JP2013231951A - 音響データ処理装置および音響データ通信システム - Google Patents

音響データ処理装置および音響データ通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】離れた拠点にいる希望する相手と一定時間継続してデュエット等を行うことができ、互いの拠点から装置の操作を可能とする。
【解決手段】相互に通信可能に接続された第一のカラオケ装置20aと第二のカラオケ装置20bにおいては、同一の楽曲が同時に再生され、各カラオケ装置に入力された歌唱音が相互に通信されて再生される。第一のカラオケ装置20aまたは第二のカラオケ装置20bにて、ユーザによる楽曲予約の操作が検知された場合には、楽曲予約リスト更新手段により楽曲予約リストの更新が行われる。更新された楽曲予約リストは、楽曲予約リスト反映手段により、第一のカラオケ装置20aおよび第二のカラオケ装置20bの格納手段における楽曲予約リストに反映される。
【選択図】図5

Description

本発明は、相互に通信可能に接続された複数のカラオケ装置を含み、各カラオケ装置では同一の楽曲が同時に再生され、各カラオケ装置に入力された歌唱音が相互に通信されて再生され、複数の拠点にあるカラオケ装置を仮想的に一元化する通信カラオケシステムの技術に関する。
遠隔デュエットを目的として、多拠点間を通信網を介して接続し、映像や音声をやり取りするカラオケシステムが従来から提案されている(例えば特許文献1)。また、歌唱者のIDや歌唱希望の楽曲情報、あるいはパート情報、もしくはキーコントロール等の演奏情報をサーバに登録し、条件にマッチするデュエット希望者の応募を受け付けるシステムが提案されている(例えば特許文献2または特許文献3)。このシステムでは、デュエット相手が現れた場合には、その楽曲に限って遠隔デュエットを頼めるようにシステムと通信網の経路が制御されるようになっている。
特開2005−77485号公報 特許第4062328号 特許第4100424号
しかしながら、特許文献1〜3のシステムは、あくまで楽曲単位でエントリーを行ってデュエット相手を探し、歌唱することを目的としている。したがって、特定の相手、例えば、遠隔地に住む知人同士が、一定時間継続して一緒にカラオケを楽しむ用途には適していない。
また、特許文献1〜3のシステムでは、デュエット対象曲としてエントリー募集可能な楽曲以外は、遠隔で一緒に歌うことができない。さらに、特許文献1〜3のシステムでは、デュエットを呼びかけた利用者の装置と、応答した利用者の装置の間に主従関係があり、従となる拠点からは自由に装置を操作できない。
以上の事情を考慮して、本発明は、互いに離れた拠点にいる場合でも、希望する相手と一定時間継続してデュエット、楽器セッション等を行うことができ、互いの拠点から装置の操作が可能な音響データ通信システムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の音響データ処理装置は、少なくとも一つの他の音響データ処理装置と相互に通信可能に接続され、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置で共通に認識される楽曲の実演順番を指定するマスター予約リストを参照可能な音響データ処理装置であって、ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部と、前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部と、前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部と、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、前記マスター予約リストの内容を更新する更新部と、前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部とを備える。
以上の構成においては、ユーザによる楽曲の予約操作がなされた場合には、更新部によりマスター予約リストの更新が行われる。そして、更新された内容は少なくとも一つの他の音響データ処理装置に送信される。また、少なくとも一つの他の音響データ処理装置から更新の内容を受信した場合には、反映部により、その更新の内容が個別予約リストに反映される。したがって、少なくとも更新部を備える音響データ処理装置と、少なくとも反映部を備える音響データ処理装置とがそれぞれ離れた場所に設置されている場合には、いずれの場所から楽曲の予約操作を行っても、その操作を各場所の各音響データ処理装置に反映させることができるという利点がある。
本発明の好適な第一の態様に係る音響データ処理装置においては、前記マスター予約リストは、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な管理装置で管理され、前記更新部は、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記管理装置に送信し、前記反映部は、前記管理装置から前記マスター予約リストの更新内容を示す更新データを受信すると、当該更新データを前記個別予約ファイルに反映させるようにしてもよい。第一の態様によれば、管理装置と通信可能な複数の音響データ処理装置がそれぞれ離れた場所に設置されている場合でも、いずれの場所から楽曲の予約操作を行っても、その操作を各場所の各音響データ処理装置に反映させることができるという利点がある。
本発明の好適な第二の態様に係る音響データ処理装置においては、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、前記マスター装置の前記個別予約リストは前記マスター予約リストであり、前記更新部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記マスター装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該音響データ処理装置の予約操作の内容を示す予約データに基づいて前記マスター予約リストの内容を更新し、前記反映部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記マスター装置から前記マスター予約リストの更新内容を示す更新データを受信すると、当該更新データを前記個別予約ファイルに反映させるようにしてもよい。第二の態様によれば、複数の音響データ処理装置の一つがマスター装置として動作し、各音響データ処理装置がそれぞれ離れた場所に設置されている場合でも、いずれの場所から楽曲の予約操作を行っても、その操作を各場所の各音響データ処理装置に反映させることができるという利点がある。
本発明の好適な第三の態様に係る音響データ処理装置においては、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置で共通に認識される再生の制御に関する制御操作の内容を示すマスター再生制御コマンドを参照可能であり、前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを出力するマスター再生制御コマンド出力部と、前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、前記マスター再生制御コマンドは、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な管理装置で受信されると共に、前記管理装置から前記複数の音響データ処理装置のそれぞれに送信され、前記マスター再生制御コマンド出力部は、前記制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを前記管理装置に送信し、前記再生制御部は、前記管理装置から受信した前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行うようにしてもよい。一の音響データ処理装置で再生制御の操作が行われると、当該操作の内容はマスター再生制御コマンドとして他の音響データ処理装置に伝えられ、反映される。したがって、音響データ処理装置がそれぞれ離れた場合にある場合でも、それぞれの拠点で共通に再生制御された楽曲またはリズムを利用することができる。
本発明の好適な第四の態様に係る音響データ処理装置においては、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置で共通に認識される再生の制御に関する制御操作の内容を示すマスター再生制御コマンドを参照可能であり、前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを出力するマスター再生制御コマンド出力部と、前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、前記マスター再生制御コマンド出力部は、前記制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信すると共に、当該音響データ処理装置内に前記マスター再生制御コマンドを出力し、前記再生制御部は、前記他の音響データ処理装置から受信した前記マスター再生制御コマンド、または、当該音響データ処理装置内に出力された前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行うようにしてもよい。一の音響データ処理装置で再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は、マスター再生制御コマンドとして、マスター装置としての音響データ処理装置からスレーブ装置としての他の音響データ処理装置に伝えられ、反映される。したがって、音響データ処理装置がそれぞれ離れた場合にある場合でも、それぞれの拠点で共通に再生制御された楽曲またはリズムを利用することができる。
本発明の好適な第五の態様に係る音響データ処理装置においては、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該音響データ処理装置の予約操作の内容を示す予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定する判定部を備えるようにしてもよい。音響データ処理装置として種類の異なる音響データ処理装置が用いられる場合には、装置によって再生可能な補助データが異なる場合がある。しかし、第五の態様によれば、予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において予約データに係る楽曲の実演を補助する補助データが再生できないという事態に対応ができる。
本発明の好適な第六の態様に係る音響データ処理装置においては、前記更新部は、前記判定部によって、前記予約に係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互に接続されているいずれの音響データ処理装置においても再生可能と判定された場合に、前記マスター予約リストの内容を更新するようにしてもよい。第六の態様によれば、予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲が予約されるという事態を防ぐことができる。
本発明の好適な第七の態様に係る音響データ処理装置においては、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記判定部によって、前記予約に係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互に接続されているいずれかの音響データ処理装置において再生可能ではない判定された場合に、前記再生可能ではないと判定された音響データ処理装置において、エラーが表示されるように制御する、あるいは、当該予約に係る楽曲の実演を補助する補助データが他の補助データから識別可能に表示されるように制御する判定表示制御部を備えるようにしてもよい。第七の態様によれば、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において特定の補助データが再生できないために予約できないことを容易に知ることができる。
本発明の好適な第八の態様に係る音響データ処理装置においては、前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作がなされると、当該楽曲の実演を補助する補助データについての処理を行う検索処理部を備え、前記検索処理部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記検索操作がなされると、当該検索操作が行われたことを示す検索操作データを前記マスター装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記検索操作データ、または、当該音響データ処理装置の検索操作が行われたことを示す検索操作データに基づいて、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出し、前記検索操作が行われた音響データ処理装置に提示するようにしてもよい。第八の態様によれば、いずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、予約に係る楽曲を確実に再生することができる。
本発明の好適な第九の態様に係る音響データ処理装置においては、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記検索処理部は、前記検索操作が行われた音響データ処理装置においては再生可能ではない補助データに対応する楽曲についても非検索対象として抽出し、前記検索操作が行われた音響データ処理装置において、前記検索対象として抽出された楽曲が、前記非検索対象として抽出された楽曲から識別可能に表示されるように、前記検索操作が行われた音響データ処理装置に提示するようにしてもよい。第九の態様によれば、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲については、他の識別可能に表示されるので、当該楽曲について再生可能とする措置が促進されることが期待される。
本発明の好適な第十の態様に係る音響データ処理装置においては、前記非検索対象として抽出された楽曲が選択されると、当該楽曲の実演を補助する補助データを購入可能なサービスに誘導する誘導部を備えるようにしてもよい。第十の態様によれば、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲についての購入が促進されることが期待される。
本発明の好適な第十一の態様に係る音響データ処理装置においては、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを出力する個別再生制御コマンド出力部と、前記個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、前記個別再生制御コマンド出力部は、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、他の音響データ処理装置から受信した個別再生制御コマンドが、いずれかの音響データ処理装置においては認識されない個別再生制御コマンドである場合には、当該いずれかの音響データ処理装置に対しては、当該個別再生制御コマンドを当該いずれかの音響データ処理装置において認識される個別再生制御コマンドに変換し、当該変換した個別再生制御コマンド及び当該変換前の個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて前記制御操作が行われると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信すると共に、当該音響データ処理装置内に前記個別再生制御コマンドを出力し、前記再生制御部は、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記変換した個別再生制御コマンド、または、前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行い、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、前記マスター装置から受信した前記変換された個別再生制御コマンド、もしくは、前記マスター装置から受信した前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行うようにしてもよい。いずれかの音響データ処理装置において再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は個別再生制御コマンドとしてマスター装置に伝えられる。マスター装置においては、全ての音響データ処理装置において利用可能なように当該個別再生制御コマンドを必要に応じて変換する。その結果、一の音響データ処理装置において行われた再生制御は、種類の異なる音響データ処理装置を含む全ての音響データ処理装置において反映されることになる。
