースエンドを備えた管継手に関し、特に、軸方向の向きを可変にしたガスホース接続用のホースエンドの装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の管継手は、都市ガスやLPガス等の屋内用ガス配管に用いられるものであって、特に、壁面等に設けられたガス栓やガス機器に設けられたプラグとホースエンドを有するソケットを接続し、そして、ソケット側のホースエンドにガスホースを挿着して使用に供している。
【0003】
ところで、このホースエンドは、ストレート型とL型の2種類のタイプがあり、ガス栓やガス機器の設置場所に応じて対応するホースエンドを用いるようにしているが、1種類のホースエンドで両方に対応できる可変タイプのホースエンドも提案され、使用されている。
【0004】
この可変タイプのホースエンドにおける一例を、例えば、特開平11−248071号公報により説明すると、ソケット本体の基部に球面受けを設け、一方、ホースエンドの端部に設けた球面部をこの球面受けに回転自在にはめ込んでホースエンドを可変状態に回転し得るように接続し、この球面受けと球面部との間にシールリングを介装して三次元的に回転できるようにした継手である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同公報による継手は、ソケットの基部に設けた球面受けの奥側に、シールリングを挿着し、ホースエンドの球面部を挿入した状態で手前側にシールリングを挿着しホースエンドを回転自在に固定しておいて、ソケットの外周にボール・操作摺動環・スプリング・カバーと順に組付けられる。このソケットの基部に設けた球面受けに形成されたシールリング溝にシールリングを挿着しなくてはならないので、組付に手間がかかるといった課題を有していた。
【0006】
本発明は、従来の課題点に鑑みて開発したものであり、その目的とするところは、継手本体とホースエンドの組込作業が確実かつ容易に行い得られることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、ホースエンドの端部に設けた球面部を継手本体の端部と保持筒で挟持させた管継手であって、前記球面部先端側の略半球面を継手本体の端部に形成した凹面状の球面支受部で支受けし、一方、球面部の頂部面を保持筒内に収納したシールリングで密封すると共に、球面部の後端側を保持筒内に収納した内周球面状のカラーで保持させた管継手である。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明における管継手の実施形態を示したもので、図1は、ストレート型のホースエンドを設けた例であり、図2は、L字型のホースエンドを設けた例をそれぞれ示している。
図1において、1は樹脂製等で形成した筒形状の継手本体であり、本例は、ソケットの例を示している。この継手本体1の一端部には、凹面状の球面支受部2を形成し、この球面支受部2の外周面を小径部1aに形成し、この小径部1aには、Oリング3を挿着するための外周溝4と係止爪5が設けられている。
【0010】
また、図中6は、先端内側に形成された円周段部7を有する金属製・樹脂製等で形成した保持筒であり、この保持筒6の内周面に、前記係止爪5がスナップ係止するための環状の係止溝8と、外周面にも係止溝9が形成されている。
【0011】
10は強化ゴム製のガスホース11等を挿着する流路10aを有するホースエンドであり、このホースエンド10の端部に球面部12を設けている。
このホースエンド10の球面部12の先端側の略半球面を継手本体1の球面支受部2で支受けし、球面部12の頂部面を、保持筒6内に収納したゴム・樹脂製等の断面略X字形のシールリング13で密封シールしている。更に、球面部12の後端側を保持筒6内に収納した内周面が球面14aである金属製や樹脂製等のカラー14で保持させている。
【0012】
ソケットである継手本体1の他端部には、図示しないプラグを挿着するための開口部15を設け、この継手本体1は、外筒部16と内筒部17より成り、外筒部16の開口部15側に内外に貫通したテーパ部を有する孔18を設け、この孔に施錠ボール19を出没自在に設けている。また、内筒部17の先端部にプラグのバルブを押圧する押圧棒20を一体に設けている。
【0013】
外筒部16と内筒部17の間には、スプリング21の弾発力で開口側へ付勢された摺動リング22が設けられ、この摺動リング22の先端部と後部内周面とには、パッキン23とシールリング24とが設けられている。更に、継手本体1の外筒部16の外周面には、スプリング25aの弾発力で付勢された操作スリーブ25が移動自在に設けられている。
【0014】
