JP2015191205A - カラオケ装置、カラオケシステム、及びプログラム - Google Patents

カラオケ装置、カラオケシステム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケ装置を提供する。
【解決手段】楽曲データに対応する歌詞文字映像158の背面側に背景映像150、152を表示させる背景映像表示制御手段124と、演奏曲出力制御手段120により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段132と、そのイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段142とを、備え、背景映像表示制御手段124は、予め定められた複数の背景映像のうちから、利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、そのイベントに係る演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものであることから、イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うと共に、そのカラオケ演奏に係るイベントを実行するカラオケ装置、カラオケシステム、及びプログラムに関し、特に、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするための改良に関する。
多数の楽曲データのうちから選択される楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うカラオケ装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞文字映像を所定の背景映像の前面側に合成し、前記音楽情報の出力と併行して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケ装置を用いたカラオケシステムにおいては、単に個人がカラオケ演奏を楽しむのみならず、仲間内で一緒にカラオケ演奏を行ったり、新たなカラオケ仲間を募ったりというように、利用者相互のコミュニケーションが重要となる。そこで、カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするイベントを実行する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケ装置がその一例である。この技術によれば、期間を任意に設定でき、その期間内における各利用者のカラオケ演奏の評価結果を統計するカラオケ大会を開催することで、前記カラオケ装置においてカラオケ演奏を行う仲間内の連帯を強めることができる。
特開2010−78880号公報
しかし、前記従来の技術では、開催されているイベントの規模を参加者の側で把握しづらいという不具合があった。すなわち、開催されているイベントに何人の利用者が参加しているのか、どの程度盛り上がっているのかといったイベントの規模感を、参加者の側で直感的に把握できなかった。このような課題は、単にカラオケ演奏を行うだけではなくコミュニケーションツールとしてのカラオケ装置の可能性について発明者等が鋭意研究を継続する過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケ装置、カラオケシステム、及びプログラムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置であって、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段と、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段と、前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段と、そのイベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段とを、備え、前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定することを特徴とするものである。
前記第1発明によれば、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段と、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段と、前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段と、そのイベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段とを、備え、前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものであることから、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケ装置を提供することができる。
前記第1発明において、好適には、前記イベント実行制御手段は、前記イベントとして、前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行するものである。このようにすれば、カラオケ大会に係るカラオケ演奏において表示される背景映像によって、前記カラオケ大会の規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
また、好適には、前記イベントの開催を受け付けるイベント開催受付手段と、そのイベント開催受付手段により受け付けられたイベントに関して、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数と、前記背景映像表示制御手段が前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像との対応関係の入力を受け付ける背景映像設定受付手段とを、備えたものである。このようにすれば、イベントの主催者側で、そのイベントの参加者人数に応じた背景映像を予め設定可能とすることで、コミュニケーションツールとしてのカラオケ装置の可能性の幅を更に広げることができる。
また、好適には、前記カラオケ装置を利用する利用者の識別情報を取得する識別情報取得手段を備え、前記利用者人数取得手段は、前記識別情報取得手段により取得される識別情報に基づいて、前記イベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得するものである。このようにすれば、イベントに参加する利用者の人数を実用的な態様でカウントすることができる。
また、好適には、前記利用者人数取得手段は、前記識別情報取得手段により同一の識別情報が取得された場合には、その識別情報を前記イベントに参加する利用者人数に反映しないものである。このようにすれば、前記イベントに参加する利用者の人数に関して、重複カウントを行わない実人数に応じて、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
また、好適には、前記背景映像表示制御手段は、所定期間内に前記利用者人数取得手段が取得した利用者人数の変化に応じて、前記イベントに係るカラオケ演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示させる背景映像を決定するものである。このようにすれば、例えば所定期間で参加者の人数が急増した場合に所定の背景映像を表示させる等、前記イベントの盛り上がりを視覚的に分かり易く示すことができる。
前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置と、通信回線を介してそのカラオケ装置との間で情報通信可能に接続されたサーバとを、備えたカラオケシステムであって、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段と、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段と、前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段と、そのイベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段とを、備え、前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものである。このようにすれば、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケシステムを提供することができる。
前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置のコンピュータを、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段、前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段、及び、そのイベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段として機能させるプログラムであり、前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものである。このようにすれば、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするプログラムを提供することができる。
本発明の一実施例であるカラオケシステムの構成を例示する図である。 本発明の一実施例であるカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケシステムに備えられたサーバの構成を説明する図である。 図1のカラオケシステムにおいて、図2のカラオケ装置及び図3サーバ等に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図2のカラオケ装置によるイベントに関して設定される背景映像を例示する図であり、利用者人数300人未満の範囲に対応付けられる背景映像を例示している。 図2のカラオケ装置によるイベントに関して設定される背景映像を例示する図であり、利用者人数3000人以上の範囲に対応付けられる背景映像を例示している。 図2のカラオケ装置によるイベントに係るカラオケ演奏において表示される演奏映像を例示する図であり、イベントに参加する利用者人数300人未満の場合における演奏映像を例示している。 図2のカラオケ装置によるイベントに係るカラオケ演奏において表示される演奏映像を例示する図であり、イベントに参加する利用者人数3000人以上の場合における演奏映像を例示している。 図3のサーバのCPUによるイベント開催登録受付制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図2のカラオケ装置のCPUによる所定のイベントに係るカラオケ演奏制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるカラオケシステム10の構成を例示する図である。この図1に示すカラオケシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至複数台ずつ(図1では1台ずつ)カラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、LAN(local area network)24及びルータ22を介して通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続されたサーバ18等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。
