JP4419911B2 - 音楽セッションシステム - Google Patents
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Description
このセッション端末は、通信機能に加えて、楽音信号をデコードし及びエンコードする機能を搭載する。そして、ある演奏者が自らのセッション端末に接続した楽器を演奏すると、その楽音信号が自らのセッション端末からサーバ装置を経由して他の演奏者のセッション端末へほぼリアルタイムに伝送され、伝送先の端末から楽音として放音される。このような処理が相互に行われることにより、音楽セッションが実現する。
しかしながら、各セッション端末間のデータ伝送路のデータ通信速度には一定の限界があるため、あまりに高いビットレートで符号化して送出してしまうと、今度は、ネットセッションサービスを提供する上で最も重要な条件の一つであるリアルタイム性が確保し難くなってくるという問題があった。特許文献1には、この種の問題の解決の端緒となり得る記載が認められる。同文献に開示された送受信制御装置は、自身とデータの引渡先の装置との間に介在するデータ伝送路のデータ通信速度を随時検出し、検出した速度に応じてデータの品質を適宜劣化させてから送信するといった処理を行う。
本発明は、このような事情を鑑み案出されたものであり、音楽セッションに参加する演奏者に対し、その音楽セッションの演奏内容を示す良好な品質の楽音情報を保存用として提供することを目的とする。
本願発明の第1実施形態について説明する。
まず、以降の説明で用いる主要な用語を定義しておく。「運営者」とは、ネットワークを利用した各種サービスを提供している事業者を意味する。「演奏者」とは、運営者による支援の下、セッション端末の持ち主としてサービスを利用する個人を意味する。「楽音情報」とは、楽音信号に所定のビットレートで符号化処理を施して得た符号列を表す情報を意味する。
図2は、セッション端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。図に示すように、この端末10は、楽音信号入力部11、楽音信号出力部12、通信部13、記憶部14、エンコード/デコード部15、通信速度検出部16、表示部17、操作部18、及び制御部19を備える。
記憶部14は、自端末10を識別する固有の識別情報である端末IDを予め記憶している。また、この記憶部14は、制御部19による指示の下、特定の楽音情報を記憶する。
制御部19は、上記各部を制御する。この制御部19が行う特徴的な動作については、後にフローチャートを参照しつつ詳述する。
図4は、セッション管理テーブルのデータ構造図である。このテーブルは、各々が1つの音楽セッションと対応する複数のレコードの集合体である。図4の例では4つのレコードが設けられている。これは、セッション管理サーバ装置20が4つの音楽セッションを個別に取り仕切ることができることを意味している。このテーブルを構成する1つのレコードは、「セッション」、「参加メンバー」、及び「セッション中フラグ」の3つのフィールドを有している。
本実施形態の動作は、セッション開始処理と、セッション離脱処理とに分けることができる。図5は、セッション開始処理を示すフローチャートである。
図に示す処理は、何れかの演奏者が自らのセッション端末10からセッション管理サーバ装置20にアクセスすると開始される。
セッション端末10からのアクセスを受けたセッション管理サーバ装置20のCPU21は、RAM22のセッション管理テーブルの記憶内容を基に生成したセッションルーム案内画面の表示データを、アクセスしてきたセッション端末10に宛てて送信する(S100)。
図6は、セッションルーム案内画面である。この画面は、セッション管理テーブルにおける各レコードの記憶内容を、「セッションルーム」と呼ばれる仮想的な部屋への入室の有無として夫々表す。同画面の上段には、「入室するセッションルームを選択して下さい。但し、セッションが既に開始されているセッションルームには入室できません。」という内容を示す文字列が表示される。もちろん、これに限らず、既に開始されているセッションに途中参加できるようにしてもよい。また、同画面の下段には、セッション管理テーブルの記憶内容が、「セッションルーム」、「入室者」、及び「状態」の3つの項目を対応付けた表として表示される。この表では、セッション管理テーブルの「セッション」のフィールドに記憶されていたセッション識別情報が「セッションルーム」の項目として表示され、「参加メンバー」のフィールドに記憶されていた一又は複数の端末IDが「入室者」の項目として表示される。更に、セッション管理テーブルの「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が「1」である音楽セッションについては、対応するセッションルームの「状態」の項目が「セッション中」と表示される一方で、「0」である音楽セッションについては「入室者募集中」と表示される。