更に、継手本体1の外周面には、カバー部材26が設けられ、このカバー部材26の端部内周面には、保持筒6の係止溝9にスナップ係止するための係止爪27を設けている。図中28は、ダストシールのために開口部15を被蓋するキャップ、29は継手本体1の流路である。
なお、上記の例は、ソケットによってホースエンドを設けた場合について説明したが、プラグにホースエンドを設けた場合、或は、その他の継手部材にホースエンドを設ける場合についても含まれ、また、本発明における管継手の適用流体は、ガス等のみならず、水やエア等にも適用できる管継手である。
【0015】
次に、上記の実施形態の作用を説明する。
継手本体1の端部にホースエンド10を装着するには、先ず、保持筒6内の円周段部7側にカラー14とシールリング13を収納させてからホースエンド10を竹の子部の方向から装着した状態で継手本体1のOリング3を装着した小径部1aに嵌め込む。すると、保持筒6の内周面で継手本体1の係止爪5を変形させながら挿入され、係止溝8の位置で係止爪5がスナップ係止されると共に、密封性と回転・屈曲性に確実に対応できる断面略X字形のシールリング13が球面部12の頂部面に位置したところで嵌合密封し、カラー14の球面14aで球面部12の後端側を保持し、ホースエンド10の球面部12は、継手本体1の端部と保持筒6とで挟持状態になるので、ホースエンド10は、密封状態でホースエンド10を回転し、屈曲できるように接続される。このとき、ホースエンド10の球面部12の先端側の略半球面を継手本体1の端部に形成した球面支受部2に当接する。
次に、ホースエンド10側よりカバー部材26を継手本体1に挿入していくと、保持筒6の外周面によってカバー部材26の係止爪27を変形させながら挿入され、係止溝9の位置で係止爪27がスナップ係止して継手本体1にカバー部材26が嵌着する。
この管継手は、ガス栓やガス機器に接続して使用に供せられ、1種類のホースエンドを付した管継手により設置場所に応じて回転屈曲させ、ガスホース11をホースエンド10に挿入接続してガス栓やガス機器のプラグ等に接離する管継手である。
【0016】
また、ソケットである継手本体1にプラグを挿入すると、プラグ内のバルブは、押圧棒20により開放されて流路を形成し、同時に摺動リング22が奥側に押し込まれるので、施錠ボール19が求心方向へ落下してプラグの係合溝に落下して係合される。そして、操作スリーブ25は、スプリング25aの付勢力で開口側に移動して施錠ボール19を係合ロックし、この場合は、パッキン23を介してソケットとプラグは密封状態で接続される。
【0017】
図2は、図1の実施例と略同様の構造を有しているが、図2の例は、ホースエンド10がL字型を呈している。図2のその他の構成部分は、図1の実施例と同一であるから、同一符号を付し、その説明を省略する。
この場合は、ガス栓等の設置位置に応じて、L字型の状態でホースエンド10を回転・屈曲させることができ、使用場所に応じて用いることができる。
なお、ホースエンド10の球面部12と保持筒6並びにソケットカバー26の後端域までをカバーするゴム製のキャップを設けて、ダストシールをするようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、本発明によると、継手本体とホースエンドの組込作業を確実に、かつ容易に行うことができ、また、この種の管継手を長期間使用しても密封状態が良好で、密封性を確保しながらホースエンドを使用状態に応じて回転・屈曲させることができ、耐久性に優れた管継手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるストレート型のホースエンドを有する管継手の一例を示した半断面図である。
【図2】本発明におけるL字型のホースエンドを有する管継手の一例を示した半断面図である。
【図3】図1と図2の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体
6 保持筒
10 ホースエンド
12 球面部
13 シールリング
14 カラー
14a 球面
Claims (2)
- ホースエンドの端部に設けた球面部を継手本体の端部と保持筒で挟持させた管継手であって、前記球面部先端側の略半球面を継手本体の端部に形成した凹面状の球面支受部で支受けし、一方、球面部の頂部面を保持筒内に収納したシールリングで密封すると共に、球面部の後端側を保持筒内に収納した内周球面状のカラーで保持させたことを特徴とする管継手。
- 前記シールリングは、断面略X字形状に形成され、このシールリングを継手本体の先端面とカラーの外側面とで保持させた請求項1に記載の管継手。
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