前記カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置28と称する)を備えている。前記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの前記電子早見本装置28が貸与され、各個室14において後述するように前記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。図1に示すように、前記店舗12内には、前記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、前記電子早見本装置28からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
前記通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。前記サーバ18は、例えば、前記カラオケシステム10を管理する情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバであり、そのカラオケシステム10における楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うセンタ装置として機能する。また、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶するSNSデータベース108(例えば、図3を参照)をはじめとする各種データベースを管理するデータベースサーバとして機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケシステム10のセンタ装置としての機能及びデータベースサーバとしての機能を兼ね備えた単一の前記サーバ18を備えた構成について説明するが、それらセンタ装置及びデータベースサーバが個別のサーバとして構成されたものであってもよい。また、後述するサーバ18による各種制御が、複数のサーバにより分散的に実行される等の態様も考えられる。
図1に示すように、本実施例のカラオケシステム10は、前記通信回線20を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、通信端末装置であるパーソナルコンピュータ30が前記通信回線20に接続されると共に、携帯型情報通信端末としての携帯電話機32及びタブレット34等が中継基地局36を介して前記通信回線20に接続されており、それらパーソナルコンピュータ30、携帯電話機32、タブレット34等と前記サーバ装置18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記通信回線20に、前記携帯電話機32及びタブレット34等から前記カラオケ装置16に対する選曲入力等の情報を中継する所謂プロキシサーバ(proxy server)が接続され、前記携帯電話機32及びタブレット34等から前記カラオケ装置16への情報の入力がそのプロキシサーバを中継して行われるように構成されたものであってもよい。
図2は、本発明の一実施例であるカラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図1に示すように、本実施例のカラオケ装置16は、中央演算処理装置であるCPU42と、読出専用メモリであるROM44と、随時書込読出メモリであるRAM46と、記憶装置であるハードディスク48と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部50と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部52と、操作パネル54と、表示制御部56及び入力制御部58を介して前記CPU42に接続されたタッチパネルディスプレイ60と、LANインターフェイス66と、無線通信部68と、ビデオ出力端子70を介して前記映像処理部50に接続された映像表示装置であるディスプレイ72と、オーディオ入力端子74を介して前記音声処理部52に接続された音声入力装置であるマイクロフォン76と、オーディオ出力端子78を介して前記音声処理部52に接続された音声増幅装置であるアンプ80と、そのアンプ80に備えられた音声出力装置であるスピーカ82とを、備えて構成されている。
前記CPU42は、前記RAM46の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM44に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル54、タッチパネルディスプレイ60、或いは電子早見本装置28等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク48から前記RAM46に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM46から前記音声処理部52へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM46に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部50へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部50を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御を実行する。
前記映像処理部50は、前記ディスプレイ72に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU42から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子70を介して前記ディスプレイ72に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置16による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU42において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク48に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ72に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部50により前記ディスプレイ72の表示制御を行う一方、後述する表示制御部56により前記タッチパネルディスプレイ60(表示装置62)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部50により前記タッチパネルディスプレイ60の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部56は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部52は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置16による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク48から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン76から前記オーディオ入力端子74を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子78を介して前記アンプ80に供給されてそのアンプ80により増幅されて前記スピーカ82から出力される。
前記操作パネル54は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ60は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置16への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ60に所定の画像(映像)を表示させる表示装置62と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ60への接触により入力を行うタッチパネル64とを、備えている。前記表示制御部56は、前記CPU42から供給される情報に基づいて前記表示装置62に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部58は、前記タッチパネル64により入力される操作入力情報を前記CPU42等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ60は、前記ディスプレイ72とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス66は、前記カラオケ装置16をLAN接続端子84を介して前記LAN24に接続するための接続器であり、そのように前記LAN24に接続されることで、前記カラオケ装置16は、同様に前記LAN24に接続された前記電子早見本装置28等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置16が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置が備えられている場合において、同様に前記LAN24に接続されたカラオケ装置16相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN24に接続されたアクセスポイント26を介して受信される前記電子早見本装置28からの選曲入力を受け付けて前記RAM46に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から前記電子早見本装置28へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置16は、図1に示すように、前記LAN24及びルータ22等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ18に接続されており、そのサーバ18から楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置16は、好適には、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置であるが、後述するように、斯かる通信回線に接続されない非通信型のカラオケ装置等にも本発明は好適に適用される。