操作部18によってセッションルームが選択されると、セッション端末10のCPU21は、選択されたセッションルームのセッション識別情報と、記憶部14から読み出した自身の端末IDとをセッション管理サーバ装置20へセットとして送信する(S120)。
続いて、CPU21は、ステップ130で特定したレコードの「参加メンバー」のフィールドへ端末IDを記憶する(S140)。このステップ140にて、自らが送信した端末IDが「参加メンバー」のフィールドに記憶されたセッション端末10は、同じフィールドに既に記憶されていた、又は後から記憶される端末IDの発信元のセッション端末10と共に音楽セッションを行うことが可能な状態になる。
CPU21は、ステップ150で読み出した端末IDを所定の雛形に埋め込むことによって得た参加状況通知画面の表示データを、それら各端末IDの発信元であったセッション端末10に宛てて送信する(S160)。
図7は、参加状況通知画面である。この画面の上段には、「セッションルームに入室している方のIDは以下の通りです。準備ができたら、「セッション開始」を選択してください。」という内容の文字列が表示され、その下には、ステップ150で読み出された全ての端末IDが入室者として表示される。更に画面の下段には、「セッション開始」と記したボタンが表示される。
「セッション開始」のボタンが選択されると、制御部19は、セッションの開始を求めるメッセージをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S180)。
続いて、CPU21は、音楽セッションの開始タイミングまでの残り時間長を表すカウントダウン信号を、各セッション端末10へ送信する(S200)。
演奏が開始された後、各セッション端末10は、楽器40から自端末10に入力される楽音信号に対して第1ビットレートでの符号化処理を施して得たリアルタイム伝送用楽音情報をセッション管理サーバ装置20へ送信する処理と、第2ビットレートでの符号化処理を施して得たバッチ伝送用楽音情報を記憶部14に記憶させる処理と、セッション管理サーバ装置20を経由して他のセッション端末10から送信されてくるリアルタイム伝送用楽音情報を楽音信号としてスピーカ50へ出力する処理とを並行して行う。
なお、これらの処理を行う際、セッション端末10の制御部19は、楽音信号から生成したバッチ伝送用楽音情報に、現在時刻を示すタイムスタンプを内包させてから記憶部14へ順次記憶させる。
このようなセッション管理サーバ装置20を介したリアルタイム伝送用楽音情報の遣り取りが実行されることで、各セッション端末10は、遠隔にある他のセッション端末10に入力された楽音信号をも自らのスピーカ40から楽音として放音することが可能になり、その結果、遠隔にある演奏者同士によるリアルタイムの音楽セッションが実現する。
図8は、セッション離脱処理を示すフローチャートである。
あるセッション端末10の操作部18から離脱を指示する操作が行われると、そのセッション端末10の制御部19は、音楽セッションからの離脱を求めるメッセージをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S200)。
メッセージを受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、そのメッセージの発信元のセッション端末10に宛てて、バッチ伝送用楽音情報の送信を求めるメッセージを送信する(S210)。
バッチ伝送用楽音情報を受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、受信したバッチ伝送用楽音情報をRAM22に記憶する(S230)。
ステップ240にて、全てのセッション端末10からバッチ伝送用楽音情報を受信したと判断したCPU21は、ステップ130で特定したレコードの「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容を「1」から「0」へ書き換えると共に、同レコードの「参加メンバー」のフィールドに記憶されている端末IDを消去する(S250)。