本発明の好適な第十二の態様に係る音響データ処理装置においては、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記個別再生制御コマンド出力部は、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドまたは他の音響データ処理装置から受信した個別再生制御コマンドに対応する前記制御操作の内容が、いずれかの音響データ処理装置においては実行できない内容である場合には、当該個別再生制御コマンドに対応する前記制御操作が行われた音響データ処理装置に対して、当該制御操作は前記いずれかの音響データ処理装置において実行できない旨の提示を行う。第十二の態様によれば、いずれかの音響データ処理装置において再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は個別再生制御コマンドとしてマスター装置に伝えられる。マスター装置においては、いずれかの音響データ処理装置において実行できない当該個別再生制御コマンドについては、実行できない旨の提示を行う。その結果、特定の再生制御については、種類の異なる音響データ処理装置を含む他の音響データ処理装置において実行できないことを容易に知らしめることができる。
本発明の好適な第十三の態様に係る音響データ処理装置においては、前記実演データは、ユーザによる歌唱および演奏のうちの少なくとも一方に基づく実演によって得られ、前記補助データは、伴奏またはリズムに関連するデータ、歌詞データ、及び譜面データのうちの少なくともいずれか一つを含むようにしてもよい。第十三の態様によれば、歌唱や楽器演奏等の実演データを複数の音響データ処理装置において共通に再生し、かつ、伴奏またはリズムに関連するデータ、歌詞データ、及び譜面データのような補助データを複数の音響データ処理装置において共通に再生することができる。
以上の課題を解決するために、本発明の音響データ通信システムは、相互に通信可能な複数の音響データ処理装置を少なくとも備える音響データ通信システムであって、前記複数の音響データ処理装置で共通に認識される楽曲の実演順番を指定するマスター予約リストを管理する管理部と、前記マスター予約リストを参照可能な参照部と、ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部と、前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部と、前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部と、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、前記マスター予約リストの内容を更新する更新部と、前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部とを備える。
以上の構成においては、ユーザによる楽曲の予約操作がなされた場合には、更新部によりマスター予約リストの更新が行われる。そして、更新された内容は少なくとも一つの他の音響データ処理装置に送信される。また、少なくとも一つの他の音響データ処理装置から更新の内容を受信した場合には、反映部により、その更新の内容が個別予約リストに反映される。したがって、少なくとも更新部を備える音響データ処理装置と、少なくとも反映部を備える音響データ処理装置とがそれぞれ離れた場所に設置されている場合には、いずれの場所から楽曲の予約操作を行っても、その操作を各場所の各音響データ処理装置に反映させることができるという利点がある。
本発明の好適な第一の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記音響データ通信システムは、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な中継装置を備え、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、前記中継装置は、前記マスター装置から受信した前記予約データに係る楽曲の実演を補助する補助データが、いずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定する判定部を備え、前記音響データ処理装置は、前記参照部、前記入力部、前記再生部、前記記憶部、前記更新部、および、前記反映部を備え、前記更新部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記マスター装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該マスター装置においてなされた前記予約操作の内容を示す予約データを、前記中継装置に送信し、前記中継装置の前記判定部によって、前記予約に係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、いずれの音響データ処理装置においても再生可能と判定された場合に、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該マスター装置の予約操作の内容を示す予約データに基づいて前記マスター予約リストの内容を更新し、前記反映部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記マスター装置から前記マスター予約リストの更新内容を示す更新データを受信すると、当該更新データを前記個別予約ファイルに反映させるようにしてもよい。第一の態様によれば、予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲が予約されるという事態を防ぐことができる。
本発明の好適な第二の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記中継装置は、前記音響データ処理装置において前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作が行われたことを示す検索操作データを前記マスター装置から受信すると、いずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出する抽出部を備え、前記音響データ処理装置は、前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作がなされると、当該楽曲の実演を補助する補助データについての処理を行う検索処理部を備え、前記検索処理部は、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記検索操作がなされると、当該検索操作が行われたことを示す検索操作データを前記マスター装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記検索操作データ、または、当該マスター装置の検索操作が行われたことを示す検索操作データを、前記中継装置に送信し、前記中継装置の前記抽出部によって抽出された楽曲を、前記検索操作が行われた音響データ処理装置に提示するようにしてもよい。第二の態様によれば、いずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、予約に係る楽曲を確実に再生することができる。
本発明の好適な第三の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記中継装置は、前記音響データ処理装置にて行われた再生の制御に関する制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを前記マスター装置から受信し、当該個別再生制御コマンドが、いずれかの音響データ処理装置においては認識されない個別再生制御コマンドである場合には、当該いずれかの音響データ処理装置に対しては、当該個別再生制御コマンドを当該いずれかの音響データ処理装置において認識される個別再生制御コマンドに変換し、当該変換した個別再生制御コマンド及び当該変換前の個別再生制御コマンドを前記マスター装置に送信する変換部を備え、前記音響データ処理装置は、前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを出力する個別再生制御コマンド出力部と、前記個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、前記個別再生制御コマンド出力部は、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、当該マスター装置にて前記制御操作が行われると、行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを当該マスター装置内に出力すると共に、当該個別再生制御コマンド、または、前記他の音響データ処理装置から受信した個別再生制御コマンドを、前記中継装置に送信し、前記中継装置から受信した前記変換された個別再生制御コマンドおよび当該変換前の個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信し、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて前記制御操作が行われると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを前記マスター装置に送信すると共に、当該音響データ処理装置内に前記個別再生制御コマンドを出力し、前記再生制御部は、当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、または、前記変換された個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行い、当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、前記マスター装置から受信した前記変換された個別再生制御コマンド、もしくは、前記マスター装置から受信した前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行うようにしてもよい。第三の態様によれば、いずれかの音響データ処理装置において再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は個別再生制御コマンドとしてマスター装置に伝えられる。マスター装置においては、全ての音響データ処理装置において利用可能なように当該個別再生制御コマンドを必要に応じて変換する。その結果、一の音響データ処理装置において行われた再生制御は、種類の異なる音響データ処理装置を含む全ての音響データ処理装置において反映されることになる。
本発明の好適な第四の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な管理装置を備え、前記管理装置は、前記複数の音響データ処理装置で共通に認識される楽曲の実演順番を指定するマスター予約リストを管理する管理部と、前記音響データ処理装置から前記音響データ処理装置における前記楽曲の実演順番を予約する予約操作の内容を示す予約データを受信すると、前記マスター予約リストの内容を更新する第1更新部と、を備え、前記音響データ処理装置は、前記マスター予約リストを参照可能な参照部と、ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部と、前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部と、前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部と、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記管理装置に送信する第2更新部と、前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部とを備えるようにしてもよい。第四の態様によれば、予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲が予約されるという事態を防ぐことができる。
本発明の好適な第五の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記管理装置は、いずれかの音響データ処理装置から当該音響データ処理装置における再生の制御に関する制御操作の内容を示すマスター再生制御コマンドを受信すると、当該マスター再生制御コマンドを各音響データ処理装置に出力する第1マスター再生制御コマンド出力部を備え、前記音響データ処理装置は、前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを前記管理装置に送信する第2マスター再生制御コマンド出力部と、前記管理装置から受信した前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備えるようにしてもよい。いずれかの音響データ処理装置において再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は個別再生制御コマンドとしてマスター装置に伝えられる。マスター装置においては、全ての音響データ処理装置において利用可能なように当該個別再生制御コマンドを必要に応じて変換する。その結果、一の音響データ処理装置において行われた再生制御は、種類の異なる音響データ処理装置を含む全ての音響データ処理装置において反映されることになる。
本発明の好適な第六の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記音響データ通信システムは、前記複数の音響データ処理装置及び前記管理装置と通信可能な中継装置を備え、前記中継装置は、前記管理装置から受信した前記予約データに係る楽曲の実演を補助する補助データが、いずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定する判定部を備え、前記管理装置の前記第1更新部は、前記中継装置の前記判定部によって、前記予約に係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、いずれの音響データ処理装置においても再生可能と判定された場合に、前記マスター予約リストの内容を更新するようにしてもよい。第六の態様によれば、予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、特定の音響データ処理装置において再生できない補助データに対応する楽曲が予約されるという事態を防ぐことができる。
本発明の好適な第七の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記中継装置は、前記音響データ処理装置において前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作が行われたことを示す検索操作データを前記管理装置から受信すると、いずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出する抽出部を備え、前記管理装置は、前記音響データ処理装置において前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作が行われたことを示す検索操作データを前記音響データ処理装置から受信すると、前記中継装置の抽出部により抽出された楽曲を、前記検索操作が行われた音響データ処理装置に提示する第1検索処理部を備え、前記音響データ処理装置は、当該音響データ処理装置において前記検索操作がなされると、前記検索操作データを前記管理装置に送信する第2検索処理部を備えるようにしてもよい。第七の態様によれば、いずれの音響データ処理装置においても再生可能な補助データに対応する楽曲を検索対象として抽出するので、種類の異なる音響データ処理装置を用いても、予約に係る楽曲を確実に再生することができる。
本発明の好適な第八の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記中継装置は、前記音響データ処理装置にて行われた再生の制御に関する制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを前記管理装置から受信し、当該個別再生制御コマンドが、いずれかの音響データ処理装置においては認識されない個別再生制御コマンドである場合には、当該いずれかの音響データ処理装置に対しては、当該個別再生制御コマンドを当該いずれかの音響データ処理装置において認識される個別再生制御コマンドに変換し、当該変換した個別再生制御コマンド及び当該変換前の個別再生制御コマンドを前記管理装置に送信する変換部を備え、前記管理装置は、前記個別再生制御コマンドを前記音響データ処理装置から受信し、前記中継装置において変換された個別再生制御コマンド及び当該変換前の個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信する第1個別再生制御コマンド出力部を備え、前記音響データ処理装置は、当該音響データ処理装置にて前記制御操作が行われると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを前記管理装置に送信すると共に、当該音響データ処理装置内に前記個別再生制御コマンドを出力する第1個別再生制御コマンド出力部と、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、前記管理装置から受信した前記変換された個別再生制御コマンド、もしくは、前記管理装置から受信した前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備えるようにしてもよい。第八の態様によれば、いずれかの音響データ処理装置において再生制御の操作が行われると、当該操作の内容は個別再生制御コマンドとしてマスター装置に伝えられる。マスター装置においては、全ての音響データ処理装置において利用可能なように当該個別再生制御コマンドを必要に応じて変換する。その結果、一の音響データ処理装置において行われた再生制御は、種類の異なる音響データ処理装置を含む全ての音響データ処理装置において反映されることになる。