前記無線通信部68は、前記カラオケ装置16と前記電子早見本装置28等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置28等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部68を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置28は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置16へ送信され、前記無線通信部68によりその接続信号を受信したカラオケ装置16に対して前記電子早見本装置28が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28は、そのカラオケ装置16の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置28から送信される信号が前記CPU42に供給されることで、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置28と前記カラオケ装置16との間の通信は、前記LAN24及びアクセスポイント26等を介したLAN通信により行われる。また、本実施例においては、前記カラオケ装置16に対応付け処理の行われた電子早見本装置28等の入力装置もそのカラオケ装置16の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
図3は、前記サーバ18の構成を説明する図である。この図3に示すように、前記サーバ18は、中央演算処理装置であるCPU90、読出専用メモリであるROM92、及び随時書込読出メモリであるRAM94を備え、前記CPU90によりRAM94の一時記憶機能を利用しつつROM92に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータである。また、TFTやPDP等の映像表示装置96と、その映像表示装置96による映像の表示を制御するためのビデオボード(グラフィックスチップ)等の映像処理部98と、キーボード等の入力装置100と、その入力装置100による入力を処理するためのインターフェイス102と、前記CPU90等を前記通信回線20に接続するための通信処理部104とを、備えて構成されている。
図3に示すように、前記サーバ18は、楽曲データベース106、SNSデータベース108、及びカラオケ大会データベース110をはじめとする各種データベースを備えている。この楽曲データベース106は、前記カラオケシステム10における前記カラオケ装置16等に配信するための多数の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶するものであり、新しく作成された楽曲データはこの楽曲データベース106に蓄積される。そして、所定の配信制御プログラムにより定期的に、或いは前記カラオケ装置16等からの配信要求に応じて、随時新たな楽曲データが前記サーバ18の楽曲データベース106から前記通信回線20を介して配信され、前記カラオケ装置16等に配信される。
前記楽曲データベース106は、前記カラオケ装置16により出力可能な楽曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データを記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部52により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報を含む。前記楽曲データは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータである。前記楽曲データは、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各楽曲に固有の選曲番号により識別される。また、前記楽曲データには、その楽曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日等の情報が関連づけられて記憶されている。
前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に係る各種情報を記憶する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース108には、ユーザIDにより識別される各利用者毎に、例えばその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型映像)に関する情報、及び利用者の歌年齢等の情報がその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。この歌年齢とは、利用者の楽曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16において過去に選曲(演奏)した楽曲に基づいて判断される値である。
また、前記SNSデータベース108には、各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報として、例えばその利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲或いはお気に入りとして登録した楽曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された楽曲)に関する情報、その利用者が過去に前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された楽曲の履歴)に関する情報、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及びその利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が各利用者毎にその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。
前記カラオケ大会データベース110は、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それらの利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会に関する情報を記憶する。好適には、複数のカラオケ大会に関する情報として、各カラオケ大会の名称、開催期間、参加資格、主催者、参加者、及び大会の説明等の情報を、各カラオケ大会に固有の識別情報である大会IDと対応付けて記憶する。このカラオケ大会データベース110の記憶内容については、前記サーバ18によるカラオケ大会管理制御の説明と併せて後述する。
図4は、前記カラオケシステム10において、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18等に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示す演奏出力制御手段120、演奏評価制御手段126、及びログイン認証制御手段130は、好適には、前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられたものである。換言すれば、所定のプログラムにより、前記CPU42が前記各制御手段として機能させられるものである。図4に示すSNS管理制御手段128及びイベント実行制御手段132は、好適には、前記サーバ18のCPU90に機能的に備えられたものである。換言すれば、所定のプログラムにより、前記CPU90が前記各制御手段として機能させられるものである。
前記カラオケ装置16が、前記通信回線20に接続されない非通信型のカラオケ装置である場合、図4に示す演奏出力制御手段120、演奏評価制御手段126、SNS管理制御手段128、ログイン認証制御手段130、及びイベント実行制御手段132は、何れも前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられる。換言すれば、本発明の一実施例であるプログラムにより、前記CPU42が図4に示す各制御手段として機能させられる。すなわち、本発明は、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16に一元的に備えられ、そのカラオケ装置16により以下に詳述する制御が完結する態様にも好適に適用されるが、本実施例においては、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18に分散的に備えられ、それらカラオケ装置16及びサーバ18が相互に情報の送受信を行うことにより以下に詳述する制御を実現する態様について説明する。
前記演奏曲出力制御手段120は、前記カラオケ装置16による楽曲データに基づく演奏曲の出力を制御する。すなわち、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を制御する。具体的には、前記RAM46等の予約曲テーブルにおける上位の予約曲から順に(すなわち入力順に)、その予約曲テーブルに記憶された予約曲の選曲番号に対応する楽曲データを前記ハードディスク48に備えられた楽曲データベースから読み出し、その楽曲データに含まれる演奏情報に基づいて演奏曲の出力を制御する。すなわち、演奏情報としてのMIDIデータに基づいて、前記音声出力部52によりそのMIDIデータにおける楽譜情報としてのトラック乃至チャンネルに対応する楽器の演奏音(音楽情報)を出力させ、前記アンプ80を介して前記スピーカ82から出力させる。
前記演奏曲出力制御手段120は、歌詞文字映像表示制御手段122及び背景映像表示制御手段124を備えており、これら歌詞文字映像表示制御手段122及び背景映像表示制御手段124により、楽曲データに含まれる歌詞情報及び背景映像指定情報等に基づいて、カラオケ演奏に係る演奏映像の出力を制御する。前記歌詞文字映像表示制御手段122は、前記演奏曲出力制御手段120による所定の楽曲データに基づく演奏曲の出力に際して、その楽曲データに含まれる歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成し、前記映像出力制御部50を介してその歌詞文字映像を前記ディスプレイ72に表示させる。また、前記歌詞情報における色替わりタイミング情報に基づいて、前記歌詞文字映像を順次色替わりさせる制御を行う。
前記背景映像表示制御手段124は、前記演奏曲出力制御手段120による所定の楽曲データに基づく演奏曲の出力に際して、所定の映像データに基づいて背景映像を再生させ、前記歌詞文字映像の背面側に背景映像として表示させる。すなわち、前記歌詞文字映像表示制御手段122により生成される歌詞文字映像の背面側に、前記映像データに基づいて再生された背景映像を合成し、前記映像出力制御部50を介してその歌詞文字映像を前記ディスプレイ72に表示させる。前記背景映像表示制御手段124は、基本的には、前記演奏曲出力制御手段120による所定の楽曲データに基づく演奏曲の出力に際して、前記ハードディスク48等に予め記憶された複数の映像データのうちから、前記楽曲データに規定された背景映像指定情報に対応する映像データを読み出し、その映像データに基づいて前記背景映像の表示制御を行う。前記背景映像表示制御手段124による表示制御の対象となる映像データは、動画であると静止画であるとを問わない。