多重楽音情報を受信した各セッション端末10は、その多重楽音情報を記憶部14に記憶させた後、セッション管理サーバ装置20とのコネクションを解除する(S280)。
従って、データ伝送路に過度の負担をかけない程度の音質で楽音情報を遣り取りさせることによるリアルタイムの音楽セッションを保証する一方で、音楽セッションが終了した後は、その演奏の模様をより高い音質で記録した楽音情報を提供することができる。
本願発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、音楽セッションにおいて所定の課題曲を演奏者に演奏させ、その演奏により得られたリアルタイム伝送用楽音情報をセッション管理サーバ装置が評価するようにした点にある。
図9は、セッション管理サーバ装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図に示すように、このサーバ装置は、CPU21、RAM22、ROM23、ネットワークインターフェース24、コンピュータディスプレイ25、キーボード26、ハードディスク27のほか、楽音処理用DSP28を備える。楽音処理用DSP28には、各セッション端末10から送信されてくる楽音情報がCPU21を介して供給されるようになっている。そして、この楽音処理用DSP28は、CPU21から供給される楽音情報に復号化処理を施して得た楽音信号を解析することによりそのピッチと音量を抽出し、演奏ピッチデータ及び演奏音量データとして夫々出力するようになっている。
また、ハードディスク27は、音楽セッション支援プログラム27aに加えて課題曲模範楽音情報27bを記憶する。課題曲模範楽音情報27bは、課題楽曲のお手本となる楽音信号に符号化処理を施して得た楽音情報である。
本実施形態の動作は、第1実施形態と同様にセッション開始処理とセッション離脱処理に分けることができ、これら両処理のうちセッション離脱処理の一部が第1実施形態と異なる。また、セッション開始処理のサブルーチンとしてセッション評価処理が実行される。
図に示す処理は、図5に示すステップ200においてセッション管理サーバ装置20が各セッション端末10へカウントダウン信号を送信し終えたことをトリガーとして開始される。第1実施形態において、カウントダウン信号を送信し終えたセッション管理サーバ装置20は、一方のセッション端末10から自装置20へ送信されてくるリアルタイム伝送用楽音情報を他方のセッション端末10へ転送する処理を実行するだけであったが、本実施形態においては、この転送処理と併せて図に示す処理をも実行する。
カウントダウン信号を送信し終えたセッション管理サーバ装置20のCPU21は、図5のステップ140にて「参加メンバー」のフィールドに記憶した各端末IDを読み出す(S400)。
図11は、演奏評価管理テーブルのデータ構造図である。このテーブルは、各々が、1つの音楽セッションに参加することとなった各演奏者と対応する複数のレコードの集合体である。そして、このテーブルを構成する1つのレコードは、「演奏者」、「評価ポイント」、及び「良好演奏フラグ」の3つのフィールドを有する。
「演奏者」のフィールドには、ステップ400で読み出された端末IDの各々が記憶される。「評価ポイント」のフィールドには、評価ポイントが記憶される。評価ポイントとは、各演奏者の演奏の巧拙の程度を客観的に示す数値を意味し、演奏評価管理テーブルが形成された直後は、満点である「100」が記憶される。後に詳述するように、各演奏者のセッション端末10からリアルタイム伝送用楽音情報が送信されてくると、その楽音情報と課題曲模範楽音情報27bとから夫々抽出したピッチ及び音量のずれ量が所定値を上回る度にこのフィールドの数値を減じて行き、演奏者が音楽セッションから離脱した時点の数値が閾値である「80」を上回っていたときのみ、「良好演奏フラグ」のフィールドに「1」が記憶されるようになっている。
課題曲模範楽音情報27bを読み出したCPU21は、セッション端末10からのリアルタイム伝送用楽音情報の送信を待つ。音楽セッションが開始され、セッション端末10からリアルタイム伝送用楽音情報が送信され始めると、CPU21は、以降の一連の処理をそれら各セッション端末10から受信するリアルタイム伝送用楽音情報毎に並列に実行する。
CPU21は、リアルタイム伝送用楽音情報を楽音処理用DSP28に供給し、演奏ピッチデータ及び演奏音量データを取得する(S440)。