本発明の好適な第九の態様に係る音響データ通信システムにおいては、前記実演データは、ユーザによる歌唱および演奏のうちの少なくとも一方に基づく実演によって得られ、
前記補助データは、伴奏またはリズムに関連するデータ、歌詞データ、及び譜面データのうちの少なくともいずれか一つを含むようにしてもよい。第九の態様によれば、歌唱や楽器演奏等の実演データを複数の音響データ処理装置において共通に再生し、かつ、伴奏またはリズムに関連するデータ、歌詞データ、及び譜面データのような補助データを複数の音響データ処理装置において共通に再生することができる。
本発明の第1実施形態に係る音響データ通信システムのブロック図である。 管理サーバのブロック図である。 端末装置のブロック図である。 各端末装置の管理サーバへのログイン手順を説明するための図である。 2つの拠点の端末装置が接続された状態を示す模式図である。 楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 楽曲予約リストの更新および複製処理の状態遷移図である。 本発明の第2実施形態に係る楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 第2実施形態における楽曲予約リストの更新および複製処理の状態遷移図である。 本発明の第3実施形態に係る楽曲演奏操作状態の同期処理を説明するための状態遷移図である。 本発明の第3実施形態に係る楽曲演奏操作状態の同期処理を説明するための状態遷移図である。 本発明の第4実施形態に係る音響データ通信システムの模式図である。 本発明の第5実施形態に係る音響データ通信システムの模式図である。 第5実施形態に係る楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 第5実施形態に係る楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 本発明の第6実施形態に係る音響データ通信システムのブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る音響データ通信システムの模式図である。 第6実施形態に係る楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 第6実施形態に係る楽曲予約リストの更新および複製処理を説明するための模式図である。 本発明の第7実施形態に係る検索対象楽曲の抽出処理を説明するための模式図である。 本発明の第8実施形態に係る検索対象楽曲の抽出処理を説明するための模式図である。 本発明の第9実施形態に係る再生制御コマンドの変換処理を説明するための模式図である。 本発明の第10実施形態に係る再生制御コマンドの変換処理を説明するための模式図である。 本発明の第11実施形態に係る再生制御コマンドのエラー処理を説明するための模式図である。 本発明の第11実施形態に係る再生制御コマンドのエラー処理を説明するための模式図である。 各装置における再生制御のサポートの有無を説明する図である。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信カラオケシステム100(音響データ通信システムの一例)のブロック図である。図1に示すように、通信カラオケシステム100は、管理サーバ10(管理装置の一例)と複数のカラオケ装置20(音響データ処理装置の一例)とを含んで構成される通信カラオケシステムである。管理サーバ10とカラオケ装置20とは、通信網40(例えばインターネット)を介して相互に通信する。また、複数のカラオケ装置20同士も通信網40(例えばインターネット)を介して相互に通信する。
各カラオケ装置20は、通信網40を介して、管理サーバ10から伴奏用のカラオケの楽曲データ(補助データの一例)をダウンロードして、それぞれ別個にカラオケの楽曲を再生することができる。また、複数のカラオケ装置20が相互に通信を行って同一の楽曲を同時に再生しながら、歌唱音についても相互に再生する場合には、一つのカラオケ装置20で再生された楽曲データがその他のカラオケ装置20に送信され、各カラオケ装置20で再生される。また、各カラオケ装置に入力される歌唱音は実演データとして相互に通信され、楽曲データとミックスされて各カラオケ装置20で再生される。
各カラオケ装置20は、図1に示すように、ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部200と、前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部201と、前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部204と、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、前記マスター予約リストの内容を更新する更新部202と、前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部203とを備えている。なお、図1においては、簡略化のために、一つのカラオケ装置20における機能ブロックを表示しているが、他のカラオケ装置20においても同様の機能ブロックを備えている。
図2は、管理サーバ10のブロック図である。図2に示すように、管理サーバ10は、制御部11、メモリ12、ハードディスク(HDD)13、および、通信インターフェース14を備えている。
制御部11は、CPU等から構成され、管理サーバ全体の制御を行う。制御部11は、通信インターフェース14を介して通信網40に接続されており、通信インターフェース14を介して複数のカラオケ端末装置20と通信可能になっている。制御部11には、メモリ12およびハードディスク(HDD)13が接続され、メモリ12およびハードディスク(HDD)13からデータを読み出し、あるいは、メモリ12およびハードディスク(HDD)13にデータを書き込みながら、後述する制御処理を行う。制御部11は、管理部および第1更新部として機能する。
ハードディスク(HDD)13には、カラオケ用の楽曲データ、楽曲データの曲目情報、楽曲データの曲目リスト、歌詞データ、および、楽曲データに関連付けられた映像データ等が格納されている。また、複数のカラオケ装置20が相互に通信する際に使用されるログイン管理情報も格納されている。このログイン管理情報は、ユーザのID、ユーザのプロフィール情報、カラオケ装置20を識別する情報などから構成されている。詳しくは後述する。
図3は、カラオケ装置20のブロック図である。図2に示すように、カラオケ装置20は、制御部21、メモリ22、ハードディスク(HDD)23、通信インターフェース24、映像出力部25、映像入力部26、音響出力部27、音声入力部28、指示入力部29を備えている。
制御部21は、CPU等から構成され、カラオケ装置全体の制御を行う。制御部21は、通信インターフェース24を介して通信網40に接続されており、通信インターフェース24を介して管理サーバ10および他のカラオケ装置20と通信可能になっている。制御部11には、メモリ22およびハードディスク(HDD)23が接続され、メモリ22およびハードディスク(HDD)23からデータを読み出し、あるいは、メモリ22およびハードディスク(HDD)23にデータを書き込みながら、後述する制御処理を行う。制御部21と通信インターフェース24は、参照部として機能する。また、制御部21は、再生部、第2更新部、および反映部として機能する。
ハードディスク(HDD)23には、管理サーバ10からダウンロードした楽曲データ、楽曲データの曲目情報、歌詞データ、および、楽曲データに関連付けられた映像データ等が格納されるようになっている。
また、複数のカラオケ装置20が相互に通信する場合には、通信を行う他のカラオケ端末装置20のユーザのID、他のカラオケ装置20を識別する情報なども格納されるようになっている。
映像出力部25は、管理サーバ10からダウンロードしてハードディスク(HDD)23に格納した映像データや歌詞テロップをモニター50に出力する。また、複数のカラオケ装置20が相互に通信する場合には、通信を行う他のカラオケ装置20に接続されたカメラの映像データをモニター50に出力する。したがって、他のカラオケ装置20が遠隔地にある場合でも、あたかも一緒の部屋でカラオケを歌唱している雰囲気を作り出すことができる。
映像入力部26には、カメラ51が接続されており、カメラ51で撮影した歌唱者の映像などを入力してデータ処理を行う。データ処理された映像データは、複数のカラオケ装置20が相互に通信する場合には、通信インターフェース24を介して他のカラオケ装置20に送信される。
音響出力部27は、管理サーバ10からダウンロードしてハードディスク(HDD)23に格納した音響データやマイクにより収音した歌唱者の音声データを出力する。音響出力部27には、アンプ52が接続され、アンプ52にはスピーカ53が接続されている。したがって、スピーカ53からは、カラオケの伴奏や、歌唱者の音声が出力される。
また、複数のカラオケ装置20が相互に通信する場合には、音響出力部27は、通信を行う他のカラオケ装置20に接続されたマイクで収音した歌唱者の音声データ、あるいは、コミュニケーションマイクで収音した周囲の音声データを出力する。したがって、他のカラオケ装置20が遠隔地にある場合でも、あたかも一緒の部屋でカラオケを歌唱している雰囲気を作り出すことができる。
音声入力部28には、歌唱用マイク54とコミュニケーションマイク55が接続されている。音声入力部28は、歌唱用マイク54により収音した歌唱者の音声や、コミュニケーションマイク55により収音した観客等の音声を入力してデータ処理を行う。
指示入力部29は、複数のキースイッチやリモコン端末の受信部などを備えている。指示入力部29は、ユーザによって操作されたキースイッチやリモコン端末からのデータを入力して、制御部21に受け渡す。これにより、ユーザの操作に応じた種々の処理が行われることになる。詳しくは後述する。
[カラオケ装置間で通信を行う場合のログイン処理]
次に、複数のカラオケ装置20が相互に通信を行う場合のログイン処理について説明する。一例として、図4に示すように、3つの拠点にカラオケ装置20a、カラオケ装置20b、カラオケ装置20cがある場合について説明する。
各拠点のユーザ60は、カラオケ装置20の相互の通信を希望する場合には、それぞれのカラオケ装置20a、カラオケ装置20b、カラオケ装置20cを操作して、管理サーバ10に対してログイン状態の登録を行う(図4においてi)で示す)。
ログイン状態の登録は、ユーザ60のID番号あるいはユーザネーム、年齢、性別、好きなアーティスト名、歌唱可能な音域等を入力することによって行う。既に管理サーバ10にこれらの情報を入力済みの場合には、例えば、ユーザのID番号あるいはユーザネームとパスワードの入力のみを行ってログインするようにしてもよい。また、事前にインターネットを介してID番号あるいはユーザネーム、年齢、性別、好きなアーティスト名、歌唱可能な音域等を登録しておくようにしてもよい。
ユーザ60からのログイン状態の登録が行われると、管理サーバ10は、入力された情報に基づいてログイン管理リスト80を作成する。過去の履歴が残っている場合には、その残っているデータを用いてログイン管理リスト80を作成するようにしてもよい。ログイン管理リスト80には、ユーザ60のID番号あるいはユーザネームと、年齢、性別、好きなアーティスト名、歌唱可能な音域等のプロフィール情報と、装置情報が記録される。なお、装置情報は、それぞれのカラオケ装置20a、カラオケ装置20b、カラオケ装置20cから自動的に送信される。装置情報は、IPアドレス等、個々のカラオケ装置20を識別でき、通信可能となる情報であればよい。
また、ログイン状態の登録は、各地点の全てのユーザ60が行うようにしてもよいし、それぞれの代表者60a、60b、60cが行うようにしてもよい。
次に、他の地点のユーザとのデュエットを楽しみたいユーザは、管理サーバ10にアクセスして、ユーザの検索を行う(図4においてii)で示す)。この検索は、他のユーザIDあるいはユーザネームを予め知っている場合には、そのユーザIDあるいはユーザネームを入力することにより、検索を行うことができる。また、それぞれのカラオケ装置20に接続されたモニター50にログイン管理リスト80を表示させ、ログイン管理リスト80に記載されているプロフィール情報から検索するようにしてもよい。
管理サーバ10は、ユーザ検索の結果を、ユーザに対して通知する(図4においてiii)で示す)。この通知は、ユーザIDあるいはユーザネームを入力することにより、検索を行った場合には、検索対象のユーザがログインしているかどうかを通知するようにすればよい。また、モニター50にログイン管理リスト80を表示させて検索が行われた場合には、選択されたユーザがログインしているかどうかを通知するようにすればよい。
検索対象のユーザがログインしている場合には、そのユーザに対して接続許可の問い合わせが行われる(図4においてiv)で示す)。この処理は、例えば、モニター50に、「接続許可の問い合わせを行いますか?」等の表示を行って、ユーザによって「はい」または「いいえ」を選択させるようにすればよい。
接続許可の問い合わせが行われると、管理サーバ10は、ログイン管理リスト80に記録された装置情報に基づいて、選択されたユーザがログインしている地点のカラオケ端末装置20に対して、接続許可の問い合わせがあったことを通知する(図4においてv)で示す)。この通知があると、各拠点のカラオケ装置20は、それぞれのカラオケ装置20に接続されているモニター50に、その旨を表示させる。
例えば、問い合わせをしたユーザのID番号やユーザネーム、あるいはプロフィール情報を表示し、「このユーザから接続許可の問い合わせが来ています。許可しますか?」のように表示を行えばよい。
このような表示がモニター50上で行われると、各地点のユーザは、例えば、「はい」または「いいえ」をリモコン等によって選択して、問い合わせについての回答を行う(図4においてvi)で示す)。
各拠点のカラオケ装置20から回答を受信した管理サーバ10は、その結果を問い合わせたユーザのカラオケ装置20に対して通知して(図4においてvii)で示す)、他の拠点のカラオケ装置の装置情報を送信する。この通知を受けたカラオケ装置20は、モニター50上に「接続が許可されました」等の表示を行うようにすればよい。
このようにして、例えば、カラオケ装置20bの装置情報を取得したカラオケ装置20aは、カラオケ装置20bにアクセスを行い、カラオケ装置20aとカラオケ装置20bとの接続が行われ、カラオケ装置20aとカラオケ装置20bとの間で、相互に通信が行われることになる(図4においてviii)で示す)。なお、この場合、最初に接続の問い合わせを行ったカラオケ装置20aが親機として楽曲の再生データの送信や楽曲予約リスト等を管理する。
図5は、このようにして2つの拠点間のカラオケ装置が相互に通信している状態のイメージを示している。この状態においては、例えば、拠点Aのユーザ60aが選んだカラオケの楽曲データを管理サーバ10からダウンロードすると、その楽曲データは、拠点Aのカラオケ端末装置20aのハードディスク(HDD)23に格納される。
拠点Aのユーザ60aが演奏の開始の操作を行うと、その楽曲データが再生され、地点Aにおけるアンプ52aおよびスピーカー53aを介して、拠点Aにおいてその楽曲のカラオケ伴奏が再生される。また、モニター50aには、その楽曲の歌詞テロップや、楽曲に関連付けられた映像データが表示される。また、拠点Aのユーザ60aの歌は、歌唱用マイク54aによって収音され、アンプ52aおよびスピーカー53aを介して再生される。
さらに、前記楽曲のカラオケ伴奏音は、拠点Aのカラオケ端末装置20aによって、再生データとしてカラオケ装置20bに送信される。この再生データを受信したカラオケ装置20bは、この再生データの再生を行い、アンプ52bおよびスピーカー53bを介して、拠点Aと同じカラオケ伴奏音が、拠点Bにおいても再生されることになる。
したがって、拠点Bのユーザ60bは、拠点Aと同じカラオケ伴奏音にしたがって歌唱することができ、拠点Bのユーザ60bの歌は、歌唱用マイク54bによって収音され、アンプ52bおよびスピーカー53bを介して再生される。また、歌唱用マイク54bによって収音された拠点Bのユーザ60bの音声データは、拠点Bのカラオケ装置20bによって、拠点Aのカラオケ装置20aに送信される。そして、拠点Aにおけるアンプ52aおよびスピーカー53aを介して再生される。また、同時に、拠点Aのユーザ60aの歌も、同様に、拠点Bにおけるアンプ52bおよびスピーカー53bを介して再生される。したがって、拠点Aのユーザ60aと地点Bのユーザ60bは、互いに離れた場所にいながら、同じ曲についてデュエットすることができる。
さらに、拠点Aのユーザ60aが歌う様子は、カメラ51aによって撮影され、拠点Bに送信されてモニター50b上に表示される。また、拠点Bのユーザ60bが歌う様子は、カメラ51bによって撮影され、拠点Aに送信されてモニター50a上に表示される。したがって、拠点Aのユーザ60aと拠点Bのユーザ60bは、互いに離れた場所にいながら、あたかも同じ場所でデュエットしているかのような臨場感を体験することができる。