前記演奏評価制御手段126は、前記カラオケ装置16による演奏曲の出力に際して、音声入力装置である前記マイクロフォン76から入力される音声情報に基づいて、その音声情報の入力主体である利用者の演奏評価(歌唱評価)を行う。すなわち、前記演奏曲出力制御手段120による所定の楽曲データに基づく演奏曲の出力と併行して、前記マイクロフォン76から入力される音声に対応して、音程、音量、及びテンポのうち少なくとも1つを評価基準とする評価を行う。具体的には、前記演奏曲の出力に際して、前記音声処理部52を介して出力されるその演奏曲のピッチ(音程)及びテンポと、前記マイクロフォン76により入力される音声情報のピッチ及びテンポとを比較することにより斯かる演奏曲の演奏評価を行う。この演奏評価の態様としては、例えば、百点満点中何点というように数値的に採点を行うものであってもよいし、20段階評定の何れに当てはまるかを判定するというように簡易なものであってもよい。また、斯かる演奏評価制御は、演奏と併行して各区分毎に複数回行われた評価を、演奏終了時に集計するものであってもよいし、前記RAM46等に入力音声情報を記録しておき、演奏終了時にそれを対象となる演奏曲の演奏情報に基づいて評価するものであってもよい。
前記演奏評価制御手段126は、演奏主体である利用者毎に前記演奏評価を行う。例えば、前記RAM46等の予約曲テーブルに記憶された予約曲の演奏に係る演奏評価において、その演奏曲に対応付けられて記憶された選曲主体である利用者のユーザIDに基づいて演奏主体である利用者を判別し、その利用者に対応して斯かる演奏評価を行う。換言すれば、前記予約曲テーブルに記憶された演奏曲(予約曲)に対応付けられた利用者をその演奏曲の演奏主体として前記演奏評価制御を行う。前記演奏評価制御手段126による評価結果は、前記通信回線20を介して前記サーバ18へ送信(アップロード)され、前記SNSデータベース108に各利用者毎に(演奏主体である利用者に対応付けられて)記憶される。また好適には、前記演奏評価制御手段126による評価結果は、その評価の対象となる演奏曲(演奏評価が行われた際に出力されていた演奏曲)毎に、例えばその演奏曲の選曲番号と対応付けられて記憶される。ここで、各利用者により所定の演奏曲に関して複数回の演奏が行われ、前記演奏評価制御手段126により複数回の演奏評価が行われた場合、それら複数回の演奏評価結果の平均値が記憶されるものであってもよいし、毎回の演奏評価結果が逐次記憶されるものであってもよい。
前記SNS管理制御手段128は、前記カラオケシステム10におけるSNSに関する情報管理制御を行う。例えば、前記SNSに関する情報登録制御をはじめとする各種制御を行う。具体的には、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等による入力操作に応じて、前記SNSデータベース108に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、そのSNSデータベース108に記憶された登録内容を変更(更新)したり、そのSNSデータベース108に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録したりというように、前記カラオケシステム10におけるSNSの統括的な管理制御を行う。
前記ログイン認証制御手段130は、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等により入力される識別情報(ユーザID)に応じて前記カラオケシステム10におけるSNSの利用者を認証し、その認証が正常に行われた場合にはその識別情報をもってその利用者のSNSへのログインを許可する。具体的には、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等により識別情報であるユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを照会し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。前記ログイン認証制御手段130は、前記SNS管理制御手段128の一部として構成されたものであってもよい。
前記SNS管理制御手段128は、前記SNSデータベース108に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等に閲覧可能に表示させる。具体的には、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された各種情報を表示させる。そのように表示された各種情報に関して、前記電子早見本装置28等による入力操作に応じた登録内容の変更、フレンド登録の申請等を受け付ける。また、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者に対応して十八番曲に含まれる演奏曲及び選曲履歴に含まれる演奏曲等を選曲入力可能に表示させる。
前記SNS管理制御手段128は、好適には、前記SNSデータベース108に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等に閲覧可能に表示させる。このフレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、例えば、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者は、その利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できない。また、前記SNS管理制御手段128は、好適には、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を、そのフレンドの閲覧レベルに応じて前記電子早見本装置28に閲覧可能に表示させる。例えば、前記ログイン認証制御手段130により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に関する情報であっても、その情報の閲覧レベルが「非公開」とされている場合にはその情報を閲覧が制限乃至は禁止される。
前記イベント実行制御手段132は、前記カラオケシステム10を利用する複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるイベントを実行する。すなわち、前記カラオケ装置16の利用者を参加主体として、そのカラオケ装置16により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行する。本実施例において、前記イベントとは、前記カラオケ装置16により行われるカラオケ演奏に関する規定の枠組みであり、前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏を行う利用者は、前記イベントに参加することで、そのイベントの枠組みの中でカラオケ演奏を行うことができる。前記イベントとしては、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に係る演奏評価のランキング統計(例えば、全国ランキング)、前記カラオケ装置16を用いて広告宣伝を行うキャンペーン、及び前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に係るゲーム等が考えられる。本実施例においては、前記イベントとして、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行する制御について説明する。
前記イベント実行制御手段132は、好適には、前記イベントとして、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行する。このカラオケ大会とは、複数の参加者により所定期間内に行われるカラオケ演奏を統括的に管理するものである。前記カラオケ大会は、必ずしも参加者全員が所定の場所(例えば、店舗12における所定の個室14等)に一堂に会してカラオケ演奏を行うものでなくともよく、所定期間内に別個の前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏を行い、その演奏に係る情報を前記サーバ18にアップロードすること等により、前記通信回線20を介して複数の利用者によるカラオケ大会が実現されるものであってもよい。前記カラオケ大会は、好適には、各参加者のカラオケ演奏に関して前記演奏評価制御手段126による演奏評価を行い、その評価結果を上位順にランキングする統計処理を行うものである。また、好適には、各利用者が前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏する様子を録音した音声情報や撮影した動画情報(音声を含む映像情報)の投稿すなわちアップロードを受け付けて公開するものや、単に前記カラオケ装置16により所定の演奏曲(課題曲)を演奏したという事実のみを公開するものであってもよい。また、所定期間に所定の場所でカラオケ大会が行われるという開催情報のみを公開し、そのカラオケ大会の結果については特に何らの処理を行わないものであってもよい。
前記イベント実行制御手段132は、イベント開催受付手段134、背景映像設定受付手段136、参加受付手段138、識別情報取得手段140、及び利用者人数取得手段142を備えている。前記イベント開催受付手段134は、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントの開催登録を受け付ける。好適には、前記イベント実行制御手段132により実行されるカラオケ大会の開催登録を受け付ける。例えば、前記カラオケ大会の開催登録に係る情報として、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等によりそのカラオケ大会に関する各種情報の入力を受け付け、各カラオケ大会に固有の識別情報である大会IDと対応付けて前記カラオケ大会データベース110に記憶させる。好適には、前記カラオケ大会に関する情報として、各カラオケ大会の名称、参加者の基本範囲に関する情報、参加者の詳細範囲に関する情報、登録主体である利用者(主催者)のユーザID、参加を表明した利用者(参加者)のユーザID、及び大会の説明等の情報を、各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶する。更に好適には、採点基準(採点の甘い、辛い)、開催エリア範囲設定、開催店舗設定、課題曲等の楽曲名、主催者である企業名等の情報を、各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶する。すなわち、前記イベント開催受付手段134は、好適には、登録主体である利用者(主催者)のユーザIDを各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶するものであるが、前記カラオケシステム10におけるSNSに登録していない利用者からの開催登録も受け付け得るものであってもよい。すなわち、ユーザIDを有しないゲストユーザを登録主体とするカラオケ大会の開催登録も受け付け得るものである。