更に、CPU21は、ステップ450で検出したずれ量が所定値よりも大きいか否か判断する(S460)。
このステップ430乃至ステップ470の一連の処理は、音楽セッションからの離脱を求めるメッセージを受信するまで所定時間長毎に繰り返される。
ステップ200にて、音楽セッションからの離脱を求めるメッセージをセッション端末10から受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、そのメッセージの発信元のセッション端末10の端末IDを「演奏者」のフィールドに記憶しているレコードを、演奏評価管理テーブルから特定する(S500)。
ステップ510において、評価ポイントが閾値を上回っていると判断したCPU21は、ステップ500で特定したレコードの「良好演奏フラグ」のフィールドに「1」を記憶する(S520)。
ステップ530にて、全てのセッション端末10からメッセージを受信したと判断したCPU21は、図5のステップ130で特定したレコードの「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容を「1」から「0」へ書き換えると共に、同レコードの「参加メンバー」のフィールドに記憶されている端末IDを消去する(S540)。
CPU21は、ステップ550で特定したレコードの「演奏者」のフィールドに記憶された端末IDと対応するセッション端末10に宛てて、バッチ伝送用楽音情報の送信を求めるメッセージを送信する(S560)。
バッチ伝送用楽音情報を受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、受信したバッチ伝送用楽音情報をRAM22に記憶する(S580)。
ステップ590にて、全てのセッション端末10からバッチ伝送用楽音情報を受信したと判断したCPU21は、RAM22に記憶されている全てのバッチ伝送用楽音情報をミキシングして多重楽音情報を生成する(S600)。
多重楽音情報を受信した各セッション端末10の制御部19は、その多重楽音情報を記憶部14に記憶させる(S620)。多重楽音情報を記憶したセッション端末10に対してその再生を指示する操作が行われると、音楽セッションの模様が高音質の多重楽音として放音される点は、第1実施形態と同様である。
このメッセージを受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、楽音情報加工サービス提案画面の表示データを各セッション端末10へ送信する(S640)。
この画面の上段には「うまく演奏できなかった箇所が強調された楽音情報の提供を受けることができます。本サービスを利用しますか?」という内容の文字列が表示され、その下には、「利用する」及び「利用しない」と夫々記されたボタンが表示される。この画面を参照した演奏者は、何れかのボタンを選択する。
「利用する」と記したボタンが選択されると、セッション端末10の制御部19は、記憶部14に記憶しておいたバッチ伝送用楽音情報を読出し、読み出したバッチ伝送用楽音情報をセッション管理サーバ装置20へ送信する(S660)。
練習用楽音情報を受信した各セッション端末10の制御部19は、その練習用楽音情報を記憶部14に記憶させる(S690)。
そして、演奏者が、自らのセッション端末10の操作部18に所定の操作を行うことによって、練習用楽音情報の再生を指示すると、今度は、お手本どおりに演奏されていない箇所が所定の効果音によって強調された自らの演奏が放音されることになる。
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態では、あるセッションルームの音楽セッションが一旦始まってしまうと、その音楽セッションへ他の演奏者が後から参加することはできなかった。これに対し、そのような制限を設けずに音楽セッションへの途中参加が許容されるようにしてもよい。その場合、新たに参加してきた演奏者のセッション端末10に対しては、音楽セッションの当初からの演奏内容を記録した多重楽音情報を提供するようにしてもよいし、新たな参加があった後の演奏内容のみを記録した多重楽音情報を提供するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、リアルタイム伝送用楽音情報とバッチ伝送用楽音情報のビットレートはセッション管理サーバ装置20が設定するものであったが、演奏者自身がこれを設定できるようにしてもよい。更に、ビットレートだけでなく、各々の楽音情報を生成する際の圧縮方式(例えば、可逆圧縮か付加逆圧縮か)をも演奏者が設定できるようにしてもよい。