しかも、拠点Aの観客70aの拍手や声等は、コミュニケーションマイク55aによって収音され、拠点Bに送信されて拠点Bにおけるアンプ52bおよびスピーカー53bを介して再生される。また同様に、拠点Bの観客70bの拍手や声等は、コミュニケーションマイク55bによって収音され、拠点Aにおけるアンプ52aおよびスピーカー53aを介して再生される。したがって、拠点Aのユーザ60aおよび観客70aと地点Bのユーザ60bおよび観客70bは、互いに離れた場所にいながら、あたかも同じ場所にいるかのような臨場感を体験することができる。
なお、上述した例では、拠点Aのカラオケ装置20aによって楽曲データをダウンロードし、その楽曲データを再生したデータをカラオケ装置20aからカラオケ装置20bに送信したが、カラオケ装置20bにおいても管理サーバ10から楽曲データをダウンロードして、カラオケ装置20bにおいてそのダウンロードした楽曲データを再生するようにしてもよい。
また、上述した例では、2つの拠点のカラオケ装置20を接続したが、これ以上の複数の地点におけるカラオケ装置20を接続するようにしてもよい。この場合には、各拠点のカラオケ装置20は、歌唱用マイク54で収音した歌唱音のデータを、接続されている他のカラオケ装置20に送信するようにすればよい。
各拠点の映像は、一つの画面上に合成表示するようにしてもよいし、分割表示を行うようにしてもよい。また、各拠点から届く歌唱音声は伴奏音とミキシングして再生される。楽曲データや歌詞テロップは、親機のカラオケ装置20から他のカラオケ装置20に送信するようにしてもよいし、それぞれのカラオケ装置20が管理サーバ10かダウンロードするようにしてもよい。
以上のような本実施形態のシステムによれば、親機のカラオケ装置20と他のカラオケ装置20との接続が確立された後は、その接続状態が維持されるので、楽曲ごとにデュエット相手を募集する必要がなく、例えば、遠隔地に住む知人と一定期間に渡ってデュエットを楽しむことができる。
また、本実施形態によれば、複数の拠点の歌唱音声がカラオケ伴奏音にミックスされて再生されるので、デュエット対象曲でなくても、拠点間でいつでも一緒に歌うことができる。さらに、本実施形態によれば、必ずしも複数の拠点で同時に歌う必要はなく、他の拠点では視聴するだけでも構わない。
[楽曲予約リストの同期処理]
次に、本実施形態における楽曲予約リストの同期処理について説明する。一例として、図6に示すカラオケ装置20aから最初にカラオケ装置間の通信要求があり、カラオケ装置20aが親機(マスター装置)となって、カラオケ装置20b(スレーブ装置)およびカラオケ装置20c(スレーブ装置)との通信が可能な状態になっているものとする。また、カラオケ装置間の通信が開始された場合には、カラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cにおける楽曲予約リストは一旦クリアされるようになっている。
この状態において、例えば、カラオケ装置20cにおいて、楽曲の追加、削除、順番の変更等の楽曲予約に関連する操作が行われると(図7:S1)、その操作内容は、予約データとして、通信網40を通じて、親機となっているカラオケ装置20aに通知される(図7:S2)。
予約データの通知を受けた親機のカラオケ装置20aは、接続されている他のカラオケ装置20bに対して楽曲予約リストの操作を一旦禁止する指示を送信する(図7:S3)。
そして、親機のカラオケ装置20aは、カラオケ装置20cからの要求に従ってマスター予約リストとしての楽曲予約リスト90を操作し、更新する(図7:S4)。
更新された最新のリストは複製されてカラオケ装置20cおよびカラオケ装置20bに更新データとして転送され(図7:S5、S6)、カラオケ装置20cおよびカラオケ装置20bにおいて個別予約リストである楽曲予約リスト90cおよび楽曲予約リスト90bとして保存される(図7:S7、S8)。
親機のカラオケ装置20aは、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに楽曲予約リストの操作を再度許可する(図7:S9、S10)。
すれ違いにより、楽曲予約リストの操作禁止区間中に操作要求が出された場合には、その要求は拒否され、要求を出したカラオケ装置には、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージが表示される。
なお、親機のカラオケ装置20aが楽曲予約リストの操作を行った場合には、接続されている他のカラオケ装置20bおよびにカラオケ装置20c対して楽曲予約リストの操作を一旦禁止する指示が送信される。以下、図7に示すS4以降の処理が同様に行われる。
以上のように、本実施形態によれば、いずれのカラオケ装置において楽曲予約リストの操作を行った場合でも、その操作の内容は、他のカラオケ装置における楽曲予約リストに反映されるので、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケでデュエットを楽しむことができる。
なお、本実施形態において、楽曲予約リストの更新を行う更新部と、更新された内容を反映させる反映部とは、共に制御部21の機能として実現される。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図8および図9に基づいて説明する。なお、第1実施形態との共通個所には同一符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、親機のカラオケ装置においてマスター予約リストとしての楽曲予約リスト90を管理したが、図8に示すように、管理サーバ10においてマスター予約リストとしての楽曲予約リスト90を管理するようにしてもよい。
例えば、カラオケ装置20aにおいて、楽曲の追加、削除、順番の変更等の楽曲予約に関連する操作が行われると(図9:S20)、その操作内容は、通信網40を通じて、予約データとして管理サーバ10に通知される(図9:S21)。
予約データの通知を受けた管理サーバ10は、接続されている他のカラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに対して楽曲予約リストの操作を一旦禁止する指示を送信する(図9:S22、S23)。
そして、管理サーバ10は、カラオケ装置20aからの要求に従って楽曲予約リスト90を操作し、更新する(図9:S24)。
更新された最新のリストは、複製されてカラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに更新データとして転送され(図9:S25、S26、S27)、カラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cにおいて個別予約リストである楽曲予約リスト90a、楽曲予約リスト90bおよび楽曲予約リスト90cとして保存される(図9:S28、S29、S30)。
管理サーバ10は、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cにより楽曲予約リストの操作を再度許可する(図9:S31、S31)。
すれ違いにより、楽曲予約リストの操作禁止区間中に操作要求が出された場合には、その要求は拒否され、要求を出したカラオケ装置には、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージが表示される。
以上のように、本実施形態によれば、いずれのカラオケ装置において楽曲予約リストの操作を行った場合でも、その操作の内容は、他のカラオケ装置における楽曲予約リストに反映されるので、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケでデュエットを楽しむことができる。
なお、本実施形態のように構成する場合には、予約リストを更新する第1更新部を管理サーバ10に備え、各カラオケ装置には、予約データを管理サーバ10に送信する第2更新部と、管理サーバ10から送信された更新の内容を各楽曲予約リストに反映させる反映部を備えるようにしてもよい。管理サーバ10の第1更新部は制御部11の機能により実現され、各カラオケ装置の第2更新部及び反映部は、制御部21の機能により実現される。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図10に基づいて説明する。第1実施形態との共通個所には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態は、各拠点における楽曲演奏操作を、他の拠点にも反映させる実施形態である。
本実施形態においても、図6に示すように、カラオケ装置20aから最初にカラオケ装置間の相互の通信要求があり、カラオケ装置20aが親機となって、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cとの通信が可能な状態になっているものとする。
この状態で、例えば、カラオケ装置20cにおいて、楽曲再生の制御に関連する操作が行われると(図10:S40)、カラオケ装置20cは、その操作が同期の対象となる操作かどうかを判定する(図10:S41)。
同期の対象となる操作は、スタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作である。
また、同期の対象ではない操作は、拠点固有の音量調整操作、予約リストや設定状態の参照・確認操作である。
その操作が、同期の対象となる操作であった場合には、カラオケ装置20cは、まず自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(図10:S42)。
例えば、演奏中にはスタートの操作は許可できないし、演奏が行われていない時には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の操作も許可できない。しかし、演奏中には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。また、演奏が行われていない時には、スタートの操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。
カラオケ装置20cは、ユーザが行った操作が、許可できない操作であった場合には、同期処理を行わない。
カラオケ装置20cは、自分自身の状態をロックした後、接続されているその他のカラオケ端末装置20aおよびカラオケ装置20bに対して当該操作の可否を問い合わせる(図10:S43、S46)。
問い合わせを受けたカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bは、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(図10:S44、S47)。
そして、カラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bは、カラオケ装置20cに対して操作が許可可能か否かの応答をする(図10:S45、S48)。
各カラオケ装置20は、状態ロック期間中においては、自分自身における操作要求、および、その他のカラオケ装置20からの操作要求を受け付けないようにする。
問い合わせを行ったカラオケ装置20c(利用者が操作した装置)は、その他の全てのカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bから操作可否の応答が帰るのを待つ。
待機中に一部のカラオケ装置20から「操作禁止」の応答を受け取った場合は、要求元はすべてのカラオケ装置20に対する操作要求を取り下げ、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージを表示する。
すべてのカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bが操作許可の応答を返したら、要求元のカラオケ装置20cは各拠点のカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bに具体的な操作内容を示すマスター再生制御コマンドを通知し、再生制御を指示する(図10:S49、S50)。
指示を受けたカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bは、マスター再生制御コマンドに基づいて自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(図10:S51、S52)。そして、要求元のカラオケ装置20cに対して完了通知を送信する(図10:S53、S54)。
要求元のカラオケ装置20cは、その他のすべてのカラオケ装置20aおよびカラオケ装置20bから完了通知を受け取った後で、自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(図10:S54)。
以上のような制御は、管理サーバ10の管理の下で行うようにしてもよい。例えば、カラオケ装置20aにおいて、楽曲再生の制御に関連する操作が行われると(図11:S60)、カラオケ装置20aは、その操作が同期の対象となる操作かどうかを判定する(図11:S61)。
同期の対象となる操作は、上述の場合と同様に、スタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作である。
また、同期の対象ではない操作も、上述の場合と同様に、拠点固有の音量調整操作、予約リストや設定状態の参照・確認操作である。
その操作が、同期の対象となる操作であった場合には、カラオケ装置20aは、 まず自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(図11:S62)。
例えば、演奏中にはスタートの操作は許可できないし、演奏が行われていない時には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の操作も許可できない。しかし、演奏中には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。また、演奏が行われていない時には、スタートの操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。
カラオケ装置20aは、ユーザが行った操作が、許可できない操作であった場合には、同期処理を行わない。
カラオケ装置20aは、自分自身の状態をロックした後、管理サーバ10に対して具体的な操作内容を示すマスター再生制御コマンドを送信し、同期処理の要求を通知する(図10:S63)。
要求を受けた管理サーバ10は、他のカラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに対して操作が許可可能か否かの問い合わせをする(図11:S64、S67)。
問い合わせを受けたカラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cは、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(図10:S65、S68)。
そして、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cは、管理サーバ10に対して操作が許可可能か否かの応答をする(図11:S66、S69)。
各カラオケ装置20は、状態ロック期間中においては、自分自身における操作要求、および、管理サーバ10からの操作要求を受け付けないようにする。
管理サーバ10は、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cから操作可否の応答が帰るのを待つ。
待機中に一部のカラオケ装置20から「操作禁止」の応答を受け取った場合は、管理サーバ10はすべてのカラオケ装置20に対する操作要求を取り下げ、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージを表示する。
カラオケ端末装置20bおよびカラオケ装置20cが操作許可の応答を返したら、管理サーバ10はすべてのカラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに具体的な操作内容を示すマスター再生制御コマンドを通知し、再生制御を指示する(図11:S70、S73、S76)。
指示を受けたカラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cは、マスター再生制御コマンドに基づいて、それぞれ自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(図11:S71、S74、S77)。そして、要求元のカラオケ装置20cに対して完了通知を送信する(図11:S72、S75、S78)。
以上のように、本実施形態によれば、一つのカラオケ装置で行われた楽曲演奏操作が、通信モードで接続されている他の全てのカラオケ装置に反映されるので、相互に通信している全てのカラオケ装置に同じ状態でデュエットを行うことができる。