前記背景映像設定受付手段136は、前記イベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに係るカラオケ演奏において、歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像の設定を受け付ける。前述のように、前記イベント実行制御手段132は、前記カラオケ装置16により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するものである。すなわち、前記イベント実行制御手段132によるイベントの実行においては、そのイベントの枠組みの中で参加者により前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏が行われる。前記背景映像設定受付手段136は、そのように前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントの枠組みの中で行われるカラオケ演奏における背景映像を、例えばそのイベントの主催者の側で設定可能とするものである。前記背景映像設定受付手段136により設定される背景映像に対応する映像データは、前記イベントの主催者が用意した映像データが前記通信回線20を介して前記サーバ18にアップロードされて前記カラオケ大会データベース110に記憶されたものが用いられてもよいし、前記カラオケシステム10のサービス提供会社側で予め用意された映像データが用いられてもよい。
前記背景映像設定受付手段136は、前記イベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに関して、そのイベントに参加する利用者の人数(以下、利用者人数という)と、そのイベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像との対応関係の入力を受け付ける。好適には、前記イベント開催受付手段134による新規イベントの開催登録の受け付けに際して、そのイベントの主催者による前記対応関係の入力を受け付ける。前記イベント開催受付手段134により既に受け付けられたイベントに関して、そのイベントの主催者による前記対応関係の入力を受け付けるものであってもよい。或いは、前記イベントの主催者以外の利用者による前記対応関係の入力を受け付けるものであってもよい。
前記背景映像設定受付手段136は、好適には、前記イベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに関して、予め定められた利用者人数の範囲毎に、そのイベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像の設定を受け付ける。例えば、対象となるイベントに参加する利用者人数が300人未満である場合には第1の映像データ、利用者人数が300人以上1000人未満である場合には第2の映像データ、利用者人数が1000人以上3000人未満である場合には第3の映像データ、利用者人数が3000人以上である場合には第4の映像データというように、前記イベントにおける利用者人数の範囲と、そのイベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像との対応関係の設定を受け付ける。
図5及び図6は、前記背景映像設定受付手段136により設定される背景映像を例示する図であり、図5は、利用者人数300人未満の範囲に対応付けられる第1の映像データに相当する背景映像150、図6は、利用者人数3000人以上の範囲に対応付けられる第4の映像データに相当する背景映像152をそれぞれ例示している。図5に示す背景映像150は、例えば所定の部屋の中の様子を撮影した映像であり、図6に示す背景映像152は、例えば所定のスタジアム(観客席を備えた競技場)を上空から撮影した映像である。これらの図に示すように、前記利用者人数の範囲毎に設定される背景映像は、例えば利用者人数300人未満の範囲に対応付けられる背景映像150では狭い部屋の中の様子を撮影した映像、利用者人数3000人以上の範囲に対応付けられる背景映像152では著名なアーティストがコンサートを行うような大規模なスタジアムを撮影した映像というように、各利用者人数の範囲に相当するイベントの規模感を反映したものとされることが望ましい。換言すれば、前記イベントの主催者の側で、前記イベントに係る利用者人数の範囲毎に、各利用者人数の範囲に相当するイベントの規模感を反映した背景映像150、152が表示されるように設定することができる。
前記背景映像設定受付手段136は、また好適には、前記イベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに関して、所定期間内の利用者人数の変化と、そのイベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像との対応関係の入力を受け付ける。例えば、所定期間内の利用者人数の増加数に応じて、そのイベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像の設定を受け付ける。例えば、対象となるイベントに参加する利用者人数の所定期間(例えば、3日間)内の増加数が30人未満である場合には第1の映像データ、増加数が30人以上100人未満である場合には第2の映像データ、増加数が100人以上300人未満である場合には第3の映像データ、増加数が300人以上である場合には第4の映像データというように、前記イベントにおける所定期間内の利用者人数の増加数と、そのイベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像との対応関係の設定を受け付ける。
前記参加受付手段138は、前記イベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに対する利用者の参加を受け付ける。好適には、前記イベント開催受付手段134により開催登録が受け付けられ、前記カラオケ大会データベース110に登録されたカラオケ大会に関して、そのカラオケ大会に参加する利用者の参加申請を受け付ける。好適には、前記カラオケ大会データベース110に登録されたカラオケ大会に対応付けられた、そのカラオケ大会に係る参加者の基本範囲に関する情報及び参加者の詳細範囲に関する情報(以下、参加者の範囲に関する情報という)に基づいて、そのカラオケ大会への利用者の参加を受け付ける。例えば、対象となるカラオケ大会が、女性の利用者に限り参加を認めるものであることが前記参加者の範囲に関する情報に定められている場合には、女性の利用者に限ってそのカラオケ大会への参加を受け付ける。
前記識別情報取得手段140は、前記カラオケ装置16を利用する利用者の識別情報を取得する。好適には、前記ログイン認証制御手段130による前記カラオケシステム10へのログイン認証に際して、正常にログイン認証された利用者の識別情報であるユーザIDを取得する。すなわち、前記識別情報取得手段140は、前記ログイン認証制御手段130の一部として構成されたものであってもよい。前記参加受付手段138は、好適には、前記識別情報取得手段140により取得された利用者の識別情報に基づいて、前記イベントに対する利用者の参加を受け付ける。すなわち、前記識別情報取得手段140により取得されたユーザIDを単位として、そのユーザIDに対応する利用者の参加を受け付ける。例えば、参加を表明した利用者(参加者)のユーザIDを、参加対象であるカラオケ大会と対応付けて前記カラオケ大会データベース110に記憶させる。
前記利用者人数取得手段142は、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する。すなわち、前記イベント開催受付手段134により開催登録が受け付けられ、前記カラオケ大会データベース110に登録されたカラオケ大会に関して、そのカラオケ大会に参加する利用者人数を取得する。好適には、前記識別情報取得手段140により取得される識別情報に基づいて、各イベントに参加する利用者人数を取得する。例えば、各カラオケ大会に対応して前記カラオケ大会データベース110に記憶された、そのカラオケ大会への参加を表明した利用者に係るユーザIDの数を、各イベントに参加する利用者人数として取得する。
前記利用者人数取得手段142は、好適には、前記識別情報取得手段140により同一の識別情報が取得された場合には、その識別情報を前記イベントに参加する利用者人数に反映しない。すなわち、各イベントに係る利用者人数のカウント(算出)に関して、同一のユーザIDに係る重複カウントを避ける。換言すれば、各イベントに一度でも参加した利用者のユーザIDを、それぞれのユーザIDについて1カウントとして前記イベントに係る利用者人数の累計をカウントする。
前記イベント実行制御手段132は、以上のようにして開催登録が受け付けられたイベントを実行する。好適には、前記カラオケ大会データベース110に登録されたカラオケ大会に関して、前記カラオケシステム10に備えられた前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会を管理する。具体的には、前記カラオケ大会データベース110に登録されたカラオケ大会に関して、そのカラオケ大会に係る参加者の範囲に関する情報に基づいて、その範囲に合致する利用者に対してカラオケ大会の開催通知を配信する。また、前記参加受付手段138により所定のカラオケ大会に対する利用者の参加が受け付けられた場合には、前記カラオケ大会データベース110に記憶された対象となるカラオケ大会の参加者として、参加を表明した利用者を追加登録する。
前記イベント実行制御手段132は、前記カラオケ大会データベース110に記憶されたカラオケ大会を統括的に管理する。すなわち、複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会に係る各種制御を行う。例えば、各参加者の前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に関して前記演奏評価制御手段126による演奏評価を行い、その評価結果を上位順にランキングする統計処理を行う態様のカラオケ大会において、前記イベント実行制御手段132は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース108に記憶された各利用者の演奏評価結果に関して前記統計処理を行う。すなわち、対象となるカラオケ大会の開催期間中に各参加者の前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏が行われた場合、そのカラオケ演奏の演奏評価結果が前記サーバ18にアップロードされ、前記SNS管理制御手段128により前記SNSデータベース108に各利用者毎に蓄積される。前記イベント実行制御手段132は、斯かる開催期間中に前記SNSデータベース108に記憶された各利用者の演奏評価結果を所定の統計処理タイミング(好適には、開催期間の終了時)で読み出し、それら評価結果を上位順にランキングする統計処理を行ってその統計結果を公開する。例えば、前記ログイン認証制御手段130により各参加者のログイン認証が正常に行われた際に、前記統計結果を含むカラオケ大会の結果発表画面を前記電子早見本装置28等に表示させる。ここで、前記統計処理延いては統計結果の公開は、対象となるカラオケ大会の開催期間の終了時に1回のみ行われるものであってもよいし、斯かる開催期間中に途中経過として複数回の前記統計処理延いては統計結果の公開が行われるものであってもよい。