Claims (4)
- 複数のセッション端末と、当該複数のセッション端末間での楽音情報のやり取りを仲介するサーバ装置とから構成され、音楽セッションを行う音楽セッションシステムであって、
前記各セッション端末は、
情報の記憶手段と、
楽音信号を入力する入力手段と、
前記入力手段から楽音信号が入力されると、入力された楽音信号に第1のビットレートでの符号化処理を施してリアルタイム伝送用の楽音情報を生成すると共に、当該入力された楽音信号に前記第1のビットレートよりも高い第2のビットレートでの符号化処理を施してバッチ伝送用の楽音情報を生成する符号化手段と、
前記符号化手段が前記リアルタイム伝送用の楽音情報を生成すると、当該リアルタイム伝送用の楽音情報を前記サーバ装置へ送信するリアルタイム送信手段と、
前記符号化手段が生成したバッチ伝送用の楽音情報を、現在時刻を示す時刻情報とともに前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記サーバ装置を経由して他のセッション端末から送信されてくるリアルタイム伝送用の楽音情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した楽音情報に所定の復号化処理を施して得た楽音信号を出力する出力手段と、
前記音楽セッションからの離脱を求める離脱要求を前記サーバ装置へ送信する離脱要求送信手段と、
前記離脱要求送信手段により送信された前記離脱要求への応答である前記サーバ装置からの要求に応じて、前記記憶制御手段によって前記記憶手段に記憶されていたバッチ伝送用の楽音情報を前記時刻情報とともに前記サーバ装置へ送信する楽音情報送信手段と
を備え、
前記サーバ装置は、
前記各セッション端末から送信される前記リアルタイム伝送用の楽音情報を受信するリアルタイム受信手段と、
前記リアルタイム受信手段が1の前記セッション端末から受信した前記リアルタイム伝送用の楽音情報を受信すると、当該楽音情報を他のセッション端末へ転送する転送手段と、
いずれかの前記セッション端末から前記離脱要求送信手段による前記離脱要求を受け取ると、当該セッション端末に宛てて、前記バッチ伝送用の楽音情報の送信を要求する要求手段と、
前記要求手段による前記要求に応答する前記セッション端末から、前記バッチ伝送用の楽音情報を前記時刻情報とともに受信する楽音情報受信手段と、
前記楽音情報受信手段により前記複数のセッション端末の全てから受信した前記バッチ伝送用の楽音情報を、当該各楽音情報とともに受信された前記時刻情報を参照してミキシングして多重楽音情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した前記多重楽音情報を前記各セッション端末に送信する多重楽音情報送信手段と
を備える音楽セッションシステム。 - 請求項1に記載の音楽セッションシステムにおいて、
前記サーバ装置の前記要求手段は、前記リアルタイム受信手段により受信した前記リアルタイム伝送用の楽音情報と予め保持する模範楽音情報とを比較することによって、当該楽音情報が示す演奏の巧拙の程度を示す評価情報を求め、前記離脱要求送信手段により前記離脱要求が送信されたセッション端末のうち、当該評価情報が閾値を上回っている楽音情報を送信したセッション端末に宛てて、前記バッチ伝送用の楽音情報の送信を要求する
ことを特徴とする音楽セッションシステム。 - 請求項1に記載の音楽セッションシステムにおいて、
前記サーバ装置は、
前記楽音情報受信手段により受信したバッチ伝送用の楽音情報に対して、当該楽音情報と予め保持する模範楽音情報との差異点を強調するような加工を施した練習用楽音情報を生成し、生成した当該練習用楽音情報を前記バッチ伝送用の楽音情報の送信元であったセッション端末へ送信する練習用楽音情報送信手段を
備えることを特徴とする音楽セッションシステム。 - 請求項1に記載の音楽セッションシステムにおいて、
前記サーバ装置は、
前記楽音情報受信手段により受信したバッチ伝送用の楽音情報に対して、当該楽音情報と予め保持する模範楽音情報との差異が所定値より大きい区間の楽音情報を、前記模範楽音情報の楽音情報と差し替えることによって練習用楽音情報を生成し、生成した当該練習用楽音情報を前記バッチ伝送用の楽音情報の送信元であったセッション端末へ送信する練習用楽音情報送信手段を
備えることを特徴とする音楽セッションシステム。
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