本実施形態では、楽曲データに対する再生制御の内容を、マスター再生制御コマンドとしてマスター再生制御出力部により送信し、再生制御部において楽曲データの再生制御に反映させる例について説明したが、マスター再生制御出力部及び再生制御部は、制御部21の機能として実現される。また、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、または、カラオケ装置20cのいずれかにおける第2マスター再生制御コマンド出力部から管理サーバ10マスター再生制御コマンドを送信し、管理サーバ10の第1マスター再生制御コマンド出力部からマスター再生制御コマンドをカラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cに送信し、さらに、カラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cの再生制御部で再生制御を行う例についても説明した。この場合には、管理サーバ10の制御部11が第1マスター再生制御コマンド出力部として機能し、カラオケ装置20a、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20cの制御部21が、第2マスター再生制御コマンド出力部及び再生制御部として機能する。
<D:第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を図12に基づいて説明する。本実施形態は、本発明のシステムを楽器のセッションに適用した実施形態である。本実施形態においては、音響データ処理装置として、パーソナルコンピュータを用いた例である。
本実施形態では、図12に示すように、拠点1のパーソナルコンピュータ80と、拠点2のパーソナルコンピュータ81と、拠点3のパーソナルコンピュータ82が、通信網40を介して管理サーバ10と接続されている。
拠点1においては、オーディオインターフェース82を介してギター81の実演データがパーソナルコンピュータ80に入力されるようになっている。拠点2においては、オーディオインターフェース85を介してキーボード84の実演データがパーソナルコンピュータ83に入力されるようになっている。拠点3においては、オーディオインターフェース89を介してマイク88により収音されたサックス87の実演データがパーソナルコンピュータ86に入力されるようになっている。
拠点1、拠点2、拠点3のそれぞれのユーザは、パーソナルコンピュータ80、パーソナルコンピュータ81、およびパーソナルコンピュータ82によって、インターネットに接続し、管理サーバ10にアクセスする。
管理サーバ10にアクセスすると、ID番号やユーザネームの入力が求められるので、その要求に従って、ID番号やユーザネームの入力を行い、ログインを行う。
各ユーザのログイン状態は、管理サーバ10によって管理され、それぞれのパーソナルコンピュータ80、パーソナルコンピュータ81、およびパーソナルコンピュータ82から確認することができる。
例えば、拠点1のユーザが拠点2のユーザと拠点3のユーザにセッションへの参加を問い合わせる。拠点2のユーザと拠点3のユーザがこれを許可すると、管理サーバ10は、拠点2のパーソナルコンピュータ83および拠点3のパーソナルコンピュータ86の接続情報を拠点1のパーソナルコンピュータ80に通知する。
拠点1のパーソナルコンピュータ80は、通知された接続情報に基づいて拠点2のパーソナルコンピュータ83と、拠点3のパーソナルコンピュータ86にアクセスし、通知された接続情報と自分自身の接続情報を拠点2のパーソナルコンピュータ83と、拠点3のパーソナルコンピュータ86に通知する。
その結果、パーソナルコンピュータ80、パーソナルコンピュータ81、およびパーソナルコンピュータ82のそれぞれは、通信網40を介して相互に接続され、互いの実演データの送信と受信が可能になる。
したがって、各拠点において、各楽器の実演データをサウンドインターフェースを介して送信し、互いの実演データを受信してミックスして再生することにより、それぞれの拠点において、他の拠点での楽器演奏の実演データを再生することができ、あたかも一つの場所でセッションを行っているかのような臨場感を体験することができる。
本実施形態においても、パーソナルコンピュータにカメラを接続することにより、各拠点における演奏をそれぞれの拠点に送信し、合成または分割表示により、各拠点での映像を再生することもできる。
また、本実施形態においては、セッションに参加するメンバーがそれぞれ自分で演奏するパートを抜いた残りの楽曲の楽曲データ、いわゆるマイナスワンの楽曲データを伴奏用の補助データとしてそれぞれの拠点で再生するようにしてもよい。また、メトロノームデータやリズムパターンデータの補助データをそれぞれの拠点で再生するようにしてもよい。さらには、歌詞データや譜面データの補助データをそれぞれの拠点で表示するようにしてもよい。
マイナスワンの楽曲データ、メトロノームデータ、リズムパターンデータ、歌詞データまたは譜面データは、管理サーバ、または、いずれかのパーソナルコンピュータから出力し、各パーソナルコンピュータごとに同期して再生または表示するようにしてもよい。
楽器セッションにおいて、楽曲データを各拠点で再生する場合には、上述したカラオケ装置の実施形態のように、楽曲の予約リストを各拠点から操作できるようにすればよい。
また、楽器セッションにおいて、楽曲データを各拠点で再生する場合には、楽曲データのスタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏制御、あるいは、キーコントロール、テンポコントロール等の演奏制御を各拠点で同期させるようにしてもよい。
さらに、予約リストは、楽曲データに限定されず、メトロノームデータ、リズムパターンデータ、譜面データ、歌詞データなどの予約リストであってもよい。
ピアノの生伴奏による合唱を行う場合や、アカペラでコーラスを行う場合には、歌詞データや譜面データをそれぞれの拠点で表示するようにすればよい。また、この歌詞データや譜面データは、管理サーバまたはいずれかのパーソナルコンピュータから出力し、パーソナルコンピュータごとに同期して表示するようにしてもよい。
<E:第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態を図13乃至図15に基づいて説明する。上述した各実施形態においては、通信網40を介して相互に通信可能に接続された複数のカラオケ装置20のネットワークは、全て同一種類の装置で構成されており、利用可能な楽曲データのデータベースも共通である場合について説明した。しかし、本実施形態は、カラオケ装置のネットワークが、カラオケ専用の装置(上述した各実施形態においては、カラオケ装置20a〜20c)だけで構成されているのではなく、本発明のカラオケシステムに接続可能な汎用の端末装置をカラオケ装置として含んで構成されているところが上述した各実施形態と異なる。このような汎用の端末装置において利用可能な楽曲データのデータベースは、カラオケ専用のカラオケ装置20a〜20cにおいて利用可能な楽曲データのデータベースと異なることが考えられる。例えば、汎用の端末装置において利用可能な楽曲データのデータベースの曲数は、カラオケ専用のカラオケ装置20a〜20cにおいて利用可能な楽曲データのデータベースの曲数よりも少ない場合がある。このように、本実施形態は、カラオケ装置のネットワークにおいて利用できる楽曲データのデータベースが、カラオケ装置によって異なる場合があるところも、上述した各実施形態と異なる。
本実施形態に用いられる汎用の端末装置としては、例えば、家庭用のパーソナルコンピュータ、据え置き型のゲーム機、スマートTV、STB(Set Top Box)等が考えられる。また、他の例としては、タブレット、スマートフォン、携帯ゲーム機等も、カラオケ用のアプリケーションを利用することにより、本発明のカラオケシステムに接続することが可能となる。
本実施形態では、一例として、図13に示すように、カラオケ専用のカラオケ装置20a、20bと、スマートフォン20’によりカラオケ装置のネットワークが構成される例について説明する。図13に示すシステムは、第1実施形態で説明した図6に示すシステムに対応するものであり、カラオケ装置20aが親機(マスター装置)として機能し、カラオケ装置20bおよびスマートフォン20’がスレーブ装置として機能する。
ログインの方法は、第1実施形態で説明した方法と同様であり、スマートフォン20’は、予めインストールしてあるカラオケ用のアプリケーションを起動させて、管理サーバ10にログイン要求を行うことにより、カラオケシステムへのログインが可能となっている。図4に示すように、管理サーバ10に備えられるログイン管理リスト80には、ID情報およびプロフィール情報の他に、装置情報が記録され、当該装置情報としてスマートフォン20’を識別する情報が記録される。このログイン管理リスト80の情報は、親機であるカラオケ装置20aにも伝えられるため、親機であるカラオケ装置20aは、スマートフォン20’からのアクセスがあった場合に、カラオケ専用のカラオケ装置20bとは異なる種類の装置からのアクセスであることを認識することができる。
スマートフォン20’が利用可能な楽曲データのデータベースは、楽曲購入サイトにおいて、再生権利を購入するか、あるいは、購入した楽曲をスマートフォン20’にダウンロードすることにより構成される。したがって、一般的には、カラオケ専用の装置であるカラオケ装置20a、20bが利用可能な楽曲データのデータベースの曲数に比べると、スマートフォン20’において利用可能な楽曲データのデータベースの曲数は少ない。その結果、カラオケ装置20a、20bにおいて予約された楽曲が、スマートフォン20’においては利用できないことも考えられる。
そこで、本実施形態においては、いずれかのカラオケ装置において楽曲予約の操作が行われた場合には、直ちに楽曲予約リストを更新するのではなく、親機であるカラオケ装置20aの判定部により、予約に係る楽曲が、全てのカラオケ装置において利用可能であるかどうかを判定し、肯定的な判定結果が得られた場合にのみ楽曲予約リストを更新するように構成した。判定部は、制御部21により実現される機能である。
以下、図14および図15を参照して、本実施形態における楽曲予約リストの同期処理について説明する。例えば、図14に示すように、カラオケ装置20bにおいて、楽曲の追加等の楽曲予約に関連する操作が行われると(S1)、その操作内容は、予約データとして、通信網40を通じて、親機となっているカラオケ装置20aに通知される(S2)。
予約データの通知を受けた親機のカラオケ装置20aは、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な楽曲であるかどうかを判定する(S11)。判定の方法は、専用のカラオケ装置とは異なる種類の装置であるスマートフォン20’のみに対して、当該楽曲が再生可能かを問い合わせても良いし、カラオケ装置20a自身を含めて、それぞれの装置で当該楽曲が再生可能かを問い合わせてもよい。また、親機であるカラオケ装置20aが、スマートフォン20’において利用可能な楽曲の情報を予め問い合わせて、カラオケ装置20aに記憶しておき、記憶した情報に基づいて判定するようにしてもよい。
判定の結果、図14に示すように、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な場合には、第1実施形態の場合と同じ条件なので、第1実施形態と同様の処理が行われる(S3〜S10)。なお、処理の詳細については第1実施形態と同様なので省略する。このような処理の結果、図13に示すように、マスター予約リストである楽曲予約リスト90が更新され、更新された内容が、カラオケ装置20bの楽曲予約リスト90bおよびスマートフォン20’の楽曲予約リスト90’に反映される。
一方、判定の結果、図15に示すように、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれかの装置において再生できない場合には、親機であるカラオケ装置20aは、予約操作を行った装置、この例ではカラオケ装置20bに対してエラーの通知を行い(S12)、当該エラーの通知を受けたカラオケ装置20bはエラー表示を行う(S13)。
また、親機であるカラオケ装置20aは、予約データに係る楽曲を再生できない装置に対して、当該楽曲についての予約が行われたが再生できない旨を通知する(S14)。例えば、スマートフォン20’において、予約データに係る楽曲を購入していない場合には、スマートフォン20’では当該楽曲を再生できない。このような場合に、他のカラオケ装置において当該楽曲の予約が行われると、スマートフォン20’に対して、当該楽曲についての予約が行われたが再生できない旨の通知が行われる。
この通知を受けた装置、この例においてはスマートフォン20’は、通知を受けた曲を、他の再生可能な曲と識別できるように表示する(S15)。例えば、通知を受けた曲をグレーアウトさせて表示させたり、表示位置を他の再生可能な曲とは異ならせて表示させる。その結果、スマートフォン20’のユーザは、購入していない曲についての予約リクエストがあったことを知ることができる。
また、このような表示が行われることにより、当該曲に対する購入が促進されることが期待される。例えば、通知を受けた曲をグレーアウトさせて表示させると共に、当該グレーアウトさせた曲を選択可能に構成した場合には、スマートフォン20’のユーザが当該グレーアウトさせた曲を選択すると(S100)、スマートフォン20’は、当該曲が選択されたことを親機であるカラオケ装置20aに通知する(S101)。
この通知を受けた親機であるカラオケ装置20aは、当該曲の購入サイトを検索して、当該購入サイトへユーザを誘導するための処理を行う(S102)。具体的には、様々な曲が購入可能なサイトの情報を管理サーバ10に記憶させておき、カラオケ装置20aから管理サーバ10に問い合わせたり、管理サーバ10からカラオケ装置20aに対して購入サイトの情報を予め送信しておくようにすれば、前記購入サイトの検索がカラオケ装置20aにおいて可能となる。
前記楽曲の購入サイト情報を取得したカラオケ装置20aは、当該情報をスマートフォン20’に対して通知する(S103)。この通知を受けたスマートフォン20’は、購入サイトをスマートフォン20’上に表示させる(S104)。その結果、購入サイトにおいて、前記楽曲が購入されることが期待される。
以上のように、本実施形態によれば、カラオケ装置の種類が異なる場合であっても、本発明の通信カラオケシステムへの接続が可能になり、かつ、種類が異なる装置を含むいずれのカラオケ装置において楽曲予約リストの操作を行った場合でも、その操作の内容は、他のカラオケ装置における楽曲予約リストに反映されるので、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、種類が異なるカラオケ装置が本発明の通信カラオケシステムに接続された場合には、楽曲データのデータベースが共通にならないことが考えられるが、本実施形態においては、予約操作に係る楽曲がいずれのカラオケ装置においても再生可能かを判定し、再生できない場合には、その旨のエラー表示を行うので、通信カラオケシステムに接続された一部の装置では予約に係る楽曲が再生されないという事態を防ぐことができる。
さらに、本実施形態は、予約に係る楽曲が購入されておらず、再生できない装置に対しては、当該楽曲が他の楽曲と区別して表示されたり、あるいは、当該楽曲の購入サイトが程度されるように構成したので、楽曲の購入を促進することができる。
<F:第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態を図16乃至図19に基づいて説明する。第5実施形態では、親機のカラオケ装置に判定部を備え、当該判定部において、予約に係る楽曲が全ての装置で再生可能かどうかを判定する例について説明した。しかし、本実施形態は、図16に示すように、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を備え、中継サーバ90に判定部を備えるところが第5実施形態と異なる。また、本実施形態は、図17に示すように、管理サーバ10においてマスター予約リストとしての楽曲予約リスト90を管理、更新する例であり、図8に示す第2実施形態のシステムに対応する例である。
図17に示すように、本実施形態においても、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、スマートフォン20’によりカラオケ装置のネットワークが構成される。スマートフォン20’は、第5実施形態で説明したもの同様のスマートフォンなので説明を省略する。
以下、図18および図19を参照して、本実施形態における楽曲予約リストの同期処理について説明する。例えば、図18に示すように、カラオケ装置20aにおいて、楽曲の追加等の楽曲予約に関連する操作が行われると(S20)、その操作内容は、通信網40を通じて、予約データとして管理サーバ10に通知される(S21)。
予約データの通知を受けた管理サーバ10は、当該予約データを中継サーバ90に通知する(S105)。この通知を受けた中継サーバ90は、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な楽曲であるかどうかを判定する(S106)。判定の方法は、専用のカラオケ装置とは異なる種類の装置であるスマートフォン20’のみに対して、当該楽曲が再生可能かを、管理サーバ10を介して問い合わせても良いし、カラオケ装置20a自身を含めて、それぞれの装置で当該楽曲が再生可能かを、管理サーバ10を介して問い合わせてもよい。また、管理サーバ10が、スマートフォン20’において利用可能な楽曲の情報を問い合わせ、その結果を記憶しておき、中継サーバ90が管理サーバ10に問い合わせて判定するようにしてもよい。