また、各利用者が前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏する様子を録音した音声情報や撮影した動画情報(音声を含む映像情報)の投稿すなわちアップロードを受け付けて公開する態様のカラオケ大会において、前記イベント実行制御手段132は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース108に投稿された各利用者の音声情報乃至動画情報を、所定の公開タイミングで公開する。すなわち、各利用者により投稿された動画情報等を、前記通信回線20を介して前記パーソナルコンピュータ30や携帯電話機32等の通信端末装置により閲覧可能となるように公開する。好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間の終了時に、その開催期間中に参加者により投稿された動画情報等を一斉に公開する。また、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に、各利用者により投稿された動画情報等を随時公開し、前記通信回線20を介して前記パーソナルコンピュータ30や携帯電話機32等の通信端末装置により閲覧可能としてもよい。また、斯かる態様においては、各参加者に対応する動画情報等に対する投票を受け付け、その投票結果に基づいて投稿された動画情報等をランキングするものであってもよい。
また、各参加者が前記カラオケ装置16により所定の演奏曲(課題曲)を演奏したという事実のみを公開する態様のカラオケ大会において、前記イベント実行制御手段132は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース108に記憶された各利用者の選曲履歴に基づいて、各利用者が前記所定の演奏曲を演奏したか否かを判定し、その判定結果を公開する。すなわち、対象となるカラオケ大会の開催期間中に各参加者の前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏が行われた場合、そのカラオケ演奏に係る選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された演奏曲の履歴)が前記サーバ18にアップロードされ、前記SNS管理制御手段128により前記SNSデータベース108に各利用者毎に蓄積される。前記イベント実行制御手段132は、斯かる開催期間中に前記SNSデータベース108に記憶された各利用者の選曲履歴に、前記所定の演奏曲が含まれるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記カラオケ大会の結果として各参加者が前記所定の演奏曲を演奏したか否かを公開する。例えば、前記ログイン認証制御手段130により各参加者のログイン認証が正常に行われた際に、斯かる判定結果を含むカラオケ大会の結果発表画面を前記電子早見本装置28等に表示させる。
前記背景映像表示制御手段124は、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに係るカラオケ演奏において、そのイベントに対応して前記背景映像設定受付手段136により受け付けられた設定に基づいて、前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定する。すなわち、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像表示制御手段122により表示される歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定する。例えば、前記カラオケ大会データベース110に、各イベントにおける利用者人数の範囲と、そのイベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像との対応関係が設定されている態様においては、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、その利用者人数に該当する範囲に対応して設定された背景映像を、前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像として決定する。
前記背景映像表示制御手段124は、また好適には、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに係るカラオケ演奏において、そのイベントに関して所定期間内に前記利用者人数取得手段142が取得した利用者人数の変化に応じて、前記イベントに係るカラオケ演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示させる背景映像を決定する。例えば、前記カラオケ大会データベース110に、各イベントにおける所定期間内の利用者人数の増加数と、そのイベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像との対応関係が設定されている態様においては、そのイベントに関して所定期間内に前記利用者人数取得手段142が取得した利用者人数の増加数に応じて、その増加数に該当する範囲に対応して設定された背景映像を、前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像として決定する。
図7及び図8は、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに係るカラオケ演奏において、前記背景映像表示制御手段124により表示される背景映像を例示する図であり、図7は、利用者人数300人未満の範囲に対応付けられる前記第1の映像データに相当する背景映像150が表示された演奏映像154、図8は、利用者人数3000人以上の範囲に対応付けられる前記第4の映像データに相当する背景映像152が表示された演奏映像156をそれぞれ例示している。すなわち、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに係るカラオケ演奏において、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数が300人未満である場合には、斯かる範囲に対応して前記カラオケ大会データベース110に設定された前記第1の映像データが選択され、前記背景映像表示制御手段124によりその映像データに基づいて背景映像150の表示が行われる。前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数が3000人以上である場合には、斯かる範囲に対応して前記カラオケ大会データベース110に設定された前記第4の映像データが選択され、前記背景映像表示制御手段124によりその映像データに基づいて背景映像152の表示が行われる。そして、前記演奏曲出力制御部120による演奏曲の出力に併行して、前記歌詞文字映像表示制御手段122により歌詞文字映像158の表示制御が行われ、その歌詞文字映像158が前記背景映像150、152の前面側にそれぞれ合成された演奏映像154、156が前記映像処理部50を介して前記ディスプレイ72等に表示されると共に、その歌詞文字映像158の色替わり表示制御が行われる。また、図7及び図8に示す演奏映像154、156では、演奏主体となる利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたアバタ映像160、及びその利用者が参加しているイベントにおいて演奏評価のランキング1位である利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶されたアバタ映像162が、前記背景映像150、152の前面側且つ前記歌詞文字映像158の背面側に合成されて表示されている。
前述のように、前記背景映像設定受付手段136により利用者人数の範囲毎に設定される背景映像は、好適には、例えば利用者人数300人未満の範囲に対応付けられる背景映像150では狭い部屋の中の様子を撮影した映像、利用者人数3000人以上の範囲に対応付けられる背景映像152では著名なアーティストがコンサートを行うような大規模なスタジアムを撮影した映像というように、各利用者人数の範囲に相当するイベントの規模感を反映したものとされる。従って、前記背景映像150を用いた演奏映像154では、演奏主体となる利用者(アバタ映像160)があたかも狭い部屋の中で歌っているような印象を感じさせる映像となる一方、前記背景映像152を用いた演奏映像156では、演奏主体となる利用者が著名なアーティストがコンサートを行うような大規模なスタジアムで歌っているような印象を感じさせる映像となる。すなわち、本実施例によれば、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像150、152を、各イベントに参加する利用者人数に応じて設定可能とすることで、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
図9は、前記サーバ18のCPU90によるイベント開催登録受付制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。この図10に示す制御は、前記カラオケ装置16のCPU42により実行されるものであってもよい。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等により、新規イベントの開催登録が行われたか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、開催登録に係る新規イベントに関する情報として、そのイベントの名称、参加者の範囲に関する情報、登録主体である利用者(主催者)のユーザID、及び大会の説明等の情報の入力が受け付けられる。次に、SA3において、開催登録に係る新規イベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像に対応する映像データの登録(アップロード)が受け付けられる。次に、SA4において、開催登録に係る新規イベントに関して、そのイベントに参加する利用者人数と、そのイベントに係るカラオケ演奏において歌詞文字映像の背面側に表示される背景映像との対応関係の入力が受け付けられる。次に、SA5において、新規イベントの開催登録に係る設定が終了させられるか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA2以下の処理が再び実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、SA2〜SA4にて入力された情報が、新規イベントと対応付けられて前記カラオケ大会データベース110に記憶(登録)された後、それをもって本ルーチンが終了させられる。