判定の結果、図18に示すように、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な場合には、その旨を管理サーバ10に通知する(S107)。その後は、第2実施形態の場合と同じ条件なので、第2実施形態と同様の処理が行われる(S22〜S32)。なお、処理の詳細については第2実施形態と同様なので省略する。このような処理の結果、図17に示すように、マスター予約リストである楽曲予約リスト90が更新され、更新された内容が、カラオケ装置20bの楽曲予約リスト90bおよびスマートフォン20’の楽曲予約リスト90’に反映される。
一方、判定の結果、図19に示すように、予約データに係る楽曲が、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれかの装置において再生できない場合には、中継サーバ90は、その旨を管理サーバ10に通知する(S107)。管理サーバ10は、予約操作を行った装置、この例ではカラオケ装置20aに対してエラーの通知を行い(S108)、当該エラーの通知を受けたカラオケ装置20aはエラー表示を行う(S109)。
また、管理サーバ10は、予約データに係る楽曲を再生できない装置に対して、当該楽曲についての予約が行われたが再生できない旨を通知する(S110)。例えば、スマートフォン20’において、予約データに係る楽曲を購入していない場合には、スマートフォン20’では当該楽曲を再生できない。このような場合に、他のカラオケ装置において当該楽曲の予約が行われると、スマートフォン20’に対して、当該楽曲についての予約が行われたが再生できない旨の通知が行われる。
この通知を受けた装置、この例においてはスマートフォン20’は、通知を受けた曲を、他の再生可能な曲と識別できるように表示する(S111)。例えば、通知を受けた曲をグレーアウトさせて表示させたり、表示位置を他の再生可能な曲とは異ならせて表示させる。その結果、スマートフォン20’のユーザは、購入していない曲についての予約リクエストがあったことを知ることができる。
また、このような表示が行われることにより、当該曲に対する購入が促進されることが期待される。例えば、通知を受けた曲をグレーアウトさせて表示させると共に、当該グレーアウトさせた曲を選択可能に構成した場合には、スマートフォン20’のユーザが当該グレーアウトさせた曲を選択すると(S112)、スマートフォン20’は、当該曲が選択されたことを親機であるカラオケ装置20aに通知する(S113)。
この通知を受けた管理サーバ10は、当該曲の購入サイトを検索して、当該購入サイトへユーザを誘導するための処理を行う(S114)。具体的には、様々な曲が購入可能なサイトの情報を管理サーバ10に予め記憶させておき、その中から該当する購入サイトを検索すればよい。あるいは、購入サイトの情報を中継サーバ90に記憶させておき、管理サーバ10から中継サーバ90に問い合わせるようにしてもよい。
前記楽曲の購入サイト情報を取得した管理サーバ10は、当該情報をスマートフォン20’に対して通知する(S115)。この通知を受けたスマートフォン20’は、購入サイトをスマートフォン20’上に表示させる(S116)。その結果、購入サイトにおいて、前記楽曲が購入されることが期待される。
以上のように、本実施形態によれば、カラオケ装置の種類が異なる場合であっても、本発明の通信カラオケシステムへの接続が可能になり、かつ、種類が異なる装置を含むいずれのカラオケ装置において楽曲予約リストの操作を行った場合でも、その操作の内容は、他のカラオケ装置における楽曲予約リストに反映されるので、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、種類が異なるカラオケ装置が本発明の通信カラオケシステムに接続された場合には、楽曲データのデータベースが共通にならないことが考えられるが、本実施形態においては、予約操作に係る楽曲がいずれのカラオケ装置においても再生可能かを判定し、再生できない場合には、その旨のエラー表示を行うので、通信カラオケシステムに接続された一部の装置では予約に係る楽曲が再生されないという事態を防ぐことができる。
さらに、本実施形態は、予約に係る楽曲が購入されておらず、再生できない装置に対しては、当該楽曲が他の楽曲と区別して表示されたり、あるいは、当該楽曲の購入サイトが程度されるように構成したので、楽曲の購入を促進することができる。
なお、本実施形態は、管理サーバ10がマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に判定部を備える例について説明したが、このような構成は、第5実施形態にも適用可能である。つまり、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、親機と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に判定部を備えて第5実施形態で説明したような予約に係る楽曲の判定処理を行うようにしてもよい。
<G:第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態を図20に基づいて説明する。第5実施形態および第6実施形態においては、予約に係る楽曲が、全てのカラオケ装置において再生可能かどうかを判定する例について説明した。しかし、本実施形態は、予約操作を行う前の検索操作が行われた際に、全てのカラオケ装置において再生可能な楽曲のみを検索対象として表示させる例である。
本実施形態は、図13に示すように、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、カラオケ装置に検索処理部を備える。検索処理部は制御部21により実現される。
以下、図20を参照して、本実施形態における検索対象楽曲の抽出処理について説明する。本実施形態では、第5実施形態のように、カラオケ装置20aが親機となり、カラオケ装置20bとスマートフォン20c’がカラオケ装置のネットワークに接続されているものとする。例えば、図20に示すように、カラオケ装置20bにおいて、楽曲を検索する操作が行われると(S200)、その操作内容は、検索操作データとして、通信網40を通じて、親機となっているカラオケ装置20aに通知される(S201)。
検索操作データの通知を受けた親機のカラオケ装置20aは、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な楽曲を抽出する(S202)。抽出の方法としては、例えば、専用のカラオケ装置とは異なる種類の装置であるスマートフォン20’のみに対して、再生可能な楽曲を問い合わせ、専用のカラオケ装置で再生可能な楽曲との共通する楽曲を抽出する方法が挙げられる。また、カラオケ装置20a自身を含めて、それぞれの装置で再生可能な楽曲を問い合わせ、共通する楽曲を抽出してもよい。また、親機であるカラオケ装置20aが、スマートフォン20’において利用可能な楽曲の情報を予め問い合わせ、カラオケ装置20aに記憶しておき、記憶した楽曲と、専用のカラオケ装置において再生可能な楽曲との共通部分を抽出するようにしてもよい。
抽出が完了すると、親機であるカラオケ装置20aは、抽出した楽曲のリストを、検索操作を行った装置、この例ではカラオケ装置20bに対して転送する(S203)。その結果、カラオケ装置20bにおいて、前記抽出された楽曲のリストに基づいて予約操作が行われた場合には、その予約に係る楽曲は、いずれのカラオケ装置においても再生可能な楽曲であるので、異なる種類のカラオケ装置が接続されている場合でも、それぞれ離れた場所にあるカラオケ装置を用いて、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、親機であるカラオケ装置20aは、上述した抽出処理の結果、特定のカラオケ装置において再生できる曲が、他のカラオケ装置に比べて不足していることが判る。そこで、カラオケ装置20aは、このような不足曲を、該当するカラオケ装置に対して通知する(S204)。例えば該当するカラオケ装置がスマートフォン20’の場合には、スマートフォン20’に対して、前記不足曲が通知される。
この通知を受けた装置、この例においてはスマートフォン20’は、通知を受けた不足曲を、他の再生可能な曲と識別できるように表示する(S205)。例えば、通知を受けた不足曲をグレーアウトさせて表示させたり、表示位置を他の再生可能な曲とは異ならせて表示させる。その結果、スマートフォン20’のユーザは、他のカラオケ装置に比べて不足している曲を知ることができる。
また、このような表示が行われることにより、当該不足曲に対する購入が促進されることが期待される。例えば、通知を受けた不足曲をグレーアウトさせて表示させると共に、当該グレーアウトさせた不足曲を選択可能に構成した場合には、スマートフォン20’のユーザが当該グレーアウトさせた不足曲のいずれかを選択すると(S206)、スマートフォン20’は、当該不足曲が選択されたことを親機であるカラオケ装置20aに通知する(S207)。
この通知を受けた親機であるカラオケ装置20aは、当該曲の購入サイトを検索して、当該購入サイトへユーザを誘導するための処理を行う(S208)。具体的には、様々な曲が購入可能なサイトの情報を管理サーバ10に記憶させておき、カラオケ装置20aから管理サーバ10に問い合わせたり、管理サーバ10からカラオケ装置20aに対して購入サイトの情報を予め送信しておくようにすれば、前記購入サイトの検索がカラオケ装置20aにおいて可能となる。
前記楽曲の購入サイト情報を取得したカラオケ装置20aは、当該情報をスマートフォン20’に対して通知する(S209)。この通知を受けたスマートフォン20’は、購入サイトをスマートフォン20’上に表示させる(S210)。その結果、購入サイトにおいて、前記不足曲が購入されることが期待される。
以上のように、本実施形態によれば、カラオケ装置の種類が異なる場合であっても、本発明の通信カラオケシステムへの接続が可能になり、かつ、種類が異なる装置を含むいずれのカラオケ装置において楽曲の検索の操作を行った場合でも、全てのカラオケ装置において再生可能な楽曲だけが検索対象として表示されるので、予約に係る楽曲は全てのカラオケ装置において再生可能となる。その結果、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、本実施形態は、他の装置に比べて再生可能曲が不足している場合には、当該不足曲が他の楽曲と区別して表示されたり、あるいは、当該不足曲の購入サイトが程度されるように構成したので、楽曲の購入を促進することができる。
<H:第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態を図21に基づいて説明する。本実施形態は、図17に示すように管理サーバ10によってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、図18に示すように管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を備える。そして、中継サーバ90に抽出部を備え、抽出部によって、全てのカラオケ装置で再生可能な検索対象の楽曲を抽出する例である。
以下、図21を参照して、本実施形態における検索対象楽曲の抽出処理について説明する。例えば、図21に示すように、カラオケ装置20aにおいて、楽曲を検索する操作が行われると(S300)、その操作内容は、通信網40を通じて、検索操作データとして管理サーバ10に通知される(S301)。
検索操作データの通知を受けた管理サーバ10は、当該検索操作データを中継サーバ90に通知する(S302)。この通知を受けた中継サーバ90は、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’のいずれの装置においても再生可能な楽曲を抽出する(S303)。抽出の方法としては、例えば、専用のカラオケ装置とは異なる種類の装置であるスマートフォン20’のみに対して、再生可能な楽曲を問い合わせ、専用のカラオケ装置で再生可能な楽曲との共通する楽曲を抽出する方法が挙げられる。また、それぞれのカラオケ装置で再生可能な楽曲を問い合わせ、共通する楽曲を抽出してもよい。また、管理サーバ10が、スマートフォン20’において利用可能な楽曲の情報を予め問い合わせ、管理サーバ10に記憶しておき、記憶した楽曲と、専用のカラオケ装置において再生可能な楽曲との共通部分を抽出するようにしてもよい。
抽出が完了すると、中継サーバ90は、抽出した楽曲のリストを、管理サーバ10に対して転送する(S304)。管理サーバ10は、抽出された楽曲リストを、検索操作を行った装置、この例ではカラオケ装置20aに対して転送する(S305)。その結果、カラオケ装置20aにおいて、前記抽出された楽曲のリストに基づいて予約操作が行われた場合には、その予約に係る楽曲は、いずれのカラオケ装置においても再生可能な楽曲であるので、異なる種類のカラオケ装置が接続されている場合でも、それぞれ離れた場所にあるカラオケ装置を用いて、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、管理サーバ10は、上述した抽出処理の結果、特定のカラオケ装置において再生できる曲が、他のカラオケ装置に比べて不足していることが判る。そこで、管理サーバ10は、このような不足曲を、該当するカラオケ装置に対して通知する(S306)。例えば該当するカラオケ装置がスマートフォン20’の場合には、スマートフォン20’に対して、前記不足曲が通知される。
この通知を受けた装置、この例においてはスマートフォン20’は、通知を受けた不足曲を、他の再生可能な曲と識別できるように表示する(S307)。例えば、通知を受けた不足曲をグレーアウトさせて表示させたり、表示位置を他の再生可能な曲とは異ならせて表示させる。その結果、スマートフォン20’のユーザは、他のカラオケ装置に比べて不足している曲を知ることができる。
また、このような表示が行われることにより、当該不足曲に対する購入が促進されることが期待される。例えば、通知を受けた不足曲をグレーアウトさせて表示させると共に、当該グレーアウトさせた不足曲を選択可能に構成した場合には、スマートフォン20’のユーザが当該グレーアウトさせた不足曲のいずれかを選択すると(S308)、スマートフォン20’は、当該不足曲が選択されたことを管理サーバ10に通知する(S309)。
この通知を受けた管理サーバ10は、当該曲の購入サイトを検索して、当該購入サイトへユーザを誘導するための処理を行う(S310)。具体的には、様々な曲が購入可能なサイトの情報を管理サーバ10に記憶させておき、記憶させた情報に基づいて検索を行うようにすればよい。あるいは、様々な曲が購入可能なサイトの情報を中継サーバ90に記憶させておき、管理サーバ10から中継サーバ90に問い合わせたり、中継サーバ90から管理サーバ10に対して購入サイトの情報を予め送信しておくようにすれば、前記購入サイトの検索が管理サーバ10において可能となる。
前記楽曲の購入サイト情報を取得した管理サーバ10は、当該情報をスマートフォン20’に対して通知する(S311)。この通知を受けたスマートフォン20’は、購入サイトをスマートフォン20’上に表示させる(S312)。その結果、購入サイトにおいて、前記不足曲が購入されることが期待される。
以上のように、本実施形態によれば、カラオケ装置の種類が異なる場合であっても、本発明の通信カラオケシステムへの接続が可能になり、かつ、種類が異なる装置を含むいずれのカラオケ装置において楽曲の検索の操作を行った場合でも、全てのカラオケ装置において再生可能な楽曲だけが検索対象として表示されるので、予約に係る楽曲は全てのカラオケ装置において再生可能となる。その結果、それぞれのカラオケ装置が離れた場所にある場合でも、あたかも一つの部屋にいるようにカラオケを楽しむことができる。
また、本実施形態は、他の装置に比べて再生可能曲が不足している場合には、当該不足曲が他の楽曲と区別して表示されたり、あるいは、当該不足曲の購入サイトが程度されるように構成したので、楽曲の購入を促進することができる。
なお、本実施形態は、管理サーバ10がマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に抽出部を備える例について説明したが、このような構成は、第7実施形態にも適用可能である。つまり、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、親機と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に抽出部を備えて第5実施形態で説明したような、いずれのカラオケ装置においても再生可能な検索対象の楽曲の抽出処理を行うようにしてもよい。
<I:第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態を図22に基づいて説明する。本実施形態は、カラオケ装置のネットワークが、異なる種類のカラオケ装置から構成されている場合であっても、いずれかのカラオケ装置で行われた再生制御の操作を、全てのカラオケ装置に反映させる例である。本実施形態は、第3実施形態に対応する実施形態であり、図22に示すフローチャートは、図10に示すフローチャートに対応する。
本実施形態は、図13に示すように、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、カラオケ装置に個別再生制御コマンド出力部と再生制御部とを備える。個別再生制御コマンド出力部と再生制御部は制御部21により実現される。