図10は、前記カラオケ装置16のCPU42による所定のイベントに係るカラオケ演奏制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。この図10に示す制御は、前記サーバ18のCPU90により実行されるものであってもよい。
先ず、SB1において、前記電子早見本装置28等により、例えばカラオケ大会に対応するイベントアプリの実行が選択されたか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記カラオケ装置16において、SB1にて実行が選択されたイベントアプリが起動させられる。次に、SB3において、前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに記憶された選曲予約があるか否かが判断される。このSB3の判断が否定される場合には、SB3の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB3の判断が肯定される場合には、SB4において、選曲主体である利用者が参加するイベントに参加する利用者人数、例えばカラオケ大会に参加する利用者人数が、前記カラオケ大会データベース110にそのカラオケ大会に対応して記憶された情報から抽出される。次に、SB5において、前記イベントに対応して設定された背景映像と利用者人数との対応関係、例えば前記カラオケ大会データベース110に前記カラオケ大会に対応して設定された背景映像と利用者人数との対応関係から、SB4にて抽出された利用者人数に応じて背景映像が決定され、その背景映像に対応する映像データが前記カラオケ大会データベース110から読み出される。次に、SB6において、前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに記憶された選曲予約に対応するカラオケ演奏が実行される。すなわち、その選曲予約に係る選曲番号に対応する楽曲データの出力が行われると共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像の表示制御が行われる。そして、SB5にて読み出された映像データに基づいて表示される背景映像が、前記歌詞文字映像の背面側に合成された演奏映像が、前記映像処理部50を介して前記ディスプレイ72に表示される。次に、SB7において、楽曲データの演奏が終了させられるか否かが判断される。このSB7の判断が否定される場合には、SB7の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB7の判断が肯定される場合には、SB8において、SB6の演奏制御に係る情報が前記サーバ18へ送信され、そのサーバ18における例えば前記カラオケ大会データベース110において、前記イベントとしてのカラオケ大会に参加する利用者人数が更新された後、それをもって本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SB6が前記演奏曲出力制御手段120、前記歌詞文字映像表示制御手段122、及び前記背景映像表示制御手段124の動作に、SA1〜SA5が前記イベント実行制御手段132の動作に、SA1〜SA5が前記イベント開催受付手段134の動作に、SA3及びSA4が前記背景映像設定受付手段136の動作に、SB4が前記利用者人数取得手段142の動作に、それぞれ対応する。
本実施例によれば、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段120(SB6)と、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像158の背面側に背景映像150、152を表示させる背景映像表示制御手段124(SB6)と、前記演奏曲出力制御手段120により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段132(SA1〜SA5)と、そのイベント実行制御手段132により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段142(SB4)とを、備え、前記背景映像表示制御手段124は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、そのイベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものであることから、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像150、152によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケ装置10を提供することができる。
前記イベント実行制御手段132は、前記イベントとして、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行するものであるため、カラオケ大会に係るカラオケ演奏において表示される背景映像150、152によって、前記カラオケ大会の規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
前記イベントの開催を受け付けるイベント開催受付手段134(SA1〜SA5)と、そのイベント開催受付手段134により受け付けられたイベントに関して、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数と、前記背景映像表示制御手段124が前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152との対応関係の入力を受け付ける背景映像設定受付手段136(SA3及びSA4)とを、備えたものであるため、イベントの主催者側で、そのイベントの参加者人数に応じた背景映像を予め設定可能とすることで、コミュニケーションツールとしてのカラオケ装置16の可能性の幅を更に広げることができる。
前記カラオケ装置16を利用する利用者の識別情報としてのユーザIDを取得する識別情報取得手段140を備え、前記利用者人数取得手段142は、前記識別情報取得手段140により取得されるユーザIDに基づいて、前記イベント実行制御手段132により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得するものであるため、イベントに参加する利用者の人数を実用的な態様でカウントすることができる。
前記利用者人数取得手段142は、前記識別情報取得手段140により同一のユーザIDが取得された場合には、そのユーザIDを前記イベントに参加する利用者人数に反映しないものであるため、前記イベントに参加する利用者の人数に関して、重複カウントを行わない実人数に応じて、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。
前記背景映像表示制御手段124は、所定期間内に前記利用者人数取得手段142が取得した利用者人数の変化に応じて、前記イベントに係るカラオケ演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示させる背景映像150、152を決定するものであるため、例えば所定期間で参加者の人数が急増した場合に所定の背景映像を表示させる等、前記イベントの盛り上がりを視覚的に分かり易く示すことができる。
本実施例によれば、楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置16と、通信回線20を介してそのカラオケ装置16との間で情報通信可能に接続されたサーバ18とを、備えたカラオケシステム10であって、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段120と、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像158の背面側に背景映像150、152を表示させる背景映像表示制御手段124と、前記演奏曲出力制御手段120により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段132と、そのイベント実行制御手段132により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段142とを、備え、前記背景映像表示制御手段124は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、そのイベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものである。このようにすれば、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像150、152によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするカラオケシステム10を提供することができる。
本実施例によれば、楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、その楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置16のコンピュータとしてのCPU42を、前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段120、前記楽曲データに対応する歌詞文字映像158の背面側に背景映像150、152を表示させる背景映像表示制御手段124、前記演奏曲出力制御手段120により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段132、及び、そのイベント実行制御手段132により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段142として機能させるプログラムであり、前記背景映像表示制御手段124は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、そのイベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものである。このようにすれば、前記イベントに係るカラオケ演奏において表示される背景映像150、152によって、前記イベントの規模感を視覚的に分かり易く示すことができる。すなわち、開催されているイベントの規模の直感的な把握を可能とするプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例においては、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18に分散的に備えられ、それらカラオケ装置16及びーバ18が相互に情報の送受信を行うことにより前述の制御が実現される態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16に一元的に備えられ、そのカラオケ装置16により前述の制御が行われるものであってもよい。斯かる態様においては、前記カラオケ大会データベース110が前記カラオケ装置16に備えられ、そのカラオケ装置16のCPU42により前述したイベント実行制御手段132による各種処理が実行される。すなわち、前記イベント開催受付手段134による新規イベントの開催登録の受け付け、前記背景映像設定受付手段136による前記イベントに係るカラオケ演奏における背景映像の設定の受け付け、前記参加受付手段138による前記イベントに対する利用者の参加の受け付け、及び前記利用者人数取得手段142による前記イベントに参加する利用者人数の取得等が、何れも前記カラオケ装置16のCPU42により実行される。