以下、図22を参照して、本実施形態における再生制御コマンドの変換処理について説明する。本実施形態では、第5実施形態のように、カラオケ装置20aが親機となり、カラオケ装置20bとスマートフォン20c’がカラオケ装置のネットワークに接続されているものとする。例えば、図22に示すように、カラオケ装置20bにおいて、楽曲再生の制御に関連する操作が行われると(S40)、カラオケ装置20bは、その操作が同期の対象となる操作かどうかを判定する(S41)。同期の対象となる操作は、スタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作である。また、同期の対象ではない操作は、拠点固有の音量調整操作、予約リストや設定状態の参照・確認操作である。
その操作が、同期の対象となる操作であった場合には、カラオケ装置20bは、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(S42)。例えば、演奏中にはスタートの操作は許可できないし、演奏が行われていない時には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の操作も許可できない。しかし、演奏中には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。また、演奏が行われていない時には、スタートの操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。カラオケ装置20bは、ユーザが行った操作が、許可できない操作であった場合には、同期処理を行わない。
カラオケ装置20bは、自分自身の状態をロックした後、再生制御の操作の内容を示す個別再生制御コマンドを、親機であるカラオケ装置20aに通知して、操作許可の問合せを行う(S400)。この問合わせを受けたカラオケ装置20aは、個別再生制御コマンドが示す再生制御の操作の内容、例えば当該再生制御のコマンドが、全てのカラオケ装置において共通かどうかを判定する。判定の方法は、カラオケ装置20aが他のカラオケ装置に問い合わせるようにしてもよいし、予め各カラオケ装置のコマンドを管理サーバ10において記憶しておき、カラオケ装置20aから管理サーバ10に問い合わせたり、管理サーバ10から取得した各カラオケ装置のコマンドをカラオケ装置20aに記憶させておいてもよい。
判定の結果、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと異なるコマンドを使用している装置に対しては、当該装置用にコマンドの変換を行う(S401)。しかし、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと同じコマンドを使用している装置に対しては、当該コマンドをそのまま利用する(S401)。つまり、図22に示す変換処理(S401)は、コマンドの変換を行う場合とそのまま利用する場合の双方を含むものである。
そして、親機であるカラオケ装置20aは、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと異なるコマンドを使用している装置に対しては、変換したコマンドを送信して操作許可の問合せを行う(S402)。しかし、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと同じコマンドを使用している装置に対しては、当該コマンドをそのまま送信して操作許可の問合せを行う(S402)。つまり、送信先のカラオケ装置が複数存在する場合には、ある装置には変換したコマンドが送信され、他の装置には変換前のコマンドが送信されることになる。
例えば、スマートフォン20’におけるコマンドが、カラオケ装置20bのコマンドと異なる場合には、変換されたコマンドがスマートフォン20’に送信される。このようにして操作許可の問い合わせを受けたカラオケ装置、この例では、カラオケ装置20aとスマートフォン20’は、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(S44、S47)。
そして、カラオケ装置20aは、カラオケ装置20bに対して操作が許可可能か否かの応答をする(S45)。また、スマートフォン20’は、カラオケ装置20aに対して操作が許可可能か否かの応答をする(S403)。カラオケ装置20aは、親機として、この応答をカラオケ装置20bに伝える(S404)。
各カラオケ装置20、及びスマートフォン20’は、状態ロック期間中においては、自分自身における操作要求、および、その他のカラオケ装置20からの操作要求を受け付けないようにする。問い合わせを行ったカラオケ装置20b(利用者が操作した装置)は、その他の全てのカラオケ装置20aおよびスマートフォン20’から操作可否の応答が帰るのを待つ。
待機中に一部のカラオケ装置20またはスマートフォン20’から「操作禁止」の応答を受け取った場合は、要求元はすべてのカラオケ装置20およびスマートフォン20’に対する操作要求を取り下げ、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージを表示する。
カラオケ装置20aおよびスマートフォン20’が操作許可の応答を返したら、要求元のカラオケ装置20bはカラオケ装置20aに具体的な操作内容を示す個別再生制御コマンドを通知し、再生制御を指示する(S49)。親機としてのカラオケ装置20aは、操作許可の問合せがあった場合と同様に、送信先のカラオケ装置に合わせて、当該再生制御に係るコマンドを変換し、または、そのまま利用して個別再生制御コマンドとし(S405)、各カラオケ装置に個別再生制御コマンドを通知する(S50)。この例では、カラオケ装置20a自身は、変換しないコマンドを利用すると共に、変換されたコマンドをスマートフォン20’に通知する。
指示を受けたカラオケ装置20aおよびスマートフォン20’は、個別再生制御コマンドに基づいて自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(S51、S52)。そして、カラオケ装置20aは要求元のカラオケ装置20bに対して完了通知を送信する(S53)。スマートフォン20’は、カラオケ装置20aに対して完了通知を送信し(S406)、親機であるカラオケ装置20aは、この完了通知をカラオケ装置20bに伝える(S407)。
要求元のカラオケ装置20bは、その他のすべてのカラオケ装置20aおよびスマートフォン20’から完了通知を受け取った後で、自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(S54)。
以上のように、本実施形態によれば、種類の異なるカラオケ装置がカラオケ装置のネットワークに接続されている場合であっても、一つのカラオケ装置で行われた楽曲演奏操作が、通信モードで接続されている他の全てのカラオケ装置に反映されるので、相互に通信している全てのカラオケ装置に同じ状態でカラオケを楽しむことができる。
<J:第10実施形態>
次に、本発明の第10実施形態を図23に基づいて説明する。第9実施形態は、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、種類の異なるカラオケ装置が接続されている場合に、再生制御のコマンドを変換する例について説明した。しかし、本実施形態は、管理サーバ10がマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、種類の異なるカラオケ装置が接続されている場合に、再生制御のコマンドを変換する例である。
本実施形態は、図16に示すように、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を備え、中継サーバ90に変換部を備える。また、本実施形態は、図17に示すように、管理サーバ10においてマスター予約リストとしての楽曲予約リスト90を管理、更新する例であり、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、スマートフォン20’によりカラオケ装置のネットワークが構成される。
以下、図23を参照して、本実施形態における再生制御コマンドの変換処理について説明する。本実施形態では、例えば、カラオケ装置20aにおいて、楽曲再生の制御に関連する操作が行われると(S60)、カラオケ装置20aは、その操作が同期の対象となる操作かどうかを判定する(S61)。同期の対象となる操作は、上述の場合と同様に、スタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作である。また、同期の対象ではない操作も、上述の場合と同様に、拠点固有の音量調整操作、予約リストや設定状態の参照・確認操作である。
その操作が、同期の対象となる操作であった場合には、カラオケ装置20aは、まず自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(S62)。例えば、演奏中にはスタートの操作は許可できないし、演奏が行われていない時には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の操作も許可できない。しかし、演奏中には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。また、演奏が行われていない時には、スタートの操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。
カラオケ装置20aは、ユーザが行った操作が、許可できない操作であった場合には、同期処理を行わない。しかし、許可できる操作であった場合には、カラオケ装置20aは、自分自身の状態をロックした後、管理サーバ10に対して具体的な操作内容を示す個別再生制御コマンドを送信し、同期処理の要求を通知する(S63)。
要求を受けた管理サーバ10は、個別再生制御コマンドを中継サーバ90に通知する(S411)。この問合わせを受けた中継サーバ90は、個別再生制御コマンドが示す再生制御の操作の内容、例えば当該再生制御のコマンドが、全てのカラオケ装置において共通かどうかを判定する。判定の方法は、管理サーバ10を介して他のカラオケ装置に問い合わせるようにしてもよいし、予め各カラオケ装置のコマンドを管理サーバ10において記憶しておき、中継サーバ90から管理サーバ10に問い合わせたり、管理サーバ10から取得した各カラオケ装置のコマンドを中継サーバ90に記憶させておいてもよい。
判定の結果、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと異なるコマンドを使用している装置に対しては、当該装置用にコマンドの変換を行い(S412)、管理サーバ10に通知する(S413)。しかし、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと同じコマンドを使用している装置に対しては、当該コマンドをそのまま利用し(S412)、管理サーバ10に通知する(S413)。つまり、図23に示す変換処理(S412)は、コマンドの変換を行う場合とそのまま利用する場合の双方を含むものである。
中継サーバ90から、変換されたコマンドまたは変換前のコマンドの通知を受けた管理サーバ10は、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと異なるコマンドを使用している装置に対しては、変換したコマンドを送信して操作許可の問合せを行う(S414)。しかし、前記個別再生制御コマンドが示す再生制御のコマンドと同じコマンドを使用している装置に対しては、当該コマンドをそのまま送信して操作許可の問合せを行う(S414)。つまり、送信先のカラオケ装置が複数存在する場合には、ある装置には変換したコマンドが送信され、他の装置には変換前のコマンドが送信されることになる。
例えば、スマートフォン20’におけるコマンドが、カラオケ装置20aのコマンドと異なる場合には、変換されたコマンドがスマートフォン20’に送信される。このようにして操作許可の問い合わせを受けたカラオケ装置、この例では、カラオケ装置20bとスマートフォン20’は、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(S68)。
カラオケ装置20b、スマートフォン20は、管理サーバ10に対して操作が許可可能か否かの応答をする(S69)。管理サーバ10は、この応答をカラオケ装置20aに伝える(S404)。
各カラオケ装置20、及びスマートフォン20’は、状態ロック期間中においては、自分自身における操作要求、および、その他のカラオケ装置20からの操作要求を受け付けないようにする。問い合わせを行ったカラオケ装置20a(利用者が操作した装置)は、その他の全てのカラオケ装置20aおよびスマートフォン20’から操作可否の応答が帰るのを待つ。
待機中に一部のカラオケ装置20またはスマートフォン20’から「操作禁止」の応答を受け取った場合は、要求元はすべてのカラオケ装置20およびスマートフォン20’に対する操作要求を取り下げ、「他の装置によって操作されている」旨のエラーメッセージを表示する。
カラオケ装置20bおよびスマートフォン20’が操作許可の応答を管理サーバ10に返したら、管理サーバ10は、これらの応答をカラオケ装置20aに通知する(S415)。この通知を受けた要求元のカラオケ装置20aは、管理サーバ10に具体的な操作内容を示す個別再生制御コマンドを通知し、再生制御を指示する(S416)。管理サーバ10は、操作許可の問合せがあった場合と同様に、個別再生制御コマンドを中継サーバ90に通知する(S417)。この通知を受けた中継サーバ90は、送信先のカラオケ装置に合わせて、当該再生制御に係るコマンドを変換し、または、そのまま利用して個別再生制御コマンドとし(S418)、管理サーバ10に個別再生制御コマンドを通知する(S419)。この例では、カラオケ装置20a、20b向けとして、変換しないコマンドを通知すると共に、スマートフォン20’向けとして、変換されたコマンドを管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、中継サーバ90から通知された変換後のコマンドをスマートフォン20’に通知し、変換前のコマンドをカラオケ装置20bに通知する(S420)。また、変換前のコマンドをカラオケ装置20aに通知する(S421)。
指示を受けたカラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’は、個別再生制御コマンドに基づいて自分自身の再生制御を行い、ロックを解除する(S71、S77)。そして、カラオケ装置20a、カラオケ装置20b、およびスマートフォン20’は、管理サーバ10に対して完了通知を送信する(S72、S78)
以上のように、本実施形態によれば、種類の異なるカラオケ装置がカラオケ装置のネットワークに接続されている場合であっても、一つのカラオケ装置で行われた楽曲演奏操作が、通信モードで接続されている他の全てのカラオケ装置に反映されるので、相互に通信している全てのカラオケ装置に同じ状態でカラオケを楽しむことができる。
なお、本実施形態は、管理サーバ10がマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に変換部を備える例について説明したが、このような構成は、第9実施形態にも適用可能である。つまり、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、親機と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90に変換部を備えて第9実施形態で説明したような、コマンドの変換処理を行うようにしてもよい。
<K:第11実施形態>
次に、本発明の第11実施形態を図24乃至図26に基づいて説明する。第9実施形態及び第10実施形態では、カラオケ装置によって再生制御についてのコマンドが異なる場合には変換する例について説明した。しかし、本実施形態では、特定のカラオケ装置においてサポートされていない再生制御の操作が存在する場合には、当該再生制御の操作の要求があった際にエラーとして取り扱うところが第9実施形態及び第10実施形態と異なる。
図26に示すように、カラオケ専用の装置であるカラオケ装置20a、20b、20cにおいては、通常再生、一時停止、早戻し/早送り、テンポ制御、および再生キー制御の全ての再生制御がサポートされている。図26において○印は当該制御が当該装置においてサポートされていることを示し、×印は当該制御が当該装置においてサポートされていないことを示している。
しかし、図26に示すように、携帯機器であるスマートフォン20’やタブレットにおいては、通常再生、一時停止、早戻し/早送り、および再生キー制御についてはサポートされているが、テンポ制御についてはサポートされていない。また、据え置き型のゲーム機において、通常再生、一時停止、および再生キー制御についてはサポートされているが、早戻し/早送り、およびテンポ制御についてはサポートされていない。
以上のように、本発明の通信カラオケシステムにおけるカラオケ装置のネットワークに接続される装置によっては、特定の再生制御がサポートされていない場合がある。そこで、本実施形態では、いずれかの装置から再生制御の操作要求があった場合には、当該再生制御の操作が、ネットワークに接続されている全ての装置でサポートされているかどうかを判定し、いずれかの装置においてサポートされていない再生制御の操作要求についてはエラーとして取り扱う。
以下、図24および図25を参照して、本実施形態における再生制御コマンドのエラー処理について説明する。本実施形態は、図13に示すように、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、カラオケ装置に個別再生制御コマンド出力部と再生制御部とを備える。個別再生制御コマンド出力部と再生制御部は制御部21により実現される。図24に示すフローチャートは、図22に示すフローチャートに対応する。
本実施形態では、第9実施形態のように、カラオケ装置20aが親機となり、カラオケ装置20bとスマートフォン20c’がカラオケ装置のネットワークに接続されているものとする。例えば、図24に示すように、カラオケ装置20bにおいて、楽曲再生の制御に関連する操作が行われると(S40)、カラオケ装置20bは、その操作が同期の対象となる操作かどうかを判定する(S41)。同期の対象となる操作は、スタート、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作である。また、同期の対象ではない操作は、拠点固有の音量調整操作、予約リストや設定状態の参照・確認操作である。
その操作が、同期の対象となる操作であった場合には、カラオケ装置20bは、自分自身がその操作を許可できるかどうかを判定し、許可できる場合には、自分自身の状態をロックする(S42)。例えば、演奏中にはスタートの操作は許可できないし、演奏が行われていない時には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の操作も許可できない。しかし、演奏中には、演奏中止、やり直し、早戻し、早送り等の演奏操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。また、演奏が行われていない時には、スタートの操作と、キーコントロール、テンポコントロールの操作が許可できる。カラオケ装置20bは、ユーザが行った操作が、許可できない操作であった場合には、同期処理を行わない。
カラオケ装置20bは、自分自身の状態をロックした後、再生制御の操作の内容を示す個別再生制御コマンドを、親機であるカラオケ装置20aに通知して、操作許可の問合せを行う(S400)。この問合わせを受けたカラオケ装置20aは、個別再生制御コマンドが示す再生制御の操作の内容、例えば当該再生制御のコマンドが、全てのカラオケ装置においてサポートされているかどうかを判定する。判定の方法は、カラオケ装置20aが他のカラオケ装置に問い合わせるようにしてもよいし、予め各カラオケ装置でサポートされている再生制御の内容を管理サーバ10において記憶しておき、カラオケ装置20aから管理サーバ10に問い合わせたり、管理サーバ10から取得した各カラオケ装置でサポートされている再生制御の内容をカラオケ装置20aに記憶させておいてもよい。
図24に示すように、操作許可の問合せのあった再生制御が、全てのカラオケ装置においてサポートされている場合には、第9実施形態と同様の処理が行われる(S401以降の処理)。なお、処理の詳細については省略する。しかし、操作許可の問合せのあった再生制御が、いずれかのカラオケ装置においてはサポートされていない場合には、親機であるカラオケ装置20aは、問合せを行ったカラオケ装置に対してエラー通知を行う(S501)。このエラー通知を受けたカラオケ装置は、エラー表示を行うと共に、ロックの解除を行う(S502)。
例えば、カラオケ専用装置であるカラオケ装置20bから、テンポ制御の操作についての許可の問合せがあったとする。カラオケ装置20aは、カラオケ装置20bと同じ種類の装置なので、カラオケ装置20bで行われたテンポ制御をそのままカラオケ装置20aにおいても実行することができる。しかしながら、図26に示すように、スマートフォン20’においては、テンポ制御がサポートされていない。したがって、カラオケ装置20bとカラオケ装置20aにおいてテンポ制御の操作を許可してしまうと、スマートフォン20’においてはテンポ制御を行うことができないので、カラオケ装置20bおよびカラオケ装置20aにおいて再生されている楽曲のテンポと、スマートフォン20’において再生される楽曲のテンポが異なることになる。しかしながら、本実施形態では、このようないずれかの装置においてサポートされてない再生制御についてはエラーとして取り扱うので、種類の異なる装置が接続されるカラオケ装置ネットワークにおいて、常に共通の再生環境を提供することができ、それぞれの装置が遠隔地にある場合でも、また、ネットワークに接続する装置が異なる種類であっても、あたかも同じ部屋にいるような状態でカラオケを楽しむことが可能になる。
なお、本実施形態は、カラオケ装置の一つが親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、親機としてのカラオケ装置において、各カラオケ装置においてサポートされている再生制御を判定する例について説明したが、このような構成は、第10実施形態にも適用可能である。つまり、管理サーバ10によってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、管理サーバ10と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90において、各カラオケ装置でサポートされている再生制御を判定するようにしてもよい。また、いずれかのカラオケ装置が親機となってマスター予約リストを管理、更新する通信カラオケシステムにおいて、親機と通信可能な中継サーバ90を設け、中継サーバ90において、各カラオケ装置でサポートされている再生制御を判定するようにしてもよい。
<L:応用例>
上述した実施形態においては、音響データ処理装置としてのカラオケ装置やパーソナルコンピュータと管理サーバとを別の装置として構成した例について説明したが、音響データ処理装置自体に管理サーバとしての機能を持たせるように構成することも可能である。
上述した各実施形態においては、一つのカラオケ装置等の音響データ処理装置としての端末または管理サーバから、楽曲データを他の端末に配信し、各音響データ処理装置で同一の楽曲を同時に再生する例について説明した。 しかし、本発明は、このような例に限定されるものではなく、伴奏用の楽曲データ、メトロノームデータ、あるいは、リズムパターンデータ、もしくは、歌詞データや譜面データ等を、各拠点のそれぞれの端末が互いに同期して個別に再生するようにしてもよい。
また、伴奏用の楽曲データ、メトロノームデータ、あるいは、リズムパターンデータは、ネットワーク上の接続端末の中で親機となる唯一の端末が再生し、その再生音データをその他の端末に送信して再生し、歌詞データや譜面データ等はそれぞれの端末が同期して 個別に描画するようにしてもよい。
さらに、伴奏用の楽曲データ、メトロノームデータ、あるいは、リズムパターンデータ、もしくは、歌詞データや譜面データ等を、親機となる端末が再生し、再生したデータを、その他の端末に送信して再生するようにしてもよい。
なお、本発明においては、音響データ処理装置としての端末は、常に親機および子機として固定するようにしてもよいし、最初に通信のリクエストを送信した端末を親機とし、そのリクエストを了承した端末を子機とするようにしてもよい。常に親機および子機として固定する場合には、親機のみに予約リスト更新手段を備え、子機のみに予約リスト反映手段を備えるようにしてもよい。
また、予約リストについては、管理サーバにおいて更新の内容を予約リストに反映させ、反映された予約リストを各音響データ処理装置としての端末に配信するようにしてもよい。
また、カラオケに専用される装置以外の装置にも本発明は適用され得る。例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末(例えば携帯電話機やスマートホン)やゲーム装置等の各種の装置にも本発明を適用することが可能である。以上の例示から理解されるように、本発明は「音響データ処理装置」として包括され、前述の各形態で説明したカラオケ装置および楽器セッション用の端末は「音響データ処理装置」の例示である。
100……通信カラオケシステム、10……管理サーバ、20,20a,20b,20c……カラオケ装置、20’……スマートフォン、40……通信網、60……ユーザ、90,90’……楽曲予約リスト。

Claims (10)

  1. 少なくとも一つの他の音響データ処理装置と相互に通信可能に接続され、相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置で共通に認識される楽曲の実演順番を指定するマスター予約リストを参照可能な音響データ処理装置であって、
    ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部と、
    前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部と、
    前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部と、
    前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、前記マスター予約リストの内容を更新する更新部と、
    前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部と、
    を備えることを特徴とする音響データ処理装置。
  2. 前記マスター予約リストは、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な管理装置で管理され、
    前記更新部は、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記管理装置に送信し、
    前記反映部は、前記管理装置から前記マスター予約リストの更新内容を示す更新データを受信すると、当該更新データを前記個別予約ファイルに反映させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音響データ処理装置。
  3. 相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、前記マスター装置の前記個別予約リストは前記マスター予約リストであり、
    前記更新部は、
    当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、当該予約操作の内容を示す予約データを前記マスター装置に送信し、
    当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該音響データ処理装置の予約操作の内容を示す予約データに基づいて前記マスター予約リストの内容を更新し、
    前記反映部は、
    当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、前記マスター装置から前記マスター予約リストの更新内容を示す更新データを受信すると、当該更新データを前記個別予約ファイルに反映させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音響データ処理装置。
  4. 相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置で共通に認識される再生の制御に関する制御操作の内容を示すマスター再生制御コマンドを参照可能であり、
    前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを出力するマスター再生制御コマンド出力部と、
    前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、
    前記マスター再生制御コマンドは、前記複数の音響データ処理装置と通信可能な管理装置で受信されると共に、前記管理装置から前記複数の音響データ処理装置のそれぞれに送信され、
    前記マスター再生制御コマンド出力部は、前記制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す前記マスター再生制御コマンドを前記管理装置に送信し、
    前記再生制御部は、前記管理装置から受信した前記マスター再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響データ処理装置。
  5. 当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記スレーブ装置から受信した前記予約データ、または、当該音響データ処理装置の予約操作の内容を示す予約データに係る楽曲の実演を補助する前記補助データが、相互接続されたいずれの音響データ処理装置においても再生可能かどうかを判定する判定部を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の音響データ処理装置。
  6. 前記予約の対象となり得る楽曲を検索する検索操作がなされると、当該楽曲の実演を補助する補助データについての処理を行う検索処理部を備え、 当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、
    前記検索処理部は、前記検索操作が行われた音響データ処理装置においては再生可能ではない補助データに対応する楽曲についても非検索対象として抽出し、前記検索操作が行われた音響データ処理装置において、前記検索対象として抽出された楽曲が、前記非検索対象として抽出された楽曲から識別可能に表示されるように、前記検索操作が行われた音響データ処理装置に提示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の音響データ処理装置。
  7. 前記非検索対象として抽出された楽曲が選択されると、当該楽曲の実演を補助する補助データを購入可能なサービスに誘導する誘導部を備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の音響データ処理装置。
  8. 相互に通信可能に接続された複数の音響データ処理装置のうちいずれか一つがマスター装置として動作し、前記マスター装置以外はスレーブ装置として動作し、
    前記再生部における再生の制御に関する制御操作がなされると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを出力する個別再生制御コマンド出力部と、
    前記個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う再生制御部とを備え、
    前記個別再生制御コマンド出力部は、
    当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、他の音響データ処理装置から受信した個別再生制御コマンドが、いずれかの音響データ処理装置においては認識されない個別再生制御コマンドである場合には、当該いずれかの音響データ処理装置に対しては、当該個別再生制御コマンドを当該いずれかの音響データ処理装置において認識される個別再生制御コマンドに変換し、当該変換した個別再生制御コマンド及び当該変換前の個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信し、
    当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて前記制御操作が行われると、当該制御操作の内容を示す個別再生制御コマンドを他の音響データ処理装置に送信すると共に、当該音響データ処理装置内に前記個別再生制御コマンドを出力し、
    前記再生制御部は、
    当該音響データ処理装置が前記マスター装置として動作する場合、前記変換した個別再生制御コマンド、または、前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行い、
    当該音響データ処理装置が前記スレーブ装置として動作する場合、当該音響データ処理装置にて行われた前記制御操作の内容を示す個別再生制御コマンド、あるいは、前記マスター装置から受信した前記変換された個別再生制御コマンド、もしくは、前記マスター装置から受信した前記変換前の個別再生制御コマンドに基づいて前記再生部における再生の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の音響データ処理装置。
  9. 前記実演データは、ユーザによる歌唱および演奏のうちの少なくとも一方に基づく実演によって得られ、
    前記補助データは、伴奏またはリズムに関連するデータ、歌詞データ、及び譜面データのうちの少なくともいずれか一つを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか1項に記載の音響データ処理装置。
  10. 相互に通信可能な複数の音響データ処理装置を少なくとも備える音響データ通信システムであって、
    前記複数の音響データ処理装置で共通に認識される楽曲の実演順番を指定するマスター予約リストを管理する管理部と、
    前記マスター予約リストを参照可能な参照部と、
    ユーザの楽曲の実演によって得られる実演データを入力する入力部と、
    前記ユーザの楽曲の実演を補助する補助データと前記実演データとを再生する再生部と、
    前記楽曲の実演順番を指定する個別予約リストを記憶する記憶部と、
    前記楽曲の実演順番を予約する予約操作がなされると、前記マスター予約リストの内容を更新する更新部と、
    前記マスター予約リストの内容が更新されると、前記マスター予約リストの変更内容を前記個別予約リストに反映させる反映部と、
    を備えることを特徴とする音響データ通信システム。
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