また、前述の実施例においては、カラオケ装置として、カラオケボックス等の店舗12に設置されたカラオケ装置16に本発明が適用された例について説明したが、本発明が適用されるカラオケ装置はこれに限定されない。例えば、楽曲データに基づく楽曲の再生を行う機能を備えた携帯電話機、カラオケゲームを実行する家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、或いは携帯型音楽プレイヤ等にも、本発明は好適に適用される。また、前記通信回線20を介して前記サーバ18に接続されたカラオケ装置として、携帯電話機、家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、又は携帯型音楽プレイヤ等を備えたカラオケシステムにも、本発明は好適に適用される。
また、前述の実施例においては、前記イベント実行制御手段132により、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行する態様について説明したが、前述した本発明の制御が適用されるイベントはこれに限定されるものではなく、例えば、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に係る演奏評価のランキング統計等のイベントにも好適に適用される。すなわち、前記イベント実行制御手段132は、前記イベントとして、前記カラオケ装置16を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象として、そのカラオケ演奏に係る前記演奏評価制御手段126による演奏評価のランキング統計(例えば、全国ランキング)を行うものであってもよい。また、斯かる態様において、前記利用者人数取得手段142は、所定期間内に前記ランキング統計に参加した利用者の人数を取得するものであってもよいが、前記カラオケ演奏が行われている時点において前記ランキング統計に参加している利用者の人数を取得するものであってもよい。すなわち、前記イベント実行制御手段132は、前記通信回線20を介して前記サーバ18と接続された複数のカラオケ装置16を用いて同じタイミングでカラオケ演奏を行っている複数の利用者に係る前記演奏評価制御手段126による演奏評価のランキング統計を行うものであってもよく、そのランキング統計に参加する同じタイミングでカラオケ演奏を行っている複数の利用者の人数を前記利用者人数として取得するものであってもよい。
また、前述の実施例において、前記背景映像表示制御手段124は、前記サーバ18における前記カラオケ大会データベース110に記憶された複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものであったが、前記背景映像表示制御手段124は、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120による演奏曲の出力に際して、必ずしも前記カラオケ大会データベース110に記憶された映像データに基づく背景映像を表示させるものでなくともよい。例えば、前記カラオケ装置16における前記ハードディスク48に、前記背景映像設定受付手段136により受け付けられた背景映像に対応する映像データが予め記憶されており、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像158の背面側に表示する背景映像150、152を決定するものであってもよい。
また、前記背景映像表示制御手段124は、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120による演奏曲の出力に際して、前記利用者人数取得手段142により取得された利用者人数に加え、それ以外の要素に基づいてきめ細かに前記背景映像を決定するものであってもよい。例えば、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120による演奏曲の出力が行われる日時に関する情報(四季、時刻等)或いは演奏曲の出力を行う前記カラオケ装置16が設置されている地域等に応じて背景映像を決定するものであってもよい。例えば、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段120による演奏曲の出力を行う前記カラオケ装置16が設置されている地域に存在するスタジアムの映像を、その演奏に係る背景映像として決定する等の態様が考えられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケシステム、16:カラオケ装置、18:サーバ、20:通信回線、120:演奏曲出力制御手段、124:背景映像表示制御手段、132:イベント実行制御手段、134:イベント開催受付手段、136:背景映像設定受付手段、140:識別情報取得手段、142:利用者人数取得手段、150、152:背景映像、158:歌詞文字映像

Claims (8)

  1. 楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、該楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置であって、
    前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段と、
    前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段と、
    前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段と、
    該イベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段と
    を、備え、
    前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものである
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記イベント実行制御手段は、前記イベントとして、前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う利用者を参加対象とするカラオケ大会を実行するものである
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記イベントの開催を受け付けるイベント開催受付手段と、
    該イベント開催受付手段により受け付けられたイベントに関して、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数と、前記背景映像表示制御手段が前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像との対応関係の入力を受け付ける背景映像設定受付手段と
    を、備えたものである
    請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
  4. 前記カラオケ装置を利用する利用者の識別情報を取得する識別情報取得手段を備え、
    前記利用者人数取得手段は、前記識別情報取得手段により取得される識別情報に基づいて、前記イベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得するものである
    請求項1から3の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  5. 前記利用者人数取得手段は、前記識別情報取得手段により同一の識別情報が取得された場合には、該識別情報を前記イベントに参加する利用者人数に反映しないものである
    請求項4に記載のカラオケ装置。
  6. 前記背景映像表示制御手段は、所定期間内に前記利用者人数取得手段が取得した利用者人数の変化に応じて、前記イベントに係るカラオケ演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示させる背景映像を決定するものである
    請求項1から5の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  7. 楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、該楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置と、通信回線を介して該カラオケ装置との間で情報通信可能に接続されたサーバとを、備えたカラオケシステムであって、
    前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段と、
    前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段と、
    前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段と、
    該イベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段と
    を、備え、
    前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものである
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  8. 楽曲データに基づいて演奏曲の出力を行うと共に、該楽曲データに対応する歌詞文字映像を表示させるカラオケ装置のコンピュータを、
    前記楽曲データに基づく演奏曲を出力する演奏曲出力制御手段、
    前記楽曲データに対応する歌詞文字映像の背面側に背景映像を表示させる背景映像表示制御手段、
    前記演奏曲出力制御手段により出力される演奏曲を対象とするイベントを実行するイベント実行制御手段、
    及び、該イベント実行制御手段により実行されるイベントに参加する利用者人数を取得する利用者人数取得手段
    として機能させるプログラムであり、
    前記背景映像表示制御手段は、予め定められた複数の背景映像のうちから、前記利用者人数取得手段により取得された利用者人数に応じて、前記イベントに係る前記演奏曲出力制御手段の出力に係る楽曲データの演奏において前記歌詞文字映像の背面側に表示する背景映像を決定するものである
    ことを特徴とするプログラム